JP2016039545A - 受信強度算出装置、受信強度算出方法、プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】実測値の測定精度を考慮して受信強度を精度よく算出する技術を提供する。【解決手段】第1取得部30は、発信地点から送信された電波を複数の受信地点のそれぞれにおいて受信した場合の受信強度の理論値を取得する。第2取得部32は、第1取得部30において取得される複数の受信強度の理論値のうちのひとつに対応した受信地点を実測地点として、当該実測地点での受信強度の実測値を取得する。決定部34は、第2取得部32において取得した受信強度の実測値と、第1取得部30において取得した実測地点での受信強度の理論値との差異に応じて、補正範囲を決定する。補正部36は、決定部34において決定した補正範囲に含まれた受信地点での受信強度の理論値に対して、第2取得部32において取得した受信強度の実測値をもとにした補正を実行する。【選択図】図2
Description
本発明は、受信強度取得技術に関し、特に理論値と実測値とを使用する受信強度算出装置、受信強度算出方法、プログラムに関する。
携帯電話システムや業務用無線システムにおいては、基地局装置から発信される電波の受信状況をエリアごとに分かり易く表示することが要求される。例えば、端末装置から電波強度、位置情報、時間などを収集し、これらを地図情報に重ね合わせることによって、ある地点の実際の電波状況が、その地点とは異なる地点から確認される。その際、電波伝搬の理論値が実測値によって補正されている。さらに、実測点からの距離が小さければ、実測値に近い値への補正がなされ、実測点からの距離が大きければ、理論値に近い値への補正がなされる(例えば、特許文献1参照)。
電波の受信状況のマップを作成することによって、任意の地点の電波の状況をユーザに直感的に把握させることができる。しかしながら、このマップの精度は、実測値を取得した地点の数に依存し、精度の高いマップを作成するには多くの計測点が必要となる。また、実測値にも測定精度が高いもの、測定精度が低いものがあり、実測値の測定精度によってもマップの精度が異なる。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、実測値の測定精度を考慮して受信強度を精度よく算出する技術を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の受信強度算出装置は、発信地点から送信された電波を複数の受信地点のそれぞれにおいて受信した場合の受信強度の理論値を取得する第1取得部と、第1取得部において取得される複数の受信強度の理論値のうちのひとつに対応した受信地点を実測地点として、当該実測地点での受信強度の実測値を取得する第2取得部と、第2取得部において取得した受信強度の実測値と、第1取得部において取得した実測地点での受信強度の理論値との差異に応じて、補正範囲を決定する決定部と、決定部において決定した補正範囲に含まれた受信地点での受信強度の理論値に対して、第2取得部において取得した受信強度の実測値をもとにした補正を実行する補正部と、を備える。
本発明の別の態様は、受信強度算出方法である。この方法は、発信地点から送信された電波を複数の受信地点のそれぞれにおいて受信した場合の受信強度の理論値を取得するステップと、取得される複数の受信強度の理論値のうちのひとつに対応した受信地点を実測地点として、当該実測地点での受信強度の実測値を取得するステップと、取得した受信強度の実測値と、取得した実測地点での受信強度の理論値との差異に応じて、補正範囲を決定するステップと、決定した補正範囲に含まれた受信地点での受信強度の理論値に対して、取得した受信強度の実測値をもとにした補正を実行するステップと、を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、実測値の測定精度を考慮して受信強度を精度よく算出できる。
(実施例1)
本発明を具体的に説明する前に、まず概要を述べる。本発明の実施例1は、端末装置と無線接続された基地局装置に、受信強度算出装置が有線接続された通信システムに関する。通信事業者にとって、カバレッジ内の電波状況を把握することは重要である。特に市街地においては、建物などの遮蔽物が多く、あらかじめ電波状況に与える影響を考慮しておくことが望ましい。なぜなら、弱電環境下では端末装置のユーザが通信を行う際に通信の質が低下するおそれがあるからである。また、そのような弱電環境を把握することは、適切な位置への基地局装置設置など電波状況の改善に役立つ。さらに、端末装置は、市街地に留まらず、日常的な生活圏から離れた山や里など起伏の多い地域でも利用される。
本発明を具体的に説明する前に、まず概要を述べる。本発明の実施例1は、端末装置と無線接続された基地局装置に、受信強度算出装置が有線接続された通信システムに関する。通信事業者にとって、カバレッジ内の電波状況を把握することは重要である。特に市街地においては、建物などの遮蔽物が多く、あらかじめ電波状況に与える影響を考慮しておくことが望ましい。なぜなら、弱電環境下では端末装置のユーザが通信を行う際に通信の質が低下するおそれがあるからである。また、そのような弱電環境を把握することは、適切な位置への基地局装置設置など電波状況の改善に役立つ。さらに、端末装置は、市街地に留まらず、日常的な生活圏から離れた山や里など起伏の多い地域でも利用される。
一方、基地局装置と端末装置との位置関係に基づいて、端末装置の受信電力(受信強度)を理論的に算出するモデルが知られている。例えば、距離減衰、遮蔽損失、回折損失を考慮した奥村−秦モデルなどが挙げられる。このような理論モデルを用いると、広いエリアの電波状況を比較的少ない工数、少ないコストで予測することが可能である。しかしながら、理論モデルは、あくまでも現実世界の近似であり、電波状況の算出精度は必ずしも高いとはいえない。一方、実際に各地点の電波状況を測定すると、高精度な電波状況マップを作成できるが、非常に多くの工数と、多くのコストが必要である。そこで、本実施例に係る受信強度算出装置では、実際に運用を開始した端末装置から電波状況の実測値を収集するとともに、理論モデルを用いて算出した受信強度の理論値と、限られた数の実測値とを有効に活用し、精度の高い電波状況マップを効率的に作成する。
受信強度算出装置は、例えば、実測値の得られた地点からの距離が近いほど実測値の影響力が大きく、距離が遠いほど実測値の影響力が小さくなるように、受信強度の理論値を補正する。また、受信強度算出装置は、受信強度の実測値と理論値との差に基づいて、測定地点を中心にした補正範囲であって、かつ理論値を補正すべき補正範囲の広さを決定する。
図1は、本発明の実施例1に係る通信システム100の構成を示す。通信システム100は、受信強度算出装置10、地図DB12、ネットワーク14、基地局装置16、端末装置18を含む。ネットワーク14、基地局装置16、端末装置18は、携帯電話システムや業務用無線システムを構成する。これらのシステムに含まれたネットワーク14、基地局装置16、端末装置18は公知の技術であるので、ここでは説明を省略する。図1において、基地局装置16が設置される地点(以下、「発信地点」という)は、「T」と示され、端末装置18が存在する地点(以下、「実測地点」という)は、「P」と示される。ここで、発信地点から電波が実際に送信され、実測地点において電波が実際に受信される。また、発信地点からの電波を受信すると想定される位置(以下、「受信地点」)は、「Q1」から「Q13」と示される。なお、図1では省略されているが、実測地点にも受信地点が設定される。
端末装置18は、実測地点において受信した電波の受信強度を測定し、受信強度の実測値を基地局装置16へ送信する。受信強度算出装置10は、ネットワーク14を介して基地局装置16に接続され、端末装置18からの受信強度の実測値を受けつける。一方、受信強度算出装置10は、発信地点からの電波を各受信地点において受信した場合の受信強度の理論値を算出する。また、受信強度算出装置10は、受けつけた実測値をもとに、実測地点の近傍に配置された受信地点での理論値を補正する。理論値が補正される受信地点の範囲は、「補正範囲」とよばれる。受信強度算出装置10は、地図DB12から取得した地理情報データに対して、各受信地点での理論値と、補正した理論値とを合成することによって電波状況マップを生成する。
図2は、受信強度算出装置10の構成を示す。受信強度算出装置10は、地理情報データ取得部20、電波状況算出部22、地理情報データ・電波状況合成部26を含む。電波状況算出部22は、第1取得部30、第2取得部32、決定部34、補正部36を含む。
地理情報データ取得部20は、地図DB12に接続され、地図DB12からカバレッジ内の地理情報データを取得する。地理情報データには、受信強度を算出すべき各受信地点について、その位置情報(緯度、経度)と、端末装置18のアンテナ高を考慮した高度Hmの情報が含まれている。受信地点は、例えば、主要な道路、建物などに設定されてもよい。また、地理情報データには、発信地点の位置情報(緯度、経度)、端末装置18のアンテナ高度Hbの情報が含まれている。
第1取得部30は、地理情報データの発信地点から送信された電波を複数の受信地点のそれぞれにおいて受信した場合の受信強度の理論値を算出する。地理情報データ上の受信地点Q1における受信強度の理論値は、S[Q1]と示される。また、他の受信地点も同様に示される。さらに、地理情報データ上の実測地点Pに対応した受信地点における受信強度の理論値は、S[P]と示される。第1取得部30における受信強度の理論値の算出には、例えば、奥村−秦モデルが使用される。
第2取得部32は、図示しないネットワーク14に接続され、基地局装置16から受信強度の実測値を受けつける。また、第2取得部32は、受信強度の実測値を測定した受信地点の位置情報も取得する。つまり、第2取得部32は、第1取得部30において取得される複数の受信強度の理論値のうちのひとつに対応した受信地点を実測地点として、当該実測地点での受信強度の実測値を取得する。実測地点Pにおける受信強度の実測値は、R[P]と示される。
決定部34は、第2取得部32において取得した受信強度の実測値R[P]と、第1取得部30において取得した実測地点での受信強度の理論値S[P]との差異、例えば、絶対値差(|S[P]−R[P]|)を算出する。理論値と実測値との差異が大きい場合は、局所的な要因(特殊な形状の建物、局所的なノイズの発生など)の影響が大きくなっている可能性が高い。ここで、受信強度の理論値を補正する際に、これら局所的な影響を軽減するために、決定部34は、受信強度の理論値と実測値の差異に応じて、可変の補正範囲の大きさを決定する。図3は、決定部34における処理の概要を示す。基地局装置16、端末装置18、発信地点、受信地点、実測地点は、図1と同様に示される。図3では、端末装置18の位置する実測地点「P」を中心にした半径rの円形エリアが補正範囲50として示される。前述のごとく、補正範囲50の大きさは、決定部34によって決定される。
図4は、決定部34において保持される差異と補正範囲との関係を示す。横軸は、絶対値差(|S[P]−R[P]|)を示し、縦軸は、補正範囲50の半径rを示す。図示のごとく、(|S[P]−R[P]|)が小さくなるほど半径rが大きくなる。差異が小さい場合、局所的な要因の影響が小さいと見なし、補正範囲50が広く設定される。一方、(|S[P]−R[P]|)が大きくなるほど半径rが小さくなる。差異が大きい場合、局所的な要因の影響が大きいと見なし、補正範囲50が狭く設定される。図2に戻る。決定部34は、補正範囲50の大きさを決定する際に、図4に示した関係を参照し、差異が小さくなるほど、補正範囲50を大きくするように、補正範囲50の半径rを決定する。ここで、補正範囲50に含まれた受信地点における受信強度の理論値が補正の対象とされる。なお、実測値が理論値より小さい場合では、建物による遮蔽損失や、他の無線機器から発信される電波による干渉などの影響が大きくなっている。一方、実測値が理論値より大きい場合では、建物による遮蔽損失が少なくなっている。
補正部36は、決定部34において決定した補正範囲50に含まれた受信地点での受信強度の理論値に対して、第2取得部32において取得した受信強度の実測値をもとにした補正を実行する。具体的に説明すると、実測地点Pを中心とした半径rの補正範囲50内の受信地点xにおける受信強度E[x]は、式(1)のように示される。なお、受信強度E[x]は、受信強度の理論値の補正結果に相当する。
式(1)において、k1[x]、k2[x]は、受信地点xによって定まる係数であり、式(2)の条件を満たす。
また、k2[x]は、実測地点Pと受信地点xとの間の距離が大きくなるほど、値が小さくなる単調減少特性を有し、例えば、指数関数にて表現される。
式(1)および式(2)において、例えば、k1[x]=1、k2[x]=0とすると、理論値のみを用いることに相当する。その場合では、実測値R[P]の情報が全く考慮されない。そこで、実測地点Pから半径r内にある各受信地点の受信強度を補正する際に、補正部36は、実測地点Pに近い地点ほど、実測値R[P]の影響力を大きくし、実測地点Pから遠くなるほど理論値S[x]の影響力を大きくする。このような補正を行うことで、実測地点の数が少ない場合であっても、受信強度が急激に変化することを防止することができ、滑らかに変化する高精度な電波状況マップが作成される。
地理情報データ・電波状況合成部26は、地理情報データ取得部20において取得した地理情報データ上に、電波状況算出部22において取得した受信強度を重ね合わせることによって、電波状況マップを作成する。ここで、地理情報データ上に重ね合わせる受信強度は、受信強度の理論値、および受信強度の理論値の補正結果に相当する。また、地理情報データ・電波状況合成部26は、生成した電波状況マップを図示しない画面表示装置へ出力する。
受信強度算出装置10の構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ソフトウエアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
以上の構成による受信強度算出装置10の動作を説明する。図5は、受信強度算出装置10によるマップの出力手順を示すフローチャートである。地理情報データ取得部20は、地理情報データを取得する(S10)。第1取得部30は、理論値を算出する(S12)。第2取得部32は、実測値を取得する(S14)。決定部34は、差異を算出し(S16)、補正範囲を決定する(S18)。補正部36は、補正を実行する(S20)。地理情報データ・電波状況合成部26は、地理情報データと受信強度を合成し(S22)、マップを出力する(S24)。
本実施例によれば、理論値に対して実測値をもとにした補正を実行するので、受信強度の算出精度を向上できる。また、実測値がなければ理論値を使用するので、実測のコストの上昇を抑制しながら、電波状況マップを作成できる。また、少数の実測値から、精度の高い電波状況マップを効率的に作成できる。また、電波状況マップを作成するために必要な端末装置の数を削減でき、コストダウンを実現できる。また、実測値と理論値との差異が小さくなるほど、補正範囲を大きくするように決定するので、実測値の測定精度を考慮して受信強度を取得できる。また、実測地点から受信地点での距離が短くなるほど、受信強度の実測値の影響を大きくするので、マップ上の地点ごとに適切な補正を行うことができ、受信強度の算出精度を向上できる。
(実施例2)
次に、実施例2を説明する。実施例2は、実施例1と同様に、実際に運用を開始した端末装置から電波状況の実測値を収集するとともに、理論モデルを用いて算出した受信強度の理論値と、限られた数の実測値とを有効に活用し、精度の高い電波状況マップを効率的に作成することに関する。また、実施例2は、実施例1と同様に、補正範囲の大きさを調節する。一方、実施例2では、ふたつの実測地点が近接して存在することによって、それらの補正範囲が重複する場合の処理に相当する。実施例2に係る通信システム100、受信強度算出装置10は、図1、図2と同様な構成である。ここでは、差異を中心に説明する。
次に、実施例2を説明する。実施例2は、実施例1と同様に、実際に運用を開始した端末装置から電波状況の実測値を収集するとともに、理論モデルを用いて算出した受信強度の理論値と、限られた数の実測値とを有効に活用し、精度の高い電波状況マップを効率的に作成することに関する。また、実施例2は、実施例1と同様に、補正範囲の大きさを調節する。一方、実施例2では、ふたつの実測地点が近接して存在することによって、それらの補正範囲が重複する場合の処理に相当する。実施例2に係る通信システム100、受信強度算出装置10は、図1、図2と同様な構成である。ここでは、差異を中心に説明する。
図6は、本発明の実施例2に係る受信強度の取得処理の概要を示す。ここでは、図1、図3における実測地点、受信地点のみが示される。ここで、実測地点として、第1実測地点「P1」と第2実測地点「P2」とが示される。また、これらの実測地点の周囲に、複数の受信地点「Q1〜Q17」が示される。
図2の第2取得部32は、第1実測地点「P1」での第1の受信強度の実測値と、第1実測地点「P1」とは異なった第2実測地点「P2」での第2の受信強度の実測値とを取得する。決定部34は、受信強度の理論値S[P1]と第1の受信強度の実測値R[P1]とをもとに、図6に示した第1補正範囲52の大きさを決定する。また、補正部36は、決定部34において決定した第1補正範囲52に含まれた受信地点に対して、受信強度の理論値S[x]と第1の受信強度の実測値R[P1]とをもとに、受信強度の理論値の補正値E[x]を算出する。
これに続いて、決定部34は、受信強度の理論値S[P2]と第2の受信強度の実測値R[P2]をもとに、図6に示した第2補正範囲54の大きさを決定する。また、補正部36は、決定部34において決定した第2補正範囲54に含まれた受信地点に対して、受信強度の理論値S[x]と第2の受信強度の実測値R[P2]とをもとに、受信強度の理論値の補正値E[x]を算出する。但しこのとき、第1補正範囲52と第2補正範囲54とが重なる領域の受信地点Q4、Q5、Q6、Q7については、理論値S[Q4]、S[Q5]、S[Q6]、S[Q7]の代わりに、第1補正範囲52で算出した受信強度の理論値の補正値E[Q4]、E[Q5]、E[Q6]、E[Q7]が適用され、第2補正範囲54での理論値の補正値算出には、式(1)においてS[x]に代わり前記理論値の補正値E[Q4]、E[Q5]、E[Q6]、E[Q7]が用いられる。これにより、第1補正範囲52と第2補正範囲54とが重なる領域の受信地点Q4、Q5、Q6、Q7の理論値の補正値はさらに補正される。これらの計算にも、式(1)、式(2)が使用される。
図7は、本発明の実施例2に係る受信強度算出装置10による補正手順を示すフローチャートである。決定部34、補正部36は、第1実測値と理論値とをもとに理論値を補正する(S40)。決定部34、補正部36は、補正した理論値と、第2実測値とをもとに、補正した理論値をさらに補正する(S42)。なお、3つ以上の実測値があり、それらの補正範囲が重なる場合でも、同様な処理を行えばよい。
本実施例によれば、第1の実測値によって理論値を補正してから、第2の実測値によって、補正した理論値をさらに補正するので、ふたつの実測地点が近接している場合であっても、第1実測値と第2実測値とを理論値に反映できる。また、ふたつの実測値を使用するので、受信強度の精度を向上できる。
(実施例3)
次に、実施例3を説明する。実施例3は、これまでと同様に、受信強度の実測値をもとに受信強度の理論値を補正することに関する。これまでは、実測地点での受信強度の実測値をもとに、補正範囲に含まれた受信地点での受信強度の理論値を補正している。一方、実施例3は、受信強度を算出する地点(対象地点)での受信強度の理論値に対して、当該対象地点の近傍に存在する複数の実測地点での受信強度の実測値をもとに補正を実行する。その際、補正の精度を向上させるために、実測値の個数に応じて、実測値の影響力を変えるように補正がなされる。
次に、実施例3を説明する。実施例3は、これまでと同様に、受信強度の実測値をもとに受信強度の理論値を補正することに関する。これまでは、実測地点での受信強度の実測値をもとに、補正範囲に含まれた受信地点での受信強度の理論値を補正している。一方、実施例3は、受信強度を算出する地点(対象地点)での受信強度の理論値に対して、当該対象地点の近傍に存在する複数の実測地点での受信強度の実測値をもとに補正を実行する。その際、補正の精度を向上させるために、実測値の個数に応じて、実測値の影響力を変えるように補正がなされる。
図8は、本発明の実施例3に係る受信強度算出装置10の構成を示す。受信強度算出装置10は、地理情報データ取得部20、電波状況算出部22、地理情報データ・電波状況合成部26を含む。電波状況算出部22は、理論値取得部60、実測値取得部62、決定部34、補正部36、導出部38、対象地点理論値取得部64を含む。
実測値取得部62は、発信地点から送信された電波を複数の実測地点のそれぞれにおいて受信した場合の受信強度の実測値を取得する。理論値取得部60は、理論値取得部60において取得される複数の受信強度の実測値のそれぞれに対応した受信地点での受信強度の理論値を取得する。ここでは、実測地点における理論値が、もれなく取得できるものとする。
図9は、受信強度算出装置10による受信強度の取得処理の概要を示す。ここでは、理論値の補正処理の対象となる地点を「対象地点」xとする。なお、対象地点xは、実測地点であってもよいが、以下の説明では、対象地点xは、実測地点ではなく、受信強度の実測値が取得されないものとする。次に、対象地点xの近傍で、実測値の得られている実測地点が特定される。例えば、対象地点xからの距離が所定値以下の範囲にある実測地点が特定される。図9においては、対象地点xからの距離が所定値以下の範囲は、計算範囲56として示される。計算範囲56内に含まれた実測地点は、Q1〜Q12と示される。なお、計算範囲56内に含まれた実測地点の数が多い場合、対象地点xからの距離が近い順にN個の実測地点が選択され、残りの実測地点が無視されてもよい。以下では、説明を一般化するために、Q12の代わりに、N番目の実測地点であるQNを使用する。実測地点Q1〜QNでの理論値がS[Q1]〜S[QN]と示され、実測値がR[Q1]〜R[QN]と示される。また、対象地点xから地点Q1〜QNまでの距離をD[Q1]〜D[QN]とする。図8に戻る。
導出部38は、実測値取得部62において取得した複数の受信強度の実測値R[Q1]〜R[QN]と、理論値取得部60において取得した複数の受信強度の理論値S[Q1]〜S[QN]とをもとに、受信強度との実測値と受信強度の理論値との差異Δ[Q1]〜Δ[QN]を実測地点ごとに導出する。例えば、Δ[Q1]=R[Q1]−S[Q1]である。
決定部34は、実測値取得部62において取得される受信強度の実測値の数、つまり図9の計算範囲56内に含まれた実測地点の数に応じて、係数W(N)を決定する。ここで、W(N)は、実測地点の個数Nを入力とする関数である。図10は、決定部34において保持される実測地点数と係数W(N)との関係を示す。横軸は、実測地点の数Nを示し、縦軸は、係数W(N)を示す。例えば、係数W(N)は、Nが小さいほど出力が小さく、Nが大きいほど出力が大きくなるような特性を持つ。この例の場合、係数W(N)の出力値は0〜1の範囲となる。なお、係数W(N)の最小値を0ではなく、0より大きな値にしてもよく、係数W(N)の最大値を1より大きな値にしてもよい。図8に戻る。
対象地点理論値取得部64は、当該対象地点xでの受信強度の理論値を取得する。対象地点での受信強度の理論値は、S[x]と示される。なお、対象地点では、受信強度の実測値が取得されないものとする。
補正部36は、対象地点理論値取得部64において取得した受信強度の理論値S[x]に対して、導出部38において導出した実測地点ごとの差異Δ[Q1]〜Δ[QN]をもとにした補正を実行する。この補正は、対象地点xにおける電波強度E[x]を式(3)に基づいて算出することに相当する。
ここで、α[i](i=1〜N)は、対象地点xから実測地点Qiまでの距離D[Qi]に応じてきまる係数であり、D[Qi]が大きくなるほど、α[i]が小さくなるような単調減少の特性を有する。このように理論値S[x]を補正すると、対象地点xが実測地点Qiに近い場合には、実測値の影響力が強くなる。これは、差異の影響が大きいことに相当する。一方、対象地点xが実測地点Qiから遠い場合には、理論値の影響力が強くなる。なお、実測地点Qi(i=1〜N)のうちの1つのQkが、対象地点xと一致してもよい。この場合、D[Qk]=0となり、α[k]は最大値をとる。このため、他の実測地点Qj(j=1〜N、j≠k)に比べて、Qkの影響力が大きくなるが、Qkの実測値だけでなくQjの実測値も反映されて電波強度E[x]が算出される。
また、W(N)が含まれることによって、実測値の個数が少ない場合(例えば、N=1)では、W(N)が小さいので、実測値の影響が小さく、かつ理論値の影響が大きくなる受信強度(補正値)E[x]が算出される。そのため、補正値は、対象地点xにおける理論値S[x]に近い値となる。一方、実測値の個数が多い場合(例えば、N=10)では、W(N)が大きいので、実測値の影響力が大きく、かつ理論値の影響力が小さくなる電波強度(補正値)E[x]が算出される。つまり、理論値の補正を行う対象地点xの近傍に存在する実測地点の数Nに対応した係数W(N)に応じて、差異の影響力が調節される。ここで、各実測値には、測定誤差や局所的な要因が含まれている。Nが多い場合は、各実測値の誤差を相殺(平均化)することが可能であるので、実測値の影響力が大きくされている。
図11(a)−(b)は、補正部36において算出される補正値を示す。図11(a)は、実測値の個数Nが少ない場合を示し、図11(b)は、実測値の個数Nが多い場合を示す。図11(a)−(b)において、C1とC3は、W(N)を用いない場合の補正値であり、(3)式においてW(N)=1と固定した場合の処理に相当する。この状態では、実測値の個数によらずに、理論値THが補正される。C2は、実測値の個数Nが少ない場合の(3)式に従った補正値であり、理論値THに近い値になることが示されている。C4は、実測値の個数Nが多い場合の(3)式に従った補正値であり、理論値THに比べてかなり大きな値になることが示されている。
図12は、受信強度算出装置10によるマップの出力手順を示すフローチャートである。地理情報データ取得部20は、地理情報データを取得する(S60)。理論値取得部60は、理論値を算出する(S62)。実測値取得部62は、実測値を取得する(S64)。導出部38は、差異を算出する(S66)。決定部34は、W(N)を決定する(S68)。補正部36は、補正を実行する(S70)。地理情報データ・電波状況合成部26は、地理情報データと受信強度を合成し(S72)、マップを出力する(S74)。
本実施例によれば、複数の実測値を使って、対象地点での受信強度を算出するので、受信強度の精度を向上できる。また、実測値の数が少ない場合、実測値の影響力をあまり強くせずに補正値を算出するので、実測値に含まれる誤差の影響を低減できる。また、実測値の数が多い場合は、実測値のばらつきを相殺(平均化)できる。また、実測値のばらつきが相殺されるので、局所的な要因を相殺できる。また、理論値が滑らかに補正されるので、高精度な電波状況マップを作成できる。
(実施例4)
次に、実施例4を説明する。実施例4は、これまでと同様に、受信強度の実測値をもとに受信強度の理論値を補正することに関する。また、実施例4は、実施例3と同様に、理論値の補正を行う対象地点での受信強度の理論値に対して、当該対象地点の近傍に存在する複数の実測地点での受信強度の実測値をもとに補正を実行する。その際、補正の精度を向上させるために、対象地点xの近傍に存在する実測値のばらつき度合いに応じて、実測値の影響力を変えるように補正がなされる。
次に、実施例4を説明する。実施例4は、これまでと同様に、受信強度の実測値をもとに受信強度の理論値を補正することに関する。また、実施例4は、実施例3と同様に、理論値の補正を行う対象地点での受信強度の理論値に対して、当該対象地点の近傍に存在する複数の実測地点での受信強度の実測値をもとに補正を実行する。その際、補正の精度を向上させるために、対象地点xの近傍に存在する実測値のばらつき度合いに応じて、実測値の影響力を変えるように補正がなされる。
図13は、本発明の実施例4に係る受信強度算出装置10の構成を示す。受信強度算出装置10に含まれる構成要件は、図8と同様であるが、一部の接続および機能が異なる。理論値取得部60、実測値取得部62、導出部38は、図8と同様の処理を実行する。決定部34は、導出部38において導出した実測地点ごとの差異Δ[Q1]〜Δ[QN]のばらつき度合いを示す指標Vを算出する。指標Vとして、分散(標本分散、不偏分散)、標準偏差、平均偏差、第3四分位値と第1四分位値との差などの数値が使用可能である。例えば、分散を指標Vとして用いる場合は、式(4)にしたがって算出される。ここで、Δmは、N個の差異の平均値である。
決定部34は、指標Vに応じて、係数Q(V)を決定する。ここで、Q(V)は、指標Vを入力とする関数である。図14は、決定部34において保持されるばらつき度合いとQ(V)との関係を示す。横軸は、ばらつき度合いの指標Vを示し、縦軸は、係数Q(V)を示す。例えば、係数Q(V)は、Vが小さいほど出力が大きく、Vが大きいほど出力が小さくなるような特性を持つ。この例の場合、係数Q(V)の出力値は0〜1の範囲となる。なお、係数Q(V)の最小値を0ではなく、0より大きな値にしてもよく、係数Q(V)の最大値を1より大きな値にしてもよい。図13に戻る。
補正部36は、対象地点理論値取得部64において取得した受信強度の理論値S[x]に対して、導出部38において導出した実測地点ごとの差異Δ[Q1]〜Δ[QN]をもとにした補正を実行する。この補正は、対象地点xにおける電波強度E[x]を式(5)に基づいて算出することに相当する。
また、Q(V)が含まれることによって、各実測地点における差異Δ[Qi]のばらつき度合いが大きい場合では、Q(V)が小さいので、実測値の影響力が小さく、かつ理論値の影響力が大きくなる受信強度(補正値)E[x]が算出される。すなわち、補正値は対象地点xにおける理論値S[x]に近い値となる。一方、各実測地点における差分Δ[Qi]のばらつき度合いが小さい場合では、Q(V)が大きいので、実測値の影響力が大きく、理論値の影響力が小さくなる受信強度(補正値)E[x]に反映される。
図15(a)−(b)は、補正部36において算出される補正値を示す図である。図15(a)は、差異Δ[Qi]のばらつき度合いが大きい場合を示し、図15(b)は、小さい場合を示す。図15(a)−(b)において、C5とC7は、Q(V)を用いない場合の補正値であり、(5)式においてQ(V)=1と固定した場合の処理に相当する。この状態では、実測値の個数によらずに、理論値THが補正される。C6は、ばらつき度合いが大きい場合の(5)式に従った補正値であり、理論値THに近い値になることが示されている。C8は、ばらつき度合いが小さい場合の(5)式に従った補正値であり、理論値THに比べてかなり大きな値になることが示されている。
つまり、理論値の補正を行う対象地点xの近傍の実測値のばらつき度合いに対応した係数Q(V)に応じて、差異の影響力が調節される。ここで、実測値のばらつきが大きい場合は、測定誤差や局所的な要因が大きいと考えられ、理論値から大きく変更しない方がよい。ばらつきが小さい場合は、測定誤差や局所的な要因が少ないと考えられるので、理論値を大幅に変更してもよい。
図16は、受信強度算出装置10によるマップの出力手順を示すフローチャートである。地理情報データ取得部20は、地理情報データを取得する(S90)。理論値取得部60は、理論値を算出する(S92)。実測値取得部62は、実測値を取得する(S94)。導出部38は、差異を算出する(S96)。決定部34は、Vを算出し(S98)、Q(V)を決定する(S100)。補正部36は、補正を実行する(S102)。地理情報データ・電波状況合成部26は、地理情報データと受信強度を合成し(S104)、マップを出力する(S106)。
本実施例によれば、実測値と理論値との差異のばらつき度合いが大きい場合に、実測値の影響力をあまり強くせずに補正値を算出するので、測定誤差および/または局所的な要因による影響を低減できる。また、ばらつき度合いが小さい場合、実測値の影響力が強くなるように補正するので、受信強度の精度を向上できる。また、ばらつき度合いの大小に関わらず、理論値を滑らかに補正するので、高精度な電波状況マップを作成できる。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本発明の実施例4において、実測値と理論値との差異Δ[i](i=1〜N)のばらつき度合いを算出している。しかしながらこれに限らず例えば、対象地点xの近傍のエリアが狭い場合、または近傍エリア内で理論値がほぼ一定と見なせる場合などに、実測値R[Qi](i=1〜N)のばらつき度合いを算出し、それを指標Vとして使用してもよい。本変形例によれば、構成の自由度を向上できる。
10 受信強度算出装置、 12 地図DB、 14 ネットワーク、 16 基地局装置、 18 端末装置、 20 地理情報データ取得部、 22 電波状況算出部、 26 地理情報データ・電波状況合成部、 30 第1取得部、 32 第2取得部、 34 決定部、 36 補正部、 38 導出部、 40 第3取得部、 60 理論値取得部、 62 実測値取得部、 64 対象地点理論値取得部、 100 通信システム。
Claims (6)
- 発信地点から送信された電波を複数の受信地点のそれぞれにおいて受信した場合の受信強度の理論値を取得する第1取得部と、
前記第1取得部において取得される複数の受信強度の理論値のうちのひとつに対応した受信地点を実測地点として、当該実測地点での受信強度の実測値を取得する第2取得部と、
前記第2取得部において取得した受信強度の実測値と、前記第1取得部において取得した実測地点での受信強度の理論値との差異に応じて、補正範囲を決定する決定部と、
前記決定部において決定した補正範囲に含まれた受信地点での受信強度の理論値に対して、前記第2取得部において取得した受信強度の実測値をもとにした補正を実行する補正部と、
を備えることを特徴とする受信強度算出装置。 - 前記決定部は、差異が小さくなるほど、補正範囲を大きくするように決定することを特徴とする請求項1に記載の受信強度算出装置。
- 前記補正部は、実測地点から受信地点までの距離が短くなるほど、受信強度の実測値の影響が大きくなるように、受信強度の理論値を補正することを特徴とする請求項1または2に記載の受信強度算出装置。
- 前記第2取得部は、第1実測地点での第1の受信強度の実測値と、第1実測地点とは異なった第2実測地点での第2の受信強度の実測値とを取得し、
前記決定部と前記補正部とは、受信強度の理論値と第1の受信強度の実測値とに対して処理を実行してから、第1の受信強度の実測値によって補正された受信強度の理論値と第2の受信強度の実測値とに対して処理を実行することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の受信強度算出装置。 - 発信地点から送信された電波を複数の受信地点のそれぞれにおいて受信した場合の受信強度の理論値を取得するステップと、
取得される複数の受信強度の理論値のうちのひとつに対応した受信地点を実測地点として、当該実測地点での受信強度の実測値を取得するステップと、
取得した受信強度の実測値と、取得した実測地点での受信強度の理論値との差異に応じて、補正範囲を決定するステップと、
決定した補正範囲に含まれた受信地点での受信強度の理論値に対して、取得した受信強度の実測値をもとにした補正を実行するステップと、
を備えることを特徴とする受信強度算出方法。 - 発信地点から送信された電波を複数の受信地点のそれぞれにおいて受信した場合の受信強度の理論値を取得するステップと、
取得される複数の受信強度の理論値のうちのひとつに対応した受信地点を実測地点として、当該実測地点での受信強度の実測値を取得するステップと、
取得した受信強度の実測値と、取得した実測地点での受信強度の理論値との差異に応じて、補正範囲を決定するステップと、
決定した補正範囲に含まれた受信地点での受信強度の理論値に対して、取得した受信強度の実測値をもとにした補正を実行するステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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