JP2016038924A - サスペンションアッセンブリ、ヘッドサスペンションアッセンブリ、およびこれを備えたディスク装置 - Google Patents

サスペンションアッセンブリ、ヘッドサスペンションアッセンブリ、およびこれを備えたディスク装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016038924A
JP2016038924A JP2014160462A JP2014160462A JP2016038924A JP 2016038924 A JP2016038924 A JP 2016038924A JP 2014160462 A JP2014160462 A JP 2014160462A JP 2014160462 A JP2014160462 A JP 2014160462A JP 2016038924 A JP2016038924 A JP 2016038924A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
suspension assembly
layer
opening
insulating
base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014160462A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6173983B2 (ja
Inventor
隆文 菊池
Takafumi Kikuchi
隆文 菊池
康貴 佐々木
Yasutaka Sasaki
康貴 佐々木
木土 拓磨
Takuma Kido
拓磨 木土
青木 健一郎
Kenichiro Aoki
健一郎 青木
雅 工藤
Masa Kudo
雅 工藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2014160462A priority Critical patent/JP6173983B2/ja
Priority to US14/522,331 priority patent/US9064510B1/en
Priority to CN201510087364.2A priority patent/CN105374370B/zh
Publication of JP2016038924A publication Critical patent/JP2016038924A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6173983B2 publication Critical patent/JP6173983B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/127Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
    • G11B5/33Structure or manufacture of flux-sensitive heads, i.e. for reproduction only; Combination of such heads with means for recording or erasing only
    • G11B5/39Structure or manufacture of flux-sensitive heads, i.e. for reproduction only; Combination of such heads with means for recording or erasing only using magneto-resistive devices or effects
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/4806Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed specially adapted for disk drive assemblies, e.g. assembly prior to operation, hard or flexible disk drives
    • G11B5/486Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed specially adapted for disk drive assemblies, e.g. assembly prior to operation, hard or flexible disk drives with provision for mounting or arranging electrical conducting means or circuits on or along the arm assembly
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/4806Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed specially adapted for disk drive assemblies, e.g. assembly prior to operation, hard or flexible disk drives
    • G11B5/4826Mounting, aligning or attachment of the transducer head relative to the arm assembly, e.g. slider holding members, gimbals, adhesive
    • G11B5/483Piezoelectric devices between head and arm, e.g. for fine adjustment

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)
  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)
  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

【課題】駆動素子の特性やサイズを変えずにストローク量を向上することが可能なサスペンションアッセンブリ、ヘッドサスペンションアッセンブリ、およびこれを備えたディスク装置を提供する。【解決手段】実施形態によれば、サスペンションアッセンブリは、先端部を有する支持板と、細長く形成され、前記支持板上に取付けられた配線部材40と、配線部材の先端部により形成されヘッドを支持可能な弾性支持部と、配線部材の長手方向に沿って伸縮可能な駆動素子であって、底面の少なくとも一部が配線部材のカバー絶縁層44d3で形成される座面に接着されている駆動素子50と、を備えている。【選択図】図14

Description

この発明の実施形態は、サスペンションアッセンブリ、ヘッドサスペンションアッセンブリ、およびこれを備えたディスク装置に関する。
近年、コンピュータの外部記録装置や画像記録装置として磁気ディスク装置、光ディスク装置などのディスク装置が広く用いられている。
ディスク装置として、例えば、磁気ディスク装置は、一般に、ケース内に配設された磁気ディスク、磁気ディスクを支持および回転駆動するスピンドルモータ、磁気ヘッドを支持したサスペンションアッセンブリを備えている。サスペンションアッセンブリは、アームの先端部に取り付けられたサスペンションと、サスペンション上に設置された配線部材(フレクシャ、配線トレース)と、を備えている。配線部材のジンバル部に磁気ヘッドが支持されている。
近年、駆動素子としての圧電素子(PZT素子)を配線部材のジンバル部近傍に搭載し、圧電素子の伸縮動作により、磁気ヘッドにシーク方向の微小変位を生じさせるサスペンションアッセブリが提案されている。このサスペンションアッセンブリによれば、圧電素子に印加する電圧を制御することで、磁気ヘッドの動作を微細に制御することが可能となる。
米国特許出願公開第2014/0022675号明細書
上記のようなサスペンションアッセンブリにおいて、PZT素子はその全面が配線部材のベース絶縁層に接着剤で固定されている。しかし、PZT素子そのものが非常に小型であるため、非常に高精度な接着プロセスが要求される。接着剤の塗布量管理が不十分な場合、PZT素子の剥がれや、接着剤のはみ出し、回り込みが生じる。また、接着剤の仮硬化不具合により、PZT素子のフローティング等が生じる。この場合、PZT素子の伸縮動作による駆動力を安定して配線部材に伝えることが困難となり、ストローク量が低下するとともに、ばらつきが大きくなる。
この発明は以上の点に鑑みなされたもので、その課題は、駆動素子の安定的な接着固定が実現できるサスペンションアッセンブリ、ヘッドサスペンションアッセンブリ、およびこれを備えたディスク装置を提供することにある。また、この発明の課題は、駆動素子の特性やサイズを変えずにストローク量を向上することが可能なサスペンションアッセンブリ、ヘッドサスペンションアッセンブリ、およびこれを備えたディスク装置を提供することにある。
実施形態によれば、サスペンションアッセンブリは、先端部を有する支持板と、金属薄板、前記金属薄板上に積層されたベース絶縁層、前記ベース絶縁層上に積層され複数の配線を形成する導電層、および前記ベース絶縁層よりも膜厚の薄いカバー絶縁層を有し、細長く形成され、前記支持板に取付けられた配線部材と、前記支持板の先端部上に位置する前記配線部材の先端部により形成され、ヘッドを支持可能な弾性支持部と、前記配線部材の長手方向に沿って伸縮可能であって、底面の少なくとも一部が前記カバー絶縁層で形成される座面に接着されている駆動素子と、を備えている。
図1は、第1の実施形態に係るハードディスクドライブ(HDD)を示す斜視図。 図2は、前記HDDにおけるサスペンションアッセンブリの磁気ヘッドおよびサスペンション、並びに、磁気ディスクを示す側面図。 図3は、前記サスペンションアッセンブリの平面図。 図4は、前記サスペンションアッセンブリを示す斜視図。 図5は、前記サスペンションアッセンブリの磁気ヘッド、圧電素子、フレクシャ、ロードビームを示す分解斜視図。 図6は、前記サスペンションアッセンブリの先端部の平面図。 図7は、前記サスペンションアッセンブリのジンバル部の一部を拡大して示す平面図。 図8は、図7の線A−Aに沿ったジンバル部の駆動素子実装領域の断面図。 図9は、圧電素子による磁気ヘッドの微小変位状態を概略的に示す平面図。 図10は、第2の実施形態に係るサスペンションアッセンブリのジンバル部の一部を拡大して示す平面図。 図11は、図10の線B−Bに沿ったジンバル部の駆動素子実装領域の断面図。 図12は、第1変形例に係るジンバル部の駆動素子実装領域の断面図。 図13は、第3の実施形態に係るサスペンションアッセンブリのジンバル部の一部を拡大して示す平面図。 図14は、図13の線D−Dに沿ったジンバル部の駆動素子実装領域の断面図。 図15は、第2変形例に係るジンバル部の駆動素子実装領域の断面図。 図16は、第3変形例に係るサスペンションアッセンブリのジンバル部の一部を拡大して示す平面図。 図17は、第4変形例に係るサスペンションアッセンブリのジンバル部の一部を拡大して示す平面図。 図18は、図17の線E−Eに沿ったジンバル部の駆動素子実装領域の断面図。 図19は、第5変形例に係るジンバル部の駆動素子実装領域の断面図。
以下図面を参照しながら、ディスク装置として、実施形態に係るハードデイスクドライブ(HDD)について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、トップカバーを外してHDDの内部構造を示し、図2は、浮上状態の磁気ヘッドおよび磁気ディスクを模式的に示している。図1に示すように、HDDは筐体10を備えている。筐体10は、上面の開口した矩形箱状のベース12と、複数のねじによりベース12にねじ止めされてベース12の上端開口を閉塞する図示しないトップカバーと、を有している。ベース12は、矩形状の底壁12aと、底壁の周縁に沿って立設された側壁12bとを有している。
筐体10内には、記録媒体としての2枚の磁気ディスク16、および磁気ディスク16を支持および回転させる駆動部としてのスピンドルモータ18が設けられている。スピンドルモータ18は、底壁12a上に配設されている。磁気ディスク16は、スピンドルモータ18の図示しないハブに互いに同軸的に嵌合されているとともにクランプばね27によりクランプされ、ハブに固定されている。これにより、磁気ディスク16は、ベース12の底壁12aと平行な状態に支持されている。そして、磁気ディスク16は、スピンドルモータ18により所定の速度で矢印A方向に回転される。
筐体10内には、磁気ディスク16に対して情報の記録、再生を行なう複数の磁気ヘッド17、これらの磁気ヘッド17を磁気ディスク16に対して移動自在に支持したヘッドスタックアッセンブリ(以下、HSAと称する)22が設けられている。また、筐体10内には、HSA22を回動および位置決めするボイスコイルモータ(以下VCMと称する)24、磁気ヘッド17が磁気ディスク16の最外周に移動した際、磁気ヘッド17を磁気ディスク16から離間したアンロード位置に保持するランプロード機構25、HDDに衝撃等が作用した際、HSAを退避位置に保持するラッチ機構26、および変換コネクタ等を有する基板ユニット21が設けられている。
ベース12の底壁12a外面には、図示しないプリント回路基板がねじ止めされている。プリント回路基板は、基板ユニット21を介してスピンドルモータ18、VCM24、および磁気ヘッド17の動作を制御する。ベース12の側壁12bには、可動部の稼動によって筐体内に発生した塵埃を捕獲する循環フィルタ23が設けられ、磁気ディスク16の外側に位置している。また、ベース12の側壁12bには、筐体10内に流入する空気から塵埃を捕獲する呼吸フィルタ15が設けられている。
図1に示すように、HSA22は、回転自在な軸受ユニット28と、この軸受ユニット28に積層状態で取付けられた4本のアーム32と、各アーム32から延出するサスペンションアッセンブリ30と、アーム32間にそれぞれ積層配置された図示しないスペーサリングとを備えている。各アーム32は、例えば、ステンレス、アルミニウム等により細長い平板状に形成されている。アーム32は延出端側の先端部を有し、この先端部には、図示しないかしめ孔を有するかしめ座面が形成されている。
図1および図2に示すように、磁気ディスク16は、例えば、直径約2.5インチ(6.35cm)の円板状に形成され非磁性体からなる基板101を有している。基板101の両面には、下地層として軟磁気特性を示す材料からなる軟磁性層102と、その上層部に、磁気記録層103と、その上層部に保護膜層104とが順に積層されている。
図2に示すように、磁気ヘッド17は浮上型のヘッドとして構成され、ほぼ直方体状に形成されたスライダ31と、スライダの流出端(トレーリング)側の端部に形成されたヘッド部33とを有している。磁気ヘッド17は、後述するフレクシャのジンバル部36を介して、サスペンション34の先端部に支持されている。磁気ヘッド17は、磁気ディスク16の回転によって磁気ディスク16の表面とスライダ31との間に生じる空気流Bにより浮上する。空気流Bの方向は、磁気ディスク16の回転方向Aと一致している。スライダ31は、磁気ディスク16表面に対し、スライダ31の長手方向が空気流Bの方向とほぼ一致するように配置されている。
次に、サスペンションアッセンブリ30の構成について詳細に説明する。図3はサスペンションアッセンブリの平面図、図4はサスペンションアッセンブリの斜視図である。
図1、図3および図4に示すように、各サスペンションアッセンブリ30は、アーム32から延出したサスペンション34を有し、このサスペンション34の先端部に磁気ヘッド17が取り付けられている。なお、磁気ヘッド17およびこれを支持したサスペンションアッセンブリ30を合わせて、ヘッドサスペンションアッセンブリと称する。
支持板として機能するサスペンション34は、数百ミクロン厚の金属板からなる矩形状のベースプレート42と、数十ミクロン厚の金属板からなる細長い板ばね状のロードビーム35と、を有している。ロードビーム35は、その基端部がベースプレート42の先端部に重ねて配置され、複数個所を溶接することによりベースプレート42に固定されている。ロードビーム35の基端部の幅は、ベースプレート42の幅とほぼ等しく形成されている。ロードビーム35の先端には、細長い棒状のタブ46が突設されている。
ベースプレート42は、その基端部に円形の開口42aおよびこの開口の周囲に位置する円環状の突起部43を有している。ベースプレート42は、突起部43をアーム32のかしめ座面に形成された図示しない円形のかしめ孔に嵌合し、この突起部43をかしめることで、アーム32の先端部に締結されている。ベースプレート42の基端は、スポット溶接あるいは接着によりアーム32の先端に固定されてもよい。
サスペンションアッセンブリ30は、一対の圧電素子(PZT素子)50、並びに、記録、再生信号および圧電素子50の駆動信号を伝達するための細長い帯状のフレクシャ(配線部材)40を有している。図3および図4に示すように、フレクシャ40は、先端側部分40aがロードビーム35およびベースプレート42上に取り付けられ、後半部分(延出部)40bがベースプレート42の側縁から外側に延出し、アーム32の側縁に沿って延びている。そして、延出部40bの先端に位置するフレクシャ40の接続端部40cは、複数の接続パッド40fを有し、後述するメインFPC21bに接続される。
ロードビーム35の先端部上に位置するフレクシャ40の先端部は、弾性支持部として機能するジンバル部36を構成している。磁気ヘッド17は、ジンバル部36上に載置および固定され、このジンバル部36を介してロードビーム35に支持されている。駆動素子としての一対の圧電素子50は、ジンバル部36に取り付けられ、磁気ヘッド17に対して、ロードビーム35の基端側に位置している。
図5はサスペンションアッセンブリ30の磁気ヘッド、圧電素子、フレクシャ、ロードビームを示す分解斜視図、図6は、サスペンションアッセンブリ30の先端部の平面図、図7は、ジンバル部の一部を拡大して示す平面図である。
図3ないし図6に示すように、フレクシャ40は、ベースとなるステンレス等の金属薄板(裏打ち層)44aと、この金属薄板44a上に形成されたベース絶縁層44bと、ベース絶縁層44b上に形成され複数の信号配線45a、駆動配線45bを構成する導電層(配線パターン)44cと、導電層44cを覆ってベース絶縁層44b上に積層されたカバー絶縁層(保護層)44d(図7、図8を参照)と、を有し、細長い帯状の積層板をなしている。フレクシャ40の先端側部分40aでは、金属薄板44a側がロードビーム35およびベースプレート42の表面上に貼付あるいはレーザ溶接されている。
フレクシャ40のジンバル部36において、金属薄板44aは、先端側に位置する矩形状のタング部36aと、タング部36aと空間部36eを挟んで基端側に位置する矩形状の基端部36bと、タング部36aから基端部36bまで延びる細長い一対のアウトリガー(リンク部)36cと、タング部36aと基端部36bとの間で空間部36eに設けられた島状の一対の支持部36dと、タング部36aの両側縁からその両側に突出する一対のハンドル(支持突起)36fと、を有している。
基端部36bは、レーザ溶接等によりロードビーム35の表面上に固定されている。タング部36aは、その幅方向の中心軸線がサスペンション34の中心軸線Cと一致するように配置されている。また、タング部36aは、そのほぼ中心部が、ロードビーム35の先端部に突設されたディンプル(凸部)48に当接している。これにより、タング部36aおよびこのタング部36a上に搭載される磁気ヘッド17は、磁気ディスクの変動に対しロール、ピッチ方向に対して柔軟に追従し微小浮上が可能となっている。一対のハンドル36fは、金属薄板44aによりタング部36aと一体に形成され、タング部36aの両側縁から中心軸線Cとほぼ直交する方向に突出している。なお、ハンドル(支持突起)36fは、金属薄板44aのみに限らず、金属薄板44a上に積層された導電層44c、ベース絶縁層44b、カバー絶縁層44dにより形成してもよい。
ジンバル部36において、フレクシャ40のベース絶縁層44bの一部は、二つに別れてサスペンション34の中心軸線Cの両側に位置している。ベース絶縁層44bは、金属薄板44aの基端部36b上に固定された基端部47aと、タング部36a上に貼付された先端部47bと、基端部47aから先端部47bまで延びている一対の帯状の第1ブリッジ部47cと、それぞれ第1ブリッジ部47cと並んで基端部47aから第1ブリッジ部47cの中途部まで延び、第1ブリッジ部47cに合流する一対の帯状の第2ブリッジ部47dと、を有している。第1ブリッジ部47cは、タング部36aの両側にアウトリガー36cと並んで位置し、サスペンション34の中心軸線Cとほぼ平行に、すなわち、ロードビーム35の長手方向に沿って延びている。また、第1ブリッジ部47cは、ハンドル36f上およびアウトリガー36cのクロスバー上を通って延び、これらに部分的に固定されている。なお、アウトリガー36cは、タング部36aと第1ブリッジ部47cとの間に設けてもよく、この場合は、第1ブリッジ部47cは、その一部がハンドル36fに固定される。
図6および図7に示すように、各第2ブリッジ部47dは、第1ブリッジ部47cとアウトリガー36cとの間に位置し、これらと並んで延びている。第2ブリッジ部47dは、ハンドル36fの近傍の合流部47fで、第1ブリッジ部47cに合流している。合流部47fにおいて、第1ブリッジ部47cと第2ブリッジ部47dとが成す角度θは、45度以上90度未満に形成されている。金属薄板44aの島状の一対の支持部36dは、合流部47fと基端部47aとの間で第1ブリッジ部47cに固定されている。
ジンバル部36において、導電層44cは、ベース絶縁層44bの基端部47aから第2ブリッジ部47d、合流部47f、および第1ブリッジ部47cを通って先端部47bまで延びる複数の信号配線45aと、基端部47aから第1ブリッジ部47cの中途部まで延びる複数の駆動配線45bと、を有している。信号配線45aは、先端部47bに設けられた複数の電極パッド40dに接続されている。また、導電層44cは、合流部47fおよび支持部36dの近傍で第1ブリッジ部47c上に形成された補強配線部45cを有している。また、導電層44cは、第1ブリッジ部47c上でハンドル36fまで延びるダミー配線45dあるいはグランド線を有していても良い。なお、駆動配線45bは、基端部47aから第2ブリッジ部47d、合流部47fを通り、第1ブリッジ部47cの中途部まで延びている。
図7に示すように、補強配線部45cは、一端部が支持部36dに重なって位置し、他端部が合流部47fに重なって位置している。本実施形態において、補強配線部45cおよび第1ブリッジ部47cは、支持部36d側(後述する駆動素子側)から合流部47fに向けてサスペンション中心軸線C側に細くなるように傾斜した傾斜縁51を有している。すなわち、このような傾斜縁51を設けることにより、後述する圧電素子50の伸縮動作に伴う磁気ヘッド17の回動中心位置がサスペンション中心軸線C上となるように調整することができる。
図6に示すように、ジンバル部36において、上述した第1ブリッジ部47c、第2ブリッジ部47d、アウトリガー36c、配線45a、45bは、タング部36aの両側に位置し、サスペンション34の中心軸線Cに対して、左右対称に形成されている。なお、本実施形態において、ジンバル部36は、合流部47fの近傍で、アウトリガー36cと第2ブリッジ部47dに架橋された補助ブリッジ57を有している。補助ブリッジ57は、アウトリガー36cから延出する金属薄板44aの突起により形成されている。
図3ないし図7に示すように、磁気ヘッド17は、接着剤によりタング部36aに固定されている。磁気ヘッド17はその中心軸線がサスペンション34の中心軸線Cと一致するように配置され、また、磁気ヘッド17のほぼ中心部はディンプル48上に位置している。磁気ヘッド17の記録、再生素子は、半田あるいは銀ペースト等の導電性接着剤により先端部47bの複数の電極パッド40dに電気的に接合している。これにより、磁気ヘッド17は、記録再生信号を伝達するための信号配線45aに電極パッド40dを介して接続されている。
駆動素子としての一対の圧電素子50は、例えば、矩形板状の薄膜圧電素子(PZT素子)を用いている。圧電素子50は、薄膜型(厚さ10μm程度)に限らず、バルク型あるいはバルク積層型(厚さ50μm以上)の圧電素子を用いてもよい。また、圧電素子50は、PZT素子に限らず、他の圧電素子を用いてもよい。更に、駆動素子は、圧電素子50に限らず、電流印加により伸縮可能な他の駆動素子を用いてもよい。
図8は、図7の線A−Aに沿った、圧電素子実装領域の断面図である。図6ないし図8に示すように、圧電素子50は、それぞれ接着剤55等により第1ブリッジ部47cに貼付されている。これらの圧電素子50は、その長手方向(伸縮方向)が、ロードビーム35および第1ブリッジ部47cの長手方向と平行になるように、配置されている。これにより、2つの圧電素子50は、互いに平行に並んで配置され、かつ、磁気ヘッド17の左右両側に配置されている。なお、圧電素子50は、ブリッジ部47cの長手方向に対して傾斜して配置してもよく、例えば、2つの圧電素子50をハの字状に配置してもよい。
図6ないし図8に示すように、ジンバル部36の各第1ブリッジ部47cは、圧電素子50を実装する実装領域52を有し、この実装領域52に圧電素子50が実装されている。圧電素子50は、少なくとも一部がカバー絶縁層44dから形成される座面に接着固定されている。
実装領域52は、ベース絶縁層44bに形成された第1開口54aと、金属薄板44aの基端部36bと支持部36dとの間に規定された第2開口(空間部)54bと、第1開口54a内に配置され、金属薄板44aの第2開口54bを覆っているカバー絶縁層44d1と、を有している。このカバー絶縁層44d1は、両端部がそれぞれ金属薄板44aの基端部36b上、および支持部36d上に位置している。カバー絶縁層44d1は、ベース絶縁層44bよりも薄い膜厚に形成されている。
圧電素子50は、第1開口54aに対向して配置され、長手方向(伸縮方向)の両端部がベース絶縁層44b上に支持され、中央部が、第1開口54aに充填された接着剤55によりカバー絶縁層44d1および金属薄板44aに接着されている。すなわち、圧電素子50の中央部は、カバー絶縁層44d1から形成される座面に接着固定されている。
圧電素子50は、その長手方向の一端部が金属薄板44aの基端部36bに重なって位置し、また、長手方向の他端部が支持部36dに重なって位置した状態で、第1ブリッジ部47cに接着されている。各圧電素子50は、駆動信号を伝達するための駆動配線45bに電気的に接続されている。
駆動配線45bを介して圧電素子50に電圧を印加することにより、圧電素子50は、その長手方向に沿って伸縮する。図9に示すように、2つの圧電素子50を互いに伸縮する方向を逆向きに駆動することにより、第1ブリッジ部47cを介してジンバル部36のタング部36aを揺動し磁気ヘッド17をシーク方向に変位させることができる。
一方、図1に示すように、HSA22は、軸受ユニット28からアーム32と反対の方向へ延出する支持フレームを有し、この支持フレームにVCM24の一部を構成するボイスコイルが埋め込まれている。HSA22をベース12上に組み込んだ状態において、各磁気ディスク16は2本のサスペンションアッセンブリ30間に位置する。HDDの動作時、これらサスペンションアッセンブリ30の磁気ヘッド17は、磁気ディスク16の上面および下面にそれぞれ対向し、磁気ディスク16の両面側に位置する。支持フレームに固定されたボイスコイルは、ベース12上に固定された一対のヨーク37間に位置し、これらのヨーク37および一方のヨーク37に固定された図示しない磁石とともにVCM24を構成している。
図1に示すように、基板ユニット21は、本体21aから延出したメインフレキシブルプリント回路基板(以下、メインFPCと称する)21bを有している。メインFPC21bの延出端は接続端部を構成し、HSA22の軸受ユニット28近傍に固定されている。各サスペンションアッセンブリ30のフレクシャ40の接続端部40cは、メインFPC21bの接続端部に機械的かつ電気的に接続されている。これにより、基板ユニット21は、メインFPC21bおよびフレクシャ40を介して磁気ヘッド17および圧電素子50に電気的に接続されている。
以上のように構成されたHDDおよびサスペンションアッセンブリ30によれば、フレクシャ(配線部材)40を通して圧電素子50に電圧を印加することにより、ジンバル部36に取り付けられた磁気ヘッド17をシーク方向に変位させることができる。これにより、圧電素子50に印加する電圧を制御することで、磁気ヘッド17の位置を細かく制御し、磁気ヘッドの位置決め精度を向上することが可能となる。
圧電素子50の実装領域52において、ベース絶縁層44bの第1開口54a内に、カバー絶縁層44d1が配置され、このカバー絶縁層44d1からなる座面に圧電素子50の中央部が接着固定されている。カバー絶縁層44d1はベース絶縁層44bよりも薄いため、圧電素子50の中央部とカバー絶縁層44d1の間には、数μmの隙間が確保されており、その隙間に接着剤55が濡れ広がることで、圧電素子50を安定的に接着固定することができる。同時に、接着剤55は、上記隙間に溜まるため、圧電素子50の表面側に回り込むことを防止できる。また、接着剤55のヤング率は、ベース絶縁層44bの約1/2である。そのため、従来のように圧電素子の全面をベース絶縁層に接着する座面構造に比べて、本実施形態によれば、圧電素子50の変形に対する接着構造部の影響を低減することができる。従って、圧電素子50の特性やサイズを変えずに、単位電圧当たりのストローク量を増大させることが可能となる。
以上のことから、駆動素子の安定的な接着固定が実現できるともに、駆動素子の特性やサイズを変えずにストローク量を向上することが可能なサスペンションアッセンブリ、ヘッドサスペンションアッセンブリ、およびこれを備えたディスク装置が得られる。
次に、他の実施形態および変形例に係るサスペンションアッセンブリについて説明する。以下に述べる他の実施形態および変形例において、上述した第1の実施形態と同一の部分には、同一の参照符号を付してその詳細な説明を省略する。
(第2の実施形態)
図10は、第2の実施形態に係るサスペンションアッセンブリのジンバル部を示す平面図、図11は、図10の線B−Bに沿った駆動素子実装領域の断面図である。第2の実施形態によれば、圧電素子50の実装領域52は、カバー絶縁層44dおよび導電層44cを除去して形成された第1開口54aと、金属薄板44aの基端部36bと支持部36dとの間に規定された第2開口(空間部)54bと、を有している。ベース絶縁層44bは、基端部36bおよび支持部36d上に設けられ、第2開口54bを跨いで延びている。ベース絶縁層44b上に2つの島状のカバー絶縁層44d2が形成され、第1開口54a内に位置している。また、2つのカバー絶縁層44d2は、金属薄板44aの基端部36b上、および支持部36d上に配置されている。
圧電素子50は、第1開口54a内に配置され、長手方向(伸縮方向)の両端部がそれぞれ座面としてのカバー絶縁層44d2上に支持されている。圧電素子50の中央部は、カバー絶縁層44dの厚さ分に相当する隙間を置いてベース絶縁層44bに対向している。この隙間に接着剤55が充填され、圧電素子50の中央部は、接着剤55によりベース絶縁層44bに接着固定されている。
圧電素子50は、その長手方向の一端部が金属薄板44aの基端部36bに重なって位置し、また、長手方向の他端部が支持部36dに重なって位置した状態で、第1ブリッジ部47cに接着されている。各圧電素子50は、駆動信号を伝達するための駆動配線45bに電気的に接続されている。
このように構成された第2の実施形態によれば、圧電素子50の伸縮方向の両端部は、それぞれ座面としてのカバー絶縁層44d2に支持、固定されている。圧電素子50の中央部とベース絶縁層44bの間には、カバー絶縁層44d2の厚さ分の隙間が確保され、この隙間に接着剤55が濡れ広がることで、圧電素子50の安定的な接着固定が実現可能となる。これにより、駆動素子の安定的な接着固定が可能なサスペンションアッセンブリ、ヘッドサスペンションアッセンブリ、およびこれを備えたディスク装置が得られる。
(第1変形例)
図12は、第1変形例に係るサスペンションアッセンブリの実装領域を示す断面図である。本変形例によれば、圧電素子の実装領域52において、ベース絶縁層44bの上面側をハーフエッチングすることにより、ベース絶縁層44bの膜厚のほぼ半分程度の深さを有する凹所60が形成されている。そして、この凹所60内に、島状のカバー絶縁層44d2および圧電素子50が設けられている。これにより、圧電素子50を、凹所60の深さ分だけ、金属薄板44a側に近づけて配置することができる。
(第3の実施形態)
図13は、第3の実施形態に係るサスペンションアッセンブリのジンバル部を示す平面図、図14は、図13の線D−Dに沿った駆動素子実装領域の断面図である。第3の実施形態によれば、圧電素子50の実装領域52は、ベース絶縁層44bに形成された第1開口54aと、金属薄板44aの基端部36bと支持部36dとの間に規定された第2開口(空間部)54bと、第1開口54a内に配置され、金属薄板44aの第2開口54bを覆っているカバー絶縁層44d3と、を有している。このカバー絶縁層44d3は、両端部がそれぞれ金属薄板44aの基端部36b上、および支持部36d上に位置している。
圧電素子50は、第1開口54a内に配置され、ほぼ全面が接着剤55によりカバー絶縁層44d3に接着されている。すなわち、圧電素子50は、カバー絶縁層44d3から形成される座面に接着固定されている。
圧電素子50は、その長手方向の一端部が金属薄板44aの基端部36bに重なって位置し、また、長手方向の他端部が支持部36dに重なって位置した状態で、第1ブリッジ部47cに接着されている。各圧電素子50は、駆動信号を伝達するための駆動配線45bに電気的に接続されている。
以上のように構成された第3の実施形態によれば、圧電素子50の実装領域52において、ベース絶縁層44bの第1開口54a内に、カバー絶縁層44d3が配置され、このカバー絶縁層44d3からなる座面に圧電素子50の全面が接着固定されている。カバー絶縁層44d3はベース絶縁層44bよりも薄いため、従来のベース絶縁層に圧電素子の全面を接着する座面構造に比べて、電圧印加時の圧電素子50の変形中立面Pを、より金属薄板44a側へ寄せることが可能となる。これにより、電圧印加による圧電素子50の伸長または収縮の一部が、その厚み方向に湾曲する方向へ逃げることを防ぐことができる。従って、圧電素子の特性やサイズを変えずに、単位電圧当たりのストローク量を向上させることが可能となる。
以上のことから、第3の実施形態においても、駆動素子の特性やサイズを変えずにストローク量を向上することが可能なサスペンションアッセンブリ、ヘッドサスペンションアッセンブリ、およびこれを備えたディスク装置が得られる。
(第2変形例)
図15は、第2変形例に係るサスペンションアッセンブリの実装領域を示す断面図である。本変形例によれば、上述した第3の実施形態において、圧電素子の実装領域52における金属薄板44a(36b、36d)の上面側をハーフエッチングすることにより、金属薄板44aの膜厚のほぼ半分程度の深さを有する凹所62が形成されている。そして、この凹所62内に、カバー絶縁層44d3および圧電素子50が設けられている。これにより、圧電素子50を、凹所62の深さ分だけ、金属薄板44a側に近づけて配置することができる。すなわち、電圧印加時の圧電素子50の変形中立面Pを、より金属薄板44a側へ寄せることが可能となる。
(第3変形例)
図16は、第3変形例に係るサスペンションアッセンブリのジンバル部を示す平面図である。本変形例によれば、上述した第3の実施形態において、圧電素子50の座面を構成しているカバー絶縁層44d3と、導電層44c上に形成されているカバー絶縁層44dとが繋がって形成されている。
(第4変形例)
図17は、第4変形例に係るサスペンションアッセンブリのジンバル部を示す平面図、図18は、図17の線E−Eに沿った駆動素子実装領域の断面図である。第4変形例によれば、上述した第3の実施形態において、圧電素子50の座面を構成しているカバー絶縁層44d3と、導電層44c上に形成されているカバー絶縁層44dとが繋がって形成されている。カバー絶縁層44d3の長手方向の両端部は、その幅方向の両端部がベース絶縁層44bに繋がっている。更に、カバー絶縁層44d3は、ベース絶縁層44bの第1開口54aの全域に亘って延在し、ベース絶縁層44bの第1開口54a側の側縁も覆っている。
(第5変形例)
図19は、第5変形例に係るサスペンションアッセンブリの駆動素子実装領域の断面図である。第5変形例によれば、上述した第3の実施形態において、圧電素子50の座面を構成しているカバー絶縁層44d3は、圧電素子50の長手方向中央部と対向する位置に隙間53あるいは透孔を有していてもよい。例えば、カバー絶縁層44d3は、圧電素子50の長手方向中央部の位置で2つに分断され、隙間53を置いて対向している。この隙間53あるいは透孔は、第2開口54b内に配置されたベース絶縁層44bからなる蓋体44b1により、蓋されている、すなわち、連結されている。これにより、蓋体44b1と圧電素子50との間にカバー絶縁層44d3の厚さに相当する隙間53あるいは透孔が形成されている。この隙間53あるいは透孔に接着剤55が濡れ広がることで、圧電素子50を安定的に接着固定することができる。
上述した第2ないし第5変形例においても、前述した第3の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
なお、本発明のいくつかの実施形態および変形例を説明したが、これらの実施形態および変形例は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
上述した実施形態では、HSAのアームは、独立した板状のアームを用いたが、これに限らず、いわゆるEブロック形状の複数のアームと軸受スリーブとが一体に形成されたものを適用してもよい。磁気ディスクは、2.5インチに限らず、他の大きさの磁気ディスクとしてもよい。磁気ディスクは2枚に限らず、1枚あるいは3枚以上としてもよく、サスペンションアッセンブリの数も磁気ディスクの設置枚数に応じて増減すればよい。
10…筐体、12…ベース、16…磁気ディスク、17…磁気ヘッド、
22…ヘッドスタックアッセンブリ(HSA)、30…サスペンションアッセンブリ、
32…アーム、34…サスペンション(支持板)、35…ロードビーム、
36…ジンバル部(弾性支持部)、36a…タング部、36b…基端部、
36c…アウトリガー(リンク部)、36d…支持部、40…フレクシャ(配線部材)、
42…ベースプレート、44a…金属薄板、44b…ベース絶縁層、44c…導電層、
44d、44d1、44d2、44d3…カバー絶縁層、45a…信号配線、
45b…駆動配線、47a…基端部、47b…先端部、47c…第1ブリッジ部、
47d…第2ブリッジ部、50…圧電素子(駆動素子)、52…実装領域、
54a…第1開口、54b…第2開口、55…接着剤

Claims (11)

  1. 先端部を有する支持板と、
    金属薄板、前記金属薄板上に積層されたベース絶縁層、前記ベース絶縁層上に積層され複数の配線を形成する導電層、および前記ベース絶縁層よりも膜厚の薄いカバー絶縁層を有し、細長く形成され、前記支持板に取付けられた配線部材と、
    前記支持板の先端部上に位置する前記配線部材の先端部により形成され、ヘッドを支持可能な弾性支持部と、
    前記配線部材の長手方向に沿って伸縮可能であって、底面の少なくとも一部が前記カバー絶縁層で形成される座面に接着されている駆動素子と、
    を備えるサスペンションアッセンブリ。
  2. 前記配線部材は、前記駆動素子を実装する実装領域を有し、
    前記実装領域は、前記ベース絶縁層の一部を除いて形成された第1開口と、前記第1開口内で前記金属薄板上に設けられたカバー絶縁層と、を有し、
    前記駆動素子は、前記第1開口内に配置され、接着剤により前記カバー絶縁層に接着されている請求項1に記載のサスペンションアッセンブリ。
  3. 前記実装領域は、前記第1開口内において、エッチングにより前記金属薄板に形成された凹所を備え、前記カバー絶縁層および駆動素子は、前記凹所内に配置されている請求項2に記載のサスペンションアッセンブリ。
  4. 前記カバー絶縁層は、前記第1開口の周縁部を通り前記ベース絶縁層上に連続して延在している請求項2に記載のサスペンションアッセンブリ。
  5. 前記第1開口内において、前記カバー絶縁層は、前記駆動素子と対向する位置に隙間あるいは透孔を有し、
    前記実装領域は、前記金属薄板の一部を除いて形成され前記第1開口に対向する第2開口と、前記第2開口内に配置され、前記カバー絶縁層の隙間あるいは透孔を蓋するベース絶縁層と、を備えている請求項2に記載のサスペンションアッセンブリ。
  6. 前記長手方向における前記駆動素子の両端部は、前記カバー絶縁層を介して前記金属薄板上に支持されている請求項1ないし5のいずれか1項に記載のサスペンションアッセンブリ。
  7. 前記配線部材は、前記駆動素子を実装する実装領域を有し、
    前記実装領域は、前記ベース絶縁層の一部を除いて形成された第1開口と、前記第1開口内で前記金属薄板上に設けられたカバー絶縁層と、を有し、
    前記駆動素子は、その伸縮方向の両端部が前記ベース絶縁層上に支持され、前記伸縮方向の中央部が、前記第1開口に充填された接着剤により前記カバー絶縁層に接着されている請求項1に記載のサスペンションアッセンブリ。
  8. 前記配線部材は、前記駆動素子を実装する実装領域を有し、
    前記実装領域は、前記カバー絶縁層の一部を除いて形成された第1開口と、前記第1開口内で前記ベース絶縁層上に設けられた一対の島状のカバー絶縁層と、を有し、
    前記駆動素子は、その伸縮方向の両端部が、前記一対の島状のカバー絶縁層上に支持され、前記伸縮方向の中央部が、前記一対の島状のカバー絶縁層間に充填された接着剤により前記ベース絶縁層に接着されている請求項1に記載のサスペンションアッセンブリ。
  9. 前記実装領域は、前記第1開口内において、エッチングにより前記ベース絶縁層に形成された凹所を備え、前記島状のカバー絶縁層および駆動素子は、前記凹所内に配置されている請求項8に記載のサスペンションアッセンブリ。
  10. 請求項1ないし9のいずれか1項に記載のサスペンションアッセンブリと、
    前記サスペンションアッセンブリに支持された磁気ヘッドと、
    を備えるヘッドサスペンションアッセンブリ。
  11. ディスク状の記録媒体と、
    請求項1ないし9のいずれか1項に記載のサスペンションアッセンブリと、
    前記サスペンションアッセンブリの弾性支持部に支持された磁気ヘッドと、
    を備えるディスク装置。
JP2014160462A 2014-08-06 2014-08-06 サスペンションアッセンブリ、ヘッドサスペンションアッセンブリ、およびこれを備えたディスク装置 Active JP6173983B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014160462A JP6173983B2 (ja) 2014-08-06 2014-08-06 サスペンションアッセンブリ、ヘッドサスペンションアッセンブリ、およびこれを備えたディスク装置
US14/522,331 US9064510B1 (en) 2014-08-06 2014-10-23 Suspension assembly, head suspension assembly and disk device with the same
CN201510087364.2A CN105374370B (zh) 2014-08-06 2015-02-25 悬架组件、头悬架组件以及具备该头悬架组件的盘装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014160462A JP6173983B2 (ja) 2014-08-06 2014-08-06 サスペンションアッセンブリ、ヘッドサスペンションアッセンブリ、およびこれを備えたディスク装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016038924A true JP2016038924A (ja) 2016-03-22
JP6173983B2 JP6173983B2 (ja) 2017-08-02

Family

ID=53397198

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014160462A Active JP6173983B2 (ja) 2014-08-06 2014-08-06 サスペンションアッセンブリ、ヘッドサスペンションアッセンブリ、およびこれを備えたディスク装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9064510B1 (ja)
JP (1) JP6173983B2 (ja)
CN (1) CN105374370B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019519875A (ja) * 2016-06-30 2019-07-11 ハッチンソン テクノロジー インコーポレイテッドHutchinson Technology Incorporated 非平行モータを備え共同配置されたジンバルベースの2段作動式ディスクドライブヘッドサスペンション

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016170838A (ja) * 2015-03-12 2016-09-23 株式会社東芝 サスペンションアッセンブリ、ヘッドサスペンションアッセンブリ、およびこれを備えたディスク装置
US11495731B2 (en) 2018-09-13 2022-11-08 Magnecomp Corporation Multilayer PZT electrode configuration for suspension stroke increase
JP2021140843A (ja) * 2020-03-04 2021-09-16 株式会社東芝 サスペンションアッセンブリおよびディスク装置
JP2021144779A (ja) * 2020-03-13 2021-09-24 株式会社東芝 サスペンションアッセンブリおよびディスク装置
JP2022043620A (ja) * 2020-09-04 2022-03-16 株式会社東芝 ヘッドサスペンションアッセンブリおよびディスク装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014041666A (ja) * 2012-08-21 2014-03-06 Dainippon Printing Co Ltd サスペンション用基板、サスペンション、ヘッド付サスペンションおよびハードディスクドライブ
JP2014139854A (ja) * 2012-12-18 2014-07-31 Toshiba Corp ヘッドジンバルアッセンブリおよびこれを備えたディスク装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4948554B2 (ja) * 2009-02-16 2012-06-06 日本発條株式会社 ヘッドサスペンション
JP5481151B2 (ja) * 2009-10-09 2014-04-23 日本発條株式会社 ディスク装置用サスペンションと、その製造方法
JP5869200B2 (ja) * 2009-12-21 2016-02-24 エイチジーエスティーネザーランドビーブイ ヘッド・ジンバル・アセンブリ及びディスク・ドライブ
US8542465B2 (en) * 2010-03-17 2013-09-24 Western Digital Technologies, Inc. Suspension assembly having a microactuator electrically connected to a gold coating on a stainless steel surface
JP5042336B2 (ja) * 2010-05-13 2012-10-03 サンコール株式会社 磁気ヘッドサスペンション
JP6146634B2 (ja) 2012-07-09 2017-06-14 大日本印刷株式会社 サスペンション用基板、サスペンション、ヘッド付サスペンションおよびハードディスクドライブ
JP5931625B2 (ja) 2012-07-19 2016-06-08 日本発條株式会社 ディスク装置用サスペンション
JP6043613B2 (ja) * 2012-12-11 2016-12-14 日東電工株式会社 回路付サスペンション基板
US20140268427A1 (en) * 2013-03-15 2014-09-18 Nhk Spring Co., Ltd Head gimbal assembly with diamond-like coating (dlc) at tongue/dimple interface to reduce friction and fretting wear

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014041666A (ja) * 2012-08-21 2014-03-06 Dainippon Printing Co Ltd サスペンション用基板、サスペンション、ヘッド付サスペンションおよびハードディスクドライブ
JP2014139854A (ja) * 2012-12-18 2014-07-31 Toshiba Corp ヘッドジンバルアッセンブリおよびこれを備えたディスク装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019519875A (ja) * 2016-06-30 2019-07-11 ハッチンソン テクノロジー インコーポレイテッドHutchinson Technology Incorporated 非平行モータを備え共同配置されたジンバルベースの2段作動式ディスクドライブヘッドサスペンション

Also Published As

Publication number Publication date
CN105374370B (zh) 2018-06-12
CN105374370A (zh) 2016-03-02
JP6173983B2 (ja) 2017-08-02
US9064510B1 (en) 2015-06-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6173983B2 (ja) サスペンションアッセンブリ、ヘッドサスペンションアッセンブリ、およびこれを備えたディスク装置
US9245552B2 (en) Head gimbal assembly and disk device with the same
US10957351B2 (en) Microactuator, head suspension assembly and disk device
US10984825B2 (en) Head suspension assembly and disk apparatus
US11289121B2 (en) Suspension assembly, head suspension assembly and disk device with the same
JP6018598B2 (ja) ヘッドジンバルアッセンブリおよびこれを備えたディスク装置
US9093089B1 (en) Suspension assembly, head suspension assembly and disk device with the same
JP7077248B2 (ja) ディスク装置
JP7413237B2 (ja) サスペンションアッセンブリおよびディスク装置
US9830938B1 (en) Suspension assembly, magnetic head suspension assembly, and disk device having the same
JP2022043620A (ja) ヘッドサスペンションアッセンブリおよびディスク装置
US11694715B2 (en) Head suspension assembly and disk device
US8873202B2 (en) Head gimbal assembly in which flexure swing is suppressed and disk device including the same
JP6042310B2 (ja) ヘッドジンバルアッセンブリおよびこれを備えたディスク装置
JP2021144779A (ja) サスペンションアッセンブリおよびディスク装置
JP6096637B2 (ja) ヘッドジンバルアッセンブリおよびこれを備えたディスク装置
JP7150642B2 (ja) ヘッドサスペンションアッセンブリおよびディスク装置
JP2014238895A (ja) ヘッドサスペンションアッセンブリおよびこれを備えたディスク装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160826

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170316

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170404

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170525

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170606

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170705

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6173983

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151