JP2016038395A - 光導波路への光の入射方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】非常に優れた検出感度(例えば、S/N比)を有するSPRセンサを提供する。【解決手段】アンダークラッド層11と、少なくとも一部がアンダークラッド層11に隣接するように設けられたコア層12と、を備えるマルチモードの光導波路のコア層12に光を入射させる方法であって、光導波路の入射口側端面における光のスポットが、コア層12の入射口を完全に含み、光導波路12の入射口側端面における光のスポット面積が、コア層12の入射口の面積の2倍以上であり、コア層12の入射口端面における光の入射角度範囲が、10?〜30?である、光の入射方法。【選択図】図3
Description
本発明は、光導波路への光の入射方法に関する。
近年、小型で高感度なセンサとして、平面型のポリマー光導波路と、必要に応じて所定の物質と反応するセンシング膜や金属薄膜等と、を含み、該光導波路表面に生じるエバネッセント波を利用して種々の化学分析および/または生物化学分析を行うセンサが提案されている(例えば、特許文献1〜3)。
しかしながら、少量のサンプルで、微細な変化および/または微量成分を検出することに対する要求が高まっており、上記のようなセンサを用いた分析においてもさらなる検出感度の向上が求められている。特に、シグナル/ノイズ比の観点からは、シグナルを大きくすることが重要である。
本発明は上記従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、非常に優れた検出感度(例えば、S/N比)を有するSPRセンサを提供することにある。
上記のようなセンサにおいて、光導波路のコアへ光を入射させる際には、通常、コリメータ、集光レンズ、光ファイバ等を介して、コア径とほぼ同じ径の光を入射させている。これに対し、本発明者らが検討したところ、光ファイバ等を介することで光源からの光を大幅に損失していること、および、以下の特定の条件で光を入射させることにより、コア内を導波する光量が増大して、大きなシグナルが得られることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明によれば、アンダークラッド層と、少なくとも一部が該アンダークラッド層に隣接するように設けられたコア層と、を備えるマルチモードの光導波路の該コア層に光を入射させる方法が提供される。該方法においては、該光導波路の入射口側端面における光のスポットが、該コア層の入射口を完全に含み、該光導波路の入射口側端面における光のスポット面積が、該コア層の入射口の面積の2倍以上であり、該コア層の入射口端面における光の入射角度範囲が、10°〜30°である。
1つの実施形態においては、上記光導波路の入射口側端面における光のスポット径が、100μm以上である。
本発明の別の局面によれば、SPRセンサの測定方法が提供される。該方法は、アンダークラッド層と、少なくとも一部が該アンダークラッド層に隣接するように設けられたコア層と、を備えるマルチモードの光導波路と;該コア層を被覆する金属層と;を備えるSPRセンサセルの該コア層に、請求項1から3のいずれかに記載の光の入射方法を用いて光を入射させることを含む。
本発明のさらに別の局面によれば、SPRセンサが提供される。本発明のSPRセンサは、アンダークラッド層と、少なくとも一部が該アンダークラッド層に隣接するように設けられたコア層と、光源と、を備えるマルチモードの光導波路と;該コア層を被覆する金属層と;を備えるSPRセンサセルと、を備えるSPRセンサであって、該光源が、そこから出射された光が、該光導波路の入射口側端面において、該コア層の入射口を完全に含み、かつ、該コア層の入射口の2倍以上の面積を有するスポットを形成するとともに、該コア層の入射口端面に10°〜30°の入射角度範囲で入射するように配置されている。
別の実施形態によれば、本発明のSPRセンサは、アンダークラッド層と、少なくとも一部が該アンダークラッド層に隣接するように設けられたコア層と、を備えるマルチモードの光導波路と;該コア層を被覆する金属層と;を備えるSPRセンサセルと、光源と、該光源から出射された光に、該光導波路の入射口側端面において、該コア層の入射口を完全に含み、かつ、該コア層の入射口の2倍以上の面積を有するスポットを形成させるとともに、該光を該コア層の入射口端面に10°〜30°の入射角度範囲で入射させるための手段と、を備える。
1つの実施形態においては、上記光導波路の入射口側端面における光のスポット径が、100μm以上である。
本発明の別の局面によれば、SPRセンサの測定方法が提供される。該方法は、アンダークラッド層と、少なくとも一部が該アンダークラッド層に隣接するように設けられたコア層と、を備えるマルチモードの光導波路と;該コア層を被覆する金属層と;を備えるSPRセンサセルの該コア層に、請求項1から3のいずれかに記載の光の入射方法を用いて光を入射させることを含む。
本発明のさらに別の局面によれば、SPRセンサが提供される。本発明のSPRセンサは、アンダークラッド層と、少なくとも一部が該アンダークラッド層に隣接するように設けられたコア層と、光源と、を備えるマルチモードの光導波路と;該コア層を被覆する金属層と;を備えるSPRセンサセルと、を備えるSPRセンサであって、該光源が、そこから出射された光が、該光導波路の入射口側端面において、該コア層の入射口を完全に含み、かつ、該コア層の入射口の2倍以上の面積を有するスポットを形成するとともに、該コア層の入射口端面に10°〜30°の入射角度範囲で入射するように配置されている。
別の実施形態によれば、本発明のSPRセンサは、アンダークラッド層と、少なくとも一部が該アンダークラッド層に隣接するように設けられたコア層と、を備えるマルチモードの光導波路と;該コア層を被覆する金属層と;を備えるSPRセンサセルと、光源と、該光源から出射された光に、該光導波路の入射口側端面において、該コア層の入射口を完全に含み、かつ、該コア層の入射口の2倍以上の面積を有するスポットを形成させるとともに、該光を該コア層の入射口端面に10°〜30°の入射角度範囲で入射させるための手段と、を備える。
本発明によれば、特定の条件で光源からの光をコアに入射させることにより、効率よくコア内に光を導波させることができる。その結果、コアを透過した出射光の強度(すなわち、シグナル強度)が大きくなるので、精度の高い測定が可能となる。さらに、安価な光源の使用が可能になるという効果も得られ得る。
[A.光の入射方法]
本発明の光の入射方法は、アンダークラッド層と、少なくとも一部が該アンダークラッド層に隣接するように設けられたコア層と、を備えるマルチモードの光導波路の該コア層に光を入射させる方法である。本発明の光の入射方法においては、光導波路の入射口側端面における光のスポットが、コア層の入射口を完全に含み、光導波路の入射口側端面における光のスポット面積が、コア層の入射口の面積の2倍以上であり、コア層の入射口端面における光の入射角度範囲が、10°〜30°とされる。このような条件でコア層に光を入射させることにより、従来の光の入射方法に比べて接続損失等の光量損失を低減して、光源から出射された光を効率よくコア内に導波させることができる。その結果、コアを透過した出射光の強度(すなわち、シグナル強度)を大きくすることができるので、精度の高い分析や計測が可能となる。
本発明の光の入射方法は、アンダークラッド層と、少なくとも一部が該アンダークラッド層に隣接するように設けられたコア層と、を備えるマルチモードの光導波路の該コア層に光を入射させる方法である。本発明の光の入射方法においては、光導波路の入射口側端面における光のスポットが、コア層の入射口を完全に含み、光導波路の入射口側端面における光のスポット面積が、コア層の入射口の面積の2倍以上であり、コア層の入射口端面における光の入射角度範囲が、10°〜30°とされる。このような条件でコア層に光を入射させることにより、従来の光の入射方法に比べて接続損失等の光量損失を低減して、光源から出射された光を効率よくコア内に導波させることができる。その結果、コアを透過した出射光の強度(すなわち、シグナル強度)を大きくすることができるので、精度の高い分析や計測が可能となる。
上記光導波路としては、本発明の効果を好適に得る観点から、化学分析または生物化学分析用センサの検知部を構成するものが好ましい。図1は、光導波路が検知部の一部を構成しているSPRセンサセルを説明する概略斜視図であり、図2はその概略断面図である。SPRセンサセル100は、図1および図2に示すように、平面視略矩形の有底枠形状に形成されており、アンダークラッド層11と上面が露出するようにアンダークラッド層11に埋設されたコア層12とを備える光導波路10と;アンダークラッド層11とコア層12の一部を被覆する金属層13と;を有する。光導波路10および金属層13は、サンプルの状態および/またはその変化を検知する検知部20として機能する。図示した形態においては、SPRセンサセル100は、検知部20に隣接するように設けられたサンプル配置部30を備える。サンプル配置部30は、オーバークラッド層14により規定されている。オーバークラッド層14は、サンプル配置部30を適切に設けることができる限りにおいて省略されてもよい。サンプル配置部30には、分析されるサンプル(例えば、溶液、粉末)が検知部(実質的には金属層)に接触して配置される。
アンダークラッド層11は、所定の厚みを有する平面視略矩形平板状に形成されている。アンダークラッド層の厚み(コア層上面からの厚み)は、例えば5μm〜400μmである。
アンダークラッド層11は、後述するコア層の屈折率よりも低い屈折率を有する任意の適切な材料から形成され得る。具体例としては、フッ素樹脂、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、シリコーン樹脂、アクリル樹脂およびこれらの変性体(例えば、フルオレン変性体、重水素変性体、フッ素樹脂以外の場合はフッ素変性体)が挙げられる。これらは、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。これらは、好ましくは感光剤を配合して、感光性材料として用いられ得る。
アンダークラッド層11は、上記樹脂に加えて粒子を含んでいてもよい。アンダークラッド層中に粒子を分散させることにより、S/N比をより一層向上させ得る。当該粒子としては、アンダークラッド層表面の反射率を増大させるおよび/またはアンダークラッド層における光透過性を低減させ得る任意の適切な粒子が用いられ得る。アンダークラッド層中に粒子が分散している場合、アンダークラッド層の波長650nmにおける光反射率は、例えば7%以上、好ましくは10%以上であり得る。
上記粒子の形成材料としては、例えば、金属または無機酸化物が挙げられる。また、粒子の平均粒子径(φ)は、例えば10nm〜5μm、好ましくは200nm〜2.5μmである。アンダークラッド層における粒子の充填率は、例えば1%〜50%、好ましくは2%〜30%である。
コア層12は、アンダークラッド層11の幅方向(図2の紙面の左右方向)および厚み方向の両方と直交する方向に延びる略角柱形状に形成され、アンダークラッド層11の幅方向略中央部の上端部に埋設されている。コア層12の延びる方向が、光導波路内を光が伝播する方向となる。
コア層12は、その上面がアンダークラッド層11の上面と面一となるように配置されている。コア層の上面がアンダークラッド層の上面と面一となるように配置することにより、金属層をコア層の上側のみに効率よく配置することができる。さらに、コア層は、その延びる方向の両端面がアンダークラッド層の当該方向の両端面と面一となるように配置されている。
コア層12の屈折率(NCO)は、アンダークラッド層11の屈折率(NCL)より高い。コア層の屈折率とアンダークラッド層の屈折率との差(NCO−NCL)は、好ましくは0.010以上であり、より好ましくは0.020以上、さらに好ましくは0.025以上である。コア層の屈折率とアンダークラッド層の屈折率との差がこのような範囲であれば、検出部の光導波路をいわゆるマルチモードとすることができる。また、コア層の屈折率とアンダークラッド層の屈折率との差は、好ましくは0.15以下、より好ましくは0.10以下、さらに好ましくは0.050以下である。コア層の屈折率とアンダークラッド層の屈折率との差がこのような範囲であれば、SPR励起が生じる反射角の光がコア層内に存在することができる。
SPRセンサセル用途におけるコア層12の屈折率(NCO)は、好ましくは1.43以下であり、より好ましくは1.40未満であり、さらに好ましくは1.38以下である。コア層の屈折率を1.43以下とすることにより、検出感度を格段に向上させることができる。コア層の屈折率の下限は、好ましくは1.34である。コア層の屈折率が1.34以上であれば、水溶液系のサンプル(水の屈折率:1.33)であってもSPRを励起することができ、かつ、汎用の材料を使用することができる。
コア層12の厚みは、例えば5μm〜200μmであり、好ましくは20μm〜200μmである。また、コア層の幅は、例えば5μm〜200μmであり、好ましくは20μm〜200μmである。このような厚みおよび/または幅であれば、光導波路をいわゆるマルチモードとすることができる。また、コア層12の長さ(導波路長)は、例えば2mm〜50mmであり、好ましくは10mm〜20mmである。
コア層12を形成する材料としては、本発明の効果が得られる限りにおいて任意の適切な材料を用いることができる。例えば、アンダークラッド層形成樹脂と同様の樹脂であって、屈折率がアンダークラッド層よりも高くなるように調整された樹脂から形成され得る。
金属層13は、図1および図2に示すように、アンダークラッド層11およびコア層12の上面の少なくとも一部を均一に被覆するように形成されている。必要に応じて、アンダークラッド層およびコア層と金属層との間に易接着層(図示せず)が設けられ得る。易接着層を形成することにより、アンダークラッド層およびコア層と金属層とを強固に固着させることができる。
金属層13を形成する材料としては、金、銀、白金、銅、アルミニウムおよびこれらの合金が挙げられる。金属層は、単一層であってもよく、2層以上の積層構造を有していてもよい。金属層の厚み(積層構造を有する場合はすべての層の合計厚み)は、好ましくは20nm〜70nmであり、より好ましくは30nm〜60nmである。
易接着層を形成する材料としては、代表的にはクロムまたはチタンが挙げられる。易接着層の厚みは、好ましくは1nm〜5nmである。
オーバークラッド層14は、図1に示すように、アンダークラッド層11およびコア層12の上面において、その外周がアンダークラッド層11の外周と平面視において略同一となるように、平面視矩形の枠形状に形成されている。アンダークラッド層11およびコア層12の上面とオーバークラッド層14とで囲まれる部分が、サンプル配置部30として区画されている。当該区画にサンプルを配置することにより、検知部10の金属層とサンプルとが接触し、検出が可能となる。さらに、このような区画を形成することにより、サンプルを容易に金属層表面に配置することができるので、作業性の向上を図ることができる。
オーバークラッド層14を形成する材料としては、例えば、上記コア層およびアンダークラッド層を形成する材料、ならびにシリコーンゴムが挙げられる。オーバークラッド層の厚みは、好ましくは5μm〜2000μmであり、さらに好ましくは25μm〜200μmである。オーバークラッド層の屈折率は、好ましくは、コア層の屈折率よりも低い。1つの実施形態においては、オーバークラッド層の屈折率は、アンダークラッド層の屈折率と同等である。
上記SPRセンサセル100は、例えば、特開2011−179978号公報、特開2012−215540号公報等に記載の製造方法によって製造することができる。
図1および図2では、光導波路の上に金属層が設けられたSPRセンサセルを図示したが、本発明に好ましく使用される光導波路は、当該実施形態に限定されない。具体的には、コア層からの出射光の変化に基づいて分析を行うセンサの検知部を構成する限りにおいて、いかなる形態の光導波路であっても本発明の効果を得ることができる。例えば、金属層の代わりにサンプルとの接触によって光の吸収特性が変化するセンシング層が光導波路の上に設けられた形態や金属層の代わりに抗体または抗原が固定された誘電体層が光導波路の上に設けられた形態であってもよい。
上記のとおり、本発明においては、光導波路の入射口側端面における光のスポットが、コア層の入射口を完全に含み、光導波路の入射口側端面における光のスポット面積が、コア層の入射口の面積の2倍以上であり、コア層の入射口端面における光の入射角度範囲が、10°〜30°となるようにコア層に光源からの光を入射する。
図3は、図1および図2に示すSPRセンサセルのコア層に本発明の光の入射方法を用いて光を入射する第1の実施形態を説明する概略図である。図4は、第1の実施形態において、SPRセンサセルを入射口側から見た概略図である。これらの図を参照しながら、本発明について以下により詳細に説明する。
図3に示すように、コア層12の入射口側には、光源110と光コネクタ111を介して光源110と接続された光のスポット径および/または広がり角を調整するための装置120とが配置されている。一方、コア層の出射口側は、出射口と略同径の光ファイバ130を介して光計測器140に接続されている。第3の実施形態においては、光源110から出射された光が、装置120によって所定の入射角度範囲およびスポット径となるように調整されてコア層12に入射している。
光源110としては、任意の適切な光源が採用され得る。光源の具体例としては、白色光源、単色光光源が挙げられる。光計測器140は、受光素子を含み、任意の適切な演算処理装置に接続されて、データの蓄積、表示および加工を可能としている。
光のスポット径および/または広がり角を調整するための装置120としては、限定空間励振光学系装置(例えば、シナジーオプトシステムズ社製、製品名「M−Scope type G」)、ビームエキスパンダー、凹レンズ等が用いられ得る。
コア層12の入射口端面における光の入射角度範囲(θ1)は、10°〜30°であり、好ましくは20°〜30°である。このような入射角度範囲であれば、入射した光がコア内を好適に導波し得る。図示例では、発散光を入射させているが、収束光を入射させてもよい。なお、コア層の入射口端面における光の入射角度とは、入射光の光軸方向とコア層の伸長方向とのなす角を意味する。入射角度範囲とは、コア層12に入射される光の広がり角に相当するものであり、当該光の光軸上の光強度の50%となる角度(半値角)を意味する。例えば、θ1=10°の入射角度範囲の光とは、入射角が0°〜10°の光を意味する。
また、図4に示すように、SPRセンサセル100の入射口側端面における光のスポットAは、コア層12の入射口を完全に含む。該スポットAの面積は、コア層の入射口の面積の2倍以上であり、好ましくは4倍以上であり、より好ましくは6倍以上である。スポットAの面積の上限としては、特に制限されず、上記入射角度範囲で光を入射可能な面積であることが好ましい。
スポットAの径は、例えば80μm以上、好ましくは100μm以上、より好ましくは150μm以上である。スポット径がこのような範囲であれば、マルチモードのコア層の入射口全面に光を入射させることができる。スポット径の上限としては、特に制限されず、上記入射角度および広がり角で光を入射可能な径であることが好ましい。
コア層に有効に光を導入する観点から、入射光の光軸(スポットAの中心)が、コア層12の入射口の中心と略一致することが好ましい。
図5は、図1および図2に示すSPRセンサセルのコア層に本発明の光の入射方法を用いて光を入射する第2の実施形態を説明する概略図である。第2の実施形態は、光源110’から出射された光が直接コア層12に入射している点において、第1の実施形態と異なっている。当該実施形態によれば、光源から出射された光を直接コア層に導入することができることから、接続損失が無く、また、光接続等の作業が簡易化されるという利点がある。上記広がり角を得る観点からは指向性の高い光源(例えば、LED光源、レーザー光源)を用いることが好ましい。
本発明の別の局面によれば、SPRセンサが提供される。本発明のSPRセンサは、上記SPRセンサの測定方法の実施に好適である。
本発明の1つの実施形態におけるSPRセンサは、図5に例示されるとおり、(1)光源110’と、(2)アンダークラッド層11と少なくとも一部が該アンダークラッド層11に隣接するように設けられたコア層12とを備えるマルチモードの光導波路10と;該コア層12を被覆する金属層13と;を備えるSPRセンサセル100と、を備える。該SPRセンサ200bにおいては、光源が、そこから出射された光が、光導波路の入射口側端面において、コア層の入射口を完全に含み、かつ、コア層の入射口の2倍以上の面積を有するスポットを形成するとともに、コア層の入射口端面に10°〜30°の入射角度範囲(広がり角)で入射するように配置されている。
本発明の別の実施形態におけるSPRセンサは、図3に例示されるとおり、(1)光源110と、(2)アンダークラッド層11と、少なくとも一部が該アンダークラッド層11に隣接するように設けられたコア層12と、を備えるマルチモードの光導波路10と;該コア層12を被覆する金属層13と;を備えるSPRセンサセル100と、(3)該光源110から出射された光に、該光導波路の入射口側端面において、該コア層12の入射口を完全に含み、かつ、該コア層12の入射口の2倍以上の面積を有するスポットを形成させるとともに、該光を該コア層12の入射口端面に10°〜30°の入射角度で入射させるための手段120と、を備える。図3に示されるSPRセンサ200aにおいて、手段120は、例えば、限定空間励振光学系装置、ビームエキスパンダー、凹レンズ等であり得る。
以下、本発明のSPRセンサを用いた測定方法の一例を説明する。
まず、サンプルをSPRセンサセル100のサンプル配置部30に配置し、サンプルと金属層13とを接触させる。次いで、光源110から出射された光を、所定の入射角度範囲(広がり角)およびスポット径でコア層12に導入する。コア層12に導入された光は、コア層12内において全反射を繰り返しながら、コア層12を透過するとともに、一部の光は、コア層12の上面において金属層13に入射し、表面プラズモン共鳴により減衰される。コア層12を透過した光は、光ファイバ130を介して光計測器140に導入される。すなわち、このSPRセンサにおいて、光計測器140に導入される光は、コア層12において表面プラズモン共鳴を発生させた波長の光強度が減衰している。表面プラズモン共鳴を発生させる波長は、金属層13に接触したサンプルの屈折率などに依存するので、光計測器140に導入される光の光強度の減衰を検出することにより、サンプルの屈折率の変化を検出することができる。
例えば、光源110として白色光源を用いる場合には、光計測器140によって、コア層12の透過後に光強度が減衰する波長(表面プラズモン共鳴を発生させる波長)を計測し、その減衰する波長が変化したことを検出すれば、サンプルの屈折率の変化を確認することができる。また例えば、光源110として単色光光源を用いる場合には、光計測器140によって、コア層12の透過後における単色光の光強度の変化(減衰の度合い)を計測し、その減衰の度合いが変化したことを検出すれば、表面プラズモン共鳴を発生させる波長が変化したことを確認でき、サンプルの屈折率の変化を確認することができる。
以下、実施例によって本発明を具体的に説明するが、本発明はこれら実施例によって限定されるものではない。
<実施例1>
特開2012−215540号公報に記載の製造方法に従って、図1および図2に示すようなSPRセンサセルを得た。具体的には、アンダークラッド層のコア層形成部分に対応する突起部を有する鋳型に、アンダークラッド層形成材料であるフッ素系UV硬化型樹脂(ソルベイスペシャルティポリマージャパン社製、商品名「Fluorolink MD700」)を塗布し、紫外線硬化させてアンダークラッド層を形成した。得られたアンダークラッド層の屈折率は1.347であり、そのサイズは、長さ80mm、幅80mm、厚み100μmで、幅50μmおよび厚み(深さ)50μmのコア層形成用の溝部が形成されていた。鋳型からアンダークラッド層を剥離した後、上記溝部にコア層形成材料を充填し、紫外線硬化させてコア層を形成した。コア層形成材料は、フッ素系UV硬化型樹脂(DIC社製、商品名「OP38Z」)60重量部とフッ素系UV硬化型樹脂(DIC社製、商品名「OP40Z」)40重量部とを攪拌溶解させて調製した。形成されたコア層の屈折率は1.384であった。なお、屈折率は、シリコンウェハの上に10μm厚の薄膜を形成し、プリズムカプラ式屈折率測定装置を用いて波長830nmで測定した。以上のようにして、埋め込み型光導波路フィルムを作製した。
特開2012−215540号公報に記載の製造方法に従って、図1および図2に示すようなSPRセンサセルを得た。具体的には、アンダークラッド層のコア層形成部分に対応する突起部を有する鋳型に、アンダークラッド層形成材料であるフッ素系UV硬化型樹脂(ソルベイスペシャルティポリマージャパン社製、商品名「Fluorolink MD700」)を塗布し、紫外線硬化させてアンダークラッド層を形成した。得られたアンダークラッド層の屈折率は1.347であり、そのサイズは、長さ80mm、幅80mm、厚み100μmで、幅50μmおよび厚み(深さ)50μmのコア層形成用の溝部が形成されていた。鋳型からアンダークラッド層を剥離した後、上記溝部にコア層形成材料を充填し、紫外線硬化させてコア層を形成した。コア層形成材料は、フッ素系UV硬化型樹脂(DIC社製、商品名「OP38Z」)60重量部とフッ素系UV硬化型樹脂(DIC社製、商品名「OP40Z」)40重量部とを攪拌溶解させて調製した。形成されたコア層の屈折率は1.384であった。なお、屈折率は、シリコンウェハの上に10μm厚の薄膜を形成し、プリズムカプラ式屈折率測定装置を用いて波長830nmで測定した。以上のようにして、埋め込み型光導波路フィルムを作製した。
次いで、得られた光導波路フィルムの上面(コア層露出面)に、長さ6mm×幅1mmの開口部を有するマスクを介して金をスパッタリングし、アンダークラッド層およびコア層の一部を覆うように金属層(厚み:30nm)を形成した。最後に、アンダークラッド層形成材料と同じ材料を用い、アンダークラッド層を形成したのと類似の方法で、枠形状のオーバークラッド層を形成した。このようにして、図1および図2に示すようなSPRセンサセルを作製した。
得られたSPRセンサセルの入射口側にハロゲン光源(オーシャンオプティクス社製、製品名「HL−2000−HP」)と限定空間励振光学系装置(シナジーオプトシステムズ社製、製品名「M−Scope type G」)とを配置し、図3に示すように接続した。さらに、コア層の出射口を、略同径(50μmφ)の光ファイバを介して、パワーメータに接続して、SPRセンサを得た。
得られたSPRセンサにおいて、光源から出射された白色光が、入射角度範囲(広がり角)14°、スポット径80μmφでコア層に入射するように制御し、コア層の出射口から出射した光強度をパワーメータで計測した。結果を表1に示す。
[実施例2〜実施例9および比較例1〜比較例3]
入射角度範囲(広がり角)およびスポット径を表1に記載の値となるように制御したこと以外は実施例1と同様にして、コア層の出射口から出射した光強度をパワーメータで計測した。結果を表1に示す。
入射角度範囲(広がり角)およびスポット径を表1に記載の値となるように制御したこと以外は実施例1と同様にして、コア層の出射口から出射した光強度をパワーメータで計測した。結果を表1に示す。
[実施例10]
光源としてLED光源(ソーラボ社製、製品名「M660F1」)を用いたこと、および、入射角、スポット径および広がり角を表2に記載の値となるように制御したこと以外は実施例1と同様にして、コア層の出射口から出射した光強度をパワーメータで計測した。結果を表2に示す。
光源としてLED光源(ソーラボ社製、製品名「M660F1」)を用いたこと、および、入射角、スポット径および広がり角を表2に記載の値となるように制御したこと以外は実施例1と同様にして、コア層の出射口から出射した光強度をパワーメータで計測した。結果を表2に示す。
[実施例11]
実施例1と同様にして得られたSPRセンサセルの入射口側にLED光源(ソーラボ社製、製品名「M660F1」)を図5に示すように配置した。さらに、コア層の出射口を、略同径(50μmφ)の光ファイバを介して、パワーメータに接続して、SPRセンサを得た。得られたSPRセンサにおいて、光源から出射されたLED光を直接コア層に入射させ、コア層の出射口から出射した光強度をパワーメータで計測した。結果を表2に示す。
実施例1と同様にして得られたSPRセンサセルの入射口側にLED光源(ソーラボ社製、製品名「M660F1」)を図5に示すように配置した。さらに、コア層の出射口を、略同径(50μmφ)の光ファイバを介して、パワーメータに接続して、SPRセンサを得た。得られたSPRセンサにおいて、光源から出射されたLED光を直接コア層に入射させ、コア層の出射口から出射した光強度をパワーメータで計測した。結果を表2に示す。
[比較例4]
実施例1と同様にして得られたSPRセンサセルのコア層の入射口を、50μmφの光ファイバを介してLED光源(ソーラボ社製、製品名「M660F1」)と接続した。さらに、コア層の出射口を、略同径(50μmφ)の光ファイバを介してパワーメータに接続して、SPRセンサを得た。光源から出射されたLED光を50μmφの光ファイバを介して入射角度範囲(広がり角)8°でコア層に入射させ、コア層の出射口から出射した光強度をパワーメータで計測した。結果を表2に示す。
実施例1と同様にして得られたSPRセンサセルのコア層の入射口を、50μmφの光ファイバを介してLED光源(ソーラボ社製、製品名「M660F1」)と接続した。さらに、コア層の出射口を、略同径(50μmφ)の光ファイバを介してパワーメータに接続して、SPRセンサを得た。光源から出射されたLED光を50μmφの光ファイバを介して入射角度範囲(広がり角)8°でコア層に入射させ、コア層の出射口から出射した光強度をパワーメータで計測した。結果を表2に示す。
[実施例12]
実施例1と同様にして得られたSPRセンサセルのコア層の入射口を、1000μmφの光ファイバを介してハロゲン光源(オーシャンオプティクス社製、製品名「HL−2000−HP」)と接続した。さらに、コア層の出射口を、略同径(50μmφ)の光ファイバを介して、パワーメータに接続して、SPRセンサを得た。得られたSPRセンサにおいて、光源から出射された白色光を1000μmφの光ファイバを介して入射角度範囲(広がり角)19°でコア層に入射させ、コア層の出射口から出射した光強度をパワーメータで計測した。結果を表3に示す。
実施例1と同様にして得られたSPRセンサセルのコア層の入射口を、1000μmφの光ファイバを介してハロゲン光源(オーシャンオプティクス社製、製品名「HL−2000−HP」)と接続した。さらに、コア層の出射口を、略同径(50μmφ)の光ファイバを介して、パワーメータに接続して、SPRセンサを得た。得られたSPRセンサにおいて、光源から出射された白色光を1000μmφの光ファイバを介して入射角度範囲(広がり角)19°でコア層に入射させ、コア層の出射口から出射した光強度をパワーメータで計測した。結果を表3に示す。
[比較例5]
光源としてハロゲン光源(オーシャンオプティクス社製、製品名「HL−2000−HP」)を用いたこと以外は、比較例4と同様にして、コア層の出射口から出射した光強度をパワーメータで計測した。結果を表3に示す。
光源としてハロゲン光源(オーシャンオプティクス社製、製品名「HL−2000−HP」)を用いたこと以外は、比較例4と同様にして、コア層の出射口から出射した光強度をパワーメータで計測した。結果を表3に示す。
[参考例1:光導波路が無い条件での出力]
ハロゲン光源(オーシャンオプティクス社製、製品名「HL−2000−HP」)を1000μmφ光ファイバ、次いで、50μmφ光ファイバを介してパワーメータに接続した状態で、光源から白色光を出射して、50μmφ光ファイバから出射された光強度をパワーメータで計測した。計測された光強度は、1246μWであった。
ハロゲン光源(オーシャンオプティクス社製、製品名「HL−2000−HP」)を1000μmφ光ファイバ、次いで、50μmφ光ファイバを介してパワーメータに接続した状態で、光源から白色光を出射して、50μmφ光ファイバから出射された光強度をパワーメータで計測した。計測された光強度は、1246μWであった。
[参考例2:光導波路が無い条件での出力]
<光導波路の無い条件での出力>
LED光源(ソーラボ社製、製品名「M660F1」)を1000μmφ光ファイバ、次いで、50μmφ光ファイバを介してパワーメータに接続した状態で、光源からLED光を出射して、50μmφ光ファイバから出射された光強度をパワーメータで計測した。計測された光強度は、1132μWであった。
<光導波路の無い条件での出力>
LED光源(ソーラボ社製、製品名「M660F1」)を1000μmφ光ファイバ、次いで、50μmφ光ファイバを介してパワーメータに接続した状態で、光源からLED光を出射して、50μmφ光ファイバから出射された光強度をパワーメータで計測した。計測された光強度は、1132μWであった。
<評価>
表1〜3に示されるとおり、特定の条件でコア層に光を入射した実施例においては、比較例よりも得られる出射光強度が増大されている。よって、このような入射方法を用いて光導波路を検知部に含むセンサの測定を行う場合、より大きなシグナルを得ることができる。
表1〜3に示されるとおり、特定の条件でコア層に光を入射した実施例においては、比較例よりも得られる出射光強度が増大されている。よって、このような入射方法を用いて光導波路を検知部に含むセンサの測定を行う場合、より大きなシグナルを得ることができる。
本発明の光の入射方法は、SPRセンサ等の光導波路を用いたセンサの測定において好適に利用され得る。
10 光導波路
11 アンダークラッド層
12 コア層
13 金属層
14 オーバークラッド層
20 検知部
30 サンプル配置部
100 SPRセンサセル
110 光源
120 光のスポット径および/または広がり角を調整するための装置
130 光ファイバ
140 光計測器
200 SPRセンサ
11 アンダークラッド層
12 コア層
13 金属層
14 オーバークラッド層
20 検知部
30 サンプル配置部
100 SPRセンサセル
110 光源
120 光のスポット径および/または広がり角を調整するための装置
130 光ファイバ
140 光計測器
200 SPRセンサ
Claims (5)
- アンダークラッド層と、少なくとも一部が該アンダークラッド層に隣接するように設けられたコア層と、を備えるマルチモードの光導波路の該コア層に光を入射させる方法であって、
該光導波路の入射口側端面における光のスポットが、該コア層の入射口を完全に含み、
該光導波路の入射口側端面における光のスポット面積が、該コア層の入射口の面積の2倍以上であり、
該コア層の入射口端面における光の入射角度範囲が、10°〜30°である、光の入射方法。 - 前記光導波路の入射口側端面における光のスポット径が、100μm以上である、請求項1に記載の光の入射方法。
- アンダークラッド層と、少なくとも一部が該アンダークラッド層に隣接するように設けられたコア層と、を備えるマルチモードの光導波路と;該コア層を被覆する金属層と;を備えるSPRセンサセルの該コア層に、請求項1または2に記載の光の入射方法を用いて光を入射させることを含む、SPRセンサの測定方法。
- アンダークラッド層と、少なくとも一部が該アンダークラッド層に隣接するように設けられたコア層と、を備えるマルチモードの光導波路と;該コア層を被覆する金属層と;を備えるSPRセンサセルと、
光源と、
を備えるSPRセンサであって、
該光源が、そこから出射された光が、該光導波路の入射口側端面において、該コア層の入射口を完全に含み、かつ、該コア層の入射口の2倍以上の面積を有するスポットを形成するとともに、該コア層の入射口端面に10°〜30°の入射角度範囲で入射するように配置されている、SPRセンサ。 - アンダークラッド層と、少なくとも一部が該アンダークラッド層に隣接するように設けられたコア層と、を備えるマルチモードの光導波路と;該コア層を被覆する金属層と;を備えるSPRセンサセルと、
光源と、
該光源から出射された光に、該光導波路の入射口側端面において、該コア層の入射口を完全に含み、かつ、該コア層の入射口の2倍以上の面積を有するスポットを形成させるとともに、該光を該コア層の入射口端面に10°〜30°の入射角度範囲で入射させるための手段と、
を備えるSPRセンサ。
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