JP2016036703A - 靴 - Google Patents

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Abstract

【課題】靴の羽根部を締結する方法を改良し、歩行・走行運動中にアーチが低下し、過剰な回内を防止する。【解決手段】羽根部を所定の締結具で締結する通常の歩行運動に使用する日常使用の靴の裏材の内側縦ア−チ対応箇所にY字状の補強材を接合し、必要に応じて補強材を靴の外側に緊張させる。【選択図】図4

Description

本発明は、靴に関する。より詳細に述べれば、本発明は、足全体を覆うアッパー、アッパーに接着されたソール及び外羽根式羽根部又は内羽根式羽根部を主要構成部材として含み前記羽根部をシューレース又はストラップで締結するタイプの靴の締結方法を改良した靴に関する。
下記の記載において、足の骨格の説明に関しては、必要に応じてH.F.Frick,B.Kummer,R.V.Putz編集、2001年4月20日新装第1印発行(西村書店発行)「ヴォルフ人体解剖学アトラス(新装版)」を参考にした。
靴の代表的なタイプとして、足全体を覆うアッパー、アッパーに接合されたソール及び外羽根式羽根部又は内羽根式羽根部とを主要構成部材として含み前記羽根部を靴紐(シューレース)及び/又はストラップで締結するタイプがある。外羽根式は、羽根部がアッパーに外付けされていて外方に大きく開く構造になっている。他方、内羽根式は、羽根部がアッパーと切り替えて連続して形成されていて、構造上開き難くなっている。このタイプの靴は、その製法上、左右一対の羽根部の間に開口部が形成され、開口部にタン(ベロ)、いわゆる泥除けが形成されている。外羽根式の場合のタン(ベロ)は、主としてアッパー自体が連続してカッティングされて前記開口部へ挿入された構造である。他方、内羽根式の場合は、アッパーと同じ材料又は異なる材料でタン(ベロ)状に製造され、羽根部とアッパーとの境目の裏材と一緒に所定の方法により接合されている。左右一対の羽根部を緊締するには二つの方法がある。第一の方法は、羽根部に左右対向して複数組のアイレット(鳩目)を形成し、アイレットに通した靴紐を締めて左右の羽根部を緊締する方法である。第二の方法は、前記開口部を跨ぐようにストラップを取り付けて、左右のアッパーを締結する方法である。これらの方法はいずれか一つを採用するか、または両者を使用することもある。前記ストラップとしては、主として、面状ファスナー、いわゆる「マジックテープ(登録商標名)」、或は「ベルクロ(登録商標名)」等が例示される。
以下、前記羽根部を締結する靴紐(シューレース)、ストラップまたはこの両者を「締結具」と総称する場合がある。
人の足を後部垂直方向に観察すると、地面に接地する踵骨の上に距骨下関節を介して距骨、さらに距骨の上に足関節を介して脛骨と腓骨が、それぞれ積木のように積み上げられ、動きやすい構造になっている。足の骨格を構成する7個の足根骨、5個の中足骨及び14個の趾骨自体の構造的形状から、足の骨自体、特に足の骨を構成する踵骨が内側に傾き易くなっている。歩行運動中、足関節が過剰に回内するとさまざまな障害を惹起する。即ち、脛骨が内旋し、さらに膝関節を介して連結している大腿骨が内旋し、膝関節に過剰の負荷がかかり、長期に及ぶと通常歩行時にも痛みが発生する。これを防止する一つの方法は、通常の歩行運動、サッカー、バスケットボール、テニス、ランニング等ハードなスポーツ、或いはウオーキング或いはジョギング等の運動中、できるだけ、過剰な回内が発生するのを防止することである。ここで、足の回内とは、「アーチ、主として内側縦アーチが過度に低下して踵骨の上にある距骨が内側に回り、踵骨が内側に倒れる動き」と定義する。
ところで、締結具の第一義的要件は、無論、締結具で左右一対の羽根部を締結することにより、靴の中で足が動くのを阻止し、歩行運動中に靴の中で足が移動し、靴が脱落する、或いは事故に繋がるのを未然に防止することである。然しながら、近年、靴の使用法が多様化されてきている。たとえば、小学生、中学生等学童、学生は、通学に使用する靴で、サッカー、バスケットボール、テニス、ランニング等ハードなスポーツを行うことがある。このようなハードなスポーツを足の運動から見た場合、通常の歩行運動、全力疾走運動、急停止、方向転換運動、跳躍運動等が組み合わされた複雑な動きを伴っている。従って、従来のように、左右一対の羽根部を締結することを目的とした単純な締結具では、運動中に締結具が緩み、靴の中で足が移動し、捻挫或いは過剰な回内位現象が発生するリスクが大きくなる。また、近年、年齢、性別を問わず、ウオーキング或いはジョギングが盛んであるが、ウオーキング或いはジョギングを行う前に締結具を強く締めても、長時間の運動中に緩み、中高年齢者の場合は、想定外の怪我や事故を惹起することがある。従って、理想的な締結具は、運動の態様(運動の種類、運動量、運動時間、運動の過酷度等)に応じて瞬間・瞬間に締結具の締結力を自動的に変更できるようなものである。然しながら、このような理想的な締結具の開発は極めて困難である。
そこで、通常の歩行に使用する靴を履いたまま前述したような激しいスポーツ、またはウオーキング或いはジョギング等をする直前または運動中に、従来の締結具の他に、運動中足が動かないように一層強く足を固定し、過剰の回内を防止するような補助的な締結具を備えている靴が望ましい。より具体的に言えば、内側縦ア−チ、横アーチ及び外側縦アーチを支持する解剖学的立体構造を内蔵した靴が望まれていた。
このような観点から従来技術を検討する。特許文献1は、「靴(1)の足の甲部分(A)から靴(1)の踵部分(5)と足の土踏まず部分へ筒袋状(4)を固定装着しその中へバンド(2)を通し歩行・走行時に足の甲部分(A)が上がるとバンド(2)を介し靴(1)の踵部分(5)を引上げバンド装備で靴脱を防止した靴脱防止靴走(請求項1)」を開示している。そして、特許文献1が記載する靴は開発された背景として「また、歩行・走行時には足の各指の関節部分から屈折し曲がり歩行・走行する、その時には必ず足の踵部分も上がる、そのため靴の踵部分と足の踵部分との密着度がなくなり隙間ができ、靴脱げ現象が起こると言った問題点がった。」と記載している(段落0003)。そして、その効果として「弾力性バンドを靴の内部の内側部分へ装着した結果、足の踵部分が上がると同時に靴の踵部分も引き上り、足の踵部分への密着度も保ち歩行または走行中の靴脱が防止され、靴を履いた時の足元に一層の安定が得られ足首、踵部分等も保護され捻挫等の障害等からも回避される。」と記載している(段落0012)。これらを総覧すると、歩行・走行運動中に発生する靴の踵部分と足の踵部分との密着度がなくなり隙間ができ、靴脱げ現象が起こるのを防止することを第一義的目的とすることが明らかである。従って、特許文献1に記載されている従来技術は、通常の歩行運動から、全力疾走運動、急停止、方向転換運動、跳躍運動等が組み合わされた複雑な動きを伴う激しい運動、或いはウオーキング或いはジョギングを行う前、またはそれらの運動中に適宜締結し直して、靴の中で足が不規則な移動をし、歩行・走行運動中にアーチ、特に内側縦アーチが低下するのを防止して、過剰な回内を防止することもできない。
特許文献2は、「甲被開口部に沿う両甲被に一方に、バンドの一端を固着し、前記バンドの他端を、対向する甲被に設けた環状部を通って甲被開口部と略直交して折り返す構成とし、かつ折り返し側の甲被と前記バンドの折り返し部の裏面に雌雄の異なる面ファスナー片を設けて、前記バンドが着脱自在となるように構成した靴において、前記バンドの一端が第一の伸縮性のゴムバンドを介して甲被に固着しており、かつ前記折り返し側の甲被に設けた面ファスンナー片は、補強部材の上に重合、縫着されており、第2の伸縮性のゴムバンドを介して折り返し側の甲被に伸縮自在に固着していることを特徴とする靴の緊締結構造。」が記載されている(請求項1)。そして、その効果として「本発明の靴の緊締構造は、バンドおよび甲被に設けられた雌雄の面ファスナーにより着脱が容易であることはもとより、着用後においても締め圧が均一となりフィット感に優れるものである。」と記載されている(段落0012)。従って、特許文献2に記載された靴は、締結具自体の改良であって、通常の歩行運動から、全力疾走運動、急停止、方向転換運動、跳躍運動等が組み合わされた複雑な動きを伴う激しい運動、或いはウオーキング或いはジョギングを行う前、またはそれら運動中に適宜締結し直して、靴の中で足が不規則な移動をし、歩行・走行運動中に発生する過剰の回内を防止すること、或いはアーチ、特に内側縦アーチが低下するのを防止することもできない。特許文献1に記載されている従来技術は、通常の歩行運動から、全力疾走運動、急停止、方向転換運動、跳躍運動等が組み合わされた複雑な動きを伴う激しい運動、或いはウオーキング或いはジョギングを行う前、またはそれらの運動中に適宜締結し直して、靴の中で足が不規則な移動をし、歩行・走行運動中にアーチ、特に内側縦アーチが低下するのを防止して、過剰な回内を防止することもできない。
特開2008−237859号公報 特開平11−4704号公報
以上、概説したように、従来技術は、通常の歩行運動に使用する、いわゆる日常使用の靴を履いたまま、歩行運動から、全力疾走運動、急停止、方向転換運動、跳躍運動等が組み合わされた複雑な動きを伴う激しい運動、或いはウオーキング或いはジョギングを行う前、またはそれらの運動中に適宜締結具を締結し直して、靴の中で足が不規則な移動をし、歩行・走行運或いは前記激しい運動中に、アーチ、特に内側縦アーチが低下するのを防止して、過剰な回内を防止することはできない。
従って、発明が解決しようとする第一の課題は、足全体を覆うアッパー、アッパーに接着されたソール及び外羽根式羽根部又は内羽根式羽根部を主要構成部材として含み前記羽根部を所定の締結具で締結するタイプの靴の締結方法を改良し、歩行・走行運動中にアーチが低下し、過剰な回内を防止することである。
本発明が解決しようとする第二の課題は、足全体を覆うアッパー、アッパーに接着されたソール及び外羽根式羽根部又は内羽根式羽根部とを主要構成部材として含み前記羽根部をシューレース又はストラップで締結するタイプの通常の歩行運動に使用する、いわゆる日常使用の靴を履いたまま、歩行運動から、全力疾走運動、急停止、方向転換運動、跳躍運動等が組み合わされた複雑な動きを伴う激しい運動、或いはウオーキング或いはジョギングを行う前、またはそれらの運動中に適宜締結具を締結し直して、靴の中で足が不規則な移動をし、歩行・走行運或いは前記激しい運動中に、アーチ、特に内側縦アーチが低下するのを防止して、過剰な回内を防止することが可能な補助的な締結具を備えている靴を提供することである。
本発明が解決する課題及び利点は以下逐次明らかにされる。
発明者は鋭意検討した結果、足全体を覆うアッパー、アッパーに接着されたソール及び外羽根式羽根部又は内羽根式羽根部を主要構成部材として含み前記羽根部をシューレース又はストラップで締結するタイプの通常の歩行運動に使用する、いわゆる日常使用の靴の裏材の内側縦ア−チ対応箇所に適当な補強材を接合し、必要に応じて前記補強材を靴の外側に緊張させることにより前記課題が解決できることを発見した。
従って、前記課題は下記の各項に記載した手段により解決される。
1.足全体を覆うアッパー、アッパーに接着されたソール及び外羽根式羽根部又は内羽根式羽根部を主要構成部材として含み前記羽根部を所定の緊締具で緊締するタイプの靴において、第5中足骨骨底対応部、第4中足骨骨底対応部、第3中足骨骨底対応部及び第2中足骨骨底対応部に跨り、内側楔状骨対応部で左右に分枝し、一方は第1中足骨骨底対応部を経てアッパーの裏材に固着され、他方は舟状骨対応部及び踵骨対応部を経てアッパーの裏材に固着された全体としてY字状の補強材の端部に伸縮性の紐帯を連結し、前記伸縮性の紐帯を前記羽根部と前記アッパーの間を経て、アッパーの外側面に設けた開口部から引き出し、所定の手段で脱着可能にアッパーに固定できるようにした締結手段を備えた靴。
2.前記1項において、伸縮性の紐帯をゴムバンドとする。
3.前記1項において、伸縮性の紐帯をゴムと不織布或いは織布との複合材とする。
4.前記1〜3項のいずれか1項において、開口部から引き出された伸縮性の紐帯を脱着可能にアッパーに固定する所定の締結手段をスナップボタンとする。
5.前記1〜3項のいずれか1項において、開口部から引き出された伸縮性の紐帯を脱着可能にアッパーに固定する所定の締結手段を面状ファスナーとする。
請求項1に記載した発明により、下記の効果を奏功する。
足全体を覆うアッパー、アッパーに接着されたソール及び外羽根式羽根部又は内羽根式羽根部を主要構成部材として含み前記羽根部を所定の緊締具で緊締するタイプの靴において、第5中足骨骨底対応部、第4中足骨骨底対応部、第3中足骨骨底対応部及び第2中足骨骨底対応部に跨り、内側楔状骨対応部で左右に分枝し、一方は第1中足骨骨底対応部を経てアッパーの裏材に固着され、他方は舟状骨対応部及び踵骨対応部を経てアッパーの裏材に固着された全体としてY字状の補強材の端部に伸縮性の紐帯を連結し、前記伸縮性の紐帯を前記羽根部と前記アッパーの間を経て、アッパーの外側面に設けた開口部から引き出し、前記開口部から引き出された伸縮性の紐帯を脱着可能にアッパーに固定する所定の締結手段を備えているので、通学、或いは買い物、散歩等日常行動に使用する靴を履いたまま、歩行運動から、全力疾走運動、急停止、方向転換運動、跳躍運動等が組み合わされた複雑な動きを伴う激しい運動、或いはウオーキング或いはジョギングを行う直前、またはそれらの運動中に適宜締結具を締結し直して強く締め付け足の内側面を外側に持ち上げることによりアーチ、特に内側縦アーチが低下するのを防止して、過剰な回内を防止することができる。
請求項2に記載した発明により、請求項1に記載した発明で奏功される効果に加えて、伸縮性の紐帯をゴムバンドとしたので、ゴムの最大の特性である高弾性を利用して任意の弾性で締結することができる。
請求項3に記載した発明により、請求項1に記載した発明で奏功される効果に加えて、伸縮性の紐帯をゴムと不織布或いは織布との複合材としたので、ゴムの特性である高弾性による締め付け効果と基布である不織布或いは織布による剛性または耐久性が向上する。
請求項4に記載した発明により、請求項1〜3項に記載した発明で奏功される効果に加えて、開口部から引き出された伸縮性の紐帯を脱着可能にアッパーに固定する所定の締結手段をスナップボタンとしたので、一旦嵌めると、簡単に外れることがないので、安定した締結具となる。
請求項5に記載した発明により、請求項1〜3項に記載した発明で奏功される効果に加えて、開口部から引き出された伸縮性の紐帯を脱着可能にアッパーに固定する所定の締結手段を面状ファスナーとしたので、幼児、女性或いは高齢者等身体的弱者でも簡単に脱着できる。
本発明の一実施例の全体を示す左側斜視図 本発明の一実施例の左側断面図 本発明の一実施例の右側断面図 本発明の一実施例のY字状の補強材と足の骨格との関係を示す透視図。
以下、本発明の実施の形態を、添付した図面に基づいて実施例を説明する。
図1は、本発明の靴1の一実施例の全体を示す左側面図である。足全体を覆うアッパー2、アッパーに接合されたソール3及び左右一対の外羽根式羽根部4、5を主要構成部材として含み、左右一対の羽根部4、5の間に開口部6が形成され、開口部6にタン(ベロ)7、いわゆる泥除けが形成されている。タン(ベロ)7は、開口部6において左右一対の羽根部4、5の間でフリーの状態である。前記羽根部4、5を第1のストラップ8及び靴紐(シューレース)9で締結するようになっている。第1のストラップ8の端部10には、所定の締結具、たとえば、面状ファスナー11のフックが取り付けてある。他方、第1のストラップ8が締結される相手である12は、アッパー2の所定の位置に固着されていて、その表面には、面状ファスナー11のフックが篏合するループ13が縫着されている。14は、本発明の特徴部である第2のストラップである。第2のストラップ14は、第5中足骨骨底対応部、第4中足骨骨底対応部、第3中足骨骨底対応部及び第2中足骨骨底対応部に跨り、内側楔状骨対応部で左右に分枝し、一方は第1中足骨骨底対応部を経てアッパーの裏材に固着され、他方は舟状骨対応部及び踵骨対応部を経てアッパーの裏材に固着された全体としてY字状の補強材21(図3,4)の端部に伸縮性の紐帯、たとえばゴムバンド15が連結してある。ゴムバンド15の端部16には所定の締結具、たとえば、面状ファスナーのフック17が縫着されている。ゴムバンド15は、アッパー2の所定の位置に形成された開口部18から引き出されるようになっている。他方、第2のストラップ14が締結される相手である19は、アッパー2の所定の位置に固着されていて、その表面には、面状ファスナー17のフックが篏合するループ20が縫着されている。なお、理解しやすくするために、図1では、ゴムバンド15の端部16は裏返した状態で記載されている。Y字状の補強材21に関しては後述する。
図2は本発明の一実施例のアッパー左側断面図、図3は本発明の一実施例のアッパー右側断面図、図4は本発明の一実施例のY字状の補強材と足の骨格との関係を示す透視図である。
図2において、22はアッパー2の裏材、23は羽根部5(図1)の裏材である。ゴムバンド15の端部16(図1)が、アッパー2の内側を経て羽根部5の上を通ってアッパー2の所定の位置に形成された開口部18から引き出される状態を示している。
図3は本発明の一実施例の右側断面図である。図3において、15はゴムバンド、21はY字状補強材である。補強材21は、ポリエステル、ナイロン、綿、或はそれらの複合材から強度、耐久性等を勘案して適宜選択される。
本発明によるY字状補強材21は、裏材22に縫着されているが、図4は、裏材22を取り外しで、Y字状補強材21が、足の骨格とどのような位置関係にあるかを示す透視図である。Y字状の補強材21は、直線部分25と、Y字状の補強材21の分岐点26から分岐された分岐部27と分岐部28から構成されている。Y字状の補強材21の直線部分25は、第5中足骨骨底対応部29、第4中足骨骨底対応部30、第3中足骨骨底対応部31及び第2中足骨骨底対応部31に跨っている。分岐点26は、内側楔状骨対応部33に対応している。一方の分岐部27は、第1中足骨骨底対応部34を経てアッパーの裏材22に固着され、他方の分岐部28は舟状骨対応部35及び踵骨対応部36を経てアッパーの裏材22に固着されている。Y字状の補強材21の端部には伸縮性の紐帯、たとえばゴムバンド15(図1)が連結され、前記伸縮性の紐帯を前記羽根部5と前記アッパー2の間を経て、アッパー2の外側面に設けた開口部18から引き出されるようになっている。そして、前記開口部18から引き出された伸縮性の紐帯15は、アッパー2に固着された締結手段19に脱着可能に締結される。
産業上の利用分野
本発明の靴は上述したような構成になっているので、通常の歩行、いわゆる日常使用の靴として使用したまま、歩行運動から、全力疾走運動、急停止、方向転換運動、跳躍運動等が組み合わされた複雑な動きを伴う激しい運動、或いはウオーキング或いはジョギングを行う前、またはそれらの運動中に適宜締結具を締結し直して、靴の中で足が不規則な移動をし、歩行・走行運或いは前記激しい運動中に、アーチ、特に内側縦アーチが低下するのを防止して、過剰な回内を防止することができる。
1 靴
2 アッパー
3 ソール
4 外羽根式羽根部
5 外羽根式羽根部
6 開口部
7 タン(ベロ)
8 第1のストラップ
9 靴紐(シューレース)
10 第1のストラップ8の端部
11 面状ファスナー
12 ストラップ8が締結される相手
13 ループ
14 第2のストラップ
15 ゴムバンド
16 ゴムバンド15の端部
17 面状ファスナーのフック
18 開口部
19 ストラップ14が締結される相手
20 ループ
21 Y字状補強材
22 アッパー2の裏材
23 羽根部5の裏材
24 外羽式羽根部内側
25 Y字状補強材の直線部分
26 Y字状の補強材の分岐点
27 分岐部
28 分岐部
29 第5中足骨骨底対応部
30 第4中足骨骨底対応部
31 第3中足骨骨底対応部
32 第2中足骨骨底対応部
33 内側楔状骨対応部
34 第1中足骨骨底対応部
35 舟状骨対応部
36 踵骨対応部

Claims (5)

  1. 足全体を覆うアッパー、アッパーに接着されたソール及び外羽根式羽根部又は内羽根式羽根部を主要構成部材として含み前記羽根部を所定の緊締具で緊締するタイプの靴において、第5中足骨骨底対応部、第4中足骨骨底対応部、第3中足骨骨底対応部及び第2中足骨骨底対応部に跨り、内側楔状骨対応部で左右に分枝し、一方は第1中足骨骨底対応部を経てアッパーの裏材に固着され、他方は舟状骨対応部及び踵骨対応部を経てアッパーの裏材に固着された全体としてY字状の補強材の端部に伸縮性の紐帯を連結し、前記伸縮性の紐帯を前記羽根部と前記アッパーの間を経て、アッパーの外側面に設けた開口部から引き出し、前記開口部から引き出された伸縮性の紐帯を脱着可能にアッパーに固定する所定の締結手段を備えた靴。
  2. 前記伸縮性の紐帯が、ゴムバンドである請求項1に記載した靴。
  3. 前記伸縮性の紐帯が、ゴムと不織布或いは織布との複合材である請求項1に記載した靴。
  4. 前記開口部から引き出された伸縮性の紐帯を脱着可能にアッパーに固定する所定の締結手段が、スナップボタンである請求項1〜3のいずれか1項に記載した靴。
  5. 前記開口部から引き出された伸縮性の紐帯を脱着可能にアッパーに固定する所定の締結手段が面状ファスナーである請求項1〜3もいずれか1項に記載した靴。
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