JP2016035389A - 計測装置、医療機器、および訓練用機器 - Google Patents

計測装置、医療機器、および訓練用機器 Download PDF

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Abstract

【課題】組み立てが容易な計測装置を提供する。
【解決手段】線状体が貫通する貫通孔が形成されている本体部10と線状体の湾曲度合いを検出するセンサ部を備える。本体部10とセンサ部とは着脱可能であり、センサ部は本体部に対して光を発する発光部20と当該光のうち本体部10を透過した光を受光する受光部30とを含む。発光部20および受光部30は、本体部10を挟持した状態で発光部20の一部と受光部30の一部とが互いに固定された固定部により位置決め可能である。上記固定部を構成する発光部20の一部と受光部30の一部とのいずれか一方には凸部51、他方には凸部51と接触して発光部20と受光部30との相対的位置を固定可能な段差部33が形成されており、発光部20および受光部30の少なくともいずれか一方は凸部51と段差部33との接触状態を変更するように弾性変形可能な部分を含む。
【選択図】図3

Description

本発明は、計測装置に関し、特に可撓性を有する線状体に作用する長手軸方向の圧縮力を計測する計測装置、医療機器、および訓練用機器に関する。
可撓性を有する線状体は、体内の管の中へ挿入される線状の医療器具として実用化されている。たとえば、血管、尿管、気管支、消化管もしくはリンパ管などの体内にある管に挿入されるガイドワイヤやカテーテル、または、動脈瘤を塞栓するための塞栓用コイルが先端に付いたワイヤなどが知られている。これらの線状体を体内の管の中へ挿入し、体外からの操作によって目的部位まで誘導する。
線状体が挿入される上記のような体内の管は必ずしも直線状ではなく、部分的に屈曲や分岐をしている場合が多い。また、管の径は必ずしも一定ではなく、管自体が細くなっていたり、血管内に生じる血栓などの管内部にある障害物によって管の径が細くなっていたりする場合がある。このとき、線状体によって過度の荷重が人体の管に作用すると、管を損傷する恐れがある。
しかし、従来の線状体では、線状体の進行方向前方の状況を検知する手段がなかったため、線状体の操作を操作者の勘に頼らざるを得ず、体外からの誘導操作には熟練が必要であった。
そこで、特開平10−263089号公報には、線状体の進行方向前方における障害物の存在を検知する装置として、線状体の先端に圧力センサが設けられている障害物感知機能付きカテーテルが開示されている。
しかし、このような障害物感知機能付きカテーテルを細いガイドワイヤに適用することは困難を伴う。細いガイドワイヤ、特に脳血管に入れるガイドワイヤの場合、その直径は、0.35mm程度であり、先端部に小型の圧力センサを取り付けることは、困難である。また、圧力センサの信号を人体外部に取り出すために、ガイドワイヤの中に配線を通すのは、さらなる困難を要する。
このような課題を解決するものとして、特開2008−064508号公報には、線状体の湾曲度合いを検出するセンサを用いた可撓性線状体の圧縮力計測装置が開示されている。
さらに再公表特許WO2011/033985号公報には、圧縮力だけでなく、引張力も検出することができる計測装置が開示されている。
上記計測装置は、貫通孔が形成されている本体部と、本体部の貫通孔に光を照射可能な発光部と、貫通孔を通過した光を受光する受光部とを主に備えている。線状体は貫通孔に通されて、圧縮力を受けて貫通孔内で湾曲したときの湾曲度合いが受光部による検出データに基づいて変換されて当該圧縮力が計測される。これにより、体内の管内部における障害物の存在を管外部において検知することができる。
特開平10−263089号公報 特開2008−064508号公報 再公表特許WO2011/033985号公報
上記のような計測装置が治療に使用された後には、衛生の面からカテーテルと接続されていた本体部は使い捨てられるのが好ましい。つまり、発光部および受光部と本体部とは分離可能に設けられているのが好ましい。
しかしながら、上記のような計測装置が本体部と発光部および受光部とに分離可能に設けられている場合には、治療前に術者による計測装置の組み立て作業が必要となる。このとき、上記のような計測装置は、本体部を挟んだ状態で発光部と受光部とをねじ止めすることにより組み立てられていたため、組み立てには工具を用いる必要があり、所定の時間を要していた。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものである。本発明の主たる目的は、組み立てが容易な計測装置、医療機器、および訓練用機器を提供することにある。
本発明に係る計測装置は、可撓性を有する線状体に作用する長手軸方向の圧縮力を計測する計測装置であって、前記線状体が貫通する貫通孔が形成されている本体部を備え、前記本体部は、前記線状体に前記圧縮力が作用するとき、前記貫通孔の内部で前記線状体が所定の平面内において湾曲可能となるように設けられており、前記線状体の前記湾曲の度合いを検出するセンサ部をさらに備える。前記本体部と前記センサ部とは着脱可能に設けられており、前記センサ部は、前記本体部に対して光を発する発光部と、前記発光部が発した光のうち前記本体部を透過した光を受光する受光部とを含む。前記発光部および前記受光部は、前記本体部を挟持した状態で、前記発光部の一部と前記受光部の一部とが互いに固定された固定部により位置決め可能である。前記固定部を構成する前記発光部の一部と前記受光部の一部とのいずれか一方には凸部が形成されており、前記発光部の一部と前記受光部の一部とのいずれか他方には前記凸部と接触して前記発光部と前記受光部との相対的位置を固定可能な段差部が形成されている。前記発光部および前記受光部の少なくともいずれか一方は、前記凸部と前記段差部との接触状態を変更するように弾性変形可能な部分を含む。
本発明によれば、組み立てが容易な計測装置、医療機器、および訓練用機器を提供することができる。
実施の形態1に係る計測装置の本体部を説明するための図である。 実施の形態1に係る計測装置を説明するための図である。 実施の形態1に係る計測装置を説明するための図である。 図3に示す線分IV−IV線から見た断面図である。 実施の形態1に係る計測装置の発光部および受光部を説明するための下面図である。 実施の形態1に係る計測装置の組み立て途中の状態を説明するための断面図である。 実施の形態2に係る計測装置の固定部を説明するための図である。 実施の形態3に係る計測装置の固定部を説明するための図である。 実施の形態3に係る計測装置の変形例を説明するための図である。 実施の形態4に係る計測装置の発光部および受光部を説明するための下面図である。 実施の形態4に係る計測装置の変形例を説明するための下面図である。 実施の形態5に係る計測装置を説明するための下面図である。 実施の形態6に係る計測装置を説明するための図である。 実施の形態7に係る計測装置を説明するための図である。 実施の形態1に係る計測装置を備えた医療機器を説明するための図である。 実施の形態1に係る計測装置を備えた訓練用装置を説明するための図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付しその説明は繰返さない。
(実施の形態1)
図1〜図5を参照して、実施の形態1に係る計測装置100について説明する。実施の形態1に係る計測装置100は、可撓性を有する線状体110に対し、その長手軸方向に作用する圧縮力を計測するための計測装置である。計測装置100は、線状体110が貫通する貫通孔1が形成されている本体部10と、本体部10の貫通孔1の内部における線状体の湾曲の度合いを検出するセンサ部としての発光部20および受光部30とを備えている。
貫通孔1は、線状体110が貫通する出入口を大きくして挿入性を向上させるために、出入口にテーパ状の入出力ポート11A,11Bを形成する。貫通孔1の内部には、線状体110の長手軸方向以外への移動を規制する拘束部12A,12Bが形成されている。
さらに貫通孔1の内部には、拘束部12A,12Bの間に挟まれており、線状体110の長手軸方向および長手軸方向と垂直な一方向以外への移動を規制する空間13が形成されている。言い換えると、図1を参照して、空間13では、線状体110が紙面と平行方向の動作を拘束しないようになっている。異なる観点から言えば、線状体110の長手方向に垂直な貫通孔1の断面形状は、入出力ポート11A,11B、拘束部12A,12B、空間13においてそれぞれ異なっている。
貫通孔1は拘束部12A,12Bの間で曲がっており、線状体110が貫通孔1を貫通すると湾曲形状となる。つまり、貫通孔1を貫通している線状体110は、拘束部12Aにより拘束されている部分と、拘束部12Bにより拘束されている部分との間に位置する空間13内で湾曲している。言い換えると、貫通孔1を貫通している線状体110の湾曲形状の頂部は、空間13内に常に位置している。このとき、線状体110の湾曲形状の頂部は、線状体110が受ける長手方向の圧縮力に応じて空間13内で長手方向に垂直な方向であって図1における紙面に平行な方向A(以下、単に方向Aという)に沿った軌跡を描くことになる。異なる観点から言えば、線状体110は、本体部10の内部で所定の平面(線状体110の長手方向および方向Aを含む平面、すなわち図1における紙面と平行な面)内において湾曲可能に設けられている。当該平面は、たとえば本体部10において発光部20側に位置する端面10A(以下単にセンサ面という)と平行に設けられている。
入出力ポート11A,11Bおよび空間13において、線状体110の長手軸方向に垂直な断面における貫通孔1の断面形状は、線状体110に対して図1における紙面と垂直方向の動作を拘束可能な限りにおいて、任意の形状とすればよいがたとえば長方形状である。このとき、貫通孔1の当該断面形状の長辺は、図1における紙面と平行な方向に沿って形成されている。特に、貫通孔1の空間13における当該断面形状の長辺は、方向Aに沿って形成されている。一方、貫通孔1の当該断面形状の短辺は、センサ面10A(図1における紙面)と垂直な方向(図2に示す本体部10、発光部20、および受光部30の積層方向E)に沿って形成されている。
一方、拘束部12A,12Bにおいて、線状体110の長手軸方向に垂直な断面における貫通孔1の断面形状は、線状体110に対してセンサ面10Aと垂直な方向、および方向Aに平行な方向の動作を拘束可能な限りにおいて、任意の形状とすればよいがたとえば正方形状である。
つまり、貫通孔1の入出力ポート11A,11B、拘束部12A,12Bおよび空間13において、貫通孔1のセンサ面10Aと垂直方向の高さは線状体110の直径よりもわずかに大きく(たとえば線状体110の直径の105%〜120%)、線状体110に対してセンサ面10Aと垂直方向の動作を拘束している。また、貫通孔1の拘束部12A,12Bにおいて、線状体が延びる方向に垂直な断面におけるセンサ面10Aと平行な方向における幅は線状体110の直径よりもわずかに大きく(たとえば線状体110の直径の105%〜120%)、線状体110に対してセンサ面10Aと平行方向の動作を拘束している。
空間13における当該断面形状が貫通孔1の内部における線状体110の湾曲方向を決定し、当該断面形状の長辺の長さが線状体110に長手軸方向の圧縮力が作用するときの線状体110の湾曲の山の高さを制限している。そのため、貫通孔1を貫通している線状体110は、センサ面10Aと平行な方向に沿って湾曲している。
本体部10は、センサ面10Aと接続されているとともに方向Aにおいて互いに対向しており、センサ面10Aに対して垂直な側面10B,10Cを有している。
本体部10を構成する材料は、光の透過性に高い任意の材料とすればよいが、たとえばポリカーボネート、アクリル、ポリフェニルサルフォンである。本体部10は、貫通孔1の内周面に対して所定の厚みを有するように形成されていればよいが、空間13において貫通孔1の断面形状の短辺方向における厚みは薄い方が好ましい。つまり、本体部10の線状体110の長手方向に垂直な断面形状は、たとえば長方形状である。
本体部10は、センサ部としての発光部20および受光部30と着脱可能に設けられている。図2〜図4を参照して、発光部20と受光部30とは、線状体110の長手方向および方向Aのそれぞれに垂直な方向(空間13における貫通孔1の断面形状の短辺が延びる方向)において本体部10を挟むように配置され、着脱可能に互いに固定されている。言い換えると、発光部20、本体部10、および受光部30は線状体110の長手方向および方向Aのそれぞれに垂直な方向において順に積層している(以下、発光部20、本体部10、および受光部30が積層する方向を単に積層方向Eという)。
図4を参照して、受光部30の積層方向Eにおける上面には、本体部10を嵌めこむ溝部が形成されている。このとき、受光部30に設けられている当該溝部は、センサ部におけるセンサ面10A、すなわち後述する発光部20における発光素子21や受光部30におけるラインセンサ32が延在する面に沿うように形成されている。また、本体部10の側面10B,10Cは、受光部30の溝部の側面と接触している。
そのため、積層方向Eにおける受光部30の溝部の深さは、線状体110の長手方向に垂直な本体部10の断面形状における短辺の長さと同等となるように設けられている。また、積層方向Eは方向Aに垂直であって、方向Aにおける受光部30の溝部の幅は、線状体110の長手方向に垂直な本体部10の断面形状における長辺の長さと同等となるように設けられている。
図2を参照して、発光部20は、貫通孔1に対して光を照射可能に設けられている。発光部20は、任意の発光体を有していればよく、たとえばLED(Light Emitting Diode)などの発光素子21を内蔵している光源器である。具体的には、発光部20の発光素子21は、上述のように貫通孔1を貫通している線状体110の湾曲形状の頂部に対し、光を照射可能に設けられている。よって、発光部20の発光素子21は、計測装置100が組み立てられたときに、空間13において線状体110の湾曲形状の内周側の端部から外周側の端部に渡って延在するように形成されている。
受光部30は、発光部20から本体部10の貫通孔1に対して照射された光のうち、本体部10を透過した光を受光可能に設けられている。受光部30は、任意の受光体を有していればよく、たとえば受光素子が直線状に並列に配置されている光学式ラインセンサ32などを内蔵している受光器である。具体的には、受光部30のラインセンサ32は、上述のように貫通孔1を貫通している線状体110の湾曲形状の頂部に対し発光部20から照射された光を受光可能に設けられている。よって、受光部30のラインセンサ32は、空間13において線状体110の湾曲形状の内周側の端部から外周側の端部に渡って延在している。受光部30は、さらにレンズ31などの光学部品を有していてもよい。たとえば、本体部10を透過した光をレンズ31により集光し、それを光学式ラインセンサ32により受光してもよい。計測装置100が組み立てられている状態において、発光部20の下面20Aとセンサ面10Aおよび受光部30の上面30Aとは面接触している。
発光部20において、発光素子21よりも外側には、計測装置100が組み立てられている状態で本体部10よりも外側を通るとともに受光部30と少なくとも部分的に接触しているアーム部50が形成されている。アーム部50において受光部30と接触する領域は広い方が好ましい。ここで、計測装置100が組み立てられている状態とは、本体部10、発光部20、および受光部30の相対的位置が固定されている状態であり、使用中において許容され得る程度を超えた位置ずれが抑制されている状態である。
計測装置100が組み立てられている状態において、アーム部50における受光部30と接触する領域には、受光部30に向かって凸状である凸部51が形成されている。一方、計測装置100が組み立てられている状態において、受光部30におけるアーム部50と接触する領域には、凸部51と接触して発光部20と受光部30との相対的な位置を固定可能とする段差部であって、凸部51と嵌合可能に設けられている凹部33が形成されている。
凸部51は、受光部30に向かって凸状に形成されている限りにおいて、任意の立体形状を有していればよいが、たとえば半球状に設けられている。凹部33は、凸部51と接触して発光部20と受光部30との相対的な位置を固定可能とする段差部である限りにおいて任意の立体形状を有していればよいが、たとえば半球状に設けられている。異なる観点から言えば、凸部51は、アーム部50が受光部30と接触している面に垂直な任意の断面において半円状に設けられている。このとき、凸部51と凹部33とは、面接触可能に設けられているのが好ましい。
アーム部50は、弾性変形可能に設けられている。これにより、少なくとも凸部51と凹部33とが嵌合していない状態においては、アーム部50は凸部51が受光部30の外周面と接触することにより凸部51の高さの分だけ外側に反るように弾性変形する。このとき、アーム部50に生じる復元力を、凸部51を介して受光部30に付与することができる。さらに、凸部51と凹部33とが嵌合している状態でアーム部50が弾性変形をしているように設けられていてもよい。この場合、計測装置100が組み立てられている状態でアーム部50の弾性変形に伴う復元力を受光部30に付与することができる。
アーム部50は複数形成されていてもよいが、少なくとも1つ以上形成されていればよい。また、凸部51は1つのアーム部50に複数形成されていてもよい。また、受光部30においてアーム部50と接触する領域に凸部51が形成されており、アーム部50に凹部33が形成されていてもよい。アーム部50は、積層方向Eに沿って受光部30の下面まで延びるように形成されている。この場合、凸部51は、たとえばアーム部50の先端部50Eの近傍に設けられており、凹部33は、たとえば受光部30の下面の近傍に設けられている。
アーム部50は、任意の形状を有していればよいが、たとえば先端部50Eから発光素子21などが配置されている発光部20の本体部分との接続部分(根元部分)に至るまで、受光部30の外周面と面接触可能な面を有する直方体として形成されていてもよい。
発光部20において、発光素子21よりも外側には、計測装置100が組み立てられている状態で本体部10よりも外側を通るとともに受光部30の外周面と接触している複数の案内部40が形成されている。複数の案内部40は、たとえば受光部30の外周面と接触するように形成されていればよく、それぞれ積層方向Eに沿って受光部30の下面まで延びるように形成されているのが好ましい。
図5を参照して、複数の案内部40は、アーム部50を挟むように配置されている案内部41と、本体部10を挟んでアーム部50および案内部41の反対側に位置する案内部42とを含んでいてもよい。具体的には、複数の案内部40は、たとえば受光部30の4隅を囲うように形成されていてもよい。案内部40は、当該延在方向(積層方向E)に垂直な断面形状がL字形状であって、受光部30の互いに交差(たとえば直交)する2つの外周面と接触可能に設けられている。これにより、案内部40によってセンサ面10A内における発光部20と受光部30との相対的な位置合わせを行い得る。このとき、アーム部50は、受光部30の外形を規定する一辺の両端の角と接触可能に設けられた2つの案内部40の間に配置されており、当該一辺を含む面と接触可能に設けられている。
発光部20を構成する材料は樹脂であり、アーム部50(発光部20の一部)および複数の案内部40は、発光部20と一体として成型されているのが好ましい。
発光部20および受光部30には、本体部10を挟持している状態(計測装置100が組み立てられている状態)において、本体部10を挟んだ位置における少なくとも2箇所(固定部Bと接続部C)で互いに接続されている。そのうちの1つである固定部Bは、発光部20および受光部30が本体部10を挟持した状態で、発光部20の一部と受光部30の一部とが互いに固定されている部分であり、凸部51と凹部33とで接続されている。固定部Bは、計測装置100が組み立てられている状態において発光部20と受光部30とを位置決めしている。さらに、他方の上記接続部Cは、発光部20および受光部30が本体部10を挟持した状態で、本体部10から見て固定部Bと反対側に位置している発光部20および受光部30の部分である。
次に、実施の形態1に係る計測装置100の組み立て方法について説明する。計測装置100の組み立て方法は、本体部10、発光部20、および受光部30を準備する工程(S10)と、本体部10、発光部20、および受光部30を順に積層する工程(S20)と、発光部20と受光部30とを嵌め合わせる工程(S30)とを備える。
準備する工程(S10)では、上述した本体部10、発光部20、および受光部30を準備する。
次に、積層する工程(S20)において、本体部10、発光部20、および受光部30を積層する。具体的には、まず、受光部30の上面に設けられている溝部内に本体部10を配置する。このとき、本体部10は、方向Aが受光部30の上面に沿うように配置される。その後、本体部10を受光部30と挟むように発光部20を配置する。このとき、図6を参照して、発光部20のアーム部50は、凸部51が受光部30の外周面と接触することによって、凸部51の寸法(高さ)の分だけ受光部30の外周面に対して反るように弾性変形する。これにより、発光部20と受光部30との間にはアーム部50の弾性変形に伴う復元力が凸部51を介して受光部30に付与される。そのため、次工程(S30)において積層方向Eに力を印加しない限りにおいて、発光部20と受光部30との相対的位置を仮止めすることもできる。このようにして、発光部20、本体部10、受光部30は積層方向Eにおいて順に積層される。
次に、嵌め合わせる工程(S30)では、発光部20または受光部30に対して積層方向Eに力を印加することにより発光部20と受光部30とを嵌め合わせる。上述のように、発光部20には、積層方向Eに延びるように案内部40およびアーム部50が形成されているため、積層方向Eに力を付与された発光部20または受光部30は案内部40およびアーム部50に導かれて積層方向Eに移動する。発光部20および受光部30が凸部51と凹部33とが重なる位置にまで相対的に移動されると、凸部51と凹部33とが嵌合する。これにより、発光部20と受光部30とが相対的に位置決めされ、計測装置100が組み立てられる。
次に、実施の形態1に係る計測装置100の作用効果について説明する。
本体部10は、長手方向において線状体110に作用する圧縮力や引張力の強さに応じて線状体110の湾曲度合いが変化可能に設けられている。発光部20と受光部30との間に位置する部材のうち、本体部10は光透過性であるのに対し、線状体110は遮光性を有する。そのため、発光部20が本体部10に対して発した光は、線状体110が位置する部分を除いて透過し、受光部30に到達して検出される。これにより、受光部30が検出した光量から線状体110の位置を検出して、線状体110の湾曲の度合いを測定することができる。線状体110の湾曲度合いから、検出される湾曲の度合いを線状体に作用する長手軸方向の圧縮力に変換することにより、線状体に作用する圧縮力を計測することができる。
計測装置100において、本体部10はセンサ部(発光部20および受光部30)から着脱可能に設けられている。これにより、本体部10を使い捨て可能とすることができる。このとき、発光部20および受光部30は、本体部10を挟持した状態で、アーム部50(発光部20の一部)と受光部30においてアーム部50と接触する部分(受光部30の一部)とが互いに固定された固定部Bにより位置決め可能に設けられている。具体的には、当該固定部Bを構成するアーム部50には凸部51が形成されており、受光部30においてアーム部50と接触する部分(受光部30の一部)には凸部51と接触して発光部20と受光部30との相対的位置を固定可能な段差部としての凹部33が形成されている。
さらにこのとき、発光部20および受光部30の少なくともいずれか一方は、本体部10とセンサ部とを着脱可能とする程度に弾性変形可能な部分を含んでいる。実施の形態1においては、アーム部50が弾性変形可能に設けられている。
これにより、受光部30の溝部に本体部10を配置した状態で、発光部20と受光部30とを相対的に移動させることにより凸部51と凹部33とを嵌め合わせることができ、発光部20と受光部30との相対的位置を固定することができる。このため、従来の計測装置のように発光部と受光部とをねじ止めする必要がなく、ドライバなどの工具を用いずに容易に計測装置100を組み立てることができる。また、計測装置100の組み立てられている状態から凸部51と凹部33との嵌合状態を解くようにアーム部50を弾性変形させることにより、容易に計測装置100の発光部20と受光部30とを分離し、本体部10を取り外すことができる。
また、発光部20および受光部30には、本体部10を挟持した状態において
本体部10から見てアーム部50と反対側に位置する案内部40が形成されている。つまり、上述のように、アーム部50と受光部30の外周面とが接続することによって発光部20と受光部30との相対的な位置を固定可能な固定部Bが形成されていると同時に、案内部40と受光部30においてアーム部50と接続する外周面の反対側に位置する外周面とが接続することによって接続部Cが形成されている。このとき、案内部40、アーム部50、および受光部30の外周面が、センサ面10Aに対して交差する方向に延びるように形成されている。
そのため、発光部20と受光部30とはセンサ面10Aに対して交差する方向以外の方向への相対的な移動が、固定部Bおよび接続部Cの少なくとも2箇所により、異なる観点から言えば案内部40およびアーム部50により制限される。その結果、センサ面10Aに沿った方向、たとえば方向Aおよびこれに垂直な方向における発光部20と受光部30との相対的な移動が制限されているため、寸法公差などに起因した組み立て状態での位置ずれ等を抑制することができ、計測装置100の測定精度の低下を防止することができる。つまり、計測装置100は、容易に組み立て、分離可能であるとともに、線状体110に作用する長手方向の圧縮力に対し高い測定精度を有している。
また、発光部20または受光部30は、接続部C、異なる観点から言えば案内部40および受光部30によってセンサ面10Aに交差する方向に沿った移動方向が規定されている。これにより、計測装置100を組み立てる際にもセンサ面10A内における位置合わせを容易に行うことができる。
また、発光部20を構成する材料は樹脂であり、アーム部50(発光部20の一部)および複数の案内部40は、発光部20と一体として成型されている。そのため、アーム部50や案内部40を発光部20と別体として形成した場合と比べて、計測装置100の製造コストを低減することができ、かつ発光部20とアーム部50または案内部40との接続部分の強度を高めることができる。
(実施の形態2)
次に、図7を参照して、実施の形態2に係る計測装置100について説明する。実施の形態2に係る計測装置100は、基本的には実施の形態1に係る計測装置100と同様の構成を備えるが、凸部51が半球状に設けられているのではなく、半円筒状に設けられている点で異なる。
凸部51は、アーム部50が延びる積層方向Eに垂直な方向であって、アーム部50と接続されて固定部Bを構成する受光部30の外周面に沿った方向に軸方向が延びている半円筒状に設けられている。異なる観点から言えば、凸部51は、アーム部50が受光部30と接触している面に垂直であって積層方向Eに延びる断面において半円状に設けられているとともに、アーム部50が受光部30と接触している面に垂直であって積層方向Eに垂直な断面において長方形状に設けられている。
凹部33は、計測装置100が組み立てられている状態で、凸部51と嵌合可能に設けられている。具体的には当該状態において凸部51と重なる部分において、積層方向Eに垂直な方向であって、受光部30との外周面に沿った方向に軸方向が延びている半円筒状に設けられている。
このようにしても、実施の形態1に係る計測装置100と同様の効果を奏することができる。さらに、凸部51および凹部33が半球状に設けられている場合と比べて、凸部51および凹部33が積層方向Eに垂直な方向に延在しているため、凸部51および凹部33を中心とした周方向における発光部20と受光部30との相対的な位置ずれをより効果的に抑制することができる。
なお、凸部51および凹部33は、その軸方向が積層方向Eに垂直な方向に延びる形態に限られるものではなく、その軸方向が積層方向Eに交差する方向に延びるように形成されていてもよい。このようにしても、実施の形態2に係る計測装置100と同様の効果を奏することができる。また、凸部51と凹部33とは、互いに嵌合可能に設けられている限りにおいて、半円筒状に限られるものでなく、たとえば三角柱状に設けられていてもよい。
(実施の形態3)
次に、図8を参照して、実施の形態3に係る計測装置100について説明する。実施の形態3に係る計測装置100は、基本的には実施の形態1に係る計測装置100と同様の構成を備えるが、アーム部50の先端部50Eが受光部30と対向する側において円弧状に形成されている点で異なる。
言い換えると、アーム部50は先端部50Eから発光素子21などが配置されている発光部20の本体部分との接続部分(根元部分)に至るまで直方体として形成されていない。凸部51が形成されている部分よりも先端側に位置する先端部50Eは、凸部51よりも上方においてアーム部50が受光部30と接触している面に垂直でかつ積層方向Eに延びる断面において円弧状に設けられている。このとき、先端部50Eの円弧状部分は、受光部30の外周面と対向するアーム部50の内周面と接続されている内側、すなわち凸部51と接続されている内周面側に行くにつれてアーム部50の延びる方向における長さが短くなるように設けられている。
このようにしても、実施の形態1に係る計測装置100と同様の効果を奏することができる。さらに、計測装置100を組み立てる際に、発光部20と受光部30との位置合わせをより容易に行うことができる。つまり、位置決めの際に、受光部30の発光部20側に位置する頂部と接触するアーム部50の先端部50Eの形状が上記のように円弧状であるため、積層方向Eにおいて発光部20と受光部30との相対的な位置を移動させると同時に方向Aにおける発光部20と受光部30との相対的な位置合わせを行うことができる。
また、図9を参照して、アーム部50の先端部50Eは、発光部20と受光部30とが互いに対向する側に、センサ面10Aに垂直な方向に対して所定の角度で交差している傾斜面を有していてもよい。具体的には、先端部50Eの傾斜面部分は、受光部30の外周面と対向するアーム部50の内周面と接続されている内側、すなわち凸部51と接続されている内周面側に行くにつれてアーム部50の延びる方向における長さが短くなるように設けられている。
なお、案内部40の先端部も実施の形態3に係るアーム部50の先端部50Eと同様の構成を備えていてもよい。これにより、計測装置100を組み立てる際に、発光部20と受光部30との位置合わせをより容易に行うことができる。
(実施の形態4)
次に、図10を参照して、実施の形態4に係る計測装置100について説明する。実施の形態4に係る計測装置100は、基本的には実施の形態1に係る計測装置100と同様の構成を備えるが、案内部40が本体部10から見てアーム部50の反対側にのみ配置されている点で異なる。
この場合、案内部40は、本体部10を挟んでアーム部50の反対側に位置する案内部42のみが形成されていればよい。このようにしても、アーム部50と案内部42とにより方向Aにおいて発光部20と受光部30とが相対的に位置決めされており、また凸部51と凹部33、および案内部42によりセンサ面10A内において方向Aに垂直な方向において発光部20と受光部30とが相対的に位置決めされているため、案内部40の数を減らしても、実施の形態1に係る計測装置100と同様の効果を奏することができる。
さらに、アーム部50が、計測装置100が組み立てられている状態において弾性変形しているように形成されている場合には、当該状態において発光部20と受光部30とには常に復元力が印加されていることになる。そのため、発光部20と受光部30との位置ずれをより効果的に抑制することができる。この場合、発光部20および受光部30の寸法公差を大きくしても、実施の形態4に係る計測装置100と同様の効果を奏することができる。
さらに、図11を参照して、受光部30には、本体部10の貫通孔1の内部で線状体110が延びる方向に対し交差する方向に複数の受光素子32がそれぞれ並列に配置されており、固定部Bと接続部Cとは、交差する方向に対して傾斜する方向において互いに対向するように配置されていてもよい。すなわち、案内部42は1つのみ設けられており、受光部30を挟んだ対角線上にアーム部50が形成されていてもよい。
1つの案内部42は、たとえばその延在方向(積層方向E)に垂直な断面形状がL字形状であって、受光部30の互いに交差(たとえば直交)する2つの外周面と接触可能に設けられている。この場合、当該案内部42と接触する受光部30の1つの部分(角)と対角線上において対向する部分は、たとえば角取りされていて方向Aに対して傾斜している面35が形成されている。
アーム部50は、たとえば方向Aに対して所定の角度を成すように傾斜している内周面を有し、当該面で受光部30と接触して上記固定部Bを形成していていもよい。たとえば、アーム部50において、方向Aに対して45度傾斜している面52上に凸部51が形成されており、当該傾斜面52と受光部30の傾斜面35とが面接触可能に設けられている。
これにより、センサ面10Aに沿った方向、たとえば方向Aおよびこれに垂直な方向における発光部20と受光部30との相対的な移動を制限することができる。つまり、案内部40を1つとしても、寸法公差などに起因した組み立て状態での位置ずれ等を抑制することができ、計測装置100の測定精度の低下を防止することができる。
(実施の形態5)
次に、図12を参照して、実施の形態5に係る計測装置100について説明する。実施の形態5に係る計測装置100は、基本的には実施の形態1に係る計測装置100と同様の構成を備えるが、発光部20および受光部30は蝶番60を介して互いに回動可能に接続されている点で異なる。
蝶番60は本体部10から見て上記固定部Bと反対側に位置する発光部20および受光部30とを接続するように設けられている。蝶番60は、積層方向Eにおいて発光部20および受光部30の任意の位置に接続されていてもよい。たとえば、発光部20および受光部30のうちのいずれか一方が他方の一部と重なるように設けられており、当該部分において蝶番60を介して接続されていてもよい。この場合、蝶番60を閉じた状態で上記固定部Bおよび上記接続部Cにおいて発光部20および受光部30とが接触する。
つまり、実施の形態5に係る計測装置100では、案内部40が形成されていない。
このようにしても、本体部10から見て蝶番60の反対側にはアーム部50が形成されており、アーム部50と受光部30とが接触する領域には凸部51および凹部33が形成されているため、案内部40を用いなくても実施の形態1に係る計測装置100と同様の効果を奏することができる。すなわち、受光部30の溝部に本体部10を配置した状態で、蝶番60を中心として発光部20と受光部30とを相対的に移動させることにより凸部51と凹部33とを嵌め合わせることができ、発光部20と受光部30との相対的位置を固定することができる。
また、発光部20と受光部30とは、たとえば本体部10の交換作業の間も蝶番60により接続されているため、計測装置100の組み立て作業時における発光部20と受光部30との位置合わせを極めて容易に行うことができる。
(実施の形態6)
次に、図13を参照して、実施の形態6に係る計測装置100について説明する。実施の形態6に係る計測装置100は、基本的には実施の形態1に係る計測装置100と同様の構成を備えるが、本体部10は側面10Cにおいて発光部20と接触しているとともに、側面10Bにおいて受光部30と接触している点で異なる。
発光部20は、計測装置100が組み立てられている状態において、本体部10から見てアーム部50と反対側に位置する部分に受光部30側に突出している凸状部分22(インロー)が形成されており、当該凸状部分22の内側の面が本体部10の側面10Cと接触している。
受光部30は、計測装置100が組み立てられている状態において、アーム部50と接触している凸状部分36(インロー)が形成されており、当該凸状部分36の内側の面が本体部10の側面10Bと接触している。
この場合、本体部10は、積層方向Eだけでなく方向Aにおいても発光部20と受光部30とに挟まれることになる。そのため、アーム部50と凸状部分36とが接触する面、本体部10の側面10Bと凸状部分36とが接触する面、および本体部10の側面10Cと凸状部分22とが接触する面の各面間隔のばらつきが抑制されていれば、凸状部分22(インロー)の寸法公差を大きくしても、組み立て状態での本体部10の位置ずれ等を抑制することができ、計測装置100の測定精度の低下を防止することができる。
また、この場合には、本体部10から見てアーム部50の反対側に位置する案内部42が、方向Aにおいてアーム部50と対向するように形成されていなくてもよい。つまり、案内部40の延在方向に垂直な断面形状がL字型でなくてもよい。このようにしても、本体部10を挟むアーム部50、凸状部分36、および凸状部分22のばらつきが抑えられていれば、組み立て状態における本体部10の位置ずれを抑制することができる。
(実施の形態7)
次に、図14を参照して、実施の形態7に係る計測装置100について説明する。実施の形態7に係る計測装置100は、基本的には実施の形態1に係る計測装置100と同様の構成を備えるが、受光部30に本体部10に対して方向Aに所定の力を付与可能に設けられている弾性体70が形成されている点で異なる。
弾性体70は、本体部10に所定の力を付与可能な限りにおいて、任意に構成され得るが、たとえば板バネである。
弾性体70は、たとえば本体部10の側面10Bに対して力を付与可能に設けられている。この場合、受光部30の上面30Aにはたとえば凸状部分36が形成されており、本体部10の側面10Cは凸状部分36と接触している。
これにより、本体部10は、弾性体70から付与される力により、方向Aにおける受光部30に対する相対的位置が固定されている。そのため、実施の形態1に係る計測装置100と同様の効果を奏することができるとともに、受光部30の凸状部分36(インロー)の寸法公差を大きくしても、計測装置100が組み立てられている状態において本体部10の位置ずれを抑制することができる。
上述した実施の形態1〜実施の形態7に係る計測装置100においては、アーム部50および案内部40は発光部20上に形成されているが、これに限られるものでなく、受光部30上に形成されていてもよい。
また、実施の形態1〜実施の形態7に係る計測装置100は医療機器200に備えられて、医療機器200として使用されることができる。図15を参照して、実施の形態1〜実施の形態7に係る計測装置100を備える医療機器200について説明する。医療機器200は、たとえば動脈瘤の塞栓治療に使用され得る。
図15は、医療機器200に計測装置100を取付けて使用する例を示す模式図である。本体部10にカテーテル122が接続され、カテーテル122の中には、本体部10の貫通孔を貫通するガイドワイヤ(線状体)110がある。訓練している操作者は、模擬透視画像を見ながらガイドワイヤ110を操作する。ガイドワイヤ110を把持する操作者が、ガイドワイヤ110に長手軸方向に力を加えるとき、挿入抵抗があると、ガイドワイヤ110には長手軸方向に圧縮力が作用する。操作時の抵抗力、すなわち計測装置100によって計測されるガイドワイヤ110に作用する圧縮力は、視覚化器具123に表示される。
この場合、計測装置100の組み立ては手術室内において術者である医師により行われる。このとき、上述のように計測装置100は工具を用いずに容易に組み立てることができるため、手術室内でも容易に手早く組み立てることができる。
また、実施の形態1〜実施の形態7に係る計測装置100は訓練用装置300に備えられて、訓練用装置300として使用されることができる。図16を参照して、実施の形態1〜実施の形態7に係る計測装置100を備える訓練用装置300について説明する。訓練用装置300は、たとえば動脈瘤の塞栓治療の訓練時に使用され得る。
図16は、人体を模擬する訓練用装置300に計測装置100を取付けて使用する例を示す模式図である。図16において、シミュレータ124は、線状の医療器具が挿入される人体の管の透視画像と同等の、模擬透視画像を表示する。本体部10にカテーテル122が接続され、カテーテル122の中には、本体部10の貫通孔を貫通するガイドワイヤ(線状体)110がある。訓練している操作者は、模擬透視画像を見ながらガイドワイヤ110を操作する。シミュレータ124は、挿入されたガイドワイヤ110に対して、挿入抵抗を変化させる。ガイドワイヤ110を把持する操作者が、ガイドワイヤ110に長手軸方向に力を加えるとき、挿入抵抗があると、ガイドワイヤ110には長手軸方向に圧縮力が作用する。操作時の抵抗力、すなわち計測装置によって計測されるガイドワイヤ110に作用する圧縮力は、視覚化器具123に表示されるとともに、ケーブル125を通してシミュレータ124にも伝えられ、シミュレータ124内部でのガイドワイヤ110の挿入抵抗変更に寄与している。図16において、本体部10とシミュレータ124は分離されているが、本体部10がシミュレータ124と一体に組み込まれてもよい。また、視覚化器具123を備える代わりに、シミュレータ124の模擬透視画像に、ガイドワイヤ110に作用する圧縮力を表示しても良い。
この場合にも、上述のように計測装置100は工具を用いずに容易に組み立てることができるため、容易に手早く組み立てることができる。
以上のように本発明の実施の形態について説明を行なったが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲のすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、体内の管の中へ挿入される線状の医療器具などの、可撓性を有する線状体に作用する圧縮力の計測装置に、特に有利に適用され得る。
1 貫通孔、10 本体部、10A センサ面(平面)、10B,10C 側面、11A,11B 入出力ポート、12A,12B 拘束部、13 空間、20 発光部、20A 下面、21 発光素子、22,36 凸状部分、30 受光部、30A 上面、31 レンズ、32 光学式ラインセンサ、32 ラインセンサ(受光素子)、33 凹部、35,52 傾斜面、40,41,42 案内部、50 アーム部、50E 先端部、51 凸部、60 蝶番、70 弾性体、100 計測装置、110 線状体(ガイドワイヤ)、122 カテーテル、123 視覚化器具、124 シミュレータ、125 ケーブル、200 医療機器、300 訓練用装置。

Claims (15)

  1. 可撓性を有する線状体に作用する長手軸方向の圧縮力を計測する計測装置であって、
    前記線状体が貫通する貫通孔が形成されている本体部を備え、
    前記本体部は、前記線状体に前記圧縮力が作用するとき、前記貫通孔の内部で前記線状体が所定の平面内において湾曲可能となるように設けられており、
    前記線状体の前記湾曲の度合いを検出するセンサ部をさらに備え、
    前記本体部と前記センサ部とは着脱可能に設けられており、
    前記センサ部は、前記本体部に対して光を発する発光部と、前記発光部が発した光のうち前記本体部を透過した光を受光する受光部とを含み、
    前記発光部および前記受光部は、前記本体部を挟持した状態で、前記発光部の一部と前記受光部の一部とが互いに固定された固定部により位置決め可能であり、
    前記固定部を構成する前記発光部の一部と前記受光部の一部とのいずれか一方には凸部が形成されており、
    前記発光部の一部と前記受光部の一部とのいずれか他方には前記凸部と接触して前記発光部と前記受光部との相対的位置を固定可能な段差部が形成されており、
    前記発光部および前記受光部の少なくともいずれか一方は、前記凸部と前記段差部との接触状態を変更するように弾性変形可能な部分を含む、計測装置。
  2. 前記発光部および前記受光部には、前記本体部を挟持した状態において、前記本体部から見て前記固定部と反対側に位置する接続部が形成されており、
    前記発光部および前記受光部は、前記本体部を挟持しているときに、前記固定部と前記接続部の少なくとも2箇所において互いに接続されており、
    前記固定部と前記接続部とは、前記平面に交差する方向に延びるように形成されている、請求項1に記載の計測装置。
  3. 前記発光部と前記受光部とを位置決めする場合の前記発光部に対する前記受光部の相対的な移動方向は、前記接続部によって前記平面に交差する方向に規定されている、請求項2に記載の計測装置。
  4. 前記接続部は、前記発光部と前記受光部とを互いに回動可能に接続するは蝶番を含み、
    前記蝶番を閉じた状態で前記固定部において前記発光部および前記受光部とが接触する、請求項2に記載の計測装置。
  5. 前記発光部の一部と前記受光部の一部とのいずれか一方の前記平面に交差する方向における先端部は、前記発光部と前記受光部とが互いに対向する側に面した円弧状の表面部分を含む、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の計測装置。
  6. 前記発光部の一部と前記受光部の一部とのいずれか一方の前記平面に交差する方向における先端部は、前記発光部と前記受光部とが互いに対向する側に、前記発光部と前記受光部との対向する面に対して傾斜している傾斜面を有する、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の計測装置。
  7. 前記発光部と前記受光部とのいずれか一方を構成する材料は樹脂であり、
    前記発光部と前記受光部のいずれか一方は、一体として成型されている、請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の計測装置。
  8. 前記段差部は、前記凸部と嵌合可能に設けられている凹部である、請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の計測装置。
  9. 前記凸部と前記凹部とはそれぞれ半球状に形成されている、請求項8に記載の計測装置。
  10. 前記凸部と前記凹部とはそれぞれ半円筒状に形成されており、
    前記凸部の軸方向は前記平面に垂直な方向と交差している、請求項8に記載の計測装置。
  11. 前記接続部は、前記発光部または前記受光部に対して互いに交差する2以上の面と接触可能に設けられており、
    前記受光部には、前記本体部の前記貫通孔の内部で前記線状体が延びる方向に対し交差する素子配置方向に複数の受光素子がそれぞれ並列に配置されており、
    前記固定部と前記接続部とは、前記素子配置方向に対して傾斜する方向において互いに対向するように配置されている、請求項1〜請求項10のいずれか1項に記載の計測装置。
  12. 前記本体部の前記貫通孔の内部で前記線状体が延びる方向に対し交差する方向において、前記本体部は前記平面と交差する第1の面と、前記第1の面と反対側に位置する第2の面とを有し、
    前記本体部は、前記第1の面において前記発光部と接触しているとともに、前記第2の面において前記受光部と接触している、請求項1〜請求項11のいずれか1項に記載の計測装置。
  13. 前記発光部または前記受光部には、前記本体部を、前記本体部の前記貫通孔の内部で前記線状体が延びる方向に対し交差する方向に押圧可能な弾性体が形成されており、
    前記本体部は、前記弾性体により押圧されることにより、前記交差する方向における前記発光部または前記受光部に対する相対的位置が固定されている、請求項1〜請求項12のいずれか1項に記載の計測装置。
  14. 請求項1〜請求項13のいずれか1項に記載の計測装置を備える医療機器。
  15. 請求項1〜請求項13のいずれか1項に記載の計測装置を備え、人体を模擬するシミュレータである、訓練用装置。
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JP4878526B2 (ja) * 2006-09-05 2012-02-15 国立大学法人 名古屋工業大学 可撓性線状体の圧縮力計測装置

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