JP6677049B2 - 超音波探触子 - Google Patents

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Description

本発明は、超音波診断に用いる超音波探触子に関し、特に超音波の送受信により取得した超音波画像を観察しつつ穿刺術を行うための超音波探触子に関する。
超音波診断装置は、超音波診断装置に接続又は通信可能に構成された超音波探触子を、体表に当てる又は体内へ挿入するという簡単な操作で、例えば組織の形状や動きなどを超音波診断画像として取得することができ、安全性が高いため繰り返して検査を行うことも可能である。
近年、被検体である患者の体内に穿刺針を挿入して組織や体液を採取する生体組織診断が行われている。また、麻酔科、集中治療室、ペインクリニック科等では、穿刺針を用いた治療が実施されている。これらの診断又は治療において、医師等の操作者は、超音波診断装置により取得した生体組織の超音波画像を見て穿刺針の位置を確認しながら穿刺針の穿刺を行う。
その際、患者への負担をなるべく軽減し穿刺を正確に行うために、患者の体表面における穿刺針の挿入位置と、当該体表面における穿刺針の挿入位置とモニター上に表示される超音波画像における患部位置との相対位置を精度良く把握する必要がある。
例えば、特許文献1に記載の発明は、超音波探触子の走査中央位置を患者の体表面へ確実にマーキングするために、配列振動子の長手方向のほぼ中央の位置を示す中央指示部を、超音波探触子筐体の外面に設けている。ただし、同発明は、患者の体表面のマーキングされた位置から穿刺針を患者の体内に挿入するものではない。
また、特許文献2に記載の発明は、穿刺術を正確に行うために、配列振動子の長手方向及び短手方向の中央位置を示す中央表示線を、超音波探触子筐体の外面に設けており、当該中央表示線が示す患者の体表面の位置から穿刺針を患者の体内に挿入するように構成されている。
特開2010−119484号公報 登録実用新案第3190119号公報
前述のように、特許文献1に記載の超音波探触子は、穿刺針をガイドするアダプタ(固定部29、保持部25)を介して穿刺を行うように構成されていることから、超音波探触子の構造が複雑となっており、穿刺術を行うためにはアダプタを着装するなどの操作を行う必要がある。更に、超音波探触子に固定されたアダプタを介して穿刺を行っているため、針の穿刺角度に制限があり、却って医師等の操作者による自由な操作ができず、正確な穿刺を妨げる場合がある。
一方、特許文献2に記載のような超音波探触子は、超音波探触子の走査中央位置を示す中央表示線を有し、当該中央表示線が示す患者の体表面の位置から穿刺針を患者の体内に挿入するように構成されているため、アダプタ等の使用を必要としておらず、医師等の操作者による自由な穿刺が可能である。しかしながら、特許文献2に記載の発明のように、超音波探触子の走査中央位置を示す指示部が直線である場合、当該直線はまっすぐであり、超音波探触子の走査中央位置に向かって集中する方向性を示していないために、超音波探触子の走査中央位置を医師等の操作者に正確に認識させることができない。
また、当該中央表示線は、穿刺針に比べて太すぎると、中心位置が分かりづらく走査中央位置を正確に指示することができない。逆に、中心位置がなるべく分かりやすいように当該中央表示線を細くすると、当該中央表示線自体を目視により認識することが困難である。
上述のように、従来の超音波探触子は、医師等の操作者による自由な操作ができない、又は、走査中央位置を正確に指示することができないという問題点がある。いずれの場合においても、患者の体表面における穿刺針の挿入位置に誤差やズレをもたらし、穿刺術を精度良く行うことができなくなり、患者への負担が加重する原因となる。
上述の課題を解決するために、本発明の超音波探触子は、超音波を送受信する圧電素子と、前記圧電素子を収納する筐体と、を備え、前記筐体の表面に、前記圧電素子の超音波送受信側の面の少なくとも一辺の略中央位置を指示する中央指示部が設けられており、前記中央指示部は、前記略中央位置を通過する前記圧電素子の超音波送受信方向の仮想の中央線に沿うように配列された複数の図形を含み、前記複数の図形のそれぞれは、前記仮想の中央線上に位置する少なくとも第1の交点、第2の交点との2つの交点それぞれにおいて、2本以上の接線が互いに交差し、且つ、互いに交差する前記接線の傾きが異符号であるように構成されており、前記第1の交点は、前記圧電素子の超音波送受信側に位置しており、前記第2の交点は、前記第1の交点よりも、前記圧電素子の超音波送受信側とは反対する側に位置しており、前記第1の交点において交差する前記接線は、前記圧電素子の超音波送受信側に向いて凸部を形成するように交差しており、前記第2の交点において交差する前記接線は、前記圧電素子の超音波送受信側に向いて凸部又は凹部を形成するように交差している。
本発明によれば、医師等の操作者は、超音波探触子の構造に拘束されずに穿刺術を自由に実施することが可能となり、超音波探触子の走査中央位置を正確に認識することが可能となる。特に、超音波探触子の超音波送受信側の一部が患者の体表面にめり込んで走査中央位置を示す中央指示部の先端が見えなくなった場合においても、超音波探触子の走査中央位置を正確に認識することが可能となる。
これにより、患者の体表面における穿刺針の挿入位置を誤ることなく穿刺術を精度良く行うことが可能となる。
図1は、超音波探触子を使用した超音波診断装置の外観斜視図である。 図2は、超音波探触子の外観を示す平面図である。 図3は、超音波探触子の外観を示す斜視図である。 図4は、超音波探触子の主な構造を示す断面図である。 図5は、超音波探触子の主な構造を示す拡散分解図である。 図6は、穿刺マークのほぼ矢尻形状を説明するための説明図である。 図7は、穿刺マークの超音波送受信側の先端が見えなくなった場合の効果を説明するための説明図である。 図8は、穿刺マークにズレや変形があった場合の効果を説明するための説明図である。 図9は、穿刺マークのほぼ矢羽形状を説明するための説明図である。 図10は、穿刺マークのほぼ矢尻形状の変形例を説明するための説明図である。 図11は、穿刺マークの他の形状の変形例を説明するための説明図である。 図12は、超音波探触子の変形例の主な構造を示す断面図である。 図13は、超音波探触子の変形例の主な構造を示す拡散分解図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態について説明する。
(超音波診断装置)
図1は、本実施形態に係る超音波探触子101を使用した超音波診断装置102の外観斜視図である。
超音波診断装置102は、超音波診断装置本体103、コネクタ部104及びディスプレイ105を備えている。
超音波探触子101は、コネクタ部104に接続されたケーブル3を介して超音波診断装置102と接続されている。
超音波診断装置102からの電気信号(送信信号)は、ケーブル3を通じて超音波探触子101の圧電素子部に送信される。なお、圧電素子部については後述する。この送信信号は、圧電素子部において超音波に変換され、生体内に送波される。送波された超音波は生体内の組織等で反射され、当該反射波の一部がまた圧電素子に受波され電気信号(受信信号)に変換され、ケーブル3を通じて超音波診断装置102に送信される。受信信号は、超音波診断装置102において画像データに変換されディスプレイ105に表示される。
以下に、超音波探触子について詳細に説明する。
(超音波探触子)
図2及び図3は、それぞれ超音波探触子101の一例の外観を示す平面図及び斜視図であり、図4及び図5は、それぞれ超音波探触子101の一例の主な構造を示す断面図及び拡散分解図である。
図2及び図4に示すように、超音波探触子101は、圧電素子部5と、電気信号線結線部4と、筐体1とを備え、ケーブル3及びケーブルブッシュ2が設けられている。
圧電素子部5は、超音波を送受信する。圧電素子部5は、1つの圧電体(図示しない)からなっても良いし、複数の圧電体が同じ方向に配列され、当該複数の圧電体の配列方向が圧電素子部5の長手方向で、当該複数の圧電体の配列方向にほぼ垂直な方向が圧電素子部5の短手方向となるように構成されていても良い。電気信号線結線部4は、圧電素子部5及びケーブル3に接続されており、超音波診断装置102又は圧電素子部5からの電気信号を伝達する。ケーブル3は、超音波診断装置本体103に接続される。ケーブルブッシュ2は、急激な折り曲げ等によるケーブル3の断線を防止する。
筐体1は、図5に示すように、2分割に構成されており、圧電素子部5、電気信号線結線部4、ケーブル3及びケーブルブッシュ2等の構成部品が組み合わせられた後に、それらの構成部品を覆うように組み合わせられ、操作者等によって把持される把持部となるようにシリコーン接着剤等で接合され一体化される。
筐体1の2つのパーツの接合面6aに跨って、超音波探触子101の走査中央位置を示す中央指示部(以下、穿刺マークとも言う)を構成する部分10a、10bが設けられており、筐体1が組み合わせられて一体化されることにより、部分10a、10bが組み立てられ、図2及び図3に示すように、1つの穿刺マーク10になる。穿刺マークの詳細については後述する。
なお、前述のように、筐体1は2分割に構成されているが、2分割以上に構成されていても良い。
また、図1から図5において、超音波探触子101は、リニア走査型の超音波探触子の外観を示しているが、それに限定されるものではない。例えば、コンベックス走査型や電子セクター走査型、ないしは患者の体腔内に挿入して使用する体腔内挿入型探触子を使用することが可能である。
また、超音波探触子101はケーブル3を介して超音波診断装置102に接続されるように構成されているが、ケーブルを設けず、無線通信により超音波診断装置102と接続されるように構成されていても良い。
(穿刺マーク)
前述のように、筐体1の2つのパーツの接合面6aに跨って、圧電素子部5の超音波送受信側の面の短辺の中央位置を指示する穿刺マーク10が、超音波探触子101の走査中央位置を示す中央指示部として設けられている。
接合面6aは、図5に示すように、圧電素子部5の長手側の筐体表面7を正面とした時に、圧電素子部5の短手側の筐体側面6に形成されており、筐体側面6の超音波送受信方向に平行な中央線とほぼ一致する。
穿刺マーク10は、図6に示すように、ほぼ矢尻形状であり、圧電素子部5の超音波送受信側の面の短辺の中央位置(以下、走査中央位置とも言う)を端部10cにて指示するように形成されている。
当該ほぼ矢尻形状は、筐体1の2つのパーツに設けられているそれぞれの部分の図形の接線が、接合面6a上に位置する2つの交点A、Bで交差するように構成されている。
圧電素子部5の超音波送受信側の交点Aにおいて交差する2本の接線は、互いに符号の異なる傾きを有し、且つ、当該2本の接線は圧電素子部5の超音波送受信側に向いて鋭角の凸部を形成している。これにより、穿刺マーク10の、圧電素子部5の超音波送受信側の交点Aにおいて接線が交差する部分(以下、下方部分とする)の図形は、自ずと、超音波探触子101の走査中央位置とほぼ一致する接合面6aに向かって集中する形状となることから、超音波探触子101の走査中央位置に向かう方向性を示すことが可能となり、走査中央位置を正確に指示することが可能となる。
また、超音波診断装置102を用いた診断又は治療において、より良い信号を得るために、医師等の操作者は超音波探触子101を患者の体表面に強く押し付けることがある。その際、患者の体表面が押し付けられて凹むことから、超音波探触子の患者の体表面と接する面からの一部が、患者の体表面の当該凹んだ部分にめり込んで見えなくなってしまう。
その場合、例えば、特許文献1に記載の超音波探触子を用いて、仮にアダプタ等介さずに、走査中央位置を示す指示部に対応する患者の体表面の位置から患者の体内へ穿刺針を直接に挿入したとしても、当該指示部が逆三角形であることから、走査中央位置を示すべき当該逆三角形の生体側の頂点が見えなくなる。その際、当該指示部は、患者の体表面の凹んだ部分から露出している部分が、図7Aに示すように、ほぼ台形となっているため、超音波探触子の走査中央位置を医師等の操作者に正確に認識させることができない。
しかしながら、本実施形態に係る穿刺マーク10によれば、使用場面によって、超音波探触子101が患者の体にめり込んで端部10cが見えなくなった場合においても、医師等の操作者は、穿刺マーク10の下方部分の図形が示す走査中央位置に向かう方向性から穿刺マーク10の部分10a、10bそれぞれの接線を想像し、当該接線の軌跡を辿って超音波探触子の走査中央位置に存在する交点Aの位置を判断できることから、超音波探触子の走査中央位置を正確に認識することが可能となる。
そのうえ、当該ほぼ矢尻形状は、圧電素子部5の超音波送受信側とは反対する側に位置する交点Bにおいて接線が交差する部分(以下、上方部分とする)の図形も有する。当該交点Bにおいて交差する2本の接線も、互いに符号の異なる傾きを有することから、超音波診断装置102を用いた穿刺術を行う際、穿刺マーク10は、患者の体表面側の下方部分の端部10cだけでなく、患者の体表面側とは反対する側の上方部分の端部10dによって超音波探触子101の走査中央位置を指示することも可能となる。そのため、前述した超音波探触子101が患者の体にめり込んで端部10cが見えなくなった場合、当該上方部分の端部10dは、患者の体表面から離れており、患者の体にめり込むことなく患者の体表面から露出していることから、超音波探触子101の走査中央位置を確実に指示することができ、医師等の操作者が前述のように穿刺マーク10の下方部分の図形から交点Aを想像して超音波探触子101の走査中央位置を判断する時の補助となる。すなわち、医師等の操作者は、図7Bに示すように、上方部分の端部10dにより交点Bの位置を把握し、交点Bと、交点Aも通過する仮想の中央線を想像することで、超音波探触子101の走査中央位置をより一層精確に認識することが可能となる。
更に、本実施形態のように、超音波探触子の筐体の2つのパーツの接合面に跨って超音波探触子の走査中央位置を示す中央指示部が表示されている場合、筐体の嵌合ズレや、筐体の2つのパーツにそれぞれ施された当該中央指示部の部分の表示位置又は寸法の誤差により、組み合わせられた当該中央指示部にズレや変形が生じる。
例えば、特許文献2に記載の発明のように、超音波探触子の走査中央位置を示す指示部が直線である場合、図8Aに示すように、嵌合ズレによって、筐体の2つのパーツにそれぞれ施された長さがL1である2つの部分が、示したズレ量だけ上下にズレて組み合わせられると、又は、図8Bに示すように、表示位置又は寸法の誤差によって、長さがそれぞれL1、L2となっている2つの部分が組み合わせられると、組み合わせられた当該指示部にズレや変形が生じる。いずれの場合においても、医師等の操作者は、超音波探触子の走査中央位置を正確に認識することができなくなる。
しかしながら、本実施形態に係る穿刺マーク10によれば、当該ほぼ矢尻形状の下方部分が、前述したように、接合面6aに向かって集中する形状となっており、超音波探触子101の走査中央位置に向かう方向性を示しているため、図8C及び図8Dに示すように、端部10cにズレや変形などの不備があったとしても、医師等の操作者は気にならず、超音波探触子101の走査中央位置を正確に認識することが可能となる。
なお、本実施形態に係る穿刺マーク10は、ほぼ矢尻形状に構成されているが、穿刺マーク10の形状はほぼ矢尻形状に限定されるものではなく、接合面6aにおいて交差する図形の接線が、互いに符号の異なる傾きを有し、且つ、圧電素子部5の超音波送受信側の交点において交差する接線が、圧電素子部5の超音波送受信側に向いて凸部を形成するように構成されていれば良い。
また、圧電素子部5の超音波送受信側の端部10cが見えなくなった際に、穿刺マーク10の上方部分の端部10dの露出を確保するために、圧電素子部5の超音波送受信側の交点Aと、それとは反対する側の交点Bとの間には、ある程度の距離を置くことが好ましい。例えば、穿刺マーク10は、図9に示すように、ほぼ矢羽形状に構成されていても良い。
また、本実施形態に係る穿刺マーク10は、下方部分の図形の接線が、圧電素子部5の超音波送受信側に向いて鋭角の凸部を形成するように形成されているが、当該凸部は鋭角でなくても良い。例えば、穿刺マーク10は、下方部分の図形の接線が、圧電素子部5の超音波送受信側に向いて鈍角の凸部を形成していても良い。
また、本実施形態に係る穿刺マーク10は、上方部分の図形の接線が、圧電素子部5の超音波送受信側に向いて凸部を形成するように形成されているが、圧電素子部5の超音波送受信側に向いて凹部を形成するように構成されていても良い。例えば、穿刺マーク10は、図11A及び図11Bに示すように、ほぼ菱形又はほぼ六角形に形成されていても、上方部分の端部10dにより超音波探触子101の走査中央位置を認識することができ、下方部分の端部10cが見えなくなった場合においても患者の体表面における穿刺針の挿入位置を誤ることなく穿刺術を精度良く行うことが可能となる。
また、本実施形態に係る穿刺マーク10は、図10Aに示すように、上方部分及び下方部分の図形と接合面6aとが直接交差する(すなわち、図形の輪郭とその接線とが同じ線となる)ように構成されているが、図10Bに示すように、上方部分及び下方部分の図形の輪郭と接合面6aとが直接交差せず、接合面6a上に位置する交点においてその接線のみが交差するように構成されていても良い。例えば、図10Bに示すように、穿刺マーク10の上方部分及び下方部分の図形の最も先端の部分に丸みを持たせても良いし、又は当該丸みとなっている箇所に代わって、圧電素子部5の超音波送受信側の面にほぼ平行な直線を持たせても良い。
また、本実施形態に係る穿刺マーク10は、図形の接線と接合面6aとが、交点A、Bとの2点で交差するように構成されているが、図形の接線と接合面6aとが2以上の交点で交差するように構成されていても良く、接合面6aにおいて交差する図形の接線が、互いに符号の異なる傾きを有し、且つ、圧電素子部5の超音波送受信側の交点において交差する接線が、圧電素子部5の超音波送受信側に向いて凸部を形成していれば良い。例えば、穿刺マーク10は、図11Cに示すように構成されていても良く、異なる複数種類の図形の組み合わせにより形成されていても良い。
また、穿刺術を行う際、圧電素子部5の短手側から穿刺針を挿入すると、超音波画像において穿刺針のほぼ全身が映ることから、施術の最中に穿刺針の先端が映り続き穿刺針を観察することが容易になるため、本実施形態は、圧電素子部5の超音波送受信側の面の短辺の中央位置を指示するための指示部(穿刺マーク10)を、圧電素子部5の短手側の筐体側面6に設けて、当該短手側から穿刺針を挿入可能に構成されているが、図12及び図13に示すように、それに代わって、又はそれに加えて、圧電素子部5の超音波送受信側の面の長辺の中央位置を指示するための指示部を、超音波探触子の長手の側面に設けても良い。
また、穿刺マーク10は、印刷、レーザーマーキング、又は成形による凹凸など、耐薬品性の高い手段により形成されることが望ましい。また、1以上の色により表示されていても良い。
(本実施形態の効果)
上述の通りに、超音波探触子101は穿刺針をガイドするアダプタ等を必要とせず、穿刺術を行う際は、穿刺マーク10に対応する患者の体表面の位置から穿刺針を患者の体内に直接に挿入することが可能となるため、医師等の操作者による自由な操作が可能となる。
また、穿刺マーク10は、筐体側面6の超音波送受信方向に平行な中央線にほぼ一致する接合面6a上に位置する2つの交点A、Bにおいて、筐体1の2つのパーツに設けられているそれぞれの部分10a、10bの接線が交差し、且つ、互いに交差する前記接線の傾きが異符号であるように構成されている。そのうえ、圧電素子部5の超音波送受信側の交点Aにおいて交差する接線は、圧電素子部5の超音波送受信側に向いて凸部を形成するように交差している。これにより、超音波探触子101の走査中央位置に向かう方向性を示しているため、超音波探触子101走査中央位置を正確に指示することが可能となる。
また、使用場面によって、穿刺マーク10の、圧電素子部5の超音波送受信側の端部10cが見えなくなった場合においても、穿刺マーク10は、圧電素子部5の超音波送受信側の交点Aにおいて交差する下方部分の端部10cにより超音波探触子101の走査中央位置に向かう方向性を示しているとともに、圧電素子部5の超音波送受信側とは反対する側の交点Bにおいて交差する上方部分の端部10dにより超音波探触子101の走査中央位置を確実に指示することも可能となるため、医師等の操作者は、超音波探触子101の走査中央位置を正確に認識することができ、患者の体表面における穿刺針の挿入位置を誤ることなく穿刺術を精度良く行うことが可能となる。
更に、嵌合ズレや製造誤差により、筐体1の2つのパーツに設けられているそれぞれの部分10a、10bにズレや変形が生じた場合においても、穿刺マーク10は、超音波探触子101の走査中央位置に向かう方向性を示しているため、当該ズレや変形は走査中央位置を認識することの妨げとはならず、医師等の操作者は、超音波探触子101の走査中央位置を正確に認識することができ、患者の体表面における穿刺針の挿入位置を誤ることなく穿刺術を精度良く行うことが可能となる。
1 筐体
5 圧電素子部
10 穿刺マーク
A、B 交点

Claims (10)

  1. 超音波を送受信する圧電素子と、前記圧電素子を収納する筐体と、を備え、
    前記筐体の表面に、前記圧電素子の超音波送受信側の面の少なくとも一辺の略中央位置を指示する中央指示部が設けられており、
    前記中央指示部は、前記略中央位置を通過する前記圧電素子の超音波送受信方向の仮想の中央線に沿うように配列された複数の図形を含み、
    前記複数の図形のそれぞれは、前記仮想の中央線上に位置する少なくとも第1の交点、第2の交点との2つの交点それぞれにおいて、2本以上の接線が互いに交差し、且つ、互いに交差する前記接線の傾きが異符号であるように構成されており、
    前記第1の交点は、前記圧電素子の超音波送受信側に位置しており、
    前記第2の交点は、前記第1の交点よりも、前記圧電素子の超音波送受信側とは反対する側に位置しており、
    前記第1の交点において交差する前記接線は、前記圧電素子の超音波送受信側に向いて凸部を形成するように交差しており、
    前記第2の交点において交差する前記接線は、前記圧電素子の超音波送受信側に向いて凸部又は凹部を形成するように交差している超音波探触子。
  2. 前記複数の図形のそれぞれは、前記圧電素子の超音波送受信側の先端、又は前記圧電素子の超音波送受信側とは反対する側の最も先端に、丸み、又は、前記圧電素子の超音波送受信側の面に略平行な直線を備えることを特徴とする請求項1に記載の超音波探触子。
  3. 前記複数の図形のそれぞれの輪郭線は、少なくとも前記第1の交点、前記第2の交点それぞれにおいて前記仮想の中央線と交差し、
    前記第1の交点において交差する前記輪郭線は、前記圧電素子の超音波送受信側に向いて凸部を形成しており、
    前記第2の交点において交差する前記輪郭線は、前記圧電素子の超音波送受信側に向いて凸部又は凹部を形成していることを特徴とする請求項1に記載の超音波探触子。
  4. 前記圧電素子は、複数の圧電体が第1方向に配列されて構成されており、
    前記中央指示部は、前記第1方向に略垂直な前記筐体の側面に形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の超音波探触子。
  5. 前記筐体は、少なくとも2以上のパーツからなり、前記仮想の中央線に前記パーツの接合面が略一致するように構成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の超音波探触子。
  6. 前記複数の図形のそれぞれは、矢尻形状、矢羽形状、又は菱形であることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の超音波探触子。
  7. 前記中央指示部は、印刷、レーザーマーキング、又は成形による凹凸により設けられていることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の超音波探触子。
  8. 前記中央指示部は、筐体とは異なる1以上の色により表示されていることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の超音波探触子。
  9. 前記中央指示部は、筐体よりも濃い1以上の色により表示されていることを特徴とする請求項8に記載の超音波探触子。
  10. 請求項1から9のいずれか一項に記載の超音波探触子を備える超音波診断装置。
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