JP2016034660A - レーザ加工システムにおける自動プログラミング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】サポートチャックにおける被加工部材の部品との干渉を検出し、その干渉による問題を回避する。
【解決手段】チャックにより把持された被加工部材をレーザヘッドによって切断加工を行うレーザ加工機を有するレーザ加工システムにおいて、被加工部材の切断加工を行って部品を得る場合の加工プログラムをレーザ加工機に対して作成するにあたり、読み込まれた被加工部材のデータおよび部品のデータを用いて、チャックのローラーが部品の穴やノッチに干渉するか否かを判定し、チャックのローラーが部品の穴やノッチに干渉する場合、警告表示をする。
【選択図】図4

Description

本発明は、メインチャックおよびサポートチャックを有するレーザ加工機によって被加工部材のレーザ加工を行うレーザ加工システムに関し、特に、サポートチャックにおける被加工部材の部品との干渉を検出し、その干渉による問題を回避することができる自動プログラミング装置に関する。
図16は、一般的なレーザ加工機の構成図である。
図16に示すように、レーザ加工機1は、メインチャック3により被加工部材5を把持すると共にサポートチャック7によって支持し、被加工部材5にレーザヘッド9より所定の手順でレーザを照射し、被加工部材5を切断加工して部品11を作成するようになっている。なお、このようなレーザ加工機1は、自動プログラミング装置により作成されたプログラムをNC装置を介して変換したドライブ信号に基づいて動作するようになっている。
レーザ加工機1において、サポートチャック7は、図17に示すように、左右2つのローラー13a、13bおよび上下2つのローラー15a、15bによって、被加工部材5を挟み込むようにして把持するようになっている。
図17(a)は、被加工部材5が丸パイプの場合の概略を示し、図17(b)は、被加工部材5が角パイプの場合の概略を示し、図17(c)は、被加工部材5が山形鋼の場合の概略を示し、図17(d)は、被加工部材5が溝形鋼の場合の概略を示している。
図17の矢印に示すように、パイプや鋼材の被加工部材5のレーザ加工において、被加工部材5を保持するローラー13a、13b、15a、15bが被加工部材5上を移動するようになっている。
特開2012−91180号公報
しかしながら、ローラー13a、13b、15a、15bが被加工部材5上を移動するときに、被加工部材5上には、既に加工によって形成した部品の穴やノッチの開口部ができていることがあり、更に穴やノッチの形状によっては、被加工部材5の端部を貫通する開口部ができている場合がある。
ローラー13a、13b、15a、15bが、被加工部材5の端部を貫通する開口部上を移動するときに、開口部の大きさによってはローラー13a、13b、15a、15bが開口部に入った後、干渉して出られず、加工が継続できなくなる問題があった。
すなわち、図18の表に示すように、被加工部材5の形状や、部品の穴やノッチの種類によって、被加工部材5の端部を貫通する開口部が形成される。図18は、被加工部材5の形状や部品の穴やノッチの種類によって、被加工部材5の端部を貫通する開口部が形成される状態を示す表である。
図18に示すB-02およびB-06の場合の被加工部材5の状態を示すと、図19のようになる。
図19(a)に示すように、被加工部材5の部品11の上面側に、部品11の端部を貫通する開口部11hが形成され、図19(b)に示すように、被加工部材5の部品11の正面および背面側に、部品11の端部を貫通する開口部11hが形成される。
図19(a)に示す被加工部材5の部品11の上面側に開口部11hが形成された場合において、ローラー15aが、部品11の開口部11hに干渉して出られず、加工が継続できなくなる状態を、図20に示す。
本発明は上述の問題を解決するためのものであり、請求項1に係る発明は、チャックにより把持された被加工部材をレーザヘッドより照射されたレーザによって切断加工を行うレーザ加工機を有する加工システムにおいて、前記レーザ加工機によって前記被加工部材の切断加工を行って部品を得る場合の加工プログラムを作成する自動プログラミング装置であって、
前記被加工部材のデータおよび前記部品のデータを入力するための入力手段と、
(A)前記被加工部材のデータおよび前記部品のデータを読み込む工程と、
(B)前記工程(A)において読み込まれた前記被加工部材のデータおよび前記部品のデータを用いて、前記チャックが前記部品の所定部分に干渉するか否かを判定する工程と、
(C)前記工程(B)において前記チャックが前記部品の所定部分に干渉すると判定された場合、警告表示をする工程と、を制御する制御手段と、を有する自動プログラミング装置である。
請求項2に係る発明は、前記制御手段が、さらに、前記工程(C)において前記警告表示がなされた場合、前記干渉の回避処理を行う工程(D)を制御することを特徴とする請求項1に記載の自動プログラミング装置である。
請求項3に係る発明は、前記工程(B)が、前記干渉の対象となる部品が有るか否かを判定する工程(B1)と、前記干渉の対象となる部品が有ると判定された場合、その部品の干渉チェック範囲内に、前記所定部分が有るか否かを判定する工程(B2)と、前記所定部分が有ると判定された場合、その所定部分を、前記チャックのローラーが乗り越えられるか否かを判定する工程(B3)と、を有することを特徴とする請求項1または2に記載の自動プログラミング装置である。
請求項4に係る発明は、前記チャックが、前記レーザヘッドに対して着脱自在のサポートチャックよりなり、前記部品の所定部分が、穴またはノッチからなり、前記干渉チェック範囲が、前記レーザヘッドと前記サポートチャックとが連結した状態で加工が行える第1の領域と前記レーザヘッドと前記サポートチャックとを切り離した状態で加工が行える第2の領域との境界から、前記レーザヘッドと前記サポートチャックとを切り離す位置までの範囲であることを特徴とする請求項3に記載の自動プログラミング装置である。
請求項5に係る発明は、前記工程(D)が、前記警告表示がなされた所定部分にジョイントを形成する処理であることを特徴とする請求項2から4のいずれか1つに記載の自動プログラミング装置である。
請求項6に係る発明は、前記工程(D)が、前記部品の所定部分を反転させて設置することを特徴とする請求項2から4のいずれか1つに記載の自動プログラミング装置である。
本発明によれば、実際の加工におけるチャックと部品との干渉を検知するので、干渉による加工の継続不可を回避することができるようになる。
本発明を実施したレーザ加工システムの概略を示す説明図である。 図1に示した自動プログラミング装置の概略構成図である。 メインチャックおよびサポートチャックによって保持された被加工部材5の加工可能領域の説明図である。 自動プログラミング装置の動作を示すフローチャートである。 サポートチャックにおける被加工部材の部品との干渉を検出する処理の説明図である。 サポートチャックにおける被加工部材の部品との干渉を検出する処理の説明図である。 図4における干渉チェック処理の動作を示すフローチャートである。 サポートチャックにおける被加工部材の部品との干渉を検出する処理の説明図である。 被加工部材の部品における干渉チェック範囲の説明図である。 サポートチャックにおける被加工部材の部品との干渉を検出する処理の説明図である。 図7における所定個所に対する干渉チェック処理の動作を示すフローチャートである。 サポートチャックにおける被加工部材の部品との干渉を検出する処理の説明図である。 サポートチャックにおける被加工部材の部品との干渉を検出する処理の説明図である。 サポートチャックにおける被加工部材の部品との干渉による問題を回避する処理の説明図である。 サポートチャックにおける被加工部材の部品との干渉による問題を回避する処理の説明図である。 一般的なレーザ加工機の構成図である。 サポートチャックのローラーによって各種の被加工部材を挟み込むようにして把持する状態を示す説明図である。 被加工部材の形状や穴やノッチの種類によって、被加工部材の端部を貫通する開口部が形成される状態を示す表である。 図18に示すB-02およびB-06の場合の被加工部材の状態を示す図である。 ローラーが被加工部材の部品の開口部に干渉して出られずに加工が継続できなくなる状態を示す説明図である。
図1は、本発明を実施したレーザ加工システムの概略を示す説明図である。
図1に示すように、レーザ加工システム10は、データベース(記憶手段)14内のデータ等を用いレーザ加工機1の加工プログラムを作成する自動プログラミング装置16を有している。
そして、その自動プログラミング装置16により作成された所定の加工プログラムによるNCデータがNC装置17によりドライブデータに変換されてレーザ加工機1へ送られ、そのドライブデータに従ってレーザ加工機1の制御装置により各所の制御が行われ、被加工部材のレーザ加工が行われる。
図2は、図1に示した自動プログラミング装置16の概略構成を示すブロック図である。
図2に示すように、自動プログラミング装置16は、コンピュータからなり、ROM19およびRAM21が接続されたCPU(制御手段)23を有しており、CPU23には、さらに、キーボードのような入力装置25とデイスプレイのような表示装置27が接続されている。また、CPU23に、データベース14が接続されるようになっている。
そして、自動プログラミング装置16では、CPU23が、入力装置25よりのオペレータからの指示に従い、データベース14内の部品形状データおよび被加工部材のデータをRAM21に読み込むと共に、ROM19よりのコンピュータプログラムに従って、後述するようなレーザ加工機1の加工プログラムを作成するようになっている。
次に、図1に示したレーザ加工機1における加工動作および構成について簡単に説明する。
図1に示すように、レーザ加工機1は、メインチャック3により被加工部材5を把持すると共にサポートチャック7によって支持し、被加工部材5にレーザヘッド9より所定の手順でレーザを照射し、被加工部材5を切断加工して部品11を作成するようになっている。なお、このようなレーザ加工機1は、自動プログラミング装置により作成されたプログラムをNC装置によって変換したドライブ信号に基づいて動作するようになっている。
レーザ加工機1において、サポートチャック7は、図17に示すように、左右2つのローラー13a、13bおよび上下2つのローラー15a、15bによって、被加工部材5を挟み込むようにして把持するようになっている。
なお、ローラー13a、13b、15a、15bを有するサポートチャック7の構成については、先行技術文献に記載されているので省略する。
次に、レーザ加工機1においてメインチャック3およびサポートチャック7によって保持された被加工部材5の加工可能領域について説明する。
図3は、メインチャック3およびサポートチャック7によって保持された被加工部材5の加工可能領域の説明図である。
図3に示すように、被加工部材5は、レーザヘッド9とサポートチャック7とが連結した状態で加工ができる領域1と、レーザヘッド9とサポートチャック7とを切り離した状態で加工ができる領域2と、加工ができないデッドゾーンである領域3とからなっている。
図3(a)は、レーザヘッド9とサポートチャック7とが連結した状態を示し、この状態では、領域1が加工できるようになっており、図3(b)は、レーザヘッド9とサポートチャック7とが切り離された状態を示し、この状態では、領域2が加工できるようになっている。
図3(b)に示す状態へは、まず、レーザヘッド9とサポートチャック7とが連結した状態でレーザヘッド9とサポートチャック7とを切り離す位置Aまで移動させ、レーザヘッド9とサポートチャック7とを切り離し、レーザヘッド9だけがメインチャック3側へ移動されると達成される。
次に、図4〜15を参照して、図1および図2に示した自動プログラミング装置16の加工プログラム作成動作について説明する。
図4は、自動プログラミング装置の動作を示すフローチャートであり、図5〜6、図8〜10、図12、13は、自動プログラミング装置16によるプログラム作成動作において、サポートチャックにおける被加工部材の部品との干渉を検出する処理の説明図であり、図14、15は、サポートチャックにおける被加工部材の部品との干渉による問題を回避する処理の説明図であり、図7は、図4における干渉チェック処理の動作を示すフローチャートであり、図11は、図7における所定個所に対する干渉チェック処理の動作を示すフローチャートである。
図4のステップ101において、入力装置25を介して前もって読み込まれた部品データおよび被加工部材のデータに基づいて、部品が、被加工部材に配置される。
図5に示すように、自動プログラミング装置16の入力装置25よりのオペレータからの指示に従い、被加工部材5に部品11が配置される。
例えば、図6に示すように、被加工部材5に第1の部品11aおよび第2の部品11bが配置される。
次に、ステップ103において、オペレータにより自動処理が入力され実行される。
図5に示すように、オペレータにより入力装置25の自動処理ボタン25aが押され、加工プログラムの自動生成が行われる。
次に、ステップ105において、サポートチャックにおける被加工部材の部品との干渉チェック処理が行われる。
この干渉チェック処理について、図7のフローチャートを参照して説明する。
まず、図7のステップ201において、干渉チェックの対象となる部品(Parts-X)が求められ、ステップ203において、Parts-Xが有るか否かが判定される。
干渉チェックの対象となる部品(Parts-X)の具体例として、図8に示す例をあげて説明する。
図8(a)に示すように、被加工部材5において領域2に隣接する領域1の部分に部品11bを形成しようとする場合、部品11bの左側の外形11b1を切断し、図8(b)に示すように、部品11bの穴11hを形成する。そして、図8(c)に示すように、部品11bの右側の外形11b2を切断するため、レーザヘッド9とサポートチャック7とが、切り離す位置Aまで移動されるが、この移動途中で、サポートチャック7のローラー15aが、部品11bの穴11hに入って干渉する可能性がある。
従って、この具体例の場合、部品11bが、干渉チェックの対象となる部品(Parts-X)と判定される。実際に、サポートチャック7のローラー15aが、部品11bの穴11hに入って干渉する場合は、加工の継続が不可能となる。
ちなみに、干渉が発生しない場合は、図8(d)に示すように、レーザヘッド9とサポートチャック7とが、切り離す位置Aまで移動され、その位置Aでレーザヘッド9とサポートチャック7とが切り離され、レーザヘッド9が部品11bの右側の外形11b2まで移動され、部品11bの右側の外形11bが切断される。
次に、ステップ203において干渉チェックの対象となる部品(Parts-X、11b)が有ると判定された場合、ステップ205において、部品11bの干渉チェック範囲内にある全ての穴またはノッチ(Hole-X、Notch-X)が求められ、ステップ207において、Hole-X、Notch-Xが有るか否かが判定される。
干渉チェック範囲とは、図9に示すように、領域1(レーザヘッド9とサポートチャック7とが連結した状態で加工が行える領域)と領域2(レーザヘッド9とサポートチャック7とを切り離した状態で加工が行える領域)との境界から、レーザヘッド9とサポートチャック7とを切り離す位置Aまでの範囲である。
部品11bの干渉チェック範囲内にある全ての穴またはノッチ(Hole-X、Notch-X)の具体例として、図10を参照して説明する。
図10(a)に示すように、部品11cに複数の穴またはノッチが設けられているが、その内、干渉チェック範囲内にある穴またはノッチとしては、穴11h1、11h2、11h3があげられる。
次に、ステップ207においてHole-X、Notch-Xが有るかと判定された場合、ステップ209において、Hole-X、Notch-Xの中から、正面方向または上面方向から材料端を貫通する開口部を持つ穴またはノッチ(Hole-Y、Notch-Y)が求められ、ステップ211において、Hole-Y、Notch-Yが有るか否かが判定される。
具体例としては、図10(a)に示す干渉チェック範囲内にある穴11h1、11h2、11h3の内では、正面方向または上面方向から材料端を貫通する開口部を持つものは、図10(b)に示すように、穴11h1、11h2となる。
次に、ステップ211においてHole-Y、Notch-Yが有ると判定された場合、ステップ213において、Hole-Y、Notch-Yに対する干渉チェックが行われる。
上記ステップ213におけるHole-Y、Notch-Yに対する干渉チェック処理の詳細について、図11のフローチャートを参照して説明する。
図11のステップ301において、サポートチャックのローラーが、部品の穴の開口部に入っても乗り越えられる幅が、所定の値CWと設定され、サポートチャックのローラーが、部品の穴の開口部に入っても乗り越えられる高さが、所定の値CHと設定される。
具体例としては、図12(a)に示すように、部品11bの穴11hの開口部の幅をWとし、部品11bの穴11hの開口部の高さをHとした場合、図12(b)に示すように、サポートチャック7のローラー15aが、部品11bの穴11hの開口部に入っても乗り越えられる幅CWが設定され、サポートチャック7のローラー15aが、部品11bの穴11hの開口部に入っても乗り越えられる高さCHが設定される。
次に、ステップ303において、Hole-Y、Notch-Yの数がNと設定され、ステップ305において、i=1と設定される。
次に、ステップ307において、部品の穴にジョイントが設定されているか否かが判定される。
ここで、部品11bの穴11hにジョイントが設定されている場合は、部品11bの穴11hに開口部が形成されないので、サポートチャック7のローラー15aは、穴11hに干渉しないことになる(ステップ315)。
ステップ307において部品の穴にジョイントが設定されていない場合、ステップ309において、対象となる部品の穴の開口部のバウンディングボックスの幅がWとされ、高さがHとされる。
具体例としては、図12(a)に示すように、部品11bの穴11hの開口部の幅をWとし、部品11bの穴11hの開口部の高さをHとする。
次に、ステップ311において、対象となる部品の穴のバウンディングボックスの幅Wと高さHと、部品の穴の開口部に入っても乗り越えられる幅CWおよび高さCHとが比較され、W>CWかつH>CHが成り立つか否かが判定される。
ステップ311においてW>CWかつH>CHが成り立つ場合、ステップ313において、サポートチャックのローラーが、部品の穴の開口部に干渉すると判定される。
具体例としては、図12(c)に示すように、W>CWかつH>CHの場合、サポートチャック7のローラー15aは、穴11hに入った後、干渉により穴11hを乗り越えられない状態となる。
ステップ311においてW>CWかつH>CHが成り立たない場合、ステップ315において、サポートチャックのローラーが、部品の穴の開口部に干渉しないと判定される。
具体例としては、図12(d)に示すように、W>CWかつH<=CHの場合、サポートチャック7のローラー15aは、穴11hに入った後、穴11hを乗り越えられる状態となり、図12(e)に示すように、W<=CWかつH>CHの場合、サポートチャック7のローラー15aは、穴11hに入らず、穴11hを乗り越えられる状態となる。図13は、角パイプの部品11bの3面に股がる穴11hで、正面側と背面側の幅W1、W2が異なる例を示しており、図12に示した場合と同様な干渉チェックが行われる。
ステップ317において、i=i+1とされ、ステップ319において、i>Nか否かが判定され、i>Nでない場合は、ステップ307に戻り、i>Nの場合は、干渉チェック処理を終了する。
図11に示すHole-Y、Notch-Yに対する干渉チェックが終わると、図7のフローチャートへ戻り、ステップ215において、干渉が有る否かが判定され、干渉が有る場合、ステップ217において、干渉する穴やノッチHole-Y、Notch-Yにワーニング表示(警告表示)がなされる。
具体例としては、図14(a)に示すように、自動プログラミング装置16の表示装置27上に表示された画像における干渉チェック範囲内の穴11h3の上に、干渉を示すマークCが表示される。
なお、干渉を示す方法としては、マークC以外にも、穴11h3の表示色を変えたりしても良い。
図7に示す干渉チェック処理が終わると、図4のフローチャートへ戻り、ステップ107において、ワーニング表示が有るか否かが判定され、ワーニング表示が有る場合は、ステップ109において、干渉回避処理が行われる。
具体例としては、図14(b)に示すように、干渉を示すマークCが表示された穴11h3となる部分にジョイントDを設けるようにする。
このようにすれば、ジョイントDにより、穴11h3が形成されることが無くなるので、干渉回避となる。
他の干渉回避処理としては、図15(a)に示すように、表示装置27上に表示された画像における干渉チェック範囲内の穴11h3の上に干渉を示すマークCが表示されている場合、図15(b)に示すように、部品11eを反転させて設置するように設定変更する。
このようにすれば、穴11h3が干渉チェック範囲外となるので、干渉回避となる。
このように、本実施形態によれば、サポートチャックのローラーが、部品の穴の開口部に干渉するか否かを、加工プログラムの作成段階でチェックし、干渉する場合、ワーニング表示を行うと共に、干渉回避処理も行うので、実際の加工の継続不可を回避することができる。
この発明は前述の発明の実施の形態に限定されることなく、適宜な変更を行うことにより、その他の態様で実施し得るものである。
1…レーザ加工機
3…メインチャック
5…被加工部材
7…サポートチャック
9…レーザ加工ヘッド
10…レーザ加工システム
11…部品
13、15…ローラー
14…データベース
16…自動プログラミング装置
17…NC装置
19…ROM
21…RAM
23…CPU
25…入力装置
27…表示装置

Claims (6)

  1. チャックにより把持された被加工部材をレーザヘッドより照射されたレーザによって切断加工を行うレーザ加工機を有する加工システムにおいて、前記レーザ加工機によって前記被加工部材の切断加工を行って部品を得る場合の加工プログラムを作成する自動プログラミング装置であって、
    前記被加工部材のデータおよび前記部品のデータを入力するための入力手段と、
    (A)前記被加工部材のデータおよび前記部品のデータを読み込む工程と、
    (B)前記工程(A)において読み込まれた前記被加工部材のデータおよび前記部品のデータを用いて、前記チャックが前記部品の所定部分に干渉するか否かを判定する工程と、
    (C)前記工程(B)において前記チャックが前記部品の所定部分に干渉すると判定された場合、警告表示をする工程と、を制御する制御手段と、を有する自動プログラミング装置。
  2. 前記制御手段が、さらに、前記工程(C)において前記警告表示がなされた場合、前記干渉の回避処理を行う工程(D)を制御することを特徴とする請求項1に記載の自動プログラミング装置。
  3. 前記工程(B)が、前記干渉の対象となる部品が有るか否かを判定する工程(B1)と、前記干渉の対象となる部品が有ると判定された場合、その部品の干渉チェック範囲内に、前記所定部分が有るか否かを判定する工程(B2)と、前記所定部分が有ると判定された場合、その所定部分を、前記チャックのローラーが乗り越えられるか否かを判定する工程(B3)と、を有することを特徴とする請求項1または2に記載の自動プログラミング装置。
  4. 前記チャックが、前記レーザヘッドに対して着脱自在のサポートチャックよりなり、前記部品の所定部分が、穴またはノッチからなり、前記干渉チェック範囲が、前記レーザヘッドと前記サポートチャックとが連結した状態で加工が行える第1の領域と前記レーザヘッドと前記サポートチャックとを切り離した状態で加工が行える第2の領域との境界から、前記レーザヘッドと前記サポートチャックとを切り離す位置までの範囲であることを特徴とする請求項3に記載の自動プログラミング装置。
  5. 前記工程(D)が、前記警告表示がなされた所定部分にジョイントを形成する処理であることを特徴とする請求項2から4のいずれか1つに記載の自動プログラミング装置。
  6. 前記工程(D)が、前記部品の所定部分を反転させて設置することを特徴とする請求項2から4のいずれか1つに記載の自動プログラミング装置。
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