JP2016033372A - 密閉形回転式冷媒圧縮機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】液冷媒供給管は、先端部が先細形状になるように形成され、先端部の端部には多孔供給穴が形成され、先端部が吸入マフラーに挿入され、液冷媒供給管の先端部の方向は、吸入ガス冷媒の流れ方向と直角交差又は逆方向となっている。
【選択図】図4
Description
図1は、本発明の実施の形態1に係る空気調和装置1000を示す概略図である。図2は本発明の実施の形態1に係る密閉形回転式冷媒圧縮機100及び液冷媒供給管54の吸入マフラー50への接続位置を示す縦断面図である。
また、凝縮器160の下流側から分岐した液冷媒は、流量調整弁190を通過し、液冷媒供給管54の先端部54aを通過することで減圧、加速されて吸入マフラー50内に噴出される。このとき、液冷媒が先端部54aの多孔供給穴54cを通ることで霧状となる。この液冷媒は、第1吸入管51から吸入マフラー50内に吸入されたガス冷媒と均一に混合し第2吸入管52に供給され、圧縮要素101内に吸入される。
図5について、一般的な圧縮機の電動要素使用制限温度である、圧縮機理論吐出温度が120℃の場合を考える。図5より、従来冷媒であるR410A冷媒の吸入冷媒の乾き度が0.92に対し、R32冷媒を使用した場合は、吸入冷媒の乾き度を0.75にする必要があることが分かる。つまり、液冷媒量としてはR410A冷媒が0.08、R32冷媒が0.25となり、圧縮機温度の上昇を抑制するためには、R410AやR407C冷媒に比べて、3倍以上の液冷媒を圧縮機に吸入させる必要がある。
本実施の形態に係る密閉形回転式冷媒圧縮機100について、実施の形態1に係る密閉形回転式冷媒圧縮機100と相違する点を中心に説明する。
図6に示されるように、液冷媒供給管54は吸入マフラー50の底面部を貫通し、先端部54aが上方に向かうように吸入マフラー50に接続されている。なお、液冷媒供給管54は、実施の形態1と同様に、先端部54aが先細形状になるように形成され、且つ先端部54aの端部には複数の穴からなる多孔供給穴54cが形成されている。
また、第1吸入管吹出口51aから吸入マフラー50内に湿り状態の冷媒が供給された場合であっても、先端部54aから吸入マフラー50内に供給された霧状の液冷媒と湿り状態の冷媒とが均一に混合しやすくなる。
特に、熱物性上圧縮機温度が上昇しやすい冷媒を作動流体として使用する場合には、吸入冷媒を湿り状態とするため、吸入マフラー内に液冷媒が溜まりやすい。特に、R32冷媒の場合には、現在の一般的な空調調和装置にて使用されているR410A冷媒やR407C冷媒に対して液密度が小さいため、吸入マフラー50の上部に液冷媒が溜まりやすく、オイル戻り穴53bから液冷媒が供給され液圧縮する恐れがある。
しかし、本実施の形態2によれば、吸入マフラー50の内部に溜まった液冷媒についても、先端部54aから加速されて噴出された霧状の液冷媒により攪拌、噴霧化することができる。
本実施の形態に係る密閉形回転式冷媒圧縮機100について、実施の形態1に係る密閉形回転式冷媒圧縮機100と相違する点を中心に説明する。
図8に示されるように、第1吸入管51は吸入マフラー50の容器の壁面側に屈曲して且つ下方に延びている。第1吸入管吹出口51aは、第2吸入管吸入口52aよりも下方であって、先端部54aよりも上方に位置している。第1吸入管51は、第1吸入管吹出口51aが液冷媒供給管54の近傍に位置するように設置されている。第1吸入管吹出口51aは、第2吸入管吸入口52aと所定の間隔だけ離れた位置にある。なお、液冷媒供給管54は、実施の形態1と同様に、先端部54aが先細形状になるように形成され、且つ先端部54aの端部には複数の穴からなる多孔供給穴54cが形成されている。
このため、第1吸入管吹出口51aから吸入マフラー50内に供給されたガス冷媒及び先端部54aから吸入マフラー50内に供給された液冷媒が衝突し、上述したガス冷媒と液冷媒とが混合させ易くなる。
このため、先端部54aから吸入マフラー50内に液冷媒が多量に供給された場合であっても、先端部54aから吸入マフラー50内に供給された霧状の液冷媒がさらに微細な霧状となり、より直接的に均一に混合しやすくなる。
また、第1吸入管吹出口51aから吸入マフラー50内に湿り状態のガス冷媒が供給された場合であっても、先端部54aから吸入マフラー50内に供給されて霧状となった液冷媒が湿り状態となったガス冷媒と均一に混合しやすくなる。
このようにして、先端部54aから吸入マフラー50内に供給させる液冷媒の量を増加させることができ、第1吸入管吹出口51aから吸入マフラー50内に供給されるガス冷媒の湿り度が高い場合においても、多量の液冷媒がひとまとまりとなって圧縮要素1aに直接吸入され、液圧縮されることによる、圧縮機の寿命強度の低下や圧縮機運転入力の増大をさらに抑制し、圧縮機の過熱をさらに抑制することができるという効果を有する。
Claims (6)
- 電動要素及び圧縮要素が内部に設けられた密閉容器と、
前記密閉容器の外側に配設された吸入マフラーと、
冷媒を前記吸入マフラー内に供給する第1吸入管と、
前記吸入マフラー内の冷媒を前記圧縮要素に供給する第2吸入管と、
液冷媒を前記吸入マフラー内に供給する液冷媒供給管と、
を備えた密閉形回転式冷媒圧縮機であって、
前記液冷媒供給管は、
先端部が先細形状になるように形成され、且つ該先端部には複数の穴が形成され、前記吸入マフラーに挿入され、
前記吸入マフラーの側面部を貫通し、前記先端部が、前記第2吸入管吸入口よりも下方に接続され、
前記液冷媒供給管の先端部の方向は、吸入ガス冷媒の流れ方向と直角交差又は逆方向となっている
ことを特徴とする密閉形回転式冷媒圧縮機。 - 電動要素及び圧縮要素が内部に設けられた密閉容器と、
前記密閉容器の外側に配設された吸入マフラーと、
冷媒を前記吸入マフラー内に供給する第1吸入管と、
前記吸入マフラー内の冷媒を前記圧縮要素に供給する第2吸入管と、
液冷媒を前記吸入マフラー内に供給する液冷媒供給管と、
を備えた密閉形回転式冷媒圧縮機であって、
前記液冷媒供給管は、
先端部が先細形状になるように形成され、且つ該先端部には複数の穴が形成され、前記吸入マフラーに挿入され、
前記第2吸入管と前記吸入マフラーの間となるように、前記吸入マフラーに接続され、
前記液冷媒供給管の先端部の方向は、吸入ガス冷媒の流れ方向と直角交差又は逆方向となっている
ことを特徴とする密閉形回転式冷媒圧縮機。 - 電動要素及び圧縮要素が内部に設けられた密閉容器と、
前記密閉容器の外側に配設された吸入マフラーと、
冷媒を前記吸入マフラー内に供給する第1吸入管と、
前記吸入マフラー内の冷媒を前記圧縮要素に供給する第2吸入管と、
液冷媒を前記吸入マフラー内に供給する液冷媒供給管と、
を備えた密閉形回転式冷媒圧縮機であって、
前記液冷媒供給管は、
先端部が先細形状になるように形成され、且つ該先端部には複数の穴が形成され、前記吸入マフラーに挿入され、
前記吸入マフラーの底面部を貫通し、前記先端部が上方に向かうように前記吸入マフラーに接続され、
前記液冷媒供給管の先端部の方向は、吸入ガス冷媒の流れ方向と直角交差又は逆方向となっている
ことを特徴とする密閉形回転式冷媒圧縮機。 - 前記第1吸入管は、
前記第1吸入管吹出口が前記液冷媒供給管の近傍に位置するように設置され、
前記第1吸入管吹出口は、前記第2吸入管吸入口よりも下方に設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の密閉形回転式冷媒圧縮機。 - 冷媒として、R32冷媒を用いたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の密閉形回転式冷媒圧縮機。
- 冷媒として、CO2冷媒を用いたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の密閉形回転式冷媒圧縮機。
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JP2015204012A JP6109270B2 (ja) | 2015-10-15 | 2015-10-15 | 密閉形回転式冷媒圧縮機 |
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2015
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