JP2016032872A - インクジェットヘッド、及び、画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】インクジェットヘッドは、複数のチャネルCHと、乱数出力器33と、演算器32nと、複数のドライバ30nとを有する。複数のチャネルは、駆動電圧に応じて動作するアクチュエータによりインクを吐出する。乱数出力器は、複数のチャネルの分割数に応じたランダムデータをチャネルごとに出力する。演算器は、乱数出力器がチャネルごとに出力するランダムデータに基づいて、各チャネルの駆動開始タイミングを遅延させる駆動波形信号を生成する。複数のドライバは、演算器が生成する駆動波形信号に応じた駆動電圧を各チャネルに与える。
【選択図】図2
Description
図1は、実施形態に係る画像形成装置の構成例を示すブロック図である。
図1に示す構成例において、画像形成装置1は、CPU11、ROM12、RAM13、通信I/F14、ヘッドコントローラ15、モータドライバ16並びに17、インクジェットヘッド18、搬送モータ19及びキャリッジモータ20などを備える。
図2は、吐出部21と駆動回路22との構成例を示す図である。
図2が示すように、吐出部21は、複数のチャネルCH(CH1、CH2、…、CHn−1、CHn)を有する。各チャネルCHは、駆動回路22からの駆動電圧によりインクを吐出させる。吐出部21内において、複数のチャネルCHは、主走査方向に並べられる。画像形成装置1において、インクジェットヘッド18の吐出部21は、搬送モータ19により副走査方向に搬送される印刷媒体の主走査方向に各チャネルCHがインクを吐出するように設置される。
駆動部22Aは、吐出部21の各チャネルCH1、CH2、CHn−1、CHnに対応する複数のドライバ301、302、…、30n−1、30nを有する。ロジック部22Bは、波形発生器31、波形演算器32、乱数出力器33、および、遅延設定スイッチ34を有する。
波形発生器31は、各チャネルを駆動させる電圧波形の基準となる波形を示す基準波形信号RSを生成する。たとえば、波形発生器31が生成する基準波形信号RSは、コンピュータ等により予め設定される。波形発生器31は、生成した基準波形信号RSを出力する。図2に示す構成例において、波形発生器31は、ヘッドコントローラ15から基準クロックおよび印刷起点信号を受けて、各チャネルCHに供給する駆動電圧の基準となる波形を示す基準波形信号RSを生成する。
なお、本実施形態においては、主として、図2に示すように、乱数出力器が乱数生成器で構成されるものを想定して説明する。
まず、乱数出力器33は、印刷起点信号を受けると、チャンネル毎のランダムデータ(例えば、6ビットとする)を更新(生成)する。乱数出力器33が更新する各チャネルのランダムデータRANは、波形発生器31が出力する基準波形信号RSの立ち上がりを遅延させる値となる。遅延の分解能は基準クロックのクロック単位である。チャネル毎に設けられた各波形演算器32には、乱数出力器33からそれぞれランダムデータRANが与えられる。各波形演算器32(321、322、…、32n)は、乱数出力器33から与えられるランダムデータRAN(DR1、DR2、…、DRn)に応じて基準波形信号RSにおける立ち上がりタイミング(チャネルの駆動開始:アクチュエータの充電開始)を調整(遅延)した駆動波形信号DS(DS1、DS2、…、DSn)を生成する。
図4に示す例のように、乱数出力器33から与えられるランダムデータRAN1が0である場合、波形演算器321は、基準波形信号RSの立ち上がりを遅れさせないように演算した結果としての駆動波形信号DS1をチャンネルCH1の駆動用のドライバ301へ出力する。また、ランダムデータRANn−1が5である場合、波形演算器32n−1は、基準波形信号RSの立ち上がりを5クロック分遅らせるように演算した結果としての駆動波形信号DSn−1をチャネルCHn−1の駆動用のドライバ30n−1へ出力する。また、ランダムデータRANnが10である場合、波形演算器32nは、基準波形信号RSの立ち上がりを10クロック分遅らせるように演算した結果としての駆動波形信号DSnをチャンネルCHnの駆動用のドライバ30nへ出力する。
図5は、各チャネルCHのアクチュエータの充電の様子を示したものである。また、図6は、各チャネルCHのアクチュエータの放電の様子を示したものである。図5及び図6中に示す矢印は、駆動回路における電流の経路を表すものである。
各波形演算器32は、基準波形信号RSとランダムデータRANとから、チャンネル毎の駆動波形信号DSnを生成し、各チャネルCHのドライバ30に入力する。各ドライバ30は、入力された駆動波形信号DSから電圧域の異なる駆動電圧DRを生成(増幅)し、生成した駆動電圧を対応するチャネルCHのアクチュエータに供給する。チャネルCHのアクチュエータは、ドライバ30から与えられる駆動電圧DRに応じて充放電することにより駆動する。
図7に示す例では、図7(a)は、基準波形信号RSの例を示す。また、図7(b)は、ドライバ301に与えられる駆動波形信号DS1の例を示し、図7(c)は、ドライバ301が出力する駆動電圧DR1の波形の例を示す。図7(d)は、ドライバ30nに与えられる駆動波形信号DSnの例を示し、図7(e)は、ドライバ30nが出力する駆動電圧DRnの波形の例を示す。
図8は、複数のチャンネル(例えば200チャネル)を同時に駆動した場合の駆動電圧の波形と駆動電源の電流値とを複数ライン(例えば500ライン)分重ねて表示した図である。
図8に示す例において、駆動電圧DR1〜DRnは同じ波形となっている。図8に示す例において、駆動電圧は20Vで、同時駆動するチャンネル数は200個であるものとする。この場合、200個のチャネルのアクチュエータに対して同時に充電が開始されることとなり、図8に示す例では、電流のピーク値が7.3[A]となっている。
図9に示す例において、駆動電圧DR1〜DRnの立ち下りは、0.3usecの間で15分割したタイミングがランダムに割り当てられたものとなっている。図9に示す例では、駆動電圧は20Vで、主走査方向で同時駆動するチャンネル数は約14個(200/15=13.33のため)である。この場合、0.3usecの範囲内において15に分けたタイミングで、約14個ずつのチャネルのアクチュエータに対して同時に充電が開始されることとなる。この結果として、図9に示す例では、電流のピーク値が5.2[A]となっている。
図8、図9及び図10に示すように、インクジェットヘッドでは、同時駆動させるチャネル数を減少させるほど、駆動電源の電流のピーク値が低減する。
図11は、複数のチャネルの分割数を変更した場合における電流のピーク値の例を示す図である。また、図12は、図11に示す値に基づく遅延時間と電流のピーク値との関係を示す図である。
図11に示すように、複数のチャネルに対する分割数を多くすればするほど、電流のピーク値が小さくなることがわかる。たとえば、複数のチャネルに対する分割数を23にした場合、遅延時間は約0.46[usec]が必要になり、電流のピーク値は分割無しの場合に比べて約41%低減できる。また、複数のチャネルに対する分割数を31にした場合、遅延時間は約0.62[usec]が必要になり、電流のピーク値は分割無しの場合に比べて約55%低減できる。また、図11に示す計測値が得られた場合、遅延時間と電流のピーク値とは、図12に示す関係となることが予測される。
また、本実施形態に係るインクジェットヘッドは、複数のチャネルの各アクチュエータに供給する駆動電圧におけるアクチュエータの充電開始タイミングをランダムデータに基づいて遅延するように制御する。これにより、各チャネルの駆動開始を遅延するタイミングが各チャネルに対してランダムに割り当てるため、印字結果において規則的なむらなどが発生することなく、電流のピーク値を低減できる。
Claims (5)
- 駆動電圧に応じて動作するアクチュエータによりインクを吐出する複数のチャネルと、
前記複数のチャネルの分割数に応じたランダムデータをチャネルごとに出力する乱数出力器と、
前記乱数出力器が前記チャネルごとに出力するランダムデータに基づいて、前記各チャネルの駆動開始タイミングを遅延させる駆動波形信号を生成する演算器と、
前記演算器が生成する駆動波形信号に応じた駆動電圧を前記各チャネルに与える複数のドライバと、
を有するインクジェットヘッド。 - 前記乱数出力器は、疑似乱数を生成する乱数生成器を有する、
請求項1に記載のインクジェットヘッド。 - 前記乱数出力器は、前記ランダムデータを格納するメモリを有する、
請求項1に記載のインクジェットヘッド。 - 前記演算器は、当該インクジェットヘッドに与えられる基準クロックの分解能で各チャネルの駆動開始タイミングを遅延させる、
請求項1に記載のインクジェットヘッド。 - 前記請求項1乃至3の何れか1項に記載のインクジェットヘッドと、
前記インクジェットヘッドがインクを吐出する位置に印刷媒体を送る搬送部と、
を備える画像形成装置。
Priority Applications (1)
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JP2014155521A JP2016032872A (ja) | 2014-07-30 | 2014-07-30 | インクジェットヘッド、及び、画像形成装置 |
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