JP2016032823A - 連続式圧延ラインにおける巻取制御方法 - Google Patents

連続式圧延ラインにおける巻取制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016032823A
JP2016032823A JP2014155771A JP2014155771A JP2016032823A JP 2016032823 A JP2016032823 A JP 2016032823A JP 2014155771 A JP2014155771 A JP 2014155771A JP 2014155771 A JP2014155771 A JP 2014155771A JP 2016032823 A JP2016032823 A JP 2016032823A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tension reel
tension
speed
rolled
winding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014155771A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6112079B2 (ja
Inventor
貴広 愛甲
Takahiro Aiko
貴広 愛甲
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
JFE Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JFE Steel Corp filed Critical JFE Steel Corp
Priority to JP2014155771A priority Critical patent/JP6112079B2/ja
Publication of JP2016032823A publication Critical patent/JP2016032823A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6112079B2 publication Critical patent/JP6112079B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Winding, Rewinding, Material Storage Devices (AREA)

Abstract

【課題】圧延機の出側に走間切断機とテンションリールを有する連続式圧延ラインにおいて、テンションリールに被圧延材先端を巻き付ける際に、板破断や板厚変動を抑制しつつ、安定した巻き付けを行うことができる連続式圧延ラインにおける巻取制御方法を提供する。
【解決手段】鋼帯1の先端をテンションリール(ここでは、No.2テンションリール22)に巻き付ける際に、鋼帯1の走行速度に対してNo.2テンションリール22の周速度に正の速度差を与えるとともに、その正の速度差に応じて、No.2テンションリール22のトルク指令値に負の補正量を付与するようにする。
【選択図】図2

Description

本発明は、圧延機の出側に走間切断機とテンションリールを有する連続式圧延ラインにおける巻取制御方法に関するものである。
圧延機の出側に走間切断機とテンションリール(複数)を有する連続式圧延ラインでは、圧延機で圧延された被圧延材(例えば、鋼帯)をテンションリールでコイルに巻き取る。その際に、一方のテンションリールで所定量の被圧延材をコイルに巻き取ったら、後続する被圧延材を走間切断機で走間切断し、切断後の被圧延材の先端を他方のテンションリール(マンドレル)に巻き付けて、コイルに巻き取るようにしている。
そのようにして、走間切断後の被圧延材先端をテンションリールに巻き付ける時には、一般的に、被圧延材先端を安定的に巻き付けるために、被圧延材の走行速度すなわち圧延機の最終スタンドの出側速度にリード率と呼ばれる補正を乗じた周速度でテンションリールを回転させる(すなわち、テンションリールの周速度を被圧延材の走行速度よりリード率分だけ速くする)。そして、被圧延材先端がテンションリールに巻き付き始めたら、テンションリールと被圧延材の速度差は急速に小さくなり、被圧延材先端がテンションリールに巻き付いた後は、テンションリールの速度を被圧延材の走行速度に同期させて、張力制御に移行する。
ただし、巻き付け開始直後には、被圧延材の走行速度に対するテンションリールの周速度の正の速度差によって、テンションリールのトルクが増加して、被圧延材に大きな張力が急激にかかるため、板厚が薄い被圧延材の場合には、この急峻な張力変動(スパイク状の過張力)が板破断の原因となったり、板厚変動を生じさせたりすることがある。
これに対して、上記のような、巻き付け後の急峻な張力変動への対応策として、特許文献1のように、あらかじめ被圧延材の速度に対してテンションリールの速度を下げておき、巻き付け後に、徐々にテンションリールの速度を上げていく方法がある。
また、圧延機出側に圧延機出側張力制御用のブライドルロールを配置し、走間切断から巻き付けまでの間の張力変動による板厚変動を防止する方法も一般的に用いられている。
特開平7−155835号公報
しかしながら、特許文献1に記載の方法は、マンドレルに被圧延材の先端を差し込んで固定するグリッパーを備えた方式のテンションリールでは実施できるが、ベルトラッパーとマンドレルで被圧延材の先端を挟み込む方式のテンションリール(ベルトラッパー方式のテンションリール)では実施が難しい。すなわち、ベルトラッパー方式のテンションリールの場合は、被圧延材先端を安定的に巻き付けるために、特許文献1とは逆に、テンションリールの周速度を被圧延材の走行速度より速くする(正の速度差をもたせる)必要があるからである。
また、圧延機出側にブライドルロールを配置する方法は、既存の圧延機へ適用するには、コスト上や設備レイアウト上、困難であることが多い。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、圧延機の出側に走間切断機とテンションリールを有する連続式圧延ラインにおいて、テンションリールに被圧延材先端を巻き付ける際に、板破断や板厚変動を抑制しつつ、安定した巻き付けを行うことができる連続式圧延ラインにおける巻取制御方法を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明は以下のような特徴を有している。
[1]圧延機の出側に走間切断機とテンションリールを有する連続式圧延ラインにおける巻取制御方法であって、被圧延材の先端をテンションリールに巻き付ける際に、被圧延材の走行速度に対するテンションリールの周速度の正の速度差に応じて、テンションリールのトルク指令値に負の補正量を付与することを特徴とする連続式圧延ラインにおける巻取制御方法。
[2]前記負の補正量は、前記正の速度差によってテンションリールに生じるトルク変動量を補償するものであることを特徴とする前記[1]に記載の連続式圧延ラインにおける巻取制御方法。
本発明によれば、圧延機の出側に走間切断機とテンションリールを有する連続式圧延ラインにおいて、テンションリールに被圧延材先端を巻き付ける際に、板破断や板厚変動を抑制しつつ、安定した巻き付けを行うことができる。
本発明の一実施形態において対象とした連続式圧延ラインを示す図である。 本発明の一実施形態における巻取制御方法を示す図である。
本発明の一実施形態における巻取制御方法を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態において対象とする連続式圧延ラインを示すものであり、鋼帯の冷間圧延機(図示せず)の出側に走間切断機10とカローゼル型テンションリール20を備えている。なお、図1中の11はデフレクターロールである。
そして、カローゼル型テンションリール20は、No.1テンションリール21(No.1マンドレル21a)とNo.2テンションリール22(No.2マンドレル22a)を有している。
これによって、一方のテンションリール(ここでは、No.1テンションリール21)で所定量の鋼帯1をコイル2に巻き取ったら、後続する鋼帯1を走間切断機10で走間切断し、切断後の鋼帯1の先端を他方のテンションリール(ここでは、No.2テンションリール22)にベルトラッパー23を使用して巻き付け、コイルに巻き取るようにしている。
その上で、この実施形態においては、鋼帯1の先端をテンションリール(ここでは、No.2テンションリール22)に巻き付ける際に、鋼帯1の走行速度に対してNo.2テンションリール22の周速度に正の速度差を与えるとともに、その正の速度差に応じて、No.2テンションリール22のトルク指令値に負の補正量を付与するようにしている。
これによって、鋼帯1の走行速度に対してNo.2テンションリール22の周速度に正の速度差を与えた場合に生じるNo.2テンションリール22のトルク増加を補償・相殺して、鋼帯1に急峻な張力変動が作用することを防止すようにする。
以下に、この実施形態における巻取制御方法をさらに詳しく述べる。
まず、テンションリールのトルク指令値に付与する負のトルク補正量については、その基準値τを下記の(1)式で算出する。
Figure 2016032823
ここで、
τ:テンションリールのトルク補正値(モーター軸)の基準値[Nm]
G:補正ゲイン
J:テンションリールの慣性モーメント(モータ軸)[kgm](定数)
ω:テンションリールのモータ回転速度[rad/s]
t:時間[s]
そして、(1)式の右辺のdω/dtは、実績値を用いるか、予測値とするかの2通り考えられるが、上記の正の速度差が急速に変化する時間は数百ms程度であることと、テンションリールの速度指令値・トルク指令値の演算周期が数ms〜数十ms程度であることを考えると、予測値として計算しておくのが妥当だと考えられる。
その際の計算式は下記の(2)式を用いる。
Figure 2016032823
ここで、
:変速機のギア比(定数)
D:マンドレル径
ν:マンドレル周速度
ν:走間切断速度
:待機リード率
:巻き付き時間(定数)
ちなみに、上記において、待機リード率Rは鋼帯先端がテンションリールに巻き付きを開始する前の状態のリード率である。また、巻き付き時間tは鋼帯先端がテンションリールに巻き付き始めてから、テンションリールの速度を被圧延材の走行速度に同期させて張力制御に移行を開始するまでの時間である。
次に、制御の開始タイミングは、鋼帯の走間切断が完了した時とし、制御の終了タイミングは、テンションリールの速度が被圧延材の走行速度と同期した時とする。
なお、制御の終了タイミングは、鋼帯の走間切断完了から5秒後や、巻き付きが完了して加速を開始した時などにしてもよい。
そして、テンションリールのトルク指令値に付与する負のトルク補正量については、図2に示すように、鋼帯の走行速度(圧延機出側速度の設定値)に対するテンションリールの周速度(実績値)の正の速度差の変化に応じて付与するようにしている。
すなわち、制御開始時には、正の速度差(テンションリール周速度実績値−圧延機出側速度設定値)は待機リード率となるので、トルク指令値に付与する負のトルク補正量(トルク指令値から減じるトルク補正量)は、上記の基準値τとし、正の速度差(テンションリール周速度実績値−圧延機出側速度設定値)が小さくなるに応じて、トルク指令値から減じるトルク補正量を段階的に小さくしていく。
このようにして、この実施形態においては、鋼帯の冷間圧延機の出側に走間切断機10とテンションリール20(21、22)を有する連続式圧延ラインにおいて、テンションリール20(21、22)に鋼帯1の先端を巻き付ける際に、板破断や板厚変動を抑制しつつ、安定した巻き付けを行うことができる。
なお、この実施形態では鋼帯を対象にしているが、本発明は他の金属帯についても適用することができる。
1 鋼帯
2 コイル
10 走間切断機
11 デフレクターロール
20 テンションリール(カローゼル型テンションリール)
21 No.1テンションリール
21a No.1マンドレル
22 No.2テンションリール
22a No.2マンドレル
23 ベルトラッパー

Claims (2)

  1. 圧延機の出側に走間切断機とテンションリールを有する連続式圧延ラインにおける巻取制御方法であって、被圧延材の先端をテンションリールに巻き付ける際に、被圧延材の走行速度に対するテンションリールの周速度の正の速度差に応じて、テンションリールのトルク指令値に負の補正量を付与することを特徴とする連続式圧延ラインにおける巻取制御方法。
  2. 前記負の補正量は、前記正の速度差によってテンションリールに生じるトルク変動量を補償するものであることを特徴とする請求項1に記載の連続式圧延ラインにおける巻取制御方法。
JP2014155771A 2014-07-31 2014-07-31 連続式圧延ラインにおける巻取制御方法 Active JP6112079B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014155771A JP6112079B2 (ja) 2014-07-31 2014-07-31 連続式圧延ラインにおける巻取制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014155771A JP6112079B2 (ja) 2014-07-31 2014-07-31 連続式圧延ラインにおける巻取制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016032823A true JP2016032823A (ja) 2016-03-10
JP6112079B2 JP6112079B2 (ja) 2017-04-12

Family

ID=55451992

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014155771A Active JP6112079B2 (ja) 2014-07-31 2014-07-31 連続式圧延ラインにおける巻取制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6112079B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6352711A (ja) * 1986-08-22 1988-03-05 Hitachi Ltd カロ−ゼルコイラにおける張力制御方法
JPS6415221A (en) * 1987-07-07 1989-01-19 Toshiba Corp Tension control method for winding machine
JP2014094395A (ja) * 2012-11-09 2014-05-22 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp 張力制御システム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6352711A (ja) * 1986-08-22 1988-03-05 Hitachi Ltd カロ−ゼルコイラにおける張力制御方法
JPS6415221A (en) * 1987-07-07 1989-01-19 Toshiba Corp Tension control method for winding machine
JP2014094395A (ja) * 2012-11-09 2014-05-22 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp 張力制御システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6112079B2 (ja) 2017-04-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4413984B2 (ja) 冷間圧延材製造設備および冷間圧延方法
JP6377265B2 (ja) 金属ストリップを酸洗および圧延するための複合型酸洗−圧延プラント
JP5733230B2 (ja) 熱間圧延ラインの制御装置
JP2013018019A (ja) 走間板厚変更方法および装置
JP6112079B2 (ja) 連続式圧延ラインにおける巻取制御方法
KR101940870B1 (ko) 스트립 권취 장치
JP5425873B2 (ja) 未加硫ゴムシートの生産方法
US2067192A (en) Process for tensioned cold rolling in reversible mills
JP2012175808A (ja) モーター停止用の制御装置
JP2021079411A (ja) 巻取制御装置、コイラー、巻取制御方法および熱間圧延金属帯の製造方法
EP3208005A1 (en) Combined welding and rolling plant for metallic strips
JP4292697B2 (ja) スリッタラインにおけるループ量制御方法
JP3771734B2 (ja) 圧延鋼帯の高精度巻取方法
JP5323999B2 (ja) ストリップ形状の圧延材、特に金属ストリップを圧延するための方法
JP5958035B2 (ja) ピンチロール速度制御装置及びピンチロール速度制御方法
JP4329164B2 (ja) 鋼帯の巻取り方法
JP2006224119A (ja) 冷間タンデム圧延機による圧延方法
JP5505133B2 (ja) 連続プロセスラインにおける金属ストリップの速度制御方法
JP2014188554A (ja) リバース圧延機のリールに鋼帯を巻き付ける方法
JP2018126783A (ja) 冷間圧延方法
CN114178317B (zh) 一种卷取控制方法、装置、介质及计算机设备
JP2013111608A (ja) プロセスラインにおける入側コイル残長演算方法
JP3337128B2 (ja) 熱延鋼帯の巻取り方法およびその設備
JPH01181916A (ja) 連続式冷間圧延機の出側張力制御方法
JP2003164911A (ja) 連続プロセスラインにおけるルーパの同期位置制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160223

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170104

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170214

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170227

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6112079

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250