JP2016031910A - 蓄電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】極柱部の先端面に治具用凹部を有しながらも導通部材との接触面積の減少を抑えることができる蓄電装置を提供すること。
【解決手段】二次電池20において、電極端子31は、極柱部33の軸方向における先端面36に設けられた治具用凹部37と、治具用凹部37よりも奥に設けられた雌ねじ部39と、を有する。治具用凹部37は、該治具用凹部37に挿入された治具48に係合可能な係合部37aを有しており、極柱部33の軸方向に電極端子31を見た平面視において、治具用凹部37の形状は、該治具用凹部37の内周縁のうち、係合部37aを除いた一部が雌ねじ部39の内周縁に重なった楕円状である。
【選択図】図4

Description

本発明は、極柱部の雄ねじ部に螺合されたナットにより電極端子が壁部に締結されている蓄電装置に関する。
二次電池やキャパシタのような蓄電装置は再充電が可能であり、繰り返し使用することができるため電源として広く利用されている。一般に、容量の大きな二次電池(蓄電装置)はケースを備え、そのケース内に電極組立体及び電解液が収容されているとともに、電極組立体と電気を授受するための電極端子が、導電部材を介して電極組立体に接続されている。また、電極端子は、ケースの蓋を貫通して、ケース外に突出する極柱部を有し、この極柱部の外周面に雄ねじ部を備える。そして、電極組立体に接続された電極端子は、雄ねじ部にナットを螺合することで蓋に締結されている。
ところで、電極端子にナットを螺合する際、ナットと共に電極端子が連れ回りすると、電極端子に一体の導電部材がケースに接触して短絡の原因になる虞や、導電部材と電極組立体との接続部に応力が発生し、損傷する虞がある。そこで、ナットを螺合する際に電極端子の連れ回りを抑制するために、例えば、特許文献1に開示の技術を採用することが考えられる。具体的には、電極端子において、極柱部の先端面に治具が係合可能な凹部を形成し、その凹部に治具を係合させ、かつ治具を回転不能にした状態で、電極端子の雄ねじ部にナットを螺合し、治具と凹部との係合により、電極端子の連れ回りを抑制する。
特開2000−145742号公報
ところで、二次電池は、電極端子における極柱部の先端面に外部の導通部材(例えば、バスバー)を接続して使用されるが、この導通部材を極柱部に接続する方法として、極柱部の内周面に雌ねじ部を形成しておき、この雌ねじ部にボルトのような固定部材を螺合する方法がある。このとき、外部の導通部材は、固定部材の挿通部を有する板状部材により形成され、この導通部材は極柱部の先端面と固定部材の頭部とで挟持される。
しかし、極柱部に治具を係合させて電極端子の回り止めを行う構造においては、先端面に凹部が必要となる。このため、固定部材で導通部材を極柱部に固定した際、導通部材は、極柱部の先端面のうち凹部以外の面にしか接触できず、凹部を設けたことで、導通部材との接触面積が減少してしまう。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、極柱部の先端面に治具用凹部を有しながらも導通部材との接触面積の減少を抑えることができる蓄電装置を提供することにある。
上記問題点を解決するための蓄電装置は、電極組立体と、前記電極組立体を収容したケースと、前記電極組立体と電気を授受し、かつ前記ケースの壁部から突出した筒状の極柱部を有する電極端子と、前記電極端子を前記壁部に締結するため、前記極柱部の外周面に形成された雄ねじ部に螺合されたナットと、を有し、前記電極端子は、前記極柱部の軸方向における先端面に開口して前記極柱部の内周面に設けられた治具用凹部と、前記極柱部の内周面のうち、前記治具用凹部よりも奥に設けられた雌ねじ部と、を有し、前記雌ねじ部には、外部との導通部材を前記先端面に接触させて固定可能とする固定部材が螺合可能であり、前記治具用凹部は、該治具用凹部に挿入された治具に係合可能な係合部を有しており、前記極柱部の軸方向に前記電極端子を見た平面視において、前記治具用凹部の形状は真円以外の形状であることを要旨とする。
これによれば、固定部材によって導通部材を極柱部に固定した場合、極柱部の先端面に導通部材が押し付けられ、極柱部の先端面と導通部材が接触する。このとき、先端面の面積が広い程、導通部材と先端面との接触面積が広くなり、接触抵抗が小さくなって電気的に好ましい。極柱部の先端面の大きさは一定であるため、治具用凹部の開口面積が狭いほど、先端面の面積が広くなる。
雌ねじ部は、固定部材との螺合のためにその全てが先端面で開口している必要があるが、治具用凹部は治具が係合でき、かつ雌ねじ部を塞がない形状であれば、開口面積の大きさは考慮しなくてもよい。このため、導通部材と先端面との接触面積を考慮すれば、治具用凹部の開口面積は狭い方が好ましい。そこで、治具用凹部の形状を真円以外の形状とした。これにより、治具用凹部の形状を、係合部を除いた内周縁の一部が雌ねじ部の内周縁に近付いた形状とすることができ、治具用凹部の開口面積を狭くすることができる。その結果、極柱部の先端面において、治具用凹部が開口することで減少する面積を少なくし、先端面と導通部材との接触面積の減少を抑えることができる。
また、蓄電装置について、前記治具用凹部の内周縁のうち、前記係合部を除いた一部が前記雌ねじ部の内周縁に重なっているのが好ましい。
これによれば、治具用凹部の内周縁の一部を雌ねじ部の内周縁に重ねることで、その重ねた位置では治具用凹部の開口面積を最も狭くすることができる。
また、蓄電装置について、前記治具用凹部の内面のうち、前記雌ねじ部の内周縁に重なった内周縁に繋がる内面には、前記固定部材が螺合可能な治具側雌ねじ部が設けられていてもよい。
これによれば、固定部材を雌ねじ部に螺合する際、治具側雌ねじ部にも固定部材を螺合できる。このため、例えば、治具側雌ねじ部が無く、固定部材を雌ねじ部だけに螺合する場合と比べると、固定部材を螺合する際に、その固定部材の雄ねじに加わる力は軽減され、固定部材の雄ねじが破断することを抑制できる。
また、前記蓄電装置は二次電池である。
本発明によれば、極柱部の先端面に治具用凹部を有しながらも導通部材との接触面積の減少を抑えることができる。
電池モジュールを示す斜視図。 二次電池を示す斜視図。 (a)は治具用凹部の短軸に沿った断面図、(b)は治具用凹部の長軸に沿った断面図。 電極端子における治具用凹部及び雌ねじ部を示す平面図。 ナットの締結作業を示す斜視図。 (a)は実施形態の電極端子における先端面を示す平面図、(b)は参考例の電極端子における先端面を示す平面図。 電極端子と導通部材を拡大して示す断面図。 治具用凹部の別例を示す平面図。
以下、蓄電装置を二次電池に具体化した一実施形態を図1〜図7にしたがって説明する。
図1に示すように、電池モジュール10は複数の二次電池20を備え、二次電池20は外観が角型のリチウムイオン二次電池である。隣り合う二次電池20同士は、導通部材としてのバスバー11によって接続されている。
図1及び図7に示すように、バスバー11は、矩形板状の金属板であり、長手方向の両側に挿通孔11aを有する。また、バスバー11は、挿通孔11aに挿通された固定部材12によって二次電池20に固定されている。固定部材12は、ボルト状であり、外周面に雄ねじを有する軸部12aと、軸部12aより大径をなす円板状の頭部12bとを有する。
図2に示すように、蓄電装置としての二次電池20は、その外形を構成するケース21を備えている。ケース21は、矩形筒状のケース本体22と、ケース本体22の開口部を塞ぐ矩形平板状の蓋体23とから構成されている。二次電池20は、ケース21に収容された電極組立体24と、電極組立体24と電気を授受する電極端子31とを備えている。二次電池20は、電極端子31を二つ備えており、二つの電極端子31は蓋体23の長手方向に間隔を空けて配置されている。電極端子31は、正極端子と、負極端子である。
図3(a)及び図3(b)に示すように、電極端子31は、板状の基部32を有している。基部32の中央からは、円筒状の極柱部33が立設している。極柱部33と、基部32とは、一体であり、ともに金属製である。極柱部33は、外周面に雄ねじ部34を有している。基部32は、ケース21内に位置しており、極柱部33は、基部32からケース21外に向けて突出している。具体的にいえば、極柱部33は、壁部としての蓋体23に設けられた貫通孔25を貫通してケース21の外部に突出している。
そして、ケース21外に突出した極柱部33にナット35を螺合することで、電極端子31がケース21に締結されている。貫通孔25の内周面と極柱部33の外周面との間には、円筒状をなす絶縁部材27が設けられている。また、蓋体23と基部32の対向面同士の間には、貫通孔25を囲むようにゴム製のシール部材29が介装され、シール部材29によって貫通孔25がシールされている。また、電極端子31の基部32には、樹脂製及び円筒状の端子カバー50が装着され、電極端子31が蓋体23から絶縁されている。
図3(a)、図3(b)又は図4に示すように、極柱部33は、その軸方向に沿って蓋体23から突出しており、極柱部33の突出方向と軸方向は平行である。極柱部33の軸方向において、基部32に近い端を基端、基部32とは反対側の端を先端とすると、電極端子31は、極柱部33の基端に近い内周面に雌ねじ部39を有する。この雌ねじ部39には、バスバー11を電極端子31の極柱部33に接続するための固定部材12の軸部12aが螺合可能である。極柱部33の軸方向に電極端子31を見た平面視では、雌ねじ部39の内周縁は円状である。なお、雌ねじ部39の内周縁とは、雌ねじ部39のねじ山の先端が位置する周縁のことであり、雌ねじ部39の直径Rは、雌ねじ部39の内周縁での直径である。
電極端子31は、極柱部33の軸方向において、雌ねじ部39より先端側に設けられた治具用凹部37を有する。よって、極柱部33の軸方向において、雌ねじ部39は治具用凹部37より奥に位置する。治具用凹部37は、極柱部33の先端面36に開口するように極柱部33の内周面に設けられている。極柱部33の軸方向に見た治具用凹部37の平面視は真円以外の形状であり、本実施形態では楕円状である。治具用凹部37を平面視した楕円において、長軸をN1とし、短軸をN2とすると、治具用凹部37は、長軸N1の長さ(長径)及び短軸N2の長さ(短径T)が一定のまま、先端面36から基部32に向けて凹んでいる。
また、治具用凹部37は、治具用凹部37の内面のうち、短軸N2の両端に位置した部位に、治具側雌ねじ部37bを有する。なお、治具用凹部37の短軸N2の長さ(短径T)は、短軸N2の両端に位置するねじ山の先端同士を結んだ最短距離である。また、治具用凹部37の短径Tは、雌ねじ部39の直径Rと同じである。このため、平面視では、治具用凹部37の内周縁のうち、短軸N2の両端に位置する部位(治具側雌ねじ部37bのねじ山の先端)は、雌ねじ部39の内周縁に重なり合っている。そして、治具側雌ねじ部37bには、雌ねじ部39に螺合される固定部材12の軸部12aが螺合可能である。
治具用凹部37は、治具用凹部37の内面のうち、長軸N1の両端付近に、係合部37aを有する。各係合部37aは、平面視で弧状に湾曲した部位によって形成されている。そして、極柱部33の先端面36では、治具用凹部37を除いた部分が、バスバー11と接触可能な面となる。
図4及び図5に示すように、治具用凹部37には、金属製の治具48が挿入可能である。治具48は、軸方向全体に亘って断面が楕円形の棒状であり、長軸の両端に位置する弧状の部位に係合突部48aを有し、治具48は長軸の両端部に係合突部48aを有する。
そして、図4の2点鎖線に示すように、治具48を治具用凹部37に挿入すると、治具用凹部37の2つの係合部37aと、治具48の2つの係合突部48aが係合可能となり、係合箇所が2箇所形成される。また、治具48は、係合突部48aを治具用凹部37の係合部37aに係合させた状態で、先端面36から突出する長さを有する。
次に、二次電池20の製造方法について作用とともに説明する。
さて、図示しないが、電極組立体24に一対の電極端子31が溶接によって接続されるとともに、電極端子31の基部32にシール部材29及び端子カバー50が装着された状態で、端子カバー50に蓋体23を載せるとともに、各貫通孔25に各電極端子31の極柱部33を挿通する。さらに、貫通孔25の内周面と極柱部33との間に絶縁部材27を介装する。すると、図5に示すように、電極組立体24と、電極端子31と、シール部材29と、端子カバー50と、絶縁部材27と、蓋体23とが一体化される。
次に、電極組立体24における積層方向一端面が下面となるように電極組立体24を横倒しにした状態で、電極端子31の治具用凹部37を上方に向かせる。
図4に示すように、各治具用凹部37内に治具48を挿入し、治具48の係合突部48aを治具用凹部37の係合部37aに係合可能とした箇所を2箇所形成する。そして、両治具48を、図示しない工具で回り止めした状態で各極柱部33の雄ねじ部34にナット35を螺合する。その結果、ナット35を雄ねじ部34に螺合する際、回り止めされた治具48の係合突部48aに対し、治具用凹部37の係合部37aが係合し、ナット35による電極端子31の連れ回りが抑制される。そして、ナット35の螺合が完了すると、各電極端子31が蓋体23に締結される。
次に、治具48を治具用凹部37から抜き取った後、電極組立体24をケース本体22内に収容するとともに、蓋体23をケース本体22に接合し、ケース21を形成すると、二次電池20が組立てられる。
図1及び図7に示すように、複数の二次電池20を接続する場合は、固定部材12の軸部12aをバスバー11の挿通孔11aに挿通し、その軸部12aを各電極端子31の雌ねじ部39及び治具側雌ねじ部37bに螺合する。そして、頭部12bによって、バスバー11を各極柱部33の先端面36に向けて押圧するとともに、挿通孔11aの周囲を各先端面36に押し付ける。すると、バスバー11によって、異なる二次電池20が異なる極性の電極端子31同士で電気的に接続される。
図6(a)に、本実施形態の治具用凹部37を有する電極端子31を示し、図6(b)に、参考例として、平面視六角形状の治具用凹部47を有する電極端子49を示す。実施形態の電極端子31と、参考例の電極端子49は、共に同じ直径Rの雌ねじ部39を有する。そして、実施形態の電極端子31における先端面36と、参考例の電極端子49における先端面49aをドットハッチングで示す。
この場合、図6(a)に示すように、平面視が楕円状の治具用凹部37を有する電極端子31の方が、図6(b)に示すような平面視が六角形状の治具用凹部47を有する電極端子49と比べて先端面36での面積が広くなっている。これは、治具用凹部37の内周縁を、雌ねじ部39の内周縁に近付け、重ならせることで、先端面36での治具用凹部37の開口面積を狭くしたことによる。なお、治具用凹部37の長軸N1の長さと、参考例の治具用凹部47において、対向する角同士間の長さは同じとする。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)治具用凹部37よりも奥に雌ねじ部39を有する電極端子31において、治具用凹部37の平面視での形状を楕円とし、真円以外の形状とした。このため、雌ねじ部39を治具用凹部37を介して開口させる電極端子31において、例えば、治具用凹部の平面視での形状が六角形状であり、治具用凹部の内周縁全てが雌ねじ部39の内周縁よりも外へ離れた位置にある場合と比べると、治具用凹部37の開口面積を狭くすることができる。よって、治具用凹部37と雌ねじ部39を連設した構成において、極柱部33の先端面36に関し、治具用凹部37が開口することで減少する面積を少なくし、先端面36とバスバー11との接触面積の減少を抑えることができる。
(2)治具用凹部37において、楕円の短軸N2の両端に位置する内周縁を雌ねじ部39の内周縁に重ならせた。このため、治具用凹部37において、短軸N2の延長線上となる位置で治具用凹部37の開口面積を最も狭くすることができ、先端面36において、短軸N2の延長線上に位置した部分で面積を最大に確保することができる。
(3)治具用凹部37は、平面視の形状が楕円である。楕円状の治具用凹部37は工具による切削により簡単に製造することができる。
(4)治具用凹部37は、平面視において雌ねじ部39の内周縁と重なる位置に治具側雌ねじ部37bを有する。このため、バスバー11を固定するための固定部材12は、雌ねじ部39だけでなく治具側雌ねじ部37bにも螺合可能となる。よって、固定部材12を雌ねじ部39に螺合する際に、固定部材12の雄ねじに加わる力は、雌ねじ部39と治具側雌ねじ部37bで受け止められ、雌ねじ部39だけで受け止める場合よりも、力を受け止める面積が広くなる。このため、雌ねじ部39だけに固定部材12が螺合される場合と比べると、軸部12aが破断しにくくなる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 治具用凹部の平面視での形状は、楕円状でなくてもよい。例えば、図8に示すように、治具用凹部51の平面視での形状を、平面視円状の凹部本体51aと、凹部本体51aの内周縁から径方向に突出した係合部51bとを含む真円以外の形状としてもよい。平面視において、凹部本体51aの内周縁のほとんどは、雌ねじ部39の内周縁に重なり合っている。すなわち、治具用凹部51の内周縁は、係合部51bを除いた全ての内周縁が雌ねじ部39の内周縁に重なり合っている。また、係合部51bは、凹部本体51aの径方向に対向した位置に配置されている。
治具用凹部51に係合する治具は、図示しないが、軸方向全体に亘って断面が円形で、かつ棒状の治具本体と、治具本体の外周面から突出した一対の係合突部とを有する。治具本体の直径は、凹部本体の直径より僅かに小さい。また、一対の係合突部は、治具本体の径方向に対向した外周面から突出しており、係合部51bに挿入可能である。
そして、治具を治具用凹部51に挿入すると、治具用凹部51の2つの係合部51bと、治具の2つの係合突部が係合可能となり、係合箇所が2箇所形成されるようになっている。
○ 治具用凹部の平面視での形状は、三角形状、四角形状、五角形状等、任意の多角形状でもよく、治具用凹部の平面視での形状は任意に変更してもよい。
○ 実施形態では、壁部をケース21の蓋体23に具体化したが、壁部はケース本体22の側壁であってもよい。
○ 導通部材は、二次電池20同士を導通するものに限定されない。例えば、導通部材が、外部機器の配線の先端に配置される端子であってもよく、この場合でも同様の効果が得られる。
○ 二次電池20は、リチウムイオン二次電池であったが、これに限らず、他の二次電池であってもよい。
○ 電気二重層コンデンサ等の蓄電装置に具体化してもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(イ)前記治具用凹部は、前記平面視での形状が楕円状である蓄電装置。
(ロ)前記治具用凹部は、前記平面視での形状が円状の凹部本体と、該凹部本体の周縁から径方向に突出した係合部とを含む蓄電装置。
11…導通部材としてのバスバー、12…固定部材、20…蓄電装置としての二次電池、21…ケース、23…壁部としての蓋体、24…電極組立体、31…電極端子、33…極柱部、34…雄ねじ部、35…ナット、36…先端面、37,51…治具用凹部、37a,51b…係合部、37b…治具側雌ねじ部、39…雌ねじ部、48…治具。

Claims (4)

  1. 電極組立体と、
    前記電極組立体を収容したケースと、
    前記電極組立体と電気を授受し、かつ前記ケースの壁部から突出した筒状の極柱部を有する電極端子と、
    前記電極端子を前記壁部に締結するため、前記極柱部の外周面に形成された雄ねじ部に螺合されたナットと、を有し、
    前記電極端子は、前記極柱部の軸方向における先端面に開口して前記極柱部の内周面に設けられた治具用凹部と、
    前記極柱部の内周面のうち、前記治具用凹部よりも奥に設けられた雌ねじ部と、を有し、
    前記雌ねじ部には、外部との導通部材を前記先端面に接触させて固定可能とする固定部材が螺合可能であり、
    前記治具用凹部は、該治具用凹部に挿入された治具に係合可能な係合部を有しており、
    前記極柱部の軸方向に前記電極端子を見た平面視において、前記治具用凹部の形状は真円以外の形状である蓄電装置。
  2. 前記治具用凹部の内周縁のうち、前記係合部を除いた一部が前記雌ねじ部の内周縁に重なっている請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 前記治具用凹部の内面のうち、前記雌ねじ部の内周縁に重なった内周縁に繋がる内面には、前記固定部材が螺合可能な治具側雌ねじ部が設けられている請求項2に記載の蓄電装置。
  4. 前記蓄電装置は二次電池である請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の蓄電装置。
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