JP5804156B1 - 蓄電装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ナットを螺合する際に、極柱部の先端面に突出部が形成されることを抑制することができる蓄電装置を提供すること。【解決手段】二次電池20において、電極端子31は、蓋体23からの極柱部33の突出方向の先端面36から凹む治具用凹部37を有する。治具用凹部37は、平面視形状が真円以外の形状であり、治具用凹部37に挿入された治具48に係合可能な係合部を有する。二次電池20は、極柱部33の先端面36での治具用凹部37の開口縁に、先端面36より凹んだ変形吸収部40を有する。【選択図】図6
Description
本発明は、極柱部の雄ねじ部に螺合されたナットにより電極端子が壁部に締結されている蓄電装置に関する。
二次電池やキャパシタのような蓄電装置は再充電が可能であり、繰り返し使用することができるため電源として広く利用されている。一般に、容量の大きな二次電池(蓄電装置)はケースを備え、そのケース内に電極組立体及び電解液が収容されているとともに、電極組立体と電気を授受するための電極端子が、導電部材を介して電極組立体に接続されている。また、電極端子は、ケースの蓋を貫通して、ケース外に突出する極柱部を有し、この極柱部は外周面に雄ねじ部を備える構造が知られている。そして、前記構造にて、電極組立体に接続された電極端子は、雄ねじ部にナットを螺合することで蓋に締結されている。
ところで、電極端子にナットを螺合する際、ナットと共に電極端子が連れ回りすると、電極端子に一体の導電部材がケースに接触して短絡の原因になる虞がある。そこで、ナットを螺合する際に電極端子の連れ回りを抑制するために、例えば、特許文献1に開示の技術を採用することが考えられる。具体的には、電極端子において、極柱部の先端面に治具が係合可能な凹部を形成し、その凹部に治具を係合させ、かつ治具を回転不能にした状態で、電極端子の雄ねじ部にナットを螺合する。
ところで、二次電池は、電極端子における極柱部の先端面に外部の導通部材(例えば、バスバー)を接続して使用されるが、この導通部材を極柱部に接続する方法として、極柱部の内周面に雌ねじ部を形成しておき、この雌ねじ部にボルトのような固定部材を螺合する方法がある。このとき、外部の導通部材は、挿通部を有する板状部材により形成され、この導通部材は、極柱部の先端面と固定部材とで挟持される。
しかし、極柱部の先端面に治具を係合させて電極端子の回り止めを行う構造においては、ナットを螺合する際、極柱部において治具に係合した部分には、電極端子が回転しようとする力を受け止めることに伴う応力が発生し、その応力によって極柱部の先端面が盛り上がるように突出部が形成されてしまうことがある。すると、固定部材で導通部材を極柱部に固定した際、導通部材は、極柱部の先端面ではなく、先端面から盛り上がった突出部にしか接触せず、導通部材との接触面積が減少してしまう。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、ナットを螺合する際に、極柱部の先端面に突出部が形成されることを抑制することができる蓄電装置を提供することにある。
上記問題点を解決するための蓄電装置は、ケース内に電極組立体が収容されるとともに、前記電極組立体と電気を授受する電極端子を備え、前記電極端子は、前記ケースの壁部から突出した極柱部を有するとともに、前記極柱部の外周面に雄ねじ部を有し、前記雄ねじ部に螺合されたナットにより前記電極端子が前記壁部に締結されている蓄電装置であって、前記電極端子は、前記極柱部の突出方向での先端面に設けられた治具用凹部を有し、前記治具用凹部は、平面視形状が真円以外の形状であり、治具用凹部に挿入された治具に係合可能な係合部を有し、前記先端面での前記治具用凹部の開口縁に、前記先端面より凹んだ変形吸収部を有することを要旨とする。
これによれば、電極端子を壁部に締結する際、治具用凹部に治具を挿入し、治具を回り止めした状態で、極柱部の雄ねじ部にナットを螺合する。このとき、極柱部において治具に係合した係合部付近には、電極端子が回転しようとする力を受け止めることに伴う応力が発生し、その応力によって極柱部は変形する。しかし、極柱部の変形は、先端面より凹んだ領域内での変形吸収部の変形として発生し、極柱部の変形は変形吸収部に吸収される。このため、ナットの螺合によって、極柱部が変形しても、その変形が突出部となって極柱部の先端面から突出することが無くなる。
また、蓄電装置について、前記変形吸収部は、前記開口縁の全体に亘って設けられているのが好ましい。
これによれば、極柱部において、治具用凹部のいずれの場所が変形しても、その変形を変形吸収部の変形として吸収することができる。
これによれば、極柱部において、治具用凹部のいずれの場所が変形しても、その変形を変形吸収部の変形として吸収することができる。
前記蓄電装置は二次電池である。
本発明によれば、ナットを螺合する際に、極柱部の先端面に突出部が形成されることを抑制することができる。
以下、蓄電装置を二次電池に具体化した一実施形態を図1〜図7にしたがって説明する。
図1に示すように、電池モジュール10は複数の二次電池20を備え、二次電池20は外観が角型のリチウムイオン二次電池である。隣り合う二次電池20同士は、バスバー11によって接続されている。
図1に示すように、電池モジュール10は複数の二次電池20を備え、二次電池20は外観が角型のリチウムイオン二次電池である。隣り合う二次電池20同士は、バスバー11によって接続されている。
図1及び図7に示すように、バスバー11は、矩形板状の金属板であり、長手方向の両側に挿通孔11aを有する。また、バスバー11は、挿通孔11aに挿通された固定部材12によって二次電池20に固定されている。固定部材12は、ボルト状であり、外周面に雄ねじを有する軸部12aと、軸部12aより大径をなす円板状の頭部12bとを有する。
図2に示すように、蓄電装置としての二次電池20は、その外形を構成するケース21を備えている。ケース21は、矩形筒状のケース本体22と、ケース本体22の開口部を塞ぐ矩形平板状の蓋体23とから構成されている。二次電池20は、ケース21に収容されている電極組立体24と、電極組立体24と電気を授受する電極端子31とを備えている。二次電池20は、電極端子31を二つ備えており、蓋体23の長手方向に間隔を空けて配置されている。電極端子31は、正極端子と、負極端子である。
図3に示すように、電極端子31は、板状の基部32を有している。基部32の中央からは、円筒状の極柱部33が立設している。極柱部33と、基部32とは、一体であり、ともに銅製である。極柱部33は、外周面に雄ねじ部34を有している。基部32は、ケース21内に位置しており、極柱部33は、基部32からケース21外に向けて突出している。具体的にいえば、極柱部33は、壁部としての蓋体23に設けられた貫通孔25を貫通してケース21の外部に突出している。
そして、ケース21外に突出した極柱部33にナット35を螺合することで、電極端子31がケース21に締結されている。貫通孔25の内周面と極柱部33の外周面との間には、円筒状をなす絶縁部材27が設けられている。また、蓋体23と基部32の対向面同士の間には、貫通孔25を囲むようにゴム製のシール部材29が介装され、シール部材29によって貫通孔25がシールされている。また、電極端子31の基部32には、樹脂製及び円筒状の端子カバー50が装着され、電極端子31が蓋体23から絶縁されている。
図3及び図4に示すように、極柱部33の蓋体23からの突出方向において、基部32側を基端、基部32とは反対側を先端とすると、極柱部33は、突出方向の先端面36に開口する治具用凹部37を有し、この治具用凹部37は、先端面36から基部32に向けて凹んでいる。治具用凹部37は、極柱部33の突出方向に沿った平面視が真円以外の形状である六角形状であり、極柱部33の基端に向けて先端面36から六角形状に凹んでいる。そして、治具用凹部37は、6つの内側面のうち、隣り合う内側面同士が交わって形成された角部に係合部37aを有し、治具用凹部37は6つの係合部37aを等間隔おきに有する。
図5及び図6に示すように、治具用凹部37には、金属製の治具48が係合可能である。治具48は、軸方向全体に亘って断面が六角形の棒状であり、隣り合う側面同士が交わって形成された角部に係合突部48aを有し、治具48は6つの係合突部48aを等間隔おきに有する。
そして、図4に示すように、治具48を治具用凹部37に挿入すると、治具用凹部37の6つの係合部37aと、治具48の6つの係合突部48aが係合可能となり、係合箇所が6箇所形成されるようになっている。また、治具48は、係合突部48aを治具用凹部37の係合部37aに係合させた状態で、先端面36から突出する長さを有する。
図3に示すように、電極端子31は、治具用凹部37より奥に雌ねじ部39を有する。この雌ねじ部39には、バスバー11を電極端子31の極柱部33に接続するために、上述の固定部材12の軸部12aが螺合可能である。また、雌ねじ部39の平面形状は、治具用凹部37の平面形状より小さく、固定部材12の軸部12aは、治具用凹部37を貫通して雌ねじ部39に螺合可能である。
図3及び図4に示すように、極柱部33は、治具用凹部37の先端面36での開口縁に沿って変形吸収部40を有する。変形吸収部40は、治具用凹部37の平面視形状に合わせた平面視六角環状であり、治具用凹部37の開口縁全体に亘って設けられている。そして、変形吸収部40は、極柱部33の突出方向において、係合部37aよりも先端面36に近い位置にある。また、変形吸収部40は、治具用凹部37の開口縁に沿って、極柱部33の先端面36から凹んだ部分に設けられている。極柱部33の突出方向に沿った断面では、変形吸収部40は、先端面36から基端に向かうに従い、極柱部33の中心軸に向けて下り傾斜している。したがって、極柱部33の突出方向に沿って、極柱部33の基端から先端に向かうに従い、変形吸収部40は拡径したテーパ形状である。このため、治具用凹部37に治具48が挿入された状態では、図6の2点鎖線に示すように、変形吸収部40と、治具48の各側面との間には隙間Sが画定され、この隙間Sは、極柱部33の突出方向に沿って基端から先端に向かう方向では徐々に広がっている。よって、変形吸収部40は、極柱部33の先端面36から凹むことで形成された隙間S(領域)内に位置していることになる。
次に、二次電池20の製造方法について作用とともに説明する。
さて、図示しないが、電極組立体24に一対の電極端子31が溶接によって接続されるとともに、電極端子31の基部32にシール部材29及び端子カバー50が装着された状態で、端子カバー50に蓋体23を載せるとともに、各貫通孔25に各電極端子31の極柱部33を挿通する。さらに、貫通孔25の内周面と極柱部33との間に絶縁部材27を介装する。すると、図5に示すように、電極組立体24と、電極端子31と、シール部材29と、端子カバー50と、絶縁部材27と、蓋体23とが一体化される。
さて、図示しないが、電極組立体24に一対の電極端子31が溶接によって接続されるとともに、電極端子31の基部32にシール部材29及び端子カバー50が装着された状態で、端子カバー50に蓋体23を載せるとともに、各貫通孔25に各電極端子31の極柱部33を挿通する。さらに、貫通孔25の内周面と極柱部33との間に絶縁部材27を介装する。すると、図5に示すように、電極組立体24と、電極端子31と、シール部材29と、端子カバー50と、絶縁部材27と、蓋体23とが一体化される。
次に、電極組立体24における積層方向一端面が下面となるように電極組立体24を横倒しにした状態で、電極端子31の治具用凹部37及び変形吸収部40を上方に向かせる。
図6に示すように、各治具用凹部37内に治具48を挿入し、図4の2点鎖線に示すように、治具48の係合突部48aを治具用凹部37の係合部37aに係合可能とした箇所を6箇所形成する。そして、両治具48を、図示しない工具で回り止めした状態で各極柱部33の雄ねじ部34にナット35を螺合する。
その結果、ナット35を雄ねじ部34に螺合する際、回り止めされた治具48の係合突部48aに対し、治具用凹部37の係合部37aが係合し、ナット35による電極端子31の連れ回りが抑制される。このとき、極柱部33における係合部37aには、電極端子31が回転しようとする力を受け止めることに伴って応力が発生する。
すると、図6に示すように、その応力によって、極柱部33には、先端面36に向けて極柱部33が盛り上がるように変形した変形部33aが形成される。しかし、この極柱部33の変形は、隙間S内での変形吸収部40の変形として発生しており、極柱部33の変形は、変形吸収部40に吸収されることとなる。
そして、ナット35の螺合が完了すると、各電極端子31が蓋体23に締結される。次に、治具48を治具用凹部37から抜き取った後、電極組立体24をケース本体22内に収容するとともに、蓋体23をケース本体22に接合し、ケース21を形成すると、二次電池20が組立てられる。
図1及び図7に示すように、複数の二次電池20を接続する場合は、固定部材12の軸部12aをバスバー11の挿通孔11aに挿通し、その軸部12aを各電極端子31の雌ねじ部39に螺合する。そして、頭部12bによって、バスバー11を各極柱部33の先端面36に向けて押圧するとともに、挿通孔11aの周囲を各先端面36に押し付ける。すると、バスバー11によって、異なる二次電池20が異なる極性の電極端子31同士で電気的に接続される。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)電極端子31において、治具用凹部37の開口縁に沿って先端面36から凹む位置に変形吸収部40を形成した。このため、治具48によって電極端子31を回り止めした状態でナット35を螺合した際、極柱部33が変形しても、その変形は、先端面36から凹んだ領域内での変形吸収部40の変形として発生する。このため、極柱部33が変形しても、先端面36に突出部が形成されてしまうことが抑制される。その結果、電極端子31にバスバー11を固定した際、バスバー11が突出部に乗り上げてしまうことがなく、バスバー11を先端面36の全面に接触させることができ、バスバー11と電極端子31との接触面積が減少することが無くなる。
(1)電極端子31において、治具用凹部37の開口縁に沿って先端面36から凹む位置に変形吸収部40を形成した。このため、治具48によって電極端子31を回り止めした状態でナット35を螺合した際、極柱部33が変形しても、その変形は、先端面36から凹んだ領域内での変形吸収部40の変形として発生する。このため、極柱部33が変形しても、先端面36に突出部が形成されてしまうことが抑制される。その結果、電極端子31にバスバー11を固定した際、バスバー11が突出部に乗り上げてしまうことがなく、バスバー11を先端面36の全面に接触させることができ、バスバー11と電極端子31との接触面積が減少することが無くなる。
(2)変形吸収部40は、治具用凹部37の開口縁の全体に亘って設けられている。したがって、治具用凹部37の内面のいずれの場所に変形が発生しても、その変形は変形吸収部40での変形として吸収され、先端面36に突出部が形成されてしまうことが無い。
(3)変形吸収部40は、極柱部33の突出方向に沿って基端から先端に向かう程、拡径する形状とした。このため、治具用凹部37に対する治具48の挿入や、雌ねじ部39へ固定部材12を螺合する際の、軸部12aの挿入が行いやすくなる。
(4)変形吸収部40は、極柱部33の突出方向に沿って基端から先端に向かう程、拡径するテーパ形状である。例えば、変形吸収部40を、テーパ形状ではなく、雌ねじ部39より大径、かつ同心円状とした場合と比べると、治具48の係合突部48aと、治具用凹部37の係合部37aとの係合面積を広く確保でき、電極端子31の連れ回りを抑制できる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 変形吸収部40は、治具用凹部37の開口縁の全体に亘って設けられず、例えば、一つの係合部37aに対応した開口縁に設けられていてもよいし、複数の係合部37aに対応した開口縁に設けられていてもよい。また、変形吸収部40は、治具用凹部37の開口縁の半分に沿って設けられていてもよい。すなわち、変形吸収部40を設ける位置は、適宜変更してもよい。
○ 変形吸収部40は、治具用凹部37の開口縁の全体に亘って設けられず、例えば、一つの係合部37aに対応した開口縁に設けられていてもよいし、複数の係合部37aに対応した開口縁に設けられていてもよい。また、変形吸収部40は、治具用凹部37の開口縁の半分に沿って設けられていてもよい。すなわち、変形吸収部40を設ける位置は、適宜変更してもよい。
○ 治具用凹部37の平面視形状は、六角形状でなくてもよく、三角形状、四角形状、五角形状等、任意の多角形状でもよい。また、治具用凹部37の平面形状は、楕円形状や、トラック形状等でもよい。要は、治具用凹部37に治具が係合でき、電極端子31を回り止めできる真円以外の形状であれば、治具用凹部37の平面視形状は任意に変更してもよい。
○ 変形吸収部40は、極柱部33の突出方向に沿って基端から先端に向かう程、拡径するテーパ形状でなくてもよく、極柱部33の変形を凹み内で吸収できる形状であれば、その形状は適宜変更してもよい。
○ 実施形態では、電極端子31に対するバスバー11の接続は、雌ねじ部39への固定部材12の螺合によって行ったが、これに限らない。例えば、電極端子31に対するバスバー11の接続は、電極端子31の先端面36へのバスバー11の溶接によって行ってもよい。
○ 実施形態では、電極端子31は、バスバー11を接続するための雌ねじ部39を有する構成であったが、雌ねじ部39は無くてもよい。
○ 実施形態では、壁部をケース21の蓋体23に具体化したが、壁部はケース本体22の側壁であってもよい。
○ 実施形態では、壁部をケース21の蓋体23に具体化したが、壁部はケース本体22の側壁であってもよい。
○ 電極端子31の先端面36に接続される部材は、電池モジュール10を形成するために二次電池20同士を接続するバスバー11に限定されない。例えば、二次電池20と外部機器とを接続する部材であってもよく、この場合でも同様の効果が得られる。
○ 二次電池20は、リチウムイオン二次電池であったが、これに限らず、他の二次電池であってもよい。
○ 電気二重層コンデンサ等の蓄電装置に具体化してもよい。
○ 電気二重層コンデンサ等の蓄電装置に具体化してもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(イ)前記変形吸収部は、前記極柱部の突出方向において前記治具用凹部より先端に向かうに従い拡径している蓄電装置。
(イ)前記変形吸収部は、前記極柱部の突出方向において前記治具用凹部より先端に向かうに従い拡径している蓄電装置。
(ロ)前記電極端子の締結された壁部は、ケースの蓋体である蓄電装置。
20…蓄電装置としての二次電池、21…ケース、23…壁部としての蓋体、24…電極組立体、31…電極端子、33…極柱部、34…雄ねじ部、35…ナット、36…先端面、37…治具用凹部、37a…係合部、40…変形吸収部、48…治具。
Claims (3)
- ケース内に電極組立体が収容されるとともに、前記電極組立体と電気を授受する電極端子を備え、前記電極端子は、前記ケースの壁部から突出した極柱部を有するとともに、前記極柱部の外周面に雄ねじ部を有し、
前記雄ねじ部に螺合されたナットにより前記電極端子が前記壁部に締結されている蓄電装置であって、
前記電極端子は、前記極柱部の突出方向における先端面に設けられた治具用凹部を有し、
前記治具用凹部は、平面視形状が真円以外の形状であり、治具用凹部に挿入された治具に係合可能な係合部を有し、
前記先端面での前記治具用凹部の開口縁に、前記先端面より凹んだ変形吸収部を有する蓄電装置。 - 前記変形吸収部は、前記開口縁の全体に亘って設けられている請求項1に記載の蓄電装置。
- 前記蓄電装置は二次電池である請求項1又は請求項2に記載の蓄電装置。
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