JP2016031602A - サーバー、印刷装置、それらの制御方法、及びプログラム - Google Patents

サーバー、印刷装置、それらの制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】印刷速度の変更時に、過去の印刷実績等を解析して、より最適な印刷速度が選択されるよう支援する仕組みを提供する。
【解決手段】解析サーバーは、ネットワークを介して接続された複数の印刷装置からの印刷ジョブの履歴情報及び動作情報を取得しS801、動作モード情報が示す各印刷装置で対応可能な印刷速度ごとに、当該印刷速度で印刷ジョブを実行した際の印刷時間を示す印刷時間を予測しS804、印刷時間と、履歴情報に含まれる総印刷時間とから、各印刷装置で対応可能な印刷速度で印刷ジョブを実行した際の印刷時間の短縮率を決定しS806、決定した印刷速度ごとの前記短縮率をユーザに提示するS813。
【選択図】図8

Description

本発明は、サーバー、印刷装置、それらの制御方法、及びプログラムに関するものである。
従来から、複数の印刷装置を接続したシステムの最適化処理について様々な方法が検討されている。例えば、特許文献1には、画像データを複数の印刷装置に振り分けることで印刷時間を短縮したり、印刷時間の予測を行い、システムの中で最も早い仕上がりが期待できる印刷装置を選択して印刷させるシステムが提案されている。
特開2004−112643号公報
ユーザのユースケースに柔軟に対応するために、印刷装置の運用中において印刷モードや印刷速度をユーザの要望に合わせて変更可能な印刷装置が要望されている。特に、印刷装置が1台で構成されるシステムの場合は、特許文献1のようにデータの特徴によって投入する印刷装置を変更することができないため、印刷装置に最適な印刷モードや印刷速度を見極めることは重要である。
しかしながら、上記従来技術には以下に記載する課題がある。例えば、実際に適用した印刷モードや印刷速度が期待した効果を上げるかは、ユーザが使用する印刷装置の機能に依存する。例えば、特別な後処理を必要としない同じ用紙サイズ、同じ用紙種類への片面印刷を大量に処理する印刷装置ならば印刷速度が速ければ速いほどそれに伴った早い仕上がりが期待できる。しかし、カラーモードの切替や用紙サイズの切替が多く必要な場合や、製本時に糊の乾燥を待つ必要があるくるみ製本等の場合には、印刷速度を上げても前者ほどの印刷速度の向上に見合った早い仕上がりは期待できない。このように、ユーザが印刷速度を切り替えることが可能な印刷装置であっても、ユーザは印刷速度を切り替える際に、どの印刷速度に切り替えればよいかを容易に知ることができず、最適な印刷速度を選択することが困難であった。
本発明は、上述の問題に鑑みて成されたものであり、印刷速度の変更時に、過去の印刷実績等を解析して、より最適な印刷速度が選択されるよう支援する仕組みを提供することを目的とする。
本発明は、複数の印刷装置と通信可能なサーバーであって、前記複数の印刷装置から印刷ジョブを実行した際の総印刷時間の情報を含む履歴情報と、各印刷装置で実行可能な動作を示す動作モード情報とを取得する取得手段と、前記取得手段によって取得した前記履歴情報及び前記動作モード情報とを用いて、該動作モード情報が示す各印刷装置で対応可能な印刷速度ごとに、該印刷速度で印刷ジョブを実行した際の印刷時間を示す印刷時間を予測する予測手段と、前記予測手段によって前記複数の印刷装置ごとに予測した印刷時間と、前記履歴情報に含まれる前記総印刷時間とから、前記各印刷装置で対応可能な印刷速度で印刷ジョブを実行した際の印刷時間の短縮率をそれぞれ決定する決定手段と、前記決定手段によって決定された印刷速度ごとの前記短縮率をユーザに提示する提示手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、サーバーと通信可能な印刷装置であって、印刷ジョブを実行した際の総印刷時間の情報を含む履歴情報と、各印刷装置で実行可能な動作を示す動作モード情報とを記憶手段に格納する格納手段と、前記サーバーから要求に応じて、前記記憶手段に格納されている前記履歴情報及び前記動作モード情報を該サーバーへ送信する送信手段と前記履歴情報及び前記動作モード情報を用いて前記サーバーによって決定された短縮率であって、該動作モード情報が示す前記印刷装置で対応可能な印刷速度ごとに、対応可能な印刷速度で印刷ジョブを実行した際の印刷時間の前記短縮率を該サーバーから取得してユーザに提示する提示手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、印刷速度の変更時に、過去の印刷実績等を解析して、より最適な印刷速度が選択されるよう支援することができる。
印刷システムの構成例を示す図。 印刷装置のハードウェア構成図。 解析サーバーのハードウェア構成図。 印刷装置のソフトウェア構成図。 印刷装置が保持する個別印刷ジョブの履歴情報を示す図。 解析サーバーのソフトウェア構成図。 解析サーバーの解析条件入力画面図。 最適印刷速度判断手順のフローチャート。 予測総印刷時間算出手順のフローチャート図。 印刷時間予測のアルゴリズムを示した図。 解析サーバーの解析結果概要画面。 解析サーバーの詳細解析結果画面。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
<システム構成>
まず、図1を参照して、本実施例における印刷システムの構成例について説明する。図1の101は、ローカルエリアネットワーク(LAN)を示す。LAN101には、印刷装置102〜104、情報処理装置105、106、及び解析サーバー107が通信可能に接続される。ここで、情報処理装置105はProxy Serverとして機能し、情報処理装置106はインターネット109のセキュリティを高めるために設置されたファイアウォールとして機能する。解析サーバー107は、ファイアウォール内に設けられている複数の印刷装置102〜104の印刷速度情報と、印刷ジョブ履歴情報とを受信し、後述する最適な印刷速度の予測処理を実行する。
108は、イントラネット環境を示し、印刷装置102〜104と、情報処理装置105、106とがLAN101を介して相互に接続されて構成されている。なお、実際の印刷システムでは、複数のイントラネット環境108と、解析サーバー107とがインターネット109を介して相互に接続される。印刷装置102〜104は、LAN101を介して自身の通信スケジュールに従って通信を行い、各装置の印刷速度情報、印刷ジョブ履歴情報等を通信用データに加工し、インターネット109を介して解析サーバー107へ送信する。
通信プロトコルは、HTTPやHTTPSなどのプロトコルを想定しているが、とくに限定するものではない。例えば、図1に示す印刷システムの例では、印刷装置102〜104は、HTTPSを利用してプロキシーサーバーである情報処理装置105、ファイアウォールである情報処理装置106を介して、解析サーバー107にデータを送信する。解析サーバー107は、印刷装置102〜104からの情報取得を制御するために、印刷装置102〜104用のコマンドを発行する。
印刷装置102〜104は、定期的に(又は解析サーバー107からの指示により)解析サーバー107へコマンド取得(以下、コマンドリクエストと称する。)を行う。よって、解析サーバー107で発行したコマンドは印刷装置102〜104が取得するまで解析サーバー107内で保管する。コマンド取得は、例えば印刷装置102〜104内に保管してあるSSL証明書を利用して、解析サーバー107とHTTPSの通信を行う。このとき、解析サーバー107は、特定のSSL証明書を利用し通信を開始することで、通信相手が管理対象の印刷装置であることを認識する。
また、印刷装置102〜104には、下記の通信処理を行うそれぞれ一意に識別するための識別IDが付与された監視装置が設けられてもよい。この監視装置は、HTTPS通信が確立した後にSOAP等のプロトコルを使用して識別IDを解析サーバー107に送信する。これにより解析サーバー107は、どの印刷装置102〜104から通信が行われたのかを特定することができる。また、解析サーバー107は、識別IDに対するレスポンスに、コマンドを付与することによって、インターネット109から、特定の印刷装置102〜104のコントロールを可能にする。
<印刷装置のハードウェア構成>
次に、図2を参照して、本実施例における印刷装置のハードウェア構成について説明する。印刷装置102〜104は、画像コントローラ部201、操作部208、スキャナ部210、印刷部212、及び後処理部215から構成される。
CPU202は、システムバス214に接続される各デバイスを統括的に制御することにより、コピーやホストコンピュータからの印刷を制御する。ROM204は、FlushROMであり、印刷装置の実行に必要な各種パラメータやプログラムが格納されており、各種パラメータは書き換え可能となっている。RAM203は、CPU202の主メモリ、ワークエリア等として機能するとともに、スキャンや印刷等の画像データのバッファ領域としても使用される。HDD205は、ネットワークI/F206で受信した印刷データの一次的な格納や、画像処理部213のスワップ領域として各モジュールからアクセスされる。また、スキャナ部210、印刷部212、後処理部215の設定値、各部品の交換目安値やカウンタも格納される。
操作部I/F207は、接続される操作部208からのキー入力及び操作部208への表示出力を制御するための通信I/Fである。操作部208は、ハードウェアキーとタッチパネルで構成され、印刷装置102〜104の状態表示及び操作を行うことができる。スキャナI/F209は、接続されるスキャナ部210の制御するための通信I/Fであり、スキャナ部210の制御コマンドの送受信やスキャナ部210で光学的にスキャンした画像の受信を行う。スキャナ部210は、原稿を光学的にスキャンする。印刷部I/F211は、接続される印刷部212及び後処理部215を制御するための通信I/Fであり、印刷部212及び後処理部215の制御コマンドの送受信や印刷部212で印刷する画像の送信を行う。後処理部215は、印刷部212で印刷されて排紙された用紙に対して、ステイプル、パンチ、中綴じ等の後処理を行う。画像処理部213は、スキャナ部210でスキャンされた画像やネットワークI/F206で受信した印刷データに対して、変倍、回転、色変換、スムージング等の画像処理を行う。
<解析サーバーのハードウェア構成>
次に、図3を参照して、本実施例における解析サーバー107のハードウェア構成について説明する。解析サーバー107は、CPU301、RAM302、ROM303、HDD304、ディスプレイ305、キーボード306、及びネットワークI/F307を備え、各コンポーネントはシリアルバス308を介して接続される。
CPU301は、装置全体を統括的に制御する。例えば、CPU301はHDD304に格納されているOSや、本実施形態に係る最適な印刷速度の予測を行うアプリケーションプログラム等を実行する。また、CPU301は、RAM302にプログラムの実行に必要な情報や、ファイル等を一時的に格納する。RAM302は一時記憶メモリであり、CPU301の主メモリ、ワークエリア等として機能する。ROM303は記憶メモリであり、基本I/Oプログラム等のプログラム等を記憶する。HDD304は、大容量メモリとして機能する外部記憶メモリであり、アプリケーションプログラム、OS等を格納している。本実施形態の最適印刷速度を予測するためのプログラムもHDD304に記憶されている。
ディスプレイ305は、表示部であり、キーボード306からの入力内容や、最適印刷速度の予測結果等を表示する。キーボード306は指示入力部であり、オペレータ、又は管理者が最適印刷速度の予測条件等を入力するために使用する。ネットワークI/F307は、ネットワークを介した外部との入出力部であり、インターネット109に接続して印刷装置102〜104等の外部装置とのデータのやりとりを制御する。なお、ここに示した解析サーバー107のハードウェア構成は一例であり、本発明は図3の構成例に限定されるものではない。例えば、データやプログラム等の格納先は、その特徴に応じてROM、RAM、HDDなどから選択することができる。
<印刷装置のソフトウェア構成>
次に、図4を参照して、本実施例における印刷装置のコントローラ部におけるソフトウェア構成について説明する。401〜402、404、406〜408は、ROM204に予め保存されるプログラムモジュールであり、CPU202によってRAM203にロードされて実行される。
通信部401は、ネットワークI/F206を介して解析サーバー107と通信を行う。印刷ジョブ履歴管理部402は、HDD205上に印刷ジョブ履歴情報403を保持し、管理する。印刷ジョブ履歴情報403は、印刷ジョブの開始時刻、印刷に掛かった時間、適用した印刷速度、使用した用紙情報等を印刷ジョブごとにまとめた情報である。印刷ジョブ履歴管理部402は、プリンタ制御部407から通信部401にて受領した印刷ジョブの処理内容を通知され、印刷ジョブ履歴情報403としてHDD205に保存する。印刷ジョブ履歴情報403として保持する具体的な内容については図5を用いて後述する。
動作モード管理部404は、リーダ制御部406やプリンタ制御部407の動作に関わる動作モード情報405を管理する。動作モード情報405は、印刷装置102〜104の様々な動作モードであり、例えば各印刷装置で対応可能な印刷速度、画像処理パラメータ、及びソフトウェアライセンス情報等を含む。動作モード情報405はROM204に格納されており、通常変更されるものではないが、印刷装置102〜104のソフトウェアライセンスのインストール等で変更される。例えば、印刷速度ライセンスがインストールされた場合は、動作モード管理部404によって動作モード情報405の印刷速度情報が更新される。印刷速度ライセンスとは、所定の印刷装置にインストールすると、ライセンスに対応する印刷速度を当該装置において実行可能とするものである。
リーダ制御部406は、スキャナ部210を制御する。プリンタ制御部407は、印刷部212と後処理部215を制御し、印刷ジョブ履歴情報403を更新するためのイベントを印刷ジョブ履歴管理部402に通知する。操作部制御部408は、操作部I/F207を介して操作部208を制御する。操作部制御部408は、操作部208のハードキーとタッチパネルからの入力を受け付けることにより、印刷装置102〜104への動作指示及び動作モード変更指示等を受け付ける。また、操作部制御部408は、印刷装置102〜104の状態や、動作モード情報405などをタッチパネルに表示する。
<履歴情報>
次に、図5は、本実施例における印刷ジョブ履歴管理部402が印刷ジョブ履歴情報403として収集する情報の一例について説明する。個別印刷ジョブ履歴501は、最適な印刷速度を予測するために印刷ジョブ履歴管理部402が、印刷ジョブ履歴情報403としてジョブごとに個別に管理する履歴情報である。なお、ジョブの実行を指示してユーザの識別子と、上記ジョブIDとを紐付けて管理しておき、ユーザごとに最適な印刷速度を通知する際に当該ユーザに関する履歴情報のみを利用することができる。個別印刷ジョブ履歴501は、ジョブID502、開始時刻503、印刷速度504、実測総印刷時間505、及び用紙属性506を含んで構成される。
ジョブID502は、印刷ジョブ履歴情報403の中から個別印刷ジョブ履歴501を一意に識別するための識別子である。開始時刻503は、印刷部212でジョブID502で識別される印刷ジョブを開始した時刻を示す。印刷速度504は、ジョブID502が識別する印刷ジョブを処理した際の印刷速度を示す。印刷速度504の単位は、例えばppm(A4用紙を短辺給紙で1分間に印刷できる枚数)とする。CPU202は、印刷ジョブが完了した際に、動作モード管理部404が保持する動作モード情報405中の印刷速度を取得し、印刷速度504としてHDD304に保存する。
実測総印刷時間505は、印刷部212及び後処理部215がジョブID502が識別する印刷ジョブ処理に掛かった時間を示す。実測総印刷時間505の単位は秒とする。本実施例では、印刷部212及び後処理部215が印刷ジョブを処理するために掛かる総時間を総印刷時間、用紙に画像を形成するために掛かる時間を実印刷時間とする。また、カラーモード切替、用紙サイズ切替等の印刷を行うために必要な準備時間と、ジョブの設定によって印刷後の後処理に必要となる後処理時間とを含めて、調整時間とする。
用紙属性506は、ジョブID502が識別する印刷ジョブ内で使用された用紙属性情報を示す。用紙属性506は用紙ID507、用紙タイプ508、用紙サイズ509、片面/両面設定510を排紙された全ての用紙に対して記録する。用紙ID507は、ジョブID502において印刷部212が印刷を行った用紙を識別するための識別子である。用紙タイプ508は、用紙の形状、表面性、坪量を表すものである。印刷装置102〜104は用紙タイプ508の名称をキーとした形状、表面性、坪量の情報をHDD205に保持しているものとする。例えば、図5に示すように、用紙タイプ508として「厚紙3」や「普通紙1」などの名称があり、それぞれ、形状、表面性、坪量の情報が当該名称に紐付けてHDD205に保持されている。
用紙サイズ509は用紙ID507によって識別される用紙のサイズであり、A4等の定型サイズが情報として定義されている。なお、本発明は、定型サイズに限定されることなく、不定型サイズについて登録されてもよい。その場合は、「不定型サイズ」として、ユーザ入力によるサイズやセンサによって検知されたサイズが定義されることになる。片面/両面設定510は、ID507で識別される用紙が片面印刷であったか両面印刷であったかの情報である。なお、個別印刷ジョブ履歴501が含むべき内容は、解析サーバー107が行う実印刷時間の予測で使用するロジックに依存する。本実施例の個別印刷ジョブ履歴501は図10に示す印刷時間予測ロジックに必要な情報から構成される。例えば、実印刷時間予測にトナー排出時間が必要な場合は、個別印刷ジョブ履歴501にもトナー排出時間が必要となる。
<解析サーバーのソフトウェア構成>
次に、図6を参照して、本実施例における解析サーバー107の最適速度を予測するためのソフトウェア構成について説明する。通信部601は、インターネット109とのデータの送受信を制御する。解析データ収集部602は、インターネット109を経由して、印刷装置102〜104から印刷ジョブ履歴情報403、及び動作モード情報405を収集する。
記憶部603は、本実施例の印刷システムが提供可能な全印刷速度ライセンスと各印刷速度ライセンスをインストールすることによって提供可能な印刷速度情報を保持している。記憶部603で保持する情報は、ディスプレイ305に表示された登録用画面から、オペレータ、又は管理者がキーボード306によって指定する。
印刷時間予測部604は、記憶部603が保持している適用可能な印刷速度ライセンスごとに、印刷装置102〜104に印刷速度ライセンスを適用した場合に掛かる総印刷時間の予測を行う。総印刷時間の予測は、解析データ収集部602が収集した印刷装置102〜104の印刷ジョブ履歴情報403と動作モード情報405中の印刷速度情報、及びキーボード306からオペレータ又は管理者によって入力された解析条件を元にする。オペレータ、又は管理者が入力する解析条件については図7を用いて後述する。
判定部605は印刷装置102〜104それぞれに対して記憶部603が保持する印刷速度ライセンス情報の中から最適な印刷速度ライセンスを判定する。判定は印刷時間予測部604が予測した予測総印刷時間と、解析データ収集部602が収集した印刷ジョブ履歴情報403に含まれる実測総印刷時間505、及びオペレータ又は管理者によって入力された解析条件を元に行う。判定部605による判定方法の詳細は、図8のフローチャートを用いて後述する。
<解析条件の設定>
次に、図7を参照して、本実施例におけるオペレータ又は管理者が解析サーバー107で最適な印刷速度の予測条件を設定する画面について説明する。図7の画面は、解析サーバー107のディスプレイ305に表示される。当該画面で設定可能な各パラメータはオペレータ又は管理者によってキーボード306から入力される。
表701は、解析サーバー107が最適な印刷速度を予測する対象の印刷装置の一覧である。解析対象とする印刷装置は、オペレータ又は管理者によって解析サーバー107の管理対象である印刷装置(MFP)102〜104の中から選択される。追加キー702は、表701に印刷装置を追加するためのキーである。追加キー702を選択すると、ディスプレイ305に解析サーバー107が管理する印刷装置の一覧画面が表示され、オペレータ又は管理者が一覧の中から選択した印刷装置が表701に追加される。削除キー703は表701から印刷装置を削除するためのキーである。削除キー703を選択すると、ディスプレイ305に表701中の印刷装置の一覧画面が表示され、オペレータ又は管理者が一覧の中から選択した印刷装置が表701から削除される。
入力欄704、705は、最適な印刷速度の予測に使用する印刷ジョブ履歴の期間を指定するものである。入力欄704には開始日付を指定し、入力欄705には終了日付を指定する。また、チェックボックス706は、日付による解析期間の指定ではなく、表701中の解析対象印刷装置が保持している印刷ジョブ履歴情報403の全てを解析対象に指定するためのチェックボックスである。つまり、チェックボックス706が選択された場合は、入力欄704、及び入力欄705で指定した解析期間は無効となり、履歴情報として記憶されている全ての期間の情報が使用される。
入力欄707は、最適な印刷速度として通知を行う、印刷時間の短縮率における閾値を設定するものである。つまり、当該閾値は、ユーザが所望する短縮率を設定することができる。本実施例に係る解析サーバー107は、当該閾値で指定された短縮率を上回る印刷速度をユーザに提示するように制御することができる。判定部605は、記憶部603が保持する印刷速度ライセンスごとの予測総印刷時間と、解析データ収集部602が収集した印刷装置102〜104の実測総印刷時間505とから、ライセンス導入後の総印刷時間の短縮率を算出する。その結果、算出した短縮率のうち、入力欄707に入力された値以上の最大の短縮率に対応する、印刷速度ライセンスが提供する印刷速度を最適な印刷速度として判定する。判定方法については図8を用いて後述する。
解析開始キー708が選択された場合、CPU202は、この画面で設定した条件を用いて最適な印刷速度の予測処理を開始する。予測処理が開始されると、上述した内容に関するユーザ入力に従って、解析サーバー107は、解析対象となる印刷装置に対して、履歴情報等を要求する。各印刷装置は、解析サーバー107からの要求に従って、該当する履歴情報や動作モード情報をメモリ等から読み出して解析サーバー107へ送信する。一方、キャンセルキー709が選択された場合、この画面で設定した項目を無効にして画面を閉じる。
<最適印刷速度予測手順>
次に、図8を参照して、本実施例における解析サーバー107が表701で選択した各印刷装置に対して、最適な印刷速度ライセンスを選択する手順について説明する。解析サーバー107における解析データ収集部602が収集した印刷ジョブ履歴情報403と動作モード情報405とに基づき、記憶部603に保持する印刷速度ライセンス情報の中から、設定された条件を満たす最適な印刷速度を判定する手順を示す。図中のS801〜S813は処理の各ステップ番号を示す。本フローチャートに関わる解析サーバー107のプログラムは、HDD304に格納されており、RAM302にロードされ、CPU301により実施される。
S801で、解析データ収集部602は、印刷装置102〜104から印刷ジョブ履歴情報403と動作モード情報405とを収集する。解析データ収集部602は、印刷ジョブ履歴情報403の中から入力欄704、705又はチェックボックス706で指定された解析対象期間中の全個別印刷ジョブ履歴501及び動作モード情報405を各印刷装置からインターネット109を通じて取得する。
S802乃至S807は、記憶部603が保持する印刷速度ライセンスごとに、解析対象期間中の全印刷ジョブについて印刷速度ライセンスを導入した場合の予測総印刷時間の合計値の短縮率を算出する手順である。具体的には、ここでは、解析データ収集部602が収集した印刷ジョブ履歴情報403の実測総印刷時間505を合計した値に対する、予測総印刷時間の合計値の短縮率を算出する。
S803で、印刷時間予測部604は、適用対象の印刷速度ライセンスがS801で取得した現在印刷装置102〜104適用されている印刷速度よりも速い速度変更のための印刷速度ライセンスであるか否かを判定する。速い速度変更のための印刷速度ライセンスであると判定した場合、S804の処理に進む。一方、遅い速度変更となる印刷速度ライセンスであると判定した場合は、そのライセンスに関する解析処理を終了してS802に戻り、他の印刷速度ライセンス情報に関する解析処理を実施する。
S804で、印刷時間予測部604は、解析対象期間内の全印刷ジョブに対して印刷速度ライセンスを適用した場合の予測総印刷時間を算出し、その合計値を求める。予測総印刷時間とその合計値の算出方法の詳細については図9のフローチャートを用いて後述する。続いて、S805で、印刷時間予測部604は、解析対象期間内の全ジョブ分の総印刷時間505の合計値を算出する。
S806で、判定部605は、短縮率としてS805で算出した実測総印刷時間505の合計値に対するS804で算出した予測総印刷時間の比率を算出する。予測総印刷時間は、S803の判定によって現在印刷装置102〜104にて適用中の印刷速度よりも速い速度の場合のみ算出されるため、実測総印刷時間505よりも必ず短い時間が算出されることになる。そのため、本実施例ではこの両者の比率を短縮率と称する。S807はS802から開始したループの終端である。まだS803〜S806を実施していない適用可能な印刷速度ライセンスがある場合はS802へと戻る。全印刷速度ライセンスについての短縮率の解析が完了した場合はS808へと進む。
S808で、判定部605は、S806で短縮率を算出した印刷速度ライセンスが存在するか否かを判定する。S803の判定で記憶部603が保持する全印刷速度ライセンスが提供する印刷速度が印刷装置102〜104に現在適用されている印刷速度より遅いと判定された場合、S808では短縮率の算出なしと判定し、S811に進む。一方、S806で1つ以上の短縮率を算出した印刷速度ライセンスが存在すると判定した場合はS809に進む。
S809で、判定部605は、記憶部603が保持する印刷速度ライセンスのうち、S806で算出した短縮率が最も大きくなるものと、その短縮率の値を抽出する。続いて、S810で、判定部605は、入力欄707で指定された短縮率の閾値とS809で抽出した最大短縮率とを比較する。最大短縮率が閾値以上の場合はS812へと進む。最大短縮率が閾値より小さい場合はS811へと進む。
S811で、判定部605は、図7でオペレータ又は管理者が入力した解析条件下では、記憶部603で保持しているどの印刷速度ライセンスを適用しても条件を満たすほど印刷時間は短くならないと判定する。よって、解析対象の印刷装置に対しては最適速度ライセンスなしと判定する。一方、S812で、判定部605は、S809で抽出した、適用した場合に最も印刷時間の短縮率が大きくなる印刷速度ライセンスを、最適な印刷速度ライセンスと判定する。
その後、S813で、結果表示部606は、S801〜S812で解析した最適な速度ライセンスの予測結果を、ディスプレイ305に表示する。作成される表示内容は、図11及び図12を用いて後述する。なお、ここでは、当該結果表示について解析サーバー107のディスプレイ305に表示する例について説明したが、本発明はこれに限定されずユーザがログインしている装置(例えば、印刷装置)に当該結果表示の情報を提示するように制御してもよい。
<予測総印刷時間の算出手順>
次に、図9を参照して、本実施例における記憶部603で保持する全印刷速度ライセンスごとに予測総印刷時間の合計を算出する手順について説明する。また、以下で説明する処理は、図8のS804の詳細な処理となる。図中のS901〜S908は、処理の各ステップ番号を表す。本フローチャートに関わる解析サーバー107のプログラムは、HDD304に格納されており、RAM302にロードされ、CPU301により実施される。
S901で、印刷時間予測部604は、予測総印刷時間を初期化する。S902〜S908は、解析データ収集部602が収集した解析対象期間内の印刷ジョブ履歴情報403に含まれる各個別印刷ジョブ履歴501に対して予測実印刷時間を算出する手順である。S903で、印刷時間予測部604は、個別印刷ジョブ履歴501から、ジョブID502が識別する印刷ジョブについて実印刷時間を算出する。実印刷時間の算出方法は、図10を用いて後述する。
S904で、印刷時間予測部604は、個別印刷ジョブ履歴501の実測総印刷時間505からS903で算出した実印刷時間を減算した調整時間を算出する。本実施例の調整時間とは、例えばカラーモード切替時間、用紙サイズ切替時間、片面/両面切替時間、用紙サイズ切替時間、及び自動調整時間等の印刷部212が用紙への画像形成を行う以外に掛かる調整時間の合計値のことである。
S905で、印刷時間予測部604は、印刷速度ライセンスによって導入可能な印刷速度と、解析データ収集部602が収集した解析対象期間内の印刷ジョブ履歴情報403から印刷速度ライセンス導入時に処理に必要となる実印刷時間の予測値とを算出する。この予測実印刷時間の算出方法は図10を用いて後述する。続いて、S906で、印刷時間予測部604は、S904で算出した調整時間とS905で算出した予測実印刷時間とから、印刷速度ライセンス適用後に同印刷ジョブの処理に必要な総印刷時間の予測値を算出する。予測総印刷時間の算出方法は図10を用いて後述する。
次に、S907で、印刷時間予測部604は、S906で算出した予測総印刷時間をS901で初期化した予測総印刷時間の合計値に加算する。S907はS902によって解析対象期間内の全ジョブについて適用されるため、最終的に解析対象期間内の全ての印刷ジョブについての予測総印刷時間が予測総印刷時間の合計値に加算される。S908はS902で開始したループの終端である。まだS903〜S907を適用していない解析対象期間内の印刷ジョブが存在する場合、S902へと進む。一方、解析対象期間内の全ジョブに対してS903〜S907の処理が完了すると当該フローチャートの処理を終了し、この時点の予測総印刷時間の合計値をS804の結果として図8のフローチャートのS805へと進む。
<印刷時間の計算アルゴリズム>
次に、図10を参照して、本実施形態の印刷時間の計算に用いるアルゴリズムの概略について説明する。本実施例における総印刷時間とは、印刷部212と後処理部215による印刷ジョブ処理に掛かる時間であり、図10に示す式1001が算出する実印刷時間と式1002が算出する調整時間とを加算した値とする。
式1001は、実印刷時間を求める計算式である。本実施例において、実印刷時間は、後処理や調整に掛かる時間を除いた純粋に印刷(画像形成)に掛かる時間のことを指す。例えば、本実施例では、実印刷時間は、印刷速度、用紙サイズ、用紙タイプ(表面性、坪量、形状)、片面/両面、排紙枚数のパラメータから算出される。なお、式1001に示す実印刷時間の計算方法は一例であり、印刷装置の特徴によっては他のパラメータを用いた計算方法を適用してもよい。
式1002は、調整時間を求める計算式である。調整時間とは、印刷速度ではなく印刷ジョブの内容と印刷装置の能力、特徴によって決定される、総印刷時間から式1001による実印刷時間を除いた時間のことを指す。本実施例において、調整時間は、例えばカラーモード切替時間、メディア切替時間、片面/両面切替時間、用紙サイズ切替時間、及び自動調整時間等の印刷速度に依存しない所要時間を含む。
調整時間の割合が大きい印刷ジョブの場合、実印刷時間の割合が総印刷時間に対して小さいため、印刷速度が上がり、実印刷時間が短くなっても、総印刷時間の短縮率はあまり大きくならない。反対に、実印刷時間の割合が大きい印刷ジョブの場合、実印刷時間の割合が総印刷時間に対して大きいため、印刷速度が上がると短縮率も大きく向上する。つまり、同じ機能を持った印刷装置でも処理している印刷ジョブ、よく使用する印刷装置の機能の傾向によって、印刷速度ライセンスが総印刷時間の短縮に有効な場合と、あまり有効ではない場合がある。
図9のS903で算出する実印刷時間は、図10の式1001にそれぞれ解析データ収集部602で取得した個別印刷ジョブ履歴501の値を適用することで算出される。S904で算出する調整時間は、図10の式1002を用いて算出される。当該調整時間は、総印刷時間である解析データ収集部602が取得した実測総印刷時間505からS903で算出した実印刷時間を引くことで算出される。
S905の予測実印刷時間は、式1001に記憶部603が保持する適用可能な印刷速度ラインセスが提供する印刷速度を、用紙サイズ、用紙タイプ、片面/両面、面数に解析データ収集部602が収集した個別印刷ジョブ履歴501の値を適用して算出される。S904で算出した調整時間は、印刷速度には依存せず、印刷ジョブの内容と印刷装置の特徴によって決定される。よって、S906で、印刷時間予測部604は、S904で算出した予測実印刷時間とS903で算出した調整時間とを合計し、印刷装置102〜104が普段処理している印刷ジョブの特徴を考慮した、予測総印刷時間を算出する。
<予測結果の表示例>
次に、図11を参照して、最適な印刷速度の予測結果の表示画面例について説明する。表示内容は、結果表示部606によって作成され、解析サーバー107のディスプレイ305に表示される。ディスプレイ305に表示された表1101は、予測を行った印刷装置の一覧である。表701に登録した解析対象の印刷装置と同一のIDが表示され、それぞれに紐付いた予測結果の概要が表示される。
ID1102は、印刷装置を一意に識別するものである。現在の速度1103は、解析データ収集部602が取得したID1102で識別される印刷装置に現在適用されている印刷速度である。最適速度1104は、S808〜S812で判定部605が判定したID1102で識別される印刷装置の最適な印刷速度である。ただし、S808において記憶部603が保持する印刷速度ライセンス情報の中に適用可能なものがないと判断した場合は、例えば、「MFP0002」のように「−」を表示する。短縮率1105は、印刷装置ごとにS809で判定部605が算出した最大短縮率である。ただし、S808において記憶部603が保持する印刷速度ライセンス情報の中に適用可能なものがなかった場合は、最適速度1104と同様に「−」を表示する。
詳細1106は、S812で判定部605が最適な印刷速度を決定した場合、詳細キー1107が表示される。詳細キー1107が選択されると、ID1102で識別される印刷装置について、詳細な解析結果を表示する。S811で判定部605が最適な印刷速度なしと決定した場合、詳細1106には、最適速度1104と同様に「−」を表示する。判定部605が最適な印刷速度として決定した印刷装置(MFP0001)以外の印刷装置(MFP0002、MFP0003)は、詳細1106、最適速度1104、及び短縮率1105がグレーアウトで表示される。なお、図11の例では、短縮率の閾値が図7の設定画面で85%と設定されているため、最適な印刷速度として決定した印刷装置が、当該閾値を上回る短縮率(74%)を有するMFP0001に決定される。
戻るキー1108が選択されると、解析結果の表示を終了し。図7の解析条件の設定画面に戻る。また、完了キー1109が選択されると、画面を閉じ、解析処理を終了する。
<解析結果の詳細表示例>
次に、図12を参照して、図11の解析結果の画面で詳細キー1107が選択された印刷装置における、最適な印刷速度の解析結果の詳細表示について説明する。表示内容は、結果表示部606によって作成され、解析サーバー107のディスプレイ305に表示される。本実施例では、最適な印刷速度の予測の詳細結果として、S804で予測総印刷時間を算出した印刷速度ごとに、解析対象期間内の印刷ジョブ処理数が最も多い1日分の予測総印刷時間合計と、実測総印刷時間に対する短縮率とを表示する。解析対象ID1201は、解析対象の印刷装置を識別するものである。
詳細表示対象日1202は、解析対象期間内で最も印刷ジョブ処理数が多い日付を示す。表1203は、図8のフローチャートに示した手順に従って詳細表示対象日1202に処理した印刷ジョブに対して最適印刷速度の予測を行った詳細結果である。表1203は、適用速度1204、所要時間1205、及び短縮率1206を含んで構成される。
適用速度1204は、S804で予測総印刷時間を算出した印刷速度ライセンスを導入した場合の印刷速度である。所要時間1205は、詳細表示対象日1202の全印刷ジョブを適用速度1204で処理した場合の予測総印刷時間の合計である。所要時間1205に表示する値は、印刷時間予測部604で、解析データ収集部602が収集した印刷ジョブ履歴情報403中の詳細表示対象日1202の全印刷ジョブ履歴情報に対してS901からS908の手順を適用することで算出する。
短縮率1206は、所要時間1205の実測総印刷時間に対する短縮率である。即ち、短縮率1206は、対象印刷装置に適用速度1204を適用した場合の効果の大きさを表す値であり、最適印刷速度予測を行ったオペレータ又は管理者は、この値を見て印刷装置にどの印刷速度を導入するべきかを検討できる。また、短縮率1206は、短縮率を示す数値とともに、当該短縮率を表す棒グラフを示している。また、表1203の一行目には、行1207は予測結果との比較のため、適用速度1204には現在印刷装置に適用されている速度を、所要時間1205には実測総印刷時間を表示する。行1207以降は予測結果を速度の早い順に表示する。なお、適用速度100は、短縮率が最大となるため、他の適用速度から識別可能に表示される。例えば、図12に示すように、太枠で囲むように表示されてもよい。
戻るキー1208を選択すると、図12の画面を閉じて図11に示した結果一覧画面の表示に戻る。オペレータ又は管理者は、表1101から別のIDを持つ印刷装置を選択し、その印刷装置の詳細結果を確認することができる。
以上説明したように、本発明に係るサーバーは、ネットワークを介して接続された複数の印刷装置(MFP)からの印刷ジョブの履歴情報及び動作情報を取得する。さらに、本サーバーは、動作モード情報が示す各印刷装置で対応可能な印刷速度ごとに、当該印刷速度で印刷ジョブを実行した際の印刷時間を示す予測総印刷時間を予測する。また、予測総印刷時間と、履歴情報に含まれる総印刷時間とから、対応可能な印刷速度で印刷ジョブを実行した際の印刷時間の短縮率を決定し、決定した印刷速度ごとの前記短縮率をユーザに提示する。これにより、ユーザは、印刷速度を変更する際に容易に最適な印刷速度を選択することができる。
<その他の実施形態>
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
102〜104:印刷装置、105、106:情報処理装置、107:解析サーバー、601:通信部、602:解析データ収集部、603:記憶部、604:印刷時間予測部、605:判定部、606:結果表示部

Claims (13)

  1. 複数の印刷装置と通信可能なサーバーであって、
    前記複数の印刷装置から印刷ジョブを実行した際の総印刷時間の情報を含む履歴情報と、各印刷装置で実行可能な動作を示す動作モード情報とを取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得した前記履歴情報及び前記動作モード情報とを用いて、該動作モード情報が示す各印刷装置で対応可能な印刷速度ごとに、該印刷速度で印刷ジョブを実行した際の印刷時間を示す印刷時間を予測する予測手段と、
    前記予測手段によって前記複数の印刷装置ごとに予測した印刷時間と、前記履歴情報に含まれる前記総印刷時間とから、前記各印刷装置で対応可能な印刷速度で印刷ジョブを実行した際の印刷時間の短縮率をそれぞれ決定する決定手段と、
    前記決定手段によって決定された印刷速度ごとの前記短縮率をユーザに提示する提示手段と
    を備えることを特徴とするサーバー。
  2. 前記予測手段は、
    前記履歴情報から印刷ジョブごとの実際の印刷時間である実印刷時間を算出する手段と、
    前記総印刷時間から、前記算出された実印刷時間を減算して、印刷を行うために必要となる準備時間及び印刷後に行う後処理に必要となる後処理時間を含む調整時間を算出する手段と、
    対象となる前記印刷装置で対応可能な印刷速度ごとに、前記履歴情報から印刷時間を算出する手段と、
    前記調整時間と、前記算出された印刷時間とを加算して前記印刷時間を予測する手段と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のサーバー。
  3. 前記決定手段は、決定した複数の前記短縮率の中から短縮率が最も大きくなる印刷速度をさらに決定し、
    前記提示手段は、前記決定手段によって決定された短縮率が最も大きくなる印刷速度を識別可能に提示することを特徴とする請求項1又は2に記載のサーバー。
  4. 各印刷装置が保持している前記履歴情報のうち、解析対象となる該履歴情報を指定すべく、該履歴情報に係る印刷ジョブが実行された期間を、ユーザ入力により設定する設定手段をさらに備え、
    前記取得手段は、
    前記設定手段によって設定された期間に対応する履歴情報を各印刷装置から取得することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のサーバー。
  5. 前記設定手段は、さらに、解析対象となる印刷装置をユーザ入力により設定し、
    前記取得手段は、前記設定手段によって設定された印刷装置から履歴情報を取得することを特徴とする請求項4に記載のサーバー。
  6. 前記設定手段は、さらに、短縮率を示す閾値をユーザ入力により設定し、
    前記決定手段は、前記閾値を上回る短縮率の印刷速度を決定し、
    前記提示手段は、前記決定手段によって決定された前記閾値を上回る短縮率の印刷速度を識別可能に提示することを特徴とする請求項4又は5に記載のサーバー。
  7. 前記提示手段は、前記決定手段によって決定された印刷速度ごとの前記短縮率をユーザがログインしている印刷装置へ送信して提示することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載のサーバー。
  8. 前記履歴情報は、実行した印刷ジョブごとの履歴情報として、前記総印刷時間に加えて、ジョブIDと、印刷速度と、印刷した用紙に関わるパラメータを含む用紙属性との情報を含むことを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載のサーバー。
  9. サーバーと通信可能な印刷装置であって、
    印刷ジョブを実行した際の総印刷時間の情報を含む履歴情報と、各印刷装置で実行可能な動作を示す動作モード情報とを記憶手段に格納する格納手段と、
    前記サーバーから要求に応じて、前記記憶手段に格納されている前記履歴情報及び前記動作モード情報を該サーバーへ送信する送信手段と
    前記履歴情報及び前記動作モード情報を用いて前記サーバーによって決定された短縮率であって、該動作モード情報が示す前記印刷装置で対応可能な印刷速度ごとに、対応可能な印刷速度で印刷ジョブを実行した際の印刷時間の前記短縮率を該サーバーから取得してユーザに提示する提示手段と
    を備えることを特徴とする印刷装置。
  10. 複数の印刷装置と通信可能なサーバーの制御方法であって、
    取得手段が、前記複数の印刷装置から印刷ジョブを実行した際の総印刷時間の情報を含む履歴情報と、各印刷装置で実行可能な動作を示す動作モード情報とを取得する取得工程と、
    予測手段が、前記取得工程で取得した前記履歴情報及び前記動作モード情報とを用いて、該動作モード情報が示す各印刷装置で対応可能な印刷速度ごとに、該印刷速度で印刷ジョブを実行した際の印刷時間を示す印刷時間を予測する予測工程と、
    決定手段が、前記予測工程で前記複数の印刷装置ごとに予測した印刷時間と、前記履歴情報に含まれる前記総印刷時間とから、前記各印刷装置で対応可能な印刷速度で印刷ジョブを実行した際の印刷時間の短縮率をそれぞれ決定する決定工程と、
    提示手段が、前記決定工程で決定された印刷速度ごとの前記短縮率をユーザに提示する提示工程と
    を実行することを特徴とする制御方法。
  11. サーバーと通信可能な印刷装置の制御方法であって、
    格納手段が、印刷ジョブを実行した際の総印刷時間の情報を含む履歴情報と、各印刷装置で実行可能な動作を示す動作モード情報とを記憶手段に格納する格納工程と、
    送信手段が、前記サーバーから要求に応じて、前記記憶手段に格納されている前記履歴情報及び前記動作モード情報を該サーバーへ送信する送信工程と、
    提示手段が、前記履歴情報及び前記動作モード情報を用いて前記サーバーによって決定された短縮率であって、該動作モード情報が示す前記印刷装置で対応可能な印刷速度ごとに、対応可能な印刷速度で印刷ジョブを実行した際の印刷時間の前記短縮率を該サーバーから取得してユーザに提示する提示工程と
    を実行することを特徴とする制御方法。
  12. 請求項1乃至8の何れか1項に記載のサーバーとしてコンピュータを機能させるための該コンピュータで読み取り可能なプログラム。
  13. 請求項9に記載の印刷装置としてコンピュータを機能させるための該コンピュータで読み取り可能なプログラム。
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