JP2016031320A - 磁気エンコーダ装置 - Google Patents

磁気エンコーダ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016031320A
JP2016031320A JP2014154441A JP2014154441A JP2016031320A JP 2016031320 A JP2016031320 A JP 2016031320A JP 2014154441 A JP2014154441 A JP 2014154441A JP 2014154441 A JP2014154441 A JP 2014154441A JP 2016031320 A JP2016031320 A JP 2016031320A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
magnetic pole
length
pattern
center position
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014154441A
Other languages
English (en)
Inventor
泰行 奥田
Yasuyuki Okuda
泰行 奥田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2014154441A priority Critical patent/JP2016031320A/ja
Publication of JP2016031320A publication Critical patent/JP2016031320A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Abstract

【課題】磁気パターンに設けられた欠歯パターンによるギャップ特性を低減することができる磁気エンコーダ装置を提供する。【解決手段】欠歯パターン34は、磁気パターン33を構成する第1磁極31及び第2磁極32よりも磁力が弱い一対の第3磁極35及び第4磁極36を有している。第3磁極35の隣には第2磁極32が位置し、第4磁極36の隣には第1磁極31が位置している。第1磁極31及び第2磁極32の配列方向に沿った第1中心位置31aから第2中心位置32aまでの長さが第1長さとされる。そして、第3磁極35は、第2中心位置32aから第3中心位置35aまでの第2長さが第1長さよりも長くなるように欠歯パターン34に設けられている。また、第4磁極36は、第4中心位置36aから第1中心位置31aまでの第3長さが第1長さよりも長くなるように欠歯パターン34に設けられている。【選択図】図2

Description

本発明は、欠歯パターンを備えた磁気エンコーダ装置に関する。
従来より、位置測定用の磁気エンコーダ素子の構成が、例えば特許文献1で提案されている。具体的には、N極とS極とが交互に一方向に沿って配置された磁気パターンを有する磁気エンコーダ素子の構成が提案されている。
また、通常、磁気エンコーダ素子の基準位置を示すいわゆる欠歯パターンが磁気エンコーダ素子に設けられる。欠歯パターンは、例えば、磁気パターンのうちの一部の磁極が無くされた部分として磁気エンコーダ素子に設けられる。
特開2011−99857号公報
しかしながら、上記従来の技術では、通常の磁気パターンに発生する磁界は均一になっているが、欠歯パターンでは磁界が発生しないので、通常の磁気パターンと欠歯パターンとの境界部に発生する磁界が不均一になる。このため、磁気センサが磁気エンコーダ素子から遠い位置に配置されるほど磁気センサが通常の磁気パターンの磁界の影響を受けてしまう。これにより、磁気センサによって検出される当該境界部の境界位置が磁気エンコーダ素子に対する磁気センサの距離に応じて変化するというギャップ特性が発生してしまうという問題がある。
なお、このようなギャップ特性を低減するため、欠歯パターンに磁界を発生させるパターンを設けることが考えられる。しかし、欠歯パターンにおける磁極のパターンが複雑になってしまうと共に、複雑な欠歯パターンが周囲の通常の磁気パターンに影響を及ぼしてしまう。これにより、通常の磁気パターンの磁界の分布が変化してしまうので、欠歯パターンに複雑な磁極のパターンを設けることは好ましくない。
本発明は上記点に鑑み、磁気パターンに設けられた欠歯パターンによるギャップ特性を低減することができる磁気エンコーダ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、第1磁極(31)と第2磁極(32)とが交互に複数配列された磁気部材(30)が第1磁極(31)及び第2磁極(32)の配列方向に沿って移動したときに、第1磁極(31)及び第2磁極(32)において配列方向に沿った長さの中心位置が検出されるように構成された磁気エンコーダ装置であって、以下の点を特徴としている。
すなわち、第1磁極(31)と第2磁極(32)とが交互に複数配列された磁気パターン(33)を備えている。また、磁気パターン(33)のうちの第2磁極(32)と第1磁極(31)との間に設けられていると共に、配列方向における磁気部材(30)の基準位置を示す欠歯パターン(34)を備えている。
そして、第1磁極(31)において配列方向に沿った長さの中心を第1中心位置(31a)と定義し、第2磁極(32)において配列方向に沿った長さの中心を第2中心位置(32a)と定義する。
これにより、第1磁極(31)及び第2磁極(32)は、配列方向に沿った第1中心位置(31a)から第2中心位置(32a)までの長さが第1長さとなるように磁気パターン(33)に設けられている。
また、欠歯パターン(34)は、第1磁極(31)及び第2磁極(32)よりも磁力が弱い一対の第3磁極(35)及び第4磁極(36)を有しており、第3磁極(35)の隣には第2磁極(32)が位置すると共に、第4磁極(36)の隣には第1磁極(31)が位置している。
そして、第3磁極(35)において配列方向に沿った長さの中心を第3中心位置(35a)と定義し、第4磁極(36)において配列方向に沿った長さの中心を第4中心位置(36a)と定義する。
これにより、第3磁極(35)は、第2中心位置(32a)から第3中心位置(35a)までの第2長さが第1長さよりも長くなるように欠歯パターン(34)に設けられている。さらに、第4磁極(36)は、第4中心位置(36a)から第1中心位置(31a)までの第3長さが第1長さよりも長くなるように欠歯パターン(34)に設けられていることを特徴とする。
これによると、欠歯パターン(34)の各磁極(35、36)は磁気パターン(33)の各磁極(31、32)よりも磁力が弱いので、欠歯パターン(34)の各磁極(35、36)によって形成される磁界が磁気パターン(33)に与える影響を低減できる。また、磁気パターン(33)において各磁極(31、32)によって形成される磁界と、磁気パターン(33)と欠歯パターン(34)との境界部における磁界と、を均一にすることができる。したがって、磁気パターン(33)に設けられた欠歯パターン(34)によるギャップ特性を低減することができる。
なお、この欄及び特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態に係る磁気エンコーダ装置の平面図(上段)及び側面図(下段)である。 第1実施形態に係る磁気部材と磁気センサの出力とを示した図である。 図2に示された欠歯パターンにおける着磁強度と角度のずれとの関係を示した図である。 本発明の第2実施形態に係る磁気部材と磁気センサの出力とを示した図である。 図4に示された欠歯パターンにおける着磁強度と角度のずれとの関係を示した図である。 本発明の第3実施形態に係る磁気エンコーダ装置の平面図(上段)及び側面図(下段)である。 本発明の第4実施形態に係る磁気エンコーダ装置の平面図(上段)及び側面図(下段)である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図を参照して説明する。本実施形態に係る磁気エンコーダ装置は、例えば内燃機関におけるクランク角を提示するものとして構成されている。
図1に示されるように、磁気エンコーダ装置10は、ロータ20及び磁気部材30を備えて構成されている。ロータ20は、中心軸を中心として回転する円板状のものである。ロータ20はクランクシャフトに固定される。
磁気部材30は、第1磁極31と第2磁極32とが交互に複数配列されたものである。すなわち、磁気部材30は、土台としての磁性体が着磁されたものである。例えば、第1磁極31はN極であり、第2磁極32はS極である。磁気部材30は、ロータ20の回転方向に第1磁極31と第2磁極32とが交互に配置されるようにロータ20の外周面21に設けられている。そして、第1磁極31と第2磁極32とが交互に複数配列されたパターンが磁気パターン33とされている。
図2に示されるように、第1磁極31及び第2磁極32は、当該第1磁極31及び第2磁極32の配列方向に沿った長さが同じになっている。なお、図2では磁気部材30が直線状に展開された平面図が示されている。
具体的には、第1磁極31において配列方向に沿った長さの中心を第1中心位置31aと定義する。また、第2磁極32において配列方向に沿った長さの中心を第2中心位置32aと定義する。これらに基づき、第1磁極31及び第2磁極32は、配列方向に沿った第1中心位置31aから第2中心位置32aまでの長さが第1長さとなるように磁気パターン33に設けられている。以下、第1長さを「A」とする。
また、磁気部材30は欠歯パターン34を含んでいる。欠歯パターン34は、一対の第3磁極35及び第4磁極36を有して構成されている。欠歯パターン34は、当該パターンを中心位置で分けた単純パターンである。なお、図2では、N極のN1及びN3が第1磁極31であり、N極のN2が第3磁極35である。また、S極のS1及びS3が第2磁極32であり、S極のS2が第4磁極36である。
欠歯パターン34は、第1磁極31及び第2磁極32の配列方向における磁気部材30の基準位置を示す役割を果たすものである。欠歯パターン34は、磁気パターン33の一部が当該欠歯パターン34に置き換えられたものであり、磁気パターン33のうちの第2磁極32と第1磁極31との間に設けられている。本実施形態では、第3磁極35の隣に第2磁極32が位置している。また、第4磁極36の隣に第1磁極31が位置している。
第3磁極35及び第4磁極36は、第1磁極31及び第2磁極32よりも磁力が弱い磁極である。例えば、第3磁極35及び第4磁極は、第1磁極31及び第2磁極32の着磁強度に対して50%の着磁強度に低減されている。すなわち、第3磁極35及び第4磁極36の発生磁束密度(着磁強度×面積)が同一割合で低下させられている。
例えば、第3磁極35はN極であり、第4磁極36はS極である。第3磁極35及び第4磁極36は、第1磁極31及び第2磁極32の配列方向に沿った長さが同じになっており、第1磁極31及び第2磁極32よりも長くなっている。
具体的には、第3磁極35において配列方向に沿った長さの中心を第3中心位置35aと定義し、第4磁極36において配列方向に沿った長さの中心を第4中心位置36aと定義する。これらに基づき、第3磁極35は、第2中心位置32aから第3中心位置35aまでの第2長さが第1長さ(A)よりも長くなるように欠歯パターン34に設けられている。また、第4磁極36は、第4中心位置36aから第1中心位置31aまでの第3長さが第1長さよりも長くなるように欠歯パターン34に設けられている。本実施形態では、第2長さ及び第3長さは1.5Aになっている。
欠歯パターン34は、磁気パターン33の等歯部の抜き数(欠歯の長さ)を決めて欠歯内の不等ピッチを任意に形成することができる。欠歯の最小抜き幅は3歯(2歯抜け)となり、それ以上の抜き数(等歯の整数倍)も可能である。
さらに、第3中心位置35aから第4中心位置36aまでの長さを第4長さと定義する。これにより、第3磁極35及び第4磁極36は、第4長さが第2長さ及び第3長さよりも長くなるように欠歯パターン34に設けられている。本実施形態では、第4長さは2Aになっている。
上記の長さの関係は、次のように定式化することができる。配列方向に沿った第3磁極35の長さと配列方向に沿った第4磁極36の長さとを合わせた長さをXとする。言い換えると、Xは、欠歯パターン34が磁気パターン33によって生成されるパルスのうちの何波を抜くかによって決まる。本実施形態では、欠歯パターン34は4波抜きのパターンであるので、X=4である。
また、第2長さ及び第3長さをYとし、第3中心位置35aから第4中心位置36aまでの長さすなわち第4長さをZと定義する。
そして、Y=(X/4)+0.5、かつ、Z=(X/4)×2を満たすように第3磁極35及び第4磁極36が欠歯パターン34に設けられている。したがって、X=4に基づき、第2長さ及び第3長さであるYはY=1.5となり、第4長さであるZはZ=2となる。上述のように、第1長さがAであるから、第2長さ及び第3長さは1.5Aであり、第4長さは2Aである。このように、欠歯パターン34の第3磁極35及び第4磁極36の長さを式から求めることができる。
以上のように、磁気エンコーダ装置10は、磁気部材30に磁気パターン33と欠歯パターン34とを備えた構成になっている。そして、図1に示されるように、磁気部材30に所定のギャップを介して対向配置された磁気センサ40によってロータ20の回転が検出される。
ここで、磁気センサ40は、磁界を検出するセンシング手段として磁気抵抗素子やホール素子を備えている。すなわち、磁気センサ40はロータ20のラジアル方向の磁界を検出するように構成されている。本実施形態では、磁気センサ40はSV−GMR素子を備えている。
SV−GMR素子は磁気部材30が発生させる磁界に応じた検出信号を出力する。図2に示されるように、検出信号は、第2磁極32と第1磁極31との境界で最大振幅となり、第1磁極31と第2磁極32との境界及び第3磁極35と第4磁極36との境界で最小振幅となる波形である。
また、磁気センサ40は、SV−GMR素子の検出信号に基づいてロータ20の角度を示す角度信号を生成する処理回路を備えている。処理回路は、2値化閾値(Vth)を用いて検出信号を2値化する。
検出信号は、磁気パターン33において、配列方向における第1磁極31の磁極中心及び第2磁極32の磁極中心で2値化閾値(Vth)を横切る波形になっている。欠歯パターン34においても同様に、検出信号は、配列方向における第3磁極35の磁極中心及び第4磁極の磁極中心で2値化閾値(Vth)を横切る波形になる。
したがって、処理回路は、検出信号が2値化閾値(Vth)を上回るまたは下回る度に角度信号を生成して外部装置に出力する。言い換えると、磁気エンコーダ装置10は、ロータ20が回転した際に、第1磁極31及び第2磁極32において配列方向に沿った長さの中心位置が検出されるように構成されている。
具体的には、図2に示されるように、第1磁極31の磁極中心である地点L10では、検出信号は2値化閾値(Vth)を下回る。これにより、角度信号はLoになる。Loの信号は所定のパルス幅を持ってHiに戻るように処理回路で処理される。
続いて、第2磁極32の磁極中心である地点L11では、検出信号は2値化閾値(Vth)を上回る。これにより、角度信号はLoになる。このように、磁気部材30の磁気パターン33では、第1磁極31と第2磁極32の各磁極中心間の長さである第1長さA毎にLoの角度信号が磁気センサ40から出力される。
地点L11までは検出信号は磁気パターン33による波形であり、地点L11以降は検出信号は欠歯パターン34による波形になる。
欠歯パターン34においては、第3磁極35の磁極中心である地点L12では、検出信号が2値化閾値(Vth)を下回るので、角度信号はLoになる。また、第4磁極36の磁極中心である地点L13では、検出信号が2値化閾値(Vth)を上回るので、角度信号はLoになる。
そして、第1磁極31の磁極中心である地点L14では、地点L10と同様に角度信号はLoになる。地点L14以降は検出信号は磁気パターン33による波形に戻る。また、第2磁極32の磁極中心である地点L15では、地点L11と同様に角度信号はLoになる。
上述のように、欠歯パターン34では2つのLoの角度信号が生成される。しかしながら、欠歯パターン34における角度信号は、磁気パターン33におけるAの間隔のLo信号ではなく、地点L11から1.5Aの間隔でのLo信号、及び地点L12から2Aの間隔でのLo信号となる。つまり、欠歯パターン34においては、不等ピッチの角度信号が発生するが、Aの間隔ではないので、外部装置において磁気パターン33の角度信号ではないと容易に判定される。したがって、欠歯パターン34において角度信号にLo信号が含まれることは問題にならない。むしろ、当該Lo信号を検出することによって欠歯パターン34を検出することができる。
なお、上述の「4波抜き」とは、欠歯パターン34が無ければ、地点L11から地点L14までに磁気パターン33に基づく4つのLoの角度信号が生成されるはずであり、この4つのLoの角度信号が抜かれたことを意味している。
次に、本実施形態に係る磁気エンコーダ装置10の作用効果について説明する。上述のように、欠歯パターン34の磁束密度が磁気パターン33よりも低減されている。具体的には、欠歯パターン34を構成する第3磁極35及び第4磁極36は、磁気パターン33の第1磁極31及び第2磁極32に対して、着磁強度が50%とされている。
これによると、図3に示されるように、磁気部材30と磁気センサ40とのギャップ距離が遠い遠ギャップにおいてもギャップ距離が近い近ギャップにおいても回転角度のずれを0にすることができる。これは、欠歯パターン34の第3磁極35及び第4磁極36によって形成される磁界が磁気パターン33に与える影響が低減されたからである。言い換えると、磁気パターン33において各磁極31、32によって形成される磁界と、磁気パターン33と欠歯パターン34との境界部における磁界と、を均一になったからである。
したがって、磁気部材30と磁気センサ40とのギャップ距離に応じて磁極の境界位置が変化してしまうというギャップ特性をゼロにすることができる。つまり、欠歯パターン34の磁束密度が低減されているので、欠歯パターン34の周辺部のギャップ特性の発生を抑えることができる。このため、このように、欠歯パターン34の着磁強度を等歯部との比率に従って低減することにより、検出点(各磁極の境界部)に発生する角度誤差を理想的にはゼロにすることができ、角度精度を向上させることができる。
(第2実施形態)
本実施形態では、第1実施形態と異なる部分について説明する。図4に示されるように、第1長さをAとすると、第2長さ及び第3長さが2A、第4長さが3Aとなるように欠歯パターン34が設けられている。
本実施形態では、欠歯パターン34はいわゆる6波抜けであるので、X=6に基づき、Y=(X/4)+0.5=2、Z=(X/4)×2=3である。第1長さがAであるから、第2長さ及び第3長さは2Aであり、第4長さは3Aである。このように、式から欠歯パターン34の第3磁極35及び第4磁極36の長さを決定することができる。
本実施形態のように、6波抜きの欠歯パターン34とした場合についても、第3磁極35及び第4磁極36の着磁強度が磁気パターン33の50%となるように着磁されている。これにより、図5に示されるように、磁気部材30と磁気センサ40とのギャップ距離が遠ギャップ及び近ギャップのいずれにおいても回転角度のずれを0にすることができる。
上記のような欠歯パターン34では、図4に示されるように、地点L20から地点L21までは磁気パターン33のLoの角度信号が生成される。また、地点L22、地点L23で欠歯パターン34のLo信号が生成される。この後、地点L24以降は再び磁気パターン33のLoの角度信号が生成される。地点L25についても同様にLoの角度信号が生成される。
以上のように、欠歯パターン34における第3磁極35及び第4磁極36の磁極幅を広くすることもできる。このように、第1実施形態に対して欠歯パターン34の不等調ピッチの幅が広くなるので、角度信号のロバスト性を向上させることができる。
(第3実施形態)
本実施形態では、第1、第2実施形態と異なる部分について説明する。図6に示されるように、本実施形態では、磁気部材30はロータ20の端面22のうちの外縁部に固定されている。これにより、磁気センサ40は、ロータ20の端面22の上方に磁気部材30に対向配置されている。このように、ロータ20の外周面21ではなく端面22に磁気部材30が配置されていても良い。
(第4実施形態)
本実施形態では、第1〜第3実施形態と異なる部分について説明する。図7に示されるように、磁気エンコーダ装置10は、直方体状の母体50と、この母体50の一面51に設けられた磁気部材30と、を備えて構成されている。母体50は短冊状の板部材でも良いし、磁気テープ等のようなフレキシブルなものでも良い。この場合、磁気エンコーダ装置10は、母体50の位置を欠歯パターン34で示すこととなる。以上のように、磁気エンコーダ装置10は、円形ではなく、直線状に構成されていても良い。
(他の実施形態)
上記各実施形態で示された磁気エンコーダ装置10の構成は一例であり、上記で示した構成に限定されることなく、本発明を実現できる他の構成とすることもできる。例えば、磁気エンコーダ装置10は上記各実施形態で示された構成に限られず、他の構成でも良い。
また、磁気エンコーダ装置10の適用対象は車両の内燃機関に限らず、磁性部材の移動方向や移動速度等を検出するものに適用することができる。
上記各実施形態では、欠歯パターン34の前後でA→1.5A→2A→1.5A→Aの間隔でLoの角度信号が出力されていた。同様に、A→2A→3A→2A→Aの間隔でLo角度信号が出力される構成も示されている。このように、中央の間隔が最も長くなるように欠歯パターン34が設定されているがこれは一例である。例えば、欠歯パターン34の前後でA→2A→1.5A→1.5A→Aの間隔や、A→3A→2A→2A→Aの間隔でLoの角度信号が出力されても構わない。
例えば、第1磁極31をS極とし、第2磁極32をN極としても良い。この場合、第3磁極35をS極とし、第4磁極36をN極とすれば良い。
さらに、欠歯パターン34の着磁強度は磁気パターン33の着磁強度の50%に限られず、他の着磁強度でも良い。
30 磁気部材
31 第1磁極
31a 第1中心位置
32 第2磁極
32a 第2中心位置
33 磁気パターン
34 欠歯パターン
35 第3磁極
35a 第3中心位置
36 第4磁極
36a 第4中心位置

Claims (5)

  1. 第1磁極(31)と第2磁極(32)とが交互に複数配列された磁気部材(30)が前記第1磁極(31)及び前記第2磁極(32)の配列方向に沿って移動したときに、前記第1磁極(31)及び前記第2磁極(32)において前記配列方向に沿った長さの中心位置が検出されるように構成された磁気エンコーダ装置であって、
    前記第1磁極(31)と前記第2磁極(32)とが交互に複数配列された磁気パターン(33)と、
    前記磁気パターン(33)のうちの前記第2磁極(32)と前記第1磁極(31)との間に設けられていると共に、前記配列方向における前記磁気部材(30)の基準位置を示す欠歯パターン(34)と、
    を備え、
    前記第1磁極(31)において前記配列方向に沿った長さの中心を第1中心位置(31a)と定義し、前記第2磁極(32)において前記配列方向に沿った長さの中心を第2中心位置(32a)と定義すると、
    前記第1磁極(31)及び前記第2磁極(32)は、前記配列方向に沿った前記第1中心位置(31a)から前記第2中心位置(32a)までの長さが第1長さとなるように前記磁気パターン(33)に設けられており、
    前記欠歯パターン(34)は、前記第1磁極(31)及び前記第2磁極(32)よりも磁力が弱い一対の第3磁極(35)及び第4磁極(36)を有しており、
    前記第3磁極(35)の隣には前記第2磁極(32)が位置すると共に、前記第4磁極(36)の隣には前記第1磁極(31)が位置しており、
    前記第3磁極(35)において前記配列方向に沿った長さの中心を第3中心位置(35a)と定義し、前記第4磁極(36)において前記配列方向に沿った長さの中心を第4中心位置(36a)と定義すると、
    前記第3磁極(35)は、前記第2中心位置(32a)から前記第3中心位置(35a)までの第2長さが前記第1長さよりも長くなるように前記欠歯パターン(34)に設けられており、
    前記第4磁極(36)は、前記第4中心位置(36a)から前記第1中心位置(31a)までの第3長さが前記第1長さよりも長くなるように前記欠歯パターン(34)に設けられていることを特徴とする磁気エンコーダ装置。
  2. 前記第3中心位置(35a)から前記第4中心位置(36a)までの長さを第4長さと定義すると、
    前記第3磁極(35)及び前記第4磁極(36)は、前記第4長さが前記第2長さ及び前記第3長さよりも長くなるように前記欠歯パターン(34)に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の磁気エンコーダ装置。
  3. 前記配列方向に沿った前記第3磁極(35)の長さと前記配列方向に沿った前記第4磁極(36)の長さとを合わせた長さをXとし、前記第2長さ及び前記第3長さをYとし、前記第3中心位置(35a)から前記第4中心位置(36a)までの長さをZと定義すると、
    前記第3磁極(35)及び前記第4磁極(36)は、Y=(X/4)+0.5、かつ、Z=(X/4)×2を満たすように前記欠歯パターン(34)に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の磁気エンコーダ装置。
  4. 前記一対の第3磁極(35)及び第4磁極(36)を含んだ前記磁気部材(30)は、中心軸を中心として回転するロータ(20)の外周面(21)に設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の磁気エンコーダ装置。
  5. 前記ロータ(20)のラジアル方向の磁界が磁気センサ(40)によって検出されることを特徴とする請求項4に記載の磁気エンコーダ装置。
JP2014154441A 2014-07-30 2014-07-30 磁気エンコーダ装置 Pending JP2016031320A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014154441A JP2016031320A (ja) 2014-07-30 2014-07-30 磁気エンコーダ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014154441A JP2016031320A (ja) 2014-07-30 2014-07-30 磁気エンコーダ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016031320A true JP2016031320A (ja) 2016-03-07

Family

ID=55441781

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014154441A Pending JP2016031320A (ja) 2014-07-30 2014-07-30 磁気エンコーダ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016031320A (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53131065A (en) * 1977-03-31 1978-11-15 Tdk Corp Rotational angle detector
JPS5535203A (en) * 1978-09-04 1980-03-12 Tdk Corp Multipolar magnetizing magnet disc
JPH11223506A (ja) * 1997-12-04 1999-08-17 Sony Precision Technology Inc 磁気抵抗効果センサ及び位置検出装置
JP2005337886A (ja) * 2004-05-27 2005-12-08 Nok Corp エンコーダー
JP2008008699A (ja) * 2006-06-28 2008-01-17 Tdk Corp 回転検出装置
JP2008157816A (ja) * 2006-12-25 2008-07-10 Tdk Corp 回転角検出装置及びトルク検出装置
JP2009025163A (ja) * 2007-07-19 2009-02-05 Nok Corp 磁気エンコーダ

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53131065A (en) * 1977-03-31 1978-11-15 Tdk Corp Rotational angle detector
JPS5535203A (en) * 1978-09-04 1980-03-12 Tdk Corp Multipolar magnetizing magnet disc
JPH11223506A (ja) * 1997-12-04 1999-08-17 Sony Precision Technology Inc 磁気抵抗効果センサ及び位置検出装置
JP2005337886A (ja) * 2004-05-27 2005-12-08 Nok Corp エンコーダー
JP2008008699A (ja) * 2006-06-28 2008-01-17 Tdk Corp 回転検出装置
JP2008157816A (ja) * 2006-12-25 2008-07-10 Tdk Corp 回転角検出装置及びトルク検出装置
JP2009025163A (ja) * 2007-07-19 2009-02-05 Nok Corp 磁気エンコーダ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI392856B (zh) 原點位置信號檢測器
JP6072234B2 (ja) 磁気式位置検出装置及び磁気式位置検出方法
JP6077675B2 (ja) 回転部材の少なくとも1つの回転特性を決定するためのセンサ装置
JP6928782B2 (ja) 磁気式位置検出装置
JPH06341853A (ja) 磁気位置センサ
JP2007017353A (ja) 磁気エンコーダ
JP6353380B2 (ja) 回転検出装置
US20060186879A1 (en) Position sensor with compensated magnetic poles
JP2009025163A (ja) 磁気エンコーダ
WO2017094828A1 (ja) 位置検出装置
JP7085852B2 (ja) 位置検出装置および位置検出方法
JP2016031320A (ja) 磁気エンコーダ装置
JP6332111B2 (ja) 磁気リング、および、この磁気リングを有する回転センサ
JP2005062189A (ja) 磁気多極エンコーダ
JP6041959B1 (ja) 磁気検出装置
CN110678637A (zh) 用于报告信号传感轮的方位变化的设备和方法
CN118119825B (en) Rotation speed detector
JP7064966B2 (ja) 磁気式エンコーダ
JP4418308B2 (ja) 回転検出装置
JP2021076503A (ja) 磁気式回転位置検出装置
JP2016194486A (ja) 磁気リング、および、この磁気リングを有する回転センサ
JP2010066025A (ja) 回転検出装置
CN118119825A (zh) 转速检测器
JP2016217782A (ja) 位置検出装置
JP2019138693A (ja) 位置検出装置および位置検出方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170308

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171211

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180821

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190312