JP2016031294A - 光干渉断層装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】SNRの低下や波数リニアな波数掃引からの乖離を少なくする光干渉断層装置を提供すること。
【解決手段】櫛歯型にスペクトルを波長掃引する光源と、前記光源から出力された光を観測対象の物体に入射して観測対象の物体の構造に応じた干渉信号であるフリンジ信号を出力する干渉計と、前記干渉計から出力されたフリンジ信号から、前記光源の強度変調周波数の成分を持つ信号を分離するハイパスフィルタ部と、前記ハイパスフィルタ部で分離された信号のピークが現れる時刻であるピーク時刻を取得するピーク時刻取得部と、前記ピーク時刻におけるフリンジ信号をサンプリングするリサンプリング部とを備えることを特徴する光干渉断層装置。好ましくは、前記ハイパスフィルタ部のカットオフ周波数fは、前記光源の時間的な強度変調周波数νに対してν/2≦f<νと設定されることである。
【選択図】図3

Description

本発明は、光干渉断層装置に関し、詳細には、主に医療で使用されている3次元断層画像を取得するための光干渉断層装置に関する。
時間に対して光の波数が連続的に変化(掃引)する光源を波長掃引光源と呼ぶが、その様な光源において、時間に対して光の波数が線形的に(1次関数的に)掃引する光源を波数リニアな波長掃引光源と呼ぶ。
光干渉断層装置としては、波数リニアではない波長可変光源を用いた場合に得た干渉波形信号を、波数リニアとなる波長可変光源を用いた場合と同等の干渉波形信号に変換(リサンプリング)して3次元断層画像を取得するSwept Source Optical Coherence Tomography(SS−OCT)システムが知られている(非特許文献1)。非特許文献1には図1に示す構成のSS−OCTシステムが記載されている。図1に示すSS−OCTシステムは、櫛歯型のスペクトルとなるように波長掃引を行なう光源101と、カップラ102と、干渉計103と、フォトディテクタ104と、ピーク時刻取得部1106と、リサンプリング部107と、フーリエ変換部108とを備えている。さらに干渉計103は、バランスフォトディテクタ1031と、サーキュレータ1032と、カップラ1033と、ファイバコリメータ1038と、ミラー1035と、ファイバコリメータ1039と、光偏向器1037とを有している。図中の各構成は光ファイバ(二重線)または電気ケーブル(一本線)で接続されている。カップラ1033からファイバコリメータ1038を通ってミラー1035までの光路を参照アーム1034と呼び、また、カップラ1033からファイバコリメータ1039と光偏向器1037を通って観察対象Oの中の反射面Bまでの光路をサンプルアーム1036呼ぶこととする。参照アーム1034にあるファイバコリメータ1038からミラー1034の間と、サンプルアーム1036にあるファイバコリメータ1039から光偏向器1037を経由した反射面Bまでの光路は空間系となっており、空間中(通常は空気中)を光が伝播する。
光源101は上述の通り櫛歯型のスペクトルとなるように波長掃引を行う光源であるが、これを実現するため、レーザ共振器内に、所定の自由スペクトル間隔(free spectral range:FSR)を持つフィルタ(櫛歯型スペクトルの透過率を持つフィルタ:櫛歯フィルタ)を入れている。このようなフィルタをレーザ共振器内に挿入したレーザは、フィルタの透過率に応じて出力光強度が変化する。たとえば、フィルタの透過率が極大/極小となる光の周波数となった場合は、出力光強度は極大/極小となる。このため、レーザ共振器の光の共振周波数を連続的に時間変化させた場合に、共振する光の周波数に応じて出力光強度が変わるが、この様子を分散分光方式(モノクロメータを使用する方式)の光スペクトルアナライザで観測すると、光源101のスペクトルは、FSRの間隔でピークを持つ櫛歯型となる。
SS−OCTでは、光源のコヒーレンス長が、SS−OCTで得られる断層画像で観測できる奥行(深達長)を決め、コヒーレンス長が長ければ深達長が長くなる。このため、コヒーレンス長の長い光源であることがSS−OCTにおいて重要である。
上記に示す櫛歯型フィルタを共振器に挿入したレーザは、フィルタの透過率が極大、つまり、レーザ出力が極大となる波長の出力光のコヒーレンス長が長くなることが知られている。したがって、光源光強度の強い光、つまり、コヒーレンス長が長い光で得られた干渉計出力のみを抽出して信号処理すると、深達長の長い観測が可能となる。以下に説明する方法は上記抽出を行う方法であり、光源光101の出力光の強度変調のピーク値で干渉計103の出力をサンプリングする方法である。
光源101からは、周期的に波長が掃引された光が出力される。その光強度は、レーザ共振器内に挿入された櫛歯型フィルタの透過率とレーザ共振器の共振周波数に応じて、時間的に変化している。その光強度の極大値(ピーク値)の間隔は、時間をt、光源出力光の波数をk(t)、hを定数としたときの、cos(2hk(t))の正のピーク間隔と同じである。hの値は観測対象において観測したいもっとも深い位置についての情報によって設計するが、これについては後述する。
光源101からの出力光はカップラ102で分岐する。カップラ102から出た一方の光を干渉計103に入れ、サーキュレータ1032を経由後、カップラ1033にて光を2つに分け、参照アーム1034とサンプルアーム1036に入れる。参照アーム1034ではミラー1035にて反射する。サンプルアーム1036では観測対象の物体Oの中の反射面にて反射される。参照アーム1034とサンプルアーム1036から返ってきた光は再度カップラ1033に入って合波されて干渉光(フリンジ光)となる。この干渉光(フリンジ光)は一方はサーキュレータ1032を経由し、もう一方は直接バランスフォトディテクタ1031に入れ光電変換し、それによって生じた電気信号であるフリンジ信号をリサンプリング部107に入れる。
参照アーム1034とサンプルアーム1036との光路長差zは、参照アーム中のミラーの配置位置である基準面Aと物体O内の反射面Bとの間の距離によって決まる光路長差である。そのフリンジ信号には、光路長差zに比例する周波数を持つ信号成分が含まれている。たとえば、時間をtとしてk(t)という関数で光源101の出力光の波数を表すと、フリンジ信号にはcos(2zk(t))の信号が含まれる。つまり、時刻tにはzk’(t)/πとなる周波数の信号が含まれる。ここで、k’(t)はk(t)を時間微分した関数であり、k’(t)=dk/dtである。物体Oの中の反射面Bは、一般に1つとは限らず、複数ある場合がある。たとえば、z、…、zのN個の反射面がある場合は、フリンジ信号はcos(2zk(t))、…、cos(2zk(t))のN個の成分を持つこととなる。
カップラ102から出たもう一方の光はフォトディテクタ104が光電変換し、ピーク時刻取得部1106へ渡す。ピーク時刻取得部1106は、入力した電気信号のピークの時刻を測定してリサンプリング部107に出力する。
図2は図1に示す構成のSS−OCTシステムの、フォトディテクタ104と干渉計103から出力された電気信号の処理手順である。
非特許文献1に記載のピーク時刻取得方法は、ピーク検出対象のデータ(フォトディテクタ104から出力された電気信号)をアップサンプリングした上でローパスフィルタをかけるものであり、高周波ノイズを除去してアップサンプリングのサンプリング間隔の時間精度でピーク時刻を取得する(S−1201)。
リサンプリング部107は、ピーク時刻取得部106から入力したピーク時刻に従って、バランスフォトディテクタ1031から入力したフリンジ信号をサンプリングし、フーリエ変換部108に出力する。(S−1202) フーリエ変換部108は、リサンプリング部107から入力した、フリンジ信号のサンプリング信号をフーリエ変換して出力する。(S−1203)
リサンプリング部107はフリンジ信号に含まれるcos(2zk(t))の成分がcos(2z(Δk/ΔT)t)となるようにフリンジ信号を時間的に伸縮するものである。ここで、Δkは光源の掃引波数幅、ΔTはΔkだけ掃引する時間である。リサンプリング前のフリンジ信号にはzk’(t)/πで表される周波数を含み、k’(t)がtに対して線形でなければ(tの一次関数でなければ)時間によって周波数が変わる。リサンプリングはフリンジ信号をz(Δk/ΔT)t/πという時間変動しない周波数を持つ信号になるように、フリンジ信号を時間的に伸縮処理するものである。これは、光源101の出力光がピークとなる時刻がcos(2hk(t))の正のピークとなる時刻となる性質を使って、そのピーク時刻でフリンジ信号をサンプリングことにより得られる。このとき、リサンプリングによってフリンジ信号は、時間当たりΔk/ΔTとなるような、kの時間変動が時間に対して線形となるように変換される。このようにkが時間に対して線形になることを波数リニアと呼ぶ。
光源101の出力光の強度変調の周期を決めるhは、観測対象において観測したいもっとも深い位置における、参照アーム1034とサンプルアーム1036の光路長差zmaxによって決める。リサンプリング部107は、光源101の出力光の強度のピーク時刻でフリンジ信号をサンプリングするが、zに関するフリンジ光の強度変調の時間tにおける周波数はzk’(t)/πであり、光源出力光の強度変調のそれはhk’(t)/πであるため、zが0からzmaxとなる全てのフリンジ信号cos(2zk(t))(ただし、0≦z≦zmax)を取得するために、サンプリング定理に基づいてサンプリング周波数はzmaxの周波数の2倍以上、つまり、2zmaxk’(t)/π≦hk’(t)/π、すなわち、2z≦hとなるようにhを決める。光源のhをどのように実現するかについては、たとえば、非特許文献1では、ファイバレーザ中にファイバファブリーペローフィルタ(fiber Fabry−Perot filter:FFPF)のFSRがc/(2h)となるように設計した例がある。ここでcは光速である。
フーリエ変換部108から出力された信号は、SS−OCTの深さ方向のスキャン信号であり、この深さ信号のスキャンのことをAスキャンという。また、このスキャン信号のことをAスキャン信号と呼ぶこととする。Aスキャンとは光偏向器等で偏向する等、物理的な光の操作を意味するのではなく、上記の通り、フリンジ信号をフーリエ変換することにより奥行方向の情報を得ることを言う。
Aスキャン信号はリサンプリングされたフリンジ信号のフーリエ変換であるため、周波数に対する強度を示す信号であるが、周波数fは深さ方向の距離zに換算でき、それらの関係はz=πf/k’と表される。ここで、k’はリサンプリング後のAスキャン信号においては、理想的にはk’=Δk/ΔTとなるので、リサンプリング後はz=πfΔT/Δkとなる。
観測対象の物体O内の反射面は、Aスキャン信号では信号強度で表されるが、Aスキャン信号上では、反射面がある位置に相当する周波数の信号が強くなる。反射面が複数ある場合は、それら反射面に対応する、参照アームとサンプルアームの光路長差に応じた成分の信号がフリンジ信号に含まれる。たとえば、N個の反射点があり、それらに対応する光路長差がz、…、zであった場合、フリンジ信号にはcos(2zk(t))、…、cos(2zk(t))のN個の成分が含まれる。リサンプリングされたフリンジ信号にも同様にcos(2zΔk/ΔTt)、…、cos(2zΔk/ΔTt)のN個の成分が含まれ、それらの周波数はf=zΔk/(πΔT)、…、f=zΔk/(πΔT)となる。このリサンプリングされたフリンジ信号をフーリエ変換すると、観測対象の物体O内の反射強度に応じて、上記f、…、fに相当する周波数の位置の強度が大きい信号が現れる。これらの周波数をz=πfΔT/Δkで換算すると、奥行距離と反射の強度の対応を取ることができる。
観測対象の物体O内の反射面が1つのみであり、その反射面がこの時の参照光とサンプル光の光路長差zに相当する箇所にある場合は、Aスキャン信号のzに相当する箇所、つまり、周波数f=z(Δk/ΔT)/πの信号が強くなり、それ以外の周波数の信号は0(デルタ関数)になることが望ましい。このような、1つの反射点を持つ場合のフリンジ信号から得られるAスキャン信号を点広がり関数(point spread function:PSF)と呼ぶ。しかし、ΔT内での光源光強度の変調や、光学的および電気的なノイズ、リサンプリング等の信号処理の不十分さ等が原因で、実際のPSFはデルタ関数とはならず、PSFの半値幅は大きくなり、また、SNR(PSFのピーク/ノイズフロアレベル)は低く(悪く)なる。
リサンプリングとは、波数リニアでないフリンジ信号を波数リニアとなるようにする処理であるが、サンプリングする時刻に誤差が生じると(正確なリサンプリングができないと)、正確な波数リニアなフリンジ信号を生成することはできなくなり、PSFの半値幅は大きくなり、また、PSFのSNRは悪化する。
Tsung−Han Tsaia, Chao Zhoua, Desmond Adlera, and James G. Fujimoto, "Frequency Comb Swept Lasers for Optical Coherence Tomography," Proc. of SPIE , Vol. 7554, pp. 7554E−1−10 (2010).
光源101の出力光をカップラ102で分けるので、干渉計103から物体に照射される光が弱くなる。物体に照射される光が弱くなると、物体から反射されてくる光も弱くなり、干渉計103内のバランスフォトディテクタ1031で受光する干渉光も弱くなる。したがって、光源101から干渉計103内のバランスフォトディテクタ1031に至るまでに発生する光ノイズの影響を受け易くなるという理由や、干渉計103内のバランスフォトディテクタ以降、またはフォトディテクタ104以降に生じる電気ノイズの影響を受け易くなるという理由のため、フーリエ変換部108から出力されるAスキャン信号のSNRが悪くなり易くなる。
カップラ102以降は別々の光路を通るので、光路の波長分散や光路長差に起因する光のディレイの影響を受け、ピーク時刻取得部で取得したピーク時刻が、干渉計103からリサンプリング部107に入力されるフリンジ信号に合わなくなってしまう。つまり、ピーク時刻検出精度が劣化してしまう。ピーク時刻検出精度が低い場合は、その後の処理で正確なリサンプリングが難しくなるため、光源101の出力光のコヒーレンス長の長い光で干渉計103で干渉させて得たフリンジ信号のみを抽出することが難しくなる。その結果、Aスキャン信号の深達長が長くならない、つまり、断層画像が深くまで見ることができないという問題がある。また、同じ原因により、フーリエ変換部108から出力されるAスキャン信号のPSFの半値幅が大きくなりやすいという問題と、SNRが悪くなりやすいという問題がある。
本発明は上記従来の問題に鑑みなされたものであって、本発明の課題は、SNRの低下や波数掃引からの乖離を少なくする光干渉断層装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、一実施形態に記載された発明は、櫛歯型のスペクトルとなるように波長掃引する光源と、前記光源から出力された光を観測対象の物体に入射して観測対象の物体の構造に応じた干渉信号であるフリンジ信号を出力する干渉計と、前記干渉計から出力されたフリンジ信号から、前記光源の強度変調周波数の成分を持つ信号を分離するハイパスフィルタ部と、前記ハイパスフィルタ部で分離された信号のピークが現れる時刻であるピーク時刻を取得するピーク時刻取得部と、前記ピーク時刻におけるフリンジ信号をサンプリングするリサンプリング部とを備えることを特徴する光干渉断層装置である。
従来のSS−OCTシステムの構成例を示す図である。 図1のSS−OCTシステムのフォトディテクタから出力された信号の処理フローを示す図である。 第1の実施形態のSS−OCTシステムの構成例を示す図である。 空間光学系で構成した光源の構成例を示す図である。 図3の装置のフォトディテクタから出力された信号の処理フローを示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。本発明の光干渉断層装置は、櫛歯型のスペクトルとなるように波長掃引する光源と、前記光源から出力された光を観測対象の物体に入射して観測対象の物体の構造に応じた干渉信号であるフリンジ信号を出力する干渉計と、前記干渉計から出力されたフリンジ信号から、前記光源の強度変調周波数の基本成分およびその高調波成分の信号を分離するハイパスフィルタ部と、前記ハイパスフィルタ部で分離された信号のピークが現れる時刻であるピーク時刻を取得するピーク時刻取得部と、前記ピーク時刻におけるフリンジ信号をサンプリングするリサンプリング部とを備えている。
上記光干渉断層装置においては、櫛歯型スペクトル波長掃引光源の時間的な強度変調周波数νに対して、上記のハイパスフィルタ部のカットオフ周波数fはν/2≦f<νと設定されることが好ましい。
上記光干渉断層装置によれば、光源からの出力光を全て干渉計に入れられるため、干渉計から物体に入射する光強度が従来よりも強くなるため、フリンジのSNR低下が防げる。
また、ピーク時刻を取得するための光路と、フリンジ信号を取得するための光路とを同じ(干渉計103)とすることができるので、正確なリサンプリングが可能となる。これにより、光源の出力光強度のピーク時刻に現れるコヒーレンス長の長い光の干渉信号を正確にサンプリングすることが可能となり、断層画像の深達長を長くすること、つまり、観察対象の物体を深くまで観測することが可能となる。
また、上記の通り、正確なリサンプリングが可能となることにより、リサンプリング部から出力されるフリンジ信号は光源が正確に波数リニアな掃引した場合のフリンジ信号と同一となるため、フーリエ変換部から出力されるAスキャン信号のPSFの半値幅は細くなり、また、SNRが大きくなるため、鮮明度は高くなる。
(第1の実施形態)
第1の実施形態の光干渉断層装置について説明する。図3は、第1の実施形態のSS−OCTシステムの構成例を示す図である。本実施形態のSS−OCTシステムは、図3に示すように、櫛歯型のスペクトルとなるように波長掃引を行なう光源101と、干渉計103と、ハイパスフィルタ部105と、ピーク時刻取得部106と、リサンプリング部107と、フーリエ変換部108とを備えている。さらに干渉計103は、バランスフォトディテクタ1031と、サーキュレータ1032と、カップラ1033と、ファイバコリメータ1038と、ミラー1035と、ファイバコリメータ1039と、光偏向器1037とを有している。カップラ1033からファイバコリメータ1038を通ってミラー1035までの光路が参照アーム1034であり、カップラ1033からファイバコリメータ1039と光偏向器1037を通って観察対象Oの中の反射面Bまでの光路がサンプルアーム1036である。図中の各構成は光ファイバ(二重線)または電気ケーブル(一本線)で接続されている。
本実施形態の光干渉断層装置では、ピーク時刻を取得するための光の光路と、フリンジ信号を取得するための光路が同一となるため、光路による波長分散等の、光を変調する影響はピーク時刻取得とフリンジ信号取得で同一となり、リサンプリングが正確に行われる。これにより、光源の出力光強度のピーク時刻に現れるコヒーレンス長の長い光の干渉信号を正確にサンプリングすることが可能となり、断層画像の深達長を長くすること、つまり、観察対象の物体を深くまで観測することが可能となる。また、上記の通り正確なリサンプリングが可能となるため、リサンプリング部107から出力されるフリンジ信号は光源101が時間に対して正確に線形的に光の波数を掃引した場合(波数リニアな場合)のフリンジ信号と同一となるため、フーリエ変換部108から出力されるAスキャン信号のPSFの半値幅は細くなり、また、SNRが大きくなるため、鮮明度は高くなる。
光源101は、時間的に光の波長(周波数)が推移する(掃引する)レーザであり、その発振スペクトルのピークは周波数に対して等間隔に離散的な値をとる。その発振スペクトルを1掃引分重ね合わせた(1掃引分を時間積分した)スペクトルは、周波数に対して等間隔にピークがある櫛歯型のスペクトルとなる。この光源101は、周波数が時間的に推移するので、レーザ発振は時間的に強くなったり弱くなったりを繰り返す。つまりこの光源101の出力光は強度変調する。この強度変調はcos(2hk(t))の基本成分とその高調波成分を持つ。ここで、cos(x)はxの余弦、hは定数、k(t)は光の波数であり、時間tにより変化する。このhは光源内のレーザ共振器中にある光学部品のパラメータであるが、測定対象の物体の最大深さに基づいて決定される定数である。
強度変調がcos(2hk(t))となる光源101は、その光源101で生じる櫛歯型のスペクトルの隣同士の櫛歯の周波数間隔(自由スペクトル間隔:FSR)がc/(2h)となる光源である。ここでcは光速である。その光源101の構成としては、ファイバレーザ中にファイバファブリーペローフィルタ(fiber Fabry−Perot filter:FFPF)を挿入したものや、空間光学系で構成したレーザ共振器内にエタロンを挿入したものがある。このときのFFPFやエタロンはそのFSRがc/(2h)となるものを使用することで、FSRがc/(2h)となる光源が実現する。
図4に空間光学系で構成した光源1の構成例を示す。図4に示す構成は空間光学系で構成されたLittman―Metcalf型共振器であり、半導体光増幅器(semiconductor optical amplifiler:SOA)304から発した光は、コリメータレンズ306でコリメートされた後、エタロン307を通して光偏向器308で偏向されて回折格子310に入射し、回折した光をミラー311に送る。ミラー311に垂直入射された光のみが、逆の経路をたどってSOA304に戻り、SOA反射面305で折り返され、最終的にはSOA反射面305とミラー311の間でレーザ共振する。SOA反射面305はハーフミラーとなっており、レーザ発振した光の一部がSOA反射面を通って結合レンズ303、アイソレータ302を介して光ファイバ301に至り、共振器外部に出力される。なお、エタロンの光路長はhである物を使う。たとえば、エタロンの屈折率をn、エタロンの厚みをdとすると、h=ndとなる。レーザ共振器の光の共振周波数は、光偏向器308から回折格子310への入射角度によって変化するので、光偏向器制御器309によって光偏向器308から出射する光の角度(偏向角)を時間的に連続的に変えることによって、光源101の出力光の周波数を連続的に変える(掃引する)。
光源1からの光が入力される干渉計103では、入力された光をサーキュレータ1032を介してカップラ1033に入れ、カップラ1033で2分岐した後、参照アーム1034とサンプルアーム1036に入力する。カップラ1033で分岐された一方の光は、参照アーム1034の基準位置Aに設けられたミラー1035で反射して再びカップラ1033に戻る。カップラ1033で分岐されたもう一方の光は、観測対象の物体O内の反射面B(反射面Bは物体内の一か所とは限らない)で反射されて再びカップラ1033に戻る。光源が1掃引するごとに光偏向器1037で幅方向WにAスキャンを行う位置を少しずつ移動させる。このように、物理的に光を観測対象にあてる位置(Aスキャンを行う位置)を連続的に変える操作をBスキャンという。
カップラ1033では参照アーム1034およびサンプルアーム1036からの2つの戻り光を合波して干渉させる。つまり、カプラ1033は干渉機構として働く。これら2つの戻り光から生じた干渉光(フリンジ光)を、お互いに位相が反転した状態で2分岐し、一方はサーキュレータ1032を介して、他方は直接バランスフォトディテクタ1031に入射する。バランスフォトディテクタ1031は、それぞれの入射光を電気信号に変換し、それらの差分信号をリサンプリング部107に出力する。この出力信号を干渉信号(フリンジ信号)と呼ぶこととする。
干渉計103から出力されるフリンジ信号(電気信号)は、参照アームとサンプルアームとの光路長差zに応じて変化する信号である。具体的には、フリンジ信号はcos(2zk(t))の成分を持つ。また、光源101からの出力光はcos(2hk(t))で強度変調しているので、フリンジ信号はcos(2zk(t))およびcos(2hk(t))で表される2つの基本成分とその高調波成分を持つこととなる。観測対象の物体O内の反射面の基準面Aからの最深の位置zをzmaxとすると、光源101の強度変調の周波数を決定し、また、リサンプリングする時間間隔を決定するhは2zmax以上(h≧2zmax)となるようにする。このようにする理由は次に示すような原理による。zに対するフリンジ信号はcos(2zk(t))で変調されており、その時刻tにおける周波数ν(t)はzk’(t)/πとなる。ただし、k’(t)は時刻tにおけるk(t)の微分した関数でありk’(t)=dk/dtである。一方、光源101の光出力はcos(2hk(t))で変調されており、その時刻tにおける周波数ν(t)はhk’(t)/πとなる。光源101の光出力のピークの時刻でフリンジ信号をサンプリングするので、時刻tあたりではhk’(t)/πで表されるサンプリング周波数でフリンジ信号をサンプリングすることになる。観測対象の物体O内の反射点によるフリンジの最高周波数はzmaxとなる反射点からの光で生じる干渉光の周波数zmaxk’(t)/πであるので、この周波数の信号成分の情報をすべて取得するには、サンプリング定理から、2zmaxk’(t)/π≦hk’(t)/πである必要がある。したがって、hは2zmax以上(、h≧2zmax)となるようにする。
ここで、νとzmaxについて、光源101の光の櫛歯型スペクトルの櫛歯間である自由スペクトル間隔(FSR)との関係について述べておく。FSR=c/(2h)(あるいは、h=c/(2FSR))であることから、光源101の光の強度変調信号の成分は、cos(ck(t)/FSR)とその高調波となり、tにおけるその周波数νは(c/(2πFSR))・k’(t)となる。ただし、k’(t)はk(t)をtで微分した関数であり、k’(t)=dk(t)/dtである。また、h≧2zmaxであることからc/(4FSR)≧zmax(あるいは、FSR≦c/(4zmax))となる。
図5は、干渉計103から出力された電気信号の、ハイパスフィルタ部105と、ピーク時刻取得部106と、リサンプリング部107と、フーリエ変換部108とによる処理手順である。
まず、ハイパスフィルタ105は、入力したフリンジ信号から、光源101の強度変調周波数成分、つまりcos(2hk(t))の基本成分およびその高調波成分の信号を分離する。(S−201)ハイパスフィルタ105のカットオフ周波数fにより所定の周波数成分を分離する。ここでフリンジ信号からcos(2hk(t))の基本成分およびその高調波成分を分離するためのカットオフ周波数fについて以下に説明する。フリンジ信号に含まれるcos(2hk(t))とcos(2zk(t))の各成分のt=t時の周波数ν、νはそれぞれ
Figure 2016031294
Figure 2016031294
となる。ここで「||」は絶対値を表す。上記の通り、h>2zmax≧2zなので、常にν>2ν(つまり、ν/2>ν)となる。ハイパスフィルタのカットオフ周波数fはν≦f<νであればフリンジ信号からνの信号のみを分離できるわけであるが、上記のように、常にν/2>νであるので、ν/2以上ν未満の間にカットオフ周波数f(つまり、ν/2≦f<νとなるf)のあるハイパスフィルタを用いることにより、cos(2hk(t))の成分のみをフリンジから分離できる。
ところで、dk(t)/dtが時間tに関して定数とならない場合(つまり、dk(t)/dtが時間変動する場合)は、フリンジ信号に含まれる信号の周波数νとνとは上記の式から分かるように時間変動する。この時間変動のため、fが時間的に固定であるハイパスフィルタを使った場合は、k(t)を表す関数によっては、f>νとなる時間と、f<νとなる時間とが生じる場合がある。すなわち、時間に対して固定のfとなるハイパスフィルタを使った場合は、f>νの時間帯ではcos(2hk(t))の成分のみをフリンジから分離できず、一方でf<νの時間帯ではcos(2hk(t))の成分にcos(2zk(t))の成分が混ざった信号がハイパスフィルタから出力されることとなってしまう。このように、カットオフ周波数fが時間的に変動しないフィルタは使用できない場合がある。その場合は、カットオフ周波数を時間的に変動させる動的フィルタを使用すればよい。
動的フィルタとは、たとえば、ディジタルフィルタの場合には、時間的にフィルタの係数を変動させるものである。また、アナログフィルタの場合には、回路を構成する抵抗の抵抗値、コンデンサの静電容量値、インダクターのインダクタンスを時間的に変動させるものである。たとえば、バリキャップを使えば、バリキャップへの印加電圧を時間的に変動させることにより、静電容量を時間的に変動させることができるので、ハイパスフィルタのfを時間変動させることができる。
具体的には、使用するハイパスフィルタのカットオフ周波数fをν≦f<νとなるように時間的に変動させる。さらに、νとνとの関係は上記で説明したとおりν/2>νであるので、使用するハイパスフィルタのカットオフ周波数fをνとνとの時間変動にかかわらず常にν/2≦f<νを満たすように時間的に変動させればよい。
物体Oの測定したい最深のzをzmaxとすると、エタロンの光路長hは、上記の通り2zmax以上(つまり、h≧2zmax)となるように設計されるので、ν、νはそれぞれ上記の式の通りに決まる。つまりzmaxを決めると、ある時刻に対するν、νは決まる。したがって、ハイパスフィルタのカットオフ周波数fはある時刻に対して上記の通りν≦f<ν(または、ν/2≦f<ν)と決めればよいので、本実施形態の光干渉断層装置の動作中に、光源1や干渉計3からの出力信号のνやνを測定してカットオフ周波数fを算出する必要はない。つまり、zmaxとそれに合ったhを決めてしまえば、ある時刻に対するカットオフ周波数fの範囲は決まるので、本実施形態の光干渉断層装置を動作させる前に時刻ごとのカットオフ周波数fをあらかじめ算出しておき、本実施形態の光干渉断層装置の動作時に、その時刻に対するカットオフ周波数が、該算出したカットオフ周波数fとなるようにハイパスフィルタを動作させる。あるいは、時間に対して光源光の波数k(t)の関数が分かっていれば、ν(t)の関数も分かるので、本実施形態の光干渉断層装置の動作時にリアルタイムにカットオフ周波数fを算出して、ハイパスフィルタを動作させる。このようにしてハイパスフィルタ部105で分離した信号には、光源101の出力信号の強度変調周波数であるcos(2hk(t))の基本成分およびその高調波成分の信号が含まれている。
ピーク時刻取得部106は、ハイパスフィルタ部105で分離した信号のピークを検出し、そのピークが現れる時刻を求め、サンプリング部107へ出力する。(S−202)
リサンプリング部107は、ピーク時刻取得部106で取得したピーク時刻で、干渉計103から出力されたフリンジ信号をサンプリングする。(S−203)
フーリエ変換部108は、リサンプリング部107でサンプリングしたフリンジ信号をフーリエ変換する。このフーリエ変換後の信号がSS−OCTシステムのAスキャン信号となる。(S−204)
以上の光干渉断層装置によれば、光源からの出力光を全て干渉計に入れられるため、干渉計から物体に入射する光強度が従来よりも強くなるため、フリンジのSNR低下が防げる。また、ピーク時刻を取得するための光路と、フリンジ信号を取得するための光路とを同じ(干渉計103)とすることができので、正確なサンプリングが可能となる。
101 光源
102 カップラ
103 干渉計
1031 バランスフォトディテクタ
1032 サーキュレータ
1033 カップラ
1034 参照アーム
1035 ミラー
1036 サンプルアーム
1037 光偏向器
1038 ファイバコリメータ
1039 ファイバコリメータ
105 ハイパスフィルタ部
106 ピーク時刻取得部
107 リサンプリング部
108 フーリエ変換部
301 光ファイバ
302 アイソレータ
303 結合レンズ
304 SOA
305 SOA反射面
306 コリメータレンズ
307 エタロン
308 光偏向器
309 光偏向器制御器
310 回折格子
311 ミラー

Claims (8)

  1. 櫛歯型のスペクトルとなるように波長掃引する光源と、
    前記光源から出力された光を観測対象の物体に入射して観測対象の物体の構造に応じた干渉信号であるフリンジ信号を出力する干渉計と、
    前記干渉計から出力されたフリンジ信号から、前記光源の強度変調周波数の成分を持つ信号を分離するハイパスフィルタ部と、
    前記ハイパスフィルタ部で分離された信号のピークが現れる時刻であるピーク時刻を取得するピーク時刻取得部と、
    前記ピーク時刻におけるフリンジ信号をサンプリングするリサンプリング部とを備えることを特徴する光干渉断層装置。
  2. 前記ハイパスフィルタ部のカットオフ周波数fは、前記光源の時間的な強度変調周波数νに対して、ν/2≦f<νと設定されることを特徴とする請求項1に記載の光干渉断層装置。
  3. 前記ハイパスフィルタ部は、前記光源から出力された光の波数の時間変動がある場合にもν/2≦f<νを満たすようにカットオフ周波数fを時間的に変動させることを特徴とする請求項1または2に記載の光干渉断層装置。
  4. 前記νは、前記光源から出力された光の波数をk(t)、k(t)の時間微分をk’(t)、前記光源から出力された光のスペクトルの自由スペクトル間隔をFSR、高速をcとすると、ν=(c/(2πFSR))・k’(t)となることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の光干渉断層装置。
  5. 前記定数FSRは、観測対象の物体中において、前記参照アームとサンプルアームの光路長差が最も長い時の値をzmaxとしたときに、FSR≦c/(4zmax)となるように決定されることを特徴とする請求項4に記載の光干渉断層装置。
  6. 前記干渉計は、入力された光を2分岐し一方の光を参照アームに入力して基準位置に配置されたミラーで反射させた光と、他方の光をサンプルアームに入力して観測対象の物体中の反射面で反射させた光とを合波して干渉光を生じさせる干渉機構と、該干渉光を電気信号に変換して出力するフォトディテクタとを備えることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の光干渉断層装置。
  7. 前記光源がレーザであり、レーザの共振器中の光路に櫛歯型フィルタが挿入され、その櫛歯型フィルタのFSRが前記光源の櫛歯型スペクトルの櫛歯の間隔であることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の光干渉断層装置。
  8. 前記櫛歯型フィルタがエタロンであり、そのエタロンの光路長hは、観測対象の物体中において、前記参照アームとサンプルアームの光路長差が最も長い時の値をzmaxとしたときに、h≧2zmaxとなるように決定されることを特徴とする請求項7に記載の光干渉断層装置。
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