JP2016031291A - 光センサモジュール、蓄電モジュール及び距離測定方法 - Google Patents

光センサモジュール、蓄電モジュール及び距離測定方法 Download PDF

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Masatoshi Kunishi
昌利 國司
一裕 樋渡
Kazuhiro Hiwatari
一裕 樋渡
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Abstract

【課題】温度によらずに安定した検知を行う光センサモジュール、蓄電モジュール及び距離測定方法を提供する。
【解決手段】発光ダイオード3は、印加された電圧に応じた電流が流れ発光する。温度センサ付電圧源1は、電圧の印加により発光ダイオード3に流れる電流の温度特性を相殺する温度特性を有する電圧を出力し、出力電圧を発光ダイオード3に印加する。バイポーラトランジスタ5は、発光ダイオード3から発せられた光を受光し光励起電流を生成する。距離測定部7は、バイポーラトランジスタ5により生成された光励起電流を基に、発光ダイオード3とバイポーラトランジスタ5との距離を測定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光センサモジュール、蓄電モジュール及び距離測定方法に関する。
近年では、蓄電システムに適用する蓄電デバイスがある。蓄電デバイスの一例として、リチウムイオンキャパシタが提案されている。リチウムイオンキャパシタの蓄電セルは、例えば、アルミラミネートフィルム等のラミネート材の容器内に、正極、負極及びセパレータを交互に積層した電極積層体と、例えば、リチウムイオンを含む有機電解液とを充填した密閉構造である。蓄電セルは、経年変化等で内部の電解液が気化して蓄電性能が低下する場合がある。
ラミネート材等の容器内に電極積層体を封止した蓄電デバイスでは、例えば、容器内部で電解液が気化してガスが発生した場合、ガスの発生で蓄電セルの容器が膨張することになる。膨張をそのままにしておくと、蓄電セルの容器が破れて有機電解液及びリチウムイオンが漏れ出すおそれがある。また、気化が続くと蓄電セルの性能が劣化してしまい蓄電モジュールとしての機能が十分に果たせなくなるおそれがある。
そこで、蓄電セルと蓄電モジュールとの壁の距離を計測し、蓄電セルの膨張を検知する従来技術がある。そして、距離を計測する方法として光センサ(フォトセンサ)を用いる場合がある。例えば、光センサにおける送信側は発光ダイオード、受信側はnpnバイポーラトランジスタである。そして、発光ダイオードに順方向電流を流すことで発光させ、受信側で発光ダイオードからの光を受けて光励起電流が流れることで検知が行われる。このような光センサにおいて、定電流の電源を用いて発光ダイオードに電流を流す従来技術がある。
登録実用新案第3152798号公報 特開2003−249686号公報
しかしながら、蓄電モジュールは様々な環境下で用いられることが想定される。この点、光センサの検知は温度特性を有するため、温度変化が激しい地域や装置内などの温度条件が厳しい環境下では、光センサの検出電圧を一定にすることは困難である。そのため、温度によらずに安定した検知を行うことは困難である。
また、定電流の電源を用いる従来技術であっても、電圧を一定にすることはできるが、ノイズの影響を受けやすく検出精度が安定しない。また、定電流の電源は容易に作成することが困難である。
上述の問題に鑑み、開示技術の実施形態の一例は、温度によらずに安定した検知を行う光センサモジュール、蓄電モジュール及び距離測定方法を提供することを目的とする。
開示技術の実施形態の一例に係る光センサモジュール、蓄電モジュール及び距離測定方法によれば、発光部は、印加された電圧に応じた電流が流れ発光する。電圧源は、電圧の印加により前記発光部に流れる電流の温度特性を相殺する温度特性を有する電圧を出力し、出力電圧を前記発光部に印加する。受光部は、前記発光部から発光された光を受信して光励起電流を生成する。測定部は、前記受光部により生成された前記光励起電流を基に、前記発光部と前記受光部との距離を測定する。
開示技術の実施形態の一例によれば、温度によらずに安定した検知を行う光センサモジュール、蓄電モジュール及び距離測定方法を提供することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態1に係る光センサモジュールの回路図である。 図2は、実施形態1に係る温度センサ付電圧源のブロック図である。 図3は、実施形態1に係る温度センサ付き電圧源の回路図である。 図4は、温度センサ付電源の各部での電圧の温度特性の計測結果を表す図である。 図5は、温度センサ付電圧源1の各部における出力電圧の温度特性の遷移を表す図である。 図6は、実施形態1に係る光センサモジュールによる距離測定処理のフローチャートである。 図7は、実施形態1に係る光センサモジュールを搭載したリチウムイオンキャパシタモジュールの平面図である。 図8は、実施形態1に係る光センサモジュールの効果を説明するための図である。 図9は、実施形態2に係る温度センサ付電圧源のブロック図である。 図10は、実施形態2に係る光センサモジュールによる距離測定処理のフローチャートである。
以下に、本願の開示する光センサモジュール、蓄電モジュール及び距離測定方法の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態により本願の開示する光センサモジュール、蓄電モジュール及び距離測定方法が限定されるものではない。
[実施形態1]
(実施形態1に係る光センサモジュールの構成)
図1は、実施形態1に係る光センサモジュールの回路図である。図1に示すように、光センサモジュールは、温度センサ付電圧源1、オペアンプ2、発光ダイオード3、抵抗4、バイポーラトランジスタ5、抵抗6を有している。
まず、発光ダイオード3の特性について説明する。この発光ダイオード3が、「発光部」の一例にあたる。発光ダイオード3は、アノードに電圧が印加され順方向電圧を超えると、順方向電流が流れ発光する。ここで、発光ダイオード3の順方向電圧は、負の温度特性を有する。そのため、温度上昇に伴い、発光ダイオード3の順方向電圧は低下する。そこで、一定電圧で発光ダイオード3のアノードを印加した場合、順方向電流は温度上昇に伴い増加する。すなわち、発光ダイオード3の順方向電流は、一定の電圧を印加した場合、正の温度特性を有しているといえる。そこで、実施形態1に係る光センサモジュールは、発光ダイオード3の順方向電流の温度特性を相殺して、順方向電流の温度特性を不感にするように動作する。以下、実施形態1に係る光センサモジュールの構成について詳細に説明する。
(実施形態1に係る温度センサ付電圧源)
図2を参照して、温度センサ付電圧源1の動作の概要を説明する。図2は、実施形態1に係る温度センサ付電圧源のブロック図である。図2に示すように、本実施形態に係る温度センサ付電圧源1は、電源11、温度特性回路12、電圧調整部13及びバッファ14を有する。この温度センサ付電圧源が、「電圧源」の一例にあたる。
電源11は、定電圧電源であり予め決められた電圧を出力する。電源11の出力電圧は、温度特性回路12に入力される。
温度特性回路12は、電源11から定電圧の入力を受ける。そして、温度特性回路12は、入力された電圧に対して発光ダイオード3の電流とは逆の温度特性を付加する。ある温度特性の逆の温度特性とは、例えば、ある温度特性の傾きの正負が逆の温度特性である。
ここで、発光ダイオード3の順方向電流の温度特性は温度が上昇するにしたがい上昇する正の温度特性である。そこで、温度特性回路12は、入力された電圧に対して、温度が上昇するにしたがい減少する負の温度特性を付加する。温度特性回路12は、負の温度特性を付加した電圧を電圧調整部13に出力する。
電圧調整部13は、負の温度特性が付加された電圧の入力を温度特性回路12から受ける。次に、電圧調整部13は、負の温度特性が付加された電圧のゲインを調整し、発光ダイオード3の順方向電流の温度特性を相殺する値に、電圧の温度特性を調整する。そして、電圧調整部13は、調整した温度特性を有する電圧をバッファ14へ出力する。
バッファ14は、例えば、ボルテージフォロアや非反転アンプで構成される。バッファ14は、発光ダイオード3の順方向電流の温度特性を相殺する温度特性を有する電圧の入力を電圧調整部13から受ける。そして、バッファ14は、増幅などの電圧の補正を行い所望の値に調整する。バッファ14により、ノイズなどの影響を軽減することができる。そして、バッファ14は、調整した電圧をオペアンプ2へ出力する。
次に、図3を参照して、本実施形態に係る温度センサ付電圧源1の具体的な回路構成の一例について説明する。図3は、実施形態1に係る温度センサ付き電圧源の回路図である。
上述したように、電源11は、定電圧の電圧電源を出力する電源である。例えば、電源11は、5Vの電圧を出力する。
温度特性回路12は、抵抗121及びサーミスタ122を有する。電源11の出力端子は抵抗121の一端に接続される。抵抗121の他端は、サーミスタ122の一端に接続される。サーミスタ122の他端は、グランドに接続される。そして、サーミスタ122と抵抗121とを結ぶ伝送経路の間で経路は分岐し、電圧調整部13に接続される。
ここで、抵抗121の抵抗値をR0(Ω)とし、サーミスタ122の抵抗値をR(Ts)(Ω)とする。R(Ts)は、温度によって変化する。また、電源11の出力電圧の電圧値をV00(V)とする。
この場合、温度Ts(K)におけるサーミスタ122の抵抗値であるR(Ts)は、R(Ts)=RT0×exp{B×(1/Ts−1/T0)}と表される。ここで、Ts(K)は、サーミスタ温度である。また、T0(K)は、基準温度である。また、B(K)は、B定数とよばれるサーミスタ122の温度特性定数である。RT0(Ω)は、T0(K)における基準抵抗である。なお基準抵抗はサーミスタの種類によって異なるが、25℃(298K)であることが多い。
さらに、サーミスタ122と抵抗121とを結ぶ伝送経路の間で分岐した経路から電圧調整部13に対して出力される電圧の電圧値Vth(V)は、Vth=R(Ts)/{R+R(Ts)}×V00と表される。ここで、V00は、温度特性回路12の電源電圧である。以下では、サーミスタ122と抵抗121とを結ぶ伝送経路の間で分岐した経路から電圧調整部13に対して出力される電圧を「温度特性回路12の出力電圧」という。
サーミスタ122の温度特性は、線形に近いほうが好ましい。そして、サーミスタ122の温度特性が線形近似の領域で、本実施形態に係る光センサモジュールを動作させることが好ましい。すなわち、サーミスタ122の温度特性は、線形近似の領域が大きいほど好ましい。
図4は、温度センサ付電源の各部での電圧の温度特性の計測結果を表す図である。図4は、縦軸で電圧を表し、横軸で温度を表している。
グラフ211が、温度特性回路12の出力電圧の温度特性を表している。グラフ211に示すようにサーミスタ122は、温度が高い領域及び低い領域では飽和状態となり、温度特性の線形を維持できない。この場合、線形近似の領域は、例えば、区間Pで表される領域である。すなわち、区間Pが広いほうが好ましい。
電圧調整部13は、動作点電圧131、アンプ132、抵抗133〜136、動作点電圧137及びアンプ138を有している。動作点電圧131、アンプ132、抵抗133及び抵抗134は、ゲイン調整部である。また、抵抗135、抵抗136、動作点電圧137及びアンプ138は、極性反転部である。
例えば、動作点は、温度特性回路12の出力での対応する温度及び電圧の組から適当に選択することができる。例えば、動作点電圧は、電源電圧の半分としてもよい。これは、例えば、電源電圧が4(V)であれば、動作点電圧は2(V)になる。
抵抗134は、一端がサーミスタ122と抵抗121とを結ぶ伝送経路の間で分岐した経路に接続される。また、抵抗134の他端は抵抗133の一端に接続される。
アンプ132の非反転入力端子には、動作点電圧131が入力される。また、アンプ132の反転入力端子は、抵抗133と抵抗134とを結ぶ伝送経路の間で分岐した経路に接続されている。さらに、アンプ132の出力端子から伸びる経路は、2つに分岐し、一方は抵抗135に接続され、他方は抵抗133の抵抗134と接続する端子とは逆の端子に接続される。すなわち、アンプ132の反転入力端子には、抵抗133を経由して帰還する電圧が入力される。
ここで、抵抗134の抵抗値をR01(Ω)とし、抵抗133の抵抗値をR02(Ω)とする。また、抵抗134への入力電圧は、温度特性回路12の出力電圧であり、その電圧値はVth(V)である。また、動作点電圧の電圧値を、V01(V)とする。
この場合、アンプ132から出力される電圧V02(V)は、V02=−(R02/R01)×Vthと表される。
すなわち、抵抗133及び抵抗134の抵抗値を調整することで、アンプ132の出力のゲインを調整することができる。このゲインを調整することで、温度特性の傾きを調整することができる。ただし、アンプ132の出力電圧は、温度特性回路12から出力された電圧の温度特性と極性が反転している。なお、温度特性回路12のインピーダンスがR01及びR02のインピーダンスに比べて無視できないレベル、すなわちインピーダンスが高い場合、温度特性回路12の出力はボルテージフォロアでバッファして温度特性回路12へ入力することが好ましい。このボルテージフォロアは、バッファ14と同等のものを用いることができる。
そこで、抵抗133及び抵抗134の抵抗値は、発光ダイオード3の順方向電流の温度特性を相殺する温度特性と極性が逆の温度特性が得られるように設定される。発光ダイオード3の順方向電流の温度特性を相殺する温度特性は、発光ダイオード3の順方向電流の温度特性の傾きの符号を逆にした傾きを有する温度特性である。このように、抵抗133及び抵抗134の抵抗値が決定されていることで、アンプ132は、発光ダイオード3の順方向電流の温度特性の傾きと同じ傾きを有する温度特性を持つ電圧を出力する。
アンプ132の出力電圧の温度特性は、図4のグラフ212として表される。本実施形態に係る光センサモジュールでは、グラフ211で表される温度特性回路12の出力電圧の温度特性の傾きが発光ダイオード3の順方向電流の温度特性の傾きよりも大きい。そこで、電圧調整部13は、動作点電圧131、アンプ132、抵抗133及び抵抗134を用いて、電圧の傾きを小さくするようにゲインを調整する。アンプ132は、発光ダイオード3の順方向電流の温度特性の傾きと同じ傾きを有する温度特性となるようにゲインが調整された電圧を抵抗135へ出力する。以下では、アンプ132の出力電圧を、「ゲイン調部の出力電圧」という。
ゲイン調整部の出力電圧は、極性が温度特性回路12の出力電圧に対して極性が反転している。そこで、発光ダイオード3の順方向電流の温度特性を相殺するためには、極性を再度反転させる必要がある。そこで、次にゲイン調整部の出力電圧の極性を反転させる処理が行われる。
抵抗135は、一端がアンプ132の出力端子に接続される。そして、抵抗135の他端は、アンプ138の反転入力端子に接続される。
また、アンプ138の非反転入力端子は、動作点電圧137の入力を受ける。そして、アンプ138の出力端子は、バッファ14のアンプ141の非反転入力端子に接続される。
抵抗136の一端は、アンプ138とアンプ141とを結ぶ伝送経路の間に接続する。さらに、抵抗136の他端は、抵抗135とアンプ141とを結ぶ伝送経路の間に接続する。さらに、抵抗135及び抵抗136の抵抗値は、同じ値である。
動作点電圧137は、動作点電圧131と同じ電圧値の電圧を供給する。
ここで、抵抗135の抵抗値をR03(Ω)とし、抵抗136の抵抗値をR04(Ω)とする。ここで、本実施例では、R03=R04である。さらに、動作点電圧137の電圧値は、動作点電圧131の電圧値と同じV01(V)とし、ゲイン調整部の出力電圧の電圧値を先ほどと同じV02とする。
この場合、アンプ138の出力電圧の電圧値V03(V)は、V03=−(R03/R04)×V02=−V02となりゲイン調整部の出力電圧の極性が反転している。
また、上述したようにV02=−(R02/R01)×Vthであるので、V03=(R02/R01)×Vthと表せる。すなわち、アンプ138の出力電圧は、温度特性回路12の出力電圧のゲインが調整された同じ極性を有する電圧であり、発光ダイオード3の順方向電流の温度特性を相殺する電圧である。アンプ138の出力電圧は、バッファ14のアンプ141の非反転入力端子に入力される。
アンプ138の出力電圧は、図4のグラフ213で表される。図4に示すように、グラフ213は、グラフ212の傾きの符号を反転させたものであることが分かる。すなわち、アンプ138の出力電圧は、ゲイン調整部の出力電圧の極性を反転させたものであることが分かる。以下では、アンプ138の出力電圧を、「電圧調整部13の出力電圧」と呼ぶ。
バッファ14は、アンプ141を有する。アンプ141の非反転入力端子は、アンプ138の出力端子に接続される。また、アンプ141の反転入力端子は、帰還したアンプ141の出力電圧が入力される。このように、バッファ14を設けることで、バッファ14から見て電源11側と、オペアンプ2側とを分離することができる。これにより、温度センサ付電圧源1のノイズによるオペアンプ2及び発光ダイオード3への影響を回避することができる。
アンプ141は、電圧調整部13の出力電圧及び帰還電圧の入力を受けて、電圧調整部13の出力電圧の電圧を補完してオペアンプ2へ出力する。
ここで、図5を参照して、温度センサ付電圧源1の各部における出力電圧の温度特性の遷移をまとめて説明する。図5は、温度センサ付電圧源1の各部における出力電圧の温度特性の遷移を表す図である。図5のグラフ201〜203の縦軸は電圧を表し、横軸は温度を表している。また、電圧値Vo(V)は、動作点電圧を表し、温度T1(℃)は、動作点温度を表している。
電源11から出力された定電圧は、温度特性回路12によって温度特性が付加され出力される。温度特性回路12の出力電圧はグラフ201に示す温度特性を有する。グラフ201でしめす温度特性回路12の出力電圧は、発光ダイオード3の順方向電流の温度特性の傾きとは逆の傾きの温度特性を有しているが、発光ダイオード3の順方向電流の温度特性を相殺するのに適当な値を有していない。そこで、電圧調整部13は、温度特性回路12の出力電圧のゲインを調整して、動作点電圧Voを固定として電圧の温度特性の傾きを調整し、発光ダイオード3の順方向電流の温度特性を相殺する傾きを有する温度特性にする。そして、温度特性回路12は、ゲインを調整した電圧を出力する。電圧調整部13の出力電圧はグラフ202に示す温度特性を有する。そして、バッファ14は、電圧調整部13を補完し出力する。バッファ14は、電圧の温度特性を変化させないので、バッファ14の出力電圧は、電圧調整部13の出力電圧と同じであり、グラフ203に示す温度特性を有する。このように、電源11の出力電圧は、発光ダイオード3の順方向電流の温度特性を相殺する傾きを有する温度特性を有する電圧に変化する。
以上のように、温度センサ付電圧源1は、電圧源11の出力電圧に対してサーミスタ122により発光ダイオード3の電流と傾きが逆の温度特性を与える。そして、温度センサ付電圧源1は、電圧のゲインを調整して、発光ダイオード3の電流を相殺する電圧としてオペアンプ2へ出力する。
図1に戻って説明を続ける。オペアンプ2は、発光ダイオード3の駆動や最終ゲイン調整を行う。以下にオペアンプ2について詳細に説明する。オペアンプ2は、アンプ21、抵抗22及び抵抗23を有している。
アンプ21の非反転入力端子は、温度センサ付電圧源1に接続されている。アンプ21の反転入力端子は、抵抗22及び抵抗23を結ぶ伝送路に接続されている。また、アンプ21の出力端子は、発光ダイオード3のアノードに接続されている。
抵抗22の一端は、アンプ21の出力端子に接続されている。また、抵抗22の他端は、抵抗23の一端に接続されている。
抵抗23の一端は、抵抗22に接続されている。また、抵抗23の他端は、グランドに接続されている。
そして、抵抗22と抵抗23を結ぶ伝送路は、分岐してアンプ21の反転入力端子に接続されている。すなわち、アンプ21の出力は抵抗22を経由してアンプ21の反転入力端子に帰還する。
ここで、抵抗22の抵抗値をR2(Ω)とし、抵抗23の抵抗値をR1(Ω)とする。さらに、温度センサ付電圧源1の出力電圧の電圧値をViとする。Vi(V)は、図3は、バッファ14で補正されているが、図3におけるアンプ138の出力電圧の電圧値V03(V)と一致する。
この場合、アンプ21の出力電圧の電圧値V04(V)は、V04=Vi×(R1+R2)/R2と表される。例えば、R1=R2とすると、V04=2Viとなる。
ここで、温度センサ付電源1が図3に示す構成の場合、V04=V03×(R1+R2)/R2と表すことができる。V03=(R02/R01)×Vthであるので、V04=Vth×(R02/R01)×(R1+R2)/R2と表すことができる。さらに、Vthは、R(Ts)/{R+R(Ts)}×V00であるので、V04は、R(Ts)に依存して負の温度特性を有する。
これにより、オペアンプ2は、発光ダイオード3のアノードへ印加する電圧の最終ゲイン調整を行う。そして、アンプ21は、上述した電圧値V04を有する出力電圧を発光ダイオード3のアノードに印加する。
発光ダイオード3は、アンプ21から電圧値V04を有する出力電圧の印加を受ける。そして、発光ダイオード3には、電流が印加されることにより順方向電流が流れる。順方向電流は、図1では、Ifとして表している。ここで、上述したように、発光ダイオード3は順方向電圧が負の温度特性を有するため、順方向電流は正の温度特性を有する。しかし、V04は、発光ダイオード3の順方向電流の温度特性を相殺する負の温度特性を有するので、順方向電流の温度特性は相殺され、発光ダイオード3の順方向電流は、温度によらず一定となる。
抵抗4は、発光ダイオード3に流れる電流を調節するための抵抗である。抵抗4の一端は発光ダイオード3の出力端子に接続される。また、抵抗4の他端はグランドに接続される。抵抗4の抵抗値をRk(Ω)とすると、Rkの値を調整することで、発光ダイオード3に流れる電流を調整することができる。
バイポーラトランジスタ5は、受光器である。このバイポーラトランジスタ5が、「受光部」の一例にあたる。発光ダイオード3が発した光をバイポーラトランジスタ5が受けることで、バイポーラトランジスタ5のベースに光励起電流が流れる。バイポーラトランジスタ5は、ベース電流が流れることで、ベース電流のβ倍のコレクタ電流が流れる。これにより、バイポーラトランジスタ5のエミッタにはベース電流の(β+1)倍の電流が流れる。
バイポーラトランジスタ5のベース電流は、抵抗6により電圧を発生する。そして、バイポーラトランジスタ5の出力電圧は、距離測定部7に入力される。
距離測定部7は、バイポーラトランジスタ5の出力電圧を取得する。そして、距離測定部7は、取得した電圧値を用いて、発光ダイオード3とバイポーラトランジスタ5との間の距離を測定する。
ここで、バイポーラトランジスタ5のベース電流の電流値をIb(A)とし、コレクタ電流の電流値をIc(A)とし、エミッタ電流の電流値をIe(A)とする。この場合、Ic=β×Ib、Ie=(β+1)×Ibと表せる。
そして、バイポーラトランジスタ5の出力電圧の電圧値をVout(V)とし、抵抗6の抵抗値をRe(Ω)とすると、Vout=Ie×Re=(β+1)×Ib×Reとなる。すなわち、バイポーラトランジスタ5の出力電圧は、バイポーラトランジスタ5のベース電流、すなわち光励起電流に比例することがわかる。
ここで、光励起電流は、発光ダイオード3の発光強度が上昇するにしたがい上昇する。そして、発光ダイオード3の発光強度は順方向電流が上昇するにしたがい上昇する。そのため、順方向電流が温度特性を有している場合、バイポーラトランジスタ5の出力電圧は温度によって変化してしまう。したがって、このバイポーラトランジスタ5の出力電圧を用いた場合、距離の測定を正確に行うことができない。
これに対して、上述したように本実施形態に係る光センサモジュールは、発光ダイオード3の順方向電流が一定であるので、発光強度が一定となり、バイポーラトランジスタ5の出力電圧を一定にすることができる。したがって、本実施形態に係る光センサモジュールによれば、温度変化に係わらず距離の測定を正確に行うことができる。
(距離測定処理の流れ)
次に、図6を参照して、本実施形態に係る光センサモジュールによる距離測定処理の流れについて説明する。図6は、実施形態1に係る光センサモジュールによる距離測定処理のフローチャートである。
電源11は、定電圧である電源電圧を出力する(ステップS1)。電源11の出力電圧は温度特性回路12に入力される。
温度特性回路12は、入力された電源11の出力電圧に対して、サーミスタ122により発光ダイオード3に流れる電流とは逆の温度特性を持たせた電圧に変換する(ステップS2)。そして、温度特性回路12は、温度特性を付加した電圧を出力する。温度特性回路12の出力電圧は、電圧調整部13に入力される。
電圧調整部13は、発光ダイオード3に流れる順方向電流の温度特性を相殺する温度特性を持つように、温度特性回路12の出力電圧のゲインを調整する(ステップS3)。ただし、この段階では、温度特性の極性が逆である。
次に、電圧調整回路13は、ゲインを調整した電圧の極性を反転させ、発光ダイオード3に流れる順方向電流の温度特性を相殺する温度特性の極性を合わせる(ステップS4)。そして、電圧調整部13は、発光ダイオード3に流れる順方向電流の温度特性を相殺する温度特性を有する電圧を出力する。電圧調整部13の出力電圧は、バッファ14に入力される。
バッファ14は、電圧調整部13の出力電圧の入力を受ける。そして、バッファ14は、電圧を補正し出力する(ステップS5)。
オペアンプ2は、バッファ14からの出力電圧に対して最終ゲイン調整を行い、発光ダイオード3のアノードに印加する(ステップS6)。
発光ダイオード3に順方向電流が流れ、発光ダイオード3が発光する(ステップS7)。
バイポーラトランジスタ5により発光ダイオード3が発した光が受光され、光励起電流が発生する(ステップS8)。
距離測定部7は、光励起電流によるバイポーラトランジスタ5からの出力電圧を用いて、発光ダイオード3とバイポーラトランジスタ5との間の距離を測定する(ステップS9)。
(キャパシタモジュールの構成)
図7は、実施形態1に係る光センサモジュールを搭載したリチウムイオンキャパシタモジュールの平面図である。
リチウムイオンキャパシタモジュール400は、リチウムイオンキャパシタセル402、リチウムイオンキャパシタセル402の固定部材401、送信側基板403、受信側基板404を有している。
リチウムイオンキャパシタセル402は、アルミラミネートフィルム等のラミネート材の容器内に、正極、負極及びセパレータを交互に積層した電極積層体と、例えば、リチウムイオンを含む有機電解液とが充填された密閉構造を有している。
固定部材401は、リチウムイオンキャパシタセル402を固定する部材である。本実施形態では、1つのリチウムイオンキャパシタ401を固定しているが、複数のリチウムイオンキャパシタ401を固定する構造でもよい。
送信側基板403及び受信側基板404は、光センサ搭載基板である。
送信側基板403は、図1に例示した温度センサ付電圧源1、オペアンプ2、発光ダイオード3及び抵抗4を搭載した基板である。送信側基板403は、リチウムイオンキャパシタセル402の容器の表面に配置される。
受信側基板404は、図1に例示したバイポーラトランジスタ5及び抵抗6を搭載した基板である。また、受信側基板404には、バイポーラトランジスタ5のコレクタに電力を供給する電源を搭載してもよい。受信側基板404は、固定部材401上の送信側基板403と対向する位置に配置される。
送信側基板403上の発光ダイオオード3から発せられた光を受信側基板404のバイポーラトランジスタ5が受光する。そして、距離測定部7は、受光することにより発生したバイポーラトランジスタ5の出力電圧を用いて、リチウムイオンキャパシタセル402と固定部材401との距離を測定する。ここで、距離測定部7は、バイポーラトランジスタ5の出力電圧を取得できる場所であればどこに配置してもよい。例えば、距離測定部7は、固定部材401上に配置されてもよい。
膨張検知部8は、リチウムイオンキャパシタセル402と固定部材401との距離を距離測定部7から取得する。膨張検知部8は、リチウムイオンキャパシタセル402と固定部材401との距離から、リチウムイオンキャパシタセル402が固定部材401に近づいたことを検知することができる。リチウムイオンキャパシタ402は、膨張すると固定部材401に近づく。そこで、膨張検知部8は、リチウムイオンキャパシタセル402の固定部材401への接近を検知することで、リチウムイオンキャパシタセル402の膨張を検知できる。
報知部9は、膨張検知部8によりリチウムイオンキャパシタセル402の膨張が検知された場合、リチウムイオンキャパシタセル402の膨張を利用者に報知する。例えば、報知部9は、アラートランプを点灯することでリチウムイオンキャパシタセル402の膨張の報知を行う。
(実施形態1による効果)
以上に説明したように、本実施形態に係る光センサモジュールは、発光ダイオード3の順方向電流の温度特性を相殺する温度特性を有する電圧を発光ダイオード3に印加する。これにより、発光ダイオード3に流れる順方向電流を一定にすることができる。順方向電圧が一定であれば、発光ダイオード3の発光強度を一定とでき、発光ダイオードの温度特性を温度に不感にすることができる。
そして、発光ダイオード3の発光強度が一定であれば、バイポーラトランジスタ5の出力電圧を一定にすることができる。バイポーラトランジスタ5の出力電圧を一定にすることで、その出力電圧を用いた距離の測定の正確性を向上させることができる。したがって、本実施形態に係る光センサモジュールによれば、温度変化に係わらず距離の測定を正確に行うことができる。
例えば、図8を参照して、本実施形態に係る光センサモジュールを用いた場合の距離測定に用いる電圧の温度特性と、発光ダイオード3に印加する電圧の温度特性を調整しない場合の温度特性とを比較する。ここで、距離測定に用いる電圧とは、具体的には、バイポーラトランジスタ5の出力電圧である。図8は、実施形態1に係る光センサモジュールの効果を説明するための図である。図8の縦軸は電圧を表し、横軸は温度を表している。また、図8は、25℃を動作点とした図である。
グラフ301が、電圧を調整しない場合の距離測定に用いる電圧の温度特性を表している。グラフ302が、本実施形態に係る光センサモジュールを用いた場合の距離測定に用いる電圧の温度特性を表している。
グラフ301に示すように、印加電圧の温度特性の調整を行わない場合、温度が上昇するにしたがい距離測定に用いる電圧は上昇してしまう。そのため、距離測定部7は、同じ距離であっても温度によって異なる測定結果を出してしまう。
これに対して、本実施形態に係る光センサモジュールを用いた場合、グラフ302に示すように、温度が変化しても、距離測定に用いる電圧はほぼ一定である。したがって、本実施形態に係る光センサモジュールは、温度変化に依存せずに正確な距離を測定することができる。
また、本実施形態に係る光センサモジュールを用いてリチウムイオンキャパシタ402の膨張を検出するリチウムイオンキャパシタモジュール400は、温度に依存せずにリチウムイオンキャパシタ402の膨張を正確に検知することができる。
[実施形態2]
次に、実施形態2に係る光センサモジュールについて説明する。本実施形態に係る光センサモジュールは、温度に応じた発光ダイオードへの印加電圧の電圧値をデジタル処理によって取得することが実施形態1と異なる。以下では、実施形態1と同様の各部の動作については説明を省略する。
(実施形態2に係る温度センサ付電圧源の構成)
図9は、実施形態2に係る温度センサ付電圧源のブロック図である。図9に示すように、本実施形態に係る光センサ付電圧源1は、電源11、温度センサ15、ADC(Analog Digital Converter)16、電圧値取得部17、DAC(Digital Analog Converter)18及び電圧/温度参照テーブル19を有している。
電源11は、定電圧の電源電圧を出力する。
温度センサ15は、サーミスタや半導体回路から構成される。そして、温度センサ15は、電源11の出力電圧の入力を受ける。次に、温度センサ15は、出力電圧の電圧値を温度に応じて変化させる。その後、温度センサ15は、温度に応じた電圧値を有する電圧をADC16へ出力する。
ADC16は、温度に応じた電圧値を有する電圧の温度センサ15からの入力を受ける。そして、ADC16は、温度センサ15の出力電圧をコード化(量子化)する。そして、ADC16は、生成したコードを電圧値取得部17へ出力する。
電圧/温度参照テーブル19は、発光ダイオード3の順方向電流の温度特性を相殺する温度特性を有する電圧を表す、コード化された温度と電圧との対応を記憶している。
電圧値取得部17は、コードの入力をADC16から受ける。そして、電圧値取得部17は、コードに対応する電圧値を電圧/温度参照テーブル19から取得する。ここで、電圧値取得部17は、計測温度に対応する、発光ダイオード3の順方向電流の温度特性を相殺する温度特性を有する電圧の電圧値を取得することになる。そして、電圧値取得部17は、取得した電圧値をDAC18へ出力する。
DAC18は、発光ダイオード3の順方向電流の温度特性を相殺する温度特性を有する電圧の電圧値であって、計測温度に対応する電圧値の入力を電圧値取得部17から受ける。そして、DAC18は、受信した電圧値をアナログ変換し、取得した電圧値を有する電圧をオペアンプ2へ出力する。
(距離測定処理の流れ)
次に、図10を参照して、本実施形態に係る光センサモジュールによる距離測定処理の流れについて説明する。図10は、実施形態2に係る光センサモジュールによる距離測定処理のフローチャートである。
電源11は、定電圧である電源電圧を出力する(ステップS11)。電源11の出力電圧は温度センサ15に入力される。
温度センサ15は、電源11の出力電圧を温度に応じた電圧値の電圧に変換する。そして、温度センサ15は、温度に応じた電圧値の電圧をADC16へ出力する(ステップS12)。
ADC16は、温度に応じた電圧値の入力を温度センサ15から受ける。そして、ADC16は、受信した電圧値、すなわち温度センサ15の出力をコード化する(ステップS13)。そして、ADC16は、コードを電圧取得部17へ出力する。
電圧値取得部17は、コードの入力をADC16から受ける。そして、電圧値取得部17は、コードに対応する電圧値を電圧/温度参照テーブル19から取得する(ステップS14)。そして、電圧値取得部17は、取得した電圧値をDAC18へ出力する。
DAC18は、発光ダイオード3の順方向電流の温度特性を相殺する温度特性を有する電圧の電圧値であって、計測温度に対応する電圧値の入力を電圧値取得部17から受ける。そして、DAC18は、受信した電圧値をアナログ変換し、取得した電圧値を有する電圧をオペアンプ2へ出力する(ステップS15)。
オペアンプ2は、バッファ14からの出力電圧に対して最終ゲイン調整を行い、発光ダイオード3のアノードに印加する(ステップS16)。
発光ダイオード3に順方向電流が流れ、発光ダイオード3が発光する(ステップS17)。
バイポーラトランジスタ5により発光ダイオード3が発した光を受光され、光励起電流が発生する(ステップS18)。
距離測定部7は、光励起電流によるバイポーラトランジスタ5からの出力電圧を用いて、発光ダイオード3とバイポーラトランジスタ5との間の距離を測定する(ステップS19)。
(実施形態2による効果)
以上に説明したように、本実施形態に係る光センサモジュールは、発光ダイオード3の順方向電流の温度特性を相殺する温度特性を有する電圧の電圧値であって、計測温度に応じた電圧値を電圧/温度参照テーブル19から取得する。そして、本実施形態に係る光センサモジュールは、取得した電圧値の電圧を発光ダイオード3に印加する。これにより、発光ダイオード3には、順方向電圧の温度特性を相殺する温度特性を持った電圧が印加されるので、発光ダイオード3に流れる順方向電流を一定にすることができる。したがって、実施形態1と同様に、本実施形態に係る光センサモジュールによれば、温度変化に係わらず距離の測定を正確に行うことができる。
また、本実施形態に係る光センサモジュールを用いてリチウムイオンキャパシタの膨張を検知することで、リチウムイオンキャパシタの膨張の検知を正確に行うことができる。
1 温度センサ付電圧源
2 オペアンプ
3 発光ダイオード
4 抵抗
5 バイポーラトランジスタ
6 抵抗
7 距離測定部
8 膨張検知部
9 報知部
11 電源
12 温度特性回路
13 電圧調整部
14 バッファ
15 温度センサ
16 ADC
17 電圧値取得部
18 DAC
19 電圧/温度参照テーブル

Claims (7)

  1. 印加された電圧に応じた電流が流れ発光する発光部と、
    電圧の印加により前記発光部に流れる電流の温度特性を相殺する温度特性を有する電圧を出力し、出力電圧を前記発光部に印加する電圧源と、
    前記発光部から発せられた光を受光し、光励起電流を生成する受光部と、
    前記受光部により生成された前記光励起電流を基に、前記発光部と前記受光部との距離を測定する距離測定部と
    を備えたことを特徴とする光センサモジュール。
  2. 前記電圧源は、
    発光部と逆の温度特性を有する電圧を出力する電圧出力部と、
    前記電圧出力部から出力された電圧のゲインを調整し、電圧の印加により前記発光部に流れる電流の温度特性を相殺する温度特性を有する電圧を生成し、生成した電圧を前記発光部に印加するゲイン調整部と
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の光センサモジュール。
  3. 前記電圧出力部は、サーミスタを用いて前記出力電圧に温度特性を与えることを特徴とする請求項2に記載の光センサモジュール。
  4. 前記ゲイン調整部が出力した電圧を受信し補正して出力し、出力した電圧に基づく電流を前記発光部に入力するバッファ回路をさらに備えたことを特徴とする請求項2又は3に記載の光センサモジュール。
  5. 前記電圧源は、
    温度を検知する温度センサと、
    前記温度センサにより検知された温度の情報を受信し、予め記憶している電圧と温度との対応関係から受信した温度に対応する電圧値を取得し、取得した電圧値の電圧を前記発光部に印加する変換部と
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の光センサモジュール。
  6. 電極積層体を封止した容器と、
    前記容器の表面又は前記表面に対向する場所の一方に設けられ、印加された電圧に応じた電流が流れ発光する発光部と、
    電圧の印加により前記発光部に流れる電流の温度特性を相殺する温度特性を有する電圧を出力し、出力電圧を前記発光部に印加する電圧源と、
    前記発光部から発せられた光を受光し、光励起電流を生成する受光部と、
    前記受光部により生成された前記光励起電流を基に、前記発光部と前記受光部との距離を測定する距離測定部と、
    前記距離測定部により測定された前記距離を基に、前記容器の膨張を検知する検知部と、
    前記検知部による前記容器の膨張の検知に応じて報知信号を出力する報知部と
    を備えたことを特徴とする蓄電モジュール。
  7. 印加された電圧に応じた電流が流れ発光する発光器に流れる電流の温度特性を相殺する温度特性を有する電圧を出力し、
    出力電圧を前記発光器に印加することで発光させ、
    前記発光器から発せられた光を受光器に受光させ、光励起電流を生成し、
    生成した前記光励起電流を基に、前記発光器と前記受光器との距離を測定する
    ことを特徴とする距離測定方法。
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