JP2016030386A - 印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】インクを供給するインクの容器に対応した記憶媒体の管理を容易にすると共に、インクボトルの誤使用を回避する印刷装置を提供する。
【解決手段】インクを収容したインク収容部320に貼付され、インクパック310を識別する識別情報、およびインクが使われたことを示す使用情報を記憶するRFタグ100と通信可能な印刷装置200は、インクを貯蔵するインクタンク220と、RFタグ100との通信により取得した識別情報を、取得した履歴に関連付けて履歴リストに記憶する記憶部260と、インクタンク220へのインクの供給を制御する制御部250と、を備え、制御部250は、RFタグ100と通信し、RFタグ100から取得した識別情報が履歴リストに記憶されているか、否かを判定し、識別情報が記憶されている場合であって、かつ、使用情報がインクの未使用を示す場合、インクパック310に対する確認を要求する情報を生成する。
【選択図】図3
【解決手段】インクを収容したインク収容部320に貼付され、インクパック310を識別する識別情報、およびインクが使われたことを示す使用情報を記憶するRFタグ100と通信可能な印刷装置200は、インクを貯蔵するインクタンク220と、RFタグ100との通信により取得した識別情報を、取得した履歴に関連付けて履歴リストに記憶する記憶部260と、インクタンク220へのインクの供給を制御する制御部250と、を備え、制御部250は、RFタグ100と通信し、RFタグ100から取得した識別情報が履歴リストに記憶されているか、否かを判定し、識別情報が記憶されている場合であって、かつ、使用情報がインクの未使用を示す場合、インクパック310に対する確認を要求する情報を生成する。
【選択図】図3
Description
本発明は、印刷装置に関する。
インクジェット方式のプリンターで用いられるインクカートリッジには、そのカートリッジから消費されたインクのインク消費量を管理するために記憶装置が設けられているものがある。また、インクカートリッジに限らず、印刷装置に設けられたインクタンクにインクボトルからインクを充填する方式においても、下記特許文献1に示すように、インクボトルに同梱され、インクボトルと一意に対応するICカードを印刷装置が読み取り、読み取った情報に基づいてインクボトルの認証とインク消費量を管理している。
しかしながら、インクボトルとICカードとは別体であるため、インクボトルおよびICカードを一体に管理するのが煩わしく、更に、ユーザーが意図しないインクボトルを誤って使用しそうな場合に、インクボトルの誤使用をプリンターが検知できないため、プリンターからユーザーに対して注意を促す情報を通知できなかった。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、印刷装置にインクを供給するインクボトルに対応した記憶媒体の管理を容易にすると共に、インクボトルの誤使用を回避することを目的とする。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、印刷装置にインクを供給するインクボトルに対応した記憶媒体の管理を容易にすると共に、インクボトルの誤使用を回避することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本適用例にかかる印刷装置は、液体を収容した容器に貼付され、前記容器を識別する識別情報、および前記容器内の前記液体が使われたか、否かを示す使用情報を記憶する記憶媒体と通信可能な印刷装置であって、前記容器から前記液体を供給可能に構成され、前記液体を貯蔵可能な貯蔵部と、前記記憶媒体との通信により取得した前記識別情報を、取得した履歴に関連付けて履歴リストに記憶する記憶部と、前記容器に貼付された前記記憶媒体と通信し、前記記憶媒体から取得した前記識別情報が前記履歴リストに記憶されているか、否かを判定し、前記識別情報が前記履歴リストに記憶されている場合であって、かつ、前記液体が使われていないことを前記記憶媒体から取得した前記使用情報が示す場合、前記容器に対する確認を要求する情報を生成する制御部と、を備えることを特徴とする。
本適用例にかかる印刷装置は、液体を収容した容器に貼付され、前記容器を識別する識別情報、および前記容器内の前記液体が使われたか、否かを示す使用情報を記憶する記憶媒体と通信可能な印刷装置であって、前記容器から前記液体を供給可能に構成され、前記液体を貯蔵可能な貯蔵部と、前記記憶媒体との通信により取得した前記識別情報を、取得した履歴に関連付けて履歴リストに記憶する記憶部と、前記容器に貼付された前記記憶媒体と通信し、前記記憶媒体から取得した前記識別情報が前記履歴リストに記憶されているか、否かを判定し、前記識別情報が前記履歴リストに記憶されている場合であって、かつ、前記液体が使われていないことを前記記憶媒体から取得した前記使用情報が示す場合、前記容器に対する確認を要求する情報を生成する制御部と、を備えることを特徴とする。
このような構成によれば、容器を識別する識別情報、および、液体が使われたか、否かを示す使用情報を記憶する記憶媒体が容器に貼付されているため、容器と記憶媒体の管理が容易にできることに加え、記憶媒体から取得した識別情報は履歴に関連付けて記憶されているため、識別情報が履歴リストに記憶されていて、かつ、液体が使われていないことを使用情報が示す場合、不適切な容器であるとして確認を要求することにより、容器が誤って使用されることを回避できる。
[適用例2]
上記適用例にかかる印刷装置において、前記記憶部は、更に、前記記憶媒体から取得した前記使用情報に基づいて前記制御部が前記液体の使用状況を判定した判定回数を前記識別情報と関連付けて記憶し、前記制御部は、前記記憶媒体から取得した前記識別情報が前記履歴リストに記憶されている場合であって、かつ、前記液体が使われたことを前記使用情報が示す場合、前記識別情報に関連付けられた前記判定回数を前記記憶部から取得し、前記判定回数が所定数以上である場合、前記容器に対する確認を要求する情報を生成することが好ましい。
上記適用例にかかる印刷装置において、前記記憶部は、更に、前記記憶媒体から取得した前記使用情報に基づいて前記制御部が前記液体の使用状況を判定した判定回数を前記識別情報と関連付けて記憶し、前記制御部は、前記記憶媒体から取得した前記識別情報が前記履歴リストに記憶されている場合であって、かつ、前記液体が使われたことを前記使用情報が示す場合、前記識別情報に関連付けられた前記判定回数を前記記憶部から取得し、前記判定回数が所定数以上である場合、前記容器に対する確認を要求する情報を生成することが好ましい。
このような構成によれば、識別情報が履歴リストに記憶されていて、かつ、容器の液体を使われたことを使用情報が示す場合、使用情報に基づいて液体の使用状況を判定した判定回数を取得し、判定回数が所定数以上である場合に、不適切な容器であるとして確認を要求することにより、容器が誤って使用されることを回避できる。
[適用例3]
上記適用例にかかる印刷装置において、前記制御部は、前記判定回数が前記所定数未満である場合、前記判定回数を増分することが好ましい。
上記適用例にかかる印刷装置において、前記制御部は、前記判定回数が前記所定数未満である場合、前記判定回数を増分することが好ましい。
このような構成によれば、判定回数が所定数未満である場合、判定回数を増分することにより判定回数を正確に計数し、所定数に達するまで記憶媒体から使用情報を読み出して判定できる。
[適用例4]
上記適用例にかかる印刷装置において、前記制御部は、前記記憶媒体から取得した前記識別情報が前記履歴リストに記憶されていない場合、前記識別情報を前記履歴リストに記憶させ、前記判定回数を初期化することが好ましい。
上記適用例にかかる印刷装置において、前記制御部は、前記記憶媒体から取得した前記識別情報が前記履歴リストに記憶されていない場合、前記識別情報を前記履歴リストに記憶させ、前記判定回数を初期化することが好ましい。
このような構成によれば、記憶媒体から取得した識別情報が履歴リストに記憶されていない場合、識別情報を履歴リストに記憶させ、判定回数を初期化することにより、識別情報を記憶した容器として管理できる。
[適用例5]
上記適用例にかかる印刷装置において、前記制御部は、前記記憶媒体から取得した前記識別情報が前記履歴リストに記憶されていない場合であって、かつ、前記液体が使われたことを前記使用情報が示す場合、前記容器に対する確認を要求する情報を生成することが好ましい。
上記適用例にかかる印刷装置において、前記制御部は、前記記憶媒体から取得した前記識別情報が前記履歴リストに記憶されていない場合であって、かつ、前記液体が使われたことを前記使用情報が示す場合、前記容器に対する確認を要求する情報を生成することが好ましい。
このような構成によれば、記憶媒体から取得した識別情報が履歴リストに記憶されていない場合であって、かつ、容器の液体を使われたことを使用情報が示す場合、不適切な容器であるとして確認を要求することにより、容器が誤って使用されることを回避できる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(実施形態)
以下、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお以下に説明する本実施形態は特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
以下、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお以下に説明する本実施形態は特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
1.印刷装置
図1は、本実施形態における印刷装置200の構成例を示す斜視図である。本実施形態の印刷装置200は、4個のインクタンク220A〜220D、処理部210および操作部245を含み、画像データに基づいて、印刷媒体にインク滴を吐出して文字や画像等を印刷するインクジェット方式のプリンターである。
尚、本実施形態の印刷装置200は図1の構成に限定されず、その構成要素の一部を省略したり、他の構成要素に置き換えたり、他の構成要素を追加するなどの種々の変形実施が可能である。例えば、インクタンク220A〜220Dは4個には限定されない。
図1は、本実施形態における印刷装置200の構成例を示す斜視図である。本実施形態の印刷装置200は、4個のインクタンク220A〜220D、処理部210および操作部245を含み、画像データに基づいて、印刷媒体にインク滴を吐出して文字や画像等を印刷するインクジェット方式のプリンターである。
尚、本実施形態の印刷装置200は図1の構成に限定されず、その構成要素の一部を省略したり、他の構成要素に置き換えたり、他の構成要素を追加するなどの種々の変形実施が可能である。例えば、インクタンク220A〜220Dは4個には限定されない。
尚、以下の説明において、インクタンク220A〜220Dについて個々のインクタンクを区別する必要がないときは、適宜インクタンク220と記載する。また、それぞれのインクタンク220A〜220Dの上部には、蓋部240A〜240Dが固着されている。これらの蓋部240A〜240Dについて個々の蓋部を区別する必要がないときは、適宜蓋部240と記載する。
本実施形態では、インクタンク220A〜220Dは液体のインクを貯蔵する貯蔵部に相当し、印刷装置200に固定されている。インクは、印刷装置200とは別体のインクパック310(図2)からインクタンク220A〜220Dに供給される。例えば、第1のインクタンク220Aにはブラック(B)のインク、第2のインクタンク220Bにはイエロー(Y)のインク、第3のインクタンク220Cにはマゼンタ(M)のインク、そして第4のインクタンク220Dにはシアン(C)のインクが供給される。
本実施形態では、インクタンク220A〜220Dは液体のインクを貯蔵する貯蔵部に相当し、印刷装置200に固定されている。インクは、印刷装置200とは別体のインクパック310(図2)からインクタンク220A〜220Dに供給される。例えば、第1のインクタンク220Aにはブラック(B)のインク、第2のインクタンク220Bにはイエロー(Y)のインク、第3のインクタンク220Cにはマゼンタ(M)のインク、そして第4のインクタンク220Dにはシアン(C)のインクが供給される。
図2に示すように、インクパック310は、インク収容部320およびRFタグ100を含む。例えば、ブラックのインクパック310は、ブラックのインクが収容されたインク収容部320と、ブラックのインク色情報が記憶されたRFタグ(無線ICタグ)100と、を含む。インク収容部320は、例えばラミネート加工されたフィルムで形成された袋(パウチパック)にインクを充填した容器であり、突出した箇所を破断することで開封され、インクを外部に放出できる。また、RFタグ100は、インク収容部320に貼付され、記憶部130(図3)にデータを記憶すると共に、電波等を用いた無線通信により通信相手とデータを送受信する記憶媒体である。
この記憶部130には、インクパック310毎に付与された固有の識別情報であるID情報、インクパック310に対して「有効」または「無効」を示すフラグ情報、インクパック310のインク色に対応するインク色情報およびRFタグ100を認証するための認証情報等が予め記憶されている。尚、フラグ情報は使用情報に相当し、「有効」は、未開封状態のようにインク収容部320のインクが使われたことがない未使用な状態を示し、「無効」は、インク収容部320が開封されてインクパック310内のインクが使われた状態、即ち、インク収容部320のインクの少なくとも一部がインクタンク220に供給されたであろうことを示す。
尚、RFタグ100は、印刷装置200からの指示に基づいて、フラグ情報を「有効」から「無効」に書き換えることができる。
この記憶部130には、インクパック310毎に付与された固有の識別情報であるID情報、インクパック310に対して「有効」または「無効」を示すフラグ情報、インクパック310のインク色に対応するインク色情報およびRFタグ100を認証するための認証情報等が予め記憶されている。尚、フラグ情報は使用情報に相当し、「有効」は、未開封状態のようにインク収容部320のインクが使われたことがない未使用な状態を示し、「無効」は、インク収容部320が開封されてインクパック310内のインクが使われた状態、即ち、インク収容部320のインクの少なくとも一部がインクタンク220に供給されたであろうことを示す。
尚、RFタグ100は、印刷装置200からの指示に基づいて、フラグ情報を「有効」から「無効」に書き換えることができる。
図1に戻り、インクタンク220の蓋部240は、印刷装置200から遠い側の端部が上方に回動するように構成されている。図1においては、蓋部240Aの端部が上方に回動し、蓋が開いた状態である。この状態で、ユーザーは、ブラックのインクが充填されたインクパック310を開封し、ブラックのインクをインクタンク220Aに注入できる。このように、インクが不足したインクタンク220に対して、ユーザーがインクを補充することで、印刷作業を継続させることができる。
インクタンク220の近傍には、電波を送受信するためのアンテナ230が設置されている。このアンテナ230は、印刷装置200の通信部270(図3)に接続されている。通信部270(図3)は、ユーザーがインクパック310を保持し、インクパック310をインクタンク220に接近させた場合、アンテナ230を介してRFタグ100の通信部120(図3)と通信可能になるように設定されている。
処理部210は、何れも図示を略した、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリー等のハードウェアを備える。また、ROMやフラッシュメモリーには種々のソフトウェアが記憶されており、ハードウェアおよびソフトウェアが協働することにより、種々の機能を実現している。
インクタンク220の近傍には、電波を送受信するためのアンテナ230が設置されている。このアンテナ230は、印刷装置200の通信部270(図3)に接続されている。通信部270(図3)は、ユーザーがインクパック310を保持し、インクパック310をインクタンク220に接近させた場合、アンテナ230を介してRFタグ100の通信部120(図3)と通信可能になるように設定されている。
処理部210は、何れも図示を略した、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリー等のハードウェアを備える。また、ROMやフラッシュメモリーには種々のソフトウェアが記憶されており、ハードウェアおよびソフトウェアが協働することにより、種々の機能を実現している。
操作部245は、ユーザーが各種の指示や設定を行うための入力装置であり、また、ユーザーに各種の通知を行うための表示パネル248を備えている。
図3は、印刷装置200の機能を説明する機能ブロック図である。この図3では、インクパック310からインクを供給する場合に機能する各機能部を主に示している。
この印刷装置200は、印刷部215、インクタンク220、インク検出部265、記憶部260、インクタンク開閉検出部280、制御部250、通信部270および表示部290を備える。尚、処理部210には制御部250および記憶部260が少なくとも含まれる。
また、制御部250は、補充判定部258、インクパック判定部256、無効設定部255、RFタグ認証部254およびRFタグ情報取得部252を備える。
また、インクパック310のRFタグ100は、通信部120、制御部110および記憶部130を備える。
印刷部215は、制御部250からの指示に基づき、インクタンク220のインクを使って指定された画像データを印刷する。この印刷部215は、画像処理部216および印刷機構部218を備える。
図3は、印刷装置200の機能を説明する機能ブロック図である。この図3では、インクパック310からインクを供給する場合に機能する各機能部を主に示している。
この印刷装置200は、印刷部215、インクタンク220、インク検出部265、記憶部260、インクタンク開閉検出部280、制御部250、通信部270および表示部290を備える。尚、処理部210には制御部250および記憶部260が少なくとも含まれる。
また、制御部250は、補充判定部258、インクパック判定部256、無効設定部255、RFタグ認証部254およびRFタグ情報取得部252を備える。
また、インクパック310のRFタグ100は、通信部120、制御部110および記憶部130を備える。
印刷部215は、制御部250からの指示に基づき、インクタンク220のインクを使って指定された画像データを印刷する。この印刷部215は、画像処理部216および印刷機構部218を備える。
画像処理部216は、画像データに対して補正処理や強調処理を施し、更に、RGBデータから各インクに対応するCMYKデータへの色変換処理やハーフトーン処理等を施して印刷データを生成する。
印刷機構部218は、インクタンク220から供給されるインクのインク滴を印刷データに基づいて印刷ヘッド(図示は略す)から選択的に噴射させつつ、キャリッジ(図示は略す)を一方の方向に走査させる。この時、キャリッジの移動に合わせて印刷媒体(図示は略す)を他方の方向に間欠移動させる。この結果、画像データのイメージ像を印刷媒体に形成することができる。
インク検出部265は、インクタンク220内のインクの有無(実際には、所定レベル以上あるか、所定レベル未満か)を検出する。所定レベルは、インクパックのインク収容部に収容されているインクの全量をインクタンクに供給しても、インクタンクからインクがあふれることがないレベルに設定されている。インク検出部265が検出したインクの有無に関する情報(インクエンド情報)は、補充判定部258に送られる。
記憶部260は、インクタンク220のインク消費量情報(インクカウンター値)をインク毎に記憶する。インク消費量情報は、インクタンク内のインクの消費量を示す推定値であり、印刷装置の操作者がインクパックよりインクタンクにインクを供給する程度等により、実際のインクタンク内のインク消費量とずれが生じるものである。尚、本実施形態では、インクカウンター値は「%」で表示する。従って、インクカウンター値が0%の状態から、新規のインクパック310に収容されているインクを全量分を印刷装置が消費した場合、がインクカウンター値は「100%」になる。
また、記憶部260は、インクタンク220にインクを補充したインクパック310の履歴リストを記憶する。本実施形態では、履歴リストには、インクパック310固有のID情報と、RFタグ100からフラグ情報を読み込んで、インクパック310の使用状況、即ち、「有効」または「無効」を判定した判定回数(認識カウンター値)とが、関連付けて記憶されている。
印刷機構部218は、インクタンク220から供給されるインクのインク滴を印刷データに基づいて印刷ヘッド(図示は略す)から選択的に噴射させつつ、キャリッジ(図示は略す)を一方の方向に走査させる。この時、キャリッジの移動に合わせて印刷媒体(図示は略す)を他方の方向に間欠移動させる。この結果、画像データのイメージ像を印刷媒体に形成することができる。
インク検出部265は、インクタンク220内のインクの有無(実際には、所定レベル以上あるか、所定レベル未満か)を検出する。所定レベルは、インクパックのインク収容部に収容されているインクの全量をインクタンクに供給しても、インクタンクからインクがあふれることがないレベルに設定されている。インク検出部265が検出したインクの有無に関する情報(インクエンド情報)は、補充判定部258に送られる。
記憶部260は、インクタンク220のインク消費量情報(インクカウンター値)をインク毎に記憶する。インク消費量情報は、インクタンク内のインクの消費量を示す推定値であり、印刷装置の操作者がインクパックよりインクタンクにインクを供給する程度等により、実際のインクタンク内のインク消費量とずれが生じるものである。尚、本実施形態では、インクカウンター値は「%」で表示する。従って、インクカウンター値が0%の状態から、新規のインクパック310に収容されているインクを全量分を印刷装置が消費した場合、がインクカウンター値は「100%」になる。
また、記憶部260は、インクタンク220にインクを補充したインクパック310の履歴リストを記憶する。本実施形態では、履歴リストには、インクパック310固有のID情報と、RFタグ100からフラグ情報を読み込んで、インクパック310の使用状況、即ち、「有効」または「無効」を判定した判定回数(認識カウンター値)とが、関連付けて記憶されている。
また、記憶部260は、RFタグ100を電子認証するための鍵情報等も記憶している。
本実施形態では、記憶部260はフラッシュメモリーを想定し、印刷装置200の駆動状況に拠らず、記憶部260に記憶された情報は保持される。
インクタンク開閉検出部280は、各インクタンク220の蓋部240の開閉状態を検出し、検出した情報を制御部250に送る。本実施形態では、インクタンク開閉検出部280は、蓋部240の開閉移動を検出するセンサーやスイッチを想定する。
通信部270は、所定の周波数および所定の変調方法で外部の情報媒体と無線により情報を送受信する。本実施形態では、インクパック310が接近してRFタグ100の通信部120と通信できるようになった場合、RFタグ100の記憶部130に記憶された種々の情報を受信し、受信した情報をRFタグ情報取得部252に送る。
表示部290は、補充判定部258やインクパック判定部256からの指示に基づいて、ユーザーに対して種々のメッセージ等の情報を表示する。本実施形態では、表示部290は、操作部245が備える表示パネル248を想定する。
次に、制御部250の各機能部について説明する。
補充判定部258は、インク検出部265から送られるインクエンド情報や、記憶部260に記憶されているインクカウンター値の情報に基づいて、ユーザーにインクの補充を推奨または指示するメッセージを生成し、生成したメッセージを表示部290に表示させる。
本実施形態では、記憶部260はフラッシュメモリーを想定し、印刷装置200の駆動状況に拠らず、記憶部260に記憶された情報は保持される。
インクタンク開閉検出部280は、各インクタンク220の蓋部240の開閉状態を検出し、検出した情報を制御部250に送る。本実施形態では、インクタンク開閉検出部280は、蓋部240の開閉移動を検出するセンサーやスイッチを想定する。
通信部270は、所定の周波数および所定の変調方法で外部の情報媒体と無線により情報を送受信する。本実施形態では、インクパック310が接近してRFタグ100の通信部120と通信できるようになった場合、RFタグ100の記憶部130に記憶された種々の情報を受信し、受信した情報をRFタグ情報取得部252に送る。
表示部290は、補充判定部258やインクパック判定部256からの指示に基づいて、ユーザーに対して種々のメッセージ等の情報を表示する。本実施形態では、表示部290は、操作部245が備える表示パネル248を想定する。
次に、制御部250の各機能部について説明する。
補充判定部258は、インク検出部265から送られるインクエンド情報や、記憶部260に記憶されているインクカウンター値の情報に基づいて、ユーザーにインクの補充を推奨または指示するメッセージを生成し、生成したメッセージを表示部290に表示させる。
RFタグ情報取得部252は、通信を介してRFタグ100から取得したデータを解析して、ID情報、フラグ情報、認証情報等の情報を取得する。取得した種所の情報はRFタグ認証部254やインクパック判定部256に参照される。
RFタグ認証部254は、通信したRFタグ100から取得した認証情報に付加された付加情報と、認証情報に基づいて決定した秘密キーから算出した付加情報と、を比較することにより電子認証を行う。ここで、電子認証できない場合、RFタグ認証部254は電子認証をできないことを示すメッセージを生成し、生成したメッセージを表示部290に表示させる。尚、暗号化に伴う処理は、周知のDES(Data Encryption Standard)やAES(Advanced Encryption Standard)のような共通鍵暗号方式を採用できる。
インクパック判定部256は、RFタグ100から取得したID情報およびフラグ情報、並びに、記憶部260に記憶されている履歴リスト、認識カウンター値およびインクカウンター値を照合した照合結果や、RFタグ認証部254の認証結果に基づいて、インクを補充しようとするインクパック310の妥当性を判定し、インクパック310が適切でない場合、適切なインクパック310の使用を要求するメッセージを生成し、生成したメッセージを表示部290に表示させる。
RFタグ認証部254は、通信したRFタグ100から取得した認証情報に付加された付加情報と、認証情報に基づいて決定した秘密キーから算出した付加情報と、を比較することにより電子認証を行う。ここで、電子認証できない場合、RFタグ認証部254は電子認証をできないことを示すメッセージを生成し、生成したメッセージを表示部290に表示させる。尚、暗号化に伴う処理は、周知のDES(Data Encryption Standard)やAES(Advanced Encryption Standard)のような共通鍵暗号方式を採用できる。
インクパック判定部256は、RFタグ100から取得したID情報およびフラグ情報、並びに、記憶部260に記憶されている履歴リスト、認識カウンター値およびインクカウンター値を照合した照合結果や、RFタグ認証部254の認証結果に基づいて、インクを補充しようとするインクパック310の妥当性を判定し、インクパック310が適切でない場合、適切なインクパック310の使用を要求するメッセージを生成し、生成したメッセージを表示部290に表示させる。
無効設定部255は、インクパック310のRFタグ100に記憶しているフラグ情報を「有効」から「無効」に書き換えるべく指示する。本実施形態では、無効設定部255は、通信部270を介してRFタグ100に対して「無効」に書き換える設定指示を送信する。
図4は、印刷装置200を起動して印刷する場合の処理を説明するフローチャートである。
印刷装置200が起動されると、制御部250は、インク検出部265によりインクタンク220内のインクの有無を検出する(ステップS10)。
検出したインクの有無に基づいて印刷が可能か、否かを判定し(ステップS12)、印刷可能なインクが有ると判定した場合(ステップS12でYes)、制御部250はインクカウンター値を取得する(ステップS14)。
図4は、印刷装置200を起動して印刷する場合の処理を説明するフローチャートである。
印刷装置200が起動されると、制御部250は、インク検出部265によりインクタンク220内のインクの有無を検出する(ステップS10)。
検出したインクの有無に基づいて印刷が可能か、否かを判定し(ステップS12)、印刷可能なインクが有ると判定した場合(ステップS12でYes)、制御部250はインクカウンター値を取得する(ステップS14)。
次に、制御部250は、取得したカウンター値が第1基準値を超えていないか、否かを判定し(ステップS16)、インクカウンター値が第1基準値を超えていないと判定した場合(ステップS16でYes)、制御部250は印刷処理を行い(ステップS18)、ステップS20に進む。尚、本実施形態では、第1基準値は、「150%」を想定するが、これには限定されない。
また、ステップS12において、印刷可能なインクが無いと判定した場合(No)、および、ステップS16において、インクカウンター値が第1基準値を超えていると判定した場合(No)、制御部250はインクの補充を指示するメッセージ(例えば、「ブラックのインクタンクにインクを補充してください。」)を表示部290に表示し(ステップS26)、ステップS24に進む。
ステップS20では、制御部250は、印刷処理に応じてインクカウンター値を更新し、インクカウンター値が第2基準値に達したか、否かを判定する(ステップS22)。
ここで、インクカウンター値が第2基準値(例えば、100%)に達したと判定した場合(ステップS22でYes)、制御部250はインクの補充を推奨するメッセージ(例えば、「ブラックのインクが少なくなりました。必要に応じて補充してください。」)を表示部290に表示し(ステップS26)、ステップS24に進む。
また、ステップS12において、印刷可能なインクが無いと判定した場合(No)、および、ステップS16において、インクカウンター値が第1基準値を超えていると判定した場合(No)、制御部250はインクの補充を指示するメッセージ(例えば、「ブラックのインクタンクにインクを補充してください。」)を表示部290に表示し(ステップS26)、ステップS24に進む。
ステップS20では、制御部250は、印刷処理に応じてインクカウンター値を更新し、インクカウンター値が第2基準値に達したか、否かを判定する(ステップS22)。
ここで、インクカウンター値が第2基準値(例えば、100%)に達したと判定した場合(ステップS22でYes)、制御部250はインクの補充を推奨するメッセージ(例えば、「ブラックのインクが少なくなりました。必要に応じて補充してください。」)を表示部290に表示し(ステップS26)、ステップS24に進む。
ステップS24では、制御部250は、印刷JOBが全て終了したか、否かを判定し、終了していないと判定した場合(No)、ステップS10に戻る。
他方で、制御部250は、印刷JOBが全て終了したと判定した場合(Yes)、処理を終了する。
図5は、インクタンク220の蓋部240が開いたことをインクタンク開閉検出部280が検出した場合に実行されるインク補充処理を説明するフローチャートである。この処理は、インクの補充を指示または推奨するメッセージをユーザーが視認し、インクタンク220の蓋部240を開いた場合に実行されることを想定する。
この処理が開始されると、制御部250は、インクタンク220にインクを補充するインクパック310のRFタグ100を検出する(ステップS30)。
他方で、制御部250は、印刷JOBが全て終了したと判定した場合(Yes)、処理を終了する。
図5は、インクタンク220の蓋部240が開いたことをインクタンク開閉検出部280が検出した場合に実行されるインク補充処理を説明するフローチャートである。この処理は、インクの補充を指示または推奨するメッセージをユーザーが視認し、インクタンク220の蓋部240を開いた場合に実行されることを想定する。
この処理が開始されると、制御部250は、インクタンク220にインクを補充するインクパック310のRFタグ100を検出する(ステップS30)。
ここで、制御部250は、検出の可否を判定し(ステップS32)、所定時間が経過してもRFタグ100を検出できない場合(ステップS32でNo)、インクパック310を検出できないことをユーザーに確認させる確認画面(例えば、「インクパックを検出できません。インクパックを確認してください。」)を生成し、生成した確認画面を表示部290に表示させ(ステップS70)、処理を終了する。
他方で、制御部250は、RFタグ100を検出できた場合(ステップS32でYes)、検出したRFタグ100を認証する(ステップS34)。
ここで、制御部250は、認証の可否を判定し(ステップS36)、RFタグ100を認証できない場合(ステップS36でNo)、認証できないインクパック310であることをユーザーに確認させる確認画面(例えば、「使用しているインクパックを認証できません。インクパックを確認してください。」)を生成し、生成した確認画面を表示部290に表示させ(ステップS70)、処理を終了する。
他方で、制御部250は、RFタグ100を検出できた場合(ステップS32でYes)、検出したRFタグ100を認証する(ステップS34)。
ここで、制御部250は、認証の可否を判定し(ステップS36)、RFタグ100を認証できない場合(ステップS36でNo)、認証できないインクパック310であることをユーザーに確認させる確認画面(例えば、「使用しているインクパックを認証できません。インクパックを確認してください。」)を生成し、生成した確認画面を表示部290に表示させ(ステップS70)、処理を終了する。
他方で、制御部250は、RFタグ100を認証できた場合(ステップS36でYes)、RFタグ100からID情報を取得する(ステップS38)。
次に、制御部250は、取得したID情報を履歴リストと照合する(ステップS40)。
ここで、制御部250は照合結果を判定し(ステップS42)、取得したID情報が履歴リストに記載されている場合(ステップS42でYes)、ステップS60に進む。
他方で、取得したID情報が履歴リストに記載されていない場合(ステップS42でNo)、制御部250は、RFタグ100からフラグ情報を取得する(ステップS44)。
ここで、制御部250はフラグ情報を判定し(ステップS46)、フラグ情報が「無効」を示している場合(ステップS46でNo)、有効ではないインクパック310であることをユーザーに確認させる確認画面(例えば、「インクを補充しようとしているインクパックは無効です。インクパックを確認してください。」)を生成し、生成した確認画面を表示部290に表示させ(ステップS70)、処理を終了する。
他方で、フラグ情報が「有効」を示している場合(ステップS46でYes)、制御部250はインクカウンター値をリセット、即ち、インクカウンター値から「100%」を減算する(ステップS48)。この場合、インクカウンター値は負値となっても良い。
次に、制御部250は、取得したID情報を履歴リストと照合する(ステップS40)。
ここで、制御部250は照合結果を判定し(ステップS42)、取得したID情報が履歴リストに記載されている場合(ステップS42でYes)、ステップS60に進む。
他方で、取得したID情報が履歴リストに記載されていない場合(ステップS42でNo)、制御部250は、RFタグ100からフラグ情報を取得する(ステップS44)。
ここで、制御部250はフラグ情報を判定し(ステップS46)、フラグ情報が「無効」を示している場合(ステップS46でNo)、有効ではないインクパック310であることをユーザーに確認させる確認画面(例えば、「インクを補充しようとしているインクパックは無効です。インクパックを確認してください。」)を生成し、生成した確認画面を表示部290に表示させ(ステップS70)、処理を終了する。
他方で、フラグ情報が「有効」を示している場合(ステップS46でYes)、制御部250はインクカウンター値をリセット、即ち、インクカウンター値から「100%」を減算する(ステップS48)。この場合、インクカウンター値は負値となっても良い。
次に、制御部250は、認識カウンター値を初期化、即ち、認識カウンター値として「1」を設定する(ステップS50)。
次に、制御部250は、ID情報と、初期化した認識カウンター値と、を関連付けて履歴リストに記憶する(ステップS52)。
次に、制御部250は、RFタグ100の記憶部130に記憶されているフラグ情報を「有効」から「無効」に設定し(ステップS54)、処理を終了する。
また、ステップS60では、制御部250はフラグ情報を判定し、フラグ情報が「有効」を示している場合(ステップS60でYes)、制御部250はRFタグ100の記憶部130に記憶されているフラグ情報を「有効」から「無効」に設定し(ステップS62)、認識カウンター値は最大数、例えば、「4」に設定する(ステップS64)。この最大数は、インクパック310からインクを複数回に分けて補充する場合に許容する所定数を示している。この最大数は、予め決定された固定値であっても良く、また、ユーザーが操作部245等から設定する態様も想定できる。
次に、制御部250は、ID情報と、初期化した認識カウンター値と、を関連付けて履歴リストに記憶する(ステップS52)。
次に、制御部250は、RFタグ100の記憶部130に記憶されているフラグ情報を「有効」から「無効」に設定し(ステップS54)、処理を終了する。
また、ステップS60では、制御部250はフラグ情報を判定し、フラグ情報が「有効」を示している場合(ステップS60でYes)、制御部250はRFタグ100の記憶部130に記憶されているフラグ情報を「有効」から「無効」に設定し(ステップS62)、認識カウンター値は最大数、例えば、「4」に設定する(ステップS64)。この最大数は、インクパック310からインクを複数回に分けて補充する場合に許容する所定数を示している。この最大数は、予め決定された固定値であっても良く、また、ユーザーが操作部245等から設定する態様も想定できる。
続いて、制御部250は適切でないインクパック310であることをユーザーに確認させる確認画面(例えば、「インクを補充しようとしているインクパックは適切ではありません。インクパックを確認してください。」)を生成し、生成した確認画面を表示部290に表示させ(ステップS70)、処理を終了する。
他方で、ステップS60において、フラグ情報が「無効」を示している場合(No)、制御部250は認識カウンター値と最大数(「4」)とを比較し(ステップS66)、認識カウンター値が最大数以上である場合(Yes)、制御部250は適切でないインクパック310であることをユーザーに確認させる確認画面(例えば、「インクを補充しようとしているインクパックは適切ではありません。インクパックを確認してください。」)を生成し、生成した確認画面を表示部290に表示させ(ステップS70)、処理を終了する。
また、ステップS66において、認識カウンター値が最大数を超えていない場合(No)、制御部250は認識カウンター値を所定の単位数「1」増分し(ステップS68)、処理を終了する。この場合、インクタンク220のインクは、複数回に分割してインクタンク220に供給されることになる。
他方で、ステップS60において、フラグ情報が「無効」を示している場合(No)、制御部250は認識カウンター値と最大数(「4」)とを比較し(ステップS66)、認識カウンター値が最大数以上である場合(Yes)、制御部250は適切でないインクパック310であることをユーザーに確認させる確認画面(例えば、「インクを補充しようとしているインクパックは適切ではありません。インクパックを確認してください。」)を生成し、生成した確認画面を表示部290に表示させ(ステップS70)、処理を終了する。
また、ステップS66において、認識カウンター値が最大数を超えていない場合(No)、制御部250は認識カウンター値を所定の単位数「1」増分し(ステップS68)、処理を終了する。この場合、インクタンク220のインクは、複数回に分割してインクタンク220に供給されることになる。
以上述べた実施形態によれば、以下のような効果を奏する。
(1)インクパック310が有するRFタグ100に記憶されたフラグ情報、および印刷装置200が記憶するインクパック310のID情報と認識カウンター値に基づいて、インクタンク220にインクを補充するインクパック310が適切なものであるか、否かを判定し、適切でない場合にはユーザーに対してインクパック310の確認を要求するメッセージを表示する。従って、ユーザーが意図しないインクをインクタンク220に補充することを回避できる。更に、適切でないインクを補充して使用することにより生じ得る印刷装置200の故障等を回避できる。
(2)認識カウンター値は1を超える最大数を設定するため、同一のインクパック310からインクを複数回に分けて補充する場合であっても、メッセージは表示しないことから、ユーザーは戸惑うことなく、1つのインクパック310からインクを印刷装置200に複数回に分けて補充できる。
(1)インクパック310が有するRFタグ100に記憶されたフラグ情報、および印刷装置200が記憶するインクパック310のID情報と認識カウンター値に基づいて、インクタンク220にインクを補充するインクパック310が適切なものであるか、否かを判定し、適切でない場合にはユーザーに対してインクパック310の確認を要求するメッセージを表示する。従って、ユーザーが意図しないインクをインクタンク220に補充することを回避できる。更に、適切でないインクを補充して使用することにより生じ得る印刷装置200の故障等を回避できる。
(2)認識カウンター値は1を超える最大数を設定するため、同一のインクパック310からインクを複数回に分けて補充する場合であっても、メッセージは表示しないことから、ユーザーは戸惑うことなく、1つのインクパック310からインクを印刷装置200に複数回に分けて補充できる。
本発明の実施形態について、図面を参照して説明したが、具体的な構成は、この実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。例えば、RFタグ100は電波による無線通信には限定されない。例えば、音波や光を用いた通信であっても良い。また、インクは液体状には限定されず、ゲル状や紛体状であっても良い。また、ユーザーに対して注意を促すメッセージは、表示部290での表示に加えて、音声等を更に出力しても良い。また、通信を介して外部の装置等に通知しても良い。また、メッセージをインクパック310に表示させたり、インクパック310を振動させたりすることで、インクパック310を保持するユーザーに注意を促す態様も想定できる。
また、以上のような手法を実施する装置は、単独の装置によって実現される場合もあれば、複数の装置を組み合わせることによって実現される場合もあり、各種の態様を含むものである。
各実施形態における各構成及びそれらの組み合わせは一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換およびその他の変更が可能である。また、本発明は実施形態により限定されるものではなく、クレームの範囲によってのみ限定される。
また、以上のような手法を実施する装置は、単独の装置によって実現される場合もあれば、複数の装置を組み合わせることによって実現される場合もあり、各種の態様を含むものである。
各実施形態における各構成及びそれらの組み合わせは一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換およびその他の変更が可能である。また、本発明は実施形態により限定されるものではなく、クレームの範囲によってのみ限定される。
100…RFタグ、110…制御部、120…通信部、130…記憶部、200…印刷装置、210…処理部、215…印刷部、216…画像処理部、218…印刷機構部、220…インクタンク、220A…第1のインクタンク、220B…第2のインクタンク、220C…第3のインクタンク、220D…第4のインクタンク、230…アンテナ、240…蓋部、240A〜240D…蓋部、245…操作部、248…表示パネル、250…制御部、252…RFタグ情報取得部、254…RFタグ認証部、255…無効設定部、256…インクパック判定部、258…補充判定部、260…記憶部、265…インク検出部、270…通信部、280…インクタンク開閉検出部、290…表示部、310…インクパック、320…インク収容部。
Claims (5)
- 液体を収容した容器に貼付され、前記容器を識別する識別情報、および前記容器内の前記液体が使われたか、否かを示す使用情報を記憶する記憶媒体と通信可能な印刷装置であって、
前記容器から前記液体を供給可能に構成され、前記液体を貯蔵可能な貯蔵部と、
前記記憶媒体との通信により取得した前記識別情報を、取得した履歴に関連付けて履歴リストに記憶する記憶部と、
前記容器に貼付された前記記憶媒体と通信し、前記記憶媒体から取得した前記識別情報が前記履歴リストに記憶されているか、否かを判定し、前記識別情報が前記履歴リストに記憶されている場合であって、かつ、前記液体が使われていないことを前記記憶媒体から取得した前記使用情報が示す場合、前記容器に対する確認を要求する情報を生成する制御部と、を備えることを特徴とする印刷装置。 - 請求項1に記載の印刷装置において、
前記記憶部は、更に、前記記憶媒体から取得した前記使用情報に基づいて前記制御部が前記液体の使用状況を判定した判定回数を前記識別情報と関連付けて記憶し、
前記制御部は、前記記憶媒体から取得した前記識別情報が前記履歴リストに記憶されている場合であって、かつ、前記液体が使われたことを前記使用情報が示す場合、前記識別情報に関連付けられた前記判定回数を前記記憶部から取得し、前記判定回数が所定数以上である場合、前記容器に対する確認を要求する情報を生成することを特徴とする印刷装置。 - 請求項1に記載の印刷装置において、
前記制御部は、前記判定回数が前記所定数未満である場合、前記判定回数を増分することを特徴とする印刷装置。 - 請求項2乃至3のいずれかに記載の印刷装置において、
前記制御部は、前記記憶媒体から取得した前記識別情報が前記履歴リストに記憶されていない場合、前記識別情報を前記履歴リストに記憶させ、前記判定回数を初期化することを特徴とする印刷装置。 - 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の印刷装置において、
前記制御部は、前記記憶媒体から取得した前記識別情報が前記履歴リストに記憶されていない場合であって、かつ、前記液体が使われたことを前記使用情報が示す場合、前記容器に対する確認を要求する情報を生成することを特徴とする印刷装置。
Priority Applications (1)
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018171843A (ja) * | 2017-03-31 | 2018-11-08 | ブラザー工業株式会社 | 画像記録装置 |
JP2018171841A (ja) * | 2017-03-31 | 2018-11-08 | ブラザー工業株式会社 | 画像記録装置 |
EP3782818A1 (en) | 2019-08-14 | 2021-02-24 | Canon Kabushiki Kaisha | Liquid ejection apparatus |
WO2021132362A1 (ja) * | 2019-12-27 | 2021-07-01 | ローランドディー.ジー.株式会社 | インク供給システムおよびインクジェットプリンタ |
-
2014
- 2014-07-29 JP JP2014153667A patent/JP2016030386A/ja active Pending
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JP2021030461A (ja) * | 2019-08-14 | 2021-03-01 | キヤノン株式会社 | 液体吐出装置 |
US11358393B2 (en) | 2019-08-14 | 2022-06-14 | Canon Kabushiki Kaisha | Liquid ejection apparatus |
JP7408314B2 (ja) | 2019-08-14 | 2024-01-05 | キヤノン株式会社 | 液体吐出装置 |
WO2021132362A1 (ja) * | 2019-12-27 | 2021-07-01 | ローランドディー.ジー.株式会社 | インク供給システムおよびインクジェットプリンタ |
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