JP2016030089A - 撮影制御装置、撮影制御方法およびプログラム - Google Patents

撮影制御装置、撮影制御方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】放射線を適切に検出できない状態で放射線が照射されても放射線が被写体まで到達しないようにすることを目的とする。【解決手段】放射線発生部から照射される放射線を、前記放射線発生部と連携することなく放射線検出部が検出して行う撮影を制御する撮影制御装置であって、前記放射線検出部の状態に基づいて撮影可否を判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果に応じて、前記放射線発生部から放射される放射線の照射範囲を制御する制御手段と、を有することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、撮影制御装置、撮影制御方法およびプログラムに関する。
医療X線撮影においてTFTアクティブマトリクス基板上に蛍光体を配置し、X線を電荷信号として蓄積し、それをデジタル信号に変換してX線画像を提供するFPD(フラットパネルディテクタ)が実用化されている。
特許文献1には、キャリブレーションの際にFPDに照射されるX線の照射範囲が狭かった場合にX線の照射範囲を制御する制御装置が開示されている。
特許文献2には、被検体内に存在する所定の関心位置近傍の範囲にX線が照射されるようにコリメータ部を調整する医用画像診断装置が開示されている。
一般にFPDはフォトダイオードで光子を電子に変換するが、実際は光子がない場合に暗電荷が画素毎に異なる量で蓄積しているため、X線撮影前に絶えずTFTをオンにして暗電荷を排出するリセット動作を準備駆動として行っている。したがって、所定回数のリセット動作をしたり、所定時間が経過したりするまでX線画像を撮影するための準備時間が必要である。
特開2010−94369号公報 特開2013−22155号公報
FPDには、X線発生部との間でインターフェースを設けずX線発生部と連携することなくFPD側でX線の照射を検出し自動的に蓄積動作を開始するものが提案されている。このようなFPDに対して上述した準備時間中にX線が照射された場合、暗電荷にムラや残像が生じて画像にアーチファクトが発生したり、X線の誤検出が発生したりする虞がある。
本発明は、上述したような問題点に鑑みてなされたものであり、放射線発生部と連携することなく放射線検出部が放射線を検出する場合に、放射線を適切に検出できない状態で放射線が照射されても放射線が被写体まで到達しないようにすることを目的とする。
本発明の撮影制御装置は、放射線発生部から照射される放射線を、前記放射線発生部と連携することなく放射線検出部が検出して行う撮影を制御する撮影制御装置であって、前記放射線検出部の状態に基づいて撮影可否を判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果に応じて、前記放射線発生部から放射される放射線の照射範囲を制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、放射線を適切に検出できない状態で放射線が照射されても放射線が被写体まで到達しないようにすることができる。
撮影制御装置の構成を示す図である。 第1の実施形態の撮影制御装置の処理を示すフローチャートである。 撮影制御装置の各構成部の処理を示すタイミングチャートである。 撮影制御装置の各構成部のシーケンスを示す図である。 第2の実施形態の撮影制御装置の処理を示すフローチャートである。 検出方式の変更の一例を説明するための図である。
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。本実施形態では、放射線画像の撮影を制御する撮影制御装置として、X線画像撮影制御装置10を適用する場合について説明する。
(第1の実施形態)
X線画像撮影制御装置10は、被検者を透過したX線を検出することで撮影したX線画像をフィルムあるいはディスプレイに出力する。本実施形態のX線画像撮影制御装置10は、X線を適切に検出できない状態でX線が照射されたときに遮蔽手段がX線を遮蔽することでX線センサまで到達しないようにするものである。
図1は、X線画像撮影制御装置10の構成を示す図である。
X線画像撮影制御装置10は、X線発生装置100を備える。X線発生装置100はX線発生部101、コリメータ102、コリメータ制御部103を有している。
X線発生部101は、放射線発生部の一例であって、検者による曝射ボタンを介した操作に応じ、CPU115の制御に基づいてX線を被検者(被写体)Sに照射する。X線発生部101にはX線管球を用いることができる。
コリメータ102は、遮蔽手段の一例であって、X線発生部101から照射されたX線の照射範囲を絞ることで、X線の一部または全部を遮蔽する。コリメータ制御部103は、コリメータ102を駆動することでX線発生部101から照射されるX線の一部または全部を遮蔽して被写体に対する照射範囲を制御する。
X線画像撮影制御装置10は、X線センサ104、X線センサ制御部105、撮影可否信号出力部106、コリメータ指示出力部107、コリメータ照射範囲記憶部108を備える。また、コリメータプリセット部109、撮影可時プリセット部110、撮影不可時プリセット部111、X線自動検出部112、データ収集部113、画像処理部114、CPU115、記憶部116、操作部117、表示部118を備える。また、センサ照射範囲取得部119、X線自動検出方式変更部120等を備える。
X線センサ104は、放射線検出部の一例であって、X線発生部101から照射されて被検者Sを透過したX線の2次元の強度分布に応じた光電変換を行い、アナログ画像信号を取得する。
X線センサ制御部105は、X線センサ104の駆動を制御する。また、X線センサ制御部105は、X線センサ104による撮影の準備駆動を制御したり、X線センサ104に対して撮影可否の状態遷移を制御したりする。
ここで、本実施形態のX線センサ104は、X線発生部101との間でインターフェースが設けられていない。すなわち、X線センサ104は、X線発生部101と連携することなくX線を検出することで自動的に蓄積動作を開始する。
撮影可否信号出力部106は、X線センサ104の撮影可否の状態に応じ、X線センサ制御部105の制御に基づいて撮影可否信号を出力する。
コリメータ指示出力部107は出力された撮影可否信号に応じ、撮影可時プリセット部110または撮影不可時プリセット部111に設定された設定情報を読み出してコリメータ制御部103に出力する。
コリメータ照射範囲記憶部108は、撮影部位情報や年齢情報等に関連付けられたコリメータ照射範囲や、ユーザにより決定されたコリメータ照射範囲を記憶する。ここで、コリメータ照射範囲とは、コリメータ102が開口したときの開口範囲をいう。コリメータプリセット部109は、撮影可時プリセット部110および撮影不可時プリセット部111にコリメータ102の設定情報を設定する。具体的は、撮影可時プリセット部110にはコリメータ照射範囲記憶部108に記憶されたコリメータ照射範囲になるようなコリメータ102の設定情報が設定される。一方、撮影不可時プリセット部111にはコリメータ102が全閉状態になるようなコリメータ102の設定情報が予め設定される。
X線自動検出部112は、X線センサ104を介してX線を検出することに応じ、現在設定されている検出方式をX線センサ制御部105に出力する。
データ収集部113は、X線センサ104で取得されたアナログ画像信号をデジタル画像信号(画像データともいう)に変換する。データ収集部113は、CPU115の制御に基づいてバス121を介して各部にデジタル画像信号を供給する。
画像処理部114は、データ収集部113から供給されたデジタル画像信号に対して、オフセット補正や欠陥補正を行う。
CPU115は、検者による操作部117を介した操作に応じ、記憶部116に格納されたプログラムを実行することでX線画像撮影制御装置10全体を制御する。
記憶部116は、CPU115が実行するプログラムを格納したり、CPU115のワークメモリとしてデータを一時的に記憶したりする。
操作部117は、X線発生部101からX線の照射を指示する曝射ボタン、各種操作ボタンが含まれる。
表示部118は、データ収集部113から供給されたデジタル画像信号や、画像処理部114により処理されたデジタル画像信号を表示する。
センサ照射範囲取得部119は、X線センサ104の受光面に対する照射範囲(センサ照射範囲)を取得する。
X線自動検出方式変更部120は、センサ照射範囲取得部119により取得されたセンサ照射範囲に基づいてX線自動検出部112に設定されている検出方式を変更する。
図2は、X線画像撮影制御装置10の処理を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、X線画像撮影制御装置10が起動したときに開始され、記憶部116に格納されたプログラムをCPU115が実行することにより実現される。
ステップS201では、コリメータ制御部103は撮影不可時プリセット部111の設定情報に基づいてコリメータ102が全閉状態になるように制御する。
具体的には、X線センサ制御部105はX線センサ104が準備駆動している間、X線センサ104を撮影不可に状態遷移させると共に、撮影可否信号出力部106を介して撮影不可信号を出力する。コリメータ指示出力部107は撮影不可信号を受信することに応じて、撮影不可時プリセット部111に設定された設定情報、すなわち全閉状態の情報を読み出して出力する。コリメータ制御部103は全閉状態の情報を受信することに応じて、コリメータ102を全閉状態になるように駆動する。
なお、撮影不可時プリセット部111には全閉状態を設定する場合に限られず、コリメータ102の特定領域が開口されるような設定情報を設定してもよい。この場合、X線センサ制御部105は、X線センサ104を介して特定領域を通したX線の照射を検出することをトリガーとしてコリメータ制御部103が処理を開始する。
また、CPU115は撮影不可信号の出力に応じて、表示部118に撮影不可である旨を表示したり、音や光を用いて撮影不可である旨を出力したりする。X線センサ104が表示部を有する場合には、X線センサ制御部105はX線センサ104の表示部に撮影不可である旨を表示してもよい。
ステップS202では、検者は被検者Sの撮影準備を行う。具体的には、検者は被検者Sを実際にX線センサ104上に位置させる。なお、検者は操作部117を介して撮影部位情報や年齢情報等を入力するだけであってもよい。
ステップS203では、検者は被検者Sの撮影部位からコリメータ照射範囲を決定する。コリメータ照射範囲記憶部108は決定されたコリメータ照射範囲を記憶する。コリメータプリセット部109は記憶されたコリメータ照射範囲に基づいて撮影可時プリセット部110に設定情報を設定する。すなわち、コリメータプリセット部109は決定されたコリメータ照射範囲になるようにコリメータ102の設定情報を設定する。
なお、コリメータ照射範囲記憶部108には撮影部位情報や年齢情報等に関連付けてコリメータ照射範囲が記憶されている。したがって、ステップS202において撮影部位情報や年齢情報等が入力された場合には、コリメータプリセット部109は入力された情報に関連付けられたコリメータ照射範囲に基づいて撮影可時プリセット部110に設定情報を設定する。
コリメータプリセット部109が撮影可時プリセット部110に設定情報を設定した後、コリメータ制御部103は再びコリメータ102を全閉状態に駆動する。
ステップS204では、コリメータ制御部103はX線センサ104が撮影可に状態遷移するのを待機する。X線センサ104は準備駆動として撮影前に絶えずTFTをオンにして暗電荷を排出するリセット動作を行っている。X線センサ制御部105はX線センサ104が所定回数のリセット動作の終了を検出したり、リセット動作の開始から所定時間の経過を検出したりすることで、X線センサ104を撮影可に状態遷移させる。X線センサ制御部105は状態遷移に応じて撮影可否信号出力部106を介して撮影可信号を出力する。コリメータ制御部103は撮影可信号を受信することに応じて、X線センサ104が撮影可に状態遷移したことを判定する。なお、X線センサ104が準備駆動している時間帯を撮影不可の時間帯という。
ステップS205では、コリメータ制御部103はX線センサ104が撮影可に状態遷移したか否かを、上述したように撮影可信号を受信したか否かで判定する。この処理は、判定手段による処理の一例に対応する。判定結果に応じて撮影可に状態遷移した場合にはステップS206に進み、撮影可に状態遷移していない場合には撮影可への状態遷移を待機する。
なお、本実施形態では、X線センサ104とX線発生部101とが連携していないためにX線センサ104が撮影不可の状態であっても、検者による曝射ボタンを介した操作に応じてX線発生部101からX線が照射されてしまう。このような場合であっても、上述したステップS201においてコリメータ102は全閉状態に駆動されているのでX線を遮断して被写体Sまで到達しないようにすることができる。
ステップS206では、コリメータ制御部103は撮影可時プリセット部110に設定されている設定情報に基づいてコリメータ102を制御する。具体的には、コリメータ指示出力部107が撮影可信号を受信することにより、撮影可時プリセット部110に設定された設定情報を読み出して出力する。コリメータ制御部103は設定情報を受信することでステップS203において決定したコリメータ照射範囲になるようにコリメータ102を駆動する。
ステップS207では、X線発生部101は検者による曝射ボタンを介した操作に応じてX線をX線センサ104に向かって照射する。X線発生部101から照射されたX線はコリメータ102のコリメータ照射範囲を通じて被検者Sに照射される。X線自動検出部112はX線センサ104を介してX線を検出することに応じ、設定されている検出方式をX線センサ制御部105に出力する。X線センサ制御部105は受信した検出方式でX線センサ104による蓄積動作を開始させる。X線センサ制御部105はX線センサ104を介してX線の2次元の強度分布に応じた光電変換を行い、アナログ画像信号を取得することでX線を撮影する。
ステップS208では、コリメータ制御部103は撮影終了した後に撮影不可時プリセット部111の設定情報に基づいてコリメータ102が全閉状態になるように制御する。この処理は、ステップS201の処理と同様である。したがって、X線発生部101からX線が照射された場合であっても、コリメータ102によりX線を遮断して被写体Sまで到達しないようにすることができる。
次に、X線センサ制御部105、コリメータ制御部103およびX線発生部101の各処理について説明する。
図3は、X線センサ制御部、コリメータ制御部およびX線発生部のタイミングチャートである。図4は、X線センサ制御部、コリメータ制御部およびX線発生部のシーケンスを示す図である。
まず、X線画像撮影制御装置10の起動時には、X線センサ104は撮影不可の状態である。すなわち、図3のチャート301に示すように、X線センサ制御部105は撮影不可信号を出力する。このとき、X線発生部101からX線が照射されると、X線センサ104はX線を自動検出できない上に、準備駆動としてリセット動作を続けているために残像等のアーチファクトが生じる虞がある。
そのため、図3のチャート303に示すように、コリメータ制御部103は撮影不可時プリセット部111に設定された全閉状態の設定情報を受信し(図4のS401)、設定情報に基づいてコリメータ102を全閉状態に駆動する(図4のS402)。したがって、X線発生部101からX線が照射されても、X線センサ104にX線が到達しないためにアーチファクトの発生を防止することができる。
次に、検者は被検者SをX線センサ104上に位置させたり、操作部117を操作したりすることで撮影準備を行う。X線センサ制御部105はX線センサ104に撮影の準備駆動を開始させる(図4のS403)。X線センサ制御部105は、リセット動作の終了を検出して、X線センサ104を撮影可に状態遷移させる(図4のS404)。X線センサ104は、起動してから略10秒以内に状態遷移する。図3のチャート302に示すように、X線センサ制御部105は状態遷移に応じて撮影可信号を出力する(図4のS405)。
図3のチャート304に示すように、コリメータ制御部103は撮影可時プリセット部110に設定されている設定情報に基づいてコリメータ102を駆動する(図4のS406)。コリメータ制御部103はコリメータ102の駆動が完了すると駆動完了信号を出力する(図4のS407)。CPU115は駆動完了信号に応じて表示部118に撮影可である旨を表示したり、X線センサ制御部105はX線センサ104の表示部に撮影可である旨を表示したりする。
検者による照射ボタンを介して操作に応じて図3のチャート305に示すようにX線発生部101はX線を照射する(図4のS408)。なお、X線発生部101は、このタイミングに限られず、任意のタイミングでの検者による曝射ボタンを介した操作に応じてX線を照射可能である。
X線センサ制御部105は、X線センサ104による蓄積動作を開始させ、X線センサ104を介してX線の2次元の強度分布に応じた光電変換を行い、アナログ画像信号を取得することでX線を撮影する(図4のS409)。
X線センサ制御部105は撮影を終了すると撮影終了信号(あるいは撮影不可信号)を出力する(図4のS410)。コリメータ指示出力部107は撮影終了信号を受信することにより、撮影不可時プリセット部111に設定された全閉状態の設定情報を読み出して出力する。コリメータ制御部103は全閉状態の設定情報を受信することで、コリメータ102を全閉状態に駆動する。その後、X線センサ制御部105は次の撮影を待機する。
このように本実施形態によれば、X線センサ104が撮影不可の状態でX線発生部101からX線が照射されたとしてもコリメータ102によりX線の照射を遮蔽するためにX線が被写体Sまで到達しないようにすることができる。したがって、X線センサ104における残像等のアーチファクトを低減でき、被検者Sに対する不要なX線の照射を防止することができる。
(第2の実施形態)
本実施形態では、センサ照射範囲に基づいてX線自動検出方式変更部120がX線自動検出部112に設定されている検出方式を変更する場合について説明する。なお、X線自動検出部112の検出方式には画素を用いる方式、信号線を用いる方式、特定領域のみを用いる方式、検出レベル/閾値の少なくとも何れか一方を変更する方式等がある。
図5は、X線画像撮影制御装置の処理を示すフローチャートである。なお、ステップS501〜ステップS503、ステップS506〜ステップS510までの処理は第1の実施形態と同様であり、適宜その説明を省略する。
ステップS504では、センサ照射範囲取得部119はX線センサ104の受光面に対する照射範囲、すなわちセンサ照射範囲を取得する。センサ照射範囲取得部119は撮影可時プリセット部110の設定情報に基づくコリメータ102のコリメータ照射範囲、および、X線発生部101からX線センサ104までの距離L1とX線発生部101からコリメータ102までの距離L2との比からセンサ照射範囲を算出する。センサ照射範囲取得部119は距離L1および距離L2を予め記憶された記憶部116から取得したり、図示しない距離センサが測定することで取得したりすることができる。
なお、コリメータ102が可視光照射部を備えている場合、検者はX線センサ104に照射した可視光から照射範囲を読み取り、その照射範囲を操作部117を介して入力することで、センサ照射範囲取得部119がセンサ照射範囲を取得することができる。
ステップS505では、X線自動検出方式変更部120はセンサ照射範囲取得部119により取得されたセンサ照射範囲に基づいて、X線自動検出部112に設定されている検出方式を変更する。したがって、ステップS509において、X線自動検出部112はX線センサ104を介してX線を検出することに応じ、変更された検出方式をX線センサ制御部105に出力する。X線センサ制御部105は変更された検出方式でX線センサ104による蓄積動作を開始させる。
ここで、センサ照射範囲を予め取得することで、X線の検出方式を変更する上で利点がある。すなわち、X線を感度よく検出する場合には振動や外来ノイズ等による誤検出の虞がある。一方、X線の感度を鈍くして検出する場合にはX線が照射されてから検出するまでに時間遅れが発生して無駄になるX線が生じたり、検出できなかったX線によるアーチファクトが生じたりする虞がある。したがって、予め取得したセンサ照射範囲に基づいて検出方式を変更したり、検出レベル/閾値の少なくとも何れか一方を変更したりすることで、適切にX線を検出することができる。
図6は、センサ照射範囲に応じて閾値を変更する一例を示す図である。
ここでは、センサ照射範囲が大きい場合には閾値Aのように閾値が高くなるように変更し、センサ照射範囲が小さい場合には閾値Cのように閾値が低くなるように変更する。
すなわち、X線センサ104へのセンサ照射範囲が大きい場合は検出信号に対する閾値が高くても、X線自動検出部112は照射されたX線を十分に検出することができ、振動や外来ノイズ等による誤検出を防止することができる。
一方、X線センサ104へのセンサ照射範囲が小さい場合は検出信号に対する閾値を低くすることで、振動や外来ノイズ等による誤検出の可能性があるものの、照射されたX線を十分に早く検出することができる。
なお、センサ照射範囲に応じて変更する検出方式には、特定画素を先に読み出す方式と、信号線に流れる微小電流を検出する方式とを変更する場合も含まれる。
このように、本実施形態によれば、予めセンサ照射範囲を取得し、取得したセンサ照射範囲に応じてX線センサ104による検出方式を変更することでX線を最適に検出することができる。例えば、センサ照射範囲に応じて閾値を高くすることで誤検出を防止でき、閾値を小さくすることでX線を検出し易くすることができる。
(第3の実施形態)
第1および第2の実施形態では、遮蔽手段としてコリメータ102を用いる場合について説明したが、この場合に限られない。本実施形態では、コリメータ102とは別部材の遮蔽部材を用いる場合について説明する。
遮蔽部材は、X線発生部101と被検者Sとの間であってX線の照射経路に挿抜可能に配置され、コリメータ制御部103によって挿抜が制御される。具体的には、コリメータ制御部103は遮蔽部材をX線センサ104の撮影不可時にX線発生部101と被検者Sとの間に挿入することで、X線発生部101から照射されるX線を遮蔽する。
このように、本実施形態によれば、コリメータ102とは別部材の遮蔽部材を用いても上述した実施形態と同様に、X線センサ104が適切に検出できない状態でX線が照射されても被写体Sまで到達しないようにすることができる。
以上、本発明を種々の実施形態と共に説明したが、本発明はこれらの実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内で変更等が可能であり、上述した実施形態を適時組み合わせてもよい。
例えば、画像処理部114が画像処理により残像等のアーチファクトを低減できるようなX線撮影制御装置にでも適用することができる。
例えば、X線センサ104はFPDに限られず、X線発生部101と連携することなくX線が検出されることで自動的に蓄積動作を開始するX線センサに適用することができる。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。すなわち、上述した実施形態の機能を実現するプログラムを、ネットワークまたは各種記憶媒体を介してX線画像撮影制御装置10に供給し、X線画像撮影制御装置10のコンピュータ(CPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
101:X線発生部(放射線発生部) 102:コリメータ 103:コリメータ制御部 104:X線センサ(放射線検出部) 119:センサ照射範囲取得部 120:X線自動検出方式変更部

Claims (10)

  1. 放射線発生部から照射される放射線を、前記放射線発生部と連携することなく放射線検出部が検出して行う撮影を制御する撮影制御装置であって、
    前記放射線検出部の状態に基づいて撮影可否を判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定結果に応じて、前記放射線発生部から放射される放射線の照射範囲を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする撮影制御装置。
  2. 前記放射線発生部から照射される放射線を遮蔽する遮蔽手段を有し、
    前記制御手段は、前記遮蔽手段を駆動させることで前記放射線の照射範囲を制御することを特徴とする請求項1に記載の撮影制御装置。
  3. 前記判定手段により撮影不可と判定された場合、
    前記制御手段は、前記遮蔽手段を駆動させ、前記放射線発生部から照射される放射線を遮蔽することを特徴とする請求項2に記載の撮影制御装置。
  4. 前記遮蔽手段は、放射線の照射範囲を絞るコリメータ、または、放射線の照射経路に挿抜される遮蔽部材であることを特徴とする請求項2または3に記載の撮影制御装置。
  5. 前記放射線検出部に照射される放射線のセンサ照射範囲を予め取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得されたセンサ照射範囲に基づいて、前記放射線検出部により検出される放射線の検出方式を変更する変更手段と、
    を有することを特徴とする請求項1ないし4の何れか1項に記載の撮影制御装置。
  6. 前記変更手段は、
    前記取得手段により取得されたセンサ照射範囲に基づいて前記放射線検出部により検出される放射線の検出レベルおよび閾値の少なくとも何れか一方を変更することを特徴とする請求項5に記載の撮影制御装置。
  7. 前記変更手段は、
    前記取得手段により取得されたセンサ照射範囲が小さい場合には前記放射線検出部により検出される放射線の検出レベルまたは閾値をセンサ照射範囲が大きい場合に比べて小さくし、センサ照射範囲が大きい場合には前記放射線検出部により検出される放射線の検出レベルまたは閾値をセンサ照射範囲が小さい場合に比べて大きくするように変更することを特徴とする請求項6に記載の撮影制御装置。
  8. 前記変更手段は、
    前記放射線検出部により検出される放射線の検出方式を、特定画素を先に読み出す方式または信号線に流れる微小電流を検出する方式の何れかに変更することを特徴とする請求項5に記載の撮影制御装置。
  9. 放射線発生部から照射される放射線を、前記放射線発生部と連携することなく放射線検出部が検出して行う撮影を制御する撮影制御方法であって、
    前記放射線検出部の状態に基づいて撮影可否を判定する判定ステップと、
    前記判定ステップによる判定結果に応じて、前記放射線発生部から放射される放射線の照射範囲を制御する制御ステップと、
    を有することを特徴とする撮影制御方法。
  10. 放射線発生部から照射される放射線を、前記放射線発生部と連携することなく放射線検出部が検出して行う撮影を制御するためのプログラムであって、
    前記放射線検出部の状態に基づいて撮影可否を判定する判定ステップと、
    前記判定ステップによる判定結果に応じて、前記放射線発生部から放射される放射線の照射範囲を制御する制御ステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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