JP2016029788A - 通信装置、通信装置の制御方法、プログラム - Google Patents

通信装置、通信装置の制御方法、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 近接無線通信におけるデータの授受に失敗してハンドオーバーができない可能性があった。
【解決手段】 第一の通信を介して外部装置と接続するための、複数の通信パラメータを、前記第一の通信とは異なる第二の通信を介して、前記外部装置と共有する共有手段と、前記共有手段によって共有された前記複数の通信パラメータを用いて前記第一の通信を介して前記外部装置と接続する接続手段とを有し、前記共有手段は、前記複数の通信パラメータのうち、第一の通信パラメータを、第二の通信パラメータより優先して共有し、前記第一の通信パラメータは前記第一の通信を介して前記外部装置と共に同一のネットワークに参加するための情報であり、前記第二の通信パラメータは、前記第一の通信を介して、前記ネットワーク内の前記外部装置と通信するための情報であることを特徴とする通信装置。
【選択図】 図6

Description

本発明は、外部装置と無線通信によって接続することができる通信装置に関する。
近年、携帯電話と無線通信を介して接続し、画像データの授受が可能なデジタルカメラが知られてきている。また、この無線通信を介した接続のためにユーザが操作しなければならない手順の一部を省くために、無線通信を介して接続するための通信パラメータを、他の無線通信を用いて共有する技術(いわゆるハンドオーバー)が知られている。例えば特許文献1には、無線LAN(Local Area Network)を介して機器同士が接続するための通信パラメータを、NFC(Near Field Communication)を用いて機器間で共有することが開示されている。
特開2013−157736号公報
上述の特許文献1で開示されているNFCのような近接無線通信は、無線LANやBluetooth(登録商標)とは異なり、通信するためにデバイス同士を近接させるだけで通信できるというメリットがある。その一方で、近接無線通信は、ユーザがデバイス同士を近接した位置関係にすることで通信経路が維持される。そのため、ユーザのデバイスの持ち方や近接のための所作によっては、適切な位置関係が保たれない可能性がある。もし、データの授受の際中に適切な位置関係でなくなってしまい通信が切断された場合には、記録されるデータが破損することもある。この場合、データ破損により、ハンドオーバーに必要なデータを正しく読み出すことができなくなり、少なくとも近接させるという所作のみではハンドオーバーできなくなってしまう。
上述の特許文献では、上記のようなデータの授受に失敗する可能性について何ら考慮していない。
そこで、本発明は、近接無線通信におけるデータの授受に失敗してハンドオーバーできない可能性を低減することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の通信装置は、第一の通信を介して外部装置と接続するための、複数の通信パラメータを、前記第一の通信とは異なる第二の通信を介して、前記外部装置と共有する共有手段と、前記共有手段によって共有された前記複数の通信パラメータを用いて前記第一の通信を介して前記外部装置と接続する接続手段とを有し、前記共有手段は、前記複数の通信パラメータのうち、第一の通信パラメータよりも第二の通信パラメータを優先して共有し、前記第一の通信パラメータは前記第一の通信を介して前記外部装置と同じネットワークに参加するための情報であり、前記第二の通信パラメータは、前記第一の通信を介して、前記ネットワーク内の前記外部装置と通信するための情報であることを特徴とする。
本発明によれば、近接無線通信におけるデータの授受に失敗してハンドオーバーできない可能性を低減することができる。
第1の実施形態におけるデジタルカメラ100の構成を示すブロック図。 第1の実施形態における携帯電話200の構成を示すブロック図。 第1の実施形態における携帯電話200のソフトウェア構成図。 第1の実施形態におけるユースケースを説明するための図。 第1の実施形態における携帯電話200のフローチャート。 第1の実施形態におけるNDEFデータ構造の概念図。 第1の実施形態におけるデジタルカメラ100のフローチャート。 第1の実施形態における再タッチした場合の携帯電話200のフローチャート。
以下に、本発明を実施するための形態について、添付の図面を用いて詳細に説明する。
なお、以下に説明する実施の形態は、本発明の実現手段としての一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されてもよい。また、各実施の形態を適宜組み合せることも可能である。
[第1の実施形態]
<デジタルカメラの構成>
図1(a)は、本実施形態の通信装置の一例であるデジタルカメラ100の構成例を示すブロック図である。なお、ここでは通信装置の一例としてデジタルカメラについて述べるが、通信装置はこれに限られない。例えば通信装置は携帯型のメディアプレーヤや、いわゆるタブレットデバイス、パーソナルコンピュータなどの情報処理装置であってもよい。
制御部101は、入力された信号や、後述のプログラムに従ってデジタルカメラ100の各部を制御する。なお、制御部101が装置全体を制御する代わりに、複数のハードウェアが処理を分担することで、装置全体を制御してもよい。
撮像部102は、例えば、光学レンズユニットと絞り・ズーム・フォーカスなど制御する光学系と、光学レンズユニットを経て導入された光(映像)を電気的な映像信号に変換するための撮像素子などで構成される。撮像素子としては、一般的には、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)や、CCD(Charge Coupled Device)が利用される。撮像部102は、制御部101に制御されることにより、撮像部102に含まれるレンズで結像された被写体光を、撮像素子により電気信号に変換し、ノイズ低減処理などを行いデジタルデータを画像データとして出力する。本実施形態のデジタルカメラ100では、画像データは、DCF(Design Rule for Camera File System)の規格に従って、記録媒体110に記録される。
不揮発性メモリ103は、電気的に消去・記録可能な不揮発性のメモリであり、制御部101で実行される後述のプログラム等が格納される。
作業用メモリ104は、撮像部102で撮像された画像データを一時的に保持するバッファメモリや、表示部106の画像表示用メモリ、制御部101の作業領域等として使用される。
操作部105は、ユーザがデジタルカメラ100に対する指示をユーザから受け付けるために用いられる。操作部105は例えば、ユーザがデジタルカメラ100の電源のON/OFFを指示するための電源ボタンや、撮影を指示するためのレリーズスイッチ、画像データの再生を指示するための再生ボタンを含む。さらに、後述の接続部111を介して外部機器との通信を開始するための専用の接続ボタンなどの操作部材を含む。また、後述する表示部106に形成されるタッチパネルも操作部105に含まれる。なお、レリーズスイッチは、SW1およびSW2を有する。レリーズスイッチが、いわゆる半押し状態となることにより、SW1がONとなる。これにより、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の撮影準備を行うための指示を受け付ける。また、レリーズスイッチが、いわゆる全押し状態となることにより、SW2がONとなる。これにより、撮影を行うための指示を受け付ける。
表示部106は、撮影の際のビューファインダー画像の表示、撮影した画像データの表示、対話的な操作のための文字表示などを行う。なお、表示部106は必ずしもデジタルカメラ100が内蔵する必要はない。デジタルカメラ100は内部又は外部の表示部106と接続することができ、表示部106の表示を制御する表示制御機能を少なくとも有していればよい。
記録媒体110は、撮像部102から出力された画像データを記録することができる。記録媒体110は、デジタルカメラ100に着脱可能なよう構成してもよいし、デジタルカメラ100に内蔵されていてもよい。すなわち、デジタルカメラ100は少なくとも記録媒体110にアクセスする手段を有していればよい。
接続部111は、外部装置と接続するためのインターフェースである。本実施形態のデジタルカメラ100は、接続部111を介して、外部装置とデータのやりとりを行うことができる。例えば、撮像部102で生成した画像データを、接続部111を介して外部装置に送信することができる。なお、本実施形態では、接続部111は外部装置とIEEE802.11の規格に従った、いわゆる無線LANで通信するためのインターフェースを含む。制御部101は、接続部111を制御することで外部装置との無線通信を実現する。なお、通信方式は無線LANに限定されるものではなく、例えば赤外通信方式も含む。接続部111は第1の無線通信手段の一例である。
なお、本実施形態におけるデジタルカメラ100の接続部111は、インフラストラクチャモードにおけるアクセスポイントとして動作するAPモードと、インフラストラクチャモードにおけるクライアントとして動作するCLモードとを有している。そして、接続部111をCLモードで動作させることにより、本実施形態におけるデジタルカメラ100は、インフラストラクチャモードにおけるCL機器として動作することが可能である。デジタルカメラ100がCL機器として動作する場合、周辺のAP機器に接続することで、AP機器が形成するネットワークに参加することが可能である。
また、接続部111をAPモードで動作させることにより、本実施形態におけるデジタルカメラ100は、APの一種ではあるが、より機能が限定された簡易的なAP(以下、簡易AP)として動作することも可能である。デジタルカメラ100が簡易APとして動作すると、デジタルカメラ100は自身でビーコンの定期的な発信を開始し、ネットワークを形成する。デジタルカメラ100の周辺の装置は、デジタルカメラ100をAP機器と認識し、デジタルカメラ100が形成したネットワークに参加することが可能となる。
また、APモードとCLモードは、近接通信無線部112を介した近接無線通信を用いて携帯電話200によって書き込まれた情報を基に判断することで、切り替えることが可能である。
近接無線通信部112は、例えば、無線通信のためのアンテナ部と無線信号を処理するための変復調回路から構成される。近接無線通信部112は、変調した無線信号をアンテナから出力し、またアンテナで受信した無線信号を復調することで非接触近接無線通信を実現する。例えば、ISO/IEC 18092の規格(いわゆるNFC:Near Field Communication)に従った非接触近接無線通信を実現する。近接無線通信部112は通信を確立した上で、他のデバイスからデータ読み出し要求を受けると、近接無線通信部112内の不図示の不揮発性メモリに格納されているデータを出力する。また、近接無線通信部112内の不図示の不揮発性メモリには、他のデバイスとの通信のみならず、制御部101からもアクセス可能である。
以下の説明では、近接無線通信部112のことを、NFCタグとも記載する。なお、この不揮発性メモリに格納されているデータはNDEF(NFC Data Exchange Format)に準拠するものとして説明する。不揮発性メモリは、デジタルカメラ100が簡易APモードで生成するネットワークの通信パラメータ(SSIDやパスワード)や、デジタルカメラ100のIPアドレスなどのデータを格納している。本実施形態におけるNDEFの構成については後述する。なお、不揮発性メモリに格納されているデータはNDEFに限られるものではない。例えば、NFCフォーラムにて定義されているタグフォーマットに準拠した上でバイナリデータを用いて独自に定義し、格納してもよい。これらの情報は、デフォルト値またはランダムに生成された値が用いられ、少なくともデジタルカメラ100の電源がONとなった場合に、リセットされる。すなわち、制御部101は、電源がONとなった後に、現在のNDEFの状態に関わらず、デフォルト値またはランダムに生成された値をNDEFの構成に従ってメモリ内容を上書きする。
また、本実施形態のデジタルカメラ100においては、他のデバイスから近接無線通信部112の不揮発性メモリに書き込みが行われたタイミングで、APモードとCLモードのどちらで動作するかを判断し他デバイスとの無線LAN通信を確立させる。他デバイスとの無線LAN通信が確立すると、制御部101は、不揮発性メモリの近接無線通信に関するデータを書き込み前の状態に戻す。なお、セキュリティ性を考慮し、通信パラメータのパスワードを状態を戻す度に変更してもよい。なお、近接無線通信部112の不揮発性メモリの状態を戻すタイミングは、これに限定するものではない。例えば、無線LANのネットワークを生成する前に書き換えてもよい。このときパスワードを変更しておけば、少なくともその後に生成する無線LANのネットワークのパスワードがNFCを介して外部に漏れる可能性がなくなるため、よりセキュリティ性の高いシステムとなる。
後述する携帯電話200とは、近接無線通信部112と近接無線通信部212を近接させることにより通信を開始して接続される。なお、近接無線通信部112を用いて携帯電話200と接続させる場合、必ずしも近接無線通信部112と近接無線通信部212を接触させる必要はない。互いの近接無線通信部112と近接無線通信部212は、一定の距離だけ離れていても通信することができるため、互いの機器を接続するためには、近接無線通信可能な範囲まで近づければよい。以下の説明では、この近接無線通信可能な範囲まで近づけることを、近接させる、と記載する。
また、互いの近接無線通信部112と近接無線通信部212が近接無線通信不可能な範囲にあれば、通信は開始されない。また、デジタルカメラ100と携帯電話200が近接無線通信で接続されている状態から、互いの近接無線通信部112と近接無線通信部212が近接無線通信不可能な範囲に離れた状態になった場合は、通信は切断される。なお、近接無線通信部112が実現する非接触近接通信はNFCに限られるものではなく、他の無線通信を採用してもよい。例えば、近接無線通信部112が実現する非接触近接通信として、ISO/IEC 14443の規格に従った非接触近接通信を採用してもよい。
本実施形態では、接続部111により実現される通信の通信速度は、後述の近接無線通信部112により実現される通信の通信速度よりも速い。また、接続部111により実現される通信は、近接無線通信部112による通信よりも、通信可能な範囲が広い。その代わり、近接無線通信部112による通信では、通信可能な範囲の狭さにより通信相手を限定することができるため、接続部111により実現される通信で必要な暗号鍵の交換等の処理を必要としない。すなわち、接続部111を用いるよりも手軽に通信することができる。上記のようにデジタルカメラ100を動作させるためのプログラムは不揮発性メモリ103に保持されているものとする。
なお、本実施形態におけるデジタルカメラ100はAPの一種であるものの、CL機器から受信したデータをインターネットプロバイダなどに転送するゲートウェイ機能は有していない簡易APである。したがって、自機が形成したネットワークに参加している他の装置からデータを受信しても、それをインターネットなどのネットワークに転送することはできない。
次に、デジタルカメラ100の外観について説明する。図1(b)、図1(c)はデジタルカメラ100の外観の一例を示す図である。レリーズスイッチ105aや再生ボタン105b、方向キー105c、タッチパネル105dは、前述の操作部105に含まれる操作部材である。また、表示部106には、撮像部102による撮像の結果得られた画像が表示される。また、本実施形態のデジタルカメラ100は、カメラ筺体の側面に近接無線通信部112のアンテナ部分を有する。この近接無線通信部112同士を一定の距離に近づけることにより、他の機器と近接無線通信を確立することができる。これにより、ケーブル等を介さずに非接触で通信可能であると共に、ユーザの意図に沿って通信相手を限定することができる。
以上がデジタルカメラ100の説明である。
<携帯電話の構成>
図2は、本実施形態の情報処理装置の一例である携帯電話200の構成例を示すブロック図である。なお、ここでは情報処理装置の一例として携帯電話について述べるが、情報処理装置はこれに限られない。例えば情報処理装置は、無線機能付きのデジタルカメラ、タブレットデバイス、あるいはパーソナルコンピュータなどであってもよい。
制御部201は、入力された信号や、後述のプログラムに従って携帯電話200の各部を制御する。なお、制御部201が装置全体を制御する代わりに、複数のハードウェアが処理を分担することで、装置全体を制御してもよい。
撮像部202は、撮像部202に含まれるレンズで結像された被写体光を電気信号に変換し、ノイズ低減処理などを行いデジタルデータを画像データとして出力する。撮像した画像データはバッファメモリに蓄えられた後、制御部201にて所定の演算を行い、記録媒体210に記録される。
不揮発性メモリ203は、電気的に消去・記録可能な不揮発性のメモリである。不揮発性メモリ203には、制御部201が実行する基本的なソフトウェアであるOS(オペレーティングシステム)や、このOSと協働して応用的な機能を実現するアプリケーションが記録されている。また、本実施形態では、不揮発性メモリ203には、デジタルカメラ100と通信するためのアプリケーション(以下アプリ)が格納されている。
作業用メモリ204は、表示部206の画像表示用メモリや、制御部201の作業領域等として使用される。
操作部205は、携帯電話200に対する指示をユーザから受け付けるために用いられる。操作部205は例えば、ユーザが携帯電話200の電源のON/OFFを指示するための電源ボタンや、表示部206に形成されるタッチパネルなどの操作部材を含む。
表示部206は、画像データの表示、対話的な操作のための文字表示などを行う。なお、表示部206は必ずしも携帯電話200が備える必要はない。携帯電話200は表示部206と接続することができ、表示部206の表示を制御する表示制御機能を少なくとも有していればよい。
記録媒体210は、撮像部202から出力された画像データを記録することができる。記録媒体210は、携帯電話200に着脱可能なよう構成してもよいし、携帯電話200に内蔵されていてもよい。すなわち、携帯電話200は少なくとも記録媒体210にアクセスする手段を有していればよい。
接続部211は、外部装置と接続するためのインターフェースである。本実施形態の携帯電話200は、接続部211を介して、デジタルカメラ100とデータのやりとりを行うことができる。本実施形態では、接続部211はアンテナであり、制御部101は、アンテナを介して、デジタルカメラ100と接続することができる。なお、デジタルカメラ100との接続では、直接接続してもよいしアクセスポイントを介して接続してもよい。データを通信するためのプロトコルとしては、例えば無線LANを通じたPTP/IP(Picture Transfer Protocol over Internet Protocol)を用いることができる。なお、デジタルカメラ100との通信はこれに限られるものではない。例えば、接続部211は、赤外線通信モジュール、Bluewtooth(登録商標)通信モジュール、WirelessUSB等の無線通信モジュールを含むことができる。
近接無線通信部212は、他デバイスとの非接触近接無通信を実現するための通信ユニットである。近接無線通信部212は、無線通信のためのアンテナと無線信号を処理するための変復調回路や通信コントローラから構成される。近接無線通信部212は、変調した無線信号をアンテナから出力し、またアンテナで受信した無線信号を復調することで非接触近接通信を実現する。例えば、ISO/IEC 18092の規格(いわゆるNFC:Near Field Communication)に従った非接触近接通信を実現する。本実施形態では、近接無線通信部212は、NFCの規格で定義されているカードリーダモード、カードライタモードおよびP2Pモードで動作することが可能であり、主にInitiatorとしてふるまう。
公衆網接続部213は、公衆無線通信を行う際に用いられるインターフェースである。携帯電話200は、公衆網接続部213を介して、他の機器と通話することができる。この際、制御部201はマイク214およびスピーカ215を介して音声信号の入力と出力を行うことで、通話を実現する。本実施形態では、公衆網接続部213はアンテナであり、制御部101は、アンテナを介して、公衆網に接続することができる。なお、接続部211および公衆網接続部213は、一つのアンテナで兼用することも可能である。
以上が携帯電話200の説明である。
なお、本実施形態では、デジタルカメラ100の近接無線通信部112はTargetとしてふるまい、一方、携帯電話200の近接無線通信部212はInitiatorとしてふるまうものとして説明する。すなわち、携帯電話200の近接無線通信部212がキャリアを発信し、デジタルカメラ100の近接無線通信部112はこれによって生じる電力によって駆動する。デジタルカメラ100の近接無線通信部112はデジタルカメラ100本体からの電力供給が無くとも、携帯電話200の近接無線通信部212からのキャリアによって駆動することができる。なお、近接無線通信部112は、デジタルカメラ100の電源がONの状態ならば、デジタルカメラ100の電源からの電力供給を受けて動作することも可能である。また、各機器のTargetとInitiatorの関係は、逆でもよい。更に、デジタルカメラ100ではなく携帯電話200がアクセスポイントの機能を担ってもよい。あるいは、デジタルカメラ100とも携帯電話200とも別体のアクセスポイントが生成しているネットワークに、どちらかの機器が参加している状態で、他方が近接するような場合には、参加しているネットワークの通信パラメータを共有してもよい。
<携帯電話のソフトウェア構成>
続いて、第1の実施形態における携帯電話200のソフトウェア構成図について説明する。
図3は、携帯電話200のソフトウェア構成図である。携帯電話200の不揮発性メモリ203には、種々の固定データ及びファームウエアが記録されている。
記録媒体210には、制御部201が実行する基本ソフトウェアであるOS(Operating System)304と、制御部201が実行する応用ソフトウェアであるアプリが記録されている。また、応用ソフトウェアとして、デジタルカメラ100に接続して画像を取込む画像取込アプリ301が記録されている。(以下、アプリ301とも記述する)
ユーザが携帯電話200の操作部205に含まれる電源スイッチをオンにすると、携帯電話200の各部に電力が供給され、制御部201は、記録媒体210からOS304を読み出して作業用メモリ204に展開し、実行する。また、制御部201は、OS304とOS上にインストールされるアプリケーションとに従って、携帯電話200の各部を制御する。図3の以下の説明では、制御部201がアプリ(またはアプリの機能、あるいはOSやOSのサービス等)に従って所定の処理を実行することを、「アプリ(またはアプリの機能、あるいはOSやOSのサービス等)は所定の処理を行う」のように表現する。
OS304は、携帯電話200の各部を制御する機能を有するだけでなく、アプリに対して種々のサービスを提供する。本実施形態に特徴的な機能として、OS304は、NFCサービス305と無線LANサービス308を有する。
NFCサービス305は、NFC通信管理モジュール307によって、近接無線通信部212を用いたNFC通信を制御する。具体的には、近接無線通信部212を用いたNFC通信を介してデータを受信したり、画像取り込みアプリ301等からの要求に応じて、データを送信したりする。ここで受信されたデータは画像取込アプリ301等に提供される。
NFCタグ解析モジュール306は、受信されたデータの構造を判別、解析し、アプリに適切なデータ構造に変更する。これによりアプリが解釈できる形にデータを作り替えた上でアプリにデータを提供することができる。逆もまた同様である。
また、一般には、NFCの通信においてやり取りされるデータは、NDEF(NFC Data Exchange Format)のフォーマットに従う。故に、NFCタグ解析モジュール306は、受信したデータがNDEFに従ったフォーマットであるか否かを判別する機能を持つ。
無線LANサービス308は、無線LAN通信管理モジュール310により、以下の機能を担う。すなわち、無線LAN機能のオンオフ制御、周囲のネットワークの検索(スキャン)、ネットワークへの参加と、無線LANのデータ通信を制御する。また、無線LANを用いた通信で得られたデータのアプリへの提供、およびアプリからの要求に応じた無線LANを介したデータの送受信を制御する。更に、無線LAN情報記録309により、無線LAN通信のための通信パラメータの保存、破棄などを管理する処理を行う。なお、通信パラメータの保存、破棄については、アプリからの要求によってもコントロールされる。
画像取込アプリ301は、以下の二つの機能を持つ。一つは、近接無線通信によって受信した無線LANの通信パラメータを利用してデジタルカメラ100と無線LANを介して接続する機能である。もう一つは、デジタルカメラ100の記録媒体110の画像データを受信し、記録媒体210に保存する機能である。また、以下の各モジュールによってOS304と協働してサービスを実現する。
無線LANサービスの制御モジュール302は、無線LAN通信のための通信パラメータの保存処理、無線LANのオンオフ制御をOS304に命令する処理を行う。
NFCサービスの制御モジュール303は、NFC通信データを受信、前記受信したデータを解析し、無線LAN通信のための通信パラメータを抽出する処理を行う。また、デジタルカメラ100に対して、接続処理を進行するためのNFC通信データをOS304に送信命令する処理を行う。
<ユースケースの説明>
続いて、第1の実施形態におけるユースケースについて説明する。図4は、デジタルカメラ100と携帯電話200において、近接無線通信を利用して無線LAN通信を確立する手順を説明するための図である。以下、近接無線通信を利用して無線LAN通信を確立するための一連の処理を、無線LANハンドオーバー、と呼ぶ。
図4に示すように、ユーザは、無線LANハンドオーバーを開始させるために、デジタルカメラ100の近接無線通信部112と携帯電話200の近接無線通信部212とを近接させ、近接無線通信を開始する。
続いて、矢印400に示すように、携帯電話200は、近接無線通信部212を介して、デジタルカメラ100の近接無線通信部212から、無線LANの接続に必要な通信パラメータを含むNDEFデータを受信する。
続いて、矢印400の受信に対する応答として、矢印401に示すように、携帯電話200は近接無線通信部212を介して、NDEFデータの読み出しが完了したことを示す情報を含むNDEFデータをデジタルカメラ100へ送信する。ここでは、デジタルカメラ100と携帯電話200とでそれぞれ一意に識別するための識別値(UUID:Universally Unique Identifier)も交換される。これにより無線LAN通信を確立する前に、接続すべきデバイスであるかを相互に判断することが可能となっている。
最後に、デジタルカメラ100は、携帯電話200から送信された応答データをもとに、APモードになるか、もしくはCLモードとなるかを判断する。デジタルカメラ100がAPモードになる場合、402、403に示すように、デジタルカメラ100はAPを立ち上げ、矢印400で携帯電話200に送信した通信パラメータの一部を含むビーコンの発信を開始する。そして、このビーコンを受信した携帯電話200からの要求を受け、携帯電話200との無線LAN通信を完了する。
なお、NFCタグへのNDEFデータの書き込みは、例えばOSがAndroidならば、Androidによって提供されるAPIを用いることで、簡単に実装することができる。例えば、NFCタグへの書き込みには、どのようなサイズのデータをどのような領域に書き込むのかを指定したり、書き込んだ後にその領域の属性情報を更新したりしなければならない。しかし、APIを利用すれば、アプリは書き込みたいデータを指定するだけで済む。つまり、データのペイロード部分の取り扱いだけを意識すればよくなる。しかしながら、このAPIを利用する場合、所定の項目以外の項目をそのままにしておきつつ、所定の項目のみを書き変える、ということが難しい。読み出しを完了したという情報を書きむようアプリがOSに指示した場合、それ以外の情報が記録されていた領域(SSIDやパスワードが書き込まれていた領域)には何も記録されていないという情報がNDEFのヘッダに書き込まれることになる。つまり、削除されたことと同じ扱いになる。この場合、以下の点で不都合が生じる。すなわち、デジタルカメラ100がネットワークを生成する際には、NFCタグに記録されている通信パラメータを利用する。これにより、携帯電話200と通信パラメータを共有する。しかし、携帯電話200がNFCタグの情報を読み終えたことを書きこむことに伴って通信パラメータが削除されてしまった場合は、デジタルカメラ100は、ネットワークを生成する際に利用する通信パラメータを取得できない。このため、携帯電話200は、NFCタグの情報を読み終えたことに加えて、読みだしたばかりのNFCタグの情報を書き戻す。これにより、少なくとも通信パラメータが記録されている項目については、NFCタグの読み出し前と同じ状態にして、デジタルカメラ100が生成するネットワークの通信パラメータを得ることができるようにする。
以上が近接無線通信を用いた無線LANハンドオーバーの一連の流れである。これにより、無線LANのパラメータを入力する操作をユーザが行う必要なく、単に機器同士を近接させるだけで、簡単に無線LANの接続を確立することができる。
その一方で、近接無線通信は、無線LAN、およびBluetooth(登録商標)などの無線通信に比べ、通信を行うためにデバイス同士を近接させる位置関係や、近接した状態にする長さにある程度の精度が求められる。そのため、ユーザの所作によって通信過程で切断してしまう可能性がある。
前述したような無線LANハンドオーバーを行うユースケースでは、NDEFデータを受信する処理(400)の途中で切断してしまう場合、もしくはNDEFデータを送信する処理(401)の途中で切断してしまう場合が考えられる。
前者の場合は、再度近接するだけでハンドオーバーをやり直すことができるが、後者の場合は、送信処理(401)の途中で切断してしまうため、NDEFデータが中途半端に送信された状態となってしまう可能性がある。この場合、以下のような不都合が生じ得る。例えば、NFC Type3 Tagの通信仕様においてInitiatorからTargetへNDEFデータを送信する際には、アクセスを排他するためにTargetの不揮発性メモリにおけるNDEFヘッダの特定領域へ「書き込みフラグ」を立てる。このフラグは、NDEFデータの書き込みが完了する際に更新され、この更新を以てアクセスの排他が終了するように制御される。そして、書き込みが完了できなかった場合、すなわち送信途中でデータの書き込みが途切れた場合、この書き込みフラグが立ったままになってしまう場合が生じる。このフラグが立ったままの場合はアクセスが排他されているため、携帯電話200のOSはデータを取得することができない。また、デジタルカメラ100の制御部101がアクセスしようとしても、排他されていると認識して、情報を取り出すことはできない。このようになってしまった場合、ユーザが何度再近接させても、無線LANハンドオーバーを開始することができないという問題が生じる。この状態を脱するためには、一度、デジタルカメラ100の電源をOFFにし、再度ONにすることによって、近接無線通信部112のメモリの内容をリフレッシュする必要がある。
なお、近接無線通信における読み込み、書き込みは、対象となるデータを定められたデータサイズに区切り、複数回に分割することで通信を行っている。この区切るデータサイズは、NFCフォーラムで定義されているタグフォーマットによって、設定可能な値が決まっている。区切るデータサイズが大きいほど、1回の通信に時間がかかるため、上記の問題が生じやすくなる。
上記のように、NFCの通信経路の安定性はユーザの所作に影響を受ける。このため、NFCの通信におけるデータの授受に失敗し、無線LAN通信へのハンドオーバーがスムーズに進まない可能性があった。そこで、本実施形態では、NFCタグの内容を、接続に必須の情報(優先順位の高い情報)が先に授受されるような順番で記録する。これにより、読み出しや書き込みに失敗した場合の無線LAN通信へとハンドオーバーするまでのユーザの手間を低減する。以下、これを実現するための、各機器の動作について説明する。
<携帯電話の動作>
図5に、本実施形態における、携帯電話200のデジタルカメラ100に対する無線LANハンドオーバーのフローチャートを示す。本フローチャートの処理は、携帯電話200の制御部201が、OS304および画像取り込みアプリ301を、不揮発性メモリ203から読み出し、作業用メモリ204に展開、実行することで実現される。以下のフローチャートの説明では、説明を簡単にするため、OS304と画像取り込みアプリ301との制御の区別をせずに説明する。また、本フローチャートの処理は、携帯電話200の電源がONとなり、OS304の起動が完了したことに応じて開始される。
ステップS500では、制御部201が、近接無線通信部212でデジタルカメラ100と近接したかどうかを判断する。近接したと判断した場合は、ステップS501に進む。
ステップS501では、制御部201は近接無線通信部212で、近接したデジタルカメラ100の近接無線通信部112から、カメラに関するデータを受信する。受信するデータには、カメラの簡易AP機能が構築する無線LANネットワークの情報、デジタルカメラ100のIPアドレス、デジタルカメラ100の識別情報などが含まれている。
なお、本実施形態では、識別情報として、カメラのUUIDを使用するが、他に接続するためのネットワーク情報、カメラを特定するユーザ入力情報、カメラに搭載されているNFCチップの固有情報などを使用してもよい。
ステップS502では、制御部201が実行するOS304は、ステップS501で受信した、受信データに対してNFCタグ解析を行う。この解析では、NDEFのデータのヘッダ領域を参照し、NDEFに従った形式のデータであるか否かが判断される。この判断の結果、NDEFであると判断された場合、OS304は、「NDEF_DISCOVERED」という文字列、およびそれに関するデータをインテントに含んで、アプリケーションに渡す。アプリはこれを以てOSの判断結果を把握する。OS304が、受信したデータはNDEFであると判断した場合、処理はステップS503に進む。一方、OS304がNDEFではないと判断した場合は、制御部201は近接無線通信に失敗したと判断し、S507へ処理を進める。
まず、ステップS503に進む場合について説明する。
ステップS503では、制御部201は近接無線通信部112を介して、デジタルカメラ100へ送信するためのNDEFデータを作成する。ここで作成されるNDEFデータの概念図を図6に示す。図6におけるNDEFデータ600は3つのレコードから構成されている。第一レコード601は、デジタルカメラ100との通信に最低限必要なデータであり、ステップS501で受信したカメラの簡易AP機能が構築する無線LANネットワークの情報を格納する。第二レコードにはデジタルカメラ100のIPアドレス、携帯電話200のUUID、フレンドリネームなどを格納する。第三レコードにはその他情報を格納する。NDEFの仕様上、上位のレコードから順に書き込まれるため、データの優先順位としては、上位のレコード程高いことになる。
図5の説明に戻る。
次に、ステップS504では、制御部201がステップS503で作成したNDEFデータを、近接無線通信部212を介して、デジタルカメラ100の近接無線通信部112へ送信する。
ステップ505では、制御部201は、ステップS504のNDEFデータの送信が成功したか否かを判断する。具体的には、NDEFデータの書き込みが完了すると、この書き込みに対する応答がデジタルカメラ100の近接無線通信部212から返される。これを受けたことによって、携帯電話200からのNDEFデータの書き込みが正常に完了した(つまり書き込みが成功した)と判断する。本ステップでNDEFデータの書き込みが成功したと判断された場合、処理はステップS506に進む。本ステップでNDEFデータの書き込みが失敗したと判断された場合、処理はステップS508に進む。
ステップS506では、制御部201は接続部211を用いて、ステップS501で受信したネットワーク情報をもとに、デジタルカメラ100の無線LANネットワークへ接続する処理を開始する。本実施形態では、ステップS501で読み込んだデジタルカメラ100のIPアドレスを用いて接続を試みる。これにより、ネットワーク内にどのようなデバイスがいるかを把握するための手順(いわゆるディスカバリ)を省き、デジタルカメラ100に対してより高速な接続を実現する。
ステップS507では、携帯電話200は、デジタルカメラ100との通信を確立する。
一方、ステップS508に進んだ場合は、ステップS508で、制御部201は近接無線通信に失敗した旨をユーザに通知する。例えば「NFC通信に失敗しました。再度タッチして下さい」といったメッセージを表示部206に表示させ、ユーザに、NFCの通信が失敗したことを把握させると共に、ハンドオーバーのやり直しを促す。
以上が、本実施形態における、携帯電話200のデジタルカメラ100に対する無線LANハンドオーバーのフローチャートである。
<デジタルカメラの動作>
図7に、本実施形態における、デジタルカメラ100の携帯電話200に対する無線LANハンドオーバーのフローチャートを示す。
ステップS700で、近接無線通信部112は、携帯電話200の近接無線通信部212はと近接したかどうかを判断する。具体的には、携帯電話200の近接無線通信部212による磁界の変化によって生じる誘導起電力の変化を検知することで、近接を判断する。近接したと判断した場合はステップS701へ進む。
ステップS701で、近接無線通信部112は、カメラの識別情報、カメラの簡易AP機能が構築する無線LANネットワーク情報を携帯電話200へ送信する。なお、この際、データはNDEFの上位のレコードから順に送信される。そのため、デジタルカメラ100の制御部101は、予め優先順位の高いデータを上位のレコードに記録するよう制御する。すなわち上位のレコードには、デジタルカメラ100の簡易AP機能が構築する無線LANネットワークの情報を格納する。下位のレコードにはデジタルカメラ100のIPアドレスなどを格納する。すなわちSSIDやIPアドレスに注目すれば、携帯電話200から書き込まれるデータ(例えば図6のような)と同様のレコードが上位から順に読みだされることになる。これにより、例えば本ステップの途中でユーザが機器同士を離してしまい、通信が切断することでデータの読み出しが途切れてしまった場合でも、少なくとも無線LANネットワークの情報を読み出せる可能性を高めることができる。
ステップS702で、近接無線通信部112は、携帯電話200が作成したデータ(ステップS503で作成した優先度の高い順に記録されるNDEFデータ)を受信する。これに併せて、デジタルカメラ100は各部への電力供給を開始する。
ステップS703で、制御部101は、自機の簡易AP機能で無線LANネットワークを生成する。ここでは、ステップS702で受信したNDEFデータに含まれる通信パラメータを利用してネットワークを生成する。
ステップS704で、制御部101は、携帯電話200から接続要求を接続部111で受信したか否かを判断する。受信していない場合は、所定時間が経過するまで、接続要求を待つ。また、受信したと判断した場合は、制御部101は、接続要求の送信元の機器が、ステップS702で受信した情報が示す携帯電話であるか否かを確認する。接続要求の送信元の機器が、ステップS702で受信した情報が示す携帯電話であると確認できたならば、ステップS705へ進む。
ステップS705において、制御部101は、接続部111を介して携帯電話200と通信を確立する。
なお、本実施形態では、図6に示すように、3つのレコードに分割した例を用いて説明したが、これに限られるものではないことに留意する。例えば、1つのレコードに優先度順にデータを並べて格納してもよい。
以上が、本実施形態における、デジタルカメラ100の携帯電話200に対する無線LANハンドオーバーのフローチャートである。
<再タッチする場合の携帯電話の動作>
図5に示したように、デジタルカメラ100と携帯電話200において、無線LANハンドオーバーを試みた際に失敗し、再び無線LANハンドオーバーを試みる場合のフローチャートを図8に示す。
ステップS800〜ステップS802では、図5のステップS500〜ステップS502と同様の処理が実行される。
ステップS802にて、OS304が、受信データがNDEFに従った形式のデータであると判断した場合、処理はステップS803に進む。受信データがNDEFに従った形式のデータでないと判断した場合、処理はステップS807に進む。
ステップS803〜ステップS807では、図5のステップS503〜ステップS507と同様の処理が実行される。
一方、ステップS808では、OS304は、NDEFではないと判断したデータが、NFCフォーラムにて定義される既知のフォーマットに従った形式のデータであるか否かを判断する。NDEFではないが、NFCフォーラムにて定義される既知のフォーマットであると判断した場合、OS304は、「TECH_DISCOVERED」という文字列、およびそれに関するデータをインテントに含んで、アプリケーションに渡す。アプリはこれを以てOSの判断結果を把握する。
OS304が、受信したデータはNFCフォーラムにて定義される既知のフォーマットに従った形式のデータであると判断した場合、処理はステップS809に進む。一方、OS304がNFCフォーラムにて定義される既知のフォーマットに従った形式のデータでないと判断した場合は、処理はステップS818に進む。
まず、ステップS809に進んだ場合から説明する。
ステップS809では、制御部201は、デジタルカメラ100の近接無線通信部112のデータをバイナリデータで受信する。つまり、NDEFのヘッダ領域の情報がどのような情報かということを把握せずに、データ全体をそのまま取得する。ここで、例えばOS304がAndroidである場合には、Androidの標準APIの1つであるtransceiveという関数を利用すればよい。なお、このバイナリデータから必要なデータを取り込むためには、通常ヘッダを参照するだけで済む処理を、アプリ自らが行わなければならない。すなわち、必要なデータが記録されている領域がデータ内のどの領域であるのかを計算しなければならない。そのかわり、APIが自動的に読みださないようにしてしまう情報も取り込むことができる。
ステップS810では、制御部201は、ステップS809で読み込んだバイナリデータをもとに、NDEFデータが崩れているかどうかを判定する。具体的には、前述したように、制御部201がNDEFヘッダの特定の領域に書き込みフラグが立っていないかどうかを調べることで、判定する。制御部201が、NDEFデータは崩れていないと判定した場合は、ステップS812へ処理を進める。一方、制御部201が、NDEFデータは崩れていると判断した場合は、ステップS811へ処理を進める。
ステップS811では、制御部201は、接続に最低限必要なデータが存在するかを判断する。具体的には、制御部201は、ステップS809にて読み込んだバイナリデータの中に、デジタルカメラ100の簡易AP機能が構築する無線LANの通信パラメータ(SSID、パスワード)が存在するかを判断する。前述のように、図5のステップS503〜ステップS504にて、優先度の高い順にデータを書き戻している。それゆえ、本ステップで読みこんだバイナリデータには、優先度の高いデータが含まれている可能性が高い。制御部201が、無線LANの通信パラメータが存在すると判断した場合は、ステップS812へ処理を進める。
ステップS812ではステップS803、および図5のS503と同様の処理が実行される。
続くステップS813では、制御部201は、近接無線通信部212を介して、NDEFデータをデジタルカメラ100の近接無線通信部112に送信する。このとき、ステップS802でデジタルカメラ100から読み出したデータのNDEFヘッダにはアクセス排他のフラグが立てられている。すなわち、デジタルカメラ100の近接無線通信部112のメモリに記録されているデータは、アクセス排他のフラグが立っている状態である。そのため、図5のステップS504や図8のステップS804と同様にデータをNDEFデータとして扱おうとすると、アクセスが排他されている状態のため書き込めない、という結果になる。そこでステップS813では、ステップS808と同様にデータをNDEFデータではなくバイナリデータとして扱う。アプリは、OSにtransceiveという関数を利用してバイナリデータを適切な領域に書き込むよう指示する。なお、このバイナリデータの内容は、図6で説明したNDEFデータの形式になっているものとする。この結果、デジタルカメラ100の近接無線通信部112のメモリには、アクセス排他のフラグが下りた状態のNDEFデータが書き込まれることになる。つまり、アクセスが可能な状態に戻すことができる。
続くステップS814では、制御部201は、データの送信が成功したか否かを判断する。具体的には、図5のステップS505や図8のステップS805と同様に、データの送信に対するデジタルカメラ100からの応答を受信したことに基づいて、送信が成功したと判断する。ここで制御部201が、データの送信が成功したと判断した場合、処理はステップS815に進む。制御部201が、データの送信が失敗したと判断した場合、処理はステップS818に進む。ステップS818の処理については後述する。
次に、ステップS815では、制御部201は、ステップS808で読みだしたバイナリデータの中にIPアドレスが存在するかを判断する。制御部201が存在すると判断した場合は、前述したように、IPアドレスを用いて接続を試みることで、デジタルカメラ100に対してより高速な接続が可能であるため、ステップS806へ処理を進める。一方、制御部201が、バイナリデータの中にIPアドレスが存在しないと判断した場合は、ステップS816に処理を進める。
ステップS816では、制御部201は、ステップS801で読み込んだ、カメラの簡易AP機能が構築する無線LANネットワークの情報を用いて、ディスカバリを省略せずに、デジタルカメラ100へ接続を試みる。その後、処理はステップS807に進む。
一方、ステップS811にて制御部201が、バイナリデータの中に、デジタルカメラ100の簡易AP機能が構築する無線LANネットワーク情報が存在しないと判断した場合は、ステップS817へ処理を進める。この場合は、デジタルカメラ100が生成するネットワークに参加するための情報を書きこむタイミングでNFCの通信が失敗したことになる。それゆえ、ステップS817で制御部201は、デジタルカメラ100の電源を入れなおして再度近接させることを促すようユーザに通知する。例えば、「接続に失敗しました。デジタルカメラの電源を入れ直して再タッチして下さい」といったメッセージを表示部206に表示する。
また、ステップS808にてOS304がNFCフォーラムにて定義される既知のフォーマットに従った形式のデータでないと判断した場合としては、以下の場合が考えられる。すなわち、データの受信途中で機器同士が離れてしまったり、近接させる位置がずれてしまったりすることで通信経路が途絶えて、データが途中までしか読みだせなかった場合である。この場合、処理はステップS818に進む。
ステップS818では、制御部201は、近接無線通信に失敗した旨をユーザに通知すると共に、ハンドオーバーのやり直しを促す。この時の通知は、ステップS817での通知とは異なり、例えば「接続に失敗しました。デジタルカメラに再タッチして下さい」といったメッセージを表示部206に表示する。ここではデジタルカメラ100の電源のON/OFFは求められない。なぜなら、この場合は、単に読み取りミスの可能性が高いためである。なお、NFCタグの内容は、第三者のアプリからでも書き換えることは可能である。それゆえ、デジタルカメラ100のNFCタグに認識できない形式のデータが書き込まれる可能性もゼロではない。これをケアするために、ステップS818でも、ステップS817と同様に、デジタルカメラ100の電源のON/OFFを促し、NFCタグのリフレッシュを促してもよい。
以上が、本実施形態における、再タッチした場合の携帯電話200のデジタルカメラ100に対する無線LANハンドオーバーのフローチャートである。なお、本実施形態では、説明のために1回目のハンドオーバーを図5で説明し、それに失敗した場合に再度ハンドオーバーをやり直すことを図8で説明した。これについては、1回目か、2回目かで処理を区別する必要はなく、常に図8の処理が実行されるようにすれば十分である。
以上のように、本実施形態では、携帯電話200にてデジタルカメラ100から読み出したデータを書き戻す際に、優先順位に従った順番でデータを書き戻すようにした。これにより、仮に書き戻しの際に失敗した場合に、再度のタッチでハンドオーバーする可能性を高めることができる。また、書き戻しで失敗した場合にアクセスが排他されたままの状態になったとしても、NDEFデータをバイナリデータとして扱うことにより、再度のタッチでハンドオーバーすることができる。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。

Claims (20)

  1. 第一の通信を介して外部装置と接続するための、複数の通信パラメータを、前記第一の通信とは異なる第二の通信を介して、前記外部装置と共有する共有手段と、
    前記共有手段によって共有された前記複数の通信パラメータを用いて前記第一の通信を介して前記外部装置と接続する接続手段とを有し、
    前記共有手段は、前記複数の通信パラメータのうち、第一の通信パラメータを、第二の通信パラメータより優先して共有し、
    前記第一の通信パラメータは前記第一の通信を介して前記外部装置と共に同一のネットワークに参加するための情報であり、
    前記第二の通信パラメータは、前記第一の通信を介して、前記ネットワーク内の前記外部装置と通信するための情報であることを特徴とする通信装置。
  2. 前記共有手段は、前記外部装置にデータを要求し、該要求に応じて前記外部装置が送信する前記複数の通信パラメータを受信することで、前記複数の通信パラメータを前記外部装置と共有することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記共有手段は、前記外部装置から受信した前記複数の通信パラメータを前記外部装置の共有手段に書き戻すことで、前記複数の通信パラメータを前記外部装置と共有することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  4. 前記共有手段は、前記外部装置からのデータの要求に応じて、前記複数の通信パラメータを前記外部装置に送信することで、前記複数の通信パラメータを前記外部装置と共有することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  5. 前記共有手段は、前記外部装置に送信した前記複数の通信パラメータを前記外部装置の共有手段から書き戻されることで、前記複数の通信パラメータを前記外部装置と共有することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  6. 前記接続手段を介した前記外部装置との通信を制御する制御手段を更に有し、
    前記共有手段は記録領域を有し、
    前記記録領域は前記制御手段および前記外部装置の両方からアクセス可能であり、かつデータを複数のレコードに分けた構成で記録し、
    前記共有手段は、前記レコードのうち、第一のレコードを第二のレコードよりも先に送信し、
    前記制御手段は、前記第一の通信パラメータを第一のレコードに記録し、前記第二の通信パラメータを第二のレコードに記録するよう制御することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  7. 前記共有手段は、前記外部装置からの要求に応じて、前記レコードのうち、第一のレコードを第二のレコードよりも先に送信することを特徴とする請求項6に記載の通信装置。
  8. 前記共有手段は、前記複数の通信パラメータを、前記外部装置の共有手段の記録領域に、該記録領域の記録フォーマットに対応するデータ構造で記録し、
    前記記録領域は複数のレコードに分けた構造でデータを記録し、
    前記共有手段は、前記レコードのうち、第一のレコードを第二のレコードよりも先に前記外部装置の共有手段の記録領域に記録し、
    前記第一のレコードは前記第一の通信パラメータを含み、前記第二のレコードは前記第二の通信パラメータを含むことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  9. 前記共有手段は、前記第一の通信パラメータおよび前記第二の通信パラメータを、前記外部装置の共有手段の記録領域から読み出し、
    前記共有手段は、前記読み出した第一の通信パラメータを含む前記第一のレコードを、前記読み出した第二の通信パラメータを含む前記第二のレコードよりも先に前記外部装置の共有手段の記録領域に記録することを特徴とする請求項8に記載の通信装置。
  10. 前記接続手段は、前記第二の通信パラメータを用いて前記ネットワークを生成することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の通信装置。
  11. 前記接続手段は、前記外部装置および前記通信装置とは別体の中継装置が生成するネットワークに参加し、
    前記共有手段は、前記中継装置が生成するネットワークの通信パラメータを、前記第二の通信パラメータとして前記外部装置と共有することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の通信装置。
  12. 前記共有手段は、前記外部装置から供給された電力を用いて前記外部装置と前記複数の通信パラメータを共有することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  13. 撮像手段と、
    前記第一の通信を介して、前記撮像手段により得られる画像データを前記外部装置と共有する手段を更に有する請求項1乃至12のいずれか1項に記載の通信装置。
  14. 前記第一の通信は、無線LAN、Bluetooth(登録商標)、のうちいずれか一つを含み、
    前記第二の通信はRFID、NFCのうちいずれか一つを含むことを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の通信装置。
  15. 外部装置と通信することができる通信装置であって、
    前記通信装置を制御する制御手段と、
    前記制御手段および前記外部装置からアクセス可能な記録領域を有し、かつ前記記録領域に記録されている複数の通信パラメータを近距離無線通信を介して前記外部装置と共有する、近距離無線通信手段と、
    前記近距離無線通信手段によって共有された前記複数の通信パラメータを用いて所定の通信を介して前記外部装置との接続を確立する無線通信手段とを有し、
    前記近距離無線通信手段は、前記外部装置からリードリクエストを受けたことに応じて、前記記録領域に記録されている前記複数の通信パラメータのうち第一の通信パラメータを第二の通信パラメータよりも優先して前記外部装置に送信するよう制御し、
    前記第一の通信パラメータは前記無線通信手段を介して前記外部装置と同じネットワークに参加するための情報であり、前記第二の通信パラメータは、前記無線通信手段を介して、前記ネットワーク内の前記外部装置と通信するための情報であることを特徴とする通信装置。
  16. 外部装置と通信することができる通信装置であって、
    前記通信装置を制御する制御手段と、
    前記制御手段および前記外部装置からアクセス可能であり、複数の通信パラメータをNDEFに従った構造で記録する記録領域を有する近距離無線通信タグと、
    所定の通信を介して前記外部装置との接続を確立する無線通信手段と、
    前記制御手段は、前記複数の通信パラメータのうち第一の通信パラメータを、第二の通信パラメータよりも上位のレコードに記録するよう制御し、
    前記第一の通信パラメータは前記無線通信手段を介して前記外部装置と共に同一のネットワークに参加するための情報であり、前記第二の通信パラメータは、前記無線通信手段を介して、前記ネットワーク内の前記外部装置と通信するための情報であることを特徴とする通信装置。
  17. 複数の通信パラメータを外部装置の近距離無線通信タグに書き込む書き込み手段と、
    前記複数の通信パラメータのうち少なくとも一部を用いて、所定の通信を介して前記外部装置との接続を確立する無線通信手段とを有し、
    前記書き込み手段は、前記複数の通信パラメータのうち第一の通信パラメータを、第二の通信パラメータよりも先に前記近距離無線通信タグに記録するよう制御し、
    前記第一の通信パラメータは前記無線通信手段を介して前記外部装置と共に同一のネットワークに参加するための情報であり、前記第二の通信パラメータは、前記無線通信手段を介して、前記ネットワーク内の前記外部装置と通信するための情報であることを特徴とする通信装置。
  18. 前記外部装置の近距離無線通信タグは、前記外部装置の制御手段からもアクセス可能であり、
    前記距離無線通信タグへの前記書き込み手段からの前記複数の通信パラメータの書き込みの開始に伴い、前記外部装置の制御手段からの前記近距離無線通信タグへのアクセスの排他が開始されることを特徴とする請求項17に記載の通信装置。
  19. 通信装置の制御方法であって、
    第一の通信を介して外部装置と接続するための、複数の通信パラメータを、前記第一の通信とは異なる第二の通信を介して、前記外部装置と共有し、
    前記共有された前記複数の通信パラメータを用いて前記第一の通信を介して前記外部装置と接続し、
    前記複数の通信パラメータのうち、第一の通信パラメータは第二の通信パラメータよりも優先して共有され、
    前記第一の通信パラメータは前記第一の通信を介して前記外部装置と共に同一のネットワークに参加するための情報であり、
    前記第二の通信パラメータは、前記第一の通信を介して、前記ネットワーク内の前記外部装置と通信するための情報であることを特徴とする通信装置の制御方法。
  20. コンピュータを、請求項1乃至14のいずれか1項に記載の通信装置の各手段として機能させるための、コンピュータが読み取り可能なプログラム。
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