JP2016029453A - プロジェクター - Google Patents

プロジェクター Download PDF

Info

Publication number
JP2016029453A
JP2016029453A JP2015010062A JP2015010062A JP2016029453A JP 2016029453 A JP2016029453 A JP 2016029453A JP 2015010062 A JP2015010062 A JP 2015010062A JP 2015010062 A JP2015010062 A JP 2015010062A JP 2016029453 A JP2016029453 A JP 2016029453A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
lens barrel
support member
light shielding
projector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015010062A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6476902B2 (ja
Inventor
孝尚 榎島
Takahisa Enoshima
孝尚 榎島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2015010062A priority Critical patent/JP6476902B2/ja
Priority to CN201520477204.4U priority patent/CN204790282U/zh
Priority to US14/792,550 priority patent/US9726964B2/en
Publication of JP2016029453A publication Critical patent/JP2016029453A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6476902B2 publication Critical patent/JP6476902B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B21/00Projectors or projection-type viewers; Accessories therefor
    • G03B21/14Details
    • G03B21/145Housing details, e.g. position adjustments thereof
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/028Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with means for compensating for changes in temperature or for controlling the temperature; thermal stabilisation
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B21/00Projectors or projection-type viewers; Accessories therefor
    • G03B21/005Projectors using an electronic spatial light modulator but not peculiar thereto
    • G03B21/006Projectors using an electronic spatial light modulator but not peculiar thereto using LCD's

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Projection Apparatus (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)

Abstract

【課題】投射レンズの変位を抑制できるプロジェクターを提供する。
【解決手段】プロジェクターは、画像を形成する画像形成装置450と、形成された画像を投射する投射レンズ461を内部に収納する鏡筒462と、鏡筒462とは別部材として構成され、画像形成装置450と鏡筒462との間に位置し、当該鏡筒462に入射される光を遮蔽する遮光部74と、を備える。
【選択図】図6

Description

本発明は、プロジェクターに関する。
従来、光源装置と、当該光源装置から出射された複数の色光をそれぞれ個別に変調する複数の液晶パネルと、当該複数の液晶パネルにより変調された光を合成して画像を形成するクロスダイクロイックプリズムと、形成された画像をスクリーン等の被投射面に拡大投射する投射光学装置と、を備えたプロジェクターが知られている。このようなプロジェクターとして、各光入射面に上記複数の液晶パネルが固定されたクロスダイクロイックプリズムが、支持部材により、投射光学装置と一体化される構成が知られている。
ところで、投射光学装置は、温度特性を有し、温度変化によって僅かにピント位置が変化するという問題がある。これに対し、プリズムを支持する支持部材と、投射光学装置を保持する保持部材との間に、伸縮部材を配置したプロジェクターが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載のプロジェクターでは、例えば温度上昇に伴って、投射光学装置のバックフォーカス量(焦点距離)が短くなった場合に、伸縮部材が伸縮して、投射光学装置に僅かに近接する方向に上記液晶パネル及びクロスダイクロイックプリズムを移動させる。これにより、温度変化に関わらず、投射光学装置のバックフォーカス位置に液晶パネルを位置させることができ、フォーカスずれの発生を抑制できる。
特開2010−256394号公報
ここで、プロジェクターは、光源装置から出射された光の光路を変更する複数の反射ミラーや、入射される光を遮蔽して画像形成に利用される光量を調整する調光装置等の複数の光学部品を有する場合がある。このようなプロジェクター内には、画像形成に利用されない迷光が生じやすい。このような迷光は、投射光学装置に入射される可能性がある。
一方、投射光学装置は、複数のレンズと、当該複数のレンズを内部に収納する鏡筒とを有する組レンズとして構成されることが多い。また、このような鏡筒は、加工のし易さ、及び、軽量化を考慮して、合成樹脂により形成されることが多い。
このような合成樹脂製の鏡筒に光が入射されると、当該鏡筒が加熱されて熱膨張により歪む場合がある。この場合、鏡筒内に配置された投射レンズの位置が僅かに変化し、投射される画像にフォーカスずれが発生するという問題がある。
本発明は、投射レンズの変位を抑制できるプロジェクターを提供することを目的の1つとする。
本発明の一態様に係るプロジェクターは、画像を形成する画像形成装置と、形成された前記画像を投射する投射レンズを内部に収納する鏡筒と、前記鏡筒とは別部材として構成され、前記画像形成装置と前記鏡筒との間に位置し、前記鏡筒に入射される光を遮蔽する遮光部と、を備えることを特徴とする。
なお、投射レンズは、投射される画像のフォーカス位置を調整するフォーカスレンズや、投射される画像の画角を調整するズームレンズ等を含む複数のレンズを例示できる。
上記一態様によれば、画像形成装置と鏡筒との間に配置される遮光部により、画像形成装置側から鏡筒に入射される光を遮蔽できる。これによれば、上記迷光が生じる場合でも、当該迷光が鏡筒に入射されることを抑制できる。
また、遮光部は、鏡筒とは別部材として構成されている。これによれば、光が入射されることによって遮光部が加熱される場合でも、当該遮光部にて生じた熱を、鏡筒に伝達しにくくすることができる。
従って、迷光が入射されることによって鏡筒に歪みが生じることを抑制でき、上記投射レンズの変位を抑制できる。また、これにより、投射される画像にフォーカスずれが発生することを抑制できる他、上記投射レンズによる画像の投射位置が変更されてしまうことを抑制できる。
上記一態様では、前記画像形成装置と前記鏡筒とを一体的に支持する支持部材を備え、前記遮光部は、前記支持部材に設けられていることが好ましい。
上記一態様によれば、遮光部が支持部材に設けられていることから、確実に遮光部を鏡筒とは別部材として構成できる。これによれば、遮光部にて生じた熱を鏡筒に伝達しづらくすることができる。従って、鏡筒の歪みの発生及び上記投射レンズの変位を確実に抑制できる。
上記一態様では、前記画像形成装置は、それぞれ入射される光を変調する複数の光変調装置と、前記複数の光変調装置のそれぞれにより変調された光を合成して、前記画像を形成する合成光学装置と、を有し、前記支持部材は、前記鏡筒を支持する鏡筒支持部材と、前記合成光学装置を支持し、前記鏡筒支持部材に取り付けられる装置支持部材と、を有し、前記遮光部は、前記装置支持部材に設けられていることが好ましい。
なお、光変調装置としては、液晶パネルを例示できる。また、合成光学装置としては、上記複数の光変調装置から光が入射される複数の光入射面を有し、当該複数の光入射面を介して入射される光が内部を透過する過程で、当該光が合成されるクロスダイクロイックプリズムを例示できる。
ここで、遮光部を鏡筒支持部材に設ける場合には、鏡筒支持部材から画像形成装置側に延出させて、当該画像形成装置と鏡筒との間に配置する必要がある。このような場合、当該遮光部が合成光学装置や装置支持部材等の他の部材と干渉する可能性がある。
これに対し、上記一態様では、上記遮光部が、装置支持部材に設けられている。これにより、他の部材に干渉することなく、画像形成装置と鏡筒との間に遮光部を容易に配置できる。また、画像形成装置と鏡筒との間の寸法を拡大することなく、これらの間に遮光部を配置できるので、プロジェクターの大型化を抑制できる。
上記一態様では、前記遮光部は、当該遮光部に対する前記画像形成装置側から見て、前記鏡筒の少なくとも一部の外縁形状に沿う円弧状に形成されていることが好ましい。
上記一態様によれば、遮光部が、鏡筒の少なくとも一部の外縁形状に沿う円弧状に形成されている。これによれば、遮光部によって投射レンズに入射される光が遮られることがない。従って、投射レンズに入射される光、すなわち、遮光部により、画像を形成する光が遮蔽されることなく、鏡筒に入射される光を遮蔽できる。
上記一態様では、前記遮光部は、前記投射レンズによる前記画像の投射方向に進むに従って前記鏡筒の中心軸に近接する方向に突出するように傾斜する傾斜面を有することが好ましい。
ここで、遮光部に入射された光が、当該遮光部にて反射されて投射レンズに入射されると、当該光も投射レンズにより投射されてしまうことから、投射される画像が劣化する可能性がある。
これに対し、遮光部が上記傾斜面を有することにより、当該傾斜面に画像形成装置側から入射される光を、当該画像形成装置側に反射させることができる。従って、遮光部に入射される光が投射レンズに入射されて投射されることを抑制できるので、投射される画像の劣化を抑制できる。
本発明の第1実施形態に係るプロジェクターの外観を示す斜視図。 上記第1実施形態における光学装置の構成を示す模式図。 上記第1実施形態における画像形成装置を示す斜視図。 上記第1実施形態における支持部材を光出射側から見た斜視図。 上記第1実施形態における支持部材を光入射側から見た斜視図。 上記第1実施形態における鏡筒支持部材及び装置支持部材を示す断面図。 上記第1実施形態における装置支持部材を光入射側から見た図。 上記第1実施形態における遮光板及び光学フィルターを光入射側から見た図。 本発明の第2実施形態に係るプロジェクターにおける画像形成装置及び装置支持部材を示す断面図。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図面に基づいて説明する。
[プロジェクターの概略構成]
図1は、本実施形態に係るプロジェクター1の外観を示す斜視図である。
本実施形態に係るプロジェクター1は、光源装置から出射された光を変調して画像情報に応じた画像を形成し、当該画像をスクリーン等の被投射面に拡大投射する。このプロジェクター1は、図1に示すように、外装を構成する外装筐体2と、当該外装筐体2内に収納される装置本体3(図2参照)と、を備える。
[外装筐体の構成]
外装筐体2は、図1に示すように、全体略直方体形状を有し、本実施形態では合成樹脂により形成されている。この外装筐体2は、アッパーケース21、ロアーケース22、フロントケース23及びリアケース24を有し、これらが組み合わされて構成されている。
アッパーケース21は、外装筐体2の天面部2Aと、左側面部2E及び右側面部2Fのそれぞれの一部と、を構成する。ロアーケース22は、外装筐体2の底面部2Bと、左側面部2E及び右側面部2Fのそれぞれの一部と、を構成する。フロントケース23及びリアケース24は、それぞれ、外装筐体2の正面部2C及び背面部2Dを構成する。
正面部2Cには、後述する投射光学装置46の一部を露出させ、当該投射光学装置46から投射される画像を通過させる略半円状の開口部2C1が形成されている。
右側面部2Fには、外部の空気を外装筐体2内に導入するための吸気口2F1が形成されている。
左側面部2Eには、外装筐体2内を流通して冷却対象を冷却した空気を排出するための排気口(図示省略)が形成されている。
[装置本体の構成]
図2は、装置本体3の構成を示す模式図である。
装置本体3は、プロジェクター1の内部構成に相当し、図2に示すように、光学装置4及び支持部材5を備える。なお、図示を省略するが、装置本体3は、これらの他に、プロジェクター1全体の動作を制御する制御装置、当該プロジェクター1を構成する電子部品に電力を供給する電源装置、及び、当該プロジェクター1を構成する冷却対象を冷却する冷却装置等を備える。
[光学装置の構成]
光学装置4は、上記制御装置による制御の下、画像情報に応じた画像を形成及び投射する。この光学装置4は、図2に示すように、光源装置41、均一照明装置42、色分離装置43、リレー装置44、電気光学装置45及び投射光学装置46と、当該各装置42〜44を内部に収納する光学部品用筐体47と、を備える。
光源装置41は、均一照明装置42に光束を出射する。この光源装置41は、光源ランプ411、リフレクター412及び平行化レンズ413と、これらを内部に収納するハウジング414と、を有する。
均一照明装置42は、光源装置41から出射された光束の中心軸に対する直交面内の照度を均一化する。この均一照明装置42は、光源装置41からの光の入射順に、第1レンズアレイ421、調光装置422、第2レンズアレイ423、偏光変換素子424及び重畳レンズ425を有する。
色分離装置43は、均一照明装置42から入射される光束を、赤(R)、緑(G)及び青(B)の3つの色光に分離する。この色分離装置43は、ダイクロイックミラー431,432及び反射ミラー433を有する。
リレー装置44は、分離された3つの色光のうち、他の色光に比べて光路が長い赤色光の光路上に設けられる。このリレー装置44は、入射側レンズ441、リレーレンズ443及び反射ミラー442,444を有する。
電気光学装置45は、分離された各色光を画像情報に応じてそれぞれ変調した後、当該各色光を合成する。この電気光学装置45は、色光ごとにそれぞれ設けられるフィールドレンズ451及び入射側偏光板452と、画像形成装置450と、を備える。
画像形成装置450は、それぞれ上記色光ごとに設けられる光変調装置としての液晶パネル453(赤、緑及び青用の液晶パネルをそれぞれ453R,453G,453Bとする)及び出射側偏光板454と、変調された各色光を合成して投射画像を形成する合成光学装置455と、を有し、これらがユニットとして一体化されている。
これらのうち、液晶パネル453は、本実施形態では、光入射面と光出射面とが異なる透過型の液晶パネルである。
合成光学装置455は、クロスダイクロイックプリズム(以下、プリズムと略す場合がある)456と、当該プリズム456の光出射側の面に取り付けられる遮光板457(図4及び図8参照)と、当該遮光板457によって保持される光学フィルター458(図4及び図8参照)と、を有する。なお、遮光板457及び光学フィルター458については後に詳述する。
プリズム456は、図示を省略するが、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形状をなすプリズムであり、各液晶パネル453により変調された光が入射される3つの光入射面と、合成された光が出射される光出射面と、を有する。このプリズム456は、当該4つの直角プリズムの界面に形成された2つの誘電体多層膜により、それぞれ対応する液晶パネル453により変調された各色光を合成する。
図3は、画像形成装置450を示す斜視図である。
画像形成装置450は、上記構成の他、図3に示すように、それぞれ3つの第1保持部材4591及び第2保持部材4592を備える。
第1保持部材4591は、上記プリズム456が有する3つの光入射面のそれぞれに取り付けられる。この第1保持部材4591は、板金を折り曲げて形成され、図3では詳しい図示を省略するが、略中央に当該光入射面に入射される光が通過する開口部を有する。そして、第1保持部材4591には、当該開口部を覆うように、上記出射側偏光板454が取り付けられる。
第2保持部材4592は、対応する上記液晶パネル453を保持し、対応する第1保持部材4591に取り付けられる。この第2保持部材4592は、当該液晶パネル453により変調された光が透過する開口部(図示省略)を有する。この開口部を通過し、かつ、出射側偏光板を通過した光は、第1保持部材4591に形成された開口部を介して上記光入射面に入射される。このように、各光入射面に入射された各色光は、プリズム456内にて合成され、上記合成光学装置455の光出射面4551(図4参照)から投射光学装置46に向けて出射される。
なお、第2保持部材4592は、所定間隔を隔てて第1保持部材4591に取り付けられる。すなわち、第1保持部材4591と第2保持部材4592との間には、上記冷却装置により送出された空気が流通する流路が形成されている。この流路を流通する空気により、液晶パネル453及び出射側偏光板454が冷却される。
図2に戻り、投射光学装置46は、形成された投射画像を上記被投射面上に拡大投射する。この投射光学装置46は、投射レンズ461(図4〜図7参照)と、当該投射レンズ461を内部に収納する鏡筒462と、を備えた組レンズとして構成されている。これらのうち、投射レンズ461は、フォーカスレンズ及びズームレンズ等を含む複数のレンズにより構成されている。このような投射光学装置46は、後述する支持部材5を構成する鏡筒支持部材6により支持される。
光学部品用筐体47は、詳しい図示を省略するが、上記装置42〜44を構成する光学部品を内部に収納する部品収納部材と、当該部品収納部材に形成された部品収納用の開口部を閉塞する蓋状部材と、を備える。この光学部品用筐体47には、照明光軸Axが設定されており、上記各装置42〜44は、当該照明光軸Axに対する所定位置に配置され、上記光源装置41、電気光学装置45及び投射光学装置46は、当該照明光軸Axに応じて配置される。
[支持部材の構成]
図4及び図5は、支持部材5を光出射側及び光入射側からそれぞれ見た斜視図である。なお、図4及び図5においては、支持部材5により支持される画像形成装置450及び投射光学装置46を図示している。
支持部材5は、上記画像形成装置450と投射光学装置46とを支持し、これらを一体化する。この支持部材5は、図4及び図5に示すように、鏡筒支持部材6及び装置支持部材7を有する。
なお、以下の説明では、上記鏡筒462の中心軸A1(図6参照)に沿い、かつ、投射光学装置46による画像の投射方向を向く方向をZ方向(背面部2Dから正面部2Cに向かう方向)とし、当該Z方向に直交し、かつ、それぞれ互いに直交する方向をX方向及びY方向とする。本実施形態では、上記底面部2Bが所定の載置面に対向し、かつ、Z方向が水平方向に沿うようにプロジェクター1が載置された場合に、下方から上方に向かう方向(底面部2Bから天面部2Aに向かう方向)をY方向とし、Z方向側から見て右から左に向かう方向(右側面部2Fから左側面部2Eに向かう方向)をX方向とする。
[鏡筒支持部材の構成]
鏡筒支持部材6は、鏡筒462を支持するものであり、金属により形成され、当該鏡筒462が挿入される略筒形状に形成されている。この鏡筒支持部材6は、XY平面に沿う一対の支持部61,62と、これら支持部61,62におけるX方向の両端部間を接続する一対の接続部63,64と、を有する。これらのうち、支持部61は、支持部62に対してZ方向側に位置し、接続部63は、接続部64に対してX方向側に位置する。
支持部61は、Z方向側から見て略矩形状に形成されている。この支持部61の略中央には、鏡筒462の外周縁に応じた内径を有する略円形状の開口部611が形成されている。また、当該支持部61の四隅部分には、支持部61をZ方向に貫通する孔部612がそれぞれ形成されている。これら孔部612には、鏡筒462に形成されたフランジ部463に固定されるねじ(図示省略)が挿通する。
支持部62は、図4に示すように、Z方向とは反対側から見て略矩形状に形成されている。この支持部62における略中央には、鏡筒462におけるZ方向とは反対側の端部の外縁形状に応じた内径を有する開口部621が形成されている。なお、鏡筒462は、Z方向とは反対側の端部の外径寸法が略中央の外径寸法より小さいことから、開口部621の内径寸法は、上記開口部611の内径寸法より小さい。
そして、鏡筒462におけるZ方向とは反対側の端部が、開口部611,621に挿入され、支持部61とフランジ部463とが当接した状態で、孔部612を挿通したねじがフランジ部463に固定されることで、鏡筒462は、鏡筒支持部材6に固定される。
また、図5に示すように、支持部62におけるX方向の略中央部分は、Y方向とは反対方向に突出しており、この突出部分には、後述する装置支持部材7が取り付けられる取付部622が形成されている。この取付部622は、当該装置支持部材7を挿通したねじ(図示省略)が固定される複数のねじ孔623(本実施形態では3つのねじ孔623)と、当該装置支持部材7を位置決めする複数の位置決めピン624(本実施形態では2つの位置決めピン624)と、を有する。
なお、接続部63,64には、鏡筒支持部材6を上記ロアーケース22の内面に固定するねじが挿通する孔部641(接続部63に形成された孔部については図示省略)が形成されている。
[装置支持部材の構成]
図6は、鏡筒462を支持した鏡筒支持部材6と、画像形成装置450を支持した装置支持部材7とのYZ平面に沿う断面図である。また、図7は、鏡筒支持部材6の支持部62に取り付けられた装置支持部材7を光入射側(Z方向とは反対側)から見た図である。
装置支持部材7は、画像形成装置450を支持し、上記取付部622に固定される。この装置支持部材7は、本実施形態では合成樹脂により形成された一体成形品であり、図6及び図7に示すように、固定部71、延出部72、取付部73及び遮光部74を有する。
固定部71は、上記画像形成装置450(プリズム456)が載置及び固定される部位である。この固定部71は、装置支持部材7が上記鏡筒支持部材6に取り付けられた際に、XZ平面に沿う部位であり、Y方向側から見て略矩形状に形成されている。この固定部71における略中央には、図7に示すように、Y方向側に膨出した膨出部711が形成されている。そして、プリズム456は、当該膨出部711上に載置され、位置調整がされた後に、接着剤によって固定される。
延出部72は、図6に示すように、固定部71からZ方向に延出する部位である。この延出部72は、当該固定部71と取付部73とを接続する。
取付部73は、上記取付部622に対向し、ねじ(図示省略)により上記支持部62(すなわち、鏡筒支持部材6)に固定される部位である。この取付部73は、取付部622に当接するXY平面に沿う取付面73Aを有する。
この取付部73には、図4及び図7に示すように、上記ねじ孔623に固定されるねじ(図示省略)がZ方向に沿って挿通される3つの孔部731と、上記位置決めピン624が挿入される2つの孔部732と、が形成されている。
遮光部74は、取付部73におけるY方向側の端部から当該Y方向に突出した部位である。具体的に、遮光部74は、装置支持部材7が鏡筒462を支持した鏡筒支持部材6に取り付けられた場合に、Z方向とは反対側(画像形成装置450側)から見て当該鏡筒462におけるY方向とは反対側の端部である被遮蔽部464を覆い、当該被遮蔽部464に入射される光を遮蔽する。この遮光部74は、図4及び図7に示すように、Z方向とは反対側から見て、鏡筒462における被遮蔽部464に沿う円弧状に形成されている。
このような遮光部74には、図6及び図7に示すように、Z方向に対して傾斜した傾斜面741が、Z方向とは反対側に形成されている。
詳述すると、傾斜面741は、図6に示すように、投射レンズ461による画像の投射方向であるZ方向に進むに従って、鏡筒462の中心軸A1に近接する方向に突出するように傾斜している。このため、傾斜面741に入射された光は、当該傾斜面741にて反射されることにより、鏡筒462内の投射レンズ461に入射されることが抑制される。
[遮光板及び光学フィルターの構成]
図8は、装置支持部材7によって支持された合成光学装置455と投射光学装置46とを、Z方向とは反対側から見た図である。
ここで、上記合成光学装置455を構成する遮光板457及び光学フィルター458について説明する。
遮光板457は、図6に示したように、プリズム456の光出射側の面(Z方向側の面)に配置される金属製の板状部材である。この遮光板457は、プリズム456により合成された合成光(画像を形成する光)以外の不要な光の少なくとも一部を遮蔽して、当該不要な光が投射レンズ461に入射されることを抑制する。また、遮光板457は、プリズム456により合成されて当該プリズム456から出射される合成光の光路上に、光学フィルター458を保持する。
このような遮光板457は、図6及び図8に示すように、取付部4571(図8参照)と、折曲部4572(図8参照)と、延出部4573(図8参照)と、保持部4574(図6参照)と、を有する。
取付部4571は、図8に示すように、上記プリズム456からの出射光を通過させる開口部45711を有する枠状に形成されている。
折曲部4572は、図8に示すように、取付部4571におけるX方向の両側に一対設けられ、プリズム456の青色光が入射される光入射面456B、及び赤色光が入射される光入射面456Rに沿ってZ方向に進む光のうち、少なくとも一部を遮蔽する。すなわち、一対の折曲部4572のうちの一方は、液晶パネル453Bと出射側偏光板454との間、及び、当該出射側偏光板454と光入射面456Bとの間を通過する光を遮蔽し、他方は、液晶パネル453Rと出射側偏光板454との間、及び、当該出射側偏光板454と光入射面456Rとの間を通過する光を遮蔽する。
このような一対の折曲部4572は、取付部4571のY方向に沿う各辺からZ方向に延出した後、取付部4571に対してX方向における外側に向かって折曲される。これら一対の折曲部4572は、Z方向とは反対側から見て、光出射面4551よりもX方向において外側に位置し、かつ、遮光部74よりもX方向における外側に位置する。
また、一対の折曲部4572は、投射光学装置46の光入射側であって、遮光部74よりもX方向において外側に位置する領域(すなわち、遮光部74によって覆われていない領域)の少なくとも一部と重なっている。
なお、一対の折曲部4572は、図6に示すように、光学フィルター458をX方向の両側から挟み、当該光学フィルター458のX方向における位置決めを行う。
延出部4573は、図8に示すように、取付部4571からY方向に延出し、Z方向とは反対側から見て、投射光学装置46の光入射側の面におけるプリズム456よりもY方向側の領域の少なくとも一部を覆っている。この延出部4573は、プリズム456におけるY方向側の面456Aに沿ってZ方向に進む光のうち、少なくとも一部を遮蔽する。
保持部4574は、図6に示すように、プリズム456と投射レンズ461との間で、かつ、プリズム456から出射される光(画像を形成する光)の光路上に光学フィルター458を保持する。この保持部4574は、取付部4571のZ方向側の面におけるY方向とは反対側の位置(開口部45711よりもY方向とは反対側の位置)に鉤状に突出しており、光学フィルター458におけるY方向とは反対側の端部を支持する。
光学フィルター458は、矩形状の光学部材であり、例えば、緑色に分類される波長域の光の偏光状態を90°回転させる(例えばP偏光をS偏光に変換する)カラーセレクトフィルターである。この光学フィルター458から出射された光は、対向する投射レンズ461に入射される。すなわち、光学フィルター458の光出射面は、合成光学装置455の光出射面4551を構成する。
[装置支持部材の遮光部及び遮光板により遮光される光]
上記光学装置4では、複数のミラーや調光装置等の反射部材を有することから、画像形成に利用されない光が迷光として生じる。このような迷光が鏡筒462に入射されると、当該鏡筒462が加熱されて歪む場合がある。このような場合、鏡筒462内に収納された投射レンズ461の位置がずれ、投射画像にフォーカスずれが生じる。
これに対し、画像形成装置450よりもZ方向側で、かつ、鏡筒462よりもZ方向とは反対側の位置に、遮光板457の折曲部4572が配置されている。これら折曲部4572により、プリズム456の光入射面456B,456Rに沿ってZ方向に進む迷光の少なくとも一部が遮蔽される。これにより、当該迷光が鏡筒462のZ方向とは反対側の端部に入射されることが抑制される。従って、この迷光によって鏡筒462が加熱されなくなることから、鏡筒462の歪み及び投射レンズ461のずれが発生することが抑制され、投射画像にフォーカスずれが生じることが抑制される。
また、当該折曲部4572の他、上記延出部4573により、迷光が投射レンズ461に入射されることが抑制されるので、投射光学装置46によって投射される画像が劣化することが抑制される。
また、画像形成装置450と鏡筒462との間には、Z方向とは反対側から見て上記一対の折曲部4572の間に位置し、装置支持部材7に形成されて、鏡筒462に入射される光を遮蔽する遮光部74が設けられている。すなわち、鏡筒462の上記被遮蔽部464を覆う遮光部74が、当該鏡筒462に対する光入射側に位置している。
このため、被遮蔽部464に入射される迷光(例えば、図6における二点鎖線の矢印で示すように、光出射面4551を通過し、遮光板457によって遮蔽されない迷光L)を遮光部74により遮蔽できる。従って、当該迷光Lによって当該被遮蔽部464が加熱されなくなることから、鏡筒462の歪み及び投射レンズ461のずれが発生することが抑制され、投射画像にフォーカスずれが生じることが抑制される。
なお、Z方向とは反対側から見て遮光部74により覆われる被遮蔽部464の位置は、鏡筒462におけるZ方向とは反対側の端部で、かつ、当該端部におけるY方向とは反対側の端部である。
これは、図6に示すように、鏡筒462の中心軸A1(投射レンズ461の光軸と一致)に対して、投射レンズ461に入射される画像の中心軸(すなわち、照明光軸Ax)は、Y方向とは反対側にずれている。このため、当該画像を形成する光だけでなく上記迷光も、投射レンズ461におけるY方向とは反対側の位置に入射されやすい。従って、Y方向とは反対側に位置して、上記迷光が入射されやすい被遮蔽部464を遮光部74が覆うことで、比較的小さな遮光部74により、上記フォーカスずれの発生を効果的に抑制できる。
一方、図6に示すように、鏡筒462におけるY方向側の端部、及び、X方向の両端部に対する光入射側には、比較的広い空間が形成されており、当該空間には、画像形成装置450を冷却する空気が流通する。このため、これら各端部は、入射される迷光の量が少ないだけでなく、当該空気により温度上昇が抑制される。従って、上記中心軸A1に対する照明光軸Axのずれ方向側に位置する上記被遮蔽部464を遮光部74が覆うことにより、冷却されにくい被遮蔽部464の温度上昇を抑制でき、鏡筒462の温度上昇をより確実に抑制できる。
[第1実施形態の効果]
以上説明した本実施形態に係るプロジェクター1によれば、以下の効果がある。
画像形成装置450と鏡筒462との間には、画像形成装置450側から鏡筒462に入射される光を遮蔽する遮光部74が設けられている。
これによれば、プロジェクター1(光学装置4)内にて迷光が生じる場合でも、鏡筒462における光入射側の端部(Z方向とは反対側の端部)に、当該迷光が画像形成装置450側から入射されることを抑制できる。
また、遮光部74は、鏡筒462とは別部材であるので、遮光部74に光が入射されて加熱される場合でも、当該遮光部74で生じた熱が鏡筒462に伝達しにくい。
従って、迷光の入射による鏡筒462の歪みの発生を抑制でき、上記投射レンズ461の変位を抑制できる。また、これにより、投射画像にフォーカスずれが発生することを抑制できる他、上記投射レンズ461による画像の投射位置が変更されてしまうことを抑制できる。
遮光部74は、支持部材5に設けられていることから、当該遮光部74を外装筐体2から起立させる等して別途設ける必要がない。この他、遮光部74を確実に鏡筒462とは別部材として構成できるので、当該遮光部74にて生じた熱を鏡筒462に確実に伝達しづらくすることができる。従って、鏡筒462の歪みの発生及び投射レンズ461の変位を確実に抑制できる。
ここで、支持部材5をそれぞれ構成する鏡筒支持部材6及び装置支持部材7のうち、鏡筒支持部材6に遮光部74と同様の構成を設ける場合には、当該構成を、鏡筒支持部材6から画像形成装置450側に延出させる必要がある。このような場合、当該構成がプリズム456や装置支持部材7等の他の部材と干渉する可能性がある。
これに対し、遮光部74は、装置支持部材7に設けられていることにより、遮光部74を当該他の部材に干渉することなく、画像形成装置450と鏡筒462との間に容易に配置できる。また、画像形成装置450と鏡筒462との間の寸法を拡大することなく、これらの間に遮光部74を配置できるので、プロジェクター1の大型化を抑制できる。
遮光部74は、当該遮光部74に対する画像形成装置450側から見た場合に、上記被遮蔽部464の外縁形状に沿う円弧状に形成されている。これによれば、上記画像を形成する光を遮蔽することなく、鏡筒462に入射される迷光を遮蔽できる。なお、上記のように、鏡筒462におけるY方向側の端部、及び、X方向の両端部は、迷光が入射される場合でも温度上昇しづらい。このため、温度上昇しやすい被遮蔽部464に応じて遮光部74を設けることにより、比較的小さな面積の遮光部74によって効果的に上記投射レンズ461の変位を抑制できる。
ここで、遮光部74に入射された光が、当該遮光部74にて反射されて投射レンズ461に入射されると、当該光も投射レンズ461により投射されてしまうことから、投射される画像が劣化する可能性がある。
これに対し、遮光部74が、上記傾斜面741を有することにより、当該傾斜面741に画像形成装置450側から入射される光を、当該画像形成装置450側に反射させることができる。従って、遮光部74にて反射された迷光が投射レンズ461に入射されて投射されることを抑制できるので、投射される画像が劣化することを抑制できる。
[第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態について説明する。
本実施形態に係るプロジェクターは、上記プロジェクター1と同様の構成を備えるが、合成光学装置が遮光板457及び光学フィルター458を備えない点で、上記プロジェクター1と相違する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一又は略同一である部分については説明を省略する。
図9は、本実施形態に係るプロジェクターが備える画像形成装置450Aと、当該画像形成装置450Aを支持する装置支持部材7とのYZ平面に沿う断面を示す図である。
本実施形態に係るプロジェクター1Aは、画像形成装置450に代えて画像形成装置450Aを備える他は、上記プロジェクター1と同様の構成及び機能を有し、また、画像形成装置450Aは、図9に示すように、合成光学装置455に代えて合成光学装置455Aを有する他は、画像形成装置450と同様の構成及び機能を有する。
本実施形態においては、合成光学装置455は、装置支持部材7によって支持されるクロスダイクロイックプリズム456を有するが、上記遮光板457及び光学フィルター458を有していない。この合成光学装置455は、上記液晶パネル453によって変調されてプリズム456の各光入射面に入射された各色光を合成し、合成された光(画像を形成する光)を、当該プリズム456の光出射面によって構成される合成光学装置455Aの光出射面4551から投射レンズ461に向けて出射する。
このような本実施形態に係るプロジェクター1Aによっても、上記プロジェクター1と同様の効果を奏することができる。
[実施形態の変形]
本発明は、上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
上記各実施形態では、画像形成装置450は、3つの液晶パネル453(453R,453G,453B)と、3つの出射側偏光板454と、プリズム456と、を有するとした。しかしながら、画像形成装置の構成は、これに限らない。例えば、2つ以下、或いは、4つ以上の液晶パネル453及び出射側偏光板を有する構成としてもよく、これらに加えて、例えば視野角補償板等の他の光学部品を有する構成としてもよい。
また、採用される光変調装置も、光入射面と光出射面とが異なる透過型の液晶パネル453に限らず、光入射面と光出射面とが同一となる反射型の液晶パネルを採用してもよい。更には、入射光束を変調して画像情報に応じた画像を形成可能な光変調装置であれば、マイクロミラーを用いたデバイス、例えば、DMD(Digital Micromirror Device)等を利用したものなど、液晶以外の光変調装置を用いてもよい。この場合、出射側偏光板454及びプリズム456を省略できる。
加えて、採用される合成光学装置も、上記クロスダイクロイックプリズムに限らず、他の構成でもよい。例えば、複数のダイクロイックミラーにより構成してもよい。
また、投射レンズ461は、複数のレンズにより構成されるとした。しかしながら、本発明は、これに限らない。すなわち、投射レンズ461は、1つのレンズにより構成されてもよい。
更に、各液晶パネル453及び各出射側偏光板454は、プリズム456に固定される第1保持部材4591及び第2保持部材4592に取り付けられ、画像形成装置450はユニット化されているとした。しかしながら、本発明はこれに限らない。例えば、これら液晶パネル453及び出射側偏光板454は、第1保持部材4591及び第2保持部材4592に保持されていなくてもよく、すなわち、プリズム456に取り付けられなくてもよい。換言すると、画像形成装置450は、ユニット化されていなくてもよい。
上記各実施形態では、遮光部74は、支持部材5を構成する装置支持部材7に設けられているとした。しかしながら、本発明は、これに限らない。すなわち、遮光部74が設けられる部材は、他の部材であってもよい。例えば、遮光部は、支持部材5を構成する鏡筒支持部材6に設けられていてもよく、外装筐体2の内面から延出して、画像形成装置450と鏡筒462との間に配置されるように構成してもよい。
上記各実施形態では、遮光部74は、画像形成装置450側から見て、上記被遮蔽部464の外縁形状に応じた円弧状に形成されているとした。しかしながら、本発明はこれに限らない。すなわち、遮光部74の形状は、投射レンズ461に入射される画像を遮蔽しなければ、他の形状であってもよい。例えば、遮光部は、鏡筒462における光入射側(Z方向とは反対側)の端部を全周にわたって覆う円形状に形成され、当該端部に入射される光を遮蔽する構成としてもよい。また、遮光部は、遮光部74と同様に、当該光入射側の端部の少なくとも一部の外縁形状に応じて形成され、当該一部に入射される光を遮蔽する構成としてもよい。更に、遮光部74の配置位置も、鏡筒462の中心軸A1と照明光軸Axとの関係等に基づいて、適宜変更可能である。
上記各実施形態では、遮光部74は、画像形成装置450側に上記傾斜面741を有するとした。しかしながら、本発明はこれに限らず、傾斜面741はなくてもよい。また、遮光部74の表面に反射抑制層を形成して、入射される光の反射を抑制してもよい。更に、傾斜面741は、X方向における遮光部74の全域にわたって形成されていなくてもよく、X方向における一部にのみ形成されていてもよい。また、上記中心軸A1及び照明光軸Axに対する傾斜面741の角度は、適宜変更可能であり、更に、当該傾斜面741の部位に応じて当該角度を変えてもよい。
上記各実施形態では、鏡筒462は、外装筐体2内に固定される鏡筒支持部材6に固定されるとした。この鏡筒支持部材6が、照明光軸Ax又は上記中心軸A1に直交する方向に鏡筒462を移動させる移動機構を備えていてもよい。この場合、遮光部74は、当該移動機構による鏡筒462の移動範囲のうち、鏡筒462に光が最も入射される位置に応じて設けられていてもよい。また、当該移動機構により移動される鏡筒462とともに、遮光部が移動される構成としてもよい。
また、鏡筒462は、合成樹脂により形成されるとした。しかしながら、これに限らず、金属等の他の材料により形成してもよい。
上記各実施形態では、装置支持部材7は、プリズム456において中心軸A1から照明光軸Axに向かう方向の面(すなわち、Y方向とは反対側の面)を支持するとした。しかしながら、本発明はこれに限らない。例えば、装置支持部材7は、プリズム456において照明光軸Axから中心軸A1に向かう方向の面(すなわち、Y方向側の面)を支持する構成としてもよい。この場合、遮光部は、当該装置支持部材に設けてもよく、上記のように、他の部材に設けられていてもよい。
上記第1実施形態では、合成光学装置455は、遮光板457及び光学フィルター458を備えていた。しかしながら、本発明は、これに限らず、合成光学装置455は、遮光板457及び光学フィルター458の一方のみを備える構成でもよい。
ここで、遮光板457のみを備える場合、合成光学装置の光出射面は、プリズム456の光出射側の面により構成される。
また、光学フィルター458のみを備える場合、遮光板457の代りに、上述の取付部4571及び保持部4574を備える部材を介して、光学フィルター458をプリズム456の光出射面側に取り付ければよい。
上記第1実施形態では、遮光板457は、一対の折曲部4572を備えていた。しかしながら、本発明は、これに限らず、遮光板457が、一対の折曲部4572のうちの一方のみを備える構成としてもよく、折曲部4572を備えない構成としてもよい。
また、上記第1実施形態では、遮光板457は、延出部4573を備えていた。しかしながら、本発明は、これに限らず、遮光板457が、延出部4573を備えない構成としてもよい。
上記各実施形態では、光学装置4は、Y方向側から見て略L字形状に構成されていた。しかしながら、これに限らず、他の形状(例えば略U字形状)に構成されていてもよい。
上記各実施形態では、光源装置41は、光源ランプ411と、当該光源ランプ411から出射された光を反射させるリフレクター412と、を有する構成とした。しかしながら、本発明はこれに限らない。すなわち、光源装置は、LED(Light Emitting Diode)等の固体光源を有する構成としてもよい。また、光源装置の数は2つ以上でもよい。
上記各実施形態では、画像の投射方向と、当該画像の観察方向とが略同じであるフロントタイプのプロジェクター1を例示したが、本発明はこれに限らない。例えば、投射方向と観察方向とがそれぞれ反対方向となるリアタイプのプロジェクターにも、本発明を適用できる。
1,1A…プロジェクター、450,450A…画像形成装置、453(453R,453G,453B)…液晶パネル(光変調装置)、455,455A…合成光学装置、461…投射レンズ、462…鏡筒、5…支持部材、6…鏡筒支持部材、7…装置支持部材、74…遮光部、741…傾斜面、A1…中心軸。

Claims (5)

  1. 画像を形成する画像形成装置と、
    形成された前記画像を投射する投射レンズを内部に収納する鏡筒と、
    前記鏡筒とは別部材として構成され、前記画像形成装置と前記鏡筒との間に位置し、前記鏡筒に入射される光を遮蔽する遮光部と、を備えることを特徴とするプロジェクター。
  2. 請求項1に記載のプロジェクターにおいて、
    前記画像形成装置と前記鏡筒とを一体的に支持する支持部材を備え、
    前記遮光部は、前記支持部材に設けられていることを特徴とするプロジェクター。
  3. 請求項2に記載のプロジェクターにおいて、
    前記画像形成装置は、
    それぞれ入射される光を変調する複数の光変調装置と、
    前記複数の光変調装置のそれぞれにより変調された光を合成して、前記画像を形成する合成光学装置と、を有し、
    前記支持部材は、
    前記鏡筒を支持する鏡筒支持部材と、
    前記合成光学装置を支持し、前記鏡筒支持部材に取り付けられる装置支持部材と、を有し、
    前記遮光部は、前記装置支持部材に設けられていることを特徴とするプロジェクター。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のプロジェクターにおいて、
    前記遮光部は、当該遮光部に対する前記画像形成装置側から見て、前記鏡筒の少なくとも一部の外縁形状に沿う円弧状に形成されていることを特徴とするプロジェクター。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のプロジェクターにおいて、
    前記遮光部は、前記投射レンズによる前記画像の投射方向に進むに従って前記鏡筒の中心軸に近接する方向に突出するように傾斜する傾斜面を有することを特徴とするプロジェクター。
JP2015010062A 2014-07-16 2015-01-22 プロジェクター Expired - Fee Related JP6476902B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015010062A JP6476902B2 (ja) 2014-07-16 2015-01-22 プロジェクター
CN201520477204.4U CN204790282U (zh) 2014-07-16 2015-07-03 投影仪
US14/792,550 US9726964B2 (en) 2014-07-16 2015-07-06 Projector

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014145669 2014-07-16
JP2014145669 2014-07-16
JP2015010062A JP6476902B2 (ja) 2014-07-16 2015-01-22 プロジェクター

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016029453A true JP2016029453A (ja) 2016-03-03
JP6476902B2 JP6476902B2 (ja) 2019-03-06

Family

ID=54530296

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015010062A Expired - Fee Related JP6476902B2 (ja) 2014-07-16 2015-01-22 プロジェクター

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9726964B2 (ja)
JP (1) JP6476902B2 (ja)
CN (1) CN204790282U (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016084599A1 (ja) * 2014-11-27 2016-06-02 富士フイルム株式会社 プロジェクタ
CN209215848U (zh) * 2015-09-17 2019-08-06 富士胶片株式会社 投影仪
USD848518S1 (en) 2016-02-05 2019-05-14 Fujifilm Corporation Projector lens unit for a projector
USD845375S1 (en) * 2016-02-05 2019-04-09 Fujifilm Corporation Projector
JP2019040007A (ja) * 2017-08-24 2019-03-14 セイコーエプソン株式会社 プロジェクター
JP6836213B2 (ja) * 2019-02-06 2021-02-24 セイコーエプソン株式会社 投射光学装置およびプロジェクター
US20220057595A1 (en) * 2019-04-12 2022-02-24 Ricoh Industrial Solutions Inc. Lens barrel and image projection apparatus
JP7417897B2 (ja) * 2020-03-25 2024-01-19 パナソニックIpマネジメント株式会社 プロジェクター

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005128217A (ja) * 2003-10-23 2005-05-19 Canon Inc 投射レンズ鏡筒および投射型画像表示装置
JP2006047684A (ja) * 2004-08-04 2006-02-16 Chinontec Kk プロジェクタ装置
JP2007279082A (ja) * 2006-04-03 2007-10-25 Pentax Corp 反射マイクロデバイスの遮光装置
JP2007316209A (ja) * 2006-05-24 2007-12-06 Funai Electric Co Ltd プロジェクタ
JP2012137702A (ja) * 2010-12-28 2012-07-19 Canon Inc 画像投射装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3624456B2 (ja) * 1995-03-30 2005-03-02 セイコーエプソン株式会社 投写型表示装置
US6592226B1 (en) * 1999-11-24 2003-07-15 Seiko Epson Corporation Unit for mounting electro-optical device and projector using the unit
JP2009086474A (ja) * 2007-10-02 2009-04-23 Canon Inc 光学装置
JP5621212B2 (ja) 2009-04-21 2014-11-12 セイコーエプソン株式会社 プロジェクター
GB2482289B (en) * 2010-07-26 2016-04-06 Barco Nv Position adjustment system for a projection lens

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005128217A (ja) * 2003-10-23 2005-05-19 Canon Inc 投射レンズ鏡筒および投射型画像表示装置
JP2006047684A (ja) * 2004-08-04 2006-02-16 Chinontec Kk プロジェクタ装置
JP2007279082A (ja) * 2006-04-03 2007-10-25 Pentax Corp 反射マイクロデバイスの遮光装置
JP2007316209A (ja) * 2006-05-24 2007-12-06 Funai Electric Co Ltd プロジェクタ
JP2012137702A (ja) * 2010-12-28 2012-07-19 Canon Inc 画像投射装置

Also Published As

Publication number Publication date
US9726964B2 (en) 2017-08-08
CN204790282U (zh) 2015-11-18
JP6476902B2 (ja) 2019-03-06
US20160018722A1 (en) 2016-01-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6476902B2 (ja) プロジェクター
JP5464049B2 (ja) 光学装置、および投影装置
JP5407982B2 (ja) プロジェクター
JP2004177654A (ja) 投写型画像表示装置
JP6232867B2 (ja) プロジェクター
JP4301277B2 (ja) 光学装置、およびプロジェクタ
JP4366618B2 (ja) 液晶プロジェクタ
JP2007212568A (ja) 投射型画像表示装置
JP4661635B2 (ja) 光学装置およびプロジェクタ
JP2007226030A (ja) 光学部品保持部材およびプロジェクタ
JP2008064931A (ja) プロジェクタ
JP2008032901A (ja) 液晶プロジェクタ装置
JP2009008808A (ja) 光学ユニットおよび表示装置
JP2012068555A (ja) プロジェクター
JP5447625B2 (ja) プロジェクタ
JP5141165B2 (ja) 光学装置及びプロジェクタ
JP4561289B2 (ja) 光学装置及びプロジェクタ
JP5176457B2 (ja) プロジェクタ
JP2015184547A (ja) プロジェクター
US20240027729A1 (en) Projection optical apparatus and projector
JP2012047933A (ja) プロジェクター
JP2009216906A (ja) 調光装置、照明装置及びプロジェクタ
JP5413499B2 (ja) 光学装置及びプロジェクタ
JP2007206203A (ja) プロジェクタ
JP2024015608A (ja) 投射光学装置およびプロジェクター

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171220

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20180904

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181010

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181016

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20181107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181211

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190121

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6476902

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees