JP2016029453A - プロジェクター - Google Patents
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Abstract
【解決手段】プロジェクターは、画像を形成する画像形成装置450と、形成された画像を投射する投射レンズ461を内部に収納する鏡筒462と、鏡筒462とは別部材として構成され、画像形成装置450と鏡筒462との間に位置し、当該鏡筒462に入射される光を遮蔽する遮光部74と、を備える。
【選択図】図6
Description
この特許文献1に記載のプロジェクターでは、例えば温度上昇に伴って、投射光学装置のバックフォーカス量(焦点距離)が短くなった場合に、伸縮部材が伸縮して、投射光学装置に僅かに近接する方向に上記液晶パネル及びクロスダイクロイックプリズムを移動させる。これにより、温度変化に関わらず、投射光学装置のバックフォーカス位置に液晶パネルを位置させることができ、フォーカスずれの発生を抑制できる。
一方、投射光学装置は、複数のレンズと、当該複数のレンズを内部に収納する鏡筒とを有する組レンズとして構成されることが多い。また、このような鏡筒は、加工のし易さ、及び、軽量化を考慮して、合成樹脂により形成されることが多い。
このような合成樹脂製の鏡筒に光が入射されると、当該鏡筒が加熱されて熱膨張により歪む場合がある。この場合、鏡筒内に配置された投射レンズの位置が僅かに変化し、投射される画像にフォーカスずれが発生するという問題がある。
上記一態様によれば、画像形成装置と鏡筒との間に配置される遮光部により、画像形成装置側から鏡筒に入射される光を遮蔽できる。これによれば、上記迷光が生じる場合でも、当該迷光が鏡筒に入射されることを抑制できる。
また、遮光部は、鏡筒とは別部材として構成されている。これによれば、光が入射されることによって遮光部が加熱される場合でも、当該遮光部にて生じた熱を、鏡筒に伝達しにくくすることができる。
従って、迷光が入射されることによって鏡筒に歪みが生じることを抑制でき、上記投射レンズの変位を抑制できる。また、これにより、投射される画像にフォーカスずれが発生することを抑制できる他、上記投射レンズによる画像の投射位置が変更されてしまうことを抑制できる。
上記一態様によれば、遮光部が支持部材に設けられていることから、確実に遮光部を鏡筒とは別部材として構成できる。これによれば、遮光部にて生じた熱を鏡筒に伝達しづらくすることができる。従って、鏡筒の歪みの発生及び上記投射レンズの変位を確実に抑制できる。
ここで、遮光部を鏡筒支持部材に設ける場合には、鏡筒支持部材から画像形成装置側に延出させて、当該画像形成装置と鏡筒との間に配置する必要がある。このような場合、当該遮光部が合成光学装置や装置支持部材等の他の部材と干渉する可能性がある。
これに対し、上記一態様では、上記遮光部が、装置支持部材に設けられている。これにより、他の部材に干渉することなく、画像形成装置と鏡筒との間に遮光部を容易に配置できる。また、画像形成装置と鏡筒との間の寸法を拡大することなく、これらの間に遮光部を配置できるので、プロジェクターの大型化を抑制できる。
上記一態様によれば、遮光部が、鏡筒の少なくとも一部の外縁形状に沿う円弧状に形成されている。これによれば、遮光部によって投射レンズに入射される光が遮られることがない。従って、投射レンズに入射される光、すなわち、遮光部により、画像を形成する光が遮蔽されることなく、鏡筒に入射される光を遮蔽できる。
ここで、遮光部に入射された光が、当該遮光部にて反射されて投射レンズに入射されると、当該光も投射レンズにより投射されてしまうことから、投射される画像が劣化する可能性がある。
これに対し、遮光部が上記傾斜面を有することにより、当該傾斜面に画像形成装置側から入射される光を、当該画像形成装置側に反射させることができる。従って、遮光部に入射される光が投射レンズに入射されて投射されることを抑制できるので、投射される画像の劣化を抑制できる。
以下、本発明の第1実施形態について、図面に基づいて説明する。
[プロジェクターの概略構成]
図1は、本実施形態に係るプロジェクター1の外観を示す斜視図である。
本実施形態に係るプロジェクター1は、光源装置から出射された光を変調して画像情報に応じた画像を形成し、当該画像をスクリーン等の被投射面に拡大投射する。このプロジェクター1は、図1に示すように、外装を構成する外装筐体2と、当該外装筐体2内に収納される装置本体3(図2参照)と、を備える。
外装筐体2は、図1に示すように、全体略直方体形状を有し、本実施形態では合成樹脂により形成されている。この外装筐体2は、アッパーケース21、ロアーケース22、フロントケース23及びリアケース24を有し、これらが組み合わされて構成されている。
アッパーケース21は、外装筐体2の天面部2Aと、左側面部2E及び右側面部2Fのそれぞれの一部と、を構成する。ロアーケース22は、外装筐体2の底面部2Bと、左側面部2E及び右側面部2Fのそれぞれの一部と、を構成する。フロントケース23及びリアケース24は、それぞれ、外装筐体2の正面部2C及び背面部2Dを構成する。
右側面部2Fには、外部の空気を外装筐体2内に導入するための吸気口2F1が形成されている。
左側面部2Eには、外装筐体2内を流通して冷却対象を冷却した空気を排出するための排気口(図示省略)が形成されている。
図2は、装置本体3の構成を示す模式図である。
装置本体3は、プロジェクター1の内部構成に相当し、図2に示すように、光学装置4及び支持部材5を備える。なお、図示を省略するが、装置本体3は、これらの他に、プロジェクター1全体の動作を制御する制御装置、当該プロジェクター1を構成する電子部品に電力を供給する電源装置、及び、当該プロジェクター1を構成する冷却対象を冷却する冷却装置等を備える。
光学装置4は、上記制御装置による制御の下、画像情報に応じた画像を形成及び投射する。この光学装置4は、図2に示すように、光源装置41、均一照明装置42、色分離装置43、リレー装置44、電気光学装置45及び投射光学装置46と、当該各装置42〜44を内部に収納する光学部品用筐体47と、を備える。
均一照明装置42は、光源装置41から出射された光束の中心軸に対する直交面内の照度を均一化する。この均一照明装置42は、光源装置41からの光の入射順に、第1レンズアレイ421、調光装置422、第2レンズアレイ423、偏光変換素子424及び重畳レンズ425を有する。
リレー装置44は、分離された3つの色光のうち、他の色光に比べて光路が長い赤色光の光路上に設けられる。このリレー装置44は、入射側レンズ441、リレーレンズ443及び反射ミラー442,444を有する。
画像形成装置450は、それぞれ上記色光ごとに設けられる光変調装置としての液晶パネル453(赤、緑及び青用の液晶パネルをそれぞれ453R,453G,453Bとする)及び出射側偏光板454と、変調された各色光を合成して投射画像を形成する合成光学装置455と、を有し、これらがユニットとして一体化されている。
これらのうち、液晶パネル453は、本実施形態では、光入射面と光出射面とが異なる透過型の液晶パネルである。
プリズム456は、図示を省略するが、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形状をなすプリズムであり、各液晶パネル453により変調された光が入射される3つの光入射面と、合成された光が出射される光出射面と、を有する。このプリズム456は、当該4つの直角プリズムの界面に形成された2つの誘電体多層膜により、それぞれ対応する液晶パネル453により変調された各色光を合成する。
画像形成装置450は、上記構成の他、図3に示すように、それぞれ3つの第1保持部材4591及び第2保持部材4592を備える。
第1保持部材4591は、上記プリズム456が有する3つの光入射面のそれぞれに取り付けられる。この第1保持部材4591は、板金を折り曲げて形成され、図3では詳しい図示を省略するが、略中央に当該光入射面に入射される光が通過する開口部を有する。そして、第1保持部材4591には、当該開口部を覆うように、上記出射側偏光板454が取り付けられる。
第2保持部材4592は、対応する上記液晶パネル453を保持し、対応する第1保持部材4591に取り付けられる。この第2保持部材4592は、当該液晶パネル453により変調された光が透過する開口部(図示省略)を有する。この開口部を通過し、かつ、出射側偏光板を通過した光は、第1保持部材4591に形成された開口部を介して上記光入射面に入射される。このように、各光入射面に入射された各色光は、プリズム456内にて合成され、上記合成光学装置455の光出射面4551(図4参照)から投射光学装置46に向けて出射される。
光学部品用筐体47は、詳しい図示を省略するが、上記装置42〜44を構成する光学部品を内部に収納する部品収納部材と、当該部品収納部材に形成された部品収納用の開口部を閉塞する蓋状部材と、を備える。この光学部品用筐体47には、照明光軸Axが設定されており、上記各装置42〜44は、当該照明光軸Axに対する所定位置に配置され、上記光源装置41、電気光学装置45及び投射光学装置46は、当該照明光軸Axに応じて配置される。
図4及び図5は、支持部材5を光出射側及び光入射側からそれぞれ見た斜視図である。なお、図4及び図5においては、支持部材5により支持される画像形成装置450及び投射光学装置46を図示している。
支持部材5は、上記画像形成装置450と投射光学装置46とを支持し、これらを一体化する。この支持部材5は、図4及び図5に示すように、鏡筒支持部材6及び装置支持部材7を有する。
なお、以下の説明では、上記鏡筒462の中心軸A1(図6参照)に沿い、かつ、投射光学装置46による画像の投射方向を向く方向をZ方向(背面部2Dから正面部2Cに向かう方向)とし、当該Z方向に直交し、かつ、それぞれ互いに直交する方向をX方向及びY方向とする。本実施形態では、上記底面部2Bが所定の載置面に対向し、かつ、Z方向が水平方向に沿うようにプロジェクター1が載置された場合に、下方から上方に向かう方向(底面部2Bから天面部2Aに向かう方向)をY方向とし、Z方向側から見て右から左に向かう方向(右側面部2Fから左側面部2Eに向かう方向)をX方向とする。
鏡筒支持部材6は、鏡筒462を支持するものであり、金属により形成され、当該鏡筒462が挿入される略筒形状に形成されている。この鏡筒支持部材6は、XY平面に沿う一対の支持部61,62と、これら支持部61,62におけるX方向の両端部間を接続する一対の接続部63,64と、を有する。これらのうち、支持部61は、支持部62に対してZ方向側に位置し、接続部63は、接続部64に対してX方向側に位置する。
そして、鏡筒462におけるZ方向とは反対側の端部が、開口部611,621に挿入され、支持部61とフランジ部463とが当接した状態で、孔部612を挿通したねじがフランジ部463に固定されることで、鏡筒462は、鏡筒支持部材6に固定される。
なお、接続部63,64には、鏡筒支持部材6を上記ロアーケース22の内面に固定するねじが挿通する孔部641(接続部63に形成された孔部については図示省略)が形成されている。
図6は、鏡筒462を支持した鏡筒支持部材6と、画像形成装置450を支持した装置支持部材7とのYZ平面に沿う断面図である。また、図7は、鏡筒支持部材6の支持部62に取り付けられた装置支持部材7を光入射側(Z方向とは反対側)から見た図である。
装置支持部材7は、画像形成装置450を支持し、上記取付部622に固定される。この装置支持部材7は、本実施形態では合成樹脂により形成された一体成形品であり、図6及び図7に示すように、固定部71、延出部72、取付部73及び遮光部74を有する。
延出部72は、図6に示すように、固定部71からZ方向に延出する部位である。この延出部72は、当該固定部71と取付部73とを接続する。
この取付部73には、図4及び図7に示すように、上記ねじ孔623に固定されるねじ(図示省略)がZ方向に沿って挿通される3つの孔部731と、上記位置決めピン624が挿入される2つの孔部732と、が形成されている。
詳述すると、傾斜面741は、図6に示すように、投射レンズ461による画像の投射方向であるZ方向に進むに従って、鏡筒462の中心軸A1に近接する方向に突出するように傾斜している。このため、傾斜面741に入射された光は、当該傾斜面741にて反射されることにより、鏡筒462内の投射レンズ461に入射されることが抑制される。
図8は、装置支持部材7によって支持された合成光学装置455と投射光学装置46とを、Z方向とは反対側から見た図である。
ここで、上記合成光学装置455を構成する遮光板457及び光学フィルター458について説明する。
遮光板457は、図6に示したように、プリズム456の光出射側の面(Z方向側の面)に配置される金属製の板状部材である。この遮光板457は、プリズム456により合成された合成光(画像を形成する光)以外の不要な光の少なくとも一部を遮蔽して、当該不要な光が投射レンズ461に入射されることを抑制する。また、遮光板457は、プリズム456により合成されて当該プリズム456から出射される合成光の光路上に、光学フィルター458を保持する。
このような遮光板457は、図6及び図8に示すように、取付部4571(図8参照)と、折曲部4572(図8参照)と、延出部4573(図8参照)と、保持部4574(図6参照)と、を有する。
取付部4571は、図8に示すように、上記プリズム456からの出射光を通過させる開口部45711を有する枠状に形成されている。
このような一対の折曲部4572は、取付部4571のY方向に沿う各辺からZ方向に延出した後、取付部4571に対してX方向における外側に向かって折曲される。これら一対の折曲部4572は、Z方向とは反対側から見て、光出射面4551よりもX方向において外側に位置し、かつ、遮光部74よりもX方向における外側に位置する。
また、一対の折曲部4572は、投射光学装置46の光入射側であって、遮光部74よりもX方向において外側に位置する領域(すなわち、遮光部74によって覆われていない領域)の少なくとも一部と重なっている。
なお、一対の折曲部4572は、図6に示すように、光学フィルター458をX方向の両側から挟み、当該光学フィルター458のX方向における位置決めを行う。
上記光学装置4では、複数のミラーや調光装置等の反射部材を有することから、画像形成に利用されない光が迷光として生じる。このような迷光が鏡筒462に入射されると、当該鏡筒462が加熱されて歪む場合がある。このような場合、鏡筒462内に収納された投射レンズ461の位置がずれ、投射画像にフォーカスずれが生じる。
また、当該折曲部4572の他、上記延出部4573により、迷光が投射レンズ461に入射されることが抑制されるので、投射光学装置46によって投射される画像が劣化することが抑制される。
このため、被遮蔽部464に入射される迷光(例えば、図6における二点鎖線の矢印で示すように、光出射面4551を通過し、遮光板457によって遮蔽されない迷光L)を遮光部74により遮蔽できる。従って、当該迷光Lによって当該被遮蔽部464が加熱されなくなることから、鏡筒462の歪み及び投射レンズ461のずれが発生することが抑制され、投射画像にフォーカスずれが生じることが抑制される。
これは、図6に示すように、鏡筒462の中心軸A1(投射レンズ461の光軸と一致)に対して、投射レンズ461に入射される画像の中心軸(すなわち、照明光軸Ax)は、Y方向とは反対側にずれている。このため、当該画像を形成する光だけでなく上記迷光も、投射レンズ461におけるY方向とは反対側の位置に入射されやすい。従って、Y方向とは反対側に位置して、上記迷光が入射されやすい被遮蔽部464を遮光部74が覆うことで、比較的小さな遮光部74により、上記フォーカスずれの発生を効果的に抑制できる。
以上説明した本実施形態に係るプロジェクター1によれば、以下の効果がある。
画像形成装置450と鏡筒462との間には、画像形成装置450側から鏡筒462に入射される光を遮蔽する遮光部74が設けられている。
これによれば、プロジェクター1(光学装置4)内にて迷光が生じる場合でも、鏡筒462における光入射側の端部(Z方向とは反対側の端部)に、当該迷光が画像形成装置450側から入射されることを抑制できる。
また、遮光部74は、鏡筒462とは別部材であるので、遮光部74に光が入射されて加熱される場合でも、当該遮光部74で生じた熱が鏡筒462に伝達しにくい。
従って、迷光の入射による鏡筒462の歪みの発生を抑制でき、上記投射レンズ461の変位を抑制できる。また、これにより、投射画像にフォーカスずれが発生することを抑制できる他、上記投射レンズ461による画像の投射位置が変更されてしまうことを抑制できる。
これに対し、遮光部74は、装置支持部材7に設けられていることにより、遮光部74を当該他の部材に干渉することなく、画像形成装置450と鏡筒462との間に容易に配置できる。また、画像形成装置450と鏡筒462との間の寸法を拡大することなく、これらの間に遮光部74を配置できるので、プロジェクター1の大型化を抑制できる。
これに対し、遮光部74が、上記傾斜面741を有することにより、当該傾斜面741に画像形成装置450側から入射される光を、当該画像形成装置450側に反射させることができる。従って、遮光部74にて反射された迷光が投射レンズ461に入射されて投射されることを抑制できるので、投射される画像が劣化することを抑制できる。
以下、本発明の第2実施形態について説明する。
本実施形態に係るプロジェクターは、上記プロジェクター1と同様の構成を備えるが、合成光学装置が遮光板457及び光学フィルター458を備えない点で、上記プロジェクター1と相違する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一又は略同一である部分については説明を省略する。
本実施形態に係るプロジェクター1Aは、画像形成装置450に代えて画像形成装置450Aを備える他は、上記プロジェクター1と同様の構成及び機能を有し、また、画像形成装置450Aは、図9に示すように、合成光学装置455に代えて合成光学装置455Aを有する他は、画像形成装置450と同様の構成及び機能を有する。
本実施形態においては、合成光学装置455は、装置支持部材7によって支持されるクロスダイクロイックプリズム456を有するが、上記遮光板457及び光学フィルター458を有していない。この合成光学装置455は、上記液晶パネル453によって変調されてプリズム456の各光入射面に入射された各色光を合成し、合成された光(画像を形成する光)を、当該プリズム456の光出射面によって構成される合成光学装置455Aの光出射面4551から投射レンズ461に向けて出射する。
このような本実施形態に係るプロジェクター1Aによっても、上記プロジェクター1と同様の効果を奏することができる。
本発明は、上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
上記各実施形態では、画像形成装置450は、3つの液晶パネル453(453R,453G,453B)と、3つの出射側偏光板454と、プリズム456と、を有するとした。しかしながら、画像形成装置の構成は、これに限らない。例えば、2つ以下、或いは、4つ以上の液晶パネル453及び出射側偏光板を有する構成としてもよく、これらに加えて、例えば視野角補償板等の他の光学部品を有する構成としてもよい。
また、投射レンズ461は、複数のレンズにより構成されるとした。しかしながら、本発明は、これに限らない。すなわち、投射レンズ461は、1つのレンズにより構成されてもよい。
また、鏡筒462は、合成樹脂により形成されるとした。しかしながら、これに限らず、金属等の他の材料により形成してもよい。
ここで、遮光板457のみを備える場合、合成光学装置の光出射面は、プリズム456の光出射側の面により構成される。
また、光学フィルター458のみを備える場合、遮光板457の代りに、上述の取付部4571及び保持部4574を備える部材を介して、光学フィルター458をプリズム456の光出射面側に取り付ければよい。
また、上記第1実施形態では、遮光板457は、延出部4573を備えていた。しかしながら、本発明は、これに限らず、遮光板457が、延出部4573を備えない構成としてもよい。
上記各実施形態では、光源装置41は、光源ランプ411と、当該光源ランプ411から出射された光を反射させるリフレクター412と、を有する構成とした。しかしながら、本発明はこれに限らない。すなわち、光源装置は、LED(Light Emitting Diode)等の固体光源を有する構成としてもよい。また、光源装置の数は2つ以上でもよい。
上記各実施形態では、画像の投射方向と、当該画像の観察方向とが略同じであるフロントタイプのプロジェクター1を例示したが、本発明はこれに限らない。例えば、投射方向と観察方向とがそれぞれ反対方向となるリアタイプのプロジェクターにも、本発明を適用できる。
Claims (5)
- 画像を形成する画像形成装置と、
形成された前記画像を投射する投射レンズを内部に収納する鏡筒と、
前記鏡筒とは別部材として構成され、前記画像形成装置と前記鏡筒との間に位置し、前記鏡筒に入射される光を遮蔽する遮光部と、を備えることを特徴とするプロジェクター。 - 請求項1に記載のプロジェクターにおいて、
前記画像形成装置と前記鏡筒とを一体的に支持する支持部材を備え、
前記遮光部は、前記支持部材に設けられていることを特徴とするプロジェクター。 - 請求項2に記載のプロジェクターにおいて、
前記画像形成装置は、
それぞれ入射される光を変調する複数の光変調装置と、
前記複数の光変調装置のそれぞれにより変調された光を合成して、前記画像を形成する合成光学装置と、を有し、
前記支持部材は、
前記鏡筒を支持する鏡筒支持部材と、
前記合成光学装置を支持し、前記鏡筒支持部材に取り付けられる装置支持部材と、を有し、
前記遮光部は、前記装置支持部材に設けられていることを特徴とするプロジェクター。 - 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のプロジェクターにおいて、
前記遮光部は、当該遮光部に対する前記画像形成装置側から見て、前記鏡筒の少なくとも一部の外縁形状に沿う円弧状に形成されていることを特徴とするプロジェクター。 - 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のプロジェクターにおいて、
前記遮光部は、前記投射レンズによる前記画像の投射方向に進むに従って前記鏡筒の中心軸に近接する方向に突出するように傾斜する傾斜面を有することを特徴とするプロジェクター。
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