JP2016027685A - 伝送線路および電子部品 - Google Patents
伝送線路および電子部品 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016027685A JP2016027685A JP2014248807A JP2014248807A JP2016027685A JP 2016027685 A JP2016027685 A JP 2016027685A JP 2014248807 A JP2014248807 A JP 2014248807A JP 2014248807 A JP2014248807 A JP 2014248807A JP 2016027685 A JP2016027685 A JP 2016027685A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dielectric
- transmission line
- ghz
- line
- conductor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01P—WAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
- H01P7/00—Resonators of the waveguide type
- H01P7/10—Dielectric resonators
Landscapes
- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
- Waveguides (AREA)
Abstract
Description
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。始めに、図1ないし図3を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る伝送線路および電子部品の構造について説明する。図1は、本実施の形態に係る伝送線路および電子部品を示す斜視図である。図2は、図1におけるA方向から見た電子部品を示す側面図である。図3は、図1に示した伝送線路の断面を示す断面図である。
周囲誘電体部20が磁性誘電体である場合における第2の誘電体を構成する誘電体材料としては、必ずしも限定されるわけではないが、ポリプロピレン、テフロン(登録商標)、ポリイミド、エポキシ樹脂、ポリシクロオレフィン樹脂、またはCaTiO3、SrTiO3、Mg2SiO4、Al2O3およびこれらの2種以上の組み合わせ等の磁性を有さない誘電体材料中にニッケル(Ni)、パーマロイ(Fe−Ni合金)、鉄(Fe)およびそれらの合金よりなる金属磁性体粒子を分散させたものを用いることができる。
BaTiO3、SrTiO3、MnO粉末をモル比で0.25、0.75、0.002の割合で秤量し、純水と市販のアニオン系分散剤と共に、ボールミルで24時間混合を行い、混合スラリーを得た。混合スラリーを120℃で加熱乾燥した後、瑪瑙乳鉢で解砕し、#300メッシュふるいを通過させ整粒し、アルミナ坩堝に入れ1200〜1240℃の温度範囲内で2時間仮焼をし、第1の誘電体材料(0.25BaO・0.75SrO)TiO2+0.002MnOを得た。
CaCO3、TiO2粉末をモル比で1、1の割合で秤量し、第2の誘電体材料としてCaTiO3を得たこと以外は、実施例1と同様の方法で伝送線路の材料を作製した。
CaCO3、SrCO3、TiO2粉末をモル比で0.9、0.1、1.0の割合で秤量し、第2の誘電体材料として(0.9CaO・0.1SrO)TiO2を得たこと以外は、実施例1と同様の方法で伝送線路の材料を作製した。
粒径1μmのPd金属粉末を、第1の誘電体材料と混合する際に、表1に記したような体積割合で秤量・混合したこと以外は、実施例1と同様の方法で伝送線路の材料を作製した。
第1の誘電体材料と混合させるPd金属粉末の粒径について、表1に記したように変化させたこと以外は、実施例1と同様の方法で伝送線路の材料を作製した。
BaTiO3、SrTiO3、MnO粉末をモル比で0.45、0.55、0.002の割合で秤量し、第1の誘電体材料として(0.45BaO・0.55SrO)TiO2+0.002MnOを得たこと以外は、実施例1と同様の方法で伝送線路の材料を作製した。
BaTiO3、SrTiO3、MnO粉末をモル比で0.55、0.45、0.002の割合で秤量し、第1の誘電体材料として(0.55BaO・0.45SrO)TiO2+0.002MnOを得たこと以外は、実施例1と同様の方法で伝送線路の材料を作製した。
第1の誘電体材料と混合させる金属粉末の金属元素種について、表1に記したように変化させた。第1の誘電体材料と金属粉末を混合する際に、適宜焼結助剤としてLi2Oを加え、線路部焼結体を得る際の熱処理温度を900−1400℃の間で調整したこと、また線路部焼結体を得る際の熱処理について、適宜、空気中または窒素と水素の混合ガス雰囲気で行ったこと以外は、実施例1と同様の方法で伝送線路の材料を作製した。
第2の誘電体材料として以下に示すような作製法にて磁性誘電体を得たこと以外は、実施例1と同様の方法で伝送線路の材料を作製した。すなわち、まず、金属磁性粉末として、平均粒径0.3μmのパーマロイの粉末を用意し、ポリシクロオレフィン樹脂を、樹脂ワニスとして、金属磁性粉末含有量が3体積%になる量を添加して、高速遊星攪拌機(公転速度2000rpm、自転速度800rpm)にて5分間混合し、第2の誘電体材料として磁性をもつものを作製した。
第2の誘電体材料として以下に示すような作製法にて磁性誘電体を得たこと以外は、実施例1と同様の方法で伝送線路の材料を作製した。
すなわち、まず、金属磁性粉末として、平均粒径0.3μmのパーマロイの粉末を用意し、ポリシクロオレフィン樹脂を、樹脂ワニスとして、金属磁性粉末含有量が20体積%になる量を添加して、高速遊星攪拌機(公転速度2000rpm、自転速度800rpm)にて5分間混合し、第2の誘電体材料として磁性をもつものを作製した。
第2の誘電体材料として以下に示すような作製法にて磁性誘電体を得たこと以外は、実施例1と同様の方法で伝送線路の材料を作製した。
すなわち、まず、金属磁性粉末として、平均粒径0.3μmのパーマロイの粉末を用意し、ポリシクロオレフィン樹脂を、樹脂ワニスとして、金属磁性粉末含有量が40体積%になる量を添加して、高速遊星攪拌機(公転速度2000rpm、自転速度800rpm)にて5分間混合し、第2の誘電体材料として磁性をもつものを作製した。
第2の誘電体材料として以下に示すような作製法にて磁性誘電体を得たこと以外は、実施例1と同様の方法で伝送線路の材料を作製した。
すなわち、ポリシクロオレフィン樹脂のみを高速遊星攪拌機(公転速度2000rpm、自転速度800rpm)にて5分間混合し、第2の誘電体材料を作製した。
得られた第1、第2の誘電体、線路部焼結体の比誘電率、比透磁率について算出し、結果を表1に記した。また得られた伝送線路材料を用いて、図1に示したような伝送線路および電子部品形状を形成し、共振周波数と無負荷Q値について、各々測定し、結果を表1に記した。
本実施形態に係る誘電体についての誘電特性は、日本工業規格「マイクロ波用ファインセラミックスの誘電特性の試験方法」(JIS R1627 1996年度)に従って測定することができる。
誘電特性の評価として、両端短絡形誘電体共振器法により共振周波数f0を求めた。焼成体(焼結体)の寸法とf0より、比誘電率を算出した。
比透磁率の測定は、6mm×6mm×0.8mmの板状に加工した試験片を使用し、ネットワークアナライザ(アジレント・テクノロジー(株)製、HP8753D)と超高周波帯域透磁率測定装置(凌和電子(株)製、PMF−3000)を用いて測定した。
図1に示したように、本実施の形態に係る電子部品1は、本実施の形態に係る伝送線路2を含んでいる。伝送線路2は、第1の誘電体とその誘電体中に分散した導体フィラーより構成され、第1の比誘電率をもつ線路部10と、第2の比誘電率を有する第2の誘電体よりなる周囲誘電体部20とを備えている。前記実施例において得られた伝送線路材料を用いて、この形状を形成し、共振周波数と無負荷Q値を各々測定し、表1に記した。表1には、線路部10に従来の伝送線路で使用されてきた金属Ag単体の導体電極を使用した場合の無負荷Q値:300と比較し、良否の判定を行った結果も記載した。
また線路部の導体フィラーの体積割合を74%以下とすることで、無負荷Q値がより大きくなっていることがわかる。
1・・・電子部品
2・・・伝送線路
10・・・線路部
20・・・周囲誘電体
Claims (8)
- 第1の誘電体とその誘電体中に分散した導体フィラーより構成され、
第1の比誘電率をもつ線路部と、
第2の比誘電率を有する第2の誘電体よりなる周囲誘電体部とを備えた伝送線路であって、
前記周囲誘電体部は、前記線路部における電磁波の伝搬方向に直交する断面において、線路部の周囲に存在し、
前記第1の比誘電率は600以上であり、
前記第2の比誘電率は、前記第1の比誘電率よりも小さいことを特徴とする伝送線路。 - 前記第2の比誘電率は、前記第1の比誘電率の1/10以下であることを特徴とする請求項1記載の伝送線路。
- 前記線路部は、1GHz〜10GHzの範囲内の1つ以上の周波数の電磁波を伝搬させることを特徴とする請求項1または2に記載の伝送線路。
- 前記第1の誘電体中に分散した導体フィラーの割合は、
前記線路部全体の4〜74体積%であることを特徴とする請求項1〜3いずれか一項に記載の伝送線路。 - 前記第1の誘電体中に分散した導体フィラーの大きさが5μm以下であることを特徴とする請求項1〜4いずれか一項に記載の伝送線路。
- 前記周囲誘電体部は、1.02以上の比透磁率を有することを特徴とする請求項1〜5いずれか一項に記載の誘電体線路。
- 請求項1〜6のいずれか一項に記載の伝送線路を含むことを特徴とする電子部品。
- 1GHz〜10GHzの範囲内の共振周波数を有する共振器を備え、前記共振器は、請求項1〜6いずれか一項に記載の伝送線路を用いて構成されていることを特徴とする電子部品。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014248807A JP6432323B2 (ja) | 2014-07-08 | 2014-12-09 | 伝送線路および電子部品 |
US14/789,261 US9698464B2 (en) | 2014-07-08 | 2015-07-01 | Transmission line and electronic component |
CN201510398289.1A CN105261813B (zh) | 2014-07-08 | 2015-07-08 | 传输线路和电子部件 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014140289 | 2014-07-08 | ||
JP2014140289 | 2014-07-08 | ||
JP2014248807A JP6432323B2 (ja) | 2014-07-08 | 2014-12-09 | 伝送線路および電子部品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016027685A true JP2016027685A (ja) | 2016-02-18 |
JP6432323B2 JP6432323B2 (ja) | 2018-12-05 |
Family
ID=55068279
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014248807A Expired - Fee Related JP6432323B2 (ja) | 2014-07-08 | 2014-12-09 | 伝送線路および電子部品 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US9698464B2 (ja) |
JP (1) | JP6432323B2 (ja) |
CN (1) | CN105261813B (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10492359B2 (en) * | 2015-09-30 | 2019-12-03 | Deere & Company | Seeding system |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4216449A (en) * | 1977-02-11 | 1980-08-05 | Bbc Brown Boveri & Company Limited | Waveguide for the transmission of electromagnetic energy |
JPH10190241A (ja) * | 1996-12-26 | 1998-07-21 | Kyocera Corp | 多層配線基板 |
JP2001068803A (ja) * | 1999-08-31 | 2001-03-16 | Ngk Spark Plug Co Ltd | 高誘電率複合材料及びそれを用いたプリント配線板 |
JP5787108B2 (ja) * | 2013-08-02 | 2015-09-30 | Tdk株式会社 | 誘電体線路および電子部品 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2752048B2 (ja) | 1990-06-08 | 1998-05-18 | 日本碍子 株式会社 | 対称型ストリップライン共振器 |
JPH1013112A (ja) | 1996-06-26 | 1998-01-16 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 高周波共振器及びその作製方法 |
DE10301982B4 (de) * | 2003-01-15 | 2007-06-06 | Infineon Technologies Ag | Wellenleiter |
US6943731B2 (en) * | 2003-03-31 | 2005-09-13 | Harris Corporation | Arangements of microstrip antennas having dielectric substrates including meta-materials |
JP2007235630A (ja) | 2006-03-01 | 2007-09-13 | Nippon Tungsten Co Ltd | 電磁波伝送線路およびアンテナ |
CN103733427B (zh) * | 2012-02-03 | 2015-08-26 | 株式会社村田制作所 | 高频信号传输线路及电子设备 |
-
2014
- 2014-12-09 JP JP2014248807A patent/JP6432323B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2015
- 2015-07-01 US US14/789,261 patent/US9698464B2/en active Active
- 2015-07-08 CN CN201510398289.1A patent/CN105261813B/zh not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4216449A (en) * | 1977-02-11 | 1980-08-05 | Bbc Brown Boveri & Company Limited | Waveguide for the transmission of electromagnetic energy |
JPH10190241A (ja) * | 1996-12-26 | 1998-07-21 | Kyocera Corp | 多層配線基板 |
JP2001068803A (ja) * | 1999-08-31 | 2001-03-16 | Ngk Spark Plug Co Ltd | 高誘電率複合材料及びそれを用いたプリント配線板 |
JP5787108B2 (ja) * | 2013-08-02 | 2015-09-30 | Tdk株式会社 | 誘電体線路および電子部品 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20160013535A1 (en) | 2016-01-14 |
JP6432323B2 (ja) | 2018-12-05 |
CN105261813B (zh) | 2018-06-26 |
CN105261813A (zh) | 2016-01-20 |
US9698464B2 (en) | 2017-07-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Zhang et al. | Novel dual-mode dual-band filters using coplanar-waveguide-fed ring resonators | |
US9424968B2 (en) | Magnetic material for antennas, antenna, and wireless communication device | |
JP2010238748A (ja) | 複合磁性材料及びアンテナ、並びに無線通信機器 | |
Zheng et al. | Low-loss NiZnCo ferrite composites with tunable magneto-dielectric performances for high-frequency applications | |
US9214731B2 (en) | Planar antenna having a widened bandwidth | |
JP5787108B2 (ja) | 誘電体線路および電子部品 | |
JPWO2008150013A1 (ja) | チップアンテナ及びその製造方法、並びにかかるチップアンテナを有するアンテナ装置及び通信機器 | |
Suhailrashid et al. | Dielectric resonator antenna on Ba TiO3 embedded with TiO2 nano composite for Wi-Fi applications | |
JP6432323B2 (ja) | 伝送線路および電子部品 | |
JP6242568B2 (ja) | 高周波用圧粉体、及びそれを用いた電子部品 | |
US8471650B2 (en) | Diplexer, and wireless communication module and wireless communication apparatus using the same | |
Ouyang et al. | A mixed cross-coupling microstrip filter with multiple transmission zeros | |
JP2009253894A (ja) | 高周波帯域通過フィルタ | |
Zhang et al. | Design of a miniaturized dual-band double-folded substrate integrated waveguide bandpass filter with controllable bandwidths | |
Jadhav et al. | Response of Ag thick film microstrip straight resonator to perturbation of bulk and thick film Ni (1− x) CuxMn2O4 (0≤ x≤ 1) ceramics | |
Kono et al. | Electromagnetic Properties of Au/Fe 53 Ni 47 Hybrid Granular Composite Materials | |
Cao et al. | Ka band band-stop filter based on complementary split ring and SIW resonators | |
Ranjith et al. | High isolation diplexer for rf circuits using loop resonators | |
TWI680114B (zh) | 用於抑制電磁干擾之元件及用於製造抑制電磁干擾之元件之方法 | |
Reja et al. | Study the Effect of SRRs on Broadband Microwave parallel-coupled band-pass filters | |
Muruganantham et al. | Dual Band Bandpass Filter With Sharp Passband Resonances Using Dual-Mode SIRs | |
JP2015027018A (ja) | インピーダンス調整素子および高周波モジュール | |
Malallah et al. | Tunable microwave filters using nanoparticles and thin films of Ferroic materials | |
JP6394127B2 (ja) | 伝送線路および電子部品 | |
JP2016192627A (ja) | 伝送線路および電子部品 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20171025 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180724 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180913 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20181009 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20181022 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6432323 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |