JP2016027439A - 半導体装置と其の制御方法および半導体装置のメモリ制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】外部からの指定により特定の記憶領域のロウアドレスに対するアクセス要求が頻繁に発生しても、このアクセスを多数のロウアドレスに離散させることのできる半導体装置を提供する。【解決手段】外部から指定されるロウアドレスとメモリ8の記憶領域の論理的なロウアドレスとの対応関係を設定器となるスイッチレジスタ&カウンタ11に自動的に更新設定し、変換器となるスイッチマトリクス10が更新設定された対応関係特定情報を参照して対応するロウアドレスを読み替えることにより集中アクセスの継続によるホットキャリア寿命の短命化を防止する。【選択図】図1
Description
本発明は、半導体装置と其の制御方法および半導体装置のメモリ制御プログラムに関する。
ランダムアクセスメモリ等の半導体メモリはトランジスタを小さくして大容量化や微細化を図っており、こうした微細化の流れは今後も継続されると思われる。
そして、この微細化によりトランジスタの耐電界強度が低くなり、ホットキャリア寿命が短くなってゆく。
特に、DRAM(ダイナミックアクセスメモリ)においてはチャージ動作の回路系に高電圧動作があり、短寿命化を加速する要因となり、同一ロウアドレスに継続的にアクセスが集中するとトランジスタが寿命障害に至る。
また、一般的な機器におけるCPUのメインメモリにはDRAMが使用される。DRAMにおけるアクセス頻度が高い記憶領域はプログラム領域であり、特に、その使用プログラムが小さい場合には数ロウアドレスに亘る特定の記憶領域にアクセスが集中する。
そして、この微細化によりトランジスタの耐電界強度が低くなり、ホットキャリア寿命が短くなってゆく。
特に、DRAM(ダイナミックアクセスメモリ)においてはチャージ動作の回路系に高電圧動作があり、短寿命化を加速する要因となり、同一ロウアドレスに継続的にアクセスが集中するとトランジスタが寿命障害に至る。
また、一般的な機器におけるCPUのメインメモリにはDRAMが使用される。DRAMにおけるアクセス頻度が高い記憶領域はプログラム領域であり、特に、その使用プログラムが小さい場合には数ロウアドレスに亘る特定の記憶領域にアクセスが集中する。
一般に、アクセス対象とするメモリの記憶領域の指定は、メモリの論理的なロウアドレスを指定するロウデコーダからの信号とメモリの論理的なカラムアドレスを指定するカラムレコーダからの信号とに基いて行われるようになっており、ロウデコーダの前段に変換器となるアドレススクランブル回路を設置し、外部から指定されるロウアドレスとメモリの記憶領域の論理的なロウアドレスとの対応関係を特定する対応関係特定情報に基いてロウアドレスの読み替えを行なうようにした半導体装置としては、例えば、特許文献1に開示されるメモリICテスト回路が公知である。
このメモリICテスト回路は、外部から指定されたロウアドレスを其のままロウデコーダに出力する非テストモードと外部から指定されたロウアドレスをメモリの論理的なロウアドレスに読み替えてからロウデコーダに出力するテストモードの何れか一方を排他的に選択できるように設計されており、テストモードを選択してロウアドレスの読み替えを行なうことにより、メモリに固有のアドレス定義や物理的な極性の相違といった問題を解消し、外部から与えられたメモリ用のテストパターンを利用して支障なくメモリをテストできるようになっている。
しかし、その目的とするところはメモリテストの適正化に過ぎず、変換器となるアドレススクランブル回路には1種類の対応関係特定情報、つまり、テストパターンの再現に適した対応関係特定情報に対応する論理回路が組み込まれているだけである。また、メモリの通常の使用時においてはロウアドレスの読み替えは全く行なわれないので、メモリの特定の記憶領域、例えば、プログラム領域へのアクセス集中を防止するといったことは全くできない。
従って、上位のメモリ制御装置やマイクロプロセッサの動作プログラム使用アドレスを一義的な固定論理アドレスで設計された一般的な半導体装置と同様、使用アクセス領域を容易に変更することはできない。
このメモリICテスト回路は、外部から指定されたロウアドレスを其のままロウデコーダに出力する非テストモードと外部から指定されたロウアドレスをメモリの論理的なロウアドレスに読み替えてからロウデコーダに出力するテストモードの何れか一方を排他的に選択できるように設計されており、テストモードを選択してロウアドレスの読み替えを行なうことにより、メモリに固有のアドレス定義や物理的な極性の相違といった問題を解消し、外部から与えられたメモリ用のテストパターンを利用して支障なくメモリをテストできるようになっている。
しかし、その目的とするところはメモリテストの適正化に過ぎず、変換器となるアドレススクランブル回路には1種類の対応関係特定情報、つまり、テストパターンの再現に適した対応関係特定情報に対応する論理回路が組み込まれているだけである。また、メモリの通常の使用時においてはロウアドレスの読み替えは全く行なわれないので、メモリの特定の記憶領域、例えば、プログラム領域へのアクセス集中を防止するといったことは全くできない。
従って、上位のメモリ制御装置やマイクロプロセッサの動作プログラム使用アドレスを一義的な固定論理アドレスで設計された一般的な半導体装置と同様、使用アクセス領域を容易に変更することはできない。
一方、メモリの使用効率を考慮した半導体装置として、特許文献2に開示される半導体記憶装置が知られている。
この半導体記憶装置は、複数のバンクを備えた半導体装置を前提としたもので、アドレスデコーダの前段に設置されたアドレス変換部を利用して外部から指定されるアドレスの行アドレスの下位とバンクアドレスを入れ替えること、つまり、バンクアドレスをセル行単位で変更することによって複数のセルに跨る高速なシーケンシャルアクセスを実現するものである。
この半導体記憶装置においては、バンクアドレスがセル行単位で変更される結果として、メモリの同一バンクに集中的なアクセスが発生するといった問題が或る程度は改善されるかも知れないが、メモリの記憶領域の変更がバンク単位となるので、同一バンクのメモリ内の同一記憶領域に頻繁なアクセスが発生することを防止することはできない。
また、メモリの同一バンクへのアクセスの集中といった問題が或る程度は改善されたとしても、そのアクセスを各バンクに均等に離散させるといったことは全くできない。
この半導体記憶装置は、複数のバンクを備えた半導体装置を前提としたもので、アドレスデコーダの前段に設置されたアドレス変換部を利用して外部から指定されるアドレスの行アドレスの下位とバンクアドレスを入れ替えること、つまり、バンクアドレスをセル行単位で変更することによって複数のセルに跨る高速なシーケンシャルアクセスを実現するものである。
この半導体記憶装置においては、バンクアドレスがセル行単位で変更される結果として、メモリの同一バンクに集中的なアクセスが発生するといった問題が或る程度は改善されるかも知れないが、メモリの記憶領域の変更がバンク単位となるので、同一バンクのメモリ内の同一記憶領域に頻繁なアクセスが発生することを防止することはできない。
また、メモリの同一バンクへのアクセスの集中といった問題が或る程度は改善されたとしても、そのアクセスを各バンクに均等に離散させるといったことは全くできない。
なお、ロウデコーダの前段に設置する変換器やアドレススクランブル回路として利用可能なスイッチマトリクスとしては、例えば特許文献3に開示されるように、MOSトランジスタ等によって構成されるプログラム素子が公知である。
本発明の目的は、外部からのロウアドレスの指定によりメモリの特定の記憶領域のロウアドレスに対するアクセス要求が頻繁に発生した場合であっても、このアクセスを多数のロウアドレスに離散させることのできる半導体装置と其の制御方法および半導体装置のメモリ制御プログラムを提供することにある。
本発明の半導体装置は、メモリの論理的なロウアドレスを指定するロウデコーダからの信号と前記メモリの論理的なカラムアドレスを指定するカラムレコーダからの信号とに基いて前記メモリの記憶領域を指定するようにした半導体装置であり、前記目的を達成するため、特に、
予め決められたイベント検知時に、外部から指定されるロウアドレスと前記メモリの記憶領域の論理的なロウアドレスとの対応関係を特定する対応関係特定情報を自動的に更新設定する設定器と、
前記ロウデコーダの前段に設置され、前記設定器に設定されている対応関係特定情報を参照して、外部から指定されたロウアドレスを前記メモリの記憶領域のロウアドレスに変換して前記ロウデコーダに出力する変換器とを備えたことを特徴とする構成を有する。
予め決められたイベント検知時に、外部から指定されるロウアドレスと前記メモリの記憶領域の論理的なロウアドレスとの対応関係を特定する対応関係特定情報を自動的に更新設定する設定器と、
前記ロウデコーダの前段に設置され、前記設定器に設定されている対応関係特定情報を参照して、外部から指定されたロウアドレスを前記メモリの記憶領域のロウアドレスに変換して前記ロウデコーダに出力する変換器とを備えたことを特徴とする構成を有する。
本発明の半導体装置の制御方法は、メモリの論理的なロウアドレスを指定するロウデコーダからの信号と前記メモリの論理的なカラムアドレスを指定するカラムレコーダからの信号とに基いて前記メモリの記憶領域を指定するようにした半導体装置の制御方法であり、前記目的を達成するため、特に、
予め決められたイベント検知時に、外部から指定されるロウアドレスと前記メモリの記憶領域の論理的なロウアドレスとの対応関係を特定する対応関係特定情報を自動的に更新設定し、
前記更新設定された対応関係特定情報を参照して外部から指定されたロウアドレスを前記メモリの記憶領域のロウアドレスに変換し、前記ロウデコーダに出力することを特徴とした構成を有する。
予め決められたイベント検知時に、外部から指定されるロウアドレスと前記メモリの記憶領域の論理的なロウアドレスとの対応関係を特定する対応関係特定情報を自動的に更新設定し、
前記更新設定された対応関係特定情報を参照して外部から指定されたロウアドレスを前記メモリの記憶領域のロウアドレスに変換し、前記ロウデコーダに出力することを特徴とした構成を有する。
本発明のメモリ制御プログラムは、外部から指定されるロウアドレスとメモリの記憶領域の論理的なロウアドレスとの対応関係を特定する対応関係特定情報に従って外部から指定されるロウアドレスをメモリの記憶領域のロウアドレスに変換する変換器からの信号を受けてメモリの論理的なロウアドレスを指定するロウデコーダからの信号と前記メモリの論理的なカラムアドレスを指定するカラムレコーダからの信号とに基いて前記メモリの記憶領域を指定するようにした半導体装置が備えるコマンド制御部を、
予め決められたイベント検知時に前記対応関係特定情報を自動的に更新設定する設定手段として機能させることを特徴とした構成を有する。
予め決められたイベント検知時に前記対応関係特定情報を自動的に更新設定する設定手段として機能させることを特徴とした構成を有する。
本発明は、予め決められたイベント、例えば、半導体装置への電源の投入やメモリの制御に関わる設定処理等が検知された際に、外部から指定されるロウアドレスとメモリの記憶領域の論理的なロウアドレスとの対応関係を特定する対応関係特定情報を自動的に更新設定し、更新設定された対応関係特定情報を参照して外部から指定されたロウアドレスをメモリの記憶領域の論理的なロウアドレスに変換するようにしているので、外部から指定されるロウアドレスによってメモリの特定の記憶領域のロウアドレスに対するアクセス要求が頻繁に発生した場合であっても、実際にアクセスの対象とされるメモリのロウアドレスは対応関係特定情報の更新の都度に変更される。
従って、外部からのロウアドレスの指定によりメモリの特定の記憶領域のロウアドレスに対するアクセス要求が頻繁に発生した場合であっても、このアクセスを多数のロウアドレスに離散させることが可能となり、集中アクセスの継続によるホットキャリア寿命の短命化といった不都合を改善し、半導体装置の信頼性を向上させることができる。
従って、外部からのロウアドレスの指定によりメモリの特定の記憶領域のロウアドレスに対するアクセス要求が頻繁に発生した場合であっても、このアクセスを多数のロウアドレスに離散させることが可能となり、集中アクセスの継続によるホットキャリア寿命の短命化といった不都合を改善し、半導体装置の信頼性を向上させることができる。
次に、本発明を実施するための形態について幾つかの例を挙げ、図面を参照して具体的に説明する。
図1は外部装置からの要求によってデータの書き込みや読み出しを行なうDRAM(ダイナミックアクセスメモリ)を構成する半導体装置に本発明を適用した場合の一実施形態の構成について示した機能ブロック図である。
この実施形態の半導体装置1は、外部装置から指令されたアドレスを取り込むアドレス・バッファ&レジスタ2と、外部装置から指令されたコマンドを受けて半導体装置1の各部を制御するコマンド制御部3と、半導体装置1の動作モードを設定するモードレジスタ4と、リフレッシュ制御に用いるリフレッシュカウンタ5と、ロウアドレスをデコードするロウデコーダ6と、カラムアドレスをデコードするカラムデコーダ7と、複数のメモリセルを構成するメモリ(メモリセルアレイ)8と、書き込みや読み出しの対象とされたデータを入出力するためのレジスタ&IO&バッファ9を、従来型のDRAMと同様に備える。
つまり、この実施形態の半導体装置1は、メモリ8の論理的なロウアドレスを指定するロウデコーダ6からの信号とメモリ8の論理的なカラムアドレスを指定するカラムレコーダ7からの信号とに基いてメモリ8の記憶領域、例えは、ワードを指定するようにした半導体装置である。
この実施形態の半導体装置1は、更に、固有の構成要素として、外部装置から指定されるロウアドレスとメモリ8の記憶領域の論理的なロウアドレスとの対応関係を切り替えるための変換器として機能するスイッチマトリクス10がロウデコーダ6の前段に設置され、このスイッチマトリクス10に、スイッチマトリクス10の駆動制御に必要とされる設定器として機能するスイッチレジスタ&カウンタ11が併設されている。
図2(a)は本実施形態に係るスイッチマトリクス10の回路構成を例示した概念図、また、図2(b)はスイッチマトリクス10を構成するMOS−FETスイッチ12の1つを取り出して示した概念図である。
このスイッチマトリクス10は、アドレス・バッファ&レジスタ2から6本の信号線を介してロウアドレス信号I0,I1,I2,I3,I4,I5を受信し、6×6のマトリクスを構成するMOS−FETスイッチ12のオン・オフ状態によって特定される切換接続ルートを介して、前記受信した各ロウアドレス信号I0,I1,I2,I3,I4,I5を、例えば、ロウアドレス信号I0’,I1’,I2’,I3’,I4’,I5’等としてロウデコーダ6へ送信する。
6×6のマトリクスを構成するスイッチマトリクス10における切換接続ルートの状態は、スイッチレジスタ&カウンタ11におけるスイッチレジスタのデータ出力を図2(b)に示されるようなスイッチマトリクス10内の6×6個のMOS−FETスイッチ12のゲートに印加して各MOS−FETスイッチを駆動制御することによって決定される。
スイッチマトリクス10の切換接続ルートは6×6のマトリクスを構成する各MOS−FETスイッチのオン・オフ状態を切り替えることによって任意に設定することができるので、例えば、アドレス・バッファ&レジスタ2から受信したロウアドレス信号I0,I1,I2,I3,I4,I5をロウアドレス信号I1’,I2’,I3’,I4’,I5’,I0’としてロウデコーダ6へ送信すること、アドレス・バッファ&レジスタ2から受信したロウアドレス信号I0,I1,I2,I3,I4,I5をロウアドレス信号I2’,I3’,I4’,I5’,I0’,I1’としてロウデコーダ6へ送信すること、アドレス・バッファ&レジスタ2から受信したロウアドレス信号I0,I1,I2,I3,I4,I5をロウアドレス信号I3’,I4’,I5’,I0’,I1’,I2’としてロウデコーダ6へ送信すること・・・等も可能である。
6×6のマトリクスを構成するスイッチマトリクス10における切換接続ルートの状態は、スイッチレジスタ&カウンタ11におけるスイッチレジスタのデータ出力を図2(b)に示されるようなスイッチマトリクス10内の6×6個のMOS−FETスイッチ12のゲートに印加して各MOS−FETスイッチを駆動制御することによって決定される。
スイッチマトリクス10の切換接続ルートは6×6のマトリクスを構成する各MOS−FETスイッチのオン・オフ状態を切り替えることによって任意に設定することができるので、例えば、アドレス・バッファ&レジスタ2から受信したロウアドレス信号I0,I1,I2,I3,I4,I5をロウアドレス信号I1’,I2’,I3’,I4’,I5’,I0’としてロウデコーダ6へ送信すること、アドレス・バッファ&レジスタ2から受信したロウアドレス信号I0,I1,I2,I3,I4,I5をロウアドレス信号I2’,I3’,I4’,I5’,I0’,I1’としてロウデコーダ6へ送信すること、アドレス・バッファ&レジスタ2から受信したロウアドレス信号I0,I1,I2,I3,I4,I5をロウアドレス信号I3’,I4’,I5’,I0’,I1’,I2’としてロウデコーダ6へ送信すること・・・等も可能である。
設定器として機能するスイッチレジスタ&カウンタ11におけるカウンタの値Cは、予め決められたイベント、例えば、半導体装置1への電源の投入やメモリの制御に関わる設定処理等の実施をコマンド制御部3が検知した時点で、コマンド制御部3から出力されるカウントアップ信号を受けて、1インクリメントされる。
この実施形態では、特に、スイッチレジスタ&カウンタ11におけるカウンタの値Cが、メモリ8の記憶領域の論理的なロウアドレスの総数より1少ない値、つまり、図2の例に倣えば6−1=5を最大値として、C=0,1,2,3,4,5,0,1,2,3,・・・と循環的にインクリメントされるようになっている。
この実施形態では、特に、スイッチレジスタ&カウンタ11におけるカウンタの値Cが、メモリ8の記憶領域の論理的なロウアドレスの総数より1少ない値、つまり、図2の例に倣えば6−1=5を最大値として、C=0,1,2,3,4,5,0,1,2,3,・・・と循環的にインクリメントされるようになっている。
また、設定器として機能するスイッチレジスタ&カウンタ11におけるスイッチレジスタには、カウンタの値Cが更新される度、つまり、予め決められたイベントが検知される度に、外部から指定されるロウアドレスI0,I1,I2,I3,I4,I5を特定する値0,1,2,3,4,5の各々にカウンタの現在値Cを加算した値である0+C,1+C,2+C,3+C,4+C,5+Cの各々を、メモリ8の記憶領域の論理的なロウアドレスの総数6で除した余りの値の各々であるi,j,k,l,m,nで特定されるメモリ8の記憶領域の論理的なロウアドレスIi’,Ij’,Ik’,Il’,Im’,In’と、外部から指定されるロウアドレスI0,I1,I2,I3,I4,I5との対応関係が、メモリ8の記憶領域の論理的なロウアドレスと外部から指定されるロウアドレスとの対応関係を表す対応関係特定情報として更新して記憶される。
従って、例えば、カウンタの値Cが0であれば、iの値は0+0を6で除した余りである0となり、jの値は1+0を6で除した余りである1となり、kの値は2+0を6で除した余りである2となる。また、lの値は3+0を6で除した余りである3となり、mの値は4+0を6で除した余りである4となって、nの値は5+0を6で除した余りである5となる。よって、この場合は、外部から指定されるロウアドレスI0,I1,I2,I3,I4,I5の各々にメモリ8の記憶領域の論理的なロウアドレスI0’,I1’,I2’,I3’,I4’,I5’が対応し、この対応関係が対応関係特定情報としてスイッチレジスタ&カウンタ11におけるスイッチレジスタに設定されることになる。
また、カウンタの値Cが1であれば、iの値は0+1を6で除した余りである1となり、jの値は1+1を6で除した余りである2となり、kの値は2+1を6で除した余りである3となる。また、lの値は3+1を6で除した余りである4となり、mの値は4+1を6で除した余りである5となって、nの値は5+1を6で除した余りである0となる。よって、この場合は、外部から指定されるロウアドレスI0,I1,I2,I3,I4,I5の各々にメモリ8の記憶領域の論理的なロウアドレスI1’,I2’,I3’,I4’,I5’,I0’が対応し、この対応関係が対応関係特定情報としてスイッチレジスタ&カウンタ11におけるスイッチレジスタに設定されることになる。
以下、カウンタの値Cがインクリメントされる度に外部から指定されるロウアドレスとメモリ8の記憶領域の論理的なロウアドレスとの対応関係が循環的に変化して行き、カウンタの値Cが5となった時点では、iの値は0+5を6で除した余りである5となり、jの値は1+5を6で除した余りである0となって、kの値は2+5を6で除した余りである1となる。また、lの値は3+5を6で除した余りである2となり、mの値は4+5を6で除した余りである3となって、nの値は5+5を6で除した余りである4となるので、外部から指定されるロウアドレスI0,I1,I2,I3,I4,I5の各々にメモリ8の記憶領域の論理的なロウアドレスI5’,I0’,I1’,I2’,I3’,I4’が対応し、この対応関係が対応関係特定情報としてスイッチレジスタ&カウンタ11におけるスイッチレジスタに設定される。
そして、カウンタの値Cが5であるときにカウントアップ信号が入力されるとカウンタの値Cが0にリセットされることになるので、外部から指定されるロウアドレスI0,I1,I2,I3,I4,I5の各々にメモリ8の記憶領域の論理的なロウアドレスI0’,I1’,I2’,I3’,I4’,I5’が対応する初期の状態に復帰し、この対応関係が対応関係特定情報としてスイッチレジスタ&カウンタ11におけるスイッチレジスタに設定されることになる。
ここではスイッチレジスタ&カウンタ11におけるカウンタの値Cがメモリ8の記憶領域の論理的なロウアドレスの総数より1少ない値5を超えないようにカウンタのリセット処理を実行するようにしているが、カウンタのリセット処理を行なわずに無制限に増加させた場合であっても、ロウアドレスI0,I1,I2,I3,I4,I5とロウアドレスI0’,I1’,I2’,I3’,I4’,I5’との間の対応関係の変化状況は前記と同様である。
変換器として機能するスイッチマトリクス10は、既に述べた通り、6×6のマトリクスを構成する各MOS−FETスイッチのオン・オフ状態を設定器として機能するスイッチレジスタ&カウンタ11のデータ出力、要するに、対応関係特定情報の設定状況に従って制御されるので、予め決められたイベント、例えば、半導体装置1への電源の投入やメモリの制御に関わる設定処理等の実行がコマンド制御部3によって検知される度に、外部装置から指定されるロウアドレスとメモリ8の記憶領域の論理的なロウアドレスとの対応関係がスイッチマトリクス10によって切り替えられることになる。
つまり、スイッチマトリクス10は、設定器として機能するスイッチレジスタ&カウンタ11におけるスイッチレジスタに設定されている対応関係特定情報を参照して外部から指定されたロウアドレスをメモリ8の記憶領域のロウアドレスに変換して後段のロウデコーダ6に出力する変換器である。
つまり、スイッチマトリクス10は、設定器として機能するスイッチレジスタ&カウンタ11におけるスイッチレジスタに設定されている対応関係特定情報を参照して外部から指定されたロウアドレスをメモリ8の記憶領域のロウアドレスに変換して後段のロウデコーダ6に出力する変換器である。
図3は本実施形態における半導体装置1の状態遷移を例示した動作説明図である。
ここでは、一例として、半導体装置1の動作モードを指定する特定のモード設定指令が入力された場合に対応関係特定情報の更新設定を行なうようにした例について示すが、対応関係特定情報の更新設定を行なうトリガーとするイベントは、データの書き込みや読み出しの処理に支障がない限り、どのようなものを利用してもよい。
コマンド制御部3は、半導体装置1への電源の投入を検知すると(ステップS1)、まず、設定器として機能するスイッチレジスタ&カウンタ11におけるカウンタとスイッチレジスタ、および、半導体装置1の内部制御に利用される各種のレジスタ等のリセット処理を実行し(ステップS2)、インターフェースのキャリブレーション等の初期設定処理を実行して(ステップS3)、外部からの入力を待ち受けるアイドリング状態に入る(ステップS4)。
そして、この間に、外部装置からコマンド制御信号等が入力された場合には、コマンド制御部3は、メモリ8の入出力制御に必要とされるカスレイテンシ(CAS Latency)のクロック同期の設定等を始めとする動作条件をモードレジスタ4に設定し、また、半導体装置1の動作モードを指定する指令、即ち、「自動モード」,「ダイレクトモード」等のモード設定指令が入力された場合には、これらの動作モードをスイッチレジスタ&カウンタ11に設定する。
ここで、半導体装置1の動作モードを指定する指令として「ダイレクトモード」のモード設定指令が入力された場合には、外部装置から指定された対応関係特定情報を最新の対応関係特定情報としてスイッチレジスタ&カウンタ11におけるスイッチレジスタに設定する必要があることを意味するので、ダイレクト設定手段として機能するコマンド制御部3は、対応関係特定情報の更新設定に関連する処理を非実行とすることを記憶した上で、外部装置から入力された対応関係特定情報を最新の対応関係特定情報としてスイッチレジスタ&カウンタ11におけるスイッチレジスタに設定し、新たなモード設定指令が入力されるまでの間、外部装置から入力された対応関係特定情報の内容をスイッチレジスタ&カウンタ11におけるスイッチレジスタに保持させる。
また、半導体装置1の動作モードを指定する指令として「自動モード」のモード設定指令が入力された場合には、此のイベントの検知に合わせ、外部から指定されるロウアドレスとメモリ8の記憶領域の論理的なロウアドレスとの対応関係を循環的に変化させる必要があることを意味するので、コマンド制御部3は、対応関係特定情報の更新設定に関連する処理を実行することを記憶した上で、スイッチレジスタ&カウンタ11におけるカウンタの値Cを1インクリメントする。
但し、スイッチレジスタ&カウンタ11におけるカウンタの値Cは電源投入直後の処理で値5に初期設定されているので、更に其の後で実行される最初のステップS5−1のインクリメント処理では、スイッチレジスタ&カウンタ11におけるカウンタの値Cは即座に0に初期化される。(以上、ステップS5−1)。
但し、スイッチレジスタ&カウンタ11におけるカウンタの値Cは電源投入直後の処理で値5に初期設定されているので、更に其の後で実行される最初のステップS5−1のインクリメント処理では、スイッチレジスタ&カウンタ11におけるカウンタの値Cは即座に0に初期化される。(以上、ステップS5−1)。
次いで、コマンド制御部3は、設定器として機能するスイッチレジスタ&カウンタ11におけるスイッチレジスタからのデータ出力を許容し、スイッチレジスタ&カウンタ11におけるスイッチレジスタに設定された対応関係特定情報に従って変換器として機能するスイッチマトリクス10のMOS−FETスイッチ12を作動させ、スイッチレジスタに設定された対応関係特定情報に対応する切換接続ルートをスイッチマトリクス10内に形成させる接続&動作オペレーションセットの処理を実行する。
従って、電源投入後に半導体装置1の動作モードが初めて「自動モード」に設定された状況下では、ロウアドレス信号I0,I1,I2,I3,I4,I5の各々がロウアドレス信号I0’,I1’,I2’,I3’,I4’,I5’に対応するデフォルトの切換接続ルートがスイッチマトリクス10内に形成され(スイッチレジスタ&カウンタ11におけるカウンタの値が0となっているため)、また、半導体装置1の動作モードが「ダイレクトモード」に設定された状況下では、「ダイレクトモード」のモード設定指令の入力タイミングとは関わりなく、ロウアドレス信号I0,I1,I2,I3,I4,I5の各々がロウアドレス信号I0’,I1’,I2’,I3’,I4’,I5’の何れかと一対一に対応する任意の切換接続ルート(但し、外部装置から指令された対応関係特定情報に対応したもの)がスイッチマトリクス10内に形成されることになる(以上、ステップS5−2)。
また、外部からの入力を待ち受けるアイドリング状態においては、電圧降下によるメモリ8の記憶内容の消失を防止するためのリフレッシュ処理(上書き処理)が、必要に応じて従来と同様に実行される(ステップS5−3)。
そして、前記のようにして接続&動作オペレーションセットの処理が完了すると、メモリ8がアクティベートされ、メモリ8に対するデータの書き込みや読み出し及びプリチャージ(読み出し後の電荷の補填処理)等に関する処理の実行が許容される(ステップS6)。
半導体装置1の動作モードが「ダイレクトモード」に設定された状況下では、コマンド制御部3が対応関係特定情報の更新設定に関連する処理を非実行とすることを記憶しているので、改めて「ダイレクトモード」のモード設定指令が入力されるか、或いは、改めて「自動モード」のモード設定指令が入力されない限り、最初のステップS3−1,ステップS3−2の処理で外部から指定された対応関係特定情報がスイッチレジスタ&カウンタ11に其のまま保持されることとなり、外部から指定されるロウアドレスとメモリ8の記憶領域の論理的なロウアドレスとの対応関係の変更処理は行なわれない。
従って、半導体装置1に「ダイレクトモード」の動作モードが設定された状況下では、外部から指定されるロウアドレスとメモリ8の記憶領域の論理的なロウアドレスとの対応関係を外部装置から自由に半導体装置1に設定することができるという構成および効果を除けば、メモリ8に対するデータの書き込みや読み出しに関わる処理動作は従来の半導体装置と同等である。
一方、半導体装置1の動作モードが「自動モード」に設定された状況下では、設定手段として機能するコマンド制御部3は、対応関係特定情報の更新設定に関連する処理を実行とすることを記憶しているので、予め決められたイベント、例えば、メモリの制御に関わる設定処理の一種である「自動モード」のモード設定指令の入力が改めて検知される度に、コマンド制御部3がスイッチレジスタ&カウンタ11におけるカウンタの値Cを1インクリメントすることになる(ステップS5−1)。
この場合、次いで実行される処理では、設定手段として機能するコマンド制御部3がカウンタの値Cの変化に基いてスイッチレジスタ&カウンタ11におけるスイッチレジスタの設定つまり対応関係特定情報を更新し、更新されたスイッチレジスタの設定に従って変換器として機能するスイッチマトリクス10のMOS−FETスイッチ12が作動し、スイッチレジスタに設定された対応関係特定情報に対応する切換接続ルートをスイッチマトリクス10内に形成することになる(ステップS5−2)。
従って、予め決められたイベントである「自動モード」のモード設定指令の入力がコマンド制御部3によって検知される度に、ロウアドレス信号I0,I1,I2,I3,I4,I5の各々に対応するロウアドレス信号は、当初のI0’,I1’,I2’,I3’,I4’,I5’からI1’,I2’,I3’,I4’,I5’,I0’に、次いで、I2’,I3’,I4’,I5’,I0’,I1’に、・・・、そして、I5’,I0’,I1’,I2’,I3’,I4’を経て再びI0’,I1’,I2’,I3’,I4’,I5’といったように、循環的に変更されることになる。
このようにして、イベントとなる「自動モード」のモード設定指令の入力が検知される度に、外部から指定されるロウアドレスとメモリ8の記憶領域の論理的なロウアドレスとの対応関係を特定する対応関係特定情報がスイッチレジスタ&カウンタ11におけるスイッチレジスタに自動的かつ循環的に更新設定され、更新設定された対応関係特定情報を参照して外部から指定されたロウアドレスをメモリ8の記憶領域の様々なロウアドレスに変換するようにしているので、外部から指定されるロウアドレスによってメモリ8の特定の記憶領域のロウアドレスに対するアクセス要求が頻繁に発生した場合であっても、実際にアクセスの対象とされるメモリ8のロウアドレスが対応関係特定情報の更新の都度に変更されることになる。
従って、外部からのロウアドレスの指定によりメモリ8の特定の記憶領域のロウアドレスに対するアクセス要求が頻繁に発生した場合であっても、このアクセスを多数のロウアドレスに離散させることができ、集中アクセスの継続によるホットキャリア寿命の短命化といった不都合を改善し、半導体装置の信頼性を向上させることができる。
図4は図1に示した最初の実施形態の半導体装置1をモデファイして構成した他の一実施形態の半導体装置13について示した機能ブロック図である。
アドレス・バッファ&レジスタ2,モードレジスタ4,リフレッシュカウンタ5,ロウデコーダ6,カラムデコーダ7,メモリ8,レジスタ&IO&バッファ9,スイッチマトリクス10,スイッチレジスタ&カウンタ11の構成や機能に関しては図1に示した実施形態の半導体装置1と同様であるが、設定器として機能するスイッチレジスタ&カウンタ11におけるスイッチレジスタに最新の対応関係特定情報を記憶するための不揮発性メモリ14が併設されている点、および、コマンド制御部3が、電源の投入に際して不揮発性メモリ14に記憶されている対応関係特定情報を読み出し、対応関係特定情報の初期値としてスイッチレジスタ&カウンタ11におけるスイッチレジスタに自動設定する対応関係特定情報保持手段として機能する点が、前述した半導体装置1とは異なる。
そして、この実施形態においては、半導体装置13が「自動モード」に設定された状況下でステップS5−1,ステップS5−2の処理が実行され、スイッチレジスタ&カウンタ11におけるカウンタの値Cやスイッチレジスタに記憶された対応関係特定情報が更新される度に、対応関係特定情報保持手段として機能するコマンド制御部3が、スイッチレジスタ&カウンタ11におけるカウンタの値Cや対応関係特定情報を読み込みんで、その内容を対応関係特定情報に関連する最新情報として、不揮発性メモリ14に逐次上書きするかたちで更新記憶させる。
従って、半導体装置13への電力供給を停止した場合であっても最新のカウンタの値Cや対応関係特定情報の内容が失われる心配はない。
また、半導体装置13の動作モードとしては、既に述べた「自動モード」,「ダイレクトモード」に加え、更に、半導体装置13への電力供給を停止する直前の時点におけるカウンタの値Cや対応関係特定情報を不揮発性メモリ14からコマンド制御部3が読み出し、その値をスイッチレジスタ&カウンタ11におけるカウンタやスイッチレジスタに再設定することによって、半導体装置13への電力供給を停止した場合であっても、外部から指定されるロウアドレスとメモリ8の記憶領域の論理的なロウアドレスとの対応関係を電力供給停止前の状態から継続して完全に循環的に変化させ、メモリ8の同一記憶領域を決して連続的に使用することなく、データの書き込みや読み出し動作を行うことが可能な「継続モード」を動作モードの1つとして備える。
そして、半導体装置13がアイドリング状態にある間に「継続モード」のモード設定指令が入力されると、対応関係特定情報保持手段として機能するコマンド制御部3が不揮発性メモリ14に記憶されているカウンタの値Cや対応関係特定情報を読み込み、これらの値をスイッチレジスタ&カウンタ11におけるカウンタやスイッチレジスタに初期値として再設定する。
「継続モード」における対応関係特定情報の更新設定に関わる処理は、前述した実施形態における「自動モード」の場合と同様であるが、「継続モード」を選択した状況下にあっては、不揮発性メモリ14に記憶されているカウンタの値Cや対応関係特定情報を初期値とし、更に、カウンタの値Cを1インクリメントしてから処理が開始されるため、半導体装置13への電力供給を停止した場合であっても、電力供給の停止時間を挟んで、外部から指定されるロウアドレスとメモリ8の記憶領域の論理的なロウアドレスとの対応関係を完全に循環的に変化させ、メモリ8の同一記憶領域を決して連続的に使用することなく、データの書き込みや読み出し動作を行なうことができるようになる。
例えば、半導体装置13への電力供給を停止する直前においてロウアドレス信号I0,I1,I2,I3,I4,I5の各々にロウアドレス信号I2’,I3’,I4’,I5’,I0’,I1’が対応していたとすれば、次の半導体装置13の立ち上げ時には、ロウアドレス信号I0,I1,I2,I3,I4,I5の各々にロウアドレス信号I3’,I4’,I5’,I0’,I1’,I2’が対応するように、スイッチマトリクス10内の切換接続ルートが形成されることになる。
例えば、半導体装置13への電力供給を停止する直前においてロウアドレス信号I0,I1,I2,I3,I4,I5の各々にロウアドレス信号I2’,I3’,I4’,I5’,I0’,I1’が対応していたとすれば、次の半導体装置13の立ち上げ時には、ロウアドレス信号I0,I1,I2,I3,I4,I5の各々にロウアドレス信号I3’,I4’,I5’,I0’,I1’,I2’が対応するように、スイッチマトリクス10内の切換接続ルートが形成されることになる。
従って、半導体装置13への電力供給を停止したまま放置して再起動したような場合であっても、その間の時間経過とは関わりなく、外部から指定されるロウアドレスとメモリ8の記憶領域の論理的なロウアドレスとの対応関係を完全に循環的に変化させることができ、メモリ8の同一記憶領域を決して連続的に使用することなく、データの書き込みや読み出し動作を行なうことができ、集中アクセスの継続によるホットキャリア寿命の短命化といった不都合を更に効果的に改善し、半導体装置13の信頼性を向上させることが可能となる。
以上に述べた実施形態では、ロウアドレスの対応関係を自動的に更新設定する際のイベントとして、半導体装置1,13への「自動モード」のモード設定指令の入力、および、半導体装置13への電源の投入を例として説明しているが、データの書き込みや読み出しの処理に支障がなければ他のイベントをトリガーとして対応関係を更新設定するようにしてもよい。
また、イベントを検知する度に外部から指定されるロウアドレスとメモリ8の記憶領域の論理的なロウアドレスとの対応関係を必ずしも全て更新設定する必要はなく、例えば、一部のロウアドレス信号I0,I1,I2とロウアドレス信号I0’,I1’,I2’との対応関係を固定したまま、他の一部のロウアドレス信号I3,I4,I5とロウアドレス信号I3’,I4’,I5’の対応関係のみを更新設定するようにしてもよい。
また、イベントを検知する度に外部から指定されるロウアドレスとメモリ8の記憶領域の論理的なロウアドレスとの対応関係を必ずしも全て更新設定する必要はなく、例えば、一部のロウアドレス信号I0,I1,I2とロウアドレス信号I0’,I1’,I2’との対応関係を固定したまま、他の一部のロウアドレス信号I3,I4,I5とロウアドレス信号I3’,I4’,I5’の対応関係のみを更新設定するようにしてもよい。
半導体装置1,13のメモリ8としては、DRAMの他にもSRAM(スタティックランダムアクセスメモリ)を利用することが可能である。
以上に開示した実施形態の一部または全部は、以下の付記に示す記載によって適切に表現され得るが、発明を実施するための形態や発明の技術思想は、これらのものに制限されるものではない。
例えば、メモリ8には一般に未使用の空き領域が存在するので、メモリ8の空き領域が1ロウアドレス以上ある状況下において、ビット障害あるいは同一ロウアドレスに障害が起きた場合にモード設定を「自動モード」や「継続モード」から「ダイレクトモード」に切り替え、外部から指定されるロウアドレスのうち障害箇所を指定するロウアドレスをメモリ8の未使用の記憶領域のロウアドレスに割り当てるようにスイッチレジスタ&カウンタ11の設定を変更するようにすれば、外部制御部から指定するロウアドレスを変更することなく、メモリ8の障害箇所を回避したメモリアクセスを実現することができる。つまり、空き領域を活用した障害救済が可能となる。
〔付記1〕
メモリの論理的なロウアドレスを指定するロウデコーダからの信号と前記メモリの論理的なカラムアドレスを指定するカラムレコーダからの信号とに基いて前記メモリの記憶領域を指定するようにした半導体装置において、
予め決められたイベント検知時に、外部から指定されるロウアドレスと前記メモリの記憶領域の論理的なロウアドレスとの対応関係を特定する対応関係特定情報を自動的に更新設定する設定器と、
前記ロウデコーダの前段に設置され、前記設定器に設定されている対応関係特定情報を参照して、外部から指定されたロウアドレスを前記メモリの記憶領域のロウアドレスに変換して前記ロウデコーダに出力する変換器とを備えたことを特徴とする半導体装置。
メモリの論理的なロウアドレスを指定するロウデコーダからの信号と前記メモリの論理的なカラムアドレスを指定するカラムレコーダからの信号とに基いて前記メモリの記憶領域を指定するようにした半導体装置において、
予め決められたイベント検知時に、外部から指定されるロウアドレスと前記メモリの記憶領域の論理的なロウアドレスとの対応関係を特定する対応関係特定情報を自動的に更新設定する設定器と、
前記ロウデコーダの前段に設置され、前記設定器に設定されている対応関係特定情報を参照して、外部から指定されたロウアドレスを前記メモリの記憶領域のロウアドレスに変換して前記ロウデコーダに出力する変換器とを備えたことを特徴とする半導体装置。
〔付記2〕
前記設定器に、最新の対応関係特定情報を記憶する不揮発性メモリが併設されると共に、電源の投入に際し、前記不揮発性メモリに記憶されている対応関係特定情報を読み出し、対応関係特定情報の初期値として該設定器に自動設定する対応関係特定情報保持機能が備えられていることを特徴とする付記1記載の半導体装置。
前記設定器に、最新の対応関係特定情報を記憶する不揮発性メモリが併設されると共に、電源の投入に際し、前記不揮発性メモリに記憶されている対応関係特定情報を読み出し、対応関係特定情報の初期値として該設定器に自動設定する対応関係特定情報保持機能が備えられていることを特徴とする付記1記載の半導体装置。
〔付記3〕
前記設定器には、対応関係特定情報の更新設定を非実行とし、外部装置から入力される対応関係特定情報を最新の対応関係特定情報として設定するダイレクト設定機能が備えられていることを特徴とする付記1または付記2のうち何れか一項に記載の半導体装置。
前記設定器には、対応関係特定情報の更新設定を非実行とし、外部装置から入力される対応関係特定情報を最新の対応関係特定情報として設定するダイレクト設定機能が備えられていることを特徴とする付記1または付記2のうち何れか一項に記載の半導体装置。
〔付記4〕
前記設定器は、
前記イベント検知時に1インクリメントされるカウンタと、
外部から指定されるロウアドレスの値に前記カウンタの現在値を加算した値を前記メモリの記憶領域の論理的なロウアドレスの総数で除した余りの値と前記外部から指定されるロウアドレスの値との対応関係を前記メモリの記憶領域の論理的なロウアドレスと外部から指定されるロウアドレスとの対応関係を表す対応関係特定情報として更新設定するスイッチレジスタとによって構成され、
前記変換器は、
前記スイッチレジスタに対応関係特定情報として設定された外部から指定されるロウアドレスと前記メモリの記憶領域の論理的なロウアドレスとの対応関係に従って駆動制御されるスイッチマトリクスによって構成されていることを特徴とする付記1,付記2または付記3のうち何れか一項に記載の半導体装置。
前記設定器は、
前記イベント検知時に1インクリメントされるカウンタと、
外部から指定されるロウアドレスの値に前記カウンタの現在値を加算した値を前記メモリの記憶領域の論理的なロウアドレスの総数で除した余りの値と前記外部から指定されるロウアドレスの値との対応関係を前記メモリの記憶領域の論理的なロウアドレスと外部から指定されるロウアドレスとの対応関係を表す対応関係特定情報として更新設定するスイッチレジスタとによって構成され、
前記変換器は、
前記スイッチレジスタに対応関係特定情報として設定された外部から指定されるロウアドレスと前記メモリの記憶領域の論理的なロウアドレスとの対応関係に従って駆動制御されるスイッチマトリクスによって構成されていることを特徴とする付記1,付記2または付記3のうち何れか一項に記載の半導体装置。
〔付記5〕
前記カウンタは、前記メモリの記憶領域の論理的なロウアドレスの総数より1少ない値を最大値として循環的にインクリメントされるように構成されていることを特徴とする付記4記載の半導体装置。
前記カウンタは、前記メモリの記憶領域の論理的なロウアドレスの総数より1少ない値を最大値として循環的にインクリメントされるように構成されていることを特徴とする付記4記載の半導体装置。
〔付記6〕
メモリの論理的なロウアドレスを指定するロウデコーダからの信号と前記メモリの論理的なカラムアドレスを指定するカラムレコーダからの信号とに基いて前記メモリの記憶領域を指定するようにした半導体装置の制御方法において、
予め決められたイベント検知時に、外部から指定されるロウアドレスと前記メモリの記憶領域の論理的なロウアドレスとの対応関係を特定する対応関係特定情報を自動的に更新設定し、
前記更新設定された対応関係特定情報を参照して外部から指定されたロウアドレスを前記メモリの記憶領域のロウアドレスに変換し、前記ロウデコーダに出力することを特徴とした半導体装置の制御方法。
メモリの論理的なロウアドレスを指定するロウデコーダからの信号と前記メモリの論理的なカラムアドレスを指定するカラムレコーダからの信号とに基いて前記メモリの記憶領域を指定するようにした半導体装置の制御方法において、
予め決められたイベント検知時に、外部から指定されるロウアドレスと前記メモリの記憶領域の論理的なロウアドレスとの対応関係を特定する対応関係特定情報を自動的に更新設定し、
前記更新設定された対応関係特定情報を参照して外部から指定されたロウアドレスを前記メモリの記憶領域のロウアドレスに変換し、前記ロウデコーダに出力することを特徴とした半導体装置の制御方法。
〔付記7〕
最新の対応関係特定情報を逐次不揮発的に更新記憶し、電源の投入に際し、前記不揮発的に記憶された対応関係特定情報を読み出して対応関係特定情報の初期値とすることを特徴とした付記6記載の半導体装置の制御方法。
最新の対応関係特定情報を逐次不揮発的に更新記憶し、電源の投入に際し、前記不揮発的に記憶された対応関係特定情報を読み出して対応関係特定情報の初期値とすることを特徴とした付記6記載の半導体装置の制御方法。
〔付記8〕
外部装置から半導体装置に対応関係特定情報が入力された場合に限り、対応関係特定情報の更新設定を非実行とし、外部装置から入力された対応関係特定情報を最新の対応関係特定情報として保持することを特徴とした付記6または付記7のうち何れか一項に記載の半導体装置の制御方法。
外部装置から半導体装置に対応関係特定情報が入力された場合に限り、対応関係特定情報の更新設定を非実行とし、外部装置から入力された対応関係特定情報を最新の対応関係特定情報として保持することを特徴とした付記6または付記7のうち何れか一項に記載の半導体装置の制御方法。
〔付記9〕
前記イベントの検知回数を計数し、
外部から指定されるロウアドレスの値に前記計数値を加算した値を前記メモリの記憶領域の論理的なロウアドレスの総数で除した余りの値と前記外部から指定されるロウアドレスの値との対応関係を前記メモリの記憶領域の論理的なロウアドレスと外部から指定されるロウアドレスとの対応関係を表す対応関係特定情報として更新設定し、
前記更新設定された対応関係特定情報を参照して、外部から指定されるロウアドレスに対応する前記メモリの記憶領域の論理的なロウアドレスを前記ロウデコーダに出力することを特徴とした付記6,付記7または付記8のうち何れか一項に記載の半導体装置の制御方法。
前記イベントの検知回数を計数し、
外部から指定されるロウアドレスの値に前記計数値を加算した値を前記メモリの記憶領域の論理的なロウアドレスの総数で除した余りの値と前記外部から指定されるロウアドレスの値との対応関係を前記メモリの記憶領域の論理的なロウアドレスと外部から指定されるロウアドレスとの対応関係を表す対応関係特定情報として更新設定し、
前記更新設定された対応関係特定情報を参照して、外部から指定されるロウアドレスに対応する前記メモリの記憶領域の論理的なロウアドレスを前記ロウデコーダに出力することを特徴とした付記6,付記7または付記8のうち何れか一項に記載の半導体装置の制御方法。
〔付記10〕
前記イベントの検知回数が前記メモリの記憶領域の論理的なロウアドレスの総数より1少ない値に達した後、新たに前記イベントを検知した時点で、前記計数値を初期化することを特徴とした付記9記載の半導体装置の制御方法。
前記イベントの検知回数が前記メモリの記憶領域の論理的なロウアドレスの総数より1少ない値に達した後、新たに前記イベントを検知した時点で、前記計数値を初期化することを特徴とした付記9記載の半導体装置の制御方法。
〔付記11〕
外部から指定されるロウアドレスとメモリの記憶領域の論理的なロウアドレスとの対応関係を特定する対応関係特定情報に従って外部から指定されるロウアドレスをメモリの記憶領域のロウアドレスに変換する変換器からの信号を受けてメモリの論理的なロウアドレスを指定するロウデコーダからの信号と前記メモリの論理的なカラムアドレスを指定するカラムレコーダからの信号とに基いて前記メモリの記憶領域を指定するようにした半導体装置が備えるコマンド制御部を、
予め決められたイベント検知時に前記対応関係特定情報を自動的に更新設定する設定手段として機能させることを特徴とした半導体装置のメモリ制御プログラム。
外部から指定されるロウアドレスとメモリの記憶領域の論理的なロウアドレスとの対応関係を特定する対応関係特定情報に従って外部から指定されるロウアドレスをメモリの記憶領域のロウアドレスに変換する変換器からの信号を受けてメモリの論理的なロウアドレスを指定するロウデコーダからの信号と前記メモリの論理的なカラムアドレスを指定するカラムレコーダからの信号とに基いて前記メモリの記憶領域を指定するようにした半導体装置が備えるコマンド制御部を、
予め決められたイベント検知時に前記対応関係特定情報を自動的に更新設定する設定手段として機能させることを特徴とした半導体装置のメモリ制御プログラム。
〔付記12〕
更に、最新の対応関係特定情報を逐次不揮発性メモリに更新記憶させると共に、電源の投入に際し、前記不揮発性メモリに記憶されている対応関係特定情報を読み出し、対応関係特定情報の初期値として再設定する対応関係特定情報保持手段として前記コマンド制御部を機能させることを特徴とした付記11記載の半導体装置のメモリ制御プログラム。
更に、最新の対応関係特定情報を逐次不揮発性メモリに更新記憶させると共に、電源の投入に際し、前記不揮発性メモリに記憶されている対応関係特定情報を読み出し、対応関係特定情報の初期値として再設定する対応関係特定情報保持手段として前記コマンド制御部を機能させることを特徴とした付記11記載の半導体装置のメモリ制御プログラム。
〔付記13〕
更に、外部装置から対応関係特定情報が入力されたことを検知し、前記対応関係特定情報の更新設定を非実行とし、外部装置から入力された対応関係特定情報を最新の対応関係特定情報として設定するダイレクト設定手段として前記コマンド制御部を機能させることを特徴とした付記11または付記12のうち何れか一項に記載の半導体装置のメモリ制御プログラム。
更に、外部装置から対応関係特定情報が入力されたことを検知し、前記対応関係特定情報の更新設定を非実行とし、外部装置から入力された対応関係特定情報を最新の対応関係特定情報として設定するダイレクト設定手段として前記コマンド制御部を機能させることを特徴とした付記11または付記12のうち何れか一項に記載の半導体装置のメモリ制御プログラム。
〔付記14〕
前記設定手段により、前記イベント検知時に1インクリメントされるカウンタの現在値を読み込ませ、外部から指定されるロウアドレスの値に前記カウンタの現在値を加算した値を前記メモリの記憶領域の論理的なロウアドレスの総数で除した余りの値と前記外部から指定されるロウアドレスの値との対応関係を前記メモリの記憶領域の論理的なロウアドレスと外部から指定されるロウアドレスとの対応関係を表す対応関係特定情報として更新設定させることを特徴とした付記11,付記12または付記13のうち何れか一項に記載の半導体装置のメモリ制御プログラム。
前記設定手段により、前記イベント検知時に1インクリメントされるカウンタの現在値を読み込ませ、外部から指定されるロウアドレスの値に前記カウンタの現在値を加算した値を前記メモリの記憶領域の論理的なロウアドレスの総数で除した余りの値と前記外部から指定されるロウアドレスの値との対応関係を前記メモリの記憶領域の論理的なロウアドレスと外部から指定されるロウアドレスとの対応関係を表す対応関係特定情報として更新設定させることを特徴とした付記11,付記12または付記13のうち何れか一項に記載の半導体装置のメモリ制御プログラム。
〔付記15〕
前記設定手段により、前記カウンタの計数値が前記メモリの記憶領域の論理的なロウアドレスの総数より1少ない値に達したことが確認され、新たに前記イベントを検知した時点で、前記カウンタの計数値を初期化させることを特徴とした付記14の記載の半導体装置のメモリ制御プログラム。
前記設定手段により、前記カウンタの計数値が前記メモリの記憶領域の論理的なロウアドレスの総数より1少ない値に達したことが確認され、新たに前記イベントを検知した時点で、前記カウンタの計数値を初期化させることを特徴とした付記14の記載の半導体装置のメモリ制御プログラム。
本発明は半導体メモリに関し、メモリ領域内で特定領域への集中アクセスを離散させる機能を有する半導体メモリに関する。ランダムアクセスメモリ一般に適用可能であり、特に、DRAM(ダイナミックアクセスメモリ)に適する。
1 半導体装置
2 アドレス・バッファ&レジスタ
3 コマンド制御部(ダイレクト設定手段,設定手段,対応関係特定情報保持手段)
4 モードレジスタ
5 リフレッシュカウンタ
6 ロウデコーダ
7 カラムデコーダ
8 メモリ(メモリセルアレイ)
9 レジスタ&IO&バッファ
10 スイッチマトリクス(変換器)
11 スイッチレジスタ&カウンタ(設定器)
12 MOS−FETスイッチ
13 半導体装置
14 不揮発性メモリ
2 アドレス・バッファ&レジスタ
3 コマンド制御部(ダイレクト設定手段,設定手段,対応関係特定情報保持手段)
4 モードレジスタ
5 リフレッシュカウンタ
6 ロウデコーダ
7 カラムデコーダ
8 メモリ(メモリセルアレイ)
9 レジスタ&IO&バッファ
10 スイッチマトリクス(変換器)
11 スイッチレジスタ&カウンタ(設定器)
12 MOS−FETスイッチ
13 半導体装置
14 不揮発性メモリ
Claims (11)
- メモリの論理的なロウアドレスを指定するロウデコーダからの信号と前記メモリの論理的なカラムアドレスを指定するカラムレコーダからの信号とに基いて前記メモリの記憶領域を指定するようにした半導体装置において、
予め決められたイベント検知時に、外部から指定されるロウアドレスと前記メモリの記憶領域の論理的なロウアドレスとの対応関係を特定する対応関係特定情報を自動的に更新設定する設定器と、
前記ロウデコーダの前段に設置され、前記設定器に設定されている対応関係特定情報を参照して、外部から指定されたロウアドレスを前記メモリの記憶領域のロウアドレスに変換して前記ロウデコーダに出力する変換器とを備えたことを特徴とする半導体装置。 - 前記設定器に、最新の対応関係特定情報を記憶する不揮発性メモリが併設されると共に、電源の投入に際し、前記不揮発性メモリに記憶されている対応関係特定情報を読み出し、対応関係特定情報の初期値として該設定器に自動設定する対応関係特定情報保持機能が備えられていることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
- 前記設定器には、対応関係特定情報の更新設定を非実行とし、外部装置から入力される対応関係特定情報を最新の対応関係特定情報として設定するダイレクト設定機能が備えられていることを特徴とする請求項1または請求項2のうち何れか一項に記載の半導体装置。
- 前記設定器は、
前記イベント検知時に1インクリメントされるカウンタと、
外部から指定されるロウアドレスの値に前記カウンタの現在値を加算した値を前記メモリの記憶領域の論理的なロウアドレスの総数で除した余りの値と前記外部から指定されるロウアドレスの値との対応関係を前記メモリの記憶領域の論理的なロウアドレスと外部から指定されるロウアドレスとの対応関係を表す対応関係特定情報として更新設定するスイッチレジスタとによって構成され、
前記変換器は、
前記スイッチレジスタに対応関係特定情報として設定された外部から指定されるロウアドレスと前記メモリの記憶領域の論理的なロウアドレスとの対応関係に従って駆動制御されるスイッチマトリクスによって構成されていることを特徴とする請求項1,請求項2または請求項3のうち何れか一項に記載の半導体装置。 - 前記カウンタは、前記メモリの記憶領域の論理的なロウアドレスの総数より1少ない値を最大値として循環的にインクリメントされるように構成されていることを特徴とする請求項4記載の半導体装置。
- メモリの論理的なロウアドレスを指定するロウデコーダからの信号と前記メモリの論理的なカラムアドレスを指定するカラムレコーダからの信号とに基いて前記メモリの記憶領域を指定するようにした半導体装置の制御方法において、
予め決められたイベント検知時に、外部から指定されるロウアドレスと前記メモリの記憶領域の論理的なロウアドレスとの対応関係を特定する対応関係特定情報を自動的に更新設定し、
前記更新設定された対応関係特定情報を参照して外部から指定されたロウアドレスを前記メモリの記憶領域のロウアドレスに変換し、前記ロウデコーダに出力することを特徴とした半導体装置の制御方法。 - 最新の対応関係特定情報を逐次不揮発的に更新記憶し、電源の投入に際し、前記不揮発的に記憶された対応関係特定情報を読み出して対応関係特定情報の初期値とすることを特徴とした請求項6記載の半導体装置の制御方法。
- 外部装置から半導体装置に対応関係特定情報が入力された場合に限り、対応関係特定情報の更新設定を非実行とし、外部装置から入力された対応関係特定情報を最新の対応関係特定情報として保持することを特徴とした請求項6または請求項7のうち何れか一項に記載の半導体装置の制御方法。
- 外部から指定されるロウアドレスとメモリの記憶領域の論理的なロウアドレスとの対応関係を特定する対応関係特定情報に従って外部から指定されるロウアドレスをメモリの記憶領域のロウアドレスに変換する変換器からの信号を受けてメモリの論理的なロウアドレスを指定するロウデコーダからの信号と前記メモリの論理的なカラムアドレスを指定するカラムレコーダからの信号とに基いて前記メモリの記憶領域を指定するようにした半導体装置が備えるコマンド制御部を、
予め決められたイベント検知時に前記対応関係特定情報を自動的に更新設定する設定手段として機能させることを特徴とした半導体装置のメモリ制御プログラム。 - 更に、最新の対応関係特定情報を逐次不揮発性メモリに更新記憶させると共に、電源の投入に際し、前記不揮発性メモリに記憶されている対応関係特定情報を読み出し、対応関係特定情報の初期値として再設定する対応関係特定情報保持手段として前記コマンド制御部を機能させることを特徴とした請求項9記載の半導体装置のメモリ制御プログラム。
- 更に、外部装置から対応関係特定情報が入力されたことを検知し、前記対応関係特定情報の更新設定を非実行とし、外部装置から入力された対応関係特定情報を最新の対応関係特定情報として設定するダイレクト設定手段として前記コマンド制御部を機能させることを特徴とした請求項9または請求項10のうち何れか一項に記載の半導体装置のメモリ制御プログラム。
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