JP2016027382A - カバーガラス、カバーガラス付き表示装置およびカバーガラスの製造方法 - Google Patents
カバーガラス、カバーガラス付き表示装置およびカバーガラスの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016027382A JP2016027382A JP2015122066A JP2015122066A JP2016027382A JP 2016027382 A JP2016027382 A JP 2016027382A JP 2015122066 A JP2015122066 A JP 2015122066A JP 2015122066 A JP2015122066 A JP 2015122066A JP 2016027382 A JP2016027382 A JP 2016027382A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base material
- cover glass
- unit base
- inward
- protective film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Surface Treatment Of Glass (AREA)
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
Abstract
【解決手段】カバーガラスは、ガラスからなる単位基材と、単位基材の側面上に設けられ、樹脂材料を含む補強部と、を備えている。補強部の第1面は、単位基材の第1面と同一平面上で単位基材の第1面の端部から側方へ延びる第1接続面と、第1接続面に接続された第1内向面と、を含んでいる。第1内向面は、単位基材の厚み方向において、第1接続面よりも単位基材の第2面側に位置している。
【選択図】図3
Description
はじめに図1を参照して、カバーガラス付き表示装置10について説明する。図1に示すように、カバーガラス付き表示装置10は、表示装置15とカバーガラス20とを組み合わせることによって構成されている。図示された表示装置15は、フラットパネルディスプレイとして構成されている。表示装置15は、表示面16aを有した表示パネル16と、表示パネル16に接続された表示制御部(図示せず)と、を有している。表示パネル16は、映像を表示することができるアクティブエリアA1と、アクティブエリアA1を取り囲むようにしてアクティブエリアA1の外側に配置された非アクティブエリア(額縁領域とも呼ばれる)A2と、を含んでいる。表示制御部は、表示されるべき映像に関する情報を処理し、映像情報に基づいて表示パネル16を駆動する。表示パネル16は、表示制御部の制御信号に基づいて、所定の映像を表示面16aに表示する。すなわち、表示装置15は、文字や図等の情報を映像として出力する出力装置としての役割を担っている。
次にカバーガラス20について説明する。図2は、図1のカバーガラス20を示す平面図である。図2に示すように、カバーガラス20は、平面視において、四隅を有する矩形状の単位基材22と、単位基材22の側面22c上に設けられた補強部30と、を備えている。後述するように、単位基材22はガラスから構成されている。また補強部30は、単位基材22の側面22cを保護するために設けられるものである。図2に示す例において、補強部30は、平面視において単位基材22の側面22cを取り囲むよう設けられている。なお、補強部30は、単位基材22の側面22cのうち損傷し易い部分にのみ設けられていてもよい。例えば、図示はしないが、補強部30は、単位基材22の四隅にのみ設けられていてもよい。また図2においては、単位基材22の四隅が鋭く尖っている例が示されているが、これに限られることはなく、単位基材22の四隅は面取りされた状態となっていてもよい。例えば、単位基材22の四隅は角面や丸面になっていてもよい。
次に図3を参照して、補強部30について詳細に説明する。図3は、図2に示すカバーガラス20の線IIIに沿った断面図である。線IIIとしては、矩形状の形状を有する単位基材22の一辺ここでは短辺に平行に延びる線を採用している。図3に示すように、単位基材22は、観察者側の第1面22a、第1面22aと反対側の、すなわち表示装置側の第2面22b、および、第1面22aと第2面22bとの間に広がる側面22c、を含んでいる。
補強部30が、紫外線照射よって硬化する硬化性樹脂から構成される場合、補強部30を構成する材料として、例えばアクリル系樹脂と、光重合開始剤との組合せを用いることができる。また、ポリエン−ポリチオール系光硬化性樹脂を用いることもできる。ポリエン−ポリチオール系光硬化性樹脂とは、光照射に起因して重合反応が進行するよう構成されたポリエン−ポリチオール系樹脂のことである。補強部30が、加熱によって硬化する硬化性樹脂から構成される場合、補強部30を構成する材料として、例えばエポキシ樹脂を用いることができる。
図3において同様に、第2面32の第2接続面32aの幅および第2内向面32bの幅がそれぞれ符号A2およびB2で表され、第2内向面32bの厚みが符号C2で表されている。ここで「第2接続面32aの幅および第2内向面32bの幅」とは、単位基材22の第2面22bに平行な方向における第2接続面32aの寸法および第2内向面32bの寸法を意味している。また「第2内向面32bの厚み」とは、単位基材22の第2面22bの法線方向における第2内向面32bの寸法を意味している。
次に、単位基材22の側面22cの形状について説明する。図3に示すように、単位基材22の側面22cは、第1側面22dおよび第2側面22eを含んでいる。第1側面22dは、単位基材22の第1面22aの端部22aeに交わるとともに、単位基材22の第2面22b側へ向かうにつれて外側へ広がっている。また第2側面22eは、単位基材22の第2面22bの端部22beに交わるとともに、単位基材22の第1面22a側へ向かうにつれて外側へ広がり、そして第1側面22dに合流している。このため、第1側面22dと第2側面22eとの合流部分が外側に突出することになる。この場合、補強部30が単位基材22の側面22cを挟み込む形になるため、補強部30を単位基材22の側面22cに強固に密着させることができる。
このような形状を有する第1側面22dおよび第2側面22eは、例えば後述するように、基材40を分割して単位基材22を得る際に、基材40の第1面側および第2面側の両方から基材40をウェットエッチングすることによって形成される。
また、単位基材22の厚み方向における内側に向かって広がる第1内向面31bを設けることにより、補強部30の意匠性に関するバリエーションを増加させることができる。従って、第1内向面31bを設けることは、意匠性の面でも有利であると言える。
ここで本実施の形態によれば、上述のとおり、補強部30の第1面31の第1内向面31bの幅B1が補強部30の第2面32の第2内向面32bの幅B2よりも大きくなるよう、補強部30が構成されている。このため、単位基材22の第2面22bの端部22beが第1面22aの端部22aeよりもカバーガラス20の面方向における外側に位置するように単位基材22を容易に構成することができる。従って、補強部30の構造的な安定性や強度を十分に確保しながら、カバーガラス20の意匠性を高めることができる。
また、第2面32の第2接続面32aの幅A2および第2内向面32bの幅B2は、例えばそれぞれ50〜200μmの範囲内および0〜200μmの範囲内に設定され、第2内向面32bの厚みC2は、例えば0μm以上かつ単位基材22の厚みの半分以下に設定される。例えば単位基材22の厚みが1.1mmである場合、第2内向面32bの厚みC2は550μm以下に設定される。より具体的には、幅A2、幅B2および厚みC2が、それぞれ100μm程度、100μm程度および100μm程度に設定され得る。また、第2接続面32aの幅A2と第2内向面32bの幅B2との合計値は、例えば50〜400μmの範囲内に設定される。より具体的には、幅A2と幅B2との合計値が200μm程度に設定され得る。
次に、以上のような構成からなるカバーガラス20を製造する方法について、図5A〜図6Cを参照して説明する。
次に図6A〜図6Cを参照して、単位積層体45の単位基材22の側面22cに補強部30を形成するための工程について説明する。
上述の本実施の形態においては、補強部30の第2面32が、単位基材22の第2面22bと同一平面上で単位基材22の第2面22bの端部22beから側方へ延びる第2接続面32aと、第2接続面32aに接続された第2内向面32bと、を含む例を示した。しかしながら、補強部30の第1面31が第1接続面31aおよび第1内向面31bを含み、これによって良好な操作感を使用者に提供することができる限りにおいて、補強部30の第2面32側の構成が特に限られることはない。例えば図7に示すように、補強部30の第2面32は、単位基材22の第2面22bの端部22beから先端部33に至るよう単位基材22の第2面22bと同一平面上で延びる第2接続面32aを含んでいてもよい。この場合、第2接続面32aと先端部33との間の境界部には、面取り加工などが施されていてもよい。
図10に示すように、カバーガラス20の第2面20b側の非アクティブエリアAa2には、所望の色を呈するための加飾部60が設けられていてもよい。加飾部60の色は、カバーガラス付き表示装置10に対して求められる意匠性に応じて選択される。例えば加飾部60の色の例として、黒色、白色、水色、桃色、緑色などを挙げることができる。加飾部60を構成する材料は、選択された色に応じて決定されるが、例えば白色が求められる場合、加飾部60は、酸化チタンなどの着色顔料が分散された樹脂材料から構成される。
ところで、切断工程の前に加飾部形成工程を実施する場合、基材40の第2面40b側においては、加飾部60の上に第2保護膜82が設けられることになる。この場合、加飾部60の外側の端部と、基材40のうち単位基材22の第2面22bの端部22beとなるべき位置との間の距離s(図10参照)が短いと、加飾部60の表面と基材40の第2面40b(単位基材22の第2面22b)との間の段差のため、端部22beとなるべき位置において第2保護膜82が基材40の第2面40bから浮いてしまうことが考えられる。距離sは、第2保護膜82が第2面40bから浮いてしまうことを抑制するよう、第2保護膜82の厚みや柔軟性に応じて決定されるが、例えば距離sは200〜400μmの範囲内に設定される。
図11に示すように、外部導体の接近や接触を検知するためのセンサ電極を含むタッチパネルセンサ部50が、カバーガラス20の第2面20b側に設けられていてもよい。この場合、カバーガラス20は、表示装置15を保護するという役割だけでなく、タッチパネル機能を表示装置15に付与するという役割も果たすことができるようになる。加飾部60の場合と同様に、タッチパネルセンサ部50は、切断工程の前に基材40の第2面40bに設けられてもよく、若しくは、切断工程の後に単位基材22の第2面22bに設けられてもよい。
補強部30は、加飾部60と同色を呈するよう構成されていてもよい。例えば補強部30は、加飾部60に含まれている着色顔料と同色の着色顔料を含んでいてもよい。この場合、補強部30のうちカバーガラス20の法線方向から見て加飾部60と重なっていない領域が、加飾部60と同色の領域として視認されることになる。このため、意匠上の効果を生じさせることができる領域を拡大することができる。
一般に加飾部60は、樹脂材料および顔料を含む塗布液を単位基材22上に塗布することによって形成される。一方、単位基材22の側面22c近傍に塗布液を正確に塗布することは容易ではない。
ここで、補強部30が上述のように着色されている場合、加飾部60を単位基材22の側面22c近傍にまで設けることなく、単位基材22の側面22c近傍に意匠上の効果を生じさせることができる。このため、加飾部60を設ける工程に要求される難易度を軽減することができる。
上述の本実施の形態においては、単位基材22の第2面22bの端部22beが、単位基材22の第1面22aの端部22aeよりも、カバーガラス20の面方向における外側に位置する例を示した。しかしながら、補強部30の第1面31が上述の第1接続面31aおよび第1内向面31bを含む限りにおいて、単位基材22の具体的な形状が特に限られることはない。例えば図12に示すように、第1面22aの端部22aeの位置と第2面22bの端部22beの位置とが、カバーガラス20の面方向において一致していてもよい。
上述の実施の形態や各変形例においては、単位基材22の側面のうち単位基材22の外形を構成する側面22c上に補強部30が形成される例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、単位基材22に貫通孔23が形成されている場合、貫通孔23の側面23c上に補強部30を設けてもよい。すなわち、補強部30が設けられる単位基材22の側面は、単位基材22に形成されている貫通孔23の側面23cであってもよい。貫通孔23は例えば、カメラやスピーカーなどを表示装置に搭載するために設けられるものである。
上述の図12においては、第1面22aの端部22aeの位置と第2面22bの端部22beの位置とが、カバーガラス20の面方向において一致し、かつ、補強部30の第2面32に第2内向面32bが設けられる例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図14に示すように、補強部30の第2面32は、単位基材22の第2面22bの端部22beから先端部33に至るよう単位基材22の第2面22bと同一平面上で延びる第2接続面32aを含んでいてもよい。この場合、第2接続面32aと先端部33との間の境界部には、面取り加工などが施されていてもよい。図14に示す例においても、補強部30の第1面31に第1内向面31bを設けることにより、良好な操作感を使用者に提供することができる。また、補強部30の意匠性に関するバリエーションを増加させることができる。
また上述の本実施の形態においては、単位基材22の側面22c上に塗布される塗布液35が、紫外線硬化樹脂または熱硬化樹脂などの硬化性樹脂材料を含む例を示したが、これに限られることはない。単位基材22の側面22c上に塗布される際には所定の流動性を有するが、その後に硬化することができる限りにおいて、補強部30を形成するための塗布液35として様々な流動体を用いることができる。例えば塗布液35として、熱によって溶融した状態の樹脂材料からなる流動体を用いてもよい。この場合、単位基材22の側面22c上に塗布液35が塗布された後、塗布液35が冷えて固化することにより、塗布液35が硬くなる。これによって、樹脂材料を含む補強部30を得ることができる。このように本実施の形態において、「硬化」とは、加熱または紫外線照射などによって樹脂材料が硬化する現象だけでなく、冷えて固化することによって樹脂材料が硬化する現象をも含む概念である。なお自然冷却によって樹脂材料が冷えて固化してもよく、若しくは、強制冷却によって樹脂材料が冷えて固化してもよい。また「固化」とは、物質が、気体または液体の状態から固体の状態に変化することを意味している。
上述の本実施の形態において、ウェットエッチングによって基材40を切断する方法を示したが、切断方法が特に限られることはない。例えば、レーザーを利用して基材40を切断してもよい。また、カッターやレーザーを利用して基材40の表面にスクライブラインを形成し、その後、基材40に打撃力や曲げ応力を加えることにより、スクライブラインを起点として基材40を切断してもよい。
なお基材40の表面にスクライブラインを形成する場合、スクライブラインの周囲にマイクロクラックが発生することがある。これに対して、ウェットエッチングによって基材40を切断する場合、そのようなマイクロクラックが発生することはなく、この点でウェットエッチングはスクライブラインを利用した切断方法に比べて優れている。なお、スクライブラインの周囲に発生したマイクロクラックを除去するため、スクライブラインを起点として基材40を切断した後に単位基材22の側面22cおよびその周囲をウェットエッチングしてもよい。
上述の本実施の形態において、粘着層を介して二軸延伸ポリプロピレンや無延伸ポリプロピレンのシートを基材40に貼り付けることにより、保護膜81,82が構成される例を示した。しかしながら、補強部30を生成する際の枠となることができる限りにおいて、保護膜81,82の形成方法が特に限られることはない。例えば、感光性レジストフィルムを基材40の第1面40a上および第2面40b上にそれぞれ貼り合わせ、その後に感光性レジストフィルムに、フォトマスクなどを用いて所望の形状に応じて紫外線などの光を照射し、酸性液またはアルカリ性液、または有機溶剤などの現像液でパターニングすることにより、基材40に保護膜81,82を設けることができる。
15 表示装置
16 表示パネル
18 筐体
20 カバーガラス
22 単位基材
30 補強部
31 第1面
31a 第1接続面
31b 第1内向面
32 第2面
32a 第2接続面
32b 第2内向面
33 先端部
35 塗布液
36 樹脂部
40 基材
45 単位積層体
50 タッチパネルセンサ部
60 加飾部
81 第1保護膜
82 第2保護膜
Claims (13)
- 表示装置の観察者側に設けられるカバーガラスであって、
観察者側の第1面、前記第1面と反対側の第2面、および前記第1面と前記第2面との間に広がる側面を含み、ガラスからなる単位基材と、
前記単位基材の側面上に設けられ、樹脂材料を含む補強部と、を備え、
前記補強部は、前記カバーガラスを前記単位基材の前記第1面側から見た場合に視認される第1面と、前記カバーガラスを前記単位基材の前記第2面側から見た場合に視認される第2面と、を有し、
前記補強部の前記第1面は、前記単位基材の前記第1面と同一平面上で前記単位基材の前記第1面の端部から側方へ延びる第1接続面と、前記第1接続面に接続され、前記単位基材の厚み方向において前記第1接続面よりも前記単位基材の前記第2面側に位置する第1内向面と、を含む、カバーガラス。 - 前記補強部の前記第2面は、前記単位基材の前記第2面と同一平面上で前記単位基材の前記第2面の端部から側方へ延びる第2接続面と、前記第2接続面に接続され、前記単位基材の厚み方向において前記第2接続面よりも前記単位基材の前記第1面側に位置する第2内向面と、を含み、
前記第1内向面の幅が、前記第2内向面の幅よりも大きい、請求項1に記載のカバーガラス。 - 前記単位基材の前記第2面の端部は、前記単位基材の前記第1面の端部よりも外側に位置する、請求項1または2に記載のカバーガラス。
- 前記単位基材の前記側面は、前記単位基材の前記第1面に交わるとともに、前記単位基材の前記第2面側へ向かうにつれて外側へ広がる第1側面と、前記単位基材の前記第2面に交わるとともに、前記単位基材の前記第1面側へ向かうにつれて外側へ広がり、そして前記第1側面に合流する第2側面と、を含み、
前記単位基材の前記第1側面と前記第2側面とは、前記単位基材の前記第2面寄りの位置で合流する、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のカバーガラス。 - 前記第1内向面が、前記第1接続面に対して傾斜した傾斜面を含む、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のカバーガラス。
- 前記第1内向面が、外側に凸となるよう湾曲した湾曲面を含む、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のカバーガラス。
- 前記単位基材の前記第2面側には、所定の色を呈する加飾部が設けられており、
前記加飾部は、前記カバーガラスの法線方向に沿って見た場合に前記補強部と重なるよう構成されている、請求項1乃至6のいずれか一項に記載のカバーガラス。 - 表示装置と、
前記表示装置に配置されたカバーガラスと、を備え、
前記カバーガラスが、請求項1乃至7のいずれか一項に記載のカバーガラスからなる、カバーガラス付き表示装置。 - 表示装置の観察者側に設けられるカバーガラスの製造方法であって、
観察者側の第1面および前記第1面と反対側の第2面を含む基材を準備する工程と、
前記基材の第1面上および第2面上において所定の複数の区画に第1保護膜および第2保護膜を設ける保護膜形成工程と、
前記基材の前記第1面側および前記第2面側から前記第1保護膜および前記第2保護膜をレジストとして前記基材をウェットエッチングすることによって前記基材を切断する切断工程と、
切断された前記基材の側面、前記第1保護膜および前記第2保護膜によって囲われた空間内に、樹脂材料を含む塗布液を塗布する塗布工程と、
前記塗布液が硬化することにより得られる樹脂部を加工して、切断された前記基材の側面上に、樹脂材料を含む補強部を形成する加工工程と、を備え、
前記補強部は、前記カバーガラスを前記基材の前記第1面側から見た場合に視認される第1面と、前記カバーガラスを前記基材の前記第2面側から見た場合に視認される第2面と、を有し、
前記補強部の前記第1面は、前記基材の前記第1面と同一平面上で、切断された前記基材の前記第1面の端部から側方へ延びる第1接続面と、前記第1接続面に接続され、前記基材の厚み方向において前記第1接続面よりも前記基材の前記第2面側に位置する第1内向面と、を含む、カバーガラスの製造方法。 - 前記補強部の前記第2面は、前記基材の前記第2面と同一平面上で、切断された前記基材の前記第2面の端部から側方へ延びる第2接続面と、前記第2接続面に接続され、前記基材の厚み方向において前記第2接続面よりも前記基材の前記第1面側に位置する第2内向面と、を含み、
前記加工工程は、前記第1内向面の幅が前記第2内向面の幅よりも大きくなるよう実施される、請求項9に記載のカバーガラスの製造方法。 - 切断された前記基材の前記第2面の端部は、切断された前記基材の前記第1面の端部よりも外側に位置する、請求項9または10に記載のカバーガラスの製造方法。
- 前記第2保護膜の端面は、前記第1保護膜の端面よりも外側に位置する、請求項9乃至11のいずれか一項に記載のカバーガラスの製造方法。
- 前記塗布工程において、前記塗布液は、前記第1保護膜の端面と前記第2保護膜の端面とを通る仮想的な平面よりも外側にまで塗布される、請求項9乃至12のいずれか一項に記載のカバーガラスの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015122066A JP6488904B2 (ja) | 2014-06-30 | 2015-06-17 | カバーガラス、カバーガラス付き表示装置およびカバーガラスの製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014134833 | 2014-06-30 | ||
JP2014134833 | 2014-06-30 | ||
JP2015122066A JP6488904B2 (ja) | 2014-06-30 | 2015-06-17 | カバーガラス、カバーガラス付き表示装置およびカバーガラスの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016027382A true JP2016027382A (ja) | 2016-02-18 |
JP6488904B2 JP6488904B2 (ja) | 2019-03-27 |
Family
ID=55352777
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015122066A Active JP6488904B2 (ja) | 2014-06-30 | 2015-06-17 | カバーガラス、カバーガラス付き表示装置およびカバーガラスの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6488904B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018037084A (ja) * | 2016-08-30 | 2018-03-08 | 三星ディスプレイ株式會社Samsung Display Co.,Ltd. | カバーウィンドウ、及びカバーウィンドウの製造方法 |
JP2018074331A (ja) * | 2016-10-27 | 2018-05-10 | シャープ株式会社 | 電子機器筐体のパネル構造および電子機器 |
JP6324599B1 (ja) * | 2017-09-28 | 2018-05-16 | 株式会社Nsc | カバーガラスの製造方法 |
WO2022156289A1 (zh) * | 2021-01-25 | 2022-07-28 | 京东方科技集团股份有限公司 | 显示模组的盖板组件和显示模组 |
Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009167086A (ja) * | 2007-12-18 | 2009-07-30 | Hoya Corp | 携帯端末用カバーガラス及びその製造方法、並びに携帯端末装置 |
JP2010215500A (ja) * | 2009-02-27 | 2010-09-30 | Corning Inc | 保護されたエッジを備えた板ガラス、エッジ保護部材およびこれを用いる板ガラスを製造する方法 |
JP2012148957A (ja) * | 2010-12-27 | 2012-08-09 | Hoya Corp | 携帯型電子機器用カバーガラスのガラス基板、携帯型電子機器用画像表示装置、携帯型電子機器、および携帯型電子機器用カバーガラスのガラス基板の製造方法 |
JP2012153798A (ja) * | 2011-01-26 | 2012-08-16 | Toyobo Co Ltd | エンジン冷却水系部品用ポリアミド樹脂組成物およびそれを用いたエンジン冷却水系部品 |
JP2012526040A (ja) * | 2009-05-08 | 2012-10-25 | コーニング インコーポレイテッド | ポリマーの外側被覆を有するガラス物品およびその形成方法 |
WO2012153798A1 (ja) * | 2011-05-11 | 2012-11-15 | Hoya株式会社 | 携帯機器用カバーガラス、その製造方法、および携帯機器のカバーガラス用ガラス基板 |
JP2013139136A (ja) * | 2011-12-08 | 2013-07-18 | Yoshida Technoworks Co Ltd | ガラス一体型成形品の製造方法、ガラス一体型成形品 |
WO2013154034A1 (ja) * | 2012-04-10 | 2013-10-17 | 旭硝子株式会社 | 強化ガラス物品及びタッチセンサ一体型カバーガラス |
JP2014106425A (ja) * | 2012-11-28 | 2014-06-09 | Sharp Corp | 携帯端末及びその製造方法 |
JP5622133B1 (ja) * | 2013-10-25 | 2014-11-12 | 大日本印刷株式会社 | カバーガラスの製造方法 |
-
2015
- 2015-06-17 JP JP2015122066A patent/JP6488904B2/ja active Active
Patent Citations (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009167086A (ja) * | 2007-12-18 | 2009-07-30 | Hoya Corp | 携帯端末用カバーガラス及びその製造方法、並びに携帯端末装置 |
JP2010215500A (ja) * | 2009-02-27 | 2010-09-30 | Corning Inc | 保護されたエッジを備えた板ガラス、エッジ保護部材およびこれを用いる板ガラスを製造する方法 |
JP2012526040A (ja) * | 2009-05-08 | 2012-10-25 | コーニング インコーポレイテッド | ポリマーの外側被覆を有するガラス物品およびその形成方法 |
JP2012148957A (ja) * | 2010-12-27 | 2012-08-09 | Hoya Corp | 携帯型電子機器用カバーガラスのガラス基板、携帯型電子機器用画像表示装置、携帯型電子機器、および携帯型電子機器用カバーガラスのガラス基板の製造方法 |
JP2012153798A (ja) * | 2011-01-26 | 2012-08-16 | Toyobo Co Ltd | エンジン冷却水系部品用ポリアミド樹脂組成物およびそれを用いたエンジン冷却水系部品 |
WO2012153798A1 (ja) * | 2011-05-11 | 2012-11-15 | Hoya株式会社 | 携帯機器用カバーガラス、その製造方法、および携帯機器のカバーガラス用ガラス基板 |
JP2012252327A (ja) * | 2011-05-11 | 2012-12-20 | Hoya Corp | 携帯機器用カバーガラスおよびその製造方法、および携帯機器のカバーガラス用ガラス基板 |
JP2013139136A (ja) * | 2011-12-08 | 2013-07-18 | Yoshida Technoworks Co Ltd | ガラス一体型成形品の製造方法、ガラス一体型成形品 |
WO2013154034A1 (ja) * | 2012-04-10 | 2013-10-17 | 旭硝子株式会社 | 強化ガラス物品及びタッチセンサ一体型カバーガラス |
JP2014106425A (ja) * | 2012-11-28 | 2014-06-09 | Sharp Corp | 携帯端末及びその製造方法 |
JP5622133B1 (ja) * | 2013-10-25 | 2014-11-12 | 大日本印刷株式会社 | カバーガラスの製造方法 |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018037084A (ja) * | 2016-08-30 | 2018-03-08 | 三星ディスプレイ株式會社Samsung Display Co.,Ltd. | カバーウィンドウ、及びカバーウィンドウの製造方法 |
KR20180025383A (ko) * | 2016-08-30 | 2018-03-09 | 삼성디스플레이 주식회사 | 커버 윈도우, 커버 윈도우를 포함하는 표시 장치 및 커버 윈도우의 제조 방법 |
JP7071806B2 (ja) | 2016-08-30 | 2022-05-19 | 三星ディスプレイ株式會社 | カバーウィンドウ、及びカバーウィンドウの製造方法 |
KR102607582B1 (ko) * | 2016-08-30 | 2023-11-30 | 삼성디스플레이 주식회사 | 커버 윈도우, 커버 윈도우를 포함하는 표시 장치 및 커버 윈도우의 제조 방법 |
JP2018074331A (ja) * | 2016-10-27 | 2018-05-10 | シャープ株式会社 | 電子機器筐体のパネル構造および電子機器 |
JP6324599B1 (ja) * | 2017-09-28 | 2018-05-16 | 株式会社Nsc | カバーガラスの製造方法 |
JP2019059656A (ja) * | 2017-09-28 | 2019-04-18 | 株式会社Nsc | カバーガラスの製造方法 |
WO2022156289A1 (zh) * | 2021-01-25 | 2022-07-28 | 京东方科技集团股份有限公司 | 显示模组的盖板组件和显示模组 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6488904B2 (ja) | 2019-03-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6369047B2 (ja) | カバーガラスおよびカバーガラス付き表示装置 | |
JP5863260B2 (ja) | 表示装置及びその製造方法 | |
KR101300021B1 (ko) | 곡면 디스플레이 패널 제조 방법 | |
TWI594679B (zh) | 電子面板及其製造方法與電子裝置 | |
JP6488904B2 (ja) | カバーガラス、カバーガラス付き表示装置およびカバーガラスの製造方法 | |
JP6589567B2 (ja) | カバーガラス、カバーガラス付き表示装置およびカバーガラスの製造方法 | |
JP2007114737A5 (ja) | ||
WO2014123165A1 (ja) | 透明面材およびそれを用いた表示装置 | |
TWI717401B (zh) | 整合有偏光板之窗口基板、及製備該窗口基板之方法 | |
CN108745816B (zh) | 涂胶方法 | |
US20160271928A1 (en) | A method for bonding first and second panels and a display device | |
JP2015114624A (ja) | 粘着層付き透明面材 | |
EP2653910B1 (en) | Method for manufacturing semi-finished blank for variable-focus lens | |
JP2015068909A (ja) | 電子機器用カバーガラスの製造方法 | |
JP6185272B2 (ja) | 表示装置用フィルム、表示装置用フィルムの製造方法及び製造装置並びに画像表示装置 | |
KR101162017B1 (ko) | 표시 장치 | |
JP6331127B2 (ja) | カバーガラスおよびカバーガラス付き表示装置 | |
JP6260322B2 (ja) | カバーガラスの製造方法、カバーガラスおよびカバーガラス付き表示装置 | |
JP6582699B2 (ja) | 前面板および前面板付き表示装置 | |
JP2012230304A (ja) | 液晶表示用保護シートの製造方法、液晶表示用保護シート、液晶表示装置の製造方法、液晶表示装置 | |
JP6344207B2 (ja) | カバーガラスの製造方法 | |
JP2012098973A (ja) | ガラス複合体及びそのガラス複合体を用いた入力装置 | |
TWI647098B (zh) | Cover glass, display device with cover glass, and manufacturing method of cover glass | |
JP2016084249A (ja) | カバーガラスの製造方法およびカバーガラス付きの表示装置 | |
JP5549416B2 (ja) | 表示装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180426 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190129 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190130 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190211 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6488904 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |