JP2016022472A - 長尺果菜選別装置 - Google Patents

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山岡 和彦 株式会社錦河内
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Abstract

【課題】 簡素な構造で長尺果菜を傷めず選別する。
【解決手段】 果菜2を搬送チェーン1の走行方向に沿って載せ置き可能とする同方向に縦長な果菜受体3が支持軸5に取り付けられ且つチェーン並び方向に複数並べて取り付けられ、水平保持手段6で果菜受体3が水平保持され、規格判定手段7が果菜2の規格を判定し、果菜排出部8において受体傾動手段9が果菜受体3の後端4を下り傾斜させてその上の果菜2を斜め後方へと滑らせて排出し、果菜引出し手段10であるベルトコンベヤ12に乗り継がせ、さらにその先の果菜蓄積ベルトコンベヤ13に間隔を詰めて蓄積させる。
【選択図】 図2

Description

本発明は胡瓜や茄子、ゴーヤ、マンゴーなどの長尺な果菜を画像センサなどで計測しながら等階級別や規格別に選別する長尺果菜選別装置に関するものである。
長尺な果菜を選別する装置としては従来より各種のものがある。例えば特許文献1に記載されたバケット式のものは、平行する2本の搬送チェーン間に、チェーンと直交する向きに長尺果菜を並べて載せ置き可能であり且つ果菜を支持する2枚の受け板を下向きに開放させて果菜を落下排出可能とするバケットを備えたものである。このバケットはチェーンの走行方向に多数取り付けられており、連続して多数の果菜を搬送しながら、走行途中に果菜の等階級が判定されると、その結果に応じてバケットの受け板が開放され、果菜が等階級別の引出しコンベヤ、この場合は整列トレイに載せ換えられる様にしてある。さらにこの特許文献1のものでは、果菜の落下距離が小さくなる様にバケットの受け板を途中まで半開きにして保持し、排出直前まで果菜をできるだけ下方に移動させておき、排出位置のところで受け板を完全に開いて果菜を落下させる様にしている。すなわち落下距離が最小限になる様にしている。
また特許文献2及び3に記載のものは、平行する2本の搬送チェーン間にこの間を往復スライド可能なる果菜受体が取り付けられており、特許文献1と同様に搬送チェーンの走行方向に多数の果菜受体が取り付けられている。さらに果菜受体には細身のベルトコンベヤを差し込ませて果菜を取り上げ可能とする空間(溝)が2つ形成されている。この選別装置では、最初果菜受体は人が果菜を載せやすい様にチェーンの片側一方にスライドされて寄せられており、その後等級が識別されると等階級結果に応じて果菜受体が横スライドされ、対応する等階級の間欠動作搬送体がある位置のレーンへ移動される。各間欠動作搬送体の手前には前記受体の空間に差し込まれる細身のベルトコンベヤかならる連続動作搬送体が配置されており、果菜は受体から連続動作搬送体を経由して間欠動作搬送体であるベルトコンベヤへとほぼ水平移動で乗り移る様になっている。しかも間欠動作搬送体は果菜が来たときだけ動作するため果菜間隔をつめて連続動作搬送体上に蓄積できる様になっている。この装置の場合、果菜受体をスライドシャフトに取り付けて横スライド可能に支持しているが、シャフト長をあまり長くするとたわみが生じるなどして安定したスライドが阻害されるため、果菜受体を最大4個まで並べられる長さに制限している。すなわち最大4つまで連続動作搬送体及び間欠動作搬送体を配置できる様になっている。しかしこれでは果菜の選別数が足りなくなるため、搬送途中に上り傾斜にした連続動作搬送体を設けることで排出可能な数を増やしている。
特開平8−26466号公報 特開平11−128851号公報 特開2002−96028号公報
特許文献1記載のものは、最終的には果菜を下に自由落下させるため傷みに弱いものでは果菜の品質を劣化させる虞があった。また胡瓜の様な直径が小さいものに専用化すれば落下距離は最も太い胡瓜の最大直径よりわずかに大きい落下距離に限定することができ傷みを抑えられるが、最近は複数品目を扱うことも多くなってきており、胡瓜に加えて茄子や或はゴーヤなどの太い果菜も選別したい場合には落下距離は最も大きな果菜の直径以上になり、必然的に落下距離が大きくなり衝撃が無視できないものとなることがある。またマンゴーなどの大型の果実を選別したい場合はそれ専用であるとしても落下距離がある程度大きくなり、加えて果皮がデリケートな品物であるため大きな課題となる虞があった。
特許文献2、3記載のものでは、果菜は落下されることなくベルトコンベヤへと乗り継がせることができるため、果菜への衝撃は少なく傷みも生じにくいというメリットがある。しかしこの装置の場合は排出の等階級数を大きく増やすことが難しく、搬送途中に上り傾斜の連続動作搬送体を設けて増設可能ではあるが構造的にコストがかかり、結果として必要な場合に十分な排出口を設けられないという課題があった。また果菜受体を支持するスライドシャフトが環境の悪い選別場においては汚れが付着しやくすく、頻繁に清掃しなくてはならないという課題もあった。この他、果菜受体から果菜を引き出す際に一時的にせよ2本の細身のベルトコンベアにより引き継がせて搬送するため、曲がりの強い果菜では両端が下に垂れ下がってしまい次のベルトコンベアに乗り継ぐ際に衝突して乗り継ぎミスが生じたり、また果菜受体への果菜の置き方が大きく偏りしていると、果菜の重心が2本のベルトコンベアの間から外ズレしてして途中落下につながる虞もあった。
本発明の長尺果菜選別装置は、平行する2本の搬送チェーンと、長尺な果菜を搬送チェーンの走行方向に沿って載せ置き可能とする走行方向に縦長な果菜受体と、平行する搬送チェーン間に架設され且つチェーン走行方向に沿って多数取り付けられ、少なくとも2つ以上の果菜受体をチェーン並び方向に並べて取り付け可能とし且つ各果菜受体の後端を独立して下方に降下させる様に傾動可能とする支持軸と、各果菜受体を略水平に保持可能とする水平保持手段と、果菜受体により搬送される果菜の規格を判定する規格判定手段と、果菜排出部に果菜受体の横並び数と同数並べて設けられ、前記規格判定手段からの信号に基づいて作動され、果菜排出部を通過する果菜受体の後端を下り傾斜させてその上の果菜を斜め後方へと滑らせて排出可能とし且つ排出部通過後に果菜受体の傾斜を解除可能とする受体傾動手段と、各果菜排出部の下方に、最大角度に傾動された果菜受体の後端と接触しない程度に近接させて設けられる果菜引出し手段とを備えたものである。
本発明の長尺果菜選別装置は、果菜受体の後端より後ろ側に、果菜の後端をはみ出し可能とし且つ果菜受体により傾斜される果菜後端が移動可能となる果菜移動空間を設けたものである。
本発明の長尺果菜選別装置は、果菜受体は横並びされたものの2つ以上にまたがせて果菜を載せ置き可能であり、受体傾動手段は、果菜がまたがって載せられている果菜受体を同時に傾動できる様に制御される様にしたものである。
本発明の長尺果菜選別装置は、果菜引出し手段がベルトコンベヤであり、同コンベヤが搬送チェーンと略直交する向きに配置され、且つ受体傾動手段と連動して間欠駆動され、果菜が排出されて同コンベヤに完全に乗り継ぐと果菜受体のおよそ横並び幅分の距離を移動されてその後停止する様にしたものである。
本発明の長尺果菜選別装置は、ベルトンベヤの先に同コンベヤから果菜が送り出される毎に略果菜一つ分の距離を間欠移動される果菜蓄積ベルトコンベヤを設けたものである。
本発明の長尺果菜選別装置には次のような効果がある。
(1)長尺な果菜を搬送チェーンの走行方向に沿った向きで果菜受体に載せる様になっており、しかも果菜排出の際に果菜受体が果菜を搬送方向と逆向きの後方へ傾斜スライドさせて排出させる様になっているため、果菜は斜め後ろ方向にスライドしながら後端が徐々に位置を下げながら果菜引出し手段に着地し、その後は走行中の果菜受体が抜けていくにつれて果菜前端も果菜受体をスライドしながら徐々に位置を下げ最終的に果菜全体が果菜引出し手段に着地する様に、自由落下でない排出方法のため、自由落下させるとの比べると果菜の衝撃を抑えることができ、結果として傷み防止になる。
(2)果菜受体が搬送チェーンの走行方向に加えてチェーンの横方向にも複数配置されているため、長尺な果菜をチェーンの走行方向に沿って置く置き方でも単位時間あたりの処理速度の低下をなくすことができ、しかも横方向の数を増やせば従来構造のものよりさらに処理数を増加させることもできる。
(3)果菜受体は支持軸に取り付けられて回転するだけの簡素で耐久性のある取付構造であり、汚れに弱いスライドシャフトなどを用いるのと比較すると、低メンテナンス性であり且つ動作不良などの故障もおきにくい。
(4)果菜受体の後端より後ろ側に果菜の後端をはみ出させ可能とする果菜移動空間が設けられているため、果菜受体を傾斜させた際に果菜がスライドしなくとも果菜後端を果菜引出し手段であるベルトコンベヤの上面に着地させることが可能であるため、滑りにくい果菜でも確実にベルトコンベヤに載せ換え可能となる。
(5)果菜を2つ以上の果菜受体にまたがせて載せ置き可能とするため、例えば果菜受体の横幅を果菜の最大幅のものに合わせて広めに作成するのではなく、主要なサイズの果菜が載せられる程度の幅に制限させて作成することより、より多くの果菜受体を横並べすることができ、処理量をアップすることができる。しかもまれにしかない幅の広いものや曲がりがきつくて幅をとってしまう様なものは複数の果菜受体にまたがせて載せればよくこれらを除外せずに選別させることができる。
(6)長尺果菜以外の果菜、例えば平核無柿の様な平らな面を有する丸玉系の果菜を二つの果菜受体にまたがせて載せることもでき、果菜を転がさずに長尺果菜で選別を行うこともできる。果菜が転がってもよい場合はトマトなどの果菜の選別も可能であり、長もの選別装置でありながらそれ以外の多様な品目の選別に利用することができる。
(7)果菜引出し手段のベルトコンベヤが搬送チェーンに対して直交しているため果菜を横方向に引き出すことができ、しかも果菜をベルトコンベア上に果菜受体の並び間隔で横に並べて搬送できる。しかも排出毎に果菜受体の横並び幅分だけ間欠移動しその後停止されるため、果菜を引き出しながら無駄なコンベヤの回転を抑制することができる。
(8)果菜引出し手段のベルトコンベヤの先に同コンベヤから果菜が送り出される毎に略果菜一つ分の距離を間欠移動される果菜蓄積ベルトコンベヤを設けたため、果菜をさらに間隔を詰めて果菜蓄積ベルトコンベヤ上にたくさん並べることができ、大量の果菜を蓄積して果菜の箱詰め作業や袋詰め作業を少人数で効率よく行える。
本発明の長尺果菜選別装置の一つの実施形態を示した全体の斜視図。 図1の長尺果菜選別装置における果菜排出部を拡大した斜視図。 図1の長尺果菜選別装置における果菜排出部を下方から見た斜視図。 果菜受体から果菜引出しコンベヤへの果菜の排出の遷移を説明する側面図であり、(a)は果菜受体が約半開きの状態、(b)は果菜受体が完全に開いた状態。
図1〜3は本発明の長尺果菜選別装置の実施形態であり、長尺な果菜2が胡瓜である場合を例とするものである。
図1〜3に示される搬送チェーン1(1a、1b)は約50cmの間隔を空けて2本平行して配置されており、それぞれ選別装置の前後に設けられた図示されていないスプロケットに掛け回されて図中の矢印a方向に互いに同じ速度で同じ位置関係を保持しながら周回可能となっている。なお搬送チェーン1の復路側は果菜受体3と共に省略しており図示していない。これら2本の搬送チェーン1a、1bの間にはチェーンのリンクピンを延長させて設けらたピン(図示されていない)に両端を差し込ませてパイプシャフト20、21が2本ずつ架設されている。パイプシャフト20、21はチェーン走行方向下流側の第1パイプシャフト20が果菜受体3を回転可能なる様に支持する支持軸5となっており、上流側の第2パイプシャフト21は水平状態の果菜受体3の前端部裏面と接触するストッパーとなっている。すなわち果菜受体3は傾動した状態から図中の矢印c方向に回転された際、第2パイプシャフト21に接触するところで回転が止まる様になっており、このときに水平状態となる。すなわち水平保持手段6の構成要素の一つとなっている。前記パイプシャフト20、21は搬送チェーン1a、1bの走行方向に約35cm間隔で設けられており、果菜受体3は搬送チェーン1a、1bの走行方向に約35cm間隔で多数取り付けられる様になっている。
図1〜3の果菜受体3(3a、3b、3c、3d)は摺動性の高い樹脂で長さ約25cm、幅約8cmの縦長のトレー状に成型されている。同果菜受体3は横幅方向両端が幅方向中央部より幾分高くなっており、横に転がりやすい胡瓜2が載せられても不用意に横に転がり落ちない様にしてある。また果菜受体3の後端4より後ろ側には図4に示す様に胡瓜後端2aが他の部材と接触しないよう空いた空間(果菜移動空間)11を設けてあり、胡瓜後端2aを果菜受体3の後ろ側にはみ出させて載せ置くことができる様になっている。しかも図4に示す様に果菜移動空間11は下方にも続いており、果菜受体3の後端4が下方に傾動されて胡瓜後端2aが降下しても他の部材にぶつかることなく果菜引出し手段10に乗り継ぎできる様にしてある。果菜受体3の裏面22には第1パイプシャフト20が差し込まれる貫通穴23が設けられており、果菜受体3は同貫通穴23を回転軸として図中の矢印cーd方向に回転可能となっている。すなわち果菜受体3の後端4を下側に降下させて受体上面24を下り傾斜の滑り台にすることができ、細長い胡瓜2をチェーン搬送方向と逆方向に滑らせて下方に排出できる様になっている。この果菜受体3は1本の第1パイプシャフト20に9cmピッチで横に並べて4つ取り付けてある。
前記第1パイプシャフト20には果菜受体3(3a、3b、3c、3d)をそれぞれ独立して傾動できる様にするための操作具25a、25b、25c、25dも取り付けられている。これら操作具25a、25b、25c、25dはそれぞれに第1パイプシャフト20を回転軸として回転自在なる様に取り付けられている。また操作具25aは果菜受体3aと、操作具25bは果菜受体3bと、操作具25cは果菜受体3cと、操作具25dは果菜受体3dとそれぞれ対応されている。各操作具25a、25b、25c、25dは図3に示す様に搬送チェーン1a側のレバー片26と果菜受体3側の受体支持片27とを備え、レバー片26と受体支持片27とはパイプシャフト20と平行する連結ビーム28により連結されている。前記受体支持片27には果菜受体3の支持軸5より後端側中央部を安定して下支えできる様に支持ローラ29が突設されている。各操作具25a、25b、25c、25dは、レバー片26を果菜受体3を矢印d方向に回転させると支持ローラ29が同方向に回転され、自重で自然に矢印d方向に回転しようとする果菜受体3を同方向へと回転させる。なお各操作具25a、25b、25c、25dの連結ビーム28は操作具25aのものが一番短く操作具25dのものが一番長いという具合に長さが異なっており、また互いに干渉しない様にパイプシャフト20からの距離も異ならせてある。前記各操作具25a、25b、25c、25dには図示されていないバネが取り付けられており、図中の矢印c方向の力が常に付与される様になっており、レバー片26に外力が働かない状態では果菜受体3を水平状態になるまで矢印c方向に回転させる様になっている。よって果菜受体3はこの操作具25と第2パイプシャフト21とにより通常は水平状態に保たれる様になっており、これら操作具25と第2パイプシャフト21が受体水平保持手段6を構成している。本実施形態では4つの操作具25a、25b、25c、25dのレバー片26を搬送チェーン1a側に全て寄せて配置することにより作業員が立つ側の搬送チェーン1b側の突起物をなくしており、作業中の安全を確保しやすくしている。
図1に示す矢印a方向に搬送される果菜受体3の上流部側はいわゆる手選部30となっており、複数の作業員が立って胡瓜2を収穫コンテナなどから取り出して果菜受体3に載せ置く作業区間となって。そして手選部30の次が規格判定手段7を備えた検査部31となっている。この検査部31には果菜受体3上の胡瓜2を上から撮影するためのCCD(図示していない)が設置されている。この例では果菜受体3の横並び方向に沿ってCCDが2つ設置されており、第1CCDは果菜受体3a、3bを撮影し、第2CCDは果菜受体3c、3dを撮影する様になっている。2つのCCDはパソコンなどに接続されており同時に4本の胡瓜2を撮影し、画像処理により等階級を判別できる様になっている。なお一つのCCDで同時に4つの果菜受体3a、3b、3c、3dを撮影してもよい。この規格判定手段7はCCDとパソコンからなる画像処理装置であり、同装置は予め入力されているパラメータに基づいて胡瓜2の等階級を決定する。さらにこの規格判定手段7は後述の果菜排出部8の受体傾動手段9のもう一つの構成要素であるアクチュエータ(図示されていない)に制御信号を送る機能も持たせてある。
図1の検査部7の下流側には図1〜3に示す様に果菜2を排出させるための果菜排出部8が16カ所設けられている。各果菜排出部8には前記操作具25a、25b、25c、25dのレバー片26を操作して果菜受体3を傾動させるための受体傾動手段9の構成要素であるカムレール32(32a、32b、32c、32d)とアクチュエータ(図示されていない)とが果菜受体3a、3b、3c、3dの横並び数と同数設けられている。カムレール32a、32b、32c、32dは操作具25a、25b、25c、25dと同じ間隔でこれらの通過ライン上方に設けられており、例えばカムレール32aは操作具25aのレバー片26の真上に、カムレール32bは操作具25bのレバー片26の真上に配置されている。そしてこれらカムレール32a、32b、32c、32dはそれぞれアクチュエータにより図2、3の矢印e?f方向に上下動される様になっている。カムレール32a、32b、32c、32dは上昇された位置では操作具25a、25b、25c、25dと接触せず、よって果菜受体3を傾動させることはないが、降下されると図2〜4に示される様にカムのカーブ形状に沿って操作具25a、25b、25c、25dとレバー片26とが接触してレバー片26を矢印d方向に回転させ、果菜受体3を傾動させることができる様になっている。この実施形態では果菜受体3は最大55度まで傾動させることができる様にしてある。果菜受体3が傾動されると、胡瓜2は図4に示される様に果菜受体3から斜め下方向にスライドされながら果菜下端が果菜引出し手段10の上面に乗り移り、果菜受体3が矢印a方向に進むにつれて果菜前端も果菜受体の上をスライドしながら位置を下げ、最終的に果菜全体が果菜引出し手段10の上に乗り移る様になっている。なおこの場合のアクチュエータとはエアシリンダーなどの往復直動するものであれば何でもよい。本件発明では胡瓜後端2aを果菜受体3の後端4から後ろにはみ出して置くことできる様にすることで、果菜受体3の受体上面24の滑りが悪い場合でも確実に胡瓜後端2aをベルトコンベヤ12に確実に着地させることができるようになり、一旦胡瓜後端2aを着地させてしまえば長ものの胡瓜の場合は図4(b)に示す様に胡瓜2は前端と後端2aとで強く支持され、この場合後端2aにより大きな力が働くため胡瓜2が排出されやすくなる。
図1の各果菜排出部8の下には搬送チェーン1と直交する向きに果菜引出し手段10としてベルトコンベヤ12を設けてある。このベルトコンベヤ12は図2〜4に示す様に搬送ベルト上面が最大角度55度にまで傾動された果菜受体3の後端(下端)4と接触しない程度の近接できる高さに設置してある。同ベルトコンベヤ12は受体傾動手段9と連動して動作する様に制御されており、果菜受体3から果菜2が完全に排出されたタイミングで回転を開始し、少なくとも果菜受体3の横並び幅分の距離、例えば40cmを移動したのち回転が停止される様になっている。このベルトコンベヤ12のベルトは果菜2が降下されるときの衝撃を可能な限り少なくする様にソフトなものが理想である。また転がりやすい場合もある果菜2を確実に横に引き出すため、なるべく品物を転がさない凹凸構造のベルトが望ましい。この様なベルトとしては、表面に凹凸が形成されたスポンジベルト、人工芝状のものが形成されている芝ベルト、細いひも状のものがインスタント面の様に絡み合った構造の特殊ベルトがある。このベルトコンベヤ12のコンベヤ長は1回の間欠動作で果菜2を全て搬送先端から排出できる様に適度に短いものが望ましい。またこの実施形態では4つの果菜排出部8に一本のベルトコンベヤ12を配置してある。この4つの果菜排出部8は果菜受体3の長手方向取り付けピッチと同じ間隔となっているため、常に同じタイミングで動作可能であり、1本のベルトコンベヤで対応可能である。
図1の各ベルトコンベヤ12の先には間欠動作する果菜蓄積ベルトコンベヤ13を設けてある。果菜蓄積ベルトコンベヤ13は果菜排出部8と同数同じ配置で設けられており、この場合16本設けられている。前記ベルトコンベヤ12から果菜2が送り出されるとその胡瓜2を確実に引継いで搬送できる様に先端同士を近づけてあり、胡瓜2が送り込まれるタイミングで回転を始め、乗り継ぎが完了すると停止される様になっている。胡瓜2が連続して搬送されてくるときは都度停止させず連続的に回転させておいてもよい。乗り継ぎのタイミングは図示されていない光電管で胡瓜2の位置を検出しながら計ってもよいし、或は受体傾動手段9と同期をとりながらタイマーによる制御でもよい。この果菜蓄積ベルトコンベヤ13はたくさんの数を蓄積できるのが望ましく3m以上あるとよい。
図1〜4に示した果菜受体3は基本は一つの果菜受体3に1本の胡瓜2を載せて搬送するものであるが、例えば胡瓜2と合わせて幅のあるマンゴーも選別したい場合にはマンゴーを2つの果菜受体3にまたがせて載せる様にしてもよい。この場合、本実施形態ではCCDが二つあり、第1のCCDは果菜受体3a、3b、第2のCCDは果菜受体3c、3dを撮影するため、マンゴーは果菜受体3a、3bに跨がせて載せるか、或は果菜受体3c、3dに跨がせて載せとよい。そして受体傾動手段9は果菜受体3a、3bを同時に傾動させ、また果菜受体3a、3bを同時に傾動させる様に2つずつ制御するとよい。
本件発明において果菜受体3は同じ支持軸5に並べて取り付けるものの横幅を全て同じものでなく、幅広のものと細身のものとを組み合わせる様にしてもよい。この場合、細い胡瓜2は細身の果菜受体3に載せ置き、太い胡瓜や曲がりのきつい胡瓜2は幅広の果菜受体3に載せ置く様にすると効率的である。しかも細身の果菜受体3を組み合わせることで支持軸5の長さが同じであればより多くの果菜受体3を横に並べることができ処理速度を大きくアップすることできる。
本件発明において果菜受体3は上記の様な短冊状の凡そ平らなものに限られない。例えば果菜受体3を後端側に向けて複数の細い支持棒をのばした櫛形のもの、フォーク状のものとしてももよい。この場合支持棒の隙間を通して胡瓜2の裏面を下側から部分的であるにせよ撮影することができ、より多くの画像情報を取得することができ、より高精度の等階級判定に寄与することができる。
本件発明において果菜引出しコンベヤ10は上記のベルトコンベヤ12である以外に、例えば運動公園のトラックの様な周回する構造のロータリーコンベヤを用いたり或は円形のターンテーブルを配置してもよい。この場合は果菜蓄積ベルトコンベヤ13は不要である。
本件発明において受体傾動手段9は前記実施形態に説明したものに限られない。前記では果菜受体3a、3b、3c、3d側に操作具25a、25b、25c、25dを設けて、この操作具25a、25b、25c、25dを介してカムレール32により果菜受体3を傾動させる様にしたが、果菜排出部8において果菜受体3を直接押し下げて傾動できる様なプッシャー機構でもよい。
本件発明では、果菜受体3は傾動されたときの果菜2の排出をよりよくするために受体表面24に排出方向に沿って回転可能な小径のローラを多数並べて配置した構造のものでもよい。
本件発明では、果菜受体3を図1、2のものさらに細身に作成し、例えば幅4cm位のものを10個位横に並べる様な構成でもよい。そしてよほど細い果菜のみだけを1つの果菜受体3に載せる様にし、それ以外基本は複数の果菜受体3に跨がせて載せる様なものでもよい。この場合細いものから太いものまで多目的な果菜の選別に使用することができる。
本発明の長尺果菜選別装置は、主に胡瓜や茄子などの長尺果菜を対象とするものであるが、先に説明した柿やトマトに加え他の農産物に使用してもよい。
1 搬送チェーン
2 果菜
3 果菜受体
4 後端
5 支持軸
6 水平保持手段
7 規格判定手段
8 果菜排出部
9 受体傾動手段
10 果菜引出し手段
11 果菜移動空間
12 ベルトコンベヤ
13 果菜蓄積ベルトコンベヤ

Claims (5)

  1. 平行する2本の搬送チェーンと、長尺な果菜を搬送チェーンの走行方向に沿って載せ置き可能とする走行方向に縦長な果菜受体と、平行する搬送チェーン間に架設され且つチェーン走行方向に沿って多数取り付けられ、少なくとも2つ以上の果菜受体をチェーン並び方向に並べて取り付け可能とし且つ各果菜受体の後端を独立して下方に降下させる様に傾動可能とする支持軸と、各果菜受体を略水平に保持可能とする水平保持手段と、果菜受体により搬送される果菜の規格を判定する規格判定手段と、果菜排出部に果菜受体の横並び数と同数並べて設けられ、前記規格判定手段からの信号に基づいて作動され、果菜排出部を通過する果菜受体の後端を下り傾斜させてその上の果菜を斜め後方へと滑らせて排出可能とし且つ排出部通過後に果菜受体の傾斜を解除可能とする受体傾動手段と、各果菜排出部の下方に、最大角度に傾動された果菜受体の後端と接触しない程度に近接させて設けられる果菜引出し手段とを備えたことを特徴とする長尺果菜選別装置。
  2. 前記果菜受体の後端より後ろ側に、果菜の後端をはみ出し可能とし且つ果菜受体により傾斜される果菜後端が移動可能となる果菜移動空間を設けたことを特徴とする請求項1記載の長尺果菜選別装置。
  3. 前記果菜受体は横並びされたものの2つ以上にまたがせて果菜を載せ置き可能であり、受体傾動手段は、果菜がまたがって載せられている果菜受体を同時に傾動できる様に制御される様にしたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の長尺果菜選別装置。
  4. 前記果菜引出し手段がベルトコンベヤであり、同コンベヤが搬送チェーンと略直交する向きに配置され、且つ受体傾動手段と連動して間欠駆動され、果菜が排出されて同コンベヤに完全に乗り継ぐと果菜受体のおよそ横並び幅分の距離を移動されてその後停止する様にしたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の長尺果菜選別装置。
  5. 前記ベルトンベヤの先に同コンベヤから果菜が送り出される毎に略果菜一つ分の距離を間欠移動される果菜蓄積ベルトコンベヤを設けたことを特徴とする請求項4に記載の長尺果菜選別装置。
JP2014151283A 2014-07-24 2014-07-24 長尺果菜選別装置 Pending JP2016022472A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101750532B1 (ko) * 2016-08-18 2017-06-26 주식회사 생명과기술 장형 농산물 선별기
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