JP2016020813A - 位置検出システムおよび移動体識別器 - Google Patents

位置検出システムおよび移動体識別器 Download PDF

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Abstract

【課題】確実に移動体の位置が明確になるとともに、電池の寿命を延ばせる位置検出システムを提供する。
【解決手段】移動体の位置検出システム(100)は、移動体に保持される移動体識別器(10)を含む。移動体識別器(10)は、外部からのトリガー信号に応答して起動するIDタグ(12)と、位置に応じた時間を設定するタイマー(17)と、GPS受信機(13)とを含む。GPS受信機(13)は、IDタグ(12)がトリガー信号を検出したときは起動されず、タイマー(17)によって設定されたタイマー時間でのみ起動される。
【選択図】図1

Description

この発明は位置検出システムおよび移動体識別器に関し、特に、IDタグとGPSとを用いた位置検出システムおよび移動体識別器に関する。
従来、人や物の位置を検出するシステムが提供されている。このようなシステムの中には、IDタグやGPSを用いたものが存在する。そのようなシステムが、例えば、特開2008−278300号公報(以下、「特許文献1」という)に開示されている。
特許文献1によれば、システムは、RF−IDリーダを内蔵した携帯用無線機を移動体の保持し、屋外ではRF−IDリーダを一定時間間隔で動作させる一定時間間隔運転状態にし、一定時間経過後にRF−IDの読み取りを実施し、このときに外部に設けられたRF−IDタグを読み取ったと判定した場合、屋内モードに切り替えてRF−IDリーダを常時起動状態へと復帰させ、読み取ったタグ情報とその携帯用無線機の端末番号を外部に設けられた位置表示装置にPHS基地局を経由して通知する。一方、一定時間間隔運転状態中にRF−IDタグを読み取れないと判定した場合、屋外モードに切り替えてRF−IDリーダを停止状態にすると共に、GPS受信機を起動して情報を取得し、取得したGPS情報とその携帯用無線機の端末番号を、PHS基地局を経由して位置表示装置に通知している。その結果、バッテリ消費を抑えながら精度の高い位置情報を得ることができるようにした位置検知方法を提供するシステムを開示している。
特開2008−278300号公報
従来のバッテリ消費を抑えながら精度の高い位置情報を得ることができるようにした位置検知方法を提供するシステムは上記のように構成されていた。屋内モードと屋外モードとを切り替えてRF−IDリーダまたはGPS受信機を起動して対象物の位置を検出していた。しかしながら、このような方法では、タグリーダによるタグの読取の可否によって、屋外か屋内かを切り替えているため、屋内か屋外かの位置が不明になる可能性が高いという問題があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、確実に移動体の位置を検出できるとともに、電池の寿命を延ばせる位置検出システムおよび移動体識別器を提供することを目的とする。
この発明に係る位置検出システムは移動体の位置を検出する。位置検出システムは、移動体に保持され、電池で駆動される移動体識別器を含む。移動体識別器は、外部からのトリガー信号に応答して起動するIDタグと、位置に応じたタイマーを設定するタイマー設定手段と、GPS受信機とを含み、GPS受信機は、トリガー信号を検出したときは起動されず、タイマー設定手段によって設定されたタイマー時間でのみ起動される。
好ましくは、外部の装置と交信するための移動通信用送受信機をさらに含む。
移動体識別器の動きを検出する加速度センサをさらに含んでもよい。
外部の装置は、所定の位置に設けられたサーバを含んでもよい。
トリガー信号は、所定の境界に設けられるトリガー信号発信部から出力されるのが好ましい。
この発明の他の局面においては、移動体の位置を検出する移動体識別器は、外部からのトリガー信号に応答して起動するIDタグと、位置に応じたタイマーを設定するタイマー設定手段と、GPS受信機とを含み、GPS受信機は、トリガー信号を検出したときは起動されず、タイマー設定手段によって設定されたタイマー時間でのみ起動される。
好ましくは、外部の装置と交信するための移動通信用送受信機をさらに含む。
移動体識別器の動きを検出する加速度センサをさらに含んでもよい。
この発明によれば、電池の電力を消費するGPS受信機は、トリガー信号を検出したときは起動されず、タイマー設定手段によって設定されたタイマー時間でのみ起動され、更に大きな電力を消耗する3G回線との通信は接続頻度を小さく出来る。
したがって、電池の消耗を防ぎながら確実に自分の位置を検出できる。
この発明の一実施の形態に係る位置検出システムの全体構成を示す図である。 図1に示したトリガー信号発信部近傍の具体的構成を示す図である。 このシステムをユーザが移動体識別器を保持してホームから目的地としての学校に至るまでの具体的な動作を説明するための模式図である。 移動体識別器の制御部が行うメインの動作を示すフローチャートである。 図4のS23で示したタイマー処理内容を示すフローチャートである。 図4のS23でGPS情報登録処理内容を示すフローチャートである。 図4のS32で示したGPSタイマー処理内容を示すフローチャートである。 図4のS33で示したIDタグ動作処理内容を示すフローチャートである。 図4のS34で示した静止検出処理内容を示すフローチャートである。 図4のS35で示した振動検出処理内容を示すフローチャートである。 図4のS36で示した充電開始処理内容を示すフローチャートである。 図4のS37で示した充電停止処理内容を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、この発明の一実施の形態に係る位置検出システムについて説明する。図1は、この発明の一実施の形態に係る位置検出システムを示すブロック図である。図1を参照して、位置検出システム100は、移動体に保持された移動体識別器10を含む。移動体識別器10は、移動体識別器10全体を制御するCPUを含む制御部11と、外部に設けられたトリガー信号発信部20からのトリガー信号に応答するIDタグ12と、GPS衛星30a,30bからの位置情報を受信するGPS受信機13と、3G回線のような移動通信回線と接続するための、移動通信用送受信機14と、移動体識別器10自身の加速度を検出する加速度センサ15と、移動体識別器10を駆動するための電池16とを含む。制御部11は、移動体識別器10の位置に応じて所定の作動時間を設定するタイマー17を含む。
位置検出システム100は、移動体識別器10の外部に設けられる装置として、IDタグ12を起動するためのトリガー信号を発信するトリガー信号発信部20と、IDタグ12からの信号を受信するためのIDタグ受信機25と、移動通信用送受信機14を用いてインターネット42のようなネットワークと接続するための移動通信回線網(図中は3G網)41と、移動通信回線網41を介して移動体識別器10と接続されるサーバ50とを含む。なお、IDタグ受信機25はインターネット42に接続されている。
また、制御部11は、移動体識別器10の構成要素をそれぞれ制御する。特に、制御部11は、IDタグ12が外部に設けられたトリガー信号発信部20からのトリガー信号を検出したときには、自身が所定の位置(敷地や、建物内等におり、屋外にはいない)にいるものとして、電力の消耗が多いGPS受信機13や移動通信用送受信機14の作動を停止する。また、GPS受信機13は、タイマー17に設定された時間にのみ起動して作動するため、電池16の消耗を防ぐことができる。タイマーの設定時間については後述する。
ここで、トリガー信号は磁界であり、トリガー信号発信部20からの磁界の強度が一定以上のときにIDタグ12が作動するようにしてもよい。
なお、移動体識別器10は、トリガー信号発信部20から建物の外側を特定するトリガーIDから建物の内側を特定するIDに変化した時、建物の中にいると判断する。
トリガー信号発信部20の具体的構成を図2に示す。図2は、ある建物(たとえば、目的地)の敷地101の出入口を上から見た模式的平面図である。図2を参照して、トリガー信号発信部20は、人等の移動体が通過する会社や家や学校等の敷地や建物のゲートのような出入口26に設けられる。
トリガー信号発信部20は、出入口26の入口側に設けられた外部(OUT)トリガーアンテナ21と、出口側に設けられた内部(IN)トリガーアンテナ23と、それぞれのアンテナ21,23にトリガー信号を供給するトリガー信号発信機22,24とを含む。
IDタグ受信機25は、外部トリガーアンテナ21、および、内部トリガーアンテナ23からのトリガー信号に応答したIDタグからのトリガー信号とタグIDとを、それぞれ外側と内側とで受信する、外側受信アンテナ27a、内側受信アンテナ27bと、外側受信アンテナ27a、内側受信アンテナ27bに接続されたIDタグ受信部28とを含む。
それぞれのアンテナ21,23からは、図中点線で示すように、アンテナ21,23の周囲に相互に重なることなく、アンテナの周囲のみを覆うようにトリガー信号が出力される。
このように構成されたトリガー信号の範囲内に移動体識別器10(IDタグ12)を有する移動体が入るとIDタグ12が起動され、自身が目的地の外にいるのか内にいるのかを示すトリガー信号を特定する情報を図示のないメモリに格納する。移動体が出入口26から入場する場合は外側のトリガーアンテナ21を特定する情報がまず格納され、その後、内側のトリガーアンテナ23を特定する情報が格納される。一方、退場する場合はトリガーアンテナ23を特定する情報がまず格納され、その後、トリガーアンテナ21を特定する情報が格納される。IDタグ12は、トリガー信号を受けると、自身のIDとトリガーアンテナを特定する情報とを合わせて出力する。
移動体が出入口26から入場する場合に外側のトリガーアンテナ21に応答して出力された情報は、外部に設けられた受信アンテナ27aで受信され、内部トリガーアンテナ23に応答して出力された情報は、内部に設けられた受信アンテナ27bで受信され、建物の近傍に設けられたネットワーク機器29、インターネット42を介してサーバ50へ送られる。
なお、ここでは、電池の消耗を防ぐ観点から移動通信用送受信機14を使用していないが、これを用いて移動体識別器10の移動をサーバ50側で検出できるようにしてもよい。
図2には、さらに、敷地101の内部に設けられた複数の建物102,103、および、それぞれの建物102,103への出入口35,36,37と、出入口35,36,37の外部および内部に設けられたトリガーアンテナ31〜34、および、38,39も表示している。これらのトリガーアンテナ31〜34の動作は、トリガーアンテナ21,23と同様である。
これらの情報は、目的地が学校であれば出席情報、会社であれば勤怠情報として利用できるとともに、高度なセキュリティ管理や、危険作業などの管理等にもリアルタイムに利用できる。
なお、例外的に、トリガーIDが外側IDの場合でメモリに記録が無い場合、外側IDを検出したことをメモリに記録する。外側ID以外のIDを確認した場合、GPS受信機13を起動し、目的のGPS情報と一致するかを確認する。一致する場合、内側にいると判断し、内側IDを記録する。異なる場合は経路の通常の判断を行う。外側なしで、内側IDを検出したときは、そのままメモリに格納する。
図2において、敷地101から建物102に入る場合のように、続けて内側のトリガーを検出する場合はトリガーのIDを受け取り自己IDとトリガーIDをセットにして無線で送信する。メモリが変化しないのでタイマーは変更されない。
メモリが外側IDのときで、検出したIDが内側のIDであればメモリに上書き記録する。メモリが外側から内側に変わったため目的地に到達したことが分かり目的地でのタイマー動作に移る。続けて内側のトリガー信号を検出する場合は、トリガーのIDを受け取り自己IDとトリガーIDをセットにして無線で送信する。メモリが変化しないのでタイマーは変更されない。
目的地で他のトリガーを検出した場合、トリガーのIDを受け取り自己IDとトリガーIDをセットにして無線で送信する。
検出したIDが外側でなければメモリのIDを変えない。これは、内側の位置がメモリにあるためである。
目的地内でもタイマーが所定の時間で動作してGPSで位置を確認し、目的地から誤差の範囲内の場合、タイマーに戻る。
目的地からの誤差が許容値を超えた場合、3G網41でGPS情報を送信し、サーバ50から設定情報を受ける。メモリのIDを消去し目的地から外れたこととする。
検出したIDが目的地の外側IDの場合で、メモリが内側IDのときであればメモリに上書き記録を行う。メモリが内側から外側に変わったため目的地を離れたことが分かり経路のタイマー動作に移る。
続けて内側のトリガーを検出する場合はトリガーのIDを受け取り自己IDとトリガーIDをセットにして無線で送信する。メモリが変化しないのでタイマーは変更されない。トリガーを検出せずタイマーで起こされた場合はGPSで位置を確認し、経路上で位置の誤差が限度を超えない場合、タイマー動作に戻る。
なお、GPS受信機は所定のタイマー時にのみ作動し、特に問題のないときは、情報をサーバ50に送信しないが、このような場合であっても、例えば、3回に1回の3G接続頻度で、3G網41を用いて位置と情報とを送付してもよい。
なお、移動体識別器10が経路から誤差を超えて離れた場合、3G網41でGPS情報を送信し、設定情報を受ける。メモリのIDを消去し経路から外れたこととする。
移動体識別器10は、この情報を、移動通信用送受信機14を介してサーバ50へ順に送信することによって、サーバ50側では、移動体が入場するのか退場するのかを判断できる。なお、トリガーアンテナ21,23の情報を格納するときに、アンテナ21,23から受信した時刻とともに格納してもよい。なお、この時刻は移動体識別器10の有する図示の無い時計の情報であってもよいし、GPS受信機13が受信したGPSの発する時刻であってもよい。
以上のように、移動体に保持される移動体識別器10は、敷地や建物等の出入口に設けられたトリガー信号発信部20に応答するIDタグ12と、トリガー信号に関係なく、屋外において位置を検出可能なGPS受信機13と、外部に設けられたサーバ50と交信する移動通信用送受信機14を含むため、敷地や建物等の内部においてはトリガー信号による位置を、外部においてはGPSによる位置をそれぞれ図示の無いメモリに格納し、格納された移動体識別器10の位置情報は、移動通信用送受信機14を介して、外部に設けられたサーバ50に送信されるため、屋内、屋外に関わらず、移動体識別器10の位置を外部に設けられたサーバ50で検出できる。
その結果、移動体がどこにいても、その位置を外部に設けられたサーバ50で知ることができるとともにGPS受信機13を起動させる頻度が落とせるので移動体識別器10の内蔵する電池16の消耗を防ぐことができる。
次に、この発明の一実施の形態に係る位置検出システムの制御部11の動作について具体的に説明する。図3はユーザが移動体識別器10を保持して自宅(ホーム)から目的地としての学校に至るまでの具体的な経路等を説明するための模式図であり、図4はこのシステムにおける、移動体識別器10の制御部11の基本的な動作を示すフローチャートである。
図3を参照して、ここでは、ユーザがホーム61を出発後、A駅まで徒歩で経路62を通って移動し、そこからB駅まで電車に乗り、その後、徒歩で学校65まで経路63を移動するものとする。ここで、GPS受信機13には、後に説明するように、予め、位置や許容誤差が登録されている。例えば、ホーム61の位置はその中心位置から半径1km以内であれば、ホーム61にいると認定される。ホーム61から駅までの経路62は誤差として1kmが設定される。駅にも同様に1kmの誤差が設定され、駅間は0.2kmが設定され、B駅から学校65までの経路には誤差0.5kmが設定されている。
許容誤差が設定されている箇所以外のそれらの中間点等については、設定されている許容誤差を基に許容誤差を設定する。
移動体識別器10は、GPS受信機13がこの許容誤差以内の座標を検出したときは、経路内と判定するが、そうでなければ、経路外と判定する。
また、移動体識別器10には後に説明するようにそれぞれの位置に応じたタイマーが設定されており、それに応じて、GPS受信機13が作動する。例えば、ユーザがホーム61にいるときに、無振動であれば、タイマーとして12hが設定され、そうでなければ、ホームタイマー6hが設定される。無振動タイマーは、加速度センサ15が振動を検出しないときに作動する。
ユーザが移動体識別器10を持って登校するために経路上に出ると、1hのタイマーが設定される。このタイマーの設定時間内は、GPS受信機13は基本的には作動しない。
図4を参照して、制御部11は、大きくは、設定情報読み込み状態(S23)と、トリガー検出割り込み許可節電待機状態(S31)とを有する。設定情報読み込み状態(S23)は、移動体識別器10の電源が投入されたときや、リセットされたとき(S21)に、設定情報の確認を行う(S22)。これは、初期時やリセット時には設定情報がない為である。現在の情報が確認できたら(S22でOK)、設定される状態である。
この設定情報読み込み処理(S23)は、タイマー登録処理や、GPS情報登録処理や、無振動割り込み許可処理や、振動検出割り込み無効処理、3G経由上位情報処理、両親からの問合せ、災害の検出等を含む。
トリガー検出割り込み許可節電待機状態(S31)は、移動体識別器10の通常の状態であり、この状態から、GPSタイマー処理(S32)、タグ動作処理(S33)、充電開始処理(S36)、充電停止処理(S37)、静止検出処理(S34)、振動検出処理(S35)等の処理を行う。
次に、図4において示した各処理の内容について説明する。まず、図4のS23で示した設定情報読み込み処理について説明する。設定情報読み込み処理は、タイマー登録処理と、GPS情報登録処理と、無振動割込み許可処理と、振動検出割込み処理とを含む。
まず、タイマー登録処理について説明する。図5は図4のS23で示したタイマー登録処理の内容を示すフローチャートである。図5を参照して、ここで設定されるタイマー17の時間が経過するとGPS受信機13を作動させる。すなわち、設定されたタイマー17の経過時にGPS受信機13を作動して、移動体識別器10の位置を検出する。タイマー17の設定時間は、ユーザの生活習慣によって設定する。
タイマー17の登録においては、まず、無振動時のタイマーを12hに設定する(S231)。これは、移動体識別器10が使用されていないと考えられるためである。ホームに位置することを確認した時のタイマーを6hに設定する(S232)。目標地点に位置することを確認した時のタイマーを3hに設定する(S233)。経路上に出たことを確認した時のタイマーを1hに設定する(S234)。経路外を確認した時のタイマーを0.5hに設定する(S235)。非常時のタイマーとして0.25hに設定する(S236)。これらの設定時間は、個々のユーザの使用態様によって異なるのはいうまでもない。
ここで、無振動時か否かは、加速度センサ15で判定し、ホーム61に位置するか否か、および、目標地点に位置するか否かの確認は建物等の出入口を特定するトリガー信号やGPS受信機13によって判定する。ここで、経路というのは、図3に示した出勤や登下校のように、ユーザが通常移動する経路62,63や鉄道の経路のことである。したがって、経路外の確認というのは、GPS受信機13によって、ユーザが経路から外れた場合のことである。非常時とは、震災等の何らかの事態や事件が発生したときや、子供が移動体識別器10を有しており、親からの問合せが生じた場合のことを含む。
以上のように、この実施の形態においては、GPS受信機13によるユーザの状態(位置)に応じて、その位置に応じた時間がタイマー17にセットされる。
なお、GPS位置の誤差が許容範囲内の場合で、かつ、3G接続頻度が設定に達しない時は、すぐにタイマーに戻り、休止する。
また、所定の経路62,63から誤差を超えて離れた場合、3G網41でGPS衛星30による位置情報を時間情報とともにサーバ50に送信し、サーバ50から設定情報を受ける。
次に、図4のS23で示したGPS情報登録処理について説明する。GPS情報登録処理においては、移動体識別器10に所定の位置のGPS座標を登録する。この場合の制御部11の処理を図6のフローチャートに示す。
図6を参照して、まず、移動体識別器10の所持者のホーム(自宅)61のGPS座標を登録し(S241)、タグの所持者の目標地点(学校、勤務先)のGPS座標を登録し(S242),通勤、通学経路の主な通過箇所のGPS座標を登録し(S243)、ホームでのGPS座標の許容誤差を登録し(S244)、目標地点でのGPS座標の許容誤差を登録し(S245)、通勤、通学経路からのGPS座標の許容誤差を登録し(S246)、目的地での外側IDと内側IDの登録し(S247)、3G接続頻度を設定する(S248)。
次に図4において、S32で示したGPSタイマー処理について説明する。図7はこの場合の処理を示すフローチャートである。図7を参照して、GPSタイマー処理においては、GPS受信機13によって、現在のGPS座標を取得する(S321)。通常の経路(図3で説明する経路62,63等)にいるか否かを判別し(S322)、そうであれば(S322でYES)、タイマーが適正であるか否かを判断する(S323)。
移動体識別器10が通常の経路内に位置していないときは(S322でNO)その旨を、移動通信用送受信機14で3G回線等を用いてサーバ50に送信する(S324)。S323で位置情報に対してタイマーが適正であれば、タイマー動作を開始し、タイマーの割り込みを許可し、充電開始割り込みを有効化する(S326)。その後、S31に戻る。S323で位置情報に対してタイマーが適正でなければ、タイマーを変更する。
なお、ここでは図示を省略しているが、S321のGPS受信の回数が、予め設定された所定の回数に達した時は、移動通信用送受信機14を用いてサーバ50に時間情報と位置情報を送信して接続を確認する。
なお、図4に示すように、S23で登録されたタイマーによる割り込みでGPS受信機13が起動され、位置情報を取得する。例えば、経路62、63においてタイマー17で起動されると、図7で説明したように、制御部11はGPS受信機13を起動し、GPS受信機13は現在の位置を検出する。
GPS受信機13でホーム61である位置を検出した場合は、ホーム61に位置することを確認したときのタイマー動作に戻る。
無振動を検出した場合は、無振動時のタイマーのタイマーを起動し休止する。
振動を検出した場合は、GPS受信機13で検出した位置情報によって処理が異なる。ホーム61である位置を検出した場合はホーム61のタイマー動作に戻る。経路62,63である位置を検出した場合は経路のタイマー動作に戻る。
次に、図4においてS33で示したタグ動作処理について説明する。図8はこの場合の処理を示すフローチャートである。図8を参照して、タグ動作処理においては、IDタグ12によってトリガーIDを検出し、トリガーIDを受信する(S331)。移動体識別器10は、その情報をメモリに書き込むとともに、トリガーIDとタグIDとを組にしてIDタグ受信機25へ出力する。目的地内か否かの判断をする(S332)。目的地内であると判断した時は(S332でYES),タイマーが適正であるか否かを判断する(S333)。S332で目的地内でないと判断した時は(S332でNO)、それに応じた処理をする(S334)。具体的には、移動通信用送受信機14を立ち上げ、時刻と位置情報をサーバ50に通知する。
S333でタイマーが適正でないと判断したときは(S333でNO)、タイマー変更処理を行う。その後、S31に戻る。
次に、図4においてS34で示した静止検出処理について説明する。図9はこの場合の処理を示すフローチャートである。図9を参照して、静止検出処理においては、静止時のタイマーをセットし、無振動割り込みを無効化し、振動検出割り込みを有効化する(S341)。タイマーが適正であるか否かを判断する(S342)。S342でタイマーが適正であると判断したときは(S342でYES)、S31に戻る。S342でタイマーが適正でないと判断したときは(S342でNO)、タイマー変更処理(S343)を行い、その後、S31に戻る。
次に、図4においてS35で示した振動検出処理について説明する。図10はこの場合の処理を示すフローチャートである。図10を参照して、振動検出処理においては、通常時のタイマーテーブルに切り替え、振動検出割り込みを無効化し、無振動割り込みを有効化する(S351)。タイマーが適正であるか否かを判断する(S352)。S352でタイマーが適正であると判断したときは(S352でYES)、S31に戻る。S352でタイマーが適正でないと判断したときは(S352でNO)、タイマー変更処理(S353)を行い、その後、S31に戻る。
次に、図4においてS36で示した充電開始処理について説明する。図11はこの場合の処理を示すフローチャートである。図11を参照して、充電開始処理においては、充電時のタイマーテーブルに切り替え、無振動割り込みを無効化し、振動割り込みを無効化し、充電停止割り込みを有効化する(S361)。その後、S31に戻る。
次に、図6においてS37で示した充電停止処理について説明する。図12はこの場合の処理を示すフローチャートである。図12を参照して、充電停止処理においては、通常時のタイマーテーブルに切り替え、無振動割り込みを無効化し、振動検出割り込みを無効化する(S371)。GPSタイマー処理を行い(S372)、S31に戻る。
なお、上記実施の形態においては、位置検出システムを一般のユーザが用いる場合について説明したが、これに限らず、徘徊老人等に保持させてもよい。
また、上記実施の形態においては、移動体識別器の移動方向の検出を出入口に設けた2つのトリガー信号の情報を用いて行ったが、これに限らず、移動体の移動方向を検出可能であれば、任意の方法を用いてもよい。
移動体識別器10がトリガー信号で作動中に、目的地内で非常用トリガーIDを検出したときには、移動通信用送受信機14を起動して位置情報と時間をサーバ50に送信させるようにしてもよい。
ここで、非常用トリガーIDとは、地震や火災等の災害時に発生されるトリガー信号である。
また、この非常用トリガーIDを検出したときは、移動体識別器10のIDタグ12は特別のモードに設定されてもよい。この特別モードにおいては、IDタグ12は、定期的に自己のID番号を出力する。それによって、例えば震災において、建物の下敷きになった場合においても、タグリーダ等を用いてその所有者の位置を検出できる。
位置、時間の送信、非常の有無等の問合せを含む情報を設定する。
GPS受信時、GPS衛星の数が不十分であったり、GPS衛星を検出できずに受信に失敗するもある。この場合は特に何もしない。
タイマーによって設定された次の移動通信用送受信機14の作動タイミングにおいて位置情報を取得した時にその時刻と位置情報とを送信する。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
この発明によれば、確実に移動体の位置が明確になるとともに、電池の寿命を延ばせるため、位置検出システムとして有利に使用される。
10 移動体識別器、11 制御部、12 IDタグ、13 GPS受信機、14 移動通信用送受信機、15 加速度センサ、16 電池、17 タイマー、20 トリガー信号発信部、21 外部トリガーアンテナ、23 内部トリガーアンテナ、25 IDタグ受信機、26 出入口、30 GPS衛星、41 移動通信回線網、42 インターネット、50 サーバ、100 位置検出システム。

Claims (8)

  1. 移動体の位置を検出する移動体の位置検出システムであって、
    移動体に保持され、電池で駆動される移動体識別器を含み、
    前記移動体識別器は、
    外部からのトリガー信号に応答して起動するIDタグと、
    位置に応じたタイマーを設定するタイマー設定手段と、
    GPS受信機とを含み、
    前記GPS受信機は、前記トリガー信号を検出したときは起動されず、前記タイマー設定手段によって設定されたタイマー時間でのみ起動される、移動体検出システム。
  2. 外部の装置と交信するための移動通信用送受信機をさらに含む、請求項1に記載の位置検出システム。
  3. 前記移動体識別器の動きを検出する加速度センサをさらに含む、請求項1または2に記載の位置検出システム。
  4. 前記外部の装置は、所定の位置に設けられたサーバを含む、請求項2に記載の位置検出システム。
  5. 前記トリガー信号は、所定の境界に設けられるトリガー信号発信部から出力される、請求項1〜4のいずれかに記載の位置検出システム。
  6. 移動体の位置を検出する移動体識別器であって、
    外部からのトリガー信号に応答して起動するIDタグと、
    位置に応じたタイマーを設定するタイマー設定手段と、
    GPS受信機とを含み、
    前記GPS受信機は、前記トリガー信号を検出したときは起動されず、前記タイマー設定手段によって設定されたタイマー時間でのみ起動される、移動体識別器。
  7. 外部の装置と交信するための移動通信用送受信機をさらに含む、請求項6に記載の移動体識別器。
  8. 前記移動体識別器の動きを検出する加速度センサをさらに含む、請求項6または7に記載の移動体識別器。
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