JP2016020556A - レバーハンドルの角度設定機構、及び、それを備えるレバーハンドル構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】レバーハンドルを所定の角度(例えば水平)に伸びるように設置可能とし、レバーハンドルの角度に起因する受座についてのデザイン上の制約を取り除くことが可能な新規な技術を提案する。【解決手段】ドア本体2に設置される受座60Aに対して回動可能に設けられ、バネ73の付勢力によって待機状態の角度を維持するように回動付勢されるレバーハンドル50Aの角度設定機構であって、受座60Aに形設される係合部63a,63bに対し、受座60Aの隣に配置されるレバーハンドル50Aの回動軸部53に形設される係合部53d,53eを、回動付勢によるレバーハンドルの回動方向の回動を規制するように係合させる、レバーハンドル50Aの角度設定機構とする。【選択図】図4

Description

本発明は、住宅などに設置されるドアのレバーハンドルに関するものであり、より詳しくは、レバーハンドルの角度の設定に関する。
従来、住宅などに設置されるドアにおいて、回動操作されるレバーハンドルを備える構成が知られている。ドアの内部には錠箱が埋設され、ドアの戸先側の端面にてラッチボルトが出没される構成としている(例えば、特許文献1、2参照)。
ドアを開く際には、レバーハンドルの先端側を押し下げるように回動させ、ラッチボルトをドア内に没入させることで、ドアを開くことが可能となる。
また、ドアが閉じられた状態では、錠箱内のバネの付勢力によってラッチボルトを突出させた状態とし、ラッチボルトをドア枠側のストライク内に突入させることで、ドアが閉じた状態が維持される。
このようなレバーハンドルを備える構成では、図7の従来例に示すように、ドアの厚み方向の貫通孔91を板状の受座92で隠し、受座92の中心の部位にレバーハンドル93の回動基端部93aを位置させる構成とするものが一般的である。
また、図7の従来例に示すように、ドアの内部に納められる錠箱94には、レバーハンドル93の回動操作に連動してラッチボルト95を進退させるための回動式のハブ部材96が設けられている。ハブ部材96は、バネ97の付勢力によってストッパーに当接されて待機角度に設定され、この待機角度においてレバーハンドル93が水平状態となるとともに、ラッチボルト95が突出する状態となる。また、ハブ部材96には角孔96aが形成され、この角孔にはレバーハンドル93の回動軸となる角軸が挿入される構成ととしている。
特開2011−47175号公報 特開2001−323707号公報
上述のように、錠箱94内に設けられるバネ97の付勢力によってハブ部材96が待機角度にある状態では、レバーハンドル93は基端部から先端部に向けて略水平に伸びるように設置される。このようにレバーハンドル93を略水平となるように設置することで、レバーハンドル93を押し下げる操作が容易に行えるものとなる。また、略水平に設置することで、レバーハンドル93が正しく施工されているなどの好印象を与えることができる。
ここで、ドアが閉じている状態、つまりは、待機状態におけるレバーハンドル93の角度は、ハブ部材96の待機状態の角度によって設定されるものであり、また、このハブ部材96の待機状態における角度は、バネ97の付勢力によって決まることになる。
このため、経年によりバネ97の付勢力が低下すると、ハブ部材96の待機状態の角度に影響し、ひいては、レバーハンドル93の待機状態の角度に影響することになる。つまり、設置後に長期間が経過すると、レバーハンドル97は略水平とならずに、先端側が下がった状態となってしまう。
このようなバネ97の付勢力の低下を考慮し、あえてレバーハンドル93の先端側をわずかに高くして設置するという手法が知られている。例えば、ハブ部材96の角孔96aの角度設定などによって、設置当初はレバーハンドル93の先端側をわずかに高くする傾斜θをつけておき、経年によりバネ97の付勢力が低下した場合でも、レバーハンドル93を略水平に保てるような対策である。
ここで、レバーハンドル93の先端側をわずかに高くして傾けて設置した場合において、図7に開示されるように、ドアを正面から見た場合に受座92の表面がレバーハンドル93の回動基端部93aよりも大きい場合には、受座92の存在が目立つこともあり、レバーハンドル93の傾きは目立ち難くなり、略水平に設置されたように見せることができる。特に、図7の例のように、受座92が丸型である場合には、レバーハンドル93と受座92の外形線の関係において、特定の角度が印象に残らないため、レバーハンドル93の角度は目立ち難いことになる。
他方、受座92については、例えば、大きさを小さくして目立ち難いデザインとすることで、受座92の目立たないすっきりとしたデザインを実現するなど、多様な要望が存在している。
しかしながら、受座92を目立たないようにすると、レバーハンドル93の傾きが目立ってしまうことになるため、レバーハンドル93の印象を低下させてしまうことが懸念される。
また、例えば、正面視において受座の外形線と、レバーハンドルの外形線を一致させて、受座とレバーハンドルの一体感のあるデザインを実現したい場合に、レバーハンドルが傾くことによって、外形線を一致させることができないことになる。このため、受座のデザインは、レバーハンドルの傾きを考慮する必要があった。
以上のように、レバーハンドルが傾けて設置されることとの関係において、受座についてはデザイン上の制約があったといえる。
そこで、本発明は以上の問題に鑑み、レバーハンドルを所定の角度(例えば水平)に伸びるように設置可能とし、レバーハンドルの角度に起因する受座についてのデザイン上の制約を取り除くことが可能な新規な技術を提案するものである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1に記載のごとく、ドア本体に設置される受座に対して回動可能に設けられ、バネの付勢力によって待機状態の角度を維持するように回動付勢されるレバーハンドルの角度設定機構であって、受座に形設される係合部に対し、受座の隣に配置されるレバーハンドルの回動軸部に形設される係合部を、回動付勢によるレバーハンドルの回動方向の回動を規制するように係合させる、レバーハンドルの角度設定機構とする。
また、請求項2に記載のごとく、請求項1に記載の角度設定機構を備え、正面視において、レバーハンドルの少なくとも一部の外形線と、受座においてレバーハンドル側の少なくとも一部の外形線を一致させてなる、レバーハンドル構造とする。
また、請求項3に記載のごとく、レバーハンドルにおいて、正面視において、受座と重なる回動基部の範囲内に、受座の見付面が含まれる、こととする。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
即ち、請求項1に記載の発明においては、レバーハンドルを所定の角度(例えば水平)に伸びるように設置可能とし、レバーハンドルの角度に起因する受座についてのデザイン上の制約を取り除くことが可能となる。また、この規定角度の設定は、互いに近くに配置されるレバーハンドルと受座により実現されるため、より高精度な角度設定が実現できる。また、ドア本体内部の錠箱内の機構による角度設定が不要であり、ドア本体の外部に配置される部材にて角度設定が可能であることから、調整作業も行い易いものとなる。
また、請求項2に記載の発明においては、隣同士に配置されるレバーハンドルと受座の一体感を出すことにより、受座の存在を目立たなくすることができ、全体としてまとまり感のあるシンプルなデザインを実現できる。
また、請求項3に記載の発明においては、正面視において、レバーハンドルによって受座の見付面を隠すことができ、隣同士に配置されるレバーハンドルと受座において、あたかも受座が存在しないようなデザインを実現できることになる。
本発明の一実施形態に係るレバーハンドルの構造を用いた室内ドアについて示す正面図。 レバーハンドルの構成について示す斜視図。 (A)はレバーハンドルが操作されない待機状態の各部の様子について示す図。(B)はレバーハンドルが操作されたときの各部の様子について示す図。 (A)は回動軸部が規定角度にある状態について示す図。(B)はレバーハンドルが操作されたときの回動軸部の様子について示す図。 (A)はレバーハンドルが規定角度に設定される状態について示す正面図。(B)はレバーハンドルが規定角度に設定される状態について示す側面図。 (A)は菱形の受座とレバーハンドルの組合せ例について示す図。(B)は楕円形の受座とレバーハンドルの組合せ例について示す図。(C)はレバーハンドルの他のデザイン例について示す図。 従来のレバーハンドルの構成について説明する図。
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るレバーハンドルの構造を用いた室内ドア1の構成について示す正面図である。
室内壁30に形成される開口部40には、開き戸として構成されるドア本体2が開閉可能に設けられている。ドア本体2の戸先側にはレバーハンドル50Aが設けられ、吊元側は蝶番28にて回動可能にドア枠10側に連結されている。
ドア枠10は、間柱5,6に対してそれぞれ固定される縦枠11,12と、天井側のまぐさ7に対して固定される横枠13と、を有し、門形状をなす三方枠を構成している。
ドア本体2内には、錠箱70が内装されており、レバーハンドル50Aを回動させると、錠箱70に設けた図示せぬラッチボルトがドア本体2の内側に没入され、ドア本体2を開くことができる。
また、レバーハンドル50Aは、基端部から先端部に向けて水平に伸びるように設置され、レバーハンドルを押し下げる操作が容易に行え、また、正しく施工されているなどの好印象を与えることができるようになっている。
図2は、レバーハンドル50A,50Bの構成について示す図である。
図2に示すように、レバーハンドル50A,50Bは、ドア本体2を挟んで配置されるものであり、互いに連動して回動するものである。
まず、レバーハンドル50Aについて説明すると、人に把持されるアーム部51と、回動基部52と、回動軸部53と、を有して構成される。レバーハンドル50Aは、例えば、ステンレス等の金属や木材などで構成することができる。
アーム部51と回動基部52は一体的に構成されるものであり、アーム部51の見込方向Yの幅が、回動基部52の見込方向Yの幅よりも薄く構成される。
アーム部51と回動基部52にて、正面視において横長の長方形状をなす一連の見付面55aが形成され、平面視において略L字状をなす一連の上面部55bが形成される。また、回動基部52の側面には、見込面55cが形成される。
回動基部52には、ドア本体2の方向に突出する回動軸部53が設けられ、この回動軸部53が受座60Aの回動孔部63に挿入される。
受座60Aは、ドア本体2の表面2aに接するようにして設けられ、ドア本体2の表面2aに形設された貫通孔2bを覆い隠すように構成される。受座60Aは、例えば、ステンレス等の金属や木材などで構成することができる。
受座60Aには、正面視において横長の長方形状をなす見付面65aが形成され、平面視において横長の長方形状をなす上面部65bが形成される。また、受座60Aの側面には、見込面65cが形成される。
なお、図5(A)(B)に示すように、受座60Aの見付面65aの上下寸法は、レバーハンドル50Aの見付面55aと同一に設定され、正面視において、受座60Aの見付面65aの上側外形線65m,下側外形線65n、側部外形線65sと、レバーハンドル50Aの見付面55aの上側外形線55m,下側外形線55n、側部外形線55sが一致するように構成される。
また、図2に示すように、もう一方のレバーハンドル50Bもレバーハンドル50Aと同様の構成とするものであり、アーム部51と、回動基部52と、回動軸部53を有するものとしている。また、もう一方の受座60Bも受座60Aと同様の構成としている。
そして、レバーハンドル50Aの回動軸部53には、角軸58が突設され、この角軸58がもう一方のレバーハンドル50Bの回動軸部53に形成された角孔59に挿入される。これにより、レバーハンドル50A,50Bが角軸58と角孔59によって連結され、互いに連動して回動される。
図3(A)(B)は、ドア本体に内装される錠箱70の概要について示すものである。なお、錠箱70の内部の構成は、図3(A)(B)や以下で説明される構成に限定されるものではない。
図3(A)に示すように、錠箱70には、ラッチボルト71と、ハブ部材72と、バネ73が設けられており、バネ73の付勢力によってハブ部材72の下側押圧部72aを押圧し、ハブ部材72の上側係合部72bにてラッチボルト71を錠箱70から突出させる構成としている。
ハブ部材72には、レバーハンドル50Aの角軸58が嵌挿される角孔72cが形成されており、図3(A)の状態において、レバーハンドル50Aは、バネ73の付勢力によって待機状態の角度を維持するように回動付勢される。
また、図3(B)に示すように、レバーハンドル50Aの操作と連動してハブ部材72が回動する。レバーハンドル50Aが操作された際には、ハブ部材72がバネ73の付勢力に抗して回動し、上側係合部72bにてラッチボルト71を錠箱70内へと没入させる。
図3(B)の状態からレバーハンドル50Aを手放すと、バネ73の弾性力によって下側押圧部72aが押圧されてハブ部材72が回動し、ラッチボルト71が錠箱70から突出する図3(A)の状態に復帰する。
図4(A)(B)は、受座60Aと回動軸部53の形状について説明する図であり、図4(A)はレバーハンドルの操作がされない待機状態について、図4(B)はレバーハンドルの操作がされた操作状態について、それぞれ示している。
図4(A)(B)に示すように、受座60Aには、見込方向Y(図2参照)に貫通する回動孔部63が形成されている。回動孔部63は、回動孔部63の中心点Cを挟んで左右位置に配置される略水平の表面を形成する係合部63a,63bと、図において左側の係合部63aにおいて、中心点Cに近い側の端部と連続して上方に伸びて中心点Cを中心とする円弧状の壁面を構成する中心角90度の円弧面部63cと、図において右側の係合部63bにおいて、中心点Cに近い側の端部と連続して下方に伸びて中心点Cを中心とする円弧状の壁面を構成する中心角90度の円弧面部63dと、を有している。
また、図4(A)(B)に示すように、回動孔部63は、図において左側の係合部63aにおいて、中心点Cと遠い側の端部と連続して下方に伸びる縦面部63eと、縦面部63eの下端部から円弧面部63dの下端部に向かって略水平に伸びる横面部63fと、を有している。縦面部63eと横面部63fによってL字状の空間部63mが形成される。
同様に、図において右側の係合部63bにおいて、中心点Cと遠い側の端部と連続して上方に伸びる縦面部63gと、縦面部63gの上端部から円弧面部63cの上端部に向かって略水平に伸びる横面部63hと、を有している。縦面部63gと横面部63hによってL字状の空間部63nが形成される。
また、図4(A)(B)に示すように、回動軸部53は、回動孔部63と同一の中心点Cを中心とする円形断面を構成する軸本体53aと、軸本体53aから中心点Cを挟んでそれぞれ反対方向に突出する突出部53b,53cと、を有している。
図4(A)(B)に示すように、突出部53b,53cは、それぞれ、回動孔部63の空間部63m,63n内に納められ、回動軸部53の角度変更が許容される。
図4(A)に示すように、図において左側の突出部53bには、レバーハンドルの操作がされない待機状態で、回動孔部63の係合部63aに下から当接する略水平の表面を形成する係合部53dが設けられる。
同様に、図において右側の突出部53cには、レバーハンドルの操作がされない待機状態で、回動孔部63の係合部63bに上から当接する略水平の表面を形成する係合部53eが設けられる。
そして、図4(A)に示すように、回動軸部53の係合部53d,53eは、回動孔部63の係合部63a,63bに当接し、この状態で回動軸部53が規定角度に設定されることになる。
ここで、回動軸部53には、図3(A)に示すように、錠箱70内のバネ73により時計回り方向Rの方向に回動するように付勢されており、この付勢によって、図4(A)に示すように、回動軸部53の係合部53d,53eが回動孔部63の係合部63a,63bに押し付けられる状態が維持され、回動軸部53を規定角度に設定し続けることが可能となる。
なお、係合部53d,53eと係合部63a,63bについて、図3(A)の実施例では二組設ける構成としたが、一組だけ設けることとしてもよい。また、係合部53d,53eについては、回動軸部53と一体的に形成されてもよく、別体のものを回動軸部53に固定するものとしてもよく、また、係合部63a,63bについては、回動孔部63と一体的に形成されてもよく、別体のものを回動孔部63に固定するものであってもよい。
また、図4(A)の状態において、回動軸部53は、反時計回り方向Lにのみ回動することが許容され、レバーハンドルの操作に応じて図4(B)の状態となる。
そして、図4(B)の状態でレバーハンドルから手が離されるなどして回動軸部53が時計回り方向Rに回動した際には、図4(A)の状態のように回動軸部53の回動が規制され、回動軸部53が規定角度に設定される。
以上のようにして、レバーハンドルの操作がされない待機状態において、回動軸部53を規定角度に設定することができる。そして、このように回動軸部53を規定角度に設定可能とすることで、レバーハンドルも規定角度に設定することができる。
そして、この規定角度の設定は、ドア本体2の外側に配設されるレバーハンドル50Aの回動軸部53を、同じくドア本体2の外側に配設されるレバーハンドル50Aの近くに配置される受座60Aの回動孔部63に対して直接係合させることで行われるものであるため、例えば、レバーハンドルからより離れた位置にある錠箱内のハブ部材72の角度を規定してレバーハンドルの角度を規定する構成と比較すると、より高精度な角度設定が実現できることになる。また、ドア本体内部の錠箱内の機構による角度設定が不要であり、ドア本体2の外部に配置される部材にて角度設定が可能であることから、調整作業も行い易いものとなる。
図5(A)(B)では、回動軸部53が規定角度に設定され、これに伴って、レバーハンドル50Aのアーム部51が規定角度、つまりは、水平に設定された状態を示している。
これにより、正面視において、レバーハンドル50Aの上側外形線55m,下側外形線55n、側部外形線55sと、受座60Aにおいてレバーハンドル50A側の上側外形線65m,下側外形線65n、側部外形線65sをそれぞれ一致させることができ、レバーハンドル50Aと受座60Aの一体感のあるデザインを実現することができる。
なお、レバーハンドル50Aのアーム部51は長く構成されるものであり、上側外形線55mと上側外形線65mのズレは特に目立ちやすいことになる。このため、複数の外形線のうち、少なくとも、レバーハンドル50Aの上側外形線55mと受座60Aの上側外形線65mを一致させることが好ましい。
また、レバーハンドル50Aと受座60Aの一体感を出すことにより、受座60Aの存在を目立たなくすることができ、全体としてまとまり感のあるシンプルなレバーハンドル50Aのデザインを実現できる。
そして、図5(C)に示すように、正面視において、レバーハンドル50Aによって受座60Aを完全に隠すことができ、図1にも示されるように、あたかも受座が存在しないようなデザインを実現できることになる。
また、以上のように、レバーハンドルが規定角度に設定可能となることで、例えば、図6(A)に示すように、菱形の受座60Cとレバーハンドル50Cとの組合せにおいて傾斜する外形線C1を一致させることや、図6(B)に示すように、楕円形の受座60Dとレバーハンドル50Dとの組合せにおいて円弧の外形線D1を一致させることなども可能であり、各種形状においてもレバーハンドルと受座の一体感を出すことができ、デザイン性の高い構成を実現できる。
さらに、図6(C)に示すように、レバーハンドル50Eについて回動基部52の見込方向Yの幅を薄くし、受座60Eの見込方向Yの幅を厚くすることや、レバーハンドル50Eの端部に突起部50eを設けるなど、多様なデザインも可能である。
なお、以上の実施例では、待機状態でレバーハンドルを水平に設定することとし、この水平の状態で規定角度となることとしたが、水平に限るものではなく、レバーハンドルのデザインに応じて所望の角度に設定することが可能となる。
具体的には、回動孔部63の係合部63a,63bにおいて、水平と設定としているところを、任意の角度をつけることによって、回動軸部53の角度を設定することができ、これにより、レバーハンドルの待機状態の角度を任意の角度に設定することができる。
以上のようにして、本発明を実施することができる。
即ち、図2乃至図4に示すように、
ドア本体2に設置される受座60Aに対して回動可能に設けられ、バネ73の付勢力によって待機状態の角度を維持するように回動付勢されるレバーハンドル50Aの角度設定機構であって、
受座60Aに形設される係合部63a,63bに対し、
受座60Aの隣に配置されるレバーハンドル50Aの回動軸部53に形設される係合部53d,53eを、回動付勢によるレバーハンドルの回動方向の回動を規制するように係合させる、
レバーハンドル50Aの角度設定機構とするものである。
これによれば、レバーハンドル50Aを所定の角度(例えば水平)に伸びるように設置可能とし、レバーハンドル50Aの角度に起因する受座60Aについてのデザイン上の制約を取り除くことが可能となる。また、この規定角度の設定は、互いに近くに配置されるレバーハンドル50Aと受座60Aにより実現されるため、より高精度な角度設定が実現できる。また、ドア本体内部の錠箱内の機構による角度設定が不要であり、ドア本体の外部に配置される部材にて角度設定が可能であることから、調整作業も行い易いものとなる。
また、図5(A)に示すように、
角度設定機構を備え、正面視において、レバーハンドル50Aの少なくとも一部の外形線(上側外形線55m,下側外形線55n、側部外形線55sの一部、又は全部)と、受座60Aにおいてレバーハンドル50A側の少なくとも一部の外形線(上側外形線65m,下側外形線65n、側部外形線65sの一部、又は全部)を一致させてなる、レバーハンドル構造とするものである。
これにより、レバーハンドル50Aと受座60Aの一体感を出すことにより、受座60Aの存在を目立たなくすることができ、全体としてまとまり感のあるシンプルなデザインを実現できる。
また、図5(C)に示すように、
レバーハンドル50Aにおいて、正面視において、受座60Aと重なる回動基部52の範囲内(斜線部分)に、
受座60Aの見付面65aが含まれる、こととする。
これにより、正面視において、レバーハンドル50Aによって受座60Aを完全に隠すことができ、図1にも示されるように、あたかも受座が存在しないようなデザインを実現できることになる。
本発明は、住宅等において用いられる室内ドアや、各種ドアのレバーハンドルについて、幅広く適用することができる。
2 ドア本体
50A レバーハンドル
51 アーム部
53 回動軸部
53d 当接部
53e 当接部
60A 受座
63a 係合部
63b 係合部
73 バネ

Claims (3)

  1. ドア本体に設置される受座に対して回動可能に設けられ、バネの付勢力によって待機状態の角度を維持するように回動付勢されるレバーハンドルの角度設定機構であって、
    前記受座に形設される係合部に対し、
    前記受座の隣に配置される前記レバーハンドルの回動軸部に形設される係合部を、前記回動付勢によるレバーハンドルの回動方向の回動を規制するように係合させる、
    レバーハンドルの角度設定機構。
  2. 請求項1に記載の角度設定機構を備え、
    正面視において、
    前記レバーハンドルの少なくとも一部の外形線と、
    前記受座において前記レバーハンドル側の少なくとも一部の外形線を一致させてなる、
    レバーハンドル構造。
  3. 前記レバーハンドルにおいて、
    正面視において、
    前記受座と重なる回動基部の範囲内に、
    前記受座の見付面が含まれる、
    ことを特徴とする請求項2に記載のレバーハンドル構造。

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