JP2016018729A - 電池パックの電池モジュール固定構造 - Google Patents

電池パックの電池モジュール固定構造 Download PDF

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Abstract

【課題】固定構造とは別に位置決め構造を設けなくても、簡単に位置決めを行うことができる電池パックの電池モジュール固定構造を提供する。【解決手段】電池モジュール20を収容する電池パックの電池モジュール固定構造であって、電池パックを構成するトレー12に設けられ、電池モジュール20の収容空間を区画する仕切り壁部12bと、仕切り壁部12bから上方に突出して設けられたナット14と、電池モジュール本体21を上下から挟み込んで保持するアッパホルダ22及びロワホルダ23とを備え、ロワホルダ23は、ナット14を挿通する位置決め穴を有し、位置決め穴を挿通したナット14にアッパホルダ22を固定することにより、電池モジュール20をトレー12に固定する。【選択図】図20

Description

本発明は、電動車両の電池パックの電池モジュール固定構造に関する。
電気自動車やハイブリッド車等の電動車両では、複数の電池セルを一体化した電池モジュールを、電池パックの内部に複数収容して、駆動モータ等の電源として使用している。
特許第5360239号公報 特許第5040566号公報 特開2014−22157号公報 特許第5360041号公報
電池パックは、電池モジュールを収容するトレーとその上部を覆うカバーとからなる。電池モジュールは、そのままではトレーに収容できないので、通常、板金製のホルダに電池モジュールを固定し、そのホルダを用いて、トレーに固定している(特許文献1〜4)。この際、電池モジュールをホルダで保持するための構造が必要であり、加えて、ホルダをトレーに固定するための固定構造が必要である。更には、ホルダのトレーへの固定作業の効率化のためには、位置決め構造があることが望ましいが、上記固定構造とは別に位置決め構造を設ける必要があった。
本発明は上記課題に鑑みなされたもので、固定構造とは別に位置決め構造を設けなくても、簡単に位置決めを行うことができる電池パックの電池モジュール固定構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決する第1の発明に係る電池パックの電池モジュール固定構造は、
電池モジュールを収容する電池パックの電池モジュール固定構造であって、
前記電池パックを構成するトレーに設けられ、前記電池モジュールの収容空間を区画する区画壁と、
前記区画壁から上方に突出して設けられた位置決め部材と、
前記電池モジュールを上下から挟み込んで保持する上部保持部材及び下部保持部材と、
を備え、
前記下部保持部材は、前記位置決め部材を挿通する位置決め穴を有し、
前記位置決め穴を挿通した前記位置決め部材に前記上部保持部材を固定することにより、前記電池モジュールを前記トレーに固定する
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第2の発明に係る電池パックの電池モジュール固定構造は、
上記第1の発明に記載の電池パックの電池モジュール固定構造において、
前記位置決め穴は、前記下部保持部材の中心に対称的に前記下部保持部材の両端に設けられる
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第3の発明に係る電池パックの電池モジュール固定構造は、
上記第1又は第2の発明に記載の電池パックの電池モジュール固定構造において、
前記上部保持部材は、前記位置決め部材に第1の締結部材により締結される第1の締結穴を有し、
前記位置決め部材は、前記上部保持部材が締結される第2の締結部材である
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第4の発明に係る電池パックの電池モジュール固定構造は、
上記第3の発明に記載の電池パックの電池モジュール固定構造において、
前記位置決め穴は、前記第1の締結穴より大きい
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第5の発明に係る電池パックの電池モジュール固定構造は、
上記第3又は第4の発明に記載の電池パックの電池モジュール固定構造において、
前記上部保持部材は、前記下部保持部材に第3の締結部材により締結される第2の締結穴を有し、
前記下部保持部材は、前記上部保持部材が前記第3の締結部材により締結される第3の締結穴を有し、
前記位置決め穴は、前記第3の締結穴より下方の位置に設けられる
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第6の発明に係る電池パックの電池モジュール固定構造は、
上記第3〜第5のいずれか1つの発明に記載の電池パックの電池モジュール固定構造において、
前記位置決め穴は、前記下部保持部材の側面から延設された下部フランジに設けられ、
前記第1の締結穴は、前記側面と同一方向の前記上部保持部材の側面から延設された上部フランジに設けられ、
前記下部フランジ及び前記上部フランジは重なり合って配置され、
前記側面が対向する隣接する前記電池モジュール同士において、重なり合った前記下部フランジ及び前記上部フランジ同士は、同一平面上で互い違いの位置に配置される
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第7の発明に係る電池パックの電池モジュール固定構造は、
上記第6の発明に記載の電池パックの電池モジュール固定構造において、
前記下部保持部材又は前記上部保持部材は、隣接する前記電池モジュールの重なり合った前記下部フランジ及び前記上部フランジの端面に正対する板面部を有し、
前記板面部は、前記下部フランジより低い位置から前記上部フランジより高い位置に渡って設けられる
ことを特徴とする。
本発明によれば、電池パックにおいて、固定構造とは別に位置決め構造を設けなくても、簡単に位置決めを行うことができる電池モジュールの固定構造を提供することができる。
電池パックの車両への取り付けを説明する図である。 本発明に係る電池パックの電池モジュール固定構造を説明する図であって、そのトレーを示す上面図である。 図2に示したトレーの斜視図である。 図3に示したトレーの周壁部の拡大図である。 図3に示したトレーの仕切り壁部の拡大図である。 図2に示したトレーに電池モジュールを収容した状態の電池パックを示す上面図である。 図6に示した電池モジュールの斜視図である。 図7に示した電池モジュールの固定構造を有する短側面の正面図である。 図7に示した電池モジュールの固定構造を斜め上方から見た拡大図である。 図7に示した電池モジュールの固定を斜め下方から見た拡大図である。 図7に示した電池モジュールの構成を説明する斜視図であり、電池モジュール本体、ロワホルダ、アッパホルダを各々示す図である。 図11に示したロワホルダ側の固定構造の拡大図である。 図6に示した電池パックの周壁部の拡大図である。 図13に示した周壁部のA−A線矢視断面図である。 図13に示した周壁部のB−B線矢視断面図である。 図13に示した周壁部のC−C線矢視断面図である。 図13に示した周壁部のD−D線矢視断面図である。 図6に示した電池パックの仕切り壁部の拡大図である。 図18に示した仕切り壁部のE−E線矢視断面図である。 図18に示した仕切り壁部のF−F(I−I)線矢視断面図である。 図18に示した仕切り壁部のG−G(H−H)線矢視断面図である。
以下、本発明に係る電池パックの電池モジュール固定構造の実施形態について、図1〜図21を参照して説明を行う。
(実施例1)
図1は、電池パックの車両への取り付けを説明する図である。又、図2〜図5は、本実施例の電池パックの電池モジュール固定構造を説明する図であって、そのトレーを示す図であり、図2は、その上面図、図3は、その斜視図、図4は、その周壁部の拡大図、図5は、その仕切り壁部の拡大図である。又、図6は、図2に示したトレーに電池モジュールを収容した状態の電池パックを示す上面図である。
図1に示すように、本実施例の電池パック11は、車両10に取り付けられるものであり、例えば、車両10の座席下の床部分に取り付けられているが、取り付ける位置は、座席下の床部分に限らず、車両10の他の部分でも良い。電池パック11は、トレー12とカバー13から構成され、本実施例では、これらは、各々、絶縁性のある樹脂から成形されて作製されており、トレー12の周囲には、トレー12を補強する金属製の補強部材15が取り付けられている。
トレー12は、凹状の箱型に形成されており、その内部は、複数の仕切り壁部12a及び仕切り壁部12b(区画壁)により、複数の収容空間12d、12eが区画されている。ここでは、複数の種類の電池モジュール20、30を収容しており、電池モジュール20、30の大きさに応じて、収容空間12d、12eに仕切られている。なお、収容空間12fは、電池モジュール20、30の制御装置等を収容するスペースである。
又、ここでは、電池モジュール20が、8つの電池セルを一体化したものであり、電池モジュール30が、4つの電池セルを一体化したものであり、その短側面の長さは同じであるが、その長側面の長さが異なっている。そして、仕切り壁部12aは車両の左右方向に延設されたものであり、仕切り壁部12bは、車両の前後方向に延設されたものであって、複数の仕切り壁部12aで仕切られた領域を更に仕切るものであり、このようにして、収容空間12dと収容空間12eとを仕切っている。
仕切り壁部12bには、固定構造を構成するナット14(位置決め部材、第2の締結部材)が複数立設されており、一方のナット14を用いて、電池モジュール20の一方の短側面側が位置決めされ、他方のナット14を用いて、電池モジュール30の一方の短側面側が位置決めされる。そして、仕切り壁部12b及びナット14に対応して、トレー12の端部側には、車両の前後方向に周壁部12c(区画壁)が設けられると共に、この周壁部12cにも、固定構造を構成するナット14が立設されており、一方の周壁部12cのナット14を用いて、電池モジュール20の他方の短側面側が位置決めされ、他方の周壁部12cのナット14を用いて、電池モジュール30の他方の短側面側が位置決めされる。
ナット14は、所謂、インサートホルダナットと呼ばれるものであり、仕切り壁部12b、周壁部12cを、その高さ方向に貫通して埋設されたものであり、その上部が、仕切り壁部12b、周壁部12cの上面から上方に突出して設けられており、この突出した部分が後述する位置決め穴23eに挿通されて、電池モジュール20、30が位置決めされることになる。
このような構成のトレー12に、電池モジュール20、30を収容した状態を示すものが図6である。
次に、図7〜図21を参照して、電池モジュール20、30の構成及びその固定構造周辺の構成を説明する。ここで、図7〜図10は、図6に示した電池モジュールを説明する図であり、図7は、その斜視図、図8は、その固定構造を有する短側面の正面図、図9は、その固定構造を斜め上方から見た拡大図、図10は、その固定構造を斜め下方から見た拡大図である。又、図11は、図7に示した電池モジュールの構成を説明する斜視図であり、電池モジュール本体、ロワホルダ、アッパホルダを各々示す図であり、図12は、図11に示したロワホルダ側の固定構造の拡大図である。なお、図7〜図12では、電池モジュール20を図示して、説明を行うが、電池モジュール30も長側面の長さが異なるだけで、同等の構成である。
又、図13は、図6に示した電池パックの周壁部の拡大図であり、図14〜図17は、各々、図13に示した周壁部のA−A、B−B、C−C、D−D線矢視断面図である。図18は、図6に示した電池パックの仕切り壁部の拡大図であり、図19〜図21は、各々、図18に示した仕切り壁部のE−E、F−F(I−I)、G−G(H−H)線矢視断面図である。なお、図18〜図21において、符号31は電池モジュール本体、符号31aは電極、符号32はアッパホルダ、符号32aは平面部、符号32cは保持フランジ、符号32dは固定フランジ(上部フランジ)、符号33aは平面部、符号33cは保持フランジ、符号33dはフランジ(下部フランジ)である。
電池モジュール20は、電池モジュール本体21と、電池モジュール本体21を上方から覆うアッパホルダ22(上部保持部材)と、電池モジュール本体21を下方から覆うロワホルダ23(下部保持部材)とを有しており、後述するように、ボルト24及びウェルドナット25により、アッパホルダ22をロワホルダ23に固定することにより、電池モジュール本体21を上下から挟み込んで保持することになる。なお、この電池モジュール本体21は、8つの電池セルを直列接続して一体化したものであり、その両端部の電池セルにおいて、各々、1つの電極21aが露出された構成となっており、この2つの電極21aを用いて、他の電池モジュール20、30と接続可能となっている。
アッパホルダ22は、電池モジュール本体21の上面に面する平面部22aと、平面部22aから立設され、電池モジュール本体21の2つの長側面を各々保持する保持フランジ22bと、同じく、平面部22aから立設され、電池モジュール本体21の2つの短側面を各々保持する保持フランジ22cとを有している。
この保持フランジ22cの下端部には、電池モジュール本体21の長側面に沿う方向に、短側面側の保持フランジ22cから延設された固定フランジ22d(上部フランジ)が設けられており、固定フランジ22dには、アッパホルダ22を上述したナット14に締結する際に、ボルト26(第1の締結部材)により締結される締結穴22e(第1の締結穴)と、ロワホルダ23(後述するフランジ23dのウェルドナット25)と締結する際に、ボルト24(第3の締結部材)により締結される締結穴22f(第2の締結穴)が設けられている。
この固定フランジ22dは、図8に示すように、電池モジュール本体21の短側面の中心線Lc(鉛直方向)の左側に設けられており、両端の固定フランジ22d同士は、平面部22aの中心を対称中心として、点対称に配置されている。そのため、両端の固定フランジ22dに設けた締結穴22e同士及び締結穴22f同士も、平面部22aの中心を対称中心として、点対称に配置されることになる。
つまり、短側面側が対向する隣接する電池モジュール20、30同士においては、図6、図18に示すように、固定フランジ22d、32d同士は、同一平面上で互い違いの位置に配置されることになる。
なお、アッパホルダ22の平面部22aには、電池モジュール本体21の電極21aの位置に対応して、切欠部22gが設けられており、電極21aへの配線の着脱がし易いようになっている(図11参照)。又、アッパホルダ22の取り付け方向の汎用性を考慮して、電極21aがある方の反対側にも、同様の切欠部22gが設けられている。
又、ロワホルダ23は、電池モジュール本体21の下面に面する平面部23aと、平面部23aから立設され、電池モジュール本体21の2つの長側面を各々保持する保持フランジ23bと、同じく、平面部23aから立設され、電池モジュール本体21の2つの短側面を各々保持する保持フランジ23cとを有している。
この保持フランジ23cの上端部であって、中心線Lcの左側には、電池モジュール本体21の長側面に沿う方向に、短側面側の保持フランジ23cから延設されたフランジ23d(下部フランジ)が設けられている。つまり、フランジ23dは、上記固定フランジ22dと同一方向に延設されて、互いに重なり合う位置に配置されている。このフランジ23dは、位置決めフランジ23d1と、固定フランジ23d2と、位置決めフランジ23d1と固定フランジ23d2とを連結する連結フランジ23d3とからなり、位置決めフランジ23d1には、上述したナット14を挿通する位置決め穴23eが設けられ、固定フランジ23d2には、アッパホルダ22と締結する際にボルト24により締結される締結穴23f(第3の締結穴)が設けられ、その下面側にウェルドナット25が溶組されている。なお、ウェルドナット25に代えて、通常のナットを用いても良い。
なお、位置決め穴23eは、ナット14を挿通させるので、ナット14の外径より大きく形成されており、ナット14に締結するボルト26を挿通させる締結穴22eより大きい。
前述したように、このフランジ23dも、中心線Lcの左側に設けられており、両端のフランジ23d同士は、平面部23aの中心を対称中心として、点対称に配置されている。そのため、両端のフランジ23dに設けた位置決め穴23e同士及び締結穴23f同士も、平面部23aの中心を対称中心として、点対称に配置されることになる。
つまり、短側面側が対向する隣接する電池モジュール20、30同士においては、前述した固定フランジ22d、32d同士と同様に、フランジ23d、33d同士も、同一平面上で互い違いの位置に配置されることになる。
そして、電池モジュール本体21にアッパホルダ22とロワホルダ23を組み付けると、アッパホルダ22の固定フランジ22dの下面の一部にロワホルダ23の固定フランジ23d2の上面が接し、アッパホルダ22の固定フランジ22dの締結穴22fとロワホルダ23の固定フランジ23d2の締結穴23fとの位置が合い、ボルト24を締結穴22f、23fに挿通して、ウェルドナット25に締結することにより、電池モジュール本体21がアッパホルダ22及びロワホルダ23に保持されることになる。
従って、短側面側が対向する隣接する電池モジュール20、30同士においては、重なり合った固定フランジ22d及びフランジ23dが、重なり合った固定フランジ32d及びフランジ33dとは、同一平面上で互い違いの位置に配置されることになる。
ロワホルダ23の位置決めフランジ23d1の位置決め穴23eは、電池モジュール本体21にアッパホルダ22とロワホルダ23を組み付けた後の電池モジュール20のトレー12(ナット14)に対する位置決めに用いられるので、ロワホルダ23の位置決めフランジ23d1の面は、ロワホルダ23の固定フランジ23d2の面より下方の位置に設けられている。
ここでは、連結フランジ23d3を介して、位置決めフランジ23d1と固定フランジ23d2との間に段差を設けており、これにより、位置決めフランジ23d1の位置決め穴23eは、固定フランジ23d2の締結穴23f、固定フランジ22dの締結穴22eより下方の位置に設けられることになる。なお、連結フランジ23d3は必ずしも必要ではなく、位置決めフランジ23d1と固定フランジ23d2は各々独立して設けても良い。
又、上述した締結穴22eと位置決め穴23eは、ナット14と同軸上に設けられており、位置決め穴23eにナット14を挿通すると、ナット14の上端に締結穴22eの位置が合うことになる。この締結穴22eを介して、ナット14にボルト26を締結すると、アッパホルダ22のみならず、アッパホルダ22とロワホルダ23に保持された電池モジュール本体21が、即ち、電池モジュール20が、ナット14に位置決めされて、固定されることになる。
加えて、保持フランジ23cの上端部であって、中心線Lcの右側には、電池モジュール本体21の内部の電池セルを保護する板面部23gが延設されており、両端の板面部23g同士は、平面部23aの中心を対称中心として、点対称に配置されている。
そして、板面部23gは、図20及び図21に示すように、電池モジュール20と隣接する電池モジュール30の重なり合ったアッパホルダ32の固定フランジ32d及びロワホルダ33のフランジ33dの端面に対して、正対する位置となるように配置されており、フランジ33dより低い位置から固定フランジ32dより高い位置に渡って延設されている。又、保持フランジ23cの位置と比較して、固定フランジ32d及びフランジ33dの方により近づくように屈曲又は湾曲されている。
従って、衝突(側突)等により、電池パック11が大きく変形し、電池モジュール30の固定フランジ32d及びフランジ33dが、電池モジュール20の方へ侵入して来る場合には、上記板面部23gにより、電池モジュール20内の電池セルの長側面へ荷重が集中することを緩和して、内部の電池セルの損傷を防止するようにしている。
又、図17に示すように、周壁部12c側に配置された板面部23gについては、上記と同様に、衝突(側突)等により、電池パック11が大きく変形し、周壁部12cの角部が、電池モジュール20の方へ侵入して来る場合には、この板面部23gにより、電池モジュール20内の電池セルの長側面へ荷重が集中することを緩和して、内部の電池セルの損傷を防止するようにしている。
上述したように、本実施例の固定構造は、位置決め構造を含む構成である。このような構成を用い、両端の締結穴22f、23fにボルト24を挿通して、ウェルドナット25に締結することにより、電池モジュール本体21にアッパホルダ22とロワホルダ23を組み付け、その後、両端の位置決め穴23eを仕切り壁部12bのナット14と周壁部12cのナット14に挿通することで、電池モジュール20の位置決めを簡単かつ確実に行うことができる。そして、両端の締結穴22eにボルト26を挿通して、ナット14に締結することにより、トレー12に電池モジュール20が固定されて、トレー12の収容空間12dに電池モジュール20が収容されることになる(図6参照)。
電池モジュール30も電池モジュール20と同様の構成を有しており、電池モジュール20と同様に、電池モジュール本体31にアッパホルダ32とロワホルダ33を組み付け、その後、仕切り壁部12bのナット14と周壁部12cのナット14を用いて、電池モジュール30の位置決めを行い、ボルト26で固定することにより、トレー12の収容空間12eに電池モジュール30が収容されることになる(図6参照)。
なお、電池モジュール20の短側面側に設けた固定フランジ22d及びフランジ23dと板面部23gとの位置関係は左右逆でも良く、又、締結穴22e及び位置決め穴23eと締結穴22f及び締結穴23fとの位置関係も左右逆でも良く、又、これらは、電池モジュール20の短側面側ではなく、その長側面側に設けても良い。これらの位置を変更する場合には、その位置に応じて、ナット14の位置も変更すれば良い。
又、ここでは、ロワホルダ23側に板面部23gを設けたが、アッパホルダ22側に、板面部23gと同様の構成の板面部を設けるようにしても良い。
又、軽量化や内部の電池セルの冷却のため、アッパホルダ32やロワホルダ33自体に複数の開口部を設けるようにしても良い。
本発明は、電気自動車やハイブリッド車等の電動車両の電池パックとして好適なものである。
11 電池パック
12 トレー
12a、12b 仕切り壁部(区画壁)
12c 周壁部(区画壁)
14 ナット(位置決め部材、第2の締結部材)
20 電池モジュール
21 電池モジュール本体
22 アッパホルダ(上部保持部材)
22d 固定フランジ
22e 締結穴(第1の締結穴)
22f 締結穴(第2の締結穴)
23 ロワホルダ(下部保持部材)
23d フランジ
23d1 位置決めフランジ
23d2 固定フランジ
23e 位置決め穴
23f 締結穴(第3の締結穴)
23g 板面部
24 ボルト(第3の締結部材)
26 ボルト(第1の締結部材)

Claims (7)

  1. 電池モジュールを収容する電池パックの電池モジュール固定構造であって、
    前記電池パックを構成するトレーに設けられ、前記電池モジュールの収容空間を区画する区画壁と、
    前記区画壁から上方に突出して設けられた位置決め部材と、
    前記電池モジュールを上下から挟み込んで保持する上部保持部材及び下部保持部材と、
    を備え、
    前記下部保持部材は、前記位置決め部材を挿通する位置決め穴を有し、
    前記位置決め穴を挿通した前記位置決め部材に前記上部保持部材を固定することにより、前記電池モジュールを前記トレーに固定する
    ことを特徴とする電池パックの電池モジュール固定構造。
  2. 請求項1に記載の電池パックの電池モジュール固定構造において、
    前記位置決め穴は、前記下部保持部材の中心に対称的に前記下部保持部材の両端に設けられる
    ことを特徴とする電池パックの電池モジュール固定構造。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の電池パックの電池モジュール固定構造において、
    前記上部保持部材は、前記位置決め部材に第1の締結部材により締結される第1の締結穴を有し、
    前記位置決め部材は、前記上部保持部材が締結される第2の締結部材である
    ことを特徴とする電池パックの電池モジュール固定構造。
  4. 請求項3に記載の電池パックの電池モジュール固定構造において、
    前記位置決め穴は、前記第1の締結穴より大きい
    ことを特徴とする電池パックの電池モジュール固定構造。
  5. 請求項3又は請求項4に記載の電池パックの電池モジュール固定構造において、
    前記上部保持部材は、前記下部保持部材に第3の締結部材により締結される第2の締結穴を有し、
    前記下部保持部材は、前記上部保持部材が前記第3の締結部材により締結される第3の締結穴を有し、
    前記位置決め穴は、前記第3の締結穴より下方の位置に設けられる
    ことを特徴とする電池パックの電池モジュール固定構造。
  6. 請求項3から請求項5のいずれか1つに記載の電池パックの電池モジュール固定構造において、
    前記位置決め穴は、前記下部保持部材の側面から延設された下部フランジに設けられ、
    前記第1の締結穴は、前記側面と同一方向の前記上部保持部材の側面から延設された上部フランジに設けられ、
    前記下部フランジ及び前記上部フランジは重なり合って配置され、
    前記側面が対向する隣接する前記電池モジュール同士において、重なり合った前記下部フランジ及び前記上部フランジ同士は、同一平面上で互い違いの位置に配置される
    ことを特徴とする電池パックの電池モジュール固定構造。
  7. 請求項6に記載の電池パックの電池モジュール固定構造において、
    前記下部保持部材又は前記上部保持部材は、隣接する前記電池モジュールの重なり合った前記下部フランジ及び前記上部フランジの端面に正対する板面部を有し、
    前記板面部は、前記下部フランジより低い位置から前記上部フランジより高い位置に渡って設けられる
    ことを特徴とする電池パックの電池モジュール固定構造。
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