JP2006286575A - 2次電池の保持構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 水等の液体がケース内に浸入することを防止する2次電池の保持構造を提供する。
【解決手段】 2次電池の保持構造は、底部22と、底部22の周縁から立ち上がり、底部22の周縁に沿って連続して周回する側部23とを有し、底部22上に2次電池を収容するロアケース21と、側部23の周回方向に沿って延在する側部35を有し、底部22上の側部35に隣り合う位置に、2次電池に電気的に接続された電気機器を収容する機器ケース31とを備える。側部35は、側部23が周回する範囲の一部で、側部23の内周面23aと接触している。
【選択図】 図1
【解決手段】 2次電池の保持構造は、底部22と、底部22の周縁から立ち上がり、底部22の周縁に沿って連続して周回する側部23とを有し、底部22上に2次電池を収容するロアケース21と、側部23の周回方向に沿って延在する側部35を有し、底部22上の側部35に隣り合う位置に、2次電池に電気的に接続された電気機器を収容する機器ケース31とを備える。側部35は、側部23が周回する範囲の一部で、側部23の内周面23aと接触している。
【選択図】 図1
Description
この発明は、一般的には、2次電池の保持構造に関し、より特定的には、駆動源として電気自動車やハイブリッド自動車に搭載される2次電池の保持構造に関する。
従来の2次電池の保持構造に関して、たとえば、特開2002−190288号公報には、短時間で組電池の交換を行なうことを目的とした車両用電源装置が開示されている(特許文献1)。
特許文献1に開示された車両用電源装置は、組電池が固定されるロアケースと、バッテリコンピュータ等の電気制御回路部品を収容する部品収容ケースとを備える。ロアケースは、下板底部と、下底板部の両側から略垂直に立ち上がる一対の内側壁部と、一対の内側壁部から外側に向かうとともに下底板部と平行な一対の支持壁部とから構成されている。部品収容ケースは、支持壁部上に載置された状態で、ボルトによりロアケースに固定されている。
また、特開2002−84604号公報には、安価な構成部品によってバッテリシステムの信頼性を向上させることを目的とした電気自動車用バッテリシステムが開示されている(特許文献2)。また、特開2004−306726号公報には、バッテリとバッテリに付属する電気機器とを効率的に冷却することを目的としたバッテリパック冷却構造が開示されている(特許文献3)。また、特開2002−141036号公報には、積層電池を載置する積置部材の軽量化を図るとともに、集合電池の断熱性の向上を図ることを目的とした集合電池が開示されている(特許文献4)。
特開2002−190288号公報
特開2002−84604号公報
特開2004−306726号公報
特開2002−141036号公報
特許文献1に開示された車両用電源装置では、内側壁部が下底板部の両側にのみ設けられており、下底板部の周縁に内側壁部が設けられていない位置が存在する。このため、水等の液体が、その内側壁部が設けられていない位置からロアケース内に浸入し、組電池や電気制御回路部品に達するおそれが生じる。
そこでこの発明の目的は、上記の課題を解決することであり、水等の液体がケース内に浸入することを防止する2次電池の保持構造を提供することである。
この発明に従った2次電池の保持構造は、底部と、底部の周縁から立ち上がり、底部の周縁に沿って連続して周回する第1側部とを有し、底部上に2次電池を収容するケース体と、第1側部の周回方向に沿って延在する第2側部を有し、底部上の第2側部に隣り合う位置に、2次電池に電気的に接続された機器を収容するカバー体とを備える。第2側部は、第1側部が周回する範囲の一部で、第1側部の内周面および外周面の少なくともいずれか一方と接触している。
このように構成された2次電池の保持構造によれば、ケース体に、底部を取り囲むように周回する第1側部が設けられている。このため、液体が、底部側からケース体内に浸入しようとすると、底部の周縁のいずれの位置においても、第1側部によりその浸入が妨げられる。また、カバー体は、第1側部の内周面および外周面の少なくともいずれか一方と接触するように設けられている。このため、液体が、第1側部と第2側部との隙間を通って、ケース体内に浸入しにくくなる。したがって、本発明によれば、ケース体内への液体の浸入を防止し、2次電池および機器に対する信頼性を向上させることができる。
また好ましくは、機器は、底部から鉛直上方向に離間した位置に設けられている。このように構成された2次電池の保持構造によれば、仮にケース体内に液体が浸入した場合があっても、機器が即時に液体に浸ることを防止できる。
また好ましくは、ケース体は、底部から鉛直上方向に離間した位置で延在する第1取り付け部をさらに有する。機器は、第1取り付け部に固定されている。このように構成された2次電池の保持構造によれば、第1取り付け部は、底部から鉛直上方向に離間して設けられているため、第1取り付け部が液体の浸入を許す構造であっても、液体の浸入を抑制することができる。
また好ましくは、カバー体は、第1側部に囲まれ、底部から鉛直上方向に離間した位置で延在する第2取り付け部をさらに有する。機器は、第2取り付け部に固定されている。このように構成された2次電池の保持構造によれば、第2取り付け部は、第1側部に囲まれたケース体内に設けられているため、第2取り付け部が液体の浸入を許す構造であっても、液体の浸入を、まず第1側部によって妨げることができる。このため、機器が液体に浸ることを、より確実に防止することができる。
また好ましくは、ケース体には、2次電池を収容する空間を形成する蓋体が取り付けられ、カバー体には、機器を収容する空間を形成する別の蓋体が取り付けられる。このように構成された2次電池の保持構造によれば、ケース体およびカバー体に、別々の蓋体が取り付けられるため、2次電池および機器のメンテナンス時の作業性を向上させることができる。
また好ましくは、ケース体は、第1側部と第2側部とが非接触となる第1の領域で第1側部に連なって形成され、車両本体に固定される支持部をさらに有する。2次電池の保持構造は、第1の領域で支持部とともに車両本体に固定される補強部材をさらに備える。補強部材は、底部上で、第1の領域から、第1側部と第2側部とが接触する第2の領域まで延びている。補強部材は、第1の領域および第2の領域のそれぞれで、2次電池および機器の重量を受けている。
このように構成された2次電池の保持構造によれば、補強部材を設けることによって、ロアケースに負荷する2次電池の重量を低減させることができる。これにより、ロアケースの変形等を防止するとともに、2次電池を強固に支持することができる。また、補強部材をカバー体が配置された第2の領域まで延ばすことによって、第2の領域において、機器を車両本体に固定することなく確実に支持することができる。
以上説明したように、この発明に従えば、水等の液体がケース内に浸入することを防止する2次電池の保持構造を提供することができる。
この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1における2次電池の保持構造が適用された電池パックを示す分解組立図である。図2は、図1中のII−II線上に沿った電池パックの断面図である。図中に示す電池パックは、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン等の内燃機関と、充放電可能な2次電池とを動力源とするハイブリッド自動車に搭載されている。
図1は、この発明の実施の形態1における2次電池の保持構造が適用された電池パックを示す分解組立図である。図2は、図1中のII−II線上に沿った電池パックの断面図である。図中に示す電池パックは、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン等の内燃機関と、充放電可能な2次電池とを動力源とするハイブリッド自動車に搭載されている。
図1および図2を参照して、電池パック10には、2次電池51と、2次電池51と隣り合って配置された電気機器52とが収容されている。2次電池51は、電池モジュールが複数(たとえば、30モジュール)、電気的に接続されて構成されている。その電池モジュールは、正極、負極およびセパレータからなる積層体と、積層体を電解液に浸した状態で収容するケース体とを備える電池セルが複数(たとえば、6セル)、電気的に接続されて構成されている。電池セルは、たとえば、リチウムイオン電池やニッケル水素電池等から構成されている。また、電気機器52として、配線により2次電池51に接続された機器、たとえば、バッテリコンピュータやリレーボックス、電流センサ等が設けられている。
電池パック10は、ロアケース21と、ロアケース21上に立設され、電気機器52の3方を囲むように延在する機器ケース31とを備える。ロアケース21および機器ケース31は、たとえば、亜鉛メッキ処理された鋼板等の金属から形成されており、1mm以下の厚みを有する。ロアケース21は、略矩形形状の底面22cを有し、車両に設置された状態で水平方向に延在する板状の底部22と、底面22cの端辺から立ち上がり、鉛直上方向に延びる側部23と、側部23の上端辺に連なり、水平方向に延在する支持部26とから構成されている。
側部23は、底面22cの周りを周回するように連続して延在している。側部23は、底面22cの周縁に沿って環状に延在しており、本実施の形態では、部分23m、23n、23pおよび23qからなる。部分23mと部分23nとは、互いに距離を隔てて平行に延在している。部分23pおよび23qとは、互いに距離を隔てて平行に延在しており、部分23mおよび23nと直交している。2次電池51は、部分23n、23pおよび23qに3方を囲まれた位置に配置されており、電気機器52は、部分23m、23pおよび23qに3方を囲まれた位置に配置されている。
側部23は、底面22cの周りを周回する側部23の内側(以下、単に側部23の内側とも呼ぶ)に面し、底面22cに連なる内周面23aを有する。底部22の全周に渡って設けられるこのような側部23は、たとえば、板材に絞り加工を施すことによって形成される。これにより、底部22と側部23とが一体に形成されたロアケース21を得ることができる。
支持部26は、側部23の上端辺から、底面22cの周りを周回する側部23の外側(以下、単に側部23の外側とも呼ぶ)に向かって突出している。支持部26は、部分23pおよび23qの、部分23nに寄った位置に設けられている。支持部26には、ボルトが挿通される貫通孔27が複数、形成されている。
機器ケース31は、底面22c上から、側部23の上端辺よりも高い位置まで鉛直上方向に延在する側部35と、底面22c上で、側部35から折り曲って形成された折り返し部32とから構成されている。
側部35は、側部23が周回する範囲の一部の範囲で内周面23aと接触するように設けられている。本実施の形態では、側部35は、部分23mの全体で、内周面23aと接触しており、さらに、部分23pおよび23qの部分23mに寄った位置で、内周面23aと接触している。部分23pおよび23qにおいて、支持部26が設けられた位置と、側部35と内周面23aとが接触する位置とは、ずれている。なお、側部35と内周面23aとは、向い合う位置の全体で完全に密着していることがより好ましい。
折り返し部32が底面23cに溶接されることによって、機器ケース31がロアケース21に固定されている。このような構成により、機器ケース31とロアケース21との溶接工程を一方向から行なうことができるため、溶接工程を迅速に実施することができる。
支持部26には、2次電池51を覆うようにアッパケース41が取り付けられる。機器ケース31には、電気機器52を覆うように機器カバー42が取り付けられる。本実施の形態では、2次電池51および電気機器52を別々に覆うアッパケース41および機器カバー42が設けられているため、2次電池51および電気機器52のメンテナンス時、必要なカバーのみを取り外せば良い。このため、メンテナンス時の作業性を向上させることができる。
図3は、図1中のIII−III線上に沿った電池パックの断面図である。図3を参照して、折り返し部32には、底面22cから鉛直上方向に離間した位置で、底部22に平行に延在する取り付け部61が形成されている。取り付け部61は、側部35から所定の距離だけ離れた位置で、折り返し部32が鉛直上方向に突出するように成形されて形成されている。
取り付け部61には、貫通孔62が形成されており、その貫通孔62には、スタッドボルト33が挿入されている。スタッドボルト33は、スポット溶接により取り付け部61に固定されている。電気機器52は、取り付け部61上に載置された状態で、スタッドボルト33によって機器ケース31に固定されている。このような構成により、電気機器52は、底面22cから鉛直上方向に離間した位置に設けられる。なお、電気機器52の固定は、スタッドボルト33を用いた手段に限定されず、たとえば、貫通孔62に挿入されたボルトによって行なわれても良い。
図4は、図3中の取り付け部の変形例を示す断面図である。図4を参照して、本変形例では、側部35が、底面22cから鉛直上方向に離間した位置で側部23の内側に向けて折り曲げられることによって、取り付け部61が形成されている。このような構成によっても、電気機器52は、底面22cから鉛直上方向に離間した位置に設けられる。
この発明の実施の形態1における2次電池の保持構造は、底部22と、底部22の周縁から立ち上がり、底部22の周縁に沿って連続して周回する第1側部としての側部23とを有し、底部22上に2次電池51を収容するケース体としてのロアケース21と、側部23の周回方向に沿って延在する第2側部としての側部35を有し、底部22上の側部35に隣り合う位置に、2次電池51に電気的に接続された機器としての電気機器52を収容するカバー体としての機器ケース31とを備える。側部35は、側部23が周回する範囲の一部で、側部23の内周面および外周面の少なくともいずれか一方としての内周面23aと接触している。
なお、上記において、「側部35が内周面23aと接触している」とあるが、ここで言う接触には、製造工程で生じた形状誤差や表面の凹凸に起因して、両者の間に微小な隙間が形成されている場合も含まれる。
このように構成された、この発明の実施の形態1における2次電池の保持構造によれば、ロアケース21には、底部22の全周に渡って延在する側部23が設けられている。このため、水等の液体がロアケース21内に浸入しようとしても、側部23の高さH1(図3を参照のこと)より低い位置では、側部23によって液体の浸入が確実に妨げられる。また、機器ケース31が内周面23aに接触するように設けられているため、側部23の高さH1よりも高い位置であっても、機器ケース31とロアケース21との間から液体が浸入することを抑制できる。
また、電気機器52を固定するスタッドボルト33は、組み付け作業の簡素化の観点から、スポット溶接によって貫通孔62内に固定されている。この場合、溶接位置に隙間が形成されるため、スタッドボルト33を挿入する貫通孔を底部22に形成した場合には、液体が貫通孔を通ってロアケース21内に浸入する懸念が生じる。しかしながら、本実施の形態では、スタッドボルト33が側部23の内側に設けられているため、液体が高さH1よりも低い位置にある場合には、このような懸念が生じない。また、液体がロアケース21内に浸入した場合であっても、電気機器52は、底面22cから鉛直上方向に離間した位置に設けられているため、電気機器52が液体に浸ることを抑制できる。
なお、本実施の形態では、本発明における2次電池の保持構造を、内燃機関と2次電池とを動力源とするハイブリッド車に適用したが、これに限定されず、たとえば、燃料電池と2次電池とを動力源とする燃料電池ハイブリッド車(FCHV:Fuel Cell Hybrid
Vehicle)に適用しても良い。本実施の形態におけるハイブリッド車では、燃費最適動作点で内燃機関を駆動するのに対して、燃料電池ハイブリッド車では、発電効率最適動作点で燃料電池を駆動する。また、2次電池の使用に関しては、両方のハイブリッド車で基本的に変わらない。
Vehicle)に適用しても良い。本実施の形態におけるハイブリッド車では、燃費最適動作点で内燃機関を駆動するのに対して、燃料電池ハイブリッド車では、発電効率最適動作点で燃料電池を駆動する。また、2次電池の使用に関しては、両方のハイブリッド車で基本的に変わらない。
(実施の形態2)
図5は、この発明の実施の形態2における2次電池の保持構造が適用された電池パックを示す斜視図である。図6は、図5中のVI−VI線上に沿った電池パックの断面図である。本実施の形態における2次電池の保持構造は、基本的には、実施の形態1における2次電池の保持構造と同様の構造を備える。以下、重複する構造については説明を繰り返さない。
図5は、この発明の実施の形態2における2次電池の保持構造が適用された電池パックを示す斜視図である。図6は、図5中のVI−VI線上に沿った電池パックの断面図である。本実施の形態における2次電池の保持構造は、基本的には、実施の形態1における2次電池の保持構造と同様の構造を備える。以下、重複する構造については説明を繰り返さない。
図5および図6を参照して、本実施の形態では、図3中の取り付け部61に替えて、取り付け部66がロアケース21に形成されている。取り付け部66は、側部23に隣接する位置で、底部22が鉛直上方向に突出するように成形されて形成されている。電気機器52は、取り付け部66上に載置された状態で、底面22cから鉛直上方向に離間した位置に設けられている。
このように構成された2次電池の保持構造によれば、実施の形態1に記載の効果と同様の効果を得ることができる。また、本実施の形態では、取り付け部66が底部22に設けられているため、貫通孔62からロアケース21内に液体が浸入するおそれが生じる。しかしながら、取り付け部66は、底部22から鉛直上方向に離間した位置に設けられているため、液体が取り付け部66の高さH2よりも低い位置にある場合には、このようなおそれが生じない。このため、電気機器52が液体に浸ることを抑制することができる。
また、本実施の形態では、2次電池51および電気機器52の双方がロアケース21に取り付けられるため、これらを取り付けるための孔加工等を、ロアケース21に集中して行なうことができる。このため、電池パック10の部品コストを削減することができる。
(実施の形態3)
図7は、この発明の実施の形態3における2次電池の保持構造が適用された電池パックを示す分解組立図である。図8は、図7中のVIII−VIII線上に沿った電池パックの断面図である。本実施の形態における2次電池の保持構造は、基本的には、実施の形態1における2次電池の保持構造と同様の構造を備える。以下、重複する構造については説明を繰り返さない。
図7は、この発明の実施の形態3における2次電池の保持構造が適用された電池パックを示す分解組立図である。図8は、図7中のVIII−VIII線上に沿った電池パックの断面図である。本実施の形態における2次電池の保持構造は、基本的には、実施の形態1における2次電池の保持構造と同様の構造を備える。以下、重複する構造については説明を繰り返さない。
図7および図8を参照して、電池パック10は、車両本体側の取り付け台71に対して固定されている。このとき、支持部26は、取り付け台71の載置面71a上に載置される。本実施の形態における2次電池の保持構造は、さらに、補強部材としての補強アングル73を備える。補強アングル73は、支持部26が補強アングル73と取り付け台71との間に挟持されるように配置されている。
補強アングル73は、支持部26上に重ね合わされる引っ掛け部74と、底面22c上で底部22と平行に延びる受け部75とを有する。部分23qにおいて、支持部26が設けられ、ロアケース21の側部23と機器ケース31とが非接触となる位置を領域81とし、側部23と機器ケース31とが接触する位置を領域82とした場合、引っ掛け部74は、領域81に形成されており、領域82では形成されていない。一方、受け部75は、領域81から領域82に向けて延びている。
電気機器52は、領域82において、受け部75上に掛かるように配置され、受け部75に設けられたスタッドボルトにより固定されている。このような構成により、領域82では、電気機器52を直接、車両本体側の取り付け台71に固定することなく、補強部材73を介して強固に支持することができる。また、2次電池51は、領域81において、受け部75上に掛かるように配置される。補強アングル73上には、押さえ板76が設けられる。2次電池51は、ロアケース21内で、受け部75と押さえ板76とに挟持された状態で支持される。補強アングル73および押さえ板76は、貫通孔27に挿入されるボルトによって、支持部26とともに取り付け台71に固定される。なお、図示されていないが、部分23qとは反対側の部分23p側においても、補強アングル73と同様のアングルが設けられている。
このように構成された、この発明の実施の形態3における2次電池の保持構造によれば、実施の形態1に記載の効果と同様の効果を得ることができる。加えて、本実施の形態では、補強アングル73が2次電池51の重量を受ける形で設けられているため、ロアケース21に負荷する2次電池51の重量を低減させることができる。これにより、2次電池51の重量によってロアケース21が変形することを防止でき、また2次電池51を強固に支持することができる。
(実施の形態4)
図9は、この発明の実施の形態4における2次電池の保持構造が適用された電池パックを示す斜視図である。本実施の形態における2次電池の保持構造は、基本的には、実施の形態1における2次電池の保持構造と同様の構造を備える。以下、重複する構造については説明を繰り返さない。
図9は、この発明の実施の形態4における2次電池の保持構造が適用された電池パックを示す斜視図である。本実施の形態における2次電池の保持構造は、基本的には、実施の形態1における2次電池の保持構造と同様の構造を備える。以下、重複する構造については説明を繰り返さない。
図9を参照して、側部23は、内周面23aの反対側に位置し、側部23の外側に面する外周面23bをさらに有する。本実施の形態における機器ケース31は、側部23の外側に配置されており、側部35が外周面23bに接触するように設けられている。
このように構成された2次電池の保持構造によれば、実施の形態1に記載の効果と同様の効果を得ることができる。加えて、電池パック10の上方から滴る液体がロアケース21内に浸入することを、より効果的に抑制することができる。
なお、以上に説明した実施の形態1から4における2次電池の保持構造を適宜、組み合わせて、電池パックを構成しても良い。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
21 ロアケース、22 底部、23,35 側部、23a 内周面、26 支持部、31 機器ケース、41 アッパケース、42 機器カバー、51 2次電池、52 電気機器、61,66 取り付け部、71 取り付け台、73 補強アングル。
Claims (6)
- 底部と、前記底部の周縁から立ち上がり、前記底部の周縁に沿って連続して周回する第1側部とを有し、前記底部上に2次電池を収容するケース体と、
前記第1側部の周回方向に沿って延在する第2側部を有し、前記底部上の前記第2側部に隣り合う位置に、前記2次電池に電気的に接続された機器を収容するカバー体とを備え、
前記第2側部は、前記第1側部が周回する範囲の一部で、前記第1側部の内周面および外周面の少なくともいずれか一方と接触している、2次電池の保持構造。 - 前記機器は、前記底部から鉛直上方向に離間した位置に設けられている、請求項1に記載の2次電池の保持構造。
- 前記ケース体は、前記底部から鉛直上方向に離間した位置で延在する第1取り付け部をさらに有し、
前記機器は、前記第1取り付け部に固定されている、請求項2に記載の2次電池の保持構造。 - 前記カバー体は、前記第1側部に囲まれ、前記底部から鉛直上方向に離間した位置で延在する第2取り付け部をさらに有し、
前記機器は、前記第2取り付け部に固定されている、請求項2または3に記載の2次電池の保持構造。 - 前記ケース体には、前記2次電池を収容する空間を形成する蓋体が取り付けられ、前記カバー体には、前記機器を収容する空間を形成する別の蓋体が取り付けられる、請求項1から4のいずれか1項に記載の2次電池の保持構造。
- 前記ケース体は、前記第1側部と前記第2側部とが非接触となる第1の領域で前記第1側部に連なって形成され、車両本体に固定される支持部をさらに有し、
前記第1の領域で前記支持部とともに車両本体に固定される補強部材をさらに備え、
前記補強部材は、前記底部上で、前記第1の領域から、前記第1側部と前記第2側部とが接触する第2の領域まで延びており、前記第1の領域および前記第2の領域のそれぞれで、前記2次電池および前記機器の重量を受けている、請求項1から5のいずれか1項に記載の2次電池の保持構造。
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