JP2016017906A - 秤 - Google Patents

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Abstract

【課題】 秤において、なぞって数値データが入力できる操作子によって、キー処理を行えるようにして、秤の小型化を低コストで図る。
【解決手段】 ロードセル2が検出した被計量物品の重量に対して制御部6が処理を行う秤において、前記処理に使用する数値データを設定部10が設定する。設定部10は、タッチパネル方式の操作子12、制御部6内の数値データ記憶部を 有し、操作子12上の少なくとも1つの特定領域をキーとして割り当て、数値データ記憶部の数値データは操作子12をなぞる連続操作に応じて連続的に変化し、操作子12の少なくとも1つの特定領域へのタッチ操作に応じて、数値データに対して、特定領域に割り当てられたキー処理を行う。
【選択図】 図4

Description

本発明は、秤に関し、特に、計量値に対して処理を行うものに関する。
秤における計量値への処理として、例えば風袋引きがある。更に、料金秤の場合には、風袋引きに加えて、被計量物品の単価と計量値との乗算により価格の算出があり、また選別秤の場合には、風袋引きに加えて、許容上限値や許容下限値と計量値との比較等がある。風袋引きでは、風袋重量の設定が必要で、価格の算出の場合には単価の設定が必要で、選別の場合、許容上限値や許容下限値の設定が必要である。このように、秤では、数値データの設定が必要な場合がある。この数値データの設定には、一般にはテンキーが使用されていた。
近年、例えば特許文献1に開示されているような、タッチパネルに指で接触し、ホイールを一方の方向になぞることで、設定しようとする数値を増加させ、他方の方向になぞることで数値を減少させるデータ入力機器が知られており、これを秤における数値データの設定手段として使用することが考えられる。
特許第4785983号公報
しかし、特許文献1の技術を利用して数値入力を行おうとした場合、タッチセンサを指でなぞる構成であるので、大幅に数値を変更する場合、かなり長期にわたってタッチセンサを指でなぞる必要があり、設定に時間がかかっていた。例えば、秤において、風袋を軽いものから重いものに変更した場合や、料金秤において単価が今まで大きく異なるものに変更したような場合や、選別秤において、被計量物品の重量が大きく変わり、許容上限重量や許容下限重量を大きく変更しなければならないような場合には、その設定に時間がかかる。
また、タッチセンサをなぞって、設定したい数値に近い値まで設定できたとしても、真に設定したい値に正確に合わせる微調整を、タッチセンサをなぞって行うことにも時間がかかることがある。
また、秤は、物品を計量する以外に、様々な機能を備えており、それら機能を実行させるための指示を与えるための操作部が、設けられており、上述したようなタッチセンサを設ける他に、これら操作部も設けなければならず、秤の小型化を図りにくく、また、コストアップの要因にもなっていた。
本発明は、操作子をなぞって数値データが入力できる上に、安価に小型を図ることができる秤を提供することを目的とする。
本発明の一態様の秤は、荷重検出手段によって検出された被計量物品の重量に対して処理を行うもので、例えば通常のディジタル秤、料金秤、重量選別秤等が含まれる。上記処理としては、例えば風袋引きや、料金秤における単価設定や、重量選別秤における許容重量値設定等がある。この秤には、前記処理に使用する数値データを設定する数値データ設定手段が設けられている。前記数値データ設定手段は、タッチパネル方式の操作子と、前記数値データが入力される数値データ入力手段とを、有している。操作子は、例えば容量式のものとすることができる。また、操作子の特定の領域にキーが割り当てられている。前記数値データ入力手段は、前記操作子上をなぞる連続操作に応じて連続的に変化する前記数値データが入力されると共に、前記操作子の少なくとも1つの特定領域へのタッチ操作に応じて、前記少なくとも1つの特定領域に割り当てられたキー処理が行われる。
このように構成された秤では、被計量物品の重量に対して処理を行うために使用される数値データを設定する際に、操作子をなぞることによって数値データ入力手段に数値データが入力することができる上に、少なくとも1つの特定領域へのタッチ操作によって、その特定領域に割り当てられたキー処理を行うことができる。即ち、操作子を数値データの設定の他に、キー処理開始の指示として使用でき、秤の小型化を安価に実現できる。
例えばキー処理として、操作子にタッチすることによって数値データ入力手段の数値に対して操作を行うことができる。操作としては、例えば数値データ入力手段上での桁移動処理や、数値データ入力手段に入力されている数値データに予め定めた数値だけ増加または減少させるものがある。
この他に、操作子上に特定領域を複数設け、複数の特定領域に互いに異なる数値、例えば0から9までの数値を割り当て、キー処理としては、タッチされた特定領域に対応する数値データを数値データ入力手段に入力するものが考えられる。更に別の特定領域も操作子に設けて、小数点の入力、データ入力の確定、データ入力の削除などの処理も、キー処理として行うこともできる。
これらのように構成すると、操作子をなぞって数値データを入力することができる上に、操作子の少なくとも1つの特定領域にタッチすることによって、数値データに対してキー処理を行うこともでき、大きく数値データを変更する場合には、特定の桁に対して操作子をなぞることによって数値データを入力した後、例えば桁移動を行い、その桁に対して再び操作子をなぞることによって数値データを入力することができ、最下位の桁から最上位の桁までの数値を、操作子をなぞって入力するよりも短時間で数値データを入力することができる。また、操作子をなぞって数値データを入力している場合、設定したい値の近傍まで操作子をなぞって入力することは容易であるが、正確に設定したい値を入力するためには微調整が必要であるが、特定の領域に予め定めた数値の増加または減少のキー処理を割り当ててあれば、特定の領域にタッチすることを繰り返すことによって数値の微調整が容易に行える。また、複数の特定の領域に異なる数値をそれぞれ割り当ててあれば、大きな数値変更の場合には、入力したい数値に対応する特定の領域をタッチすることによって、容易に設定したい値を入力することができる。
操作子の特定領域に接触していた指が離れたときに、例えば、なぞらずに指が離れたとき、タッチ操作があったことを検出する検出手段を設けることもできる。このように構成すると、操作子をなぞって数値を入力している状態であるか、キー処理入力を行っているのかを明確に区別することができる。
また、キー処理としては、秤が備えている処理を実行するものとすることもできる。例えば、校正処理、具体的には零点調整処理または風袋引き処理を実行することができる。この他に、例えば料金秤や値付け秤の場合には、商品の単価や風袋量の商品情報を商品コードに対応させて記憶させる設定処理と、設定された商品情報を読み出す読み出し処理とをそれぞれ実行させるものや、消費税率の設定や税方式(内税か外税かの)設定するもの等がある。
また、少なくとも1つの特定領域に、複数の異なるキー処理を割り当てることもできる。例えば、上述したように数値データを予め定めた数値だけ増加または減少させたりする処理に加えて、零点調整機能または風袋引き機能を実行する処理を、割り当てることができる。
以上のように、本発明によれば、データ設定手段が有する操作子をキーとしても使用できるように構成してあるので、秤の小型化を容易に図ることができる。
本発明の第1の実施形態のディジタル料金秤のブロック図である。 図1のディジタル料金秤の設定部及び表示部の概略構成図である。 図1のディジタル料金秤における数値データの設定方法の一例の説明図である。 図1のディジタル料金秤における数値データの設定方法の他の例の説明図である。 図1のディジタル料金秤において行われる処理の一部を示すフローチャートである。 図1のディジタル料金秤において行われる処理の他の部分を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態のディジタル料金秤の設定部及び表示部の概略構成図である。 図7のディジタル料金秤における数値データの設定方法の一例の説明図である。 図7のディジタル料金秤において行われる処理の一部を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態のディジタル料金秤の設定部及び表示部の概略構成図である。
本発明の第1の実施形態の秤は、例えばディジタル料金秤であって、図1に示すように、荷重検出手段、例えばロードセル(LC)2を有している。ロードセル2は、図示しない載皿上に載置された被計量物品の重量を表すアナログ計量信号を発生する。このアナログ計量信号は、A/D変換器4によってディジタル計量信号に変換され、制御部6に供給される。制御部6は、例えばCPUやメモリ等によって構成され、メモリには、CPUが実行するプログラムが記憶され、またCPUが処理を実行するためのワークエリアとしてもメモリが使用される。制御部6では、このディジタル計量信号を演算処理して、その処理結果を表示手段、例えば表示部8に表示する。表示部8としては、例えばLCDを使用可能である。ディジタル計量信号の処理に必要なデータ、例えば数値データが、数値データ設定手段、例えば設定部10から制御部6に設定される。設定部10から供給される数値データとしては、例えば風袋引き処理に使用する風袋重量や、価格算出処理に使用する単価がある。
設定部10は、図2に示すように表示部8と並設された例えば容量方式のタッチパネルを有している。このタッチパネルは、例えば円形の操作子12を有している。設定部10は、操作子12の他に、設定用キー、例えば風袋引きモードへの切換キー、単価設定モードへの切換キーも有しているが、本発明とは、直接に関係しないので、その説明は省略する。操作子12の背面側には、図示していないが、複数の容量形成素子が操作子12の周方向に沿って配置されている。この料金秤の操作者の指が操作子12に接触すると、その接触した部分の容量形成素子の容量が変化する。この容量変化が制御部6によって検出される。操作子12に接触している指を操作子12の周縁部に沿って移動させると、即ち操作子12の周縁部に沿って時計方向または反時計方向に操作子12を指でなぞると、指が接触して容量が変化した容量形成素子が順に移動する。この移動が制御部6で検出され、この検出に応じて、後述するように設定される数値データの増加または減少が行われる。容量方式のタッチパネルの構成は、公知であるので、これ以上の詳細な説明は省略する。
操作子12上には、複数、例えば4つの特定領域14、16、18、20が設けられている。これら特定領域14、16、18、20は、操作子12を半径方向に通る互いに等角度をなす4つの区画線によって扇状に形成されている。これら特定領域に、複数または単数の上記容量形成素子が配置されている。従って、特定領域14、16、18、20のうちいずれかに操作者の指が接触すると、その特定領域に対応する容量形成素子の容量が変化し、その接触状態から指が離れると、容量形成素子の容量は元に戻る。この容量変化を制御部6で検出することによって、特定領域14、16、18、20のいずれに指が接触したかが検出される。即ち、制御部6は、タッチ検出手段として機能する。
これら特定領域14、16、18、20には、それぞれ特定のキー処理が割り当てられている。例えば、特定領域14には数値データの桁上げが割り当てられ、特定領域18には数値データの桁下げが割り当てられ、特定領域16には数値データに対する予め定めた数の増加、例えば+1が割り当てられ、特定領域20には数値データに対する予め定めた数の減少、例えば−1が割り当てられている。
操作子12を使用した数値データの設定について図3及び図4を参照して説明する。なお、風袋引きモードまたは単価設定モードに設定部10の他のキーの操作によってされているとする。また、制御部6は、その内部に数値データが入力される数値データ入力手段、例えば数値データ記憶部を例えばそのメモリ内に有している。
例えば図3(a)に示すように数値データ記憶部に記憶され、表示部8に表示されている現在の数値データが500であるとすると、同図(b)に示すように操作子12の周縁部に沿って右方向(時計方向)に操作子12を指でなぞると、容量が変化する容量形成素子が変化することに応じて、数値データ記憶部に設定される数値データが順に増加し、例えば528となり、その値が表示される。更に右方向に指で操作子12をなぞると、数値データ記憶部に設定される数値が更に増加し、例えば2550となり、表示部8に表示される。なお、設定される数値を減少させる場合には、左方向(反時計方向)に指で操作子12の周縁部に沿って操作子12をなぞる。
図4(a)に示すように数値データ記憶部の現在の数値データが500の状態で、特定領域の14に指で接触し、なぞることなくその指を離すと、特定領域14に対応する容量形成素子の容量が変化して元に復帰したことにより、数値データ記憶部で桁上げが行われる。例えば入力される数値の桁が今まで1の桁であると、同図(b)に示すように1つ桁が上がって、10の桁に移動する。この状態で、操作子12の周縁部に沿って指で操作子12を右方向になぞると、桁上げされた10の桁の数値が増加し、例えば5となり、全体として550の数値データが数値データ記憶部に設定されたことになり、表示部8に表示される。
この状態において、再び特定領域14に指で接触し、なぞることなくその指を離すと、同図(c)に示すように更に桁上げされ、100の桁に桁移動する。この状態において、同図(d)に示すように、再び特定領域14に指で接触し、なぞることなく指を離すと、再度桁上げされ、1000の桁に移動する。この状態において、特定領域16に指で接触し、なぞることなく指を離すと、数値データ記憶部の1000の桁の数値が+1され、全体の数値データは1550となる。更に、特定領域16に指で接触し、なぞることなく指を離すと、1000の桁の数値が+1され、全体の数値データは、2550となる。
図示していないが、例えば同図(d)に示すように100の桁に数値データが入力可能な状態で、特定領域20に指で接触し、なぞることなく指を離すと、数値データ記憶部の100の桁の数値が−1され、全体の数値は450となる。また、例えば100の桁に数値データを入力する予定であったが、誤って1000の桁まで桁移動させたような場合には、特定領域18に指で接触し、なぞることなくその指を離すことによって、数値データ記憶部で数値データが入力される桁を1つ下げることができる。
このように数値データの設定を行うために、制御部6は、図5及び図6に示すような処理を行う。図5は、操作子12の周縁部に沿って指で操作子12をなぞった場合に行われる処理で、先ず指でなぞっている方向が左右いずれであるか(反時計方向か、時計方向か)の判断が行われる(ステップS2)。この判断の答えが右であると、数値データ記憶部の現在の数値データにおいてデータを入力するとされている桁の値を1つ増加させる(ステップS4)。ステップS2の判断の答えが左であると、数値データ記憶部の現在の数値データにおいてデータを入力するとされている桁の値を1つ減少させる(ステップS6)。なお、例えば入力前のデータが例えば9であって、+1された場合には、10と桁上げ処理が行われるし、入力前のデータが例えば10であって、−1された場合には9と桁下げ処理が行われる。
ステップS4またはS6に続いて、指が操作子12から離れたか判断され(ステップS8)、その判断の答えがノーの場合、ステップS2が再び実行され、ステップS8の判断の答えがイエスの場合、この処理は終了する。従って、図3(a)乃至(c)に示したように操作子12の周縁部に沿って右方向に指でなぞることによって数値データ記憶部の数値データは増加し、図示していないが、操作子12の操作子12の周縁部に沿って左方向に指でなぞることによって数値データ記憶部の数値データは減少する。
図6は、操作子12の特定領域のいずれかに操作者の指が接触して、離れるごとに行われる処理で、まず、指が特定領域をなぞったか判断し(ステップS9)、その答えがイエスの場合には、なぞられているので、この処理を終了する。この判断の答えがノーの場合には、なぞることなく指が離れているので、いずれの特定領域に対して指が接触して、なぞることなく離れたかを判断する(ステップS10)。特定領域14であると判断されると、数値データ記憶部における現在の数値データ入力桁が1つ桁上げされ(ステップS12)、この処理が終了する。例えば1の桁で数値データの入力が行われる状態であったものが、10の桁で数値データの入力が行われる状態になる。特定領域18であるとステップS10で判断されると、数値データ記憶部における現在の数値データ入力桁が1つ桁下げされ(ステップS14)、この処理が終了する。例えば100の桁で数値データの入力が行われる状態であったものが、10の桁で数値データの入力が行われる状態になる。
ステップS10で特定領域16であると判断されると、数値データ記憶部における数値データが設定可能な桁において、数値データが1つ増加して(ステップS16)、この処理が終了する。例えば数値データ記憶部の数値データが例えば450で、数値データが設定可能な桁が10の桁であると、数値データは460となる。ステップS10で特定領域20であると判断されると、数値データ記憶部における数値データが設定可能な桁において、数値データが1つ減少して(ステップS18)、この処理が終了する。例えば数値データ記憶部の数値データが例えば450で、数値データが設定可能な桁が1の桁であると、数値データは449となる。
このディジタル料金秤では、操作子12の周縁部に沿って指で操作子12をなぞることによって数値データを設定することができる上に、操作子12の特定領域14、16、18、20のいずれかに指で触れた後、なぞることなく指を離すことによって、数値データをキー処理することができる。従って、例えば数値データを100から2500に変更する場合、指で操作子12をなぞるだけでは、2500に近い値までえんえんと指で操作子をなぞる必要があるが、特定領域14に指で接触し、なぞることなく指を特定領域14から離すことによって桁上げができるので、例えば1の桁から数値データを設定する状態から100の桁から数値データを入力する状態として、その後に指で操作子12をなぞることで500と設定し、その後に再度特定領域14に指で接触し、なぞることなく指を特定領域14から離すことで1000の桁に桁上げし、特定領域16に指で接触し、なぞることなく指を特定領域16から指を離すことを2回繰り返すことによって、2500と設定することができ、操作子12を指でなぞって設定する場合よりも格段に短い時間で所望の数値データを設定することができる。なお、特定領域18による桁下げは、上述したように誤って桁上げしすぎた場合の修正の他に、上位桁から数値データを操作者が望む場合に、まず最上位桁まで特定領域14によって桁上げし、特定領域12または20の操作或いは操作子12の周縁に沿ってなぞることによって最上位桁を設定し、その後に特定領域18の操作によって最上位桁の次の桁に桁下げするような場合にも使用でき、この場合も格段に短い時間で所望の数値データを設定することができる。
或いは操作子12を指でなぞることによって数値データを設定していった場合に、例えば2500に正確に操作子12を指でなぞることで一致させようとしても、一致させることが難しく、例えば2497や2504のような数値になることがある。この状態から2500に一致させるように操作子12を指でなぞることはかなり困難で、時間がかかる。しかし、このディジタル料金秤では、例えば上記のように2497のような数値にまで指で操作子12をなぞることで設定できたなら、特定領域16に指で接触し、なぞることなく特定領域16から指を離す動作を3回繰り返すだけで、正確に2500に設定することができる。また、2504のような数値まで指で操作子12をなぞることで設定できたなら、特定領域20に指で接触し、なぞることなく指を特定領域20から離す動作を4回繰り返すだけで、正確に2500に設定することができ、やはり格段に短い時間で所望の数値データを設定することができる。
本発明の第2の実施形態の電子料金秤は、図7に示すように操作子12に割り当てられているキー処理が、第1の実施形態のディジタル料金秤と異なっている。即ち、操作子12は、その周縁部に沿って12個に区画されて、12個の特定領域22、24、26、28、30、32、34、36、38、40、42、44に区画されている。各特定領域22乃至44には、対応して容量形成素子が無論配置されている。特定領域22乃至40には0乃至9の数値が割り当てられ、特定領域42には小数点が割り当てられ、特定領域44には削除が割り当てられている。即ち、各特定領域22乃至40には、テンキーの各キーと同様な機能が割り当てられている。他の構成は、第1の実施形態のディジタル料金秤と同一であるので、詳細な説明は省略する。
このディジタル料金秤では、第1の実施形態のディジタル料金秤と同様に、操作子12の周縁部に沿って操作子12をなぞることによって、数値データを数値データ記憶部に設定することができる。その他に、図8(a)乃至(d)に示すように操作子12の特定領域22乃至44のいずれかに指が接触し、なぞられることなくその特定領域から指が離れることによりキー処理が行われて数値データ記憶部に数値データが設定される。
例えば、数値データ記憶部に数値が設定されていない状態で図8(a)に示すように特定領域26に指が接触し、その後になぞられることなく特定領域26から指が離されると、数値データ記憶部の1の桁に数値2が入力され、表示部8に表示される。次に、同図(b)に示すように特定領域32に指が接触し、その後になぞられることなく特定領域26から指が離されると、数値データ記憶部では1の桁に5が入力され、今まで1の桁の数値であった5は10の桁に左シフトし、数値データ記憶部には全体として25が記憶され、表示部8に表示される。同図(c)に示すように再度特定領域32に指が接触し、なぞられることなくその後に特定領域32から指が離されると、同図(b)と同様にして1の桁に5が新たに入力され、今まで1の桁に入力されていた5は10の桁に、今まで10の桁に入力されていた2は100の桁に左シフトし、表示部8に255と表示される。同図(d)に示すように特定領域22に指が接触し、なぞられることなく特定領域22から指が離れると、1の桁に0が入力され、今まで1の桁に入力されていた5は10の桁に、今までの10の桁に入力されていた5は100の桁に、今まで100の桁に入力されていた2は1000の桁にそれぞれ左シフトし、表示部8に2550と表示される。このようにして数値データが設定される。
なお、小数点以下の数値、即ち小数部も設定する場合には、小数点が割り当てられている特定領域42に指を接触させてからなぞることなく指を離し、その後に小数点第1位に設定したい数値に対応する特定領域に指を接触させてからなぞることなく指を離すことによって小数点第1の数値が設定される。以下同様にして必要な小数点第n位(nは正の自然数)まで設定する。
また、或る位の数値の誤って設定した場合には、特定領域44に指を接触させ、離すことによって、誤って設定した値は消去され、設定された数値は全体に右にシフトする。例えば255と設定すべき処を誤って256と設定した場合、特定領域44に指を接触させて離すと、1の桁の6が消去され、10の桁の5は1の桁に、100の桁の2は10の桁にそれぞれ右シフトし、数値データ記憶部の数値は25となるので、新たに1の桁の数値5を上述したのと同様にして入力する。
このように数値データの設定を行うために、制御部6は、図9に示すような処理を行う。この処理は、特定領域のいずれかに指が接触し、なぞられることなくその特定領域から指が離されるごとに実行される。まず、制御部6の数値データ記憶部は全桁に入力済みであるか判断する(ステップS20)。この判断の答えがイエスの場合、この処理を終了する。この判断の答えがノーの場合、指が接触してなぞられることなく離れた特定領域がいずれの特定領域であるか判定する(ステップS22)。特定領域22乃至42のいずれかの場合、その特定領域に割り当てられている数値または小数点と決定する。図9では特定領域22、40、42に対応する処理をステップS24、26、28として示し、特定領域22乃至42のうちの他の特定領域に対応する処理は省略してある。特定領域22乃至42のいずれかであると決定されると、数値データ記憶部の現在のデータを1だけ左シフトさせ、1の桁に決定された数値データまたは小数点を入力し(ステップS30)、この処理を終了する。特定領域44であるとステップS22において判断されると、数値データ記憶部の数値を右シフトさせ(ステップS32)、この処理を終了する。
なお、操作子12の周縁部に沿って操作子12をなぞることによる数値データの入力は、第1の実施形態のディジタル料金秤と同一であるので、その説明は、省略する。
このディジタル料金秤では、操作子12をなぞることによって数値データを入力することができるし、操作子12の特定領域に指で接触して、なぞることなく離すという操作を行うことによって、操作子12をテンキーと同様に使用して数値データを入力することができる。
また、例えば操作子12をなぞることによって、所望の値に近い値まで数値データを設定し、正確な値に設定するために、特定領域に指で接触してなぞることなく離す操作を行うこともできる。例えば2550という数値を設定したい場合に、操作子12をなぞる操作で2553という数値が設定できたとすると、特定領域44に指で接触してなぞることなく離す操作によって、1の桁を削除して数値データを右シフトさせて、255という数値として、数値0が割り当てられている特定領域22に指で接触してなぞることなく離す操作を行うことによって2550という所望の数値データを容易に設定することができる。
逆に、操作子12の特定領域22乃至44に対する指で接触してからなぞることなく指を離す操作によって数値データを設定し、その修正を操作子12を指でなぞる操作で行うこともできる。例えば数値データ2550を設定しようとして、特定領域22乃至44に対する指で接触してからなぞることなく指を離す操作によって誤って2555を設定したような場合、操作子12を反時計方向に指でなぞることによって所望の2550に設定しなおすことができる。
本発明の第3の実施形態のディジタル料金秤の表示部及び設定部を図10に示す。第3の実施形態の電子料金秤は、操作子12において、第1の実施形態と同様に特定領域14乃至20を操作子12の周縁に設け、その内側に第2の実施形態と同様に特定領域22乃至44を設け、これら特定領域に対応するように容量形成素子を配置したものである。その構成は、図1に示したもので同一であり、制御部6が行う処理は、図5、図6及び図9にそれぞれ示したものである。第3の実施形態のディジタル料金秤は、第1の実施形態のディジタル料金秤と同様に動作させることができ、かつ第2の実施形態のディジタル料金秤と同様に動作させることができる。
上記の各実施形態では、本願発明をディジタル料金秤に実施したが、これに限ったものではなく、なんらかの数値データの設定が必要な秤、例えば測定重量値を許容上限値及び下限値と比較するような選択秤や、単に風袋引きのみを行い、測定重量値にはそれ以外の演算処理を行わない秤にも実施することができる。
上記の各実施形態では、操作子12には円形のものを使用したが、これに限ったものではなく、例えば三角形状以上の多角形や楕円の形状のものを使用することもできる。
第1の実施形態では、4つの特定領域を設け、第2の実施形態では12個の特定領域を設け、第3の実施形態では16個の特定領域を設けたが、使用しようとするキー処理に応じた数の特定領域を設ければ良く、最低限度1つだけ特定領域を設けることもできる。また、上記の各実施形態では、容量方式のタッチセンサを設定部10として使用したが、タッチ式のものであれば他の方式のもの、例えば指で接触することによって抵抗値が変化する抵抗方式のものを使用することもできる。
第1の実施形態では、特定領域16に+1の機能を、特定領域20に−1の機能を割り当てたが、+1または−1に限ったものではなく、+2または−2を割り当てることもできる。
また、第1の実施形態において、特定領域14、16、18、20に数値入力以外のキー処理を割り当てることもできる。例えば特定領域14に指で接触してなぞることなく離すと、秤の零点調整処理を行うことや、特定領域18の領域に指で接触してなぞることなく離すと、秤の風袋引き処理を行うモードに移行する等がある。
また、第1または第2の実施形態において特定領域に複数のキー処理を割り当てることもできる。例えば、第2の実施形態において、各特定領域22乃至44それぞれにテンキーの機能を割り当てた上に、各特定領域22乃至44の全て或いは選択したものに他のキー処理を割り当てる。例えば数値設定完了後には、テンキーを利用して数値を設定することはないので、数値設定完了後に或る特定領域に指で触れてなぞることなく離すと、例えば零点調整が行われるようにしたり、風袋引きモードに移行するようにしたりすることができる。
また、第1の実施形態において、特定領域14に桁上げ、特定領域18に桁下げ、特定領域12に+1、特定領域20に−1のキー処理をそれぞれ割り当てた上に、いずれかの特定領域、例えば特定領域14に風袋引きモードに移行するキー処理を割り当て、特定領域14に触れてなぞることなく、予め定めた時間未満で指を離すと、桁上げ処理を行い、予め定めた時間以上で指を離すと、風袋引きモードに移行する処理を行うようにすることもできる。
また、第2の実施形態において、操作子12に新たな特定領域を追加し、例えば操作子12の中央の円部分に特定領域を追加し、この追加した特定領域に、例えば零点調整処理を割り当てることもできる。
2 ロードセル(荷重検出手段)
6 制御部(数値データ入力手段)
10 設定部(数値データ設定手段)
12 操作子

Claims (8)

  1. 荷重検出手段によって検出された被計量物品の重量に対して処理を行う秤において、
    前記処理に使用する数値データを設定する数値データ設定手段が設けられ、
    前記数値データ設定手段は、タッチパネル方式の操作子と、
    前記数値データが入力される数値データ入力手段とを、
    有し、前記操作子上の少なくとも1つの特定領域がキーとして割り当てられ、前記数値データ入力手段は、前記操作子上をなぞる連続操作に応じて連続的に変化して前記数値データが入力されると共に、前記操作子の少なくとも1つの特定領域へのタッチ操作に応じて、前記少なくとも1つの特定領域に割り当てられたキー処理が行われる秤。
  2. 請求項1記載の秤において、前記操作子には、前記少なくとも1つの特定領域に接触した指が離れたときに、タッチ操作と検出する検出手段が設けられている秤。
  3. 請求項1記載の秤において、前記キー処理は、前記数値データに対する処理である秤。
  4. 請求項3記載の秤において、前記キー処理は、前記データ入力手段の数値データに対する桁移動させる処理である秤。
  5. 請求項3記載の秤において、前記キー処理は、前記数値データを予め定めた数値だけ増加または減少させる処理である秤。
  6. 請求項3記載の秤において、前記特定領域が、複数設けられ、前記複数の特定領域には互いに異なる数値が割り当てられ、前記キー処理は、前記タッチされた特定領域に対応する数値を前記数値データ入力手段に入力する処理である秤。
  7. 請求項1記載の秤において、前記キー処理は、前記秤が備えている機能を実行する処理である秤。
  8. 請求項1記載の秤において、前記少なくとも1つの特定領域に、複数の異なるキー処理が割り当てられている秤。
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