JP2000055727A - 組合せ計量装置 - Google Patents

組合せ計量装置

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JP2000055727A
JP2000055727A JP10241083A JP24108398A JP2000055727A JP 2000055727 A JP2000055727 A JP 2000055727A JP 10241083 A JP10241083 A JP 10241083A JP 24108398 A JP24108398 A JP 24108398A JP 2000055727 A JP2000055727 A JP 2000055727A
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伸樹 橋口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 新商品についての運転条件を容易、かつ、迅
速に求めることのできる組合せ計量装置を提供する。 【解決手段】 被計量物を搬送する複数の供給装置と、
各供給装置から供給される被計量物を収容する複数のホ
ッパと、各ホッパに供給された被計量物の重量を検出す
る複数の重量検出器と、商品についての運転条件を記憶
する運転条件記憶部14と、該運転条件記憶部14の記
憶内容に従って前記供給装置およびホッパを制御すると
共に、得られた各ホッパの被計量物の重量を組み合わせ
てホッパの最適組合せを求め、得られた最適組合せのホ
ッパから被計量物を排出させる制御手段とを備えた組合
せ計量装置に関する。各種商品についての標準的な運転
条件を記憶した標準条件記憶媒体15を設けると共に、
該標準条件記憶媒体15の記憶内容を読み出して、前記
運転条件記憶部14に記憶させることができるようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は組合せ計量装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】組合せ計量装置は、多数のホッパ内で計
量した被計量物の重量を組み合せて組合せ目標値Tcに
最も近い組合せを求め、得られた最適組合せのホッパか
ら被計量物を排出する。所定の計量サイクルで前記組合
せ目標値Tcに近い値を常に得るためには、各ホッパご
との供給目標値Thに近い量の被計量物を所定のサイク
ルで各ホッパに供給する必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記各ホッパ
への単位時間当たりの実際の供給量を決定する要素は多
数存在する。かかる要素としては、たとえば、被計量物
ごとに異なる被搬送特性、能力(組合せのサイクル)、
供給トラフの振幅強度および振動時間(供給能力)があ
る。しかも、前記供給目標値Thは組合せ目標値Tcに
応じて変化するので、組合せ目標値Tcが変われば、一
般に供給目標値Thを変える必要があり、それに応じて
各ホッパへの供給量も変える必要がある。このように、
供給量を決定する要素には多数の要素が存在するので、
新商品が登場した場合には、前記振幅強度および振動時
間などの供給パラメータ(供給能力)を決定するのに試
行錯誤を繰り返しながら、多大の時間を費やしている。
【0004】本発明はかかる問題を解決するためになさ
れたもので、その目的は、新商品についての運転条件を
容易、かつ、迅速に求めることのできる組合せ計量装置
を提供することを目的とする。
【0005】
【発明の原理】本発明の構成の説明に先立って、本発明
の原理について説明する。たとえば、ポテトチップス・
塩味と、ポテトチップス・ピザ味は、同等の被搬送特性
を有する。したがって、これらポテトチップス類につい
ては、能力(組合せのサイクル)および組合せ目標値T
cが同じであれば、これまでに生産した実績のない新商
品であっても同じ供給パラメータを用いることができ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、被計量物を搬送する複数の供給装置と、
各供給装置から供給される被計量物を収容する複数のホ
ッパと、各ホッパに供給された被計量物の重量を検出す
る複数の重量検出器と、商品についての運転条件を記憶
する運転条件記憶部と、該運転条件記憶部の記憶内容に
従って前記供給装置およびホッパを制御すると共に、得
られた各ホッパの被計量物の重量を組み合わせてホッパ
の最適組合せを求め、得られた最適組合せのホッパから
被計量物を排出させる制御手段とを備えた組合せ計量装
置において、各種商品についての標準的な運転条件を記
憶した標準条件記憶媒体を設けると共に、該標準条件記
憶媒体の記憶内容を読み出して、前記運転条件記憶部に
記憶させることができるようにしたことを特徴とする。
【0007】本組合せ計量装置において、新商品を扱う
場合には、まず、標準条件記憶媒体に記憶された各種商
品についての標準的な運転条件を読み出して、表示器等
に表示させる。ついで、表示させた運転条件のうち、前
記新商品に合うものを選択して運転条件記憶部に記憶さ
せ、当該記憶させた運転条件で試運転を行う。その後、
必要に応じて、運転条件を適宜変更する。
【0008】本発明において、「被計量物」とは、組合
せ計量を行う対象物のことをいう。また、「商品」と
は、組合せ計量が行なわれた後の状態をいい、したがっ
て、たとえば、被計量物が「ポテトチップス」の場合、
商品名は「ポテトチップス100g入」や「ポテトチッ
プス150g入」など、被計量物が同一でも商品として
の種類は複数存在する。「運転条件」とは、組合せ計量
装置を運転・制御するための各種パラメータのことをい
い、供給装置の振幅強度および振動時間(供給能力:供
給パラメータ)や、組合せサイクル(処理能力)、組合
せ目標値などがある。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施形態を図
面にしたがって説明する。図1(a)は本発明に係る組
合せ計量装置の概念図である。図1(a)において、搬
送コンベア100は、被計量物Mを分散フィーダ2の中
央部へ落下させる。分散フィーダ2の周縁には、電磁フ
ィーダからなる供給トラフ(供給装置)3iが複数組設
けられている。前記分散フィーダ2および各供給トラフ
3iはそれぞれ加振装置の駆動により振動することで、
分散フィーダ2上の被計量物Mを、各供給トラフ3iの
下流に設けられた多数のプールホッパ4iに供給する。
これら各プールホッパ4iには、ゲート5iが設けられ
前記各供給トラフ3iから供給されて受け取った被計量
物Mを一時的に収容して貯留する。前記各プールホッパ
4iの下流には計量ホッパ6iが設けられている。これ
ら各計量ホッパ6iには、前記プールホッパ4iから該
計量ホッパ6iに供給された被計量物Mの重量を検出す
る重量検出器7iおよびゲート8iが設けられている。
ゲート8iの下方には大きな集合排出シュート9が設け
られており、後述するように、前記各重量検出器7iで
検出された被計量物Mの重量を組み合わせることで、被
計量物Mを一まとめにして目標値もしくは目標値に近い
値とする。
【0010】前記各供給トラフ3iは、図2に示すよう
に、複数のコイルスプリング32…を介して支持部31
の上に設置されたフィーダベース33と、該フィーダベ
ース33に取り付けられた一対の板バネ34と、これら
板バネ34の上端部を連結する連結部材35と、該連結
部材35上に支持されて揺動(振動)可能に構成された
トラフ本体37と、前記フィーダベース33上に設置さ
れて、連結部材35に取り付けられた磁性体38に電磁
力を及ぼす電磁コイル39とを備えている。各供給トラ
フ3は、図示しない励振電源(商用電源)から電磁コイ
ル39に間欠的に通電されたときに板バネ34の弾性力
に抗して前記磁性体38が矢印a方向ヘ引き寄せられて
トラフ本体37が下方へ沈み込みながら矢印a方向に変
位した後、トラフ本体37が上方へ浮き上がりながら矢
印b方向に変位して、該トラフ本体37が図2に示す矢
印a−b方向に繰り返し振動する。前記トラフ本体37
が複数回振動することによって1回の供給動作がなさ
れ、該トラフ本体37上の被計量物Mが前記プールホッ
パ4に供給される。
【0011】図3に示すように、前記トラフ本体37
(図2)の振動エネルギーΔEiは、励振電源からの供
給電力が制御されることによって、つまり、図3(a)
の点弧角αiが制御されることによって、図3(b)の
斜線部で示すように制御され、1回の供給動作における
各回のトラフ本体37の振幅強度が制御される。すなわ
ち、図3の点弧角αiを小さくすることで、振動エネル
ギー(振幅強度)ΔEiが大きくなり、点弧角αiを大
きくすることで、振動エネルギー(振幅強度)ΔEiが
小さくなる。また、供給電力を印加する時間を制御する
ことで、振動エネルギーΔEiを加える時間(振動時間
Tt)が制御される。
【0012】つぎに、本組合せ計量装置の組合せ制御に
ついて説明する。図1(b)において、各重量検出器7
iは、検出した重量をアナログ信号としてマルチプレク
サ70に出力する。マルチプレクサ70は、所定の同期
信号が印加されると各計量信号をA/D変換器71に出
力する。該A/D変換器71は各計量信号をデジタル信
号からなる計量値Whに変換して該計量値Whをマイコ
ン1に出力する。該マイコン1は、CPU10、ROM
12およびRAM13を備えている。RAM13は、運
転条件記憶部14を備えている。
【0013】前記運転条件記憶部14には、図4(d)
に示す、能力(組合せのサイクル)N、組合せ目標値T
cおよび供給パラメータ(供給能力)などからなる運転
データと共に、商品コードおよび商品名が互いに関連付
けられ、運転条件として記憶される。なお、「供給パラ
メータ」とは、前記各供給トラフ3iの振幅強度(供給
能力)ΔEiおよび振動時間(供給能力)Ttなどをい
う。また、「能力」とは、図1の被計量物Mを組み合せ
て集合排出シュート9から1分間に排出する回数(処理
能力)をいう。
【0014】前記CPU10は、制御手段11を有して
いる。前記制御手段11は、運転条件記憶部14の記憶
内容に従って供給トラフ3iおよび各ホッパ4i,6i
を制御する。すなわち、前記制御手段11は、前記計量
値Whの1以上を組み合わせた組合せ算出値Wcを算出
して、該組合せ算出値Wcを前記組合せ目標値Tcと比
較して、組合せ算出値Wcが組合せ目標値Tcに等しい
か又は近い組合せのうち、最も組合せ目標値Tcに近い
組合わせ(最適組合せ)を求め、当該組合せに対応する
図1(a)のゲート8iを開放させて、計量ホッパ6i
から集合シュート9に被計量物Mを組合せ排出させる。
このように、組合せ計量装置は、生産する商品に対応す
る運転条件記憶部14の記憶内容に従って、被計量物M
の組合せ計量を行う。
【0015】つぎに、本発明の要部について説明する。
図1(b)のマイコン1には、標準条件記憶媒体15が
コネクタ18を介して着脱自在に設けられている。前記
記憶媒体15は、たとえば、メモリカードからなり、カ
ード状の筐体内にRAMを収容してなり、組合せ計量装
置に形成した挿入口(図示せず)から挿入されてコネク
タ18を介してマイコン1に接続される。挿入口に前記
記憶媒体15を挿入すると、後述するように、前記CP
U10は、前記記憶媒体15の記憶内容を読み出すと共
に、当該記憶内容を前記運転条件記憶部14に記憶させ
ることができるようになっている。
【0016】前記記憶媒体15には、図4(a)に示す
ように、呼出No. および標準商品名ごとに、能力N、組
合せ目標値Tcおよび供給パラメータ(振幅強度ΔEi
および振動時間Tt)などからなる標準運転データが互
いに関連付けられ、標準的な運転条件として、予め記憶
されている。
【0017】ところで、「運転条件」は、被計量物の重
量、大きさおよび摩擦係数などの被搬送特性と共に、商
品の内容量などによって異なる。そのため、たとえば、
「ポテトチップス」、「えびせん」および「あられ」な
ど被搬送特性の異なる標準的な被計量物が想定される。
更に、当該標準的な被計量物の組合せ計量を行って得ら
れる商品(たとえば、「ポテトチップスA」、「ポテト
チップスB」など)が標準的な商品として想定される。
そこで、前記記憶媒体15には、当該標準的な商品の生
産を行うための運転条件を記憶させてある。
【0018】図1の前記マイコン1には、タッチスクリ
ーン16およびストロークキー17が図示しないインタ
ーフェイスを介して接続されている。タッチスクリーン
16は、たとえば、液晶表示器からなり表示装置を構成
すると共に、該液晶表示器に表示された所定のボタンに
タッチすることで、入力を行う入力装置の一部を構成す
る。タッチスクリーン16は、図5および図6の種々の
画面を表示する。
【0019】つぎに、本第1実施形態の運用について説
明する。オペレータが本組合せ計量装置を起動すると、
タッチスクリーン16には、図5(a)に示す初期表示
画面が表示される。初期表示画面には、「設定」ボタン
20、「自動演算」ボタン21および「カード読出」ボ
タン22などのボタンが表示される。
【0020】本組合せ計量装置において、生産実績のな
い商品の生産を行う場合、すなわち、これまで生産した
ことのない被計量物Mや同一の被計量物Mであっても能
力Nや組合せ目標値Tcが異なる商品の生産を行う場
合、オペレータは、「カード読出」ボタン22にタッチ
する。「カード読出」ボタン22にタッチすると、CP
U10は、前記記憶媒体15の記憶内容を読み出して、
図5(b)のように、標準商品選択画面をタッチスクリ
ーン16に表示させる。
【0021】前記標準商品選択画面には、呼出No. 、標
準商品名の他に、運転条件のうちの能力および組合せ目
標値Tcが表示されると共に、「実行」ボタン25およ
びスクロールボタン27などが表示される。オペレータ
は、運転条件に近い標準運転条件を選択し、当該標準運
転条件の呼出No. の番号を表示しているボタン23にタ
ッチする。たとえば、新商品が「ポテトチップス(塩)
100g」で、かつ、当該新商品についての能力が60
回/分で、組合せ目標値Tcが100gの場合には、呼
出No. 「002」にタッチすると、当該欄の色が変わ
る。その後、実行ボタン25にタッチすると、CPU1
0は、図4(a)の前記記憶媒体15から当該呼出No.
の番号「002」に対応する運転条件を読み出して、図
5(c)に示す商品設定画面をタッチクリーン16に表
示させる。
【0022】前記商品設定画面には、該選択された呼出
No. に対応する標準商品名、能力および組合せ目標値な
どが表示されると共に、「商品名設定」ボタン26、
「商品コード」設定ボタン28および「設定」ボタン2
0などが表示される。オペレータは、「商品名」設定ボ
タン26にタッチし、商品名入力画面(図示せず)を表
示させて、生産を行う商品の商品名「ポテトチップス
(塩)100g」を入力する。一方、「商品コード」設
定ボタン28にタッチして該新商品の商品コード「12
34」をストロークキー17から入力する。その後、設
定ボタン20にタッチすると、CPU10は、図4
(a)の前記記憶媒体15から読み出した記憶内容を図
4(b)から図4(c)のように書き換えた後、図4
(d)に示すように、当該新商品の商品コードおよび商
品名と共に、当該標準運転条件の運転データを運転条件
記憶部14に記憶させる。なお、当該記憶させた運転条
件に基づいて試運転を行い、必要に応じて運転条件に修
正を加えて使用する。
【0023】このように、本第1実施形態によれば、前
記記憶媒体15の記憶内容である標準的な運転条件を読
み出して、矢印で示すように運転条件記憶部14に記憶
させる。そのため、実績のない新商品に対して試行錯誤
(試運転)を繰り返さなくても運転条件を設定すること
ができるから、複雑な運転条件の設定が容易になる。ま
た、運転条件の設定を迅速に行うことができる。なお、
前記記憶媒体15の記憶内容を運転条件記憶部14に転
送した後に、商品コードや商品名(ポテトチップスB)
を書き換えてもよい。
【0024】つぎに、他の実施形態の説明に先立って、
第2発明の原理について説明する。同一ないし同等の被
搬送特性を有する被計量物Mにおいて、組合せ目標値T
cの値が大きくなるに従い、計量ホッパ4iへの被計量
物Mの供給量を大きくする必要がある。また、能力(組
合せ回数)Nが大きくなるに従って、同様に被計量物M
の供給量を大きくする必要がある。したがって、組合せ
目標値Tcおよび能力Nの積と、前記供給量を支配する
振幅強度および振動時間との間には、図7(b),
(c)に示すように比例関係に似た相関関係がある。
【0025】本発明者はかかる原理に基づいて本第2発
明を完成させたもので、次に説明する第2実施形態およ
び第3実施形態において、組合せ計量装置のCPU10
は、、同一ないし同等の被搬送特性を有する被計量物M
において、2以上の既知商品についての既知の能力Nお
よび組合せ目標値Tcと供給パラメータとの関係に基づ
いて、新商品についての組合せ目標値Tcおよび能力N
から供給パラメータを算出する演算手段を有している。
該演算手段は、組合せ目標値Tcおよび能力Nと供給パ
ラメータとの関係を表す関数を求め、該関数に基づいて
未知の供給パラメータを求める。なお、「既知商品」と
は、以前に当該組合せ計量装置を用いて生産した(組み
合わせた)実績のある商品のことをいう。また、「新商
品(新たな商品)」とは、これまでに生産した実績のな
い商品のことをいう。したがって、被計量物が同一であ
っても、組合せ目標値等が異なる場合は、生産実績のな
い新商品である。
【0026】つぎに、本発明の第2実施形態について説
明する。オペレータが図5(a)の初期表示画面の「カ
ード読出」ボタン22にタッチすると、図6(a)の標
準商品選択画面が表示される。該標準商品選択画面にお
いて、新商品の運転条件と同じ標準運転条件が表示され
ていない場合、オペレータは複数選択ボタン24にタッ
チする。つぎに、新商品に用いる被計量物(ポテトチッ
プス)Mに対して、能力N(たとえば60回/分)が同
一で、かつ、組合せ目標値Tcの異なる標準運転条件
(既知商品の運転条件)が2以上存在する場合、当該標
準運転条件に対応する呼出No. 「002」,「003」
に対応するボタン23にそれぞれタッチする。当該呼出
No. 「002」,「003」のボタン23にタッチする
と、該呼出No. の商品名などの色が変わる。つぎに、オ
ペレータが実行ボタン25にタッチすると、CPU10
は、当該呼出No. 「002」,「003」に対応する標
準運転条件を、図7(a)に示す前記記憶媒体15から
読み出す。
【0027】つぎに、CPU10の演算手段は所定の演
算を行い、図7(b),(c)のグラフに示すように、
能力Nおよび組合せ目標値Tcと供給パラメータとの関
係を表す関数を算出する。図7(b)において、横軸は
(能力N)と(組合せ目標値Tc)との積、縦軸は振幅
強度ΔEiを示す。該関数においては、(能力N)と
(組合せ目標値Tc)との積から振幅強度ΔEiが一義
的に求まる。図7(c)において、横軸は(能力N)と
(組合せ目標値Tc)との積、縦軸は振動時間Ttを示
す。該関数においては、(能力N)と(組合せ目標値T
c)との積から振動時間Ttが一義的に求まる。
【0028】前記関数の算出後、CPU10は図6
(b)に示す自動設定画面をタッチスクリーン16に表
示させる。自動設定画面には、「能力」設定ボタン4
1、「組合せ目標値」設定ボタン42および「自動演
算」ボタン21などが表示されている。オペレータは
「能力」設定ボタン41にタッチした後、ストロークキ
ーから新商品の能力「60」を入力する。つぎに、「組
合せ目標値」設定ボタン42にタッチし、ストロークキ
ーから新商品の組合せ目標値「80」を入力する。その
後、自動演算ボタン21にタッチすると、CPU10
は、図7(b),(c)に示すように、それぞれの関数
に、新商品の(能力N「60」)と(組合せ目標値Tc
「80」)との積を代入して、新商品の振幅強度ΔEi
および振動時間Ttを算出する。
【0029】つぎに、CPU10は、図6(c)に示す
ような、商品設定画面をタッチスクリーン16に表示さ
せる。該商品設定画面には、前記CPU10により算出
された供給トラフの振幅強度および振動時間が表示され
ている。オペレータは、商品名設定ボタン26にタッチ
して生産を行う商品の商品名を入力すると共に、商品コ
ード設定ボタンにタッチして該生産を行う商品の商品コ
ードを入力する。その後、設定ボタン20にタッチする
と、CPU10は、当該商品コードおよび商品名と共
に、算出された振幅強度ΔEiおよび組合せ目標値Tc
を含む運転データを運転条件記憶部14に新商品の運転
条件として記憶させる。
【0030】このように、本第2実施形態によれば、同
一ないし同等の被搬送特性を有する被計量物として記憶
された2以上の既知商品の組合せ目標値Tcおよび能力
Nと供給パラメータとに基づいて、組合せ目標値Tcが
新たに設定された新商品についての供給パラメータを算
出する。そのため、標準運転データとして予め入力され
ていない新商品に対して、試験運転を行わなくても運転
データを設定することができる。したがって、運転条件
の設定が容易になると共に、試験運転にかける時間が節
約される。
【0031】ところで、前記実施形態では、新商品に対
して被計量物Mの被搬送特性が同等で、かつ、能力Nが
同一の標準商品(既知商品)が存在する場合について説
明したが、新商品に対して被計量物Mの被搬送特性が同
等である標準商品が2以上存在すれば、同様にして新商
品の供給パラメータを求めることができる。また、参考
にする標準商品の数は3以上であってもよい。たとえ
ば、図8(a)のように、呼出No. 「001」〜「00
5」までの標準商品についてのデータを用いてもよい。
この場合、図8(b),(c)の二点鎖線で示す関数
は、多数のデータから最小二乗法などを用いて求めるこ
とができ、一般に、二次以上の高次の関数となる。CP
U10は、かかる関数に基づいて、前述と同様に、新商
品についての能力Nおよび組合せ目標値Tcから、振幅
強度および振動時間を一義的に求めることができる。
【0032】つぎに、本発明の第3実施形態について説
明する。本実施形態では、前記記憶媒体15に新商品と
被計量物Mの被搬送特性が同等の標準商品が1つだけ存
在する場合について説明する。この場合、図6(a)の
標準商品選択画面において、オペレータは「全部」ボタ
ン43にタッチする。「全部」ボタン43にタッチする
と、CPU10の演算手段は、まず、同等の被搬送特性
を持つ被計量物(たとえばポテトチップスA〜E)につ
いて、図9(b),(c)のグラフに示すように、前述
の方法を用いて一次関数Mp,Meを算出する。つぎ
に、算出した一次関数Mp,Meの変化の傾向に基づい
て、新商品の運転条件を算出するための一次関数を推定
して算出する。すなわち、一点鎖線および二点鎖線で示
すように、当該算出された一次関数Mp,Meの傾きに
応じて、実線で示すように新商品を算出するための一次
関数Maの傾きを算出する。
【0033】こうして、異なる被搬送特性を有する被計
量物として記憶された2以上の既知商品の組合せ目標値
Tcおよび供給能力に基づいて、該供給能力の変化の傾
向から、前記被計量物とは被搬送特性が異なる被計量物
Mを組み合わせた新商品についての供給能力を推定して
算出する。
【0034】なお、第2および第3実施形態では、オペ
レータが2以上の既知商品を選択するようにしたが、C
PU10に最も適切な既知商品を選択させてもよい。ま
た、標準条件記憶媒体としては、前記メモリカードの他
にフロッピーディスクや光磁気ディスクを用いてもよ
い。また、前記実施形態では、ストロークキー17を設
けたが、本発明では、ストロークキー17を別途設けず
に、タッチスクリーン16にテンキーや文字キーを表示
し、該タッチスクリーン16から全て入力できるように
してもよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
前記記憶媒体の記憶内容である標準的な運転条件を読み
出して、運転条件記憶部に記憶させる。そのため、実績
のない新商品に対して試行錯誤を繰り返さなくても運転
条件を設定することができるから、複雑な運転条件の設
定が容易になる。また、運転条件の設定を迅速に行うこ
とができる。
【0036】また、前記標準的な運転条件に基づいて、
組合せ目標値や組合せのサイクルが新たに設定された新
商品についての供給能力を算出できるようにすれば、種
々の新商品についての運転条件の設定を容易かつ迅速に
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は組合せ計量装置の概念図、(b)は組
合せ計量装置の概略構成図である。
【図2】供給トラフの側面図である。
【図3】供給トラフへの供給エネルギー(供給電力)を
示す特性図である。
【図4】標準条件記憶媒体および運転条件記憶部の記憶
内容を示す図表である。
【図5】タッチスクリーンの表示内容を示す正面図であ
る。
【図6】タッチスクリーンの表示内容を示す正面図であ
る。
【図7】(a)は標準条件記憶媒体の記憶内容を示す図
表である。(b),(c)は能力および組合せ目標値と
供給パラメータとの関係を示すグラフである。
【図8】(a)は標準条件記憶媒体の記憶内容を示す図
表である。(b),(c)は能力および組合せ目標値と
供給パラメータとの関係を示すグラフである。
【図9】(a)は標準条件記憶媒体の記憶内容を示す図
表である。(b),(c)は能力および組合せ目標値と
供給パラメータとの関係を示すグラフである。
【符号の説明】
3i:供給トラフ(供給装置) 6i:ホッパ 7i:重量検出器 11:制御手段 14:運転条件記憶部 15:標準条件記憶媒体 M:被計量物 ΔEi:振幅強度(供給能力)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被計量物を搬送する複数の供給装置と、 各供給装置から供給される被計量物を収容する複数のホ
    ッパと、 各ホッパに供給された被計量物の重量を検出する複数の
    重量検出器と、 商品についての運転条件を記憶する運転条件記憶部と、 該運転条件記憶部の記憶内容に従って前記供給装置およ
    びホッパを制御すると共に、得られた各ホッパの被計量
    物の重量を組み合わせてホッパの最適組合せを求め、得
    られた最適組合せのホッパから被計量物を排出させる制
    御手段とを備えた組合せ計量装置において、 各種商品についての標準的な運転条件を記憶した標準条
    件記憶媒体を設けると共に、 該標準条件記憶媒体の記憶内容を読み出して、前記運転
    条件記憶部に記憶させることができるようにした組合せ
    計量装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記運転条件には、少なくとも、供給装置の供給能力、
    組合せ目標値および組合せのサイクルについてのデータ
    が含まれている組合せ計量装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記供給装置は、電磁振動する供給トラフを備え、 前記供給能力として、前記供給トラフの振幅および振動
    時間に対応する値を記憶している組合せ計量装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 前記記憶した既知商品についての運転条件に基づいて、
    新たな商品について運転条件を算出する演算手段を備え
    た組合せ計量装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記演算手段は、既知商品の前記組合せ目標値および供
    給能力に基づいて、組合せ目標値が新たに設定された新
    商品についての供給能力を算出する組合せ計量装置。
  6. 【請求項6】 請求項4において、 前記演算手段は、同一ないし同等の被搬送特性を有する
    被計量物として記憶された2以上の既知商品の前記組合
    せ目標値および供給能力に基づいて、組合せ目標値が新
    たに設定された新商品についての供給能力を算出する組
    合せ計量装置。
  7. 【請求項7】 請求項4において、 前記演算手段は、異なる被搬送特性を有する被計量物と
    して記憶された2以上の既知商品の前記組合せ目標値お
    よび供給能力に基づいて、該供給能力の変化の傾向か
    ら、前記被計量物とは被搬送特性が異なる被計量物を組
    み合わせた新たな商品についての供給能力を推定して算
    出する組合せ計量装置。
  8. 【請求項8】 請求項4ないし7のいずれか1項におい
    て、 前記演算手段は、2以上の既知商品についての既知の組
    合せ目標値および組合せサイクルと、供給能力との関係
    から、他の商品についての組合せ目標値および組合せサ
    イクルと供給能力との関係を表す関数を求め、該関数に
    基づいて未知の供給能力を求める組合せ計量装置。
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