JP7055005B2 - 数値入力装置 - Google Patents

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Description

本発明は、数値を入力する数値入力装置に関する。
従来、数値入力は、数値入力欄にテンキーによって数値を1つずつ入力することが一般的であった。しかしながら、このような入力方法では、手間がかかる上、誤入力が生じやすいという不都合があった。
このような不都合を解消するために、様々な入力方法が試みられている。このような入力方法としては、スライドバーで数値を変化させて入力する方法や、つまみを軸に沿って上下または左右に動かすことで数値を変更する方法、桁毎にプラスおよびマイナスのボタンを用意して数値を増減させて入力する方法などが挙げられる。
つまみを用いた入力方法では、例えば、つまみを右端一杯まで動かして指を離すと、値はそのままで、つまみだけが中央に戻り、つまみをさらに中央から右方向に動かすと、より大きい値を入力することができる。
また、特許文献1には、オペレータが入力欄をタッチすると、入力欄の近辺に数値入力用の円形画像が表示され、円形画像の外周部をオペレータがなぞると、入力欄の数値が増減することが開示されている。
また、特許文献2には、タッチパネル上で指を移動させる移動距離および移動速度に応じて、操作入力量を異ならせることが開示されている。
また、特許文献3には、スクロールダイヤルを同じ角度で回しても、回す位置に応じて表示内容のスクロール量が異なることが開示されている。したがって、この技術を数値入力に応用すれば、操作位置に応じて同じ操作量でも数値の変化量を異ならせることができる。
特開2016-015042号公報(2016年1月28日公開) 特開2011-103044号公報(2011年5月26日公開) 特開2008-033695号公報(2008年2月14日公開)
上述したような数値入力方法では、数値の変化量を領域に応じて異ならせることにより、同じ操作を行っても、限られた範囲の操作領域で広い範囲の数値を入力することができる。しかしながら、入力可能な数値範囲が操作領域の広さで制限されるため、より広範囲の数値を入力することはできない。
本発明の一態様は、限られた操作範囲への入力操作で、より広範囲にわたる数値入力を可能にすることを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る数値入力装置は、数値を表示する数値表示領域と、前記数値表示領域に表示される数値を更新するための変化量の入力を行う入力領域とを含む数値入力画面を表示する表示部と、前記入力領域への入力の操作を受け付ける入力部と、前記入力部に受け付けられた前記操作の前記入力領域における位置に応じて異なる前記変化量を前記数値表示領域に表示された前記数値に加算または減算して前記数値を更新する数値更新部と、前記入力部によって受け付けられた前記入力領域への所定操作に応じて前記変化量を変更する変化量変更部とを備えている。
上記の構成によれば、数値に加算または減算される変化量が変更されるので、入力領域における同じ位置の操作であっても、数値の変化量を変えることができる。これにより、限られた入力領域を用いて、数値の変化幅を大きくすることができる。
前記数値入力装置において、前記入力領域は、それぞれに異なる値を入力するための複数の区分に分割され、前記変化量変更部は、特定の前記区分に対する前記所定操作に応じて、当該区分の前記変化量を変更してもよい。
上記の構成によれば、特定の区分の変化量が変更されるので、例えば、ある桁の区分の値のみを変更して、数値の特に変更したい桁の更新を効率的に行うことなどが可能になる。
前記数値入力装置において、前記入力領域は、異なる数値の区分に分割され、前記変化量変更部は、前記所定操作に応じて、全ての前記区分の前記変化量を変更してもよい。
上記の構成によれば、全ての区分の変化量が変更されるので、例えば、より大きくまたはより小さく数値の変化幅を変更することが必要となる場合などに、数値の各桁に対応した区分の変化量を変更することで、数値の更新を効率的に行うことができる。
前記数値入力装置において、前記入力部は、前記表示部の表示面上でのスライドによる前記操作をスライド操作として受け付け、前記変化量変更部は、前記入力部が受け付けた、2点間を広げる方向または狭める方向の前記スライド操作に応じて前記変化量を更新してもよい。
上記の構成によれば、ピンチアウトまたはピンチインのようなタブレット端末などで行われる操作で容易に変化量を変更することができる。
前記数値入力装置において、前記入力部は、前記表示部の表示面上でのスライドによる前記操作をスライド操作として受け付け、前記数値更新部は、前記入力部が受け付けた第1方向への前記スライド操作に応じて前記変化量を前記数値に加算し、前記入力部が受け付けた第1方向とは異なる第2方向への前記スライド操作に応じて前記変化量を前記数値に減算してもよい。
上記の構成によれば、タブレット端末で行われる操作で容易に数値を更新することができる。
前記数値入力装置において、前記入力部は、タッチによる前記操作を受け付け、前記数値更新部は、タッチされた各区分の前記変化量の前記数値への加算と減算とをタッチの回数に応じて区別して行ってもよい。
上記の構成によれば、同じ区分へのタッチであっても、タッチの回数で加算と減算とを使い分けることができる。
前記数値入力装置において、前記入力領域は、複数個別に設けられるとともに、1つのオブジェクトとして扱われてもよい。
上記の構成によれば、数値表示領域および入力領域を含む画面の設計および設定を簡素化することができる。
本発明の一態様によれば、限られた操作範囲への入力操作で、より広範囲にわたる数値入力を可能にすることができる。
本発明の各実施形態に係るコンピュータ機器の構成を示すブロック図である。 上記コンピュータ機器のシステム構成を示すブロック図である。 (a)および(b)は本発明の実施形態1に係るコンピュータ機器に表示される数値入力画面の構成を示す図である。 (a)および(b)は本発明の実施形態1に係るコンピュータ機器において、上記数値入力画面に設けられた入力領域上で加算または減算の操作が行われる状態を示す図である。 上記入力領域上で特定のレーンの変化量を変更する操作が行われる状態を示す図である。 上記入力領域上で全てのレーンの変化量を変更する操作が行われる状態を示す図である。 上記コンピュータ機器によるタッチパネルへのタッチ操作に対する処理の手順を示すフローチャートである。 上記コンピュータ機器による現在値更新処理の手順を示すフローチャートである。 上記コンピュータ機器による変化量変更処理の手順を示すフローチャートである。 (a)は実施形態1の変形例に係る上記入力領域の前提となる図4の(b)の入力領域であり、(b)は実施形態1の変形例に係る上記入力領域の構成を示す図である。 (a)は本発明の実施形態2に係るコンピュータ機器において、上記入力領域上で加算または減算の操作が行われる状態を示す図であり、(b)および(c)は実施形態2の変形例に係る上記入力領域の構成を示す図である。 本発明の実施形態3に係るコンピュータ機器に表示される数値入力画面の構成を示す図である。 図12の数値入力画面に設けられる入力領域上で特定のレーンの変化量を変更する操作が行われる状態を示す図である。 図12の上記入力領域上で全てのレーンの変化量を変更する操作が行われる状態を示す図である。 (a)および(b)は図12の上記入力領域上でのタッチ操作に追従してマークを表示する状態を示す図である。 本発明の実施形態4に係るコンピュータ機器に表示される数値入力画面に設けられた入力領域上で加算または減算の操作が行われる状態を示す図である。
〔実施形態1〕
本発明の実施形態1について図1~図9に基づいて説明すると、以下の通りである。
図1は、本実施形態に係るコンピュータ機器1の構成を示すブロック図である。
図1に示すコンピュータ機器1(数値入力装置)は、汎用または専用のOS(Operating System)を実装しており、アプリケーションプログラムを実行する機能を備えている。また、コンピュータ機器1としては、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、産業用コンピュータなどが用いられる。産業用コンピュータは、工場などの厳しい環境に適合するように、防塵性、防滴性、耐振動性などを高めた専用のコンピュータである。また、コンピュータ機器1は、プログラマブル表示器のようなHMI(Human Machine Interface)機器であってもよい。
まず、コンピュータ機器1のハードウェア構成について説明する。
図1に示すように、コンピュータ機器1は、CPU(Central Processing Unit)11と、メインメモリ12と、ROM(Read Only Memory)13と、補助記憶装置14と、タッチパネル15(入力部)と、表示パネル16(表示部)とを備えている。
CPU11は、アプリケーションプログラムを実行する処理装置である。具体的には、CPU11は、アプリケーションプログラムの実行に際して、メインメモリ12、補助記憶装置14、タッチパネル15などからデータを受け取り、当該データに対して演算または加工を施した上で、メインメモリ12、補助記憶装置14、表示パネル16等に出力する。
メインメモリ12は、コンピュータ機器1における主記憶装置を構成するメモリであり、DRAM(Dynamic Random Access Memory)によって構成される。
ROM13は、コンピュータ機器1の起動時やリセット時に実行されるBIOS(Basic Input Output System)などの、コンピュータ機器1の動作に不可欠なプログラムを記憶している。
補助記憶装置14は、OS、アプリケーションプログラム、各種のデータなどを記憶する大容量の記憶装置であり、HDD(Hard Disc Drive)、SSD(Solid State Drive)、FEPROM(Flash Erasable and Programmable ROM)などで構成される。
タッチパネル15は、表示パネル16上に配置されており、タッチパネル15は、表示パネル16の表示面16aに表示された画面上でのタッチ操作を受け付ける入力デバイスである。タッチパネル15は、タッチ操作を受け付けた結果としてタッチ検出信号を出力する。タッチ操作信号は、タッチ操作がされた位置の座標などの情報を含んでいる。なお、タッチパネル15は、表示パネル16の表示面16aに組み込まれていてもよい。
表示パネル16は、アプリケーションプログラムが実行された結果として生成される画面などを表示する。表示パネル16としては、液晶表示パネル、EL(Electro-Luminescence)表示パネルなどの平板型表示パネルが用いられる。
続いて、コンピュータ機器1のシステム構成について説明する。
図2は、コンピュータ機器1のシステム構成を示すブロック図である。図3の(a)および(b)は、コンピュータ機器1に表示される数値入力画面100の構成を示す図である。図4(a)および(b)は、数値入力画面100に設けられた入力領域102上で加算または減算の操作が行われる状態を示す図である。図5は、入力領域102上で特定のレーンL3の変化量を変更する操作が行われる状態を示す図である。図6は、入力領域102上で全てのレーンL1~L5の変化量を変更する操作が行われる状態を示す図である。
図2に示すように、コンピュータ機器1は、数値入力の機能を有する部分として入力処理部2を含み、表示パネル16の表示(特に数値入力のための表示)を制御する機能を有する部分として表示制御部3を有している。
表示制御部3は、補助記憶装置14に記憶されている数値入力画面データに基づいて、図3の(a)および(b)に示す数値入力画面100を表示パネル16に表示させる。
図3の(b)に示すように、数値入力画面100は、現在値表示領域101(数値表示領域)と、入力領域102とを含んでいる。現在値表示領域101は現在の数値(現在値)を表示する領域である。入力領域102は、指などによるタッチ操作、スライド操作およびピンチ操作が可能となるように方形を成す一定の面積を有する領域である。入力領域102は、変化量をスライド操作(所定操作)によって入力するために設けられている。変化量は、現在値表示領域101に表示される現在値を更新するために現在値に加算または減算される一定の値である。
図4の(a)に示す入力領域102は、1つのオブジェクトとして扱われる。入力領域102は、水平方向に伸びるように形成された複数のレーンL1~L5(区分)に分割されている。レーンL1~L5のそれぞれには、異なる変化量が設定されている。レーンL1に設定される変化量が最も小さく、レーンL2~L5の順で設定される変化量が大きくなる。
なお、以降の説明では、レーンL1~L5を特定しない場合、レーンLと称するものとする。
レーンL1~L5のいずれか1つにおいてユーザによる右方向(第1方向)のスライド操作が行われると、当該スライド操作が、操作対象のレーンLに設定された変化量を現在値に加算する操作として後述する現在値更新部21に受け付けられる。一方、レーンL1~L5のいずれか1つにおいてユーザによる左方向(第2方向)のスライド操作が行われると、スライド操作が行われたレーンLに設定された変化量を現在値に減算する操作として現在値更新部21に受け付けられる。
また、入力領域102は、図4の(b)に示すように構成されてもよい。入力領域102は、加算領域102aと、減算領域102bとを含んでいる。加算領域102aは入力領域102の右半分に形成され、減算領域102bは入力領域102の左側半分に形成されている。
加算領域102aのレーンL1~L5のいずれか1つにおいてユーザによる右方向のスライド操作が行われると、当該スライド操作が、操作対象のレーンLに設定された変化量を現在値に加算する操作として後述する現在値更新部21に受け付けられる。また、加算領域102aのレーンL1~L5のいずれか1つにおいてユーザによる左方向のスライド操作が行われると、当該スライド操作は現在値更新部21に受け付けられず、無効となる。
一方、減算領域102bのレーンL1~L5のいずれか1つにおいてユーザによる左方向のスライド操作が行われると、スライド操作が行われたレーンLに設定された変化量を現在値に減算する操作として現在値更新部21に受け付けられる。また、減算領域102bのレーンL1~L5のいずれか1つにおいてユーザによる右方向のスライド操作が行われると、当該スライド操作は現在値更新部21に受け付けられず、無効となる。
レーンL1~L5の変化量は、それぞれ変更可能である。図5に示すように、特定のレーンL(例えばレーンL3)において、2点間を広げる方向にスライドするピンチ操作(ピンチアウト)が行われると、当該レーンLに設定された変化量をより大きい値に変更する操作として後述する変化量変更部22に受け付けられる。一方、2点間を狭める方向にスライドするピンチ操作(ピンチイン)が行われると、ピンチ操作が行われたレーンLに設定された変化量をより小さい値に変更する操作として変化量変更部22に受け付けられる。
また、レーンL1~L5の変化量は、全体として同時に変更可能である。この変更を行う場合、予め、レーンL1~L5の変化量を変更する操作を行うことを操作モードの切り替えなどで設定しておく。図6に示すように、いずれかのレーンL(例えばレーンL3)においてピンチアウトが行われると、全てのレーンL1~L5に設定された変化量をより大きい値に変更する操作として後述する変化量変更部22に受け付けられる。一方、ピンチインが行われると、全てのレーンL1~L5に設定された変化量をより小さい値に変更する操作として変化量変更部22に受け付けられる。
表示制御部3は、図3の(a)に示すように、現在値表示領域101に対するタッチ操作に応じてタッチパネル15から出力されたタッチ検出信号を受けると、図3の(b)に示すように、入力領域102を表示するように表示パネル16を制御する。また、表示制御部3は、メインメモリ12に記憶されている現在値データに基づいて、現在値表示領域101に表示されている値を更新するように、表示パネル16を制御する。さらに、表示制御部3は、入力領域102に変化量が表示される場合、表示されている変化量を、メインメモリ12に記憶されている変化量データに基づいて、入力領域102に対する操作に応じて変更された変化量に更新するように、表示パネル16を制御する。
入力処理部2は、現在値更新部21(数値更新部)と、変化量変更部22とを有している。
現在値更新部21は、タッチパネル15に受け付けられた入力領域102への入力操作についてのタッチ検出信号を受けて、現在値の更新を行う。具体的には、現在値更新部21は、スライド操作が行われたレーンL1~L5の変化量およびスライド操作の距離(スライド距離)に基づいて計算した入力変化量を現在値に加算または減算することで、現在値の更新処理を行う。
変化量変更部22は、タッチパネル15に受け付けられた入力領域102への入力操作についてのタッチ検出信号を受けて、変化量の変更を行う。具体的には、変化量変更部22は、2点のタッチ間隔を変えるピンチ操作が行われた距離(ピンチ距離)に基づいて計算した変更変化量を現在の変化量に置き替えることで、変化量の変更処理を行う。
以上のように構成されるコンピュータ機器1の動作について説明する。図7は、コンピュータ機器1によるタッチパネル15へのタッチ操作に対する処理の手順を示すフローチャートである。図8は、コンピュータ機器1による現在値更新処理の手順を示すフローチャートである。図9は、コンピュータ機器1による変化量変更処理の手順を示すフローチャートである。
まず、タッチパネル15へのタッチ操作に応じて、現在値更新処理または変化量変更処理を行う処理をについて説明する。
図7に示すように、入力処理部2は、タッチパネル15からのタッチ検出信号に含まれるタッチ座標の情報に基づいて、タッチ操作が入力領域102(操作対象)に対して行われたものか否かに応じて、操作対象がタッチされたか否かを判定する(ステップS1)。また、入力処理部2は、操作対象がタッチされたと判定すると(ステップS1のYES)、さらにタッチ操作が1点のタッチであるか否かを判定する(ステップS2)。
タッチ操作が1点のタッチであると入力処理部2により判定されると(ステップS2のYES)、現在値更新部21が現在値更新処理を行う(ステップS3)。現在値更新処理が行われた後、表示制御部3は、書き替えられた現在値データに基づいて、現在値表示領域101に表示される現在値の表示を更新するように、表示パネル16の表示を制御する(ステップS4)。
入力処理部2は、タッチ操作が1点のタッチでないと判定すると(ステップS2のNO)、さらにタッチ操作が2点のタッチであるか否かを判定する(ステップS5)。タッチ操作が2点のタッチであると入力処理部2により判定されると(ステップS5のYES)、変化量変更部22が変化量変更処理を行う(ステップS6)。変化量変更処理が行われた後、処理がステップS1に戻る。
入力処理部2は、操作対象以外のタッチ箇所がタッチされたと判定すると(ステップS1のNO)、処理を終える。また、入力処理部2は、タッチ操作が1点および2点以外(3点以上)のタッチであると判定すると(ステップS5のNO)、処理をステップS1に戻す。
続いて、現在値更新処理について説明する。
図8に示すように、現在値更新部21は、メインメモリ12に記憶されている現在値データより入力対象の現在値を取得する(ステップS11)。次いで、現在値更新部21は、タッチパネル15からのタッチ検出信号よりタッチ操作の始点座標を取得する(ステップS12)。現在値更新部21は、タッチパネル15からのタッチ検出信号に基づいて、タッチ座標が始点座標から移動しているか否か、すなわちユーザの指がスライドされたか否かを判定する(ステップS13)。
現在値更新部21は、指がスライドされたと判定すると(ステップS13のYES)、さらにタッチ検出信号に基づいてスライド操作の現在位置座標を取得する(ステップS14)。現在位置座標は、スライド操作が持続している現在のタッチ位置の座標およびスライド操作が終了したタッチ位置(リリース位置)の座標である。そして、現在値更新部21は、スライド距離と当該スライド操作に対応する入力変化量とを計算する(ステップS15)。
ステップS15の処理において、具体的には、まず、現在値更新部21は、スライド距離を計算し、当該スライド距離から単位量を計算する。次に、現在値更新部21は、メインメモリ12に記憶されている変化量データからスライド操作が行われたレーンLの変化量を取得し、当該変化量に単位量を乗算することで入力変化量を計算する。
ここで、スライド距離は、タッチパネル15のタッチ領域を構成するドットの数で表される。また、単位量は、ドットの規定数を1単位として定められる。例えば、1単位を100ドットと規定すると、スライド距離(Xドット)を100ドットで除算した値(X/100)が単位量となる。例えば、スライド距離(X)が1000ドットである場合、単位量として10(=1000/100)が得られる。また、レーンL2に“10”の変化量が設定されているとすると、入力変化量は、10(変化量)×10(単位量)の乗算により“100”として得られる。
なお、1単位を規定するドット数については、予め所望の値に設定することが可能である。また、スライド距離は長さで表されてもよいし、単位量は規定の長さ(例えば1cm)を1単位として定められてもよい。
ステップS15の後、現在値更新部21は、入力変化量を現在値に加算または減算して現在値を更新する(ステップS16)。具体的には、現在値更新部21は、スライド操作が加算操作である場合、メインメモリ12に記憶されている現在値データの値に入力変化量を加算する一方、スライド操作が減算操作である場合、メインメモリ12の現在値データの値から入力変化量を減算する。また、現在値更新部21は、メインメモリ12の現在値データの値を加算または減算の結果で得た現在値に書き替える。
また、現在値更新部21は、タッチ操作が一点(始点座標)で持続されているなどの状態にあり、指がスライドされていないと判定すると(ステップS13のNO)、タッチ検出信号に基づいて指がリリースされたか否かを判定する(ステップS17)。現在値更新部21は、指がリリースされたと判定すると(ステップS17のYES)、処理を図7に示すメインルーチンに戻す。一方、現在値更新部21は、指がリリースされなかったと判定すると(ステップS17のNO)、処理をステップS13に戻す。
引き続いて、変化量変更処理について説明する。
図9に示すように、変化量変更部22は、タッチパネル15からのタッチ検出信号よりタッチ操作の始点座標を取得する(ステップS21)。次いで、変化量変更部22は、タッチパネル15からの2点のタッチ検出信号に基づいて、ユーザの指がピンチされたか否かを判定する(ステップS22)。
変化量変更部22は、指がピンチされたと判定すると(ステップS22のYES)、タッチ検出信号に基づいてピンチ操作の現在位置座標を取得する(ステップS23)。現在位置座標は、ピンチ操作が持続している現在のタッチ位置の座標およびピンチ操作が終了したタッチ位置(リリース位置)の座標である。そして、変化量変更部22は、ピンチ距離と、当該ピンチ距離に対応した変更変化量とを計算して、変化量を変更して(ステップS24)、処理をステップS22に戻す。
ステップS24の処理において、単レーン変更モードおよび全レーン変更モードの場合、まず、変化量変更部22は、ピンチ距離を計算し、当該ピンチ距離から単位量を計算する。
次に、単レーン変更モードの場合、変化量変更部22は、メインメモリ12に記憶されている変化量データからピンチ操作が行われたレーンLの変化量を取得する。さらに、変化量変更部22は、ピンチアウトの場合、当該変化量に単位量を乗算することでレーンLの変更変化量を計算し、ピンチインの場合、当該変化量に単位量の逆数を乗算することでレーンLの変更変化量を計算する。
一方、全レーン変更モードの場合、変化量変更部22は、メインメモリ12に記憶されている全てのレーンL1~L5の変化量データから変化量を取得する。さらに、変化量変更部22は、ピンチアウトの場合、各変化量に単位量を乗算することで全てのレーンL1~L5の変更変化量を計算し、ピンチインの場合、各変化量に単位量の逆数を乗算することで全てのレーンL1~L5の変更変化量を計算する。
ここで、ピンチ距離は、上述したスライド距離と同様、タッチパネル15のタッチ領域を構成するドットの数で表される。また、単位量は、ドットの規定数を1単位として定められる。例えば、1単位を100ドットと規定すると、ピンチ距離(Yドット)を100ドットで除算した値(Y/100)が単位量となる。例えば、ピンチ距離(Y)が200ドットである場合、単位量として2(=200/100)が得られる。
単レーン変更モードでピンチアウトが行われた場合、図5に示すように、レーンL3に“100”の変化量が設定されているとすると、レーンL3の変更変化量は、100(変化量)×2(単位量)の乗算により“200”として得られる。また、全レーン変更モードでピンチアウトが行われた場合、図6に示すように、レーンL1~L5の変更変化量は、それぞれの変化量が2倍された値として得られる。
なお、1単位を規定するドット数については、予め所望の値に設定することが可能である。また、ピンチ距離はスライド距離と同じく長さで表されてもよいし、単位量は規定の長さ(例えば1cm)を1単位として定められてもよい。また、ピンチ距離は、2点の移動距離の和の1/2が採用される。
また、変化量変更部22は、タッチ操作が一点(始点座標)で持続されているなどの状態にあり、ピンチされていないと判定すると(ステップS22のNO)、タッチ検出信号に基づいて指がリリースされたか否かを判定する(ステップS25)。変化量変更部22は、指がリリースされたと判定すると(ステップS25のYES)、処理を図7に示すメインルーチンに戻す。一方、変化量変更部22は、指がリリースされなかったと判定すると(ステップS25のNO)、処理をステップS22に戻す。
以上のように、コンピュータ機器1は、現在値更新部21と、変化量変更部22とを備えている。現在値更新部21は、タッチパネル15に受け付けられたスライド操作の入力領域102における位置に応じて異なる変化量を、現在値表示領域101に表示された現在値に加算または減算して現在値を更新する。変化量変更部22は、タッチパネル15によって受け付けられた入力領域102へのピンチ操作に応じて変化量を変更する。
これにより、現在値に加算または減算される変化量が変更されるので、入力領域102における同じ位置の操作であっても、現在値に加算または減算する変化量を変えることができる。それゆえ、限られた入力領域を用いて、数値の変化幅を大きくすることができる。したがって、限られた操作範囲への入力操作で、より広範囲にわたる数値入力を可能にすることができる。
なお、入力領域102は、それぞれ異なる変化量が設定された複数のレーンL1~L5に分割されているが、レーンLの数は5つ限定されない。また、入力領域102は、複数のレーンLに分割されていなくてもよく、変化量が入力領域102の縦方向に無段階に変化するように設定されていてもよい。
また、入力領域102において、右側に加算領域102aを設け、左側に減算領域102bを設けているが、これらを逆の位置に配置してもよい。あるいは、入力領域102において、加算領域102aおよび減算領域102bを上下に分けるように設け、縦方向に伸びるレーンLを横方向に並ぶように設けてもよい。
続いて、本実施形態の変形例について図10を参照して説明する。図10の(a)は、実施形態1の変形例に係る上記入力領域の前提となる上述の入力領域102である。図10の(b)は変形例に係る入力領域102Aの構成を示す図である。
図10の(b)に示すように、入力領域102Aは、図10の(a)に示す入力領域102の加算領域102aおよび減算領域102bが分離されることによって構成されている。入力領域102Aにおける加算領域102aは、入力領域102における加算領域102aと同じく、右方向のスライド操作を加算操作として有効にする一方、左方向のスライド操作を無効とする領域である。入力領域102Aにおける減算領域102bは、入力領域102における減算領域102bと同じく、左方向のスライド操作を減算操作として有効にする一方、右方向のスライド操作を無効とする領域である。
入力領域102Aは、加算領域102aおよび減算領域102bが分離されているが、入力領域102と同じく、1つのオブジェクトとして扱われる。また、入力領域102Aは、入力領域102と同じく、複数のレーンLに分割されてもよい。
〔実施形態2〕
本発明の実施形態2について図1、図2、図3および図11に基づいて説明すると、以下の通りである。なお、本実施形態において、実施形態1における構成要素と同一の機能を有する構成要素については、同一の符号を付記して、その説明を省略する。
図11の(a)は、本実施形態に係るコンピュータ機器1において、上記入力領域上で加算または減算の操作が行われる状態を示す図である。
本実施形態に係るコンピュータ機器1も、図1および図2に示すように構成されている。
表示制御部3は、補助記憶装置14に記憶されている数値入力画面データに基づいて、図3の(a)および(b)に示す数値入力画面100を表示パネル16に表示させる。
本実施形態において、図3の(b)に示すように、数値入力画面100は、現在値表示領域101(数値表示領域)と、入力領域103とを含んでいる。入力領域103は、指などによるタッチ操作およびピンチ操作が可能となるように方形を成す一定の面積を有する領域である。入力領域103は、変化量をタッチ操作によって入力するために設けられている。
図11に示すように、入力領域103は、第1加減算領域103aと、第2加減算領域103bとを含んでいる。第1加減算領域103aは入力領域103の右半分に形成され、第2加減算領域103bは入力領域103の左側半分に形成されている。また、入力領域103は、上述した入力領域102と同じく1つのオブジェクトとして扱われる。
また、入力領域103は、第1加減算領域103aおよび第2加減算領域103bにわたって水平方向に伸びるように形成された複数のレーンL1~L5に分割されている。レーンL1~L5のそれぞれには、入力領域102のレーンL1~L5と同じく、異なる変化量が設定されている。
第1加減算領域103aのレーンL1~L5のいずれか1つにおいてユーザによるタッチ操作が1回行われると、当該タッチ操作が、操作対象のレーンLに設定された変化量を現在値に加算する操作として現在値更新部21に受け付けられる。また、第1加減算領域103aのレーンL1~L5のいずれか1つにおいてユーザによるタッチ操作が2回連続して行われると、当該タッチ操作が、操作対象のレーンLに設定された変化量を現在値に減算する操作として後述する現在値更新部21に受け付けられる。
一方、第2加減算領域103bのレーンL1~L5のいずれか1つにおいてユーザによるタッチ操作が1回行われると、当該タッチ操作が、操作対象のレーンLに設定された変化量を現在値に減算する操作として現在値更新部21に受け付けられる。また、第2加減算領域103bのレーンL1~L5のいずれか1つにおいてユーザによるタッチ操作が2回連続して行われると、当該タッチ操作が、操作対象のレーンLに設定された変化量を現在値に加算する操作として現在値更新部21に受け付けられる。
入力領域103においても、レーンL1~L5の変化量は、入力領域102における変化量の変更方法と同じ変更方法で、それぞれ変更可能である。したがって、ここでは、変化量変更部22によって行われる変化量の変更方法についての説明を省略する。
現在値更新部21は、タッチパネル15に受け付けられた入力領域103への入力操作についてのタッチ検出信号を受けて、現在値の更新を行う。具体的には、現在値更新部21は、タッチ操作が行われたレーンL1~L5の変化量およびタッチ操作のタッチ座標に基づいて計算した入力変化量を現在値に加算または減算することで、現在値の更新処理を行う。
上記のように構成されるコンピュータ機器1において、現在値更新部21は以下の処理を行う。
まず、現在値更新部21は、メインメモリ12に記憶されている現在値データより入力対象の現在値を取得するとともに、タッチパネル15からのタッチ検出信号よりタッチ操作の座標を取得する。現在値更新部21は、タッチ座標からタッチ操作されたレーンLの設定値を、メインメモリ12の変化量データから取得し、タッチ操作の態様に応じて、現在値に加算または減算する。
具体的には、タッチ操作が第1加減算領域103aに対して1回行われた場合(以降、当該タッチ操作を「シングルタッチ」と称する)、現在値更新部21は、操作対象のレーンLの変化量を現在値に加算する。また、タッチ操作が第1加減算領域103aに対して2回連続して行われた場合(以降、当該タッチ操作を「ダブルタッチ」と称する)、現在値更新部21は、現在値から操作対象のレーンLの変化量を減算する。一方、シングルタッチが第2加減算領域103bに対して行われた場合、現在値更新部21は、現在値から操作対象のレーンLの変化量を減算する。また、ダブルタッチが第2加減算領域103bに対して行われた場合、現在値更新部21は、操作対象のレーンLの変化量を現在値に加算する。
現在値更新部21が変化量の減算を行うと判断する、第1加減算領域103aに対するダブルタッチの間隔は、所定の時間に設定されている。このため、その時間より長い間隔で第1加減算領域103aにシングルタッチが2回行われると、現在値更新部21は、2回の加算指令が入力されたと判断する。同様に、現在値更新部21が変化量の加算を行うと判断する、第2加減算領域103bに対するダブルタッチの間隔も、所定の時間に設定されている。このため、その時間より長い間隔で第2加減算領域103bにシングルタッチが2回行われると、現在値更新部21は、2回の減算指令が入力されたと判断する。
本実施形態のコンピュータ機器1によれば、第1加減算領域103aおよび第2加減算領域103bにおける同じレーンLをタッチ操作しても、タッチ操作の回数により、加算および減算を区別して行うことができる。これにより、同じレーンLに対するタッチ操作で、加算および減算の両方を行うことができる。それゆえ、例えば、装置を制御する現在値の設定を行う場合、装置の状態を見ながら、設定値の増減を、第1加減算領域103aまたは第2加減算領域103bにおける同じレーンLへのタッチ操作で行うことができる。
また、シングルタッチは、領域で基本とする演算を指示するタッチ操作である一方、ダブルタッチは、領域で基本とする演算と逆の演算を指示するタッチ操作である。1回のダブルタッチと2回のシングルタッチとを区別するために、上記の所定の時間を設定しておく。これにより、2回のタッチ操作の間隔が所定の時間以下であれば、当該タッチ操作が1回のダブルタッチであり、2回のタッチ操作の間隔が所定の時間より長ければ、当該タッチ操作が2回のシングルタッチであると判定できる。それゆえ、第1加減算領域103aおよび第2加減算領域103bにおける同じレーンLの2回のタッチ操作でも、各タッチ操作の間隔を、所定の時間以下にするか、所定の時間より長くするかにより、領域で基本とする演算と逆の演算を行うか、領域で基本とする演算を繰り返して行うかを選択することができる。
ここで、領域で基本とする演算とは、1回のタッチ操作で行う演算であり、第1加減算領域103aでは加算であり、第2加減算領域103bでは減算である。また、領域で指定されている演算と逆の演算とは、第1加減算領域103aでは減算であり、第2加減算領域103bでは加算である。
なお、ダブルタッチについて、2回のタッチ操作が許容される間隔を長くすればするほど、シングルタッチのタッチ間隔が長くなるので、操作の効率が低下する。また、第1加減算領域103aでの誤ったダブルタッチによる減算、または第2加減算領域103bでの誤ったダブルタッチによる加算が生じることがある。このような効率の低下およびダブルタッチによる誤演算を排除したい場合は、ダブルタッチを無効にしてもよい。
また、本実施形態のコンピュータ機器1でも、変化量を変えることができる。したがって、限られた操作範囲への入力操作で、より広範囲にわたる数値入力を可能にすることができる。
続いて、本実施形態の変形例について説明する。
図11の(b)および(c)は、実施形態2の変形例に係る入力領域103Aの構成を示す図である。
図11の(b)に示すように、入力領域103Aは、入力領域103の第1加減算領域103aおよび第2加減算領域103bが分離されることで構成されている。入力領域103Aは、第1加減算領域103aおよび第2加減算領域103bが分離されているが、入力領域102Aと同じく、1つのオブジェクトとして扱われる。
このような入力領域103Aは、例えば、デジタルスイッチに応用することができる。具体的には、図11の(c)に示すように、デジタルスイッチの各桁の設定値を、入力領域103Bを用いた1つの入力部品によって行うことができる。入力領域103Bは、増加(加算)を基本操作とする第1加減算領域103aと、減少(減算)を基本操作とする第2加減算領域103bとを有している。
従来、4桁のデジタルスイッチにおける各桁の設定値を更新する場合、各桁について、設定値を増加させる入力部品と、設定値を減少させる入力部品とが1つずつ必要であるので、合計8つの入力部品(オブジェクト)を必要としていた。
これに対し、入力領域103Bを用いることにより、同じデジタルスイッチを1つの入力部品で実現することができる。したがって、数値入力画面100の設計および設定を簡素化することができる。
〔実施形態3〕
本発明の実施形態3について図1、図2、図12~図15に基づいて説明すると、以下の通りである。なお、本実施形態において、実施形態1における構成要素と同一の機能を有する構成要素については、同一の符号を付記して、その説明を省略する。
図12は、本実施形態に係るコンピュータ機器1に表示される数値入力画面200の構成を示す図である。図13は、数値入力画面200に設けられる入力領域202上で特定のレーンの変化量を変更する操作が行われる状態を示す図である。図14は、入力領域202上で全てのレーンの変化量を変更する操作が行われる状態を示す図である。図15の(a)および(b)は、入力領域202上でのタッチ操作に追従してマークを表示する状態を示す図である。
本実施形態に係るコンピュータ機器1も、図1および図2に示すように構成されている。
表示制御部3は、補助記憶装置14に記憶されている数値入力画面データに基づいて、図12に示す数値入力画面200を表示パネル16に表示させる。
数値入力画面200は、現在値表示領域201(数値表示領域)と、入力領域202とを含んでいる。入力領域202は、指などによるスライド操作が可能となるように中心部分のない円形(ドーナツ型)を成す一定の面積を有する領域である。入力領域202は、変化量をスライド操作によって入力するために設けられている。
入力領域202は、同心円状形成された複数のレーンL11~L13に分割されている。レーンL11~L13のそれぞれには、入力領域102のレーンL1~L5と同じく、異なる変化量が設定されている。また、入力領域202は、上述した入力領域102と同じく1つのオブジェクトとして扱われる。
なお、以降の説明では、レーンL11~L13を特定しない場合、レーンLと称するものとする。
レーンL11~L13のいずれか1つにおいてユーザによる右回り(時計回り)方向のスライド操作が行われると、当該スライド操作が、操作対象のレーンLに設定された変化量を現在値に加算する操作として後述する現在値更新部21に受け付けられる。一方、レーンL11~L13のいずれか1つにおいてユーザによる左回り(反時計回り)方向のスライド操作が行われると、スライド操作が行われたレーンLに設定された変化量を現在値に減算する操作として現在値更新部21に受け付けられる。
なお、加算操作および減算操作を規定するスライド操作は、上記の方向と逆の方向であってもよい。
レーンL11~L13の変化量は、入力領域102における変化量の変更方法と同じ変更方法で、それぞれ変更可能である。図13に示すように、特定のレーンL(例えばレーンL11)における2点がタッチされた状態でピンチアウトが行われると、そのレーンLに設定された変化量をより大きい値に変更する操作として後述する変化量変更部22に受け付けられる。一方、特定のレーンLにおける2点がタッチされた状態でピンチインが行われると、そのレーンLに設定された変化量をより小さい値に変更する操作として後述する変化量変更部22に受け付けられる。
また、レーンL11~L13の変化量は、全体として同時に変更可能である。この変更を行う場合、予め、レーンL11~L13の変化量を変更する操作を行うことを操作モードの切り替えなどで設定しておく。図13に示すように、いずれかのレーンL(例えばレーンL11)においてピンチアウトが行われると、全てのレーンL11~L13に設定された変化量をより大きい値に変更する操作として後述する変化量変更部22に受け付けられる。一方、ピンチインが行われると、全てのレーンL11~L13に設定された変化量をより小さい値に変更する操作として変化量変更部22に受け付けられる。
現在値更新部21は、タッチパネル15に受け付けられた入力領域202への入力操作についてのタッチ検出信号を受けて、現在値の更新を行う。具体的には、現在値更新部21は、スライド操作が行われたレーンL11~L13の変化量およびスライド操作の角度(スライド角度)に基づいて計算した入力変化量を現在値に加算または減算することで、現在値の更新処理を行う。
変化量変更部22は、タッチパネル15に受け付けられた入力領域202への入力操作についてのタッチ検出信号を受けて、変化量の変更を行う。具体的には、変化量変更部22は、2点のタッチ間隔を変えるピンチ操作が行われた距離(ピンチ距離)に基づいて計算した変更変化量を現在の変化量に置き替えることで、変化量の変更処理を行う。
本実施形態では、入力領域202の形態が実施形態1の入力領域102と異なるため、スライド操作が異なる。したがって、現在値更新部21は、スライド操作の角度(スライド角度)に応じて入力変化量を計算し、当該入力変化量を現在値に加算または減算する処理を、実施形態1のコンピュータ機器1における現在値更新部21とは異なる方法で行う。また、変化量変更部22も、ピンチ操作の方向およびピンチ距離に応じて変更変化量を計算し、変化量を当該変更変化量に変更する処理を、実施形態1のコンピュータ機器1における変化量変更部22と同様に行う。
このように、本実施形態のコンピュータ機器1でも、変化量を変えることができる。したがって、限られた操作範囲への入力操作で、より広範囲にわたる数値入力を可能にすることができる。
また、入力領域202が円形であるため、スライド操作の連続性に制限がない。このため、実施形態1の入力領域102よりも一度の操作で大量の加減算を行うことができる。
ところで、入力領域202が円形であるため、ユーザは、いずれのレーンL11~L13をスライド操作しているのか分かりづらい。そこで、表示制御部3は、図15の(a)に示すように、タッチパネル15からのタッチ検出信号から得られるタッチ座標に基づいて、マークM1~M3を表示するように表示パネル16を制御する。
マークM1~M3の形状は区別しやすいように異なっている。具体的には、マークM1は三角形であり、マークM2は円形であり、マークM3は四角形である。また、図15の(b)に示すように、マークM1~M3は、間隔をおいて、ユーザの指の動きに追従して動くように表示される。マークM1は、ユーザの指の最も近くに表示される。
あるいは、表示制御部3は、タッチ検出信号から得られるタッチ座標に基づいて、スライド操作が行われているレーンLの色を他のレーンLの色と異ならせるように表示パネル16を制御してもよい。
なお、実施形態2のコンピュータ機器1においては、単位量をドットによって定めている。これと同様に、本実施形態でも円形の入力領域202において、単位量をスライド距離で定めてもよい。
また、入力領域202は、円形に形成されるが、楕円形に形成されていてもよい。
〔実施形態4〕
本発明の実施形態4について図1、図2および図16に基づいて説明すると、以下の通りである。なお、本実施形態において、実施形態1~3における構成要素と同一の機能を有する構成要素については、同一の符号を付記して、その説明を省略する。
図16は、本実施形態に係るコンピュータ機器1に表示される数値入力画面200に設けられた入力領域203上で加算または減算の操作が行われる状態を示す図である。
本実施形態に係るコンピュータ機器1も、図1および図2に示すように構成されている。
表示制御部3は、補助記憶装置14に記憶されている数値入力画面データに基づいて、図16に示す数値入力画面200を表示パネル16に表示させる。
本実施形態において、図16に示すように、数値入力画面200は、現在値表示領域201と、入力領域203とを含んでいる。入力領域203は、指などによるタッチ操作およびピンチ操作が可能となるように中心部分のない円形(ドーナツ形状)を成す一定の面積を有する領域である。入力領域203は、変化量をタッチ操作によって入力するために設けられている。
入力領域203は、第1加減算領域203aと、第2加減算領域203bとを含んでいる。第1加減算領域203aは入力領域203の右半分に形成され、第2加減算領域203bは入力領域203の左側半分に形成されている。また、入力領域203は、上述した入力領域202と同じく1つのオブジェクトとして扱われる。
また、入力領域203は、第1加減算領域203aおよび第2加減算領域203bにわたって同心円状に形成された複数のレーンL11~L13に分割されている。レーンL11~L13のそれぞれには、入力領域202のレーンL11~L13と同じく、異なる変化量が設定されている。
第1加減算領域203aのレーンL11~L13のいずれか1つにおいてユーザによるタッチ操作が1回行われると、当該タッチ操作(シングルタッチ)が、操作対象のレーンLに設定された変化量を現在値に加算する操作として現在値更新部21に受け付けられる。また、第1加減算領域203aのレーンL11~L13のいずれか1つにおいてユーザによるタッチ操作が2回連続して行われると、当該タッチ操作(ダブルタッチ)が、操作対象のレーンLに設定された変化量を現在値に減算する操作として後述する現在値更新部21に受け付けられる。
一方、第2加減算領域203bのレーンL11~L13のいずれか1つにおいてユーザによるシングルタッチが行われると、当該シングルタッチが、操作対象のレーンLに設定された変化量を現在値に減算する操作として現在値更新部21に受け付けられる。また、第2加減算領域203bのレーンL11~L13のいずれか1つにおいてユーザによるダブルタッチが行われると、当該ダブルタッチが、操作対象のレーンLに設定された変化量を現在値に加算する操作として現在値更新部21に受け付けられる。
現在値更新部21は、タッチパネル15に受け付けられた入力領域202への入力操作についてのタッチ検出信号を受けて、実施形態2のコンピュータ機器1における現在値更新部21と同様の処理を行うことによって、現在値の更新を行う。したがって、ここでは、現在値更新部21によって行われる現在値の更新方法についての説明を省略する。
入力領域203においても、レーンL11~L13の変化量は、入力領域202における変化量の変更方法と同じ変更方法で、それぞれ変更可能である。したがって、ここでは、変化量変更部22によって行われる変化量の変更方法についての説明を省略する。
本実施形態のコンピュータ機器1によれば、実施形態2のコンピュータ機器1と同様、第1加減算領域203aおよび第2加減算領域203bにおける同じレーンLをタッチ操作しても、シングルタッチとダブルタッチとで、加算および減算の両方を行うことができる。これにより、例えば、装置を制御する現在値の設定を行う場合、装置の状態を見ながら、設定値の増減を、第1加減算領域203aまたは第2加減算領域203bにおける同じレーンLへのタッチ操作で行うことができる。
また、実施形態2と同様に、1回のダブルタッチと2回のシングルタッチとを区別するために、前述の所定の時間を設定しておく。これにより、2回のタッチ操作の間隔が所定の時間以下であれば、当該タッチ操作が1回のダブルタッチであり、2回のタッチ操作の間隔が所定の時間より長ければ、当該タッチ操作が2回のシングルタッチであると判定できる。それゆえ、第1加減算領域203aおよび第2加減算領域203bにおける同じレーンLの2回のタッチ操作でも、各タッチ操作の間隔を、所定の時間以下にするか、所定の時間より長くするかにより、領域で基本とする演算と逆の演算を行うか、領域で基本とする演算を繰り返して行うかを選択することができる。
また、本実施形態でも、実施形態2と同様、必要に応じてダブルタッチを無効にしてもよい。
また、本実施形態のコンピュータ機器1でも、変化量を変えることができる。したがって、限られた操作範囲への入力操作で、より広範囲にわたる数値入力を可能にすることができる。
〔ソフトウェアによる実現例〕
コンピュータ機器1における現在値更新部21および変化量変更部22は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、コンピュータ機器1は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するコンピュータを備えている。このコンピュータは、例えば1つ以上のプロセッサを備えていると共に、上記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を備えている。そして、上記コンピュータにおいて、上記プロセッサが上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。
上記プロセッサとしては、例えばCPU11を用いることができる。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)等の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などをさらに備えていてもよい。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔付記事項〕
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 コンピュータ機器(数値入力装置)
15 タッチパネル(入力部)
16 表示パネル(表示部)
16a 表示面
21 現在値更新部(数値更新部)
22 変化量変更部(変化量変更部)
101,201 現在値表示領域(数値表示領域)
102,102A,103,202 入力領域
102a 加算領域
102b 減算領域
L1~L5,L11~L13 レーン(区分)

Claims (7)

  1. 数値を表示する数値表示領域と、前記数値表示領域に表示される数値を更新するための変化量の入力を行う入力領域とを含む数値入力画面を表示する表示部と、
    前記入力領域への入力の操作を受け付ける入力部と、
    前記入力部に受け付けられた前記操作の前記入力領域における位置に応じて異なる前記変化量を前記数値表示領域に表示された前記数値に加算または減算して前記数値を更新する数値更新部と、
    前記入力部によって受け付けられた前記入力領域への所定操作に応じて前記変化量を変更する変化量変更部とを備え
    前記入力領域は、前記数値に加算を行うための加算領域と、前記数値に減算を行うための減算領域とを有し、
    前記入力部は、前記表示部の表示面上でのスライドによる前記操作をスライド操作として受け付け、
    前記数値更新部は、前記入力部が受け付けた前記加算領域における第1方向への前記スライド操作に応じて前記変化量を前記数値に加算し、前記入力部が受け付けた前記減算領域における第1方向とは異なる第2方向への前記スライド操作に応じて前記変化量を前記数値に減算するとともに、前記加算領域における前記第1方向とは逆方向への前記スライド操作、および前記減算領域における前記第2方向とは逆方向への前記スライド操作を受け付けないことを特徴とする数値入力装置。
  2. 前記変化量変更部は、前記入力部が受け付けた、2点間を広げる方向または狭める方向の前記スライド操作に応じて前記変化量を変更することを特徴とする請求項に記載の数値入力装置。
  3. 数値を表示する数値表示領域と、前記数値表示領域に表示される数値を更新するための変化量の入力を行う入力領域とを含む数値入力画面を表示する表示部と、
    前記入力領域へのタッチによる入力の操作を受け付ける入力部と、
    前記入力部に受け付けられた前記操作の前記入力領域における位置に応じて異なる前記変化量を前記数値表示領域に表示された前記数値に加算または減算して前記数値を更新する数値更新部と、
    前記入力部によって受け付けられた前記入力領域への所定操作に応じて前記変化量を変更する変化量変更部とを備え、
    前記入力領域は、前記数値に加算および減算を行うための加減算領域を有し、
    前記加減算領域において、加算を基本とする演算とし、減算を基本とは逆の演算とするか、または減算を基本とする演算とし、加算を基本とは逆の演算とし、
    前記数値更新部は、前記加減算領域に第1回数のタッチが行われたときに基本とする演算により前記数値を更新し、前記加減算領域に前記第1回数と異なる第2回数のタッチが行われたときに基本とは逆の演算により前記数値を更新することを特徴とする数値入力装置。
  4. 前記入力領域は、少なくとも2つの領域に分離され、1つのオブジェクトとして扱われることを特徴とする請求項1または3に記載の数値入力装置。
  5. 数値を表示する数値表示領域と、前記数値表示領域に表示される数値を更新するための変化量の入力を行う入力領域とを含む数値入力画面を表示する表示部と、
    前記入力領域への入力の操作を受け付ける入力部と、
    前記入力部に受け付けられた前記操作の前記入力領域における位置に応じて異なる前記変化量を前記数値表示領域に表示された前記数値に加算または減算して前記数値を更新する数値更新部と、
    前記入力部によって受け付けられた前記入力領域への所定操作に応じて前記変化量を変更する変化量変更部とを備え、
    前記入力領域は、少なくとも2つの領域に分離され、1つのオブジェクトとして扱われることを特徴とする数値入力装置。
  6. 前記入力領域は、それぞれに異なる値を入力するための複数の区分に分割され、
    前記変化量変更部は、特定の前記区分に対する前記所定操作に応じて、当該区分の前記変化量を変更することを特徴とする請求項1、3、4または5に記載の数値入力装置。
  7. 前記入力領域は、異なる数値の区分に分割され、
    前記変化量変更部は、前記所定操作に応じて、全ての前記区分の前記変化量を変更することを特徴とする請求項1、3、4または5に記載の数値入力装置。
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