JP2014081789A5 - - Google Patents
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Description
上述したように、各桁の数値を上下方向のドラッグ操作で増減する方法や、ポインタの移動方向で数値を入力する場合、ユーザは先頭の桁の数字から入力することが多いと考えられる。しかし、桁の多い数値を入力する場合、上記従来技術では、入力すべき数値の先頭の桁の数字を、表示されているどの桁に入力すればよいか分かりにくいという課題があった。また、入力すべき数値の先頭の桁が1桁ずれた場合には、各桁の数字を変更する必要があり、非常に手間がかかるという課題もあった。例えば、10桁のマス目が表示されていて、そこに数値「1234567890」を入力する場合、誤って先頭から2番目(即ち、9桁目)のマス目から入力を開始したとする。この場合は、数値「123456789」を入力した時点で、次の数字「0」を入力するマス目がないことに気がつくことがある。このような場合は、それまでに入力した全ての桁(マス目)の数字を変更しなくてはならないため、ユーザにとって使いずらいという問題があった。
上記目的を達成するために本発明の一態様に係る情報処理装置は以下のような構成を備える。即ち、
複数の桁からなる数値入力エリアを表示し、当該数値入力エリアに対するユーザの操作に応じて当該数値入力エリアの数値を変更する情報処理装置であって、
前記ユーザの操作により、前記数値入力エリアの前記複数の桁の少なくとも一つの移動が指示されると、当該移動の移動方向と前記移動の移動量を算出する算出手段と、
前記算出手段により算出された前記移動方向と移動量とに応じて、前記数値入力エリアの前記複数の桁の少なくとも一つの数値の移動を行う移動手段と、
前記移動手段による移動により、数字が未定義となった桁に所定の数字を挿入する挿入手段と、を有することを特徴とする。
複数の桁からなる数値入力エリアを表示し、当該数値入力エリアに対するユーザの操作に応じて当該数値入力エリアの数値を変更する情報処理装置であって、
前記ユーザの操作により、前記数値入力エリアの前記複数の桁の少なくとも一つの移動が指示されると、当該移動の移動方向と前記移動の移動量を算出する算出手段と、
前記算出手段により算出された前記移動方向と移動量とに応じて、前記数値入力エリアの前記複数の桁の少なくとも一つの数値の移動を行う移動手段と、
前記移動手段による移動により、数字が未定義となった桁に所定の数字を挿入する挿入手段と、を有することを特徴とする。
ROM113は不揮発性のメモリで、画像データやその他のデータ、及びCPU111が動作するための各種プログラムなどを、それぞれ所定の領域に格納している。RAM112は揮発性のメモリで、CPU111の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。CPU111は、ROM113、或いは外部メモリ120からRAM112に展開されたプログラムに従って、RAM112をワークメモリとして用いて、この情報処理装置101全体の動作を制御している。以下では特に明記しない限り、処理の判断はCPU111がRAM112やROM113のデータを用いて行うこととする。また処理の判断に用いたデータや処理結果は全てRAM112もしくは外部メモリ120に記憶することとし、記載を省略する。尚、CPU101が動作するためのプログラムは、ROM113に格納することに限られず、外部メモリ(ハードディスク等)120に予め記憶しておいてもよい。
表示制御部115は、表示部119に対して画像を表示させるための表示信号を出力する。CPU111は、表示制御部115に対してプログラムに従って生成した表示制御信号を供給する。表示制御部115は、この表示制御信号に基づき、GUI(Graphical User Interface)を構成するGUI画面を表示部119に表示させる。尚、前述のタッチパネル118は、この表示部119と一体的に構成される。タッチパネル118は、透明電極を用いてこの表示部119の表示を妨げないように構成されており、表示部119の画面の上層に取り付けられる。そして、CPU111は、タッチパネル118における入力座標と、表示部119上の表示座標とを対応付ける。これにより、あたかもユーザが表示部119の画面に表示された画像を直接操作しているようなGUIを構成することができる。以下の各実施形態では、タッチパネル118と表示部119とは一体的に構成されているものとし、これらをまとめてタッチパネル118と記載することとする。
またCPU111が判断可能な別の操作にムーブ操作がある。このムーブ操作は、タッチパネル118上で、コンテンツを指定したプレス操作を維持しながら、押下している指をタッチパネル118上で移動し、その後にリリース操作を行う一連の操作である。これらのプレス操作やムーブ操作は、一般的なプレス操作やムーブ操作と同じであり、詳細は省略する。尚、本実施形態では、ムーブ操作を用いて説明するが、ムーブ操作ではなく、ドラッグ操作やフリック操作やスワイプ操作等を用いてもよい。
図2は、実施形態1に係る情報処理装置101のタッチパネル118に表示するコピー設定画面の一例を示す図である。これは、情報処理装置101が備えるコピー機能において、コピー機能に関する各設定を行うためのコピー設定画面の一例を示している。
次に図4のフローチャートを参照して、上記の左右方向のムーブ操作を行ったときの情報処理装置101の処理を説明する。尚、従来技術でも説明した上下方向のムーブ操作に対応する処理は周知であるため、その説明を省略する。
次に、この補完処理を説明する。CPU111は、S402で算出した移動距離をRAM112から取得し、この値が正の数かどうかを判定する。この結果により、どの桁のエリアに補完値を入れるかが異なる。正の数の場合は、CPU111は1桁目エリア201〜N桁目エリアに、RAM112に記憶されている補完値(ここでは「0」)を表示する。一方、負の数の場合は、最大表示桁の桁エリア(以下、M桁エリア)〜(M+N+1)桁のエリアにRAM112に記憶されている補完値(ここでは「0」)を表示する。尚、図3(B)では、置数設定エリア206の右方向へのムーブ操作により補完される「0」はゼロサプレス機能により表示されていない。以上が補完処理の説明である。
Claims (15)
- 複数の桁からなる数値入力エリアを表示し、当該数値入力エリアに対するユーザの操作に応じて当該数値入力エリアの数値を変更する情報処理装置であって、
前記ユーザの操作により、前記数値入力エリアの前記複数の桁の少なくとも一つの移動が指示されると、当該移動の移動方向と前記移動の移動量を算出する算出手段と、
前記算出手段により算出された前記移動方向と移動量とに応じて、前記数値入力エリアの前記複数の桁の少なくとも一つの数値の移動を行う移動手段と、
前記移動手段による移動により、数字が未定義となった桁に所定の数字を挿入する挿入手段と、
を有することを特徴とする情報処理装置。 - 前記数値入力エリアはタッチパネルに表示され、前記ユーザの操作は前記タッチパネルでの左或いは右方向の移動を指示するムーブ操作であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記移動手段による移動により、前記数値入力エリアからはみ出した桁の数字を破棄する手段を更に有することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
- 前記ユーザの操作による前記数値入力エリアの桁の移動を禁止する設定情報を記憶する記憶手段と、
前記設定情報に基づいて、前記ユーザの操作による前記数値入力エリアの桁の移動を禁止するかどうかを決定する制御手段とを更に有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記制御手段は、前記設定情報が前記数値入力エリアがセキュリティに関係していることを示す場合、前記ユーザの操作による前記数値入力エリアの桁の移動を禁止することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
- 前記ユーザの操作により、前記桁の移動が指示された前記数値入力エリアの桁を識別する識別手段を更に有し、
前記数値入力エリアの前記複数の桁の少なくとも一つは、前記識別手段が識別した前記数値入力エリアの桁と、前記識別手段が識別した前記数値入力エリアの桁から前記移動方向に存在する全ての桁を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記ユーザの操作により、前記桁の移動が指示された前記数値入力エリアの桁を識別する識別手段を更に有し、
前記数値入力エリアの前記複数の桁の少なくとも一つは、前記識別手段が識別した前記数値入力エリアの桁を含むが、前記識別手段が識別した前記数値入力エリアの桁から前記移動方向に存在するいずれの桁も有さないことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記数値入力エリアには、入力できる最大値及び最小値が設定されており、
前記移動手段による移動により前記数値入力エリアの数値が前記最大値より大きくなるか、或いは前記最小値よりも小さくなる場合、前記数値入力エリアの数値を前記最大値或いは前記最小値に変更する変更手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記数値入力エリアには、入力できる最大値及び最小値が設定されており、
前記移動手段による移動により前記数値入力エリアの数値が前記最大値より大きくなるか、或いは前記最小値よりも小さくなる場合、前記数値入力エリアへのユーザの操作を無効にする手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記数値入力エリアに表示される数値を識別するための補助となる補助情報を表示し、前記移動手段による前記数値入力エリアに表示されている数値の各桁の数字の移動に応じて、前記補助情報を変更する表示制御手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の情報処理装置。
- 前記補助情報は、前記数値の単位、もしくは前記数値を特定の桁ごとに区切るための記号を含むことを特徴とする請求項10に記載の情報処理装置。
- 前記表示制御手段は、前記数値入力エリアの下に前記補助情報を表示することを特徴とする請求項11に記載の情報処理装置。
- 前記数値入力エリアの桁に対する、ユーザによる上方向或いは下方向の移動を指示する操作に応じて、当該桁の数字を増減する増減手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の情報処理装置。
- 複数の桁からなる数値入力エリアを表示し、当該数値入力エリアに対するユーザの操作に応じて当該数値入力エリアの数値を変更する情報処理装置を制御する制御方法であって、
算出手段が、前記ユーザの操作により、前記数値入力エリアの前記複数の桁の少なくとも一つの桁の移動が指示されると、当該移動の移動方向と前記移動の移動量を算出する算出工程と、
移動手段が、前記算出工程で算出された前記移動方向と移動量とに応じて、前記数値入力エリアの前記複数の桁の少なくとも一つの数値の移動を行う移動工程と、
挿入手段が、前記移動工程による移動により、数字が未定義となった桁に所定の数字を挿入する挿入工程と、
を有することを特徴とする情報処理装置の制御方法。 - コンピュータを、請求項1乃至13のいずれか1項に記載の情報処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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