JP2016017703A

JP2016017703A - サプライチャンバ

Info

Publication number: JP2016017703A
Application number: JP2014141253A
Authority: JP
Inventors: 林　智彦; Tomohiko Hayashi; 智彦林
Original assignee: Azbil Corp
Current assignee: Azbil Corp
Priority date: 2014-07-09
Filing date: 2014-07-09
Publication date: 2016-02-01

Abstract

【課題】システム全体の高さを抑える。
【解決手段】空調機１０１から空気が送り込まれるチャンバ本体部１１と、チャンバ本体部１１に設けられ、主ダクト１０４が接続される複数の筒部１２と、筒部１２に設けられ、チャンバ本体部１１から主ダクト１０４へ送り込まれる空気の流量を調整するダンパ部１３とを備えた。
【選択図】図１

Description

この発明は、空調機の直上に設置されるサプライチャンバに関するものである。

床置式の空調システムでは、図２に示すように、空調機１０１からの空気（冷風又は温風）がサプライチャンバ１０２に送り込まれ、ダンパ１０３を介して複数系統の主ダクト１０４に分岐される。そして、主ダクト１０４に分岐された空気は分岐チャンバ１０５に送り込まれ、複数系統の分岐ダクト１０６に分岐されて各居住空間に供給される（例えば特許文献１参照）。

この空調システムの組み立てでは、まず、図３（ａ）に示すように、空調機１０１の上面に設けられた開口部１０１１に対して、サプライチャンバ１０２の底面に設けられた開口部１０２１を合わせて上から差し込む。次いで、図３（ｂ）に示すように、サプライチャンバ１０２の上面に設けられた複数の開口部１０２２に対して、それぞれダンパ１０３を取り付けて、タッピングネジで固定する。そして、ダンパ１０３上に主ダクト１０４を接続する。

特開平６−２２９５８８号公報

上述したように、床置式の空調システムでは、空調機１０１の直上にサプライチャンバ１０２が設置され、さらにその上にダンパ１０３が設置される。一方、この空調機１０１が設置される部屋（機械室）には、高さに制限がある。また、ダンパ１０３に接続された主ダクト１０４は、ダンパ１０３の軸方向に対して直角方向に曲げる場合がある。この場合、システム全体の高さが高いと、曲げた主ダクト１０４と部屋の天井とが干渉し、ダクト潰れに伴う風量や結露等の不具合を引き起こす恐れがある。よって、システム全体の高さを抑えることが必須であるという課題があった。

この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、システム全体の高さを抑えることができるサプライチャンバを提供することを目的としている。

この発明に係るサプライチャンバは、空調機から空気が送り込まれるチャンバ本体部と、チャンバ本体部に設けられ、主ダクトが接続される複数の筒部と、筒部に設けられ、チャンバ本体部から主ダクトへ送り込まれる空気の流量を調整するダンパ部とを備えたものである。

この発明によれば、上記のように構成したので、サプライチャンバとダンパとを一体化することでシステム全体の高さを抑えることができる。

この発明の実施の形態１に係るサプライチャンバの構成を示す斜視図である。従来の床置式の空調システムの構成を示す模式図である。従来の床置式の空調システムの組み立てを説明する斜視図である。

以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態１．
図１はこの発明の実施の形態１に係るサプライチャンバ１の構成を示す図である。
サプライチャンバ１は、床置式の空調システムに用いられるものであり、空調機１０１の直上に設置される。このサプライチャンバ１には、図１に示すように、中空の箱型形状に構成されたチャンバ本体部１１が設けられている。このチャンバ本体部１１の底面には、空調機１０１の上部に設けられた開口部１０１１に差し込まれる開口部（不図示）が設けられており、空調機１０１からの空気（冷風又は温風）がチャンバ本体部１１内に送り込まれる。

また、チャンバ本体部１１の上面には、主ダクト１０４が接続される筒部１２が複数設けられている。なお図１の例では、主ダクト１０４が２系統の場合を想定して、筒部１２が２つ設けられた場合を示している。

また、筒部１２には、チャンバ本体部１１から主ダクト１０４へ送り込まれる空気の流量を調整するダンパ部１３が設けられている。このダンパ部１３は、円板部材からなり、筒部１２の直径周りに回動可能な羽根部１３１を備えている。そして、この羽根部１３１により、筒部１２を全閉とすることで主ダクト１０４側への空気を遮断し、筒部１２を全開とすることで主ダクト１０４側へ最大流量で空気を送り込むことができる。なお、ダンパ部１３には、羽根部１３１を回動するための電源（不図示）が取り付けられてもよい。

このように、サプライチャンバ１にダンパ部１３を追加することで、図２，３に示す従来のサプライチャンバ１０２とダンパ１０３とを接続するために必要であった接合シロ及び余分な部品（サプライチャンバ１０２の開口部１０２２とダンパ１０３が同径（呼び径が同じ）の場合と呼び径自体が異なる場合に用いられるニップル等）を削除することができる。そのため、システム全体を小型化することができ、高さを抑制することができる。

以上のように、この実施の形態１によれば、チャンバ本体部１１に設けられ、主ダクト１０４が接続される複数の筒部１２と、筒部１２に設けられ、チャンバ本体部１１から主ダクト１０４へ送り込まれる空気の流量を調整するダンパ部１３とを備えるように構成したので、システム全体の高さを抑えることができる。その結果、サプライチャンバ１に接続された主ダクト１０４と部屋の天井とが干渉することがなくなり、ダクト潰れを回避でき、風量や結露等の不具合を回避することができる。

なお、本願発明はその発明の範囲内において、実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。

１サプライチャンバ
１１チャンバ本体部
１２筒部
１３ダンパ部
１０１空調機
１０２サプライチャンバ
１０３ダンパ
１０４主ダクト
１０５分岐チャンバ
１０６分岐ダクト
１３１羽根部
１０１１，１０２１，１０２２開口部

Claims

空調機の直上に設置されるサプライチャンバにおいて、
前記空調機から空気が送り込まれるチャンバ本体部と、
前記チャンバ本体部に設けられ、主ダクトが接続される複数の筒部と、
前記筒部に設けられ、前記チャンバ本体部から前記主ダクトへ送り込まれる空気の流量を調整するダンパ部と
を備えたことを特徴とするサプライチャンバ。
前記ダンパ部は、前記筒部の直径周りに回動可能な羽根部を備えた
ことを特徴とする請求項１記載のサプライチャンバ。