JP2016015276A - スイッチ装置及び非接触スイッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】非接触スイッチを金属製部材に取り付けて使用する場合に、非接触スイッチの検出精度を向上させる。【解決手段】非接触スイッチは、取付部材を介して金属製のブラケットの取付面12aの取付孔12bに取り付けられ、コア54が発生する磁束により非接触で金属製の検出体の検出を行う。取付部材を介して非接触スイッチを取付孔12bに取り付けた状態において、コア54の切り欠き部54c1及び54c2が、取付孔12bの周方向において、取付孔12bの切り欠き部12c1及び12c2に最も近くなるように配置される。本発明は、例えば、車両のブレーキシステムに適用できる。【選択図】図13

Description

本発明は、スイッチ装置及び非接触スイッチに関し、特に、非接触で金属製の検出体の検出を行うスイッチ装置及び非接触スイッチに関する。
従来、金属製の検出体を非接触で検出する非接触スイッチが普及している。なお、非接触スイッチは、例えば、近接センサ、近接スイッチ等とも呼ばれる。
非接触スイッチでは、検出面に配置したコイルを含む発振回路が高周波で発振しており、検出面の近傍に金属製の検出体が近づくと、電磁誘導により検出体に誘導電流が生じる。この誘導電流により発振回路のコンダクタンスが変化し、発振状態が変化することにより、検出体が検出される(例えば、特許文献1参照)。
特許文献2には、コイルの検出面を除く3方向(後方、内側方、外側方)をフェライトコアで覆った非接触スイッチが開示されている。このフェライトコアを用いることにより、コイルから生じる磁束を検出面の方向に集中させることができ、理論上は、非接触スイッチの側面部に金属製の物体が存在していても、発振状態への影響が抑制される。しかしながら、実際には、検出面以外の側面部からも磁束が漏えいするため、非接触スイッチは、側面部に存在する金属製の物体の影響を受ける。
また、特許文献3に示されるように、非接触スイッチのコイルはボビンに巻かれた状態でコアに装着される。そして、コイルの両端から引き出される一対のリードを回路基板と接続できるように、リードを通すための切欠き溝がコアに設けられる。
さらに、車両のブレーキペダルの位置の検出に非接触スイッチを用いる場合、例えば、ブレーキペダルと非接触スイッチの検出面との間隔を調整するための取付寸法調整部材を用いて、非接触スイッチが車両に取り付けられる(例えば、特許文献4参照)。この取付寸法調整部材は、一般的に金属製の取付板に嵌合される。また、取付板には、2カ所に切り欠きが形成され、取付寸法調整部材が嵌め合わされる取付孔が形成される。そして、この取付孔が、2つの部品から構成される取付寸法調整部材を固定するとともに、回り止めとして機能する。
ここで、例えば、特許文献3に記載の非接触スイッチを車両のブレーキペダルの位置の検出に用いる場合、コアの切り欠きから漏えいした磁束が、金属製の取付板の影響を受ける。そのため、取付板がない状態とある状態とで、非接触スイッチの検出面において検出性能が変化し、ブレーキペダルの位置を正確に検出できない懸念がある。
特開昭59−196623号公報 実公昭54−31653号公報 実開昭62−91330号公報 特開2000−294064号公報
本発明は、非接触スイッチを金属製の部材に取り付けて使用する場合に、非接触スイッチの検出精度を向上させるようにするものである。
本発明のスイッチ装置は、位置決め用の第1の切り欠き部を有する第1の取付孔が形成されている金属製部材に、樹脂製の取付部材を介して装着される非接触スイッチを備え、非接触スイッチの検出面に接近する金属製の検出体の検出を行うスイッチ装置において、非接触スイッチは、先端が検出面となる取付部を有する樹脂製のケースと、取付部の外周に形成されている第1の嵌合部と、検出面の内側に配置されるコイルと、一方が開口された筒状のコアであって、側面にコイルのリードを通すための第2の切り欠き部を有し、開口面を検出面側に向けて取付部に収納されるコアとを備え、取付部材は、取付部が挿入され、第1の嵌合部と嵌合する第2の嵌合部が形成されている第2の取付孔と、第2の嵌合部から周方向に第1の角度の位置に設けられ、第1の取付孔の第1の切り欠き部と嵌合する突起部とを備え、第1の切り欠き部と突起部とが嵌合し、第1の嵌合部と第2の嵌合部とが嵌合することにより、第2の切り欠き部が第1の切り欠き部に対向して配置される。
本発明の非接触スイッチにおいては、第2の切り欠き部から漏れるコイルの磁束が、金属製部材の影響を受けにくくなる。
従って、非接触スイッチを金属製の部材に取り付けて使用する場合に、非接触スイッチの検出精度を向上させることができる。
この検出体は、例えば、ブレーキペダル、ドア、フューエルリッド、シフトレバー等である。
本発明の第1の非接触スイッチは、上記のスイッチ装置に用いられる非接触スイッチであって、第1の嵌合部から周方向に第1の角度に対応する第2の角度の位置に第2の切り欠き部が配置されるように、コアを取付部に収納する。
本発明の第1の非接触スイッチにおいては、第2の切り欠き部から漏れるコイルの磁束が、金属製部材の影響を受けにくくなる。
従って、非接触スイッチを金属製の部材に取り付けて使用する場合に、非接触スイッチの検出精度を向上させることができる。
本発明の第2の非接触スイッチは、位置決め用の第1の切り欠き部を有する第1の取付孔が形成されている金属製部材に、第1の切り欠き部と嵌合する突起部が形成されている樹脂製の取付部材を介して装着され、検出面に接近する金属製の検出体の検出を行う非接触スイッチにおいて、先端が検出面となる取付部を有する樹脂製のケースと、取付部の外周に形成されている第1の嵌合部と、検出面の内側に配置されるコイルと、一方が開口された筒状のコアであって、側面にコイルのリードを通すための第2の切り欠き部を有し、開口面を検出面側に向けて取付部に収納されるコアとを備え、取付部が挿入される取付部材の第2の取付孔に形成されている第2の嵌合部と突起部との間の周方向の第1の角度に対応して、第1の嵌合部から周方向に第2の角度の位置に第2の切り欠き部が配置されるように、コアを取付部に収納し、第1の切り欠き部と突起部とが嵌合し、第1の嵌合部と第2の嵌合部とが嵌合することにより、第2の切り欠き部が第1の切り欠き部に対向して配置される。
本発明の第2の非接触スイッチにおいては、第2の切り欠き部から漏れるコイルの磁束が、金属製部材の影響を受けにくくなる。
従って、非接触スイッチを金属製の部材に取り付けて使用する場合に、非接触スイッチの検出精度を向上させることができる。
この検出体は、例えば、ブレーキペダル、ドア、フューエルリッド、シフトレバー等である。
本発明によれば、非接触スイッチを金属製の部材に取り付けて使用する場合に、非接触スイッチの検出精度を向上させることができる。
本発明を適用したブレーキシステムの一実施の形態を示すブロック図である。 非接触スイッチの外観を示す斜視図である。 非接触スイッチの分解図である。 コア及びコイルの拡大図である。 ブラケットに非接触スイッチを取り付ける前の状態を示す図である。 ブラケットに非接触スイッチを取り付けた後の状態を示す図である。 ブラケットへの非接触スイッチの取付方法を説明するための図である。 ブラケットへの非接触スイッチの取付方法を説明するための図である。 ブラケットへの非接触スイッチの取付方法を説明するための図である。 ブラケットへの非接触スイッチの取付方法を説明するための図である。 ブラケットへの非接触スイッチの取付方法を説明するための図である。 ブラケットへの非接触スイッチの取付方法を説明するための図である。 ブラケットの取付孔とコアの位置関係を示す模式図である。 非接触スイッチの動作を説明するための図である。 非接触スイッチの動作を説明するための図である。 非接触スイッチの動作を説明するための図である。 ブラケットの取付孔とコアの位置関係の別の例を示す模式図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、実施の形態という)について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.実施の形態
2.変形例
<1.実施の形態>
{ブレーキシステム1の構成例}
図1は、本発明を適用したブレーキシステムの一実施の形態であるブレーキシステム1の構成例を示している。
ブレーキシステム1は、車両のブレーキの操作部を構成するシステムである。ブレーキシステム1は、ブレーキペダル11、ブラケット12、非接触スイッチ13、取付部材14、及び、バネ15を含むように構成される。ブレーキペダル11の大部分及びブラケット12は金属製であり、取付部材14は樹脂製である。
ブレーキペダル11は、軸A1を中心に揺動可能にブラケット12に支持されるとともに、バネ15を介してブラケット12の取付面12aに接続されている。ブレーキペダル11の上方には、ブレーキペダル11と一体となって動き、ブレーキペダル11の揺動方向の位置の検出に用いる金属製の板状の検出体11bが形成されている。検出体11bの非接触スイッチ13に対抗する面は、ブレーキペダル11の揺動方向に対してほぼ垂直で、上方向を向いている。ブレーキペダル11は、運転者が先端のペダル11a踏むと、軸A1を軸にして下方向に動き、ペダル11aから足を離すと、バネ15の応力により元の位置に戻る。
非接触スイッチ13は、電磁誘導により金属製の検出体の検出を行う誘導型の非接触スイッチからなる。非接触スイッチ13は、取付部材14を介して、先端が検出体11bと対向するようにブラケット12の取付面12aに装着される。非接触スイッチ13は、ブレーキペダル11が操作されておらず、検出体11bが近接している場合にH(High)レベルとなり、ブレーキペダル11が踏まれ、検出体11bが検出範囲から出た場合にL(Low)レベルとなる検出信号を出力する。この検出信号は、例えば、車両の後方のブレーキランプの点灯及び消灯の切り替えの判断に用いられる。なお、検出信号のH(High)レベルとL(Low)レベルの論理は、逆にしてもよい。
{非接触スイッチ13の構成例}
次に、図2及び図3を参照して、非接触スイッチ13の詳細な構成例について説明する。図2は、非接触スイッチ13の外観を示す斜視図であり、図3は、非接触スイッチ13の分解図である。
非接触スイッチ13は、ケース51、端子部52、基板53、コア54、及び、コイル55により構成される。
樹脂製のケース51の箱型の本体部51aの面51bの中央には、略円柱状の取付部51cが、面51bに対して垂直に形成されている。本体部51aの面51bと反対側の面は開口となっており、本体部51aと取付部51cの中は空洞になっている。また、取付部51cの側面(外周)には、長手方向(縦方向)に沿って延びる位置決め用の突起状の嵌合部51d1及び嵌合部51d2が、周方向に約180度の間隔を空けて形成されている。さらに、取付部51cの側面(外周)には、ネジ部51e1及びネジ部51e2が、周方向に約180度の間隔を空けて長手方向(縦方向)に沿って形成されている。また、嵌合部51d1とネジ部51e1、及び、嵌合部51d2とネジ部51e2は、周方向に所定の間隔を空けて配置されている。
端子部52は、略正方形の板状の嵌合部52a、及び、嵌合部52aの面52bと反対側の面に形成され、断面が略矩形の筒形の接続部52cにより構成される。嵌合部52aの面52bには、基板53が直立するように取り付けられる。端子部52は、嵌合部52aがケース51の本体部51aの開口に嵌め合わされることにより、ケース51に取り付けられる。また、接続部52cには図示せぬコネクタが接続され、非接触スイッチ13の検出信号が接続部52cから外部の機器に出力される。
基板53は、図内の縦方向に長く、嵌合部52aの面52bに取り付けられる側と反対側の挿入部53aが細くなっている。また、例えば、ケース51の本体部51aの内壁には、基板53の両端を挿入するための挿入溝が縦方向に2ヶ所形成されており、基板53は、この挿入溝に沿ってケース51に挿入される。或いは、例えば、ケース51の取付部51cの内壁には、基板53の挿入部53aの両端を挿入するための挿入溝が縦方向に2ヶ所に形成されており、基板53は、この挿入溝に沿ってケース51に挿入される。なお、ケース51の本体部51a取付部51cの両方に挿入溝を形成するようにしてもよい。
そして、基板53がケース51に挿入され、挿入部53aがケース51の取付部51cに挿入されると、挿入部53aの先端に取り付けられているコア54及びコイル55が、取付部51cの先端に収納される。これにより、取付部51cの先端が、検出体11bを検出する検出面となる。
{コア54及びコイル55の構成例}
図4は、コア54及びコイル55の拡大図である。
コア54の一方が開口されている円筒形の外周部54bには、約160度の間隔を空けて、側面及び底面の一部を切り欠いた切り欠き部54c1及び54c2が形成されている。また、外周部54bの底面の中央には、円柱状の芯部54aが底面に対して垂直に形成されている。なお、コア54は、外周部54bの開口面が取付部51cの先端(検出面)の方向を向くように、取付部51cの先端に収納される。
コイル55は、樹脂製のボビンに、表面が絶縁材料でコーティングされた銅線が巻かれたものである。銅線の一端は、リード55b1に接続され、銅線の他端は、リード55b2に接続される。
そして、コイル55の孔55aにコア54の芯部54aを挿入し、コイル55をコア54の外周部54bに嵌め込むことにより、コア54とコイル55が組み合わされる。これにより、コイル55がコア54の外周部54bの底面により保持されるとともに、コイル55の側面の一部が外周部54bの側面により囲まれる。また、コイル55のリード55b1及び55b2が、コア54の切り欠き部54c1及び54c2から図内の下方に引き出され、基板53に接続される。そして、コイル55は、基板53から供給される高周波の交流電流により、高周波の磁束を発生する。
ここで、コイル55のリード55b1及び55b2は、基板53上にはんだ付けされる。また、上述したように、ケース51の本体部51a又は取付部51cの内壁には、基板53を挿入するための2つの挿入溝が形成されている。従って、リード55b1及び55b2を引き出すためのコア54の切り欠き部54c1及び54c2は、2つの挿入溝を結んだ線上に近い位置に配置される。
{非接触スイッチ13の取付方法}
次に、図5乃至図13を参照して、非接触スイッチ13の取付方法について説明する。
図5は、ブラケット12の取付面12aに非接触スイッチ13を取り付ける前の状態を示しており、図6は、非接触スイッチ13を取り付けた後の状態を示している。
ブラケット12の取付面12aには、取付部材14を介して非接触スイッチ13を取り付けるための取付孔12bが形成されている。取付孔12bは、取付部材14の位置決め用の突起状の切り欠き部12c1及び12c2が、円形の孔の外周に約180度の間隔を空けて形成された形状を有している。そして、取付孔12bに取付部材14が挿入され、取付部材14に非接触スイッチ13が挿入されることにより、非接触スイッチ13がブラケット12の取付面12aに装着される。
ここで、図7乃至図12を参照して、非接触スイッチ13の取付方法についてさらに詳しく説明する。
まず、ブラケット12の取付孔12bに取付部材14が取り付けられる。ここで、取付部材14のほぼ円柱状の嵌合部14aの側面には、取付孔12bの切り欠き部12c1及び12c2にそれぞれ嵌合する突起部14b1及び14b2(ただし、突起部14b2は不図示)が形成されている。従って、取付部材14の嵌合部14aを取付孔12bに嵌め合わせることにより、取付孔12bの周方向における取付部材14の向きが所定の向きに固定される。
次に、図9に示されるように、非接触スイッチ13の取付部51cが、先端がブレーキペダル11の検出体11bに当接するまで、取付部材14の取付孔14cに挿入される。
図10は、図9に示される状態における非接触スイッチ13の取付部51cと取付部材14の状態を模式的に示す断面図である。なお、図10では、図を分かりやすくするために、取付部51cの内部の基板53等の図示を省略している。また、コア54の切り欠き部54c1及び54c2の位置が分かるように、コア54の外周部54bの位置を点線により模式的に示している。さらに、角度θ1は、取付部材14の突起部14b1と嵌合部14d1との間の周方向の角度を示し、角度θ2は、取付部51cの嵌合部51d1とコア54の切り欠き部54c1の中央との間の周方向の角度を示している。
取付孔14cの内壁には、約180度の間隔を空けて、取付部51cの嵌合部51d1,51d2と嵌合する凹状の嵌合部14d1,14d2が形成されている。また、取付孔14cの内壁には、約180度の間隔を空けて、取付部51cのネジ部51e1,51e2と嵌合するネジ部14e1,14e2が形成されている。そして、図10に示されるように、嵌合部51d1,51d2及びネジ部51e1,51e2が、取付孔14cの内壁の各部と干渉しないように、非接触スイッチ13の取付部51cが取付孔14cに挿入される。
そして、取付部51cの先端が検出体11bに当接した状態で、図11に示されるように、非接触スイッチ13を、取付部51cを軸にして矢印で示される方向に、所定の角度だけ回転することにより、非接触スイッチ13が取付孔14cに固定される。また、取付部51cの先端が検出体11bから離れる方向に所定の距離だけ移動する。
図12は、図11に示される状態における非接触スイッチ13の取付部51cと取付部材14の状態を、図10と同様に模式的に示す断面図である。
非接触スイッチ13を図11の矢印で示される方向に回転させると、取付部51cのネジ部51e1及び51e2と取付孔14cのネジ部14e1及び14e2とがそれぞれ嵌合する。さらに、非接触スイッチ13を図11の矢印で示される方向に所定の角度だけ回転させると、取付部51cの嵌合部51d1及び51d2が、それぞれ取付孔14cの内壁を押し広げて、嵌合部14d1及び14d2に嵌まり込む。これにより、取付孔14cの周方向における非接触スイッチ13の向きが所定の向きに固定される。また、上述したように、ブラケット12の取付孔12bの周方向における取付部材14の向きが決まっているので、取付孔12bの周方向における非接触スイッチ13の向きも決まる。
この位置決め機構の働きにより、各部品の個体差に関わらず、取付部51cの先端の検出面と検出体11bとの間隔、及び、ブラケット12の取付孔12bの周方向における非接触スイッチ13の向きを、簡単にほぼ一定に保つことができる。また、取付部51cの先端部に配置されているコア54及びコイル55と検出体11bとの間隔も、ほぼ一定に保たれる。
図13は、本発明を適用した場合において、非接触スイッチ13の取付部51cの先端側から見た場合のブラケット12の取付孔12bとコア54の位置関係を模式的に示している。なお、この図では、図を分かりやすくするために、取付孔12b、コア54及びコイル55のみを図示している。
上述したように、ブラケット12の取付孔12bの周方向における非接触スイッチ13の向きが決まっているため、取付孔12bの周方向におけるコア54の向きも決まる。そこで、図13に示されるように、取付孔12bの周方向において、コア54の切り欠き部54c1及び54c2が、取付孔12bの切り欠き部12c1及び12c2に最も近く配置され、切り欠き部12c1及び12c2に対向するように、非接触スイッチ13におけるコア54の周方向の向きが設定される。
なお、取付部材14の嵌合部14d1及び14d2は、取付孔14cの内壁の周方向の任意の位置に設けることが可能である。また、嵌合部14d1及び14d2と嵌合する、取付部51cの嵌合部51d1及び51d2も、取付部51cの側面の周方向の任意の位置に設けることが可能である。従って、取付部51cの嵌合部51d1及び51d2と、コア54の切り欠き部54c1及び54c2との位置関係は一義的には決まらない。
一方、取付部材14の突起部14b1と嵌合部14d1との相対位置、つまり、図10の突起部14b1と嵌合部14d1との間の周方向の角度θ1(請求項における第1の角度に対応)が決まると、取付部51cの嵌合部51d1とコア54の切り欠き部54c1との相対位置、つまり、図10の嵌合部51d1と切り欠き部54c1との間の周方向の角度θ2(請求項における第2の角度に対応)が定まる。さらに、嵌合部51d1及び51d2の取付部51cの側面の周方向における位置を決めると、コア54の切り欠き部54c1及び54c2の取付部51cの側面の周方向における位置が定まる。その結果、上述した基板53の挿入用のケース51に設けられる挿入溝の取付部51cの側面の周方向における位置が定まる。
{非接触スイッチ13の動作}
次に、図14乃至図16を参照して、非接触スイッチ13の動作について説明する。
図14は、ブレーキペダル11を踏んだときのブレーキシステム1の状態を模式的に示している。図15は、ブレーキペダル11を踏む前(図15A)と踏んだ後(図15B)のブレーキペダル11の検出体11bと非接触スイッチ13との位置関係の変化を模式的に示している。図16は、ブレーキペダル11を踏む前(図16A)と踏んだ後(図16B)のコイル55の磁束の変化を模式的に示している。なお、図14乃至図16においては、説明に必要のない部分及び符号の図示を省略している。
図14に示されるように、ペダル11aが踏まれると、ブレーキペダル11は軸A1を軸にして踏まれた方向に動く。これにより、図15に示されるように、検出体11bが非接触スイッチ13の取付部51cの先端から遠ざかり、取付部51cの先端と検出体11bとの距離がd1からd2に広がる。
また、コイル55が発生する高周波の磁束による電磁誘導により、検出体11bの表面に渦電流が発生し、その渦電流の影響によりコイル55のインピーダンスが変化する。具体的には、図16Aに示されるように、コイル55と検出体11bが近接している場合、コイル55のインピーダンスが低くなり、非接触スイッチ13の検出信号がHレベルになる。一方、図16Bに示されるように、コイル55と検出体11bとの距離が離れ、コイル55のインピーダンスが所定の閾値以上になると、非接触スイッチ13の検出信号がLレベルになる。従って、非接触スイッチ13の検出信号のレベルにより、ブレーキペダル11が所定の量以上踏み込まれているか否かを検出することができる。
ここで、コア54の切り欠き部54c1及び54c2からは、コイル55が発生する磁束が漏れやすい。また、切り欠き部54c1及び54c2の近くに金属等の導体が存在すると、その導体の影響により、切り欠き部54c1及び54c2から漏れる磁束が変化しやすくなる。
図17は、本発明を適用しない場合におけるブラケット12の取付孔12bとコア54の位置関係の例を、図13と同様に模式的に示している。この例では、ブラケット12の取付孔12bの周方向において、コア54の切り欠き部54c1及び54c2が、取付孔12bの切り欠き部12c1及び12c2から離れた位置に配置された状態が示されている。この場合、切り欠き部54c1及び54c2と、取付孔12bの周囲の取付面12aの金属部(図内の斜線部)との距離が近くなる。従って、切り欠き部54c1及び54c2から漏れたコイル55の磁束が、取付面12aの金属部の影響により変化しやすくなる。そして、このコイル55の磁束の変化により非接触スイッチ13の検出距離が不安定になり、ブレーキペダル11の検出体11bに対する非接触スイッチ13の検出結果にばらつきが生じやすくなる。その結果、同じ踏み込み量に対して、非接触スイッチ13の検出結果が異なる場合が生じる。
一方、図13を参照して上述したように、ブレーキシステム1では、取付孔12bの周方向において、コア54の切り欠き部54c1及び54c2が、取付孔12bの切り欠き部12c1及び12c2に最も近くなるように配置される。これにより、切り欠き部54c1及び54c2と、取付孔12bの周囲の取付面12aの金属部との間の距離が最大になる。従って、切り欠き部54c1及び54c2から漏れたコイル55の磁束が、取付面12aの金属部の影響を受けにくくなり、磁束の変化を最小限に抑えられる。その結果、非接触スイッチ13の検出距離が安定し、ブレーキペダル11の踏み込み量に対する非接触スイッチ13の検出結果が安定し、検出精度が向上する。
<2.変形例>
以下、上述した本発明の実施の形態の変形例について説明する。
{取付孔12b及びコア54に関する変形例}
ブラケット12の取付孔12bの切り欠き部12c1及び12c2の位置、及び、コア54の切り欠き部54c1及び54c2の位置は、どちらを基準にして設定するようにしてもよい。すなわち、取付孔12bの切り欠き部12c1及び12c2の位置を、コア54の切り欠き部54c1及び54c2の位置に合わせるようにしてもよいし、コア54の切り欠き部54c1及び54c2の位置を、取付孔12bの切り欠き部12c1及び12c2の位置に合わせるようにしてもよい。
また、以上の説明では、取付孔12bの切り欠き部、及び、コア54又はコア201の切り欠き部の数が2つである場合の例を示したが、1つにすることも可能である。
なお、ブラケットの取付孔の切り欠き部と非接触スイッチのコアの切り欠き部の数は、必ずしも一致していなくてもよい。例えば、コアの切り欠き部の数が1つで、取付孔の切り欠き部の数が2つの場合、コアの切り欠き部が、取付孔の切り欠き部のいずれかに最も近くなるようにすればよい。一方、コアの切り欠き部の数が2つで、取付孔の切り欠き部の数が1つの場合、コアの切り欠き部の一方が、取付孔の切り欠き部に最も近くなるようにすればよい。
{本発明の適用先の変形例}
本発明は、上述した車両のブレーキシステム以外にも、金属製の部材に取り付けた非接触スイッチにより、所定の操作により位置が変化する金属製の検出体(例えば、ドア、フューエルリッド、シフトレバー等)を検出するシステムや装置等に適用することができる。また、本発明は、車両用以外の金属製の検出体を検出するシステムや装置等に適用することができる。
なお、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
1 ブレーキシステム
11 ブレーキペダル
11b 検出体
12 ブラケット
12a 取付面
12b 取付孔(第1の取付孔)
12c1,12c2 切り欠き部(第1の切り欠き部)
13 非接触スイッチ
14 取付部材
14a 嵌合部
14b1,14b2 突起部
14c 取付孔(第2の取付孔)
14d1,14d2 嵌合部(第2の嵌合部)
14e1,14e2 ネジ部
51 ケース
51c 取付部
51d1,51d2 嵌合部(第1の嵌合部)
51e1,51e2 ネジ部
53 基板
54 コア
54a 芯部
54b 保持部
54c1,54c2 切り欠き部(第2の切り欠き部)
55 コイル
55b1,55b2 リード

Claims (3)

  1. 位置決め用の第1の切り欠き部を有する第1の取付孔が形成されている金属製部材に、樹脂製の取付部材を介して装着される非接触スイッチを備え、前記非接触スイッチの検出面に接近する金属製の検出体の検出を行うスイッチ装置において、
    前記非接触スイッチは、
    先端が前記検出面となる取付部を有する樹脂製のケースと、
    前記取付部の外周に形成されている第1の嵌合部と、
    前記検出面の内側に配置されるコイルと、
    一方が開口された筒状のコアであって、側面に前記コイルのリードを通すための第2の切り欠き部を有し、開口面を前記検出面側に向けて前記取付部に収納されるコアと
    を備え、
    前記取付部材は、
    前記取付部が挿入され、前記第1の嵌合部と嵌合する第2の嵌合部が形成されている第2の取付孔と、
    前記第2の嵌合部から周方向に第1の角度の位置に設けられ、前記第1の取付孔の前記第1の切り欠き部と嵌合する突起部と
    を備え、
    前記第1の切り欠き部と前記突起部とが嵌合し、前記第1の嵌合部と前記第2の嵌合部とが嵌合することにより、前記第2の切り欠き部が前記第1の切り欠き部に対向して配置される
    スイッチ装置。
  2. 請求項1に記載のスイッチ装置に用いられる前記非接触スイッチであって、
    前記第1の嵌合部から周方向に前記第1の角度に対応する第2の角度の位置に前記第2の切り欠き部が配置されるように、前記コアを前記取付部に収納する
    非接触スイッチ。
  3. 位置決め用の第1の切り欠き部を有する第1の取付孔が形成されている金属製部材に、前記第1の切り欠き部と嵌合する突起部が形成されている樹脂製の取付部材を介して装着され、検出面に接近する金属製の検出体の検出を行う非接触スイッチにおいて、
    先端が前記検出面となる取付部を有する樹脂製のケースと、
    前記取付部の外周に形成されている第1の嵌合部と、
    前記検出面の内側に配置されるコイルと、
    一方が開口された筒状のコアであって、側面に前記コイルのリードを通すための第2の切り欠き部を有し、開口面を前記検出面側に向けて前記取付部に収納されるコアと
    を備え、
    前記取付部が挿入される前記取付部材の第2の取付孔に形成されている第2の嵌合部と前記突起部との間の周方向の第1の角度に対応して、前記第1の嵌合部から周方向に第2の角度の位置に前記第2の切り欠き部が配置されるように、前記コアを前記取付部に収納し、
    前記第1の切り欠き部と前記突起部とが嵌合し、前記第1の嵌合部と前記第2の嵌合部とが嵌合することにより、前記第2の切り欠き部が前記第1の切り欠き部に対向して配置される
    非接触スイッチ。
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