JP2016014629A - 測定装置及び測定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】電源を投入した状態で複数の測定機能を任意に書き換えながら、機能瞬断を発生させずに、測定効率及び時間効率の高い測定試験を実行することが可能な測定装置及び測定方法を提供する。
【解決手段】複数のファンクションブロック、及び、複数のファンクションブロックとデータ又は信号の送受信が可能なベースブロックを有する測定部14としての1つのFPGAと、各ファンクションブロックの回路構成を書き換えるための回路書き換え用プログラムデータを記憶する記憶部12と、記憶部12に記憶されている回路書き換え用プログラムデータを読み出して、ベースブロックを介して複数のファンクションブロックのいずれかに転送することにより、当該ファンクションブロックの回路構成を書き換える制御部17と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、測定装置及び測定方法に関し、特にフィールドプログラマブルゲートアレイ(以下、「FPGA」という。)を備えた測定装置及び測定方法に関する。
近年、マルチメディア通信の普及や利用者数の増加、さらには通信技術の発達に伴い、多数の通信規格が策定されている。このため、多数の通信規格に対応し、通信ネットワークを構成する各種機器の性能や、通信ネットワーク内を伝送される信号の品質を測定することが可能な測定装置が求められている。
上記のような多様な測定試験を実行するためには、測定装置は、例えばパルスパターン発生器、誤り率検出器、スペクトラムアナライザなどの複数の測定機能を備えていることが必要である。
複数の測定機能を有し得る測定装置として、特許文献1にFPGAを備えた測定器が開示されている。FPGAは、測定装置において、特にデジタル的に処理される機能のほとんどを実現することができるものである。
特許文献1の測定器は、測定器の電源投入時に記憶手段に格納されているプログラムデータを読み出してFPGAに転送するようになっている。これにより、プログラムデータに基づいた回路構成が決定され、所定の測定機能が実現される。
このため、特許文献1の測定器は、電源投入時に異なるプログラムデータを適宜転送すれば異なる回路構成を適宜実現することができ、測定機能の変更、追加や削除を行うことが可能になる。
特開2002−163110号公報
上述のように、特許文献1に開示されたような従来の測定装置は、電源投入時にFPGAの書き換えを行うことにより、電源投入のタイミングでのみ測定機能の変更を行うことが可能となっている。
これは換言すれば、従来の測定装置においては、電源を投入したままの状態でFPGAの書き換えを行うことは、FPGAの機能の全停止、すなわち測定機能の全停止を余儀なくするものであったことを意味している。
このことから、従来の測定装置において、電源を投入したままの状態で複数の測定機能を実行させるためには、1つのFPGAにあらかじめ複数の回路構成を形成しておく必要があった。
しかしながら、1つのFPGAの容量は限られているため、多様な組み合わせで複数の測定機能を実行するためには都度電源のオン/オフ又は機能の全停止が必要となり、測定効率や時間効率の面で問題があった。
この問題を解決するためには、例えば測定装置に測定機能の数だけFPGAを搭載することも考えられるが、その場合には実装効率が著しく低下し、装置全体が非常に大型かつ高価となるだけでなく消費電力も増大するため、現実的ではないという問題がある。
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであって、電源を投入した状態で複数の測定機能を任意に書き換えながら、機能瞬断を発生させずに、測定効率及び時間効率の高い測定試験を実行することが可能な測定装置及び測定方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1の測定装置は、被試験対象に対する試験信号を生成し、当該試験信号が入力された当該被試験対象からの被測定信号に対して測定試験を実行する測定部を備える測定装置であって、複数のファンクションブロック、及び、当該複数のファンクションブロックとデータ又は信号の送受信が可能なベースブロックを有する前記測定部としての1つのFPGAと、前記各ファンクションブロックの回路構成を書き換えるための回路書き換え用プログラムデータを記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶されている前記回路書き換え用プログラムデータを読み出して、前記ベースブロックを介して前記複数のファンクションブロックのいずれかに転送することにより、当該ファンクションブロックの回路構成を書き換える制御部と、を備えることを特徴とする。
この構成により、1つのFPGAが、独立に書き換え可能な複数のファンクションブロックを備えるため、電源を投入した状態で測定機能を任意に書き換えながら、機能瞬断を発生させずに、測定効率及び時間効率の高い測定試験を実行することができる。
また、本発明の請求項2の測定装置は、被試験対象に対する試験信号を生成し、当該試験信号が入力された当該被試験対象からの被測定信号に対して測定試験を実行する測定部を備える測定装置であって、1以上のファンクションブロック、及び、当該1以上のファンクションブロックとデータ又は信号の送受信が可能なベースブロックを有する前記測定部としての複数のFPGAと、前記各ファンクションブロックの回路構成を書き換えるための回路書き換え用プログラムデータを記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶されている前記回路書き換え用プログラムデータを読み出して、前記ベースブロックを介して複数の前記ファンクションブロックのいずれかに転送することにより、当該ファンクションブロックの回路構成を書き換える制御部と、を備えることを特徴とする。
この構成により、複数のFPGAが、独立に書き換え可能なファンクションブロックを少なくとも1つ備えるため、電源を投入した状態で測定機能を任意に書き換えながら、機能瞬断を発生させずに、測定効率及び時間効率の高い測定試験を実行することができる。
また、本発明の請求項3の測定装置においては、前記制御部は、前記測定部が実行する前記測定試験に対応する回路構成を決定する回路決定部と、前記回路決定部で決定された前記回路構成を有するファンクションブロックが、1つ又は複数の前記FPGAに含まれているか否かを判断して、否定判断した場合には、前記回路決定部で決定された前記回路構成のうちいずれのファンクションブロックにも含まれていない回路構成を判断するとともに、当該回路構成に書き換えるべきファンクションブロックを判断する判断部と、前記判断部が判断したファンクションブロックを前記判断部が判断した回路構成に書き換える回路書き換え部と、を有することを特徴とする。
また、本発明の請求項4の測定装置においては、前記制御部は、前記回路決定部によって決定された回路構成を有するファンクションブロック間で同期を取るための信号の送受信を、前記1つ又は複数のFPGAの前記ベースブロックに対して行う同期部をさらに有することを特徴とする。
また、本発明の請求項5の測定装置においては、前記制御部は、異なる前記FPGAの前記ファンクションブロック間で、前記各FPGAの前記ベースブロックを介したデータ又は信号の送受信を行うことを特徴とする。
また、本発明の請求項6の測定方法は、上記の測定装置を用いる測定方法であって、前記測定部が実行する前記測定試験に対応する回路構成を決定する回路決定段階と、前記回路決定段階で決定された前記回路構成を有するファンクションブロックが、1つ又は複数の前記FPGAに含まれているか否かを判断して、否定判断した場合には、前記回路決定段階で決定された前記回路構成のうちいずれのファンクションブロックにも含まれていない回路構成を判断するとともに、当該回路構成に書き換えるべきファンクションブロックを判断する判断段階と、前記判断段階で判断されたファンクションブロックを前記判断段階で判断された回路構成に書き換える回路書き換え段階と、を含むことを特徴とする。
本発明は、電源を投入した状態で複数の測定機能を任意に書き換えながら、機能瞬断を発生させずに、測定効率及び時間効率の高い測定試験を実行することが可能な測定装置及び測定方法を提供する。
本発明の第1の実施形態としての測定装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態としての測定装置におけるFPGAの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態としての測定装置におけるFPGAの機能構成の一例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態としての測定装置の制御部が実行する処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施形態としての測定装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態としての測定装置における送信側のファンクションブロックの構成の一例を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態としての測定装置における受信側のファンクションブロックの構成の一例を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態としての測定装置の制御部が実行する送信側の処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第3の実施形態としての測定装置の制御部が実行する受信側の処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第3の実施形態としての測定装置におけるFPGAの機能構成の一例を示すブロック図である。
以下、本発明に係る測定装置及び測定方法の実施形態について、図面を用いて説明する。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態としての測定装置1の構成について説明する。
図1に示すように、本発明の実施形態としての測定装置1は、被試験対象100に対する試験信号を生成し、当該試験信号が入力された被試験対象100からの被測定信号に対して測定試験を実行する測定部14を備えるものであり、より詳細には、表示部11、記憶部12、入力部13、測定部としてのフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:Field Programmable Gate Array)14、入出力ポート部15,16、及び制御部17を備えている。
被試験対象100は、例えばルータ、スイッチングハブ、伝送装置などのネットワーク機器、あるいは、携帯電話などの無線端末機器である。なお、被試験対象には、IC(集積回路)や光モジュールといったデバイスも含まれる。
表示部11は、例えばLCDやCRTなどの表示機器で構成され、制御部17からの制御信号に基づいて、測定結果の表示や、測定条件などを設定するためのソフトキー、プルダウンメニュー、テキストボックスなどの操作対象の表示を行うようになっている。
記憶部12は、後述する各ファンクションブロックの回路構成を書き換えるための回路書き換え用プログラムデータを複数記憶している。
入力部13は、例えばテンキーや各種設定キーを備えたキーボードやマウスなどの入力装置や、表示部11の表示機器の表面に設けられたタッチパネルのような入力装置や、リモートコマンドなどによる遠隔制御で構成される。入力部13による入力操作は、制御部17により検知されるようになっている。
FPGA14は、測定条件に対応した試験信号を生成し、当該試験信号を入出力ポート部15,16を介して被試験対象100に送信するようになっている。また、FPGA14は、入出力ポート部15,16を介して被試験対象100から被測定信号を受信し、当該受信した被測定信号から、測定条件に対応した情報を抽出して、それらを解析するようになっている。
入出力ポート部15,16は、イーサネット(登録商標)などのIPネットワークを通じて、測定装置1と被試験対象100との間で試験信号や被試験対象100からの被測定信号を光信号又は電気信号に変換して送受信するようになっている。例えば、入出力ポート部15,16は、SFP、CFPなどの光モジュールから成り、被試験対象100からの光ファイバを接続するための端子を備えていてもよい。以降では、入出力ポート部15を第1ポート、入出力ポート部16を第2ポートともいう。なお、入出力ポート部のポート数は上記の2つに限定されない。
なお、上記の被測定信号は、本実施形態の測定装置1から出力された試験信号に対する被試験対象100からの応答信号や、当該試験信号とは無関係に被試験対象100から出力される送信信号を含むものとする。
例えば、本実施形態において被試験対象100は、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)、イーサネット(登録商標)、OTN(Optical Transport Network)、WAN(Wide Area Network)、あるいは、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)、GSM(登録商標)(Global System for Mobile Communications)、LTE(Long Term Evolution)、CDMA2000(Code Division Multiple Access 2000)、EV−DO(Evolution Data Only)、TD−SCDMA(Time Division Synchronous Code Division Multiple Access)などの各通信規格に従った通信を行うものである。
制御部17は、例えばCPU、ROM、RAMなどを含むマイクロコンピュータで構成され、測定装置1を構成する上記各部の動作を制御するとともに、所定のプログラムを実行することにより、回路決定部171、判断部172、回路書き換え部173、及び同期部174をソフトウェア的に構成するようになっている。
回路決定部171は、操作者が入力部13を操作して設定する測定条件に基づき、当該測定条件に対応する測定試験をFPGA14に行わせるための回路構成を決定するようになっている。
判断部172は、回路決定部171で決定された回路構成を有する後述のファンクションブロックが、FPGA14に含まれているか否かを判断し、否定判断した場合には、回路決定部171で決定された回路構成のうちいずれのファンクションブロックにも含まれていない回路構成を判断するとともに、当該回路構成に書き換えるべきファンクションブロックを判断するようになっている。
回路書き換え部173は、判断部172が否定判断した場合には、判断部172が判断した回路書き換え用プログラムデータを記憶部12から読み出して、FPGA14が有する後述のベースブロックを介して判断部172が判断したファンクションブロックに転送することにより、判断部172が判断したファンクションブロックを目的の測定試験に対応した回路構成に書き換えるようになっている。
同期部174は、回路決定部171によって決定された回路構成を有するファンクションブロック間で同期を取るための制御信号を、FPGA14のベースブロックとの間で入出力するものである。
なお、図1中の符号aを付した矢印は、制御部17とFPGA14のベースブロックとの間での信号の送受信の経路を示している。また、符号bを付した矢印はFPGA14におけるベースブロックとファンクションブロックとの間の信号の送受信の経路を示している。
図2は、FPGA14の構成の概略を示す図である。FPGA14は、ベースブロック20と少なくとも1つのファンクションブロック21を有する。図2(a)は1つのFPGA14に複数のファンクションブロック21が配置された例、図2(b)は1つのFPGA14に1つのファンクションブロック21が配置された例を示している。
ベースブロック20は、制御部17とデータ又は信号を送受信する制御部I/Fや、入出力ポート部15,16を介して入出力される信号に対する高速I/Fなどのインターフェースとして機能するようになっている。
また、ベースブロック20は、制御部17から制御信号を受けて、記憶部12に記憶された回路書き換え用プログラムデータなどのデータや、クロック信号、制御信号、及び被測定信号などの信号の送受信をファンクションブロック21との間で行うようになっている。
なお、制御部17の制御により、複数のファンクションブロック21のいずれかの回路構成が書き換えられる一方、ベースブロック20の回路構成は書き換えされないようになっている。
図3は、FPGA14の機能構成の一例を示すブロック図である。FPGA14には、トランシーバ22,23及びデータスイッチ24を有するベースブロック20と、ファンクションブロック21−1〜21−4とが配置されている。
トランシーバ22,23は、それぞれ入出力ポート部15,16を介して試験信号や被試験対象100からの被測定信号を送受信するようになっている。
データスイッチ24は、制御部17の制御により、ファンクションブロック21−1〜21−4からの出力信号をトランシーバ22,23のいずれかに入力するように切り替えたり、ファンクションブロック21−1〜21−4間でのデータ又は信号の入出力を切り替えたりすることが可能となっている。また、データスイッチ24は、入出力ポート部15,16を介して入力される被試験対象100からの被測定信号をファンクションブロック21−1〜21−4のいずれかに入力するように切り替えることが可能となっている。
ファンクションブロック21−1,21−4は、制御部17の制御により、例えばSDH又はイーサネット(登録商標)に対応した試験信号を生成するとともに、当該試験信号に対する被試験対象100からの被測定信号を受信して解析処理を行うようになっている。また、ファンクションブロック21−2,21−3は、例えばOTN又はWANに対応した試験信号を生成するとともに、当該試験信号に対する被試験対象100からの被測定信号を受信して解析処理を行うようになっている。
具体的には、制御部17によるデータスイッチ24の制御により、ファンクションブロック21−1から出力されたSDH信号又はイーサネット(登録商標)信号をファンクションブロック21−2に入力し、ファンクションブロック21−2で上記の信号が組み込まれたOTNフレームを生成させ、生成されたOTNフレームをトランシーバ22,23のいずれかに出力することなどが可能である。
このようにして、FPGA14は、SDH信号を含むOTNフレーム、イーサネット(登録商標)信号を含むOTNフレーム、OTNフレーム、WAN信号、SDHフレーム、イーサネット(登録商標)フレームのいずれかを、入出力ポート部15,16を介して被試験対象100に出力することができるようになっている。
以下、本実施形態の測定装置1を用いた測定方法について説明する。ここでは、本実施形態の測定装置1の制御部17が図4のフローチャートの測定プログラムを実行するものとして説明する。
ここでは、入出力ポート部15,16に接続される被試験対象100に対してSDH、イーサネット(登録商標)、OTN、WANに関する測定試験を行うものとする。また、第1ポート(入出力ポート部15)から被試験対象100に向けて試験信号が送信され、第2ポート(入出力ポート部16)で被試験対象100からの被測定信号を受信するものとする。また、初期状態として図3に示すように、ファンクションブロック21−1,21−4はSDH用の構成、ファンクションブロック21−2,21−3はOTN用の構成になっているものとする。
<第1ポート>
まず、ステップS11で制御部17は、操作者の入力部13の操作により設定可能な各種測定条件を表示部11に表示させる。そして、操作者の入力部13の操作により、回路決定部171は、例えば第1ポート(入出力ポート部15)からSDH信号を含むOTNフレームが出力される測定試験に対応する回路構成を決定する(回路決定段階)。
次に、ステップS12で制御部17の判断部172は、選択された測定試験を実行可能な回路構成を有する(以下、これを「利用可能」ともいう。)ファンクションブロック21があるか否かを判断する(判断段階)。利用可能なファンクションブロック21がある場合には、ステップS14に進む。
一方、選択された測定試験に対応した回路構成を有するファンクションブロック21がない場合には、ステップS13で制御部17の判断段階が、回路決定段階で決定された回路構成のうちいずれのファンクションブロックにも含まれていない回路構成を判断するとともに、当該回路構成に書き換えるべきファンクションブロックを判断する(判断段階)。そして、制御部17の回路書き換え部173が、判断段階で判断されたファンクションブロック21−1〜21−4のうちの少なくとも1つの回路構成を、選択された測定試験に対応したものに書き換える(回路書き換え段階)。
次に、ステップS14で制御部17は、選択された測定試験に対応した回路構成を有するファンクションブロック21−1〜21−4のいずれかから出力された試験信号をトランシーバ22又は23に入力するようにデータスイッチ24を切り替える。同時に、制御部17は、トランシーバ22又は23を経由した被試験対象100からの被測定信号をファンクションブロック21−1〜21−4のいずれかに入力するようにデータスイッチ24を切り替える。
ここでは、例えば、ファンクションブロック21−1から出力されたSDH信号をファンクションブロック21−2に入力し、ファンクションブロック21−2からの出力信号をトランシーバ22に入力するように、データスイッチ24が切り替えられる。さらに、例えばトランシーバ23を経由した被試験対象100からの被測定信号をファンクションブロック21−3,21−4に入力するように、データスイッチ24が切り替えられる。
次に、ステップS15で操作者の入力部13の操作によって測定開始が指示されることにより、制御部17は、被試験対象100に対する測定試験を開始する制御信号を、各ファンクションブロックのベースブロック20を介して該当するファンクションブロックに出力する。
次に、ステップS16で制御部17の制御により、ファンクションブロック21−1,21−2は選択された測定試験に対応した試験信号を生成し、トランシーバ22は第1ポートを介して試験信号を送信する。さらに、制御部17の制御により、ファンクションブロック21−3,21−4は、被試験対象100からの被測定信号に対して、選択された測定試験に対応した各種の測定を行う。制御部17は、測定結果を表示部11に逐次表示させる。
<第2ポート>
次に、ステップS21で操作者の入力部13の操作により、例えば第2ポート(入出力ポート部16)からWAN信号が出力される測定試験の実行が決定されるとする。
次に、ステップS22で制御部17の判断部172は、選択された測定試験を実行可能な回路構成を有するファンクションブロック21があるか否かを判断する。利用可能なファンクションブロック21がある場合には、ステップS24に進む。
図3の例では、ファンクションブロック21−1〜21−4はいずれもWANに対応した回路構成を有していないため、ステップS23で制御部17の回路書き換え部173は、ファンクションブロック21−1〜21−4のうち、第1ポート側で実行されていないものの回路構成をWANに対応したものに書き換える。例えばファンクションブロック21−1,21−4が第1ポート側で実行中である場合には、ファンクションブロック21−2,21−3が書き換えられるものとする。
次に、ステップS24で制御部17の制御により、データスイッチ24は、例えばファンクションブロック21−2から出力された試験信号をトランシーバ23に入力するように切り替える。同時に、データスイッチ24は、トランシーバ23を経由した被試験対象100からの被測定信号をファンクションブロック21−3に入力するように切り替える。
次に、ステップS25で操作者の入力部13の操作によって測定開始が指示されることにより、制御部17は、被試験対象100に対する測定試験を開始する制御信号を、ベースブロック20を介して該当するファンクションブロック21−2,21−3に出力する。
次に、ステップS26で制御部17の制御により、ファンクションブロック21−2は、WANに対応した試験信号を生成し、トランシーバ23は第2ポートを介して試験信号を送信する。さらに、制御部17の制御により、ファンクションブロック21−3は、被試験対象100からの被測定信号に対して、選択された通信規格WANに対応した各種の測定を行う。制御部17は、測定結果を表示部11に逐次表示させる。
なお、操作者の入力部13の任意のタイミングでの操作によって測定停止が指示されると、被試験対象100に対する測定を停止する制御信号が、制御部17からベースブロック20を介して該当するファンクションブロックに出力される。これにより、該当するファンクションブロックは、試験信号の生成を停止するとともに、測定処理を停止する。
このように、全てのファンクションブロック21を停止させることなく、最小限の数のファンクションブロック21に対して書き換えを行うことができる。これにより、第1ポートと第2ポートに関する制御を独立に行うことができ、他ポートのファンクションブロックの書き換えに影響されることなく、第1ポートと第2ポートとで独立した測定を切れ目なく継続することが可能となる。
つまり、本実施形態の測定装置1においては、1つのFPGAにベースブロックと複数のファンクションブロックを配置し、ベースブロックに対しては書き換えを行わず、各ファンクションブロックを独立に書き換え可能としたところに特徴がある。これにより、任意のファンクションブロックを書き換えている状態であっても、書き換えが行われていないファンクションブロックを動作させることが可能となる。
以上説明したように、本実施形態によれば、装置の電源オンの状態で、FPGAの内部をファンクションブロック単位で適宜書き換えることができる。このとき、必要なファンクションブロックのみを書き換えることができるため、他のファンクションブロックに影響することなく機能変更することが可能となる。
また、本実施形態によれば、FPGAの機能をファンクションブロック単位で適宜書き換え可能な構成とすることにより、FPGAや記憶部の記憶媒体の容量を従来よりも小さくすることが可能である。
また、本実施形態によれば、複数の測定試験を並行して行うことが求められる場合には、先に測定試験が終了したファンクションブロックの機能を順次書き換えて、順次他の測定試験を実行することができる。
つまり、本実施形態によれば、FPGA内の一部の回路構成のみ書き換えることができるため、機能全体又は大きな単位での瞬断や停止がなく、測定時間効率や機能実装効率の増加、更には小型化、低コスト化、省電力を達成することが可能な測定装置及び測定方法を実現できる。
(第2の実施形態)
続いて、本発明の第2の実施形態としての測定装置について図面を参照しながら説明する。なお、第1の実施形態と同様の構成及び動作については適宜説明を省略する。
本実施形態の測定装置2は、図5に示すように、第1の実施形態と同様の構成の表示部11、記憶部12、入力部13、及び制御部17を備えているが、FPGA14を複数備えている点が第1の実施形態と異なっている。
各FPGA14は、図2に示したように、複数のファンクションブロック21を有していてもよいし、1つのファンクションブロック21のみを有していてもよい。例えば、図3の例であれば、ファンクションブロック21aを1つのFPGA14に、ファンクションブロック21b〜21dを他のFPGA14に振り分けて配置してもよい。
本実施形態では、判断部172(図1参照)は、回路決定部171(図1参照)で決定された回路構成を有するファンクションブロックが、複数のFPGA14に含まれているか否かを判断し、否定判断した場合には、回路決定部171で決定された回路構成のうちいずれのファンクションブロックにも含まれていない回路構成を判断するとともに、当該回路構成に書き換えるべきファンクションブロックを判断するようになっている。
また、本実施形態では、同期部174(図1参照)は、回路決定部171(図1参照)によって決定された回路構成を有するファンクションブロック間で同期を取るための制御信号を、複数のFPGA14のベースブロックとの間で入出力するようになっている。
図5中の符号aを付した矢印は、制御部17と各FPGA14のベースブロックとの間でのデータ又は信号の送受信の経路を示している。また、符号bを付した矢印は各FPGA14におけるベースブロックとファンクションブロックとの間のデータ又は信号の送受信の経路を示している。また、符号cを付した矢印は、異なるFPGA14のファンクションブロック間での、それぞれのFPGA14のベースブロックを介したデータ又は信号の送受信の経路を示している。
このように、本実施形態の測定装置2は、複数のFPGA14と制御部17との間でベースブロックを介したデータ又は信号の送受信を行えるため、制御部17と全てのFPGA14とを個別に配線する必要がなくなり、制御部17−FPGA14間の配線数や分岐数を削減することができる。
また、FPGA14のファンクションブロック21が書き換えられている状態でも、ベースブロックを介して複数のFPGA14間でデータ又は信号の送受信を行うことができる。
(第3の実施形態)
続いて、本発明の第3の実施形態としての測定装置について図面を参照しながら説明する。なお、第1,2の実施形態と同様の構成及び動作については適宜説明を省略する。本実施形態の測定装置は、図1又は図5に示した全体構成を有するものとする。
図6,7は、それぞれ図1等に示した入出力ポート部15(第1ポート)を送信側、入出力ポート部16(第2ポート)を受信側とした場合のファンクションブロックの構成の一例を示すものである。なお、図6,7のファンクションブロックの構成は、1つのFPGA14のベースブロック20上に形成されていてもよく、あるいは、複数のFPGA14のそれぞれのベースブロック20上に形成されていてもよい。
<送信側>
図6に示すように、FPGA14は、ベースブロック20と、回路構成A〜D,XXのファンクションブロック21a〜21d,21xを有する。
例えば、ファンクションブロック21b〜21dは、それぞれSDH、イーサネット(登録商標)、OTN、WANなどの各種通信規格に対応したフレーム信号を生成するようになっている。なお、ファンクションブロック21xの回路構成XXは、ファンクションブロック21a〜21dとは関連のない他の機能を実現するためのものとなっている。
また、各ファンクションブロックは書き換え可能となっており、一例として図6にはファンクションブロック21cの回路構成Cが記憶部12から読み出された回路構成Eに書き換えられる例が示されている。
一方、ファンクションブロック21aは、セレクタ31,32、フレーマ33、エラー挿入部34、及びタイミング制御部35を有する。
セレクタ31,32は、ファンクションブロック21b〜21dからの出力信号のいずれか1つをフレーマ33に出力するように切り替えることが可能となっている。
フレーマ33は、セレクタ31,32から出力されたペイロード信号にオーバーヘッド処理や誤り訂正符号の付加をして、データフレームを生成するようになっている。
エラー挿入部34は、フレーマ33から出力されたデータフレームの所定位置にエラーを挿入するようになっている。
タイミング制御部35は、同期部174の制御により、ファンクションブロックとフレーマ33との間で、クロックやフレーム制御信号のレベルでの同期を取るための同期信号を出力するようになっている。なお、タイミング制御部35は、ベースブロック20が備えていてもよい。
<受信側>
図7に示すように、FPGA14は、信号スイッチ41及びセレクタ42を有するベースブロック20と、回路構成F〜I,K,Lのファンクションブロック21f〜21i,21k,21lと、を備える。
信号スイッチ41は、被試験対象100からの被測定信号をファンクションブロック21f,21lのいずれかに出力するように切り替えることが可能となっている。
ファンクションブロック21fは、デフレーマ43a、ディバイダ44a、及びタイミング制御部45aを有する。同様に、ファンクションブロック21lは、デフレーマ43b、ディバイダ44b、及びタイミング制御部45bを有する。
デフレーマ43a,43bは、信号スイッチ41を介して入力された、被試験対象100からの被測定信号としてのデータフレームに対してオーバーヘッド処理や誤り訂正符号の復号を行い、元のペイロード信号を分離するようになっている。
ディバイダ44a,44bは、デフレーマ43a,43bから出力されたペイロード信号を各ファンクションブロックやセレクタ42に向けて分割して出力するようになっている。
セレクタ42は、ファンクションブロック21f,21lからの出力信号のいずれか一方を、例えばファンクションブロック21iに出力するように切り替えることが可能となっている。
タイミング制御部45a,45bは、同期部174の制御により、ファンクションブロック21fとファンクションブロック21lとの間で、クロックやフレーム制御信号のレベルでの同期を取るための同期信号を出力するようになっている。なお、タイミング制御部45a,45bは、ベースブロック20が備えていてもよい。
なお、各ファンクションブロック21g,21h,21i,21kは、例えば、上記のペイロード信号に関して、エラーを測定する、波形データをキャプチャするなどの各種測定を行うようになっている。
また、各ファンクションブロックは書き換え可能となっており、一例として図7にはファンクションブロック21hの回路構成Hが記憶部12から読み出された回路構成Jに書き換えられる例が示されている。
以下、本実施形態の測定装置を用いた測定方法について説明する。ここでは、本実施形態の測定装置の制御部17が図8、図9のフローチャートの測定プログラムを実行するものとして説明する。
<送信側>
まず、図8に示すように、ステップS31で制御部17は、操作者の入力部13の操作により設定可能な各種測定条件を表示部11に表示させる。そして、操作者の入力部13の操作により、回路決定部171は、選択された通信規格に応じた測定試験の実行を決定する。
次に、ステップS32で制御部17の判断部172は、選択された通信規格に応じた測定試験を実行可能な回路構成を有するファンクションブロックがあるか否かを判断する(判断段階)。利用可能なファンクションブロックがある場合には、ステップS34に進む。
一方、選択された測定試験に対応した回路構成を有するファンクションブロックがない場合には、ステップS33で制御部17の判断段階が、回路決定段階で決定された回路構成のうちいずれのファンクションブロックにも含まれていない回路構成を判断するとともに、当該回路構成に書き換えるべきファンクションブロックを判断する(判断段階)。そして、制御部17の回路書き換え部173が、判断段階で判断された複数のファンクションブロック21a〜21d,21f〜21i,21kのうちの少なくとも1つの回路構成を、選択された測定試験に対応したものに書き換える(回路書き換え段階)。例えば、図6には、ファンクションブロック21cの回路構成Cを記憶部12から読み出した回路構成Eに書き換える例が示されている。
次に、ステップS34で同期部174の制御により、タイミング制御部35は、同期信号を出力して、測定試験を実行するファンクションブロックとフレーマ33との間で同期を取る。
次に、ステップS35で制御部17の制御により、セレクタ31,32は、ファンクションブロック21b〜21dのいずれかから出力されたペイロード信号をフレーマ33に入力するように切り替える。
次に、ステップS36で操作者の入力部13の操作によって測定開始が指示されることにより、制御部17は、被試験対象100に対する測定試験を開始する制御信号を、ベースブロック20を介して該当するファンクションブロック21b〜21dのいずれかに出力する。
次に、ステップS37で制御部17の制御により、ファンクションブロック21aは、ファンクションブロック21b〜21dのいずれかから出力されたペイロード信号をフレーマ33及びエラー挿入部34に順に入力することによって試験信号を生成し、生成した試験信号をトランシーバ22又は23に出力する。
上記のステップS31〜S37の処理によれば、タイミング制御部35からの同期信号でファンクションブロック21b〜21dとフレーマ33を同期させた後に、ファンクションブロックからのペイロード信号がフレーマ33に入力するようにセレクタ31,32を切り替えることにより、データフレームに切れ目を生じさせずに、異なる通信規格に対応した試験信号を順次切り替えて出力することなどが可能となる。
<受信側>
次に、図9に示すように、ステップS38で制御部17の制御により、トランシーバ22又は23は、被試験対象100からの被測定信号を受信する。既に述べたように、被測定信号は、本実施形態の測定装置から出力された試験信号に対する被試験対象100からの応答信号や、当該試験信号とは無関係に被試験対象100から出力される送信信号を含むものとする。
次に、ステップS39で制御部17の制御により、信号スイッチ41は、被試験対象100からの被測定信号を、例えばステップS31で選択された通信規格TS1に対応したファンクションブロック21f,21lの少なくとも一方に入力するように切り替える。そして、ファンクションブロック21g,21h,21i,21kのいずれかが、選択された通信規格に応じた測定試験に対応した各種処理を行う。制御部17は、測定結果を表示部11に逐次表示させる。
次に、ステップS40で制御部17は、操作者の入力部13の操作により、測定対象とする被測定信号が変更又は追加されると、変更内容に応じたファンクションブロックを選択する。ここでは、例えば、ある通信規格TS1にはファンクションブロック21l及びファンクションブロック21iが対応しており、ある通信規格TS2にはファンクションブロック21f及びファンクションブロック21g,21h,21kが対応しているものとする。
次に、ステップS41で制御部17の制御により、信号スイッチ41は、例えば被試験対象100からの通信規格TS1の被測定信号をファンクションブロック21fに入力した状態で、通信規格TS1の被測定信号をファンクションブロック21lにも入力するように切り替える。
次に、ステップS42で同期部174の制御により、タイミング制御部45a,45bは、ファンクションブロック21fと、ファンクションブロック21lとの間で、通信規格TS1の被測定信号に関して同期を取る。
次に、ステップS43で制御部17の制御により、セレクタ42は、ファンクションブロック21fと同期したファンクションブロック21lからの出力信号をファンクションブロック21iに入力するように切り替える。
次に、ステップS44で制御部17の制御により、信号スイッチ41は、通信規格TS1の被測定信号をファンクションブロック21lに入力した状態で、通信規格TS2の被測定信号をファンクションブロック21fに入力するように切り替える。この後、ステップS39に戻って、通信規格TS2に応じた測定試験が行われることとなる。
上記のステップS38〜S44の処理によれば、通信規格TS1に関する試験を切れ目なく実行しながら、異なる通信規格TS2に関する試験を新たに実行することが可能となる。
そして、操作者の入力部13の任意のタイミングでの操作によって測定停止が指示されと、被試験対象100に対する測定を停止する制御信号が、制御部17からベースブロック20を介して該当するファンクションブロックに出力される。これにより、該当するファンクションブロックは、試験信号の生成を停止するとともに、測定処理を停止する。
なお、図8のフローチャートにおけるステップS33の処理と同様に、受信側においても、任意のファンクションブロックの回路構成を書き換えることが可能である。図7では、ファンクションブロック21hの回路構成Hが回路構成Jに書き換えられる例が記載されている。
(第4の実施形態)
続いて、本発明の第4の実施形態としての測定装置について図面を参照しながら説明する。なお、第1〜3の実施形態と同様の構成及び動作については適宜説明を省略する。本実施形態の測定装置は、図1又は図5に示した全体構成を有するものとする。
図10は、本実施形態の測定装置におけるFPGA14の機能構成の一例を示すブロック図である。FPGA14は、第1の実施形態と同様の構成のトランシーバ22,23及びデータスイッチ24を有するベースブロック20と、ファンクションブロック21−1〜21−3とを備えているが、ファンクションブロック21−5と高速I/F51を備えている点が第1の実施形態と異なっている。
さらに、本実施形態の測定装置は、第1の実施形態における入出力ポート部15,16に加えて入出力ポート部52(第3ポート)と、A/D変換部53を備えている。
ファンクションブロック21−5は、ファンクションブロック21−1〜21−3のようなネットワーク測定に特化したものではなく、例えばスペクトラムアナライザのような物理測定を行うことが可能なものである。
A/D変換部53は、高速I/F51を介してファンクションブロック21−5から出力された試験信号データをアナログ信号に変換して、入出力ポート部52に出力するようになっている。また、A/D変換部53は、入出力ポート部52に入力された被測定物からの被測定信号をデジタルデータに変換して、高速I/F51を介してファンクションブロック21−5に入力するようになっている。
上記のように構成された本実施形態の測定装置は、ネットワーク測定用のファンクションブロック21−1〜21−3のいずれかを書き換えている状態であっても、ファンクションブロック21−1〜21−3に影響されずに、独立に物理測定を行うことができる。
1,2 測定装置
11 表示部
12 記憶部
13 入力部
14 FPGA(測定部)
15,16 入出力ポート部
17 制御部
20 ベースブロック
21,21a〜21d,21f〜21i,21k,21l ファンクションブロック
22,23 トランシーバ
24 データスイッチ
31,32 セレクタ
33 フレーマ
34 エラー挿入部
35 タイミング制御部
41 信号スイッチ
42 セレクタ
43a,43b デフレーマ
44a,44b ディバイダ
45a,45b タイミング制御部
51 高速I/F
52 入出力ポート部
53 A/D変換部
100 被試験対象
171 回路決定部
172 判断部
173 回路書き換え部
174 同期部

Claims (6)

  1. 被試験対象(100)に対する試験信号を生成し、当該試験信号が入力された当該被試験対象からの被測定信号に対して測定試験を実行する測定部(14)を備える測定装置(1,2)であって、
    複数のファンクションブロック(21)、及び、当該複数のファンクションブロックとデータ又は信号の送受信が可能なベースブロック(20)を有する前記測定部としての1つのFPGA(14)と、
    前記各ファンクションブロックの回路構成を書き換えるための回路書き換え用プログラムデータを記憶する記憶部(12)と、
    前記記憶部に記憶されている前記回路書き換え用プログラムデータを読み出して、前記ベースブロックを介して前記複数のファンクションブロックのいずれかに転送することにより、当該ファンクションブロックの回路構成を書き換える制御部(17)と、を備えることを特徴とする測定装置。
  2. 被試験対象(100)に対する試験信号を生成し、当該試験信号が入力された当該被試験対象からの被測定信号に対して測定試験を実行する測定部(14)を備える測定装置(1,2)であって、
    1以上のファンクションブロック(21)、及び、当該1以上のファンクションブロックとデータ又は信号の送受信が可能なベースブロック(20)を有する前記測定部としての複数のFPGA(14)と、
    前記各ファンクションブロックの回路構成を書き換えるための回路書き換え用プログラムデータを記憶する記憶部(12)と、
    前記記憶部に記憶されている前記回路書き換え用プログラムデータを読み出して、前記ベースブロックを介して複数の前記ファンクションブロックのいずれかに転送することにより、当該ファンクションブロックの回路構成を書き換える制御部(17)と、を備えることを特徴とする測定装置。
  3. 前記制御部は、
    前記測定部が実行する前記測定試験に対応する回路構成を決定する回路決定部(171)と、
    前記回路決定部で決定された前記回路構成を有するファンクションブロックが、1つ又は複数の前記FPGAに含まれているか否かを判断して、否定判断した場合には、前記回路決定部で決定された前記回路構成のうちいずれのファンクションブロックにも含まれていない回路構成を判断するとともに、当該回路構成に書き換えるべきファンクションブロックを判断する判断部(172)と、
    前記判断部が判断したファンクションブロックを前記判断部が判断した回路構成に書き換える回路書き換え部(173)と、を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の測定装置。
  4. 前記制御部は、前記回路決定部によって決定された回路構成を有するファンクションブロック間で同期を取るための信号の送受信を、前記1つ又は複数のFPGAの前記ベースブロックに対して行う同期部(174)をさらに有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の測定装置。
  5. 前記制御部は、異なる前記FPGAの前記ファンクションブロック間で、前記各FPGAの前記ベースブロックを介したデータ又は信号の送受信を行うことを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の測定装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の測定装置を用いる測定方法であって、
    前記測定部が実行する前記測定試験に対応する回路構成を決定する回路決定段階と、
    前記回路決定段階で決定された前記回路構成を有するファンクションブロックが、1つ又は複数の前記FPGAに含まれているか否かを判断して、否定判断した場合には、前記回路決定段階で決定された前記回路構成のうちいずれのファンクションブロックにも含まれていない回路構成を判断するとともに、当該回路構成に書き換えるべきファンクションブロックを判断する判断段階と、
    前記判断段階で判断されたファンクションブロックを前記判断段階で判断された回路構成に書き換える回路書き換え段階と、を含むことを特徴とする測定方法。
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