JP2016014463A - シリンダ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 出力ロッドをロック位置に強力に保持できるシリンダ装置を提供する。
【解決手段】 ハウジング(2)内に出力ロッド(3)が上下方向に進退可能かつ旋回可能に挿入される。前記ハウジング(2)のシリンダ孔(5)と前記出力ロッド(3)との間に第1ピストン(10)が挿入され、その第1ピストン(10)の下方に第2ピストン(11)が挿入される。前記シリンダ孔(5)と前記第1ピストン(10)との間に案内機構(35)が設けられる。前記第1ピストン(10)と前記出力ロッド(3)との間に、伝動機構(43)が設けられる。前記第1ピストン(10)と前記第2ピストン(11)との間に設けられたロック室(17)の圧力流体が前記第2ピストン(11)を下方へ押圧する力を、倍力機構(55)によって上方への力に変換して前記出力ロッド(3)へ伝達する。
【選択図】図1

Description

この発明は、出力ロッドを先端側のロック位置で旋回させた後にリリース位置へ後退させるシリンダ装置に関する。
この種のシリンダ装置には、特許文献1(日本国・特開平10−9207号公報)に記載されたものがある。その従来技術は、次のように構成されている。
固定台としての金型にハウジングを取り付け、そのハウジングに出力ロッドが昇降可能かつ旋回可能に挿入される。その出力ロッドの下部に形成された雄ネジ部に、ハウジング内の環状ピストンに形成された雌ネジ部が螺合される。その環状ピストンを上下方向へ案内する案内棒が設けられる。環状ピストンの上方にリリース室が形成されると共に、下方にロック室が形成される。前記環状ピストンが出力ロッドに対して上下方向へ相対移動することで、出力ロッドが旋回する。ハウジングの上部に弁機構が設けられ、その弁機構が、半径方向へ進退される弁部材を有する。その弁部材の半径方向の内端部が、出力ロッドの凹部に嵌合隙間をあけて係合される。
上記のシリンダ装置のロック状態では、出力ロッドがロック室の圧力流体によってハウジング上端壁に押圧されてロック位置に保持され、また、前記の凹部に弁機構の弁部材が係合されている。
上記出力ロッドをロック状態からリリース状態へ切換えるときには、ロック室から圧力流体が排出されると共にリリース室の圧力流体が供給される。すると、出力ロッドがロック位置で置き残された状態で、環状ピストンが案内棒を介して所定位置まで直進下降される。このため、環状ピストンに螺合された出力ロッドが、ロック位置で旋回される。その後、弁部材が半径方向の外方へ後退して凹部との係合が解除されると、環状ピストンおよび出力ロッドが前記所定位置からリリース位置へ直進駆動される。
特開平10−9207号公報(図5〜9)
上記の従来技術は次の問題がある。
上記ロック状態において、出力ロッドに何らかの外力が下方へ作用したときには、その出力ロッドが、前記凹部と弁部材との間に形成された前記の嵌合隙間だけロック位置から下方へ押し戻される。
また、出力ロッドを上方のロック位置で旋回させるには、前記弁機構を別途設ける必要があり、シリンダ装置の構成が複雑であった。
本発明の目的は、出力ロッドをロック位置に強力に保持できると共に簡素な構成のシリンダ装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明は、例えば、図1から図5に示すように、シリンダ装置を次のように構成した。
固定台1にハウジング2が取り付けられる。そのハウジング2内に出力ロッド3が軸心方向へ進退可能かつ軸心回りに旋回可能に挿入される。その出力ロッド3が先端側へ移動したときに、前記固定台1の受け部1aまたは前記ハウジング2の受け部に当該出力ロッド3が係合される。その出力ロッド3に、基端側へ順に、小径部3aと被駆動部3bと大径部3cとが形成される。前記ハウジング2に形成されたシリンダ孔5の先端寄り部と前記小径部3aとの間に、第1ピストン10が、進退可能かつ旋回可能で保密状に挿入される。前記シリンダ孔5の基端寄り部と前記大径部3cとの間に、第2ピストン11が、進退可能で保密状に挿入される。前記第1ピストン10と第2ピストン11との間に、ロック室17が設けられる。前記第1ピストン10の先端側に第1リリース室26が設けられる。前記第2ピストン11の基端側に第2リリース室27が設けられる。前記シリンダ孔5と前記第1ピストン10との間に案内機構35が設けられ、その案内機構35が、前記ハウジング2に対して前記第1ピストン10を旋回させながら進退させる。前記第1ピストン10と前記出力ロッド3との間に伝動機構43が設けられ、その伝動機構43によって前記第1ピストン10と前記出力ロッド3とが、軸心回りに相対回転するのを防止すると共に軸心方向へ相対移動するのを許容する。前記ロック室17に供給された圧力流体が前記第2ピストン11を基端側へ押す力を、倍力機構55によって先端側への力に変換して前記出力ロッド3へ伝達する。前記出力ロッド3を先端側のロック位置から基端側のリリース位置へリリース駆動するときに、前記第1リリース室26及び前記第2リリース室27の圧力流体が、前記出力ロッド3を、前記ロック位置で旋回させた後に前記リリース位置へ後退させながら旋回させる。
本発明は次の作用効果を奏する。
シリンダ装置のロック状態では、前記の第2ピストンが、倍力機構を介して、ハウジングの受け部または固定台の受け部に出力ロッドを強力に押圧するので、何らかの外力が出力ロッドをロック位置から基端方向へ押し戻すのを防止できる。また、出力ロッドをロック位置で旋回させるのに際して、従来技術の弁機構を省略できるので、シリンダ装置の構成を簡素にできる。
本発明は、次の(1)から(4)の構成を加えることが好ましい。
(1) 例えば、図1から図5に示すように、前記出力ロッド3の前記ロック位置では、前記ロック室17の圧力流体によって前記第2ピストン11が、前記倍力機構55を介して当該出力ロッド3を前記受け部1aへ押圧する。前記出力ロッド3を前記ロック位置から前記リリース位置へ後退させるときには、前記ロック室17の圧力流体を排出すると共に、前記第1リリース室26および前記第2リリース室27に圧力流体を供給する。これにより、まず、前記第2リリース室27の圧力流体が、前記第2ピストン11を先端側へ移動させると共に、前記出力ロッド3を前記ロック位置へ押圧し、その押圧状態で、前記第1リリース室26の圧力流体が、前記案内機構35を介して前記第1ピストン10を旋回させながら基端側へ後退させると共に当該第1ピストン10が前記伝動機構43を介して前記出力ロッド3を前記ロック位置で旋回させ、その後、前記第1ピストン10が、前記被駆動部3bと係合して前記出力ロッド3を後退させながら前記伝動機構43を介して前記出力ロッド3を旋回させる。
この場合、本発明の上記作用効果を、より確実に達成できる。
(2) 例えば、図1から図5に示すように、前記案内機構35は、前記シリンダ孔5と前記第1ピストン10との両者のうちの一方に設けられた案内部材37及び両者のうちの他方に設けられた旋回溝38を有する。
この場合、簡素な構成の案内機構を提供できる。
(3) 例えば、図1から図5に示すように、前記伝動機構43は、前記第1ピストン10と前記出力ロッド3との両者のうちの一方に設けられた伝動部材45及び両者のうちの他方に軸心方向へ設けられた直線溝48を有する。
この場合、簡素な構成の伝動機構を提供できる。
(4) 例えば、図1から図5に示すように、前記倍力機構55は、前記の倍力駆動時に、前記出力ロッド3の基端部3eに設けた伝達部56と前記ハウジング2の基端壁2cに設けた受部58との間で半径方向の内方へ狭くなるように形成される楔空間59を有する。その楔空間59に周方向に所定の間隔をあけて係合部材60が挿入される。その係合部材60を半径方向の内方へ押すように、前記第2ピストン11に倍力部61が設けられる。
この場合、簡素な構成の倍力機構を提供できる。
図1は、本発明の一実施形態を示し、シリンダ装置のリリース状態の立面視の断面図である。 図2は、上記シリンダ装置の出力ロッドが水平旋回される状態を示し、図1に類似する図である。 図3は、上記シリンダ装置の出力ロッドが上昇されながら旋回される状態を示し、図1に類似する図である。 図4は、上記シリンダ装置のロック状態を示し、図1に類似する図である。 図5は、上記シリンダ装置の第2ピストンの退避状態を示し、図1に類似する図である。
以下、本発明の一実施形態を図1から図5によって説明する。
この実施形態では、シリンダ装置を、ダイカスト用の金型に中子を挿入すると共に当該金型から中子を取り出すためのシステムに適用した場合を例示している。まず、主として図1に基づいて上記シリンダ装置の構造を説明する。
固定台としての金型1にハウジング2が複数のボルト(図示せず)によって取り付けられ、そのハウジング2の上端壁2aに出力ロッド3が上下方向へ進退可能かつ軸心回りに旋回可能に挿入される。その出力ロッド3には、下方へ順に小径部3aとフランジ(被駆動部)3bと大径部3cとが形成される。また、出力ロッド3の上端部には雄ネジ部3dが形成される。その雄ネジ部3dに中子4の雌ネジ部4aが螺合される。
ハウジング2の胴部2bにシリンダ孔5が形成され、そのシリンダ孔5が、下方へ順に形成された小径孔5aと大径孔5bとを有する。その小径孔5aと大径孔5bとの間に段部5cが設けられる。前記小径孔5aと前記の出力ロッド3の小径部3aとの間に、第1ピストン10が、上下方向へ進退可能かつ軸心回りに旋回可能に保密状に挿入される。前記の大径孔5bと前記の出力ロッド3の大径部3cとの間に、倍力駆動用の第2ピストン11が、上下方向へ進退可能で保密状に挿入される。
前記の第1ピストン10と第2ピストン11との間に、ロック室17が設けられる。そのロック室17に、ロック用の圧力流体としての圧油が、第1給排路18とロックポート19とを介して供給および排出される。
また、第1ピストン10とハウジング2の上端壁2aとの間に、第1リリース室26が設けられ、第2ピストン11とハウジング2の下端壁(基端壁)2cとの間に、第2リリース室27が設けられる。ハウジング2の胴部2bに第2給排路28が形成され、その第2給排路28が前記の第1リリース室26と第2リリース室27とを連通させる。前記の第1リリース室26と第2リリース室27とに、第2給排路28とリリースポート29とを介してリリース用の圧油が供給および排出される。
ここで、上記の出力ロッド3において、前記第2ピストン11に保密状に挿入された大径部3cの直径D2を、前記第1ピストン10に保密状に挿入された小径部3aの直径D1よりも大きい値に設定している。これにより、ロック室17の圧油から出力ロッド3に作用する差力によって当該出力ロッド3が下方へ押し下げられる。
上記の小径孔5aと第1ピストン10の外周部との間に、案内機構35が設けられる。その案内機構35は、次のように構成される。
上記の小径孔5aに周方向へ複数の収容孔36が形成され、各収容孔36に案内ボール(案内部材)37が装着される。前記第1ピストン10の外周には、螺旋状の旋回溝38が周方向へ等間隔に形成される。各旋回溝38に前記案内ボール37が係合される。第1ピストン10を上下方向へ移動させると、その第1ピストン10が案内ボール37に沿って上下方向へ進退しながら旋回する。
上記の第1ピストン10の内周壁と前記小径部3aの外周部との間に、伝動機構43が設けられる。その伝動機構43は、次のように構成される。
第1ピストン10の内周上部に複数の凹部44が形成され、その凹部44に伝動ボール(伝動部材)45が挿入される。その伝動ボール45の上方から装着される上板46が、止め輪47によって固定される。上記の小径部3aに、複数の直線溝48が周方向へ等間隔に形成され、その直線溝48に伝動ボール45が係合される。これにより、出力ロッド3と第1ピストン10とは、軸心回りに相対回転するのが防止されると供に、上下方向へ相対移動するのが許容される。また、出力ロッド3の直線溝48の上方に、環状の係止部材49が設けられ、第1ピストン10が上昇したときに前記上板46が前記係止部材49に係合される。
上記の第2ピストン11と出力ロッド3との間に倍力機構55が設けられる。その倍力機構55は、次のように構成される。
前記の出力ロッド3の下端部(基端部)3eに、下方へすぼまる溝状の伝達部56が、出力ロッド3の周方向へ等間隔に形成される。ハウジング2の下端壁(基端壁)2cの上面に筒部材57が旋回可能に配置され、その筒部材57の上部に、伝達部56に対応する箇所に複数の横溝(受部)58が形成される。後述の図3に示すように、前記の出力ロッド3が上方へ進出したときには、前記の伝達部56と筒部材57との間に、環状の楔空間59が、半径方向の内方へ狭くなるように形成される。前記の筒部材57の各横溝58に係合ボール(係合部材)60が挿入される。その係合ボール60を半径方向の内方へ押す倍力部61が、第2ピストン11の内周面に、上方へ向かってすぼまるように設けられる。これにより、倍力機構55は、ロック室17の圧油が第2ピストン11を下方へ押す力を、上方への力に反転させると共に、倍力変換して出力ロッド3へ伝達する。
上記のシリンダ装置は、図1から図5に示すように、次のように作動する。
図1のリリース状態では、ロック室17から圧油が排出されると共に、第1リリース室26及び第2リリース室27に圧油が供給されている。前記第2リリース室27の圧油が、第2ピストン11を上方へ押圧して、その第2ピストン11が、前記シリンダ孔5の段部5cに受止められる。前記の第1リリース室26の圧油が、第1ピストン10を下方へ押圧し、その第1ピストン10の下部に形成された駆動部10aが、出力ロッド3のフランジ3bを下方へ押圧して、出力ロッド3の下端部3eがハウジング2の下端壁2cに受止められる。
図1のリリース状態から図4のロック状態へ切換えるときには、第1リリース室26及び第2リリース室27の圧油が排出されると共に、ロック室17に圧油が供給される。
すると、図2に示すように、前記のロック室17の圧油が、第2ピストン11を下方へ移動させようとするが、その第2ピストン11が係合ボール60を介して出力ロッド3および筒部材57に受止められて移動が制限される。また、前記出力ロッド3は、ロック室17の圧油から作用する前記差力によって下方へ押圧されている。このため、前記のロック室17の圧油が第1ピストン10を案内機構35を介して旋回させながら上昇させ、出力ロッド3が伝動機構43を介してリリース位置で旋回される。
前記第1ピストン10が、さらに上昇されながら旋回されると、図3に示すように、第1ピストン10の上板46が出力ロッド3の係止部材49に係合して、第1ピストン10が、出力ロッド3を上昇させると共に伝動機構43を介して出力ロッド3を旋回させる。すると、上記の楔空間59が拡張され、その楔空間59に第2ピストン11の倍力部61が係合ボール60を押し出して、出力ロッド3が倍力駆動される。
その後、図4に示すように、前記の中子4の係止部4bが金型1の受け部1aに受止められ、第2ピストン11が倍力機構55を介して出力ロッド3をロック位置で保持する。これにより、そのロック位置の出力ロッド3が下降力を受けたときに、倍力機構55の構成部材同士の間に生じる摩擦力によって出力ロッド3が下方へ押し戻されるのを防止できる。
図4のロック状態から図1のリリース状態へ切換えるときには、ロック室17の圧油が排出されると共に、第1リリース室26及び第2リリース室27へ圧油が供給される。
すると、図5に示すように、まず、第2リリース室27の圧油が第2ピストン11を上昇させ、係合ボール60が楔空間59の半径方向の外方へ移動することが許容されると共に(ここでは、係合ボール60が楔空間59の半径方向の外方へ既に移動した状態を示している)、第2リリース室27の圧油が出力ロッド3の下端面を上方へ押圧して当該出力ロッド3をロック位置に保持する。引き続いて、第2リリース室27の圧油によって出力ロッド3が前記ロック位置に押された状態で、第1リリース室26の圧油が案内機構35を介して第1ピストン10を下降させながら旋回させ、その第1ピストン10が伝動機構43を介して出力ロッド3をロック位置で旋回させる。
前記第1ピストン10がさらに下降されながら旋回されることにより、第1ピストン10の駆動部10aが出力ロッド3のフランジ3bに当接する。これにより、その第1ピストン10が、フランジ3bを介して出力ロッド3をリリース位置へ下降させながら伝動機構43を介して出力ロッド3を旋回させる。その後、出力ロッド3の下端部3eがハウジング2の下端壁2cに受止められることにより、シリンダ装置は、図1のリリース状態となる。
上記の実施形態は次の長所を奏する。
前記ロック状態において、金型1内で生じる射出圧力が中子4を下方へ押圧したときに、第2ピストン11が倍力機構55を介して出力ロッド3を上記受け部1aに強力に押圧することにより、出力ロッド3がロック位置から下方へ押し戻されるのを防止できる。
また、出力ロッド3をロック位置で旋回させるのに際し、前述した従来技術の弁機構を省略できるので、シリンダ装置の構成を簡素にできる。
上記の実施形態は次のように変更可能である。
圧力流体は、例示した圧油に代えて、圧縮空気であってもよい。
受け部1aは、固定台1に形成されるのに代えて、ハウジング2に形成されてもよい。
前記案内ボール37を装着する収容孔36は、シリンダ孔5に形成されるのに代えて、第1ピストン10の外周部に形成されてもよい。また、螺旋状の旋回溝38は、第1ピストン10の外周部に形成されるのに代えて、シリンダ孔5の内周壁に形成されてもよい。
前記伝動ボール45を装着する凹部44は、第1ピストン10の内周壁に形成されるのに代えて、出力ロッド3の外周部に形成されてもよい。また、前記直線溝48は、出力ロッド3の外周部に形成されるのに代えて、第1ピストン10の内周壁に形成されてもよい。
案内部材,伝達部材,係合部材は、それぞれ、例示の案内ボール37,伝動ボール45,係合ボール60に代えて、円柱状のピン等を利用可能である。
その他に、当業者が想定できる範囲で種々の変更を行えることは勿論である。
1:固定台(金型),1a:受け部,2:ハウジング,2c:基端壁(下端壁),3:出力ロッド,3a:小径部,3b,被駆動部(フランジ),3c:大径部,3e:基端部(下端部),5:シリンダ孔,10:第1ピストン,11:第2ピストン,17:ロック室,26:第1リリース室,27:第2リリース室,35:案内機構,37:案内部材(案内ボール),38:旋回溝,43:伝動機構,45:伝動部材(伝動ボール),48:直線溝,55:倍力機構,56:伝達部,58:受部(横溝),59:楔空間,60:係合部材(係合ボール),61:倍力部.

Claims (5)

  1. 固定台(1)に取り付けられるハウジング(2)と、
    前記ハウジング(2)内に軸心方向へ進退可能かつ軸心回りに旋回可能に挿入された出力ロッド(3)であって、その出力ロッド(3)が先端側へ移動したときに前記固定台(1)の受け部(1a)または前記ハウジング(2)の受け部に係合される出力ロッド(3)と、
    その出力ロッド(3)に基端側へ順に形成された小径部(3a)と被駆動部(3b)と大径部(3c)と、
    前記ハウジング(2)に形成されたシリンダ孔(5)の先端寄り部と前記小径部(3a)との間に進退可能かつ旋回可能で保密状に挿入された第1ピストン(10)と、
    前記シリンダ孔(5)の基端寄り部と前記大径部(3c)との間に進退可能で保密状に挿入された第2ピストン(11)と、
    前記第1ピストン(10)と前記第2ピストン(11)との間に設けられたロック室(17)と、
    前記第1ピストン(10)の先端側に設けられた第1リリース室(26)と、
    前記第2ピストン(11)の基端側に設けられた第2リリース室(27)と、
    前記シリンダ孔(5)と前記第1ピストン(10)との間に設けられた案内機構(35)であって、前記ハウジング(2)に対して前記第1ピストン(10)を旋回させながら進退させる案内機構(35)と、
    前記第1ピストン(10)と前記出力ロッド(3)との間に設けられた伝動機構(43)であって、前記第1ピストン(10)と前記出力ロッド(3)とが軸心回りに相対回転するのを防止すると共に軸心方向へ相対移動するのを許容する伝動機構(43)と、
    前記ロック室(17)に供給された圧力流体が前記第2ピストン(11)を基端側へ押す力を、先端側への力に変換して前記出力ロッド(3)へ伝達する倍力機構(55)と、
    を備え、
    前記出力ロッド(3)を先端側のロック位置から基端側のリリース位置へリリース駆動するときに、前記第1リリース室(26)及び前記第2リリース室(27)の圧力流体が、前記出力ロッド(3)を、前記ロック位置で旋回させた後に前記リリース位置へ後退させながら旋回させる、
    ことを特徴とするシリンダ装置。
  2. 請求項1のシリンダ装置において、
    前記出力ロッド(3)の前記ロック位置では、前記ロック室(17)の圧力流体によって前記第2ピストン(11)が前記倍力機構(55)を介して当該出力ロッド(3)を前記受け部(1a)へ押圧し、
    前記出力ロッド(3)を前記ロック位置から前記リリース位置へ後退させるときには、前記ロック室(17)の圧力流体を排出すると共に前記第1リリース室(26)および前記第2リリース室(27)に圧力流体を供給することにより、まず、前記第2リリース室(27)の圧力流体が、前記第2ピストン(11)を先端側へ移動させると共に、前記出力ロッド(3)を前記ロック位置へ押圧し、その押圧状態で、前記第1リリース室(26)の圧力流体が前記案内機構(35)を介して前記第1ピストン(10)を旋回させながら基端側へ後退させると共に、前記第1ピストン(10)が前記伝動機構(43)を介して前記出力ロッド(3)を前記ロック位置で旋回させ、その後、前記第1ピストン(10)が、前記被駆動部(3b)と係合して前記出力ロッド(3)を後退させながら前記伝動機構(43)を介して前記出力ロッド(3)を旋回させる、
    ことを特徴とするシリンダ装置。
  3. 請求項1のシリンダ装置において、
    前記案内機構(35)は、前記シリンダ孔(5)と前記第1ピストン(10)との両者のうちの一方に設けられた案内部材(37)及び両者のうちの他方に設けられた旋回溝(38)を有する、
    ことを特徴とするシリンダ装置。
  4. 請求項1のシリンダ装置において、
    前記伝動機構(43)は、前記第1ピストン(10)と前記出力ロッド(3)との両者のうちの一方に設けられた伝動部材(45)及び両者のうちの他方に軸心方向へ設けられた直線溝(48)を有する、
    ことを特徴とするシリンダ装置。
  5. 請求項1のシリンダ装置において、
    前記倍力機構(55)は、前記の倍力駆動時に、前記出力ロッド(3)の基端部(3e)に設けた伝達部(56)と前記ハウジング(2)の基端壁(2c)に設けた受部(58)との間で半径方向の内方へ狭くなるように形成される楔空間(59)を有し、
    その楔空間(59)に周方向に所定の間隔をあけて係合部材(60)が挿入され、
    その係合部材(60)を半径方向の内方へ押すように前記第2ピストン(11)に倍力部(61)が設けられる、
    ことを特徴とするシリンダ装置。
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