JP2016013798A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ベルトと従動プーリとの擦れにより発生した磨耗粉がラック軸のボールねじ部に付着するのを防止できる電動パワーステアリング装置を提供する。【解決手段】変速機構20は、ラック軸12のボールねじ部39に複数のボール40を介してボールナット38を螺合することにより形成される。ボールナット38は、第1のハウジング29に支持した軸受34により従動プーリ36を介して回転自在に支持される。ボールナット38の外周には、従動プーリ36が一体回転可能に嵌合され、片持ち支持されない側の従動プーリ36の端部内周面に螺合されるボールねじ締結スクリュー44により従動プーリ36が固定される。ボールねじ締結スクリュー44は、軸方向に従動プーリ36よりも長く延出した円筒形状のロックスクリューからなり、一端部外周には径方向に突出したフランジ部47を備え、従動プーリ36と重なり合わない外周面には、グリースが塗布されている。【選択図】図3

Description

本発明は、電動パワーステアリング装置に関し、特に、ベルト駆動方式を用いた電動パワーステアリング装置に関するものである。
従来、モータトルクを減速機およびボールねじを介して転舵軸の軸方向の力に変換することにより操舵機構にアシスト力を付与する電動パワーステアリング装置(EPS)が知られている。この電動パワーステアリング装置には、転舵軸に対して電動モータの回転軸が平行に配置された、いわゆるラックパラレルタイプの電動パワーステアリング装置がある(例えば、特許文献1参照)。
この電動パワーステアリング装置は、電動モータの回転軸およびボールねじにそれぞれ取付けられた一対のプーリ、および各プーリに巻き架けられたベルトからなる減速機を備えている。そして、電動モータの回転軸の回転が一対のプーリおよびベルトを介してボールねじに伝達される。また、特許文献1には、ラック軸に噛合うボールナットとギヤハウジングとにブッシュを架け渡し、ギヤハウジングに直線移動可能に支持されるラック軸の振れを抑えることが記載されている。
特開2005−343308号公報
ところで、このような電動パワーステアリング装置では、ベルトがボールねじのボールナットに取付けられた従動プーリの両端のフランジと擦れることでベルトが磨耗し、磨耗粉が発生する場合がある。この磨耗粉の一部がラック軸の外周に落下してラック軸のボールねじ部に付着することで、磨耗粉がラック軸の回転によりボールねじ内部に侵入する。その結果、ラック軸とボールナットのねじ溝およびボールの表面の損傷による剥離を引き起こし、また、潤滑剤の性能を低下させ焼き付きや作動不良、異音や振動を発生させ、ボールねじの早期の寿命低下の原因となるおそれがある。このため、ベルトの磨耗粉がラック軸のボールねじ部に付着しないようにする必要がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、ベルトと従動プーリとの擦れにより発生した磨耗粉がラック軸のボールねじ部に付着するのを防止できる電動パワーステアリング装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、電動パワーステアリング装置において、操舵補助力を発生する電動モータと、車両の操舵機構に軸方向に往復移動可能に設けられたラック軸と、前記ラック軸のねじ部にボールを介して螺合するボールナットと、前記電動モータの回転軸に結合された駆動プーリと、前記ボールナットに結合され軸方向両端にフランジが形成された従動プーリと、前記駆動プーリおよび前記従動プーリに巻き架けられた無端状のベルトとを有し、前記電動モータの回転軸の回転力を前記駆動プーリ、前記ベルト、および前記従動プーリを介して前記操舵機構に伝達する減速機と、前記減速機を収容し、前記ボールナットを回転自在に片持ち支持するハウジングと、前記ボールナットの片持ち支持されない側から軸方向に延出する円筒状の締結部材と、を備え、前記締結部材は、前記従動プーリとの接続部とは反対側の端部に径方向の外周に円板状に突出したフランジ部を有し、前記接続部を除く外周面にグリースが塗布されていることを要旨とする。
上記構成によれば、ボールナットは従動プーリを介してハウジングに固定され、円筒状の締結部材によりボールナットの外周に従動プーリが固定される。締結部材は、ボールナットの片持ち支持されない側から軸方向に延出し、その端部には径方向の外周に突出する円板状のフランジ部が設けられ、従動プーリとの接続部を除く外周面にはグリースが塗布されている。これにより、ベルトと従動プーリの軸方向両端のフランジとの擦れにより発生した磨耗粉は、締結部材外周に落下してグリースが塗布された外周面に付着し固定される。その結果、磨耗粉がボールねじ内部に侵入することがなくなりラック軸のボールねじ部とボールナットのねじ溝やボールの表面の損傷を防止し、ボールねじの作動不良、異音や振動の発生が抑制され、ボールねじの耐久性の向上を図ることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電動パワーステアリング装置において、前記締結部材は、前記従動プーリを前記ボールナットに螺合し固定するロックスクリューからなることを要旨とする。
上記構成によれば、ボールナットと従動プーリとを固定する締結部材は、従動プーリに螺合するロックスクリューをボールナットの片持ち支持されない側から軸方向に延出して形成される。これにより、ハウジング内のラック軸外周の空間を利用してボールねじ周辺のラック軸全体を覆うことができるので、ブッシュなどの部品を追加する必要がなくなりベルトの磨耗粉の侵入からラック軸を保護することができる。その結果、ベルトの磨耗粉のラック軸のボールねじ部への付着を防止することにより、ボールねじの作動不良を抑制し、耐久性を向上することが可能となる。
本発明によれば、ベルトと従動プーリとの擦れにより発生した磨耗粉がラック軸のボールねじ部に付着するのを防止する電動パワーステアリング装置を提供できる。
本発明の一実施形態に係る電動パワーステアリング装置の概略構成を示す模式図。 図1の操舵補助機構周辺の要部断面構造を示す断面図。 図2の要部拡大図における変速機構の断面構造を示す断面図。 (a)は、締結部材の平面構造を示す平面図、(b)は、(a)のA−A線に沿った断面構造を示す断面図。
以下、本発明の実施形態に係る電動パワーステアリング装置について、図に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る電動パワーステアリング装置1の概略構成を示す模式図である。
図1に示すように、本実施形態に係る電動パワーステアリング装置1は、いわゆるラックアシストタイプの電動パワーステアリング装置である。すなわち、ラックアンドピニオン機構を含むステアリング機構(操舵機構)2と、ステアリング機構2に操舵補助力(アシスト力)を与えるための操舵補助機構3とを備えている。操舵補助機構3は、後述する電動モータ19の回転軸18(図2参照)をラック軸(ラックバー)12とほぼ平行となるように配設している。そして、回転軸18と、ラック軸12に組み込んだ変速機構20とを、ベルト式伝達機構の減速機構(減速機)21によって繋いだ、いわゆるラックパラレルタイプの電動パワーステアリング装置(RP−EPS)1を構成している。なお、以下では、ラック軸12の軸線方向を軸方向という。
ステアリング機構2は、ステアリングシャフト5、中間軸7、ピニオン軸9、およびラック軸12を有している。操舵部材としてのステアリングホイール4にステアリングシャフト5が連結され、ステアリングシャフト5に自在継手6を介して中間軸7が連結されて、中間軸7に自在継手8を介してピニオン軸9が連結される。ラック軸12は、車両の左右方向に延びる操舵軸としてステアリング機構2に往復移動可能に設けられ、ピニオン軸9の先端部に設けられたピニオン10に噛み合うラック11を有する。
ラック軸12の両端部にはそれぞれタイロッド13が結合されており、各タイロッド13は図示しないナックルアームを介して転舵輪14に連結されている。ステアリングホイール4が操作されてステアリングシャフト5が回転すると、この回転がピニオン10およびラック11によって、車両の左右方向に沿うラック軸12の軸方向移動に変換される。これにより、転舵輪14の転舵が達成される。
また、ピニオン軸9は、入力軸15と出力軸16とに分割されている。これら入、出力軸15,16はトーションバー17を介して同一の軸線上で互いに連結されている。操舵補助機構3は、回転軸18を有する電動モータ19と、回転軸18の回転をラック軸12の軸方向移動に変換するための変換機構20と、回転軸18の回転を減速して回転力を変換機構20に伝達するための伝達機構としての減速機構21とを備えている。
電動モータ19は、ECU(電子制御ユニット)22によって制御される。電動モータ19は、例えば、3相のブラシレスモータが使用され、ECU一体型モータであるMCU27として構成されている。また、電動モータ19の回転軸18の回転速度は、電動モータ19に内蔵されたレゾレルバなどの回転角度センサ23によって検出される回転角度θから検出されるようになっている。
さらに、電動パワーステアリング装置1は、ステアリングホイール4の操舵角度δを検出する操舵角センサ24と、操舵トルクτを検出するトルクセンサ25と、車速Vを検出する車速センサ26とを備えている。操舵トルクτは、トーションバー17を介する入、出力軸15,16間の相対回転変位量により検出される。操舵角センサ24およびトルクセンサ25は、ピニオン軸9の周囲に配置されている。上記回転角度センサ23を含むこれらのセンサ24,25,26が検出した値は、ECU22に入力され演算処理されるようになっている。
ECU22は、入力された操舵トルクτや車速Vなどの検出値に基づいてステアリング機構2に付与するアシストトルクを決定し、このアシストトルクに基づいて電動モータ19を駆動制御する。
次に、変速機構20および減速機構21のそれぞれの構造について説明する。
図2は、図1の操舵補助機構3周辺の要部断面構造を示す断面図である。
図2に示すように、ラック軸12が挿通されるハウジング31は、略円筒状の第1のハウジング29と、略円筒状の第2のハウジング30とを接合して形成されている。第1のハウジング29にはラック軸12のほぼ全体が収容され、第2のハウジング30にはラック軸12の一部が収容されている。また、ハウジング31には、変速機構20および減速機構21から構成される減速機部33が収容されている。そして、第1および第2のハウジング29,30は、それぞれラック軸12の外周に設けたフランジ面を通してボルト締結により固定されている。
減速機構21は、プーリ・ベルト機構からなる減速機構であり、例えば、歯付の駆動プーリ35と、駆動プーリ35よりも大径である歯付の従動プーリ36と、駆動および従動プーリ35,36間に巻き架けられた無端状の歯付のベルト37とを備えている。駆動プーリ35は、電動モータ19の回転軸18に連結された入力プーリであり、回転軸18の軸方向中間部に一体回転可能に配置されている。従動プーリ36は、操舵軸としてのラック軸12に変速機構20を介して連結された出力プーリであり、ラック軸12の周囲を取り囲んで配置されている。
変速機構20は、ボールねじからなる変換機構であり、ラック軸12の周囲を取り囲む回転筒としてのボールナット38を備えている。ボールナット38は、ラック軸12の外周に溝が螺刻されたボールねじ部(ねじ部)39にボール40を介して螺合している。ボールナット38は、軸受34を介して第1のハウジング29に回転自在に支持されている。また、ボールナット38の外周には従動プーリ36が一体回転可能に嵌め合わされている。具体的には、ボールナット38の外周に形成された段部と、軸受34とによって従動プーリ36が挟持され、ボールナット38に固定されている。そして、従動プーリ36の片持ち支持されない側の内周面端部には、軸方向に延出した円筒状のボールねじ締結スクリュー(締結部材)44が螺合され、ボールナット38と従動プーリ36とを固定している。
MCU27は、電動モータ19とECU22とから構成されている。電動モータ19は、回転軸18および回転角度センサ23(図1参照)と、モータハウジング28とを有しており、回転軸18がラック軸12にほぼ平行になるように配置されている。電動モータ19の周囲はモータハウジング28により覆われている。モータハウジング28における回転軸18側の端部には円筒状のモータフランジ部32が形成されており、このモータフランジ部32の軸方向の端面が第2のハウジング30の側壁に当接している。モータフランジ部32には、その軸方向に貫通する複数のボルト孔(図示せず)が形成されている。このボルト孔に挿通されたボルト(図示せず)が第2のハウジング30に締結されることにより、モータハウジング28が第2のハウジング30に固定されている。
モータフランジ部32と当接する第2のハウジング30の端面には、円環状の溝42が形成されている。この溝42には、円環状のシールリング43が配置されている。本実施形態のシールリング43は、ゴム部材(例えば、合成ゴムなど)からなるOリングが用いられる。このシールリング43により第2のハウジング30およびモータハウジング28の間のシール性が確保されている。
電動モータ19の回転軸18が回転すると、これにともなって、駆動プーリ35が回転する。そして、駆動プーリ35の回転はベルト37を介して従動プーリ36に伝達され、従動プーリ36およびボールナット38が駆動プーリ35の回転よりも低速で回転する。ボールナット38の回転は、ボール40を介してラック軸12の軸方向移動に変換される。これにより、転舵輪14(図1参照)の転舵が補助される。
次に、変速機構20の詳細について説明する。
図3は、図2の要部拡大図における変速機構20の断面構造を示す断面図である。
図3に示すように、ラック軸12は、その外周に溝が螺刻されたボールねじ部39を形成することにより、ねじ軸として構成されている。変速機構20は、このボールねじ部39に複数のボール40を介してボールナット38を螺合することにより形成されている。ボールナット38は、第1のハウジング29に支持した軸受34により従動プーリ36を介して回転自在に片持ち支持されている。
そして、ボールナット38の外周には、従動プーリ36が一体回転可能に嵌め合わされている。ボールナット38の片持ち支持されない側の従動プーリ36の端部の内周面にボールねじ締結スクリュー44が螺合されることにより、ボールナット38および従動プーリ36が固定される。ボールねじ締結スクリュー44は、軸方向に従動プーリ36よりも長く延出した円筒形状のロックスクリューからなり、延出した一端部外周には径方向に突出したフランジ部47が形成されている。さらに、このボールねじ締結スクリュー44の従動プーリ36と重なり合う部分を除く外周面全体には、耐熱性のグリースが塗布されている。
次に、ボールねじ締結スクリュー44の構造について説明する。
図4(a)は、ボールねじ締結スクリュー44の平面構造を示す平面図、図4(b)は、図4(a)のA−A線に沿った断面構造を示す断面図である。
図4(a)、(b)に示すように、ボールねじ締結スクリュー44は、中心軸mを中心としてラック軸12(図3参照)が挿通する挿通穴45を備えている。ボールねじ締結スクリュー44の軸方向の一端部の外周に従動プーリ36(図3参照)に螺合するねじ溝が螺刻されたねじ部(接続部)46が形成され、反対側の他端部の外周部分には径方向に突出した円板状のフランジ部47が形成されている。
以上により、ベルト37が従動プーリ36の軸方向両端のフランジ41と擦れて生じる磨耗粉がラック軸12上に落下した場合であっても、磨耗粉はボールねじ締結スクリュー44の外周面に付着して固定されるので、ラック軸12のボールねじ部39へ付着する。さらに、磨耗粉はフランジ部47により移動が規制されるので、変速機構20のボールナット38内部に侵入することがない。このため、変速機構20のボールねじによる動作を確実に行なうことができる。
次に、上記のように構成された本発明の実施形態に係る電動パワーステアリング装置1の作用および効果について説明する。
上記実施形態によれば、ボールナット38は、ハウジング31(第1のハウジング29)に支持した軸受34により従動プーリ36を介して回転自在に片持ち支持される。ボールナット38の外周には、従動プーリ36が一体回転可能に嵌め合わされ、ボールナット38の片持ち支持されない側の従動プーリ36の端部の内周面にボールねじ締結スクリュー44が螺合され、ボールナット38と従動プーリ36とが固定される。ボールねじ締結スクリュー44は、軸方向に従動プーリ36よりも長く延出した円筒形状のロックスクリューからなり、延出した一端部外周には径方向に突出した円板状のフランジ部47が形成されている。そして、このボールねじ締結スクリュー44の従動プーリ36と重なり合うねじ部46を除く外周面全体には、グリースが塗布されている。例えば、ボールねじの潤滑用のグリースが用いられる。
したがって、ベルト37と従動プーリ36の軸方向両端のフランジ41との擦れによりベルト37の磨耗粉が発生した場合であっても、ボールねじ締結スクリュー44外周に落下した磨耗粉はグリースが塗布された外周面に付着し固定される。また、ハウジング31(第2のハウジング30)内のラック軸12外周の空間を利用して変速機構20内部のラック軸12全体を覆うことができるので、ブッシュやカバーなどの部品を追加する必要がない。
これにより、ベルト37の磨耗粉が変速機構20内部に侵入することがなくなり、磨耗粉のラック軸12のボールねじ部39への付着を防止し、ラック軸12を保護することができる。その結果、磨耗粉などの異物によるラック軸12のボールねじ部39、ボールナット38、およびボール40の表面の損傷による剥離を生じ、それに起因する変速機構20の作動不良や異音、振動の発生が抑制され、変速機構20の耐久性の向上を図ることができる。
以上のように、本発明の実施形態によれば、ベルトと従動プーリのフランジとの擦れにより発生した磨耗粉がラック軸のボールねじ部に付着するのを防止する電動パワーステアリング装置を提供できる。
以上、本発明に係る実施形態について説明したが、本発明はさらに他の形態で実施することも可能である。
上記実施形態では、ボールねじ締結スクリュー44の延出した一端部の外周にフランジ部47を設ける場合を例示したが、ボールねじ締結スクリュー44の軸方向長さおよびフランジ径は、ラック軸12外周の空間に応じて適宜変更が可能である。また、形状もこれに限定されるものでなく、他の形状、例えば、ねじ部46から外周面に段差を設けて従動プーリ36のフランジ41の径より大きい大径部を有するように形成してもよい。
上記実施形態では、ボールねじ締結スクリュー44の適用対象としてプーリ・ベルト機構からなるラックパラレルタイプの電動パワーステアリング装置1を例示したが、ボールねじ締結スクリュー44の適用対象はこれに限定されるものでない。本実施形態のボールねじ締結スクリュー44は、プーリ・ベルト機構からなる減速機を用いた他の構成の装置にも適用可能である。
1:電動パワーステアリング装置、2:ステアリング機構(操舵機構)、
3:操舵補助機構、4:ステアリングホイール、5:ステアリングシャフト、
6,8:自在継手、7:中間軸、9:ピニオン軸、10:ピニオン、11:ラック、
12:ラック軸、13:タイロッド、14:転舵輪、15:入力軸、16:出力軸、
17:トーションバー、18:回転軸、19:電動モータ、20:変速機構、
21:減速機構(減速機)、22:ECU、23:回転角度センサ、
24:操舵角センサ、25:トルクセンサ、26:車速センサ、27:MCU、
28:モータハウジング、29,30:第1,第2のハウジング、31:ハウジング、
32:モータフランジ部、33:減速機部、34:軸受、35:駆動プーリ、
36:従動プーリ、37:ベルト、38:ボールナット、
39:ボールねじ部(ねじ部)、40:ボール、41:従動プーリフランジ、42:溝、43:シールリング、44:ボールねじ締結スクリュー(締結部材)、45:挿通穴、
46:締結スクリューねじ部(接続部)、47:締結スクリューフランジ部、m:中心軸

Claims (2)

  1. 操舵補助力を発生する電動モータと、
    車両の操舵機構に軸方向に往復移動可能に設けられたラック軸と、
    前記ラック軸のねじ部にボールを介して螺合するボールナットと、
    前記電動モータの回転軸に結合された駆動プーリと、前記ボールナットに結合され軸方向両端にフランジが形成された従動プーリと、前記駆動プーリおよび前記従動プーリに巻き架けられた無端状のベルトとを有し、前記電動モータの回転軸の回転力を前記駆動プーリ、前記ベルト、および前記従動プーリを介して前記操舵機構に伝達する減速機と、
    前記減速機を収容し、前記ボールナットを回転自在に片持ち支持するハウジングと、
    前記ボールナットの片持ち支持されない側から軸方向に延出する円筒状の締結部材と、を備え、
    前記締結部材は、前記従動プーリとの接続部とは反対側の端部に径方向の外周に円板状に突出したフランジ部を有し、前記接続部を除く外周面にグリースが塗布されていることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 請求項1に記載の電動パワーステアリング装置において、
    前記締結部材は、前記従動プーリを前記ボールナットに螺合し固定するロックスクリューからなることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
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