JP2016013779A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】捩れ変形を抑制することのできるシールリングを用いた電動パワーステアリング装置を提供する。
【解決手段】シールリング43はモータハウジング28に形成された、台形状の溝44内に略三角形状の2辺を一致させて装着される。このシールリング43が配置された状態でモータハウジング28は、第1の減速機ハウジング31に向かって、組み付け固定される。シールリング43は、断面に対応する部位がベルトの張力調整方向に対向して溝44内に配置される。シールリング43は、第1の減速機ハウジング31と、モータハウジング28に形成された溝44の内壁とに押圧されて変形し、第1の減速機ハウジング31の側壁に密着して隙間が塞がれる。これにより、第1の減速機ハウジング31およびモータハウジング28間のシール性が確保される。
【選択図】図5

Description

本発明は、電動パワーステアリング装置に関し、特に、シールリングを用いた電動パワーステアリング装置に関するものである。
従来、モータトルクを減速機およびボールねじ機構を介して転舵軸の軸方向の力に変換することにより操舵機構にアシスト力を付与する電動パワーステアリング装置(EPS)が知られている。この電動パワーステアリング装置には、転舵軸に対して電動モータの回転軸が平行に配置された、いわゆるラックパラレルタイプの電動パワーステアリング装置がある(例えば、特許文献1参照)。
この電動パワーステアリング装置は、電動モータの回転軸およびボールねじ機構にそれぞれ取り付けられた一対のプーリ、および各プーリに巻き掛けられたベルトからなる減速機を備えている。そして、電動モータの回転軸の回転が一対のプーリおよびベルトを介してボールねじ機構に伝達される。また、モータハウジングは減速機ハウジングに対してボルトによって締結固定されている。減速機ハウジングとモータハウジングとの間にはシールリング(例えば、Oリングなど)が介在されており、このシールリングにより減速機ハウジングおよびモータハウジング間のシール性が確保されている。
特開2005−349861号公報
このような電動パワーステアリング装置では、モータトルクの伝達効率を確保するためにベルトの張力を適切に設定することが重要である。そこで従来は、例えば、減速機ハウジングにモータハウジングを組み付ける際、減速機ハウジングにモータハウジングを当接させてボルトを仮止めした後、減速機ハウジングに対してモータハウジングをずらすことでベルトの張力を調整するといった方法が用いられている。このベルト張力調整方法では、ベルト張力の調整が完了した後にボルトを本締めすることにより減速機ハウジングに対してモータハウジングが固定される。
しかしながら、ベルト張力調整時に減速機ハウジングに対してモータハウジングをずらすと、減速機ハウジングとモータハウジングとの間に介在されたシールリングに摩擦力が作用する。この摩擦力によりシールリングが捩れると、例えば、シールリングを設置するモータハウジングの溝の隙間から油、水や異物などが内部に侵入して減速機ハウジングとモータハウジングとの間のシール性が低下するおそれがある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、捩れ変形を抑制することのできるシールリングを用いた電動パワーステアリング装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、電動パワーステアリング装置において、モータハウジングにより周囲を覆われた電動モータと、前記電動モータの回転軸に取り付けられた駆動プーリと、車両の操舵機構に取り付けられた従動プーリと、前記駆動プーリおよび前記従動プーリに巻き掛けられた無端状のベルトとを有し、前記電動モータの回転軸の回転を前記駆動プーリ、前記ベルト、および前記従動プーリを介して前記操舵機構に伝達する減速機と、前記減速機を収容する減速機ハウジングと、を備え、前記モータハウジングおよび前記減速機ハウジングのそれぞれの当接面のいずれか一方に形成された円環状の溝内に配置される円環状のシールリングにより前記モータハウジングおよび前記減速機ハウジングの間のシール性が確保される電動パワーステアリング装置であって、前記シールリングは、断面が曲線状に膨らんだ略三角形の形状からなり、前記溝は、前記シールリングの断面の2辺に略一致する内周面を有することを要旨とする。
上記構成によれば、互いに当接する減速機ハウジングおよびモータハウジングのいずれか一方に形成された円環状の溝内に円環状のシールリングが配置される。この場合、断面が略三角形状を有するシールリングの3辺がモータハウジングおよび減速機ハウジングにそれぞれ接触する。したがって、減速機ハウジングに対してモータハウジングがずらされることにより、シールリングの接触部に摩擦力が作用する。例えば、断面の略三角形状に形成された1辺からなる一端部が減速機ハウジングに接触し、残りの2辺からなる他端部がモータハウジングの溝の内壁に接触して押圧される。これにより、シールリングが減速機ハウジングに密着して隙間が塞がれるため、モータハウジングと減速機ハウジングとの間のシール性を確保することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電動パワーステアリング装置において、前記溝は、断面が三角形または台形の形状に形成されることを要旨とする。
上記構成によれば、減速機ハウジングとモータハウジングとの間にシールリングが介在された場合、シールリングは、シールリングの形状にほぼ一致して断面が三角形または台形の形状に形成された溝内に配置される。これにより、減速機ハウジングに電動モータを組み付ける際に、シールリングがベルトの張力調整により捩れようとするとき、シールリングが減速機ハウジングまたはモータハウジング、ならびに溝の内壁に接触して押圧される。その結果、シールリングの捩れ変形を抑制し、確実にシールすることができる。また、溝の開口部が外側に向かって幅広になるように形成されているので、シールリングを容易に溝内に組み付けることができる。さらに、上記シールリングの形状によればシールリングの中心軸を中心とする円周上のいずれの位置においてもベルトの張力調整を行なうことが可能になる。
本発明によれば、捩れ変形を抑制することのできるシールリングを用いた電動パワーステアリング装置を提供できる。
本発明の一実施形態に係る電動パワーステアリング装置の概略構成を示す模式図。 図1の操舵補助機構周辺の断面構造を示す要部拡大図。 シールリングの平面構造を示す平面図。 図3のA−A線に沿った断面構造を示す断面図。 (a)、(b)は、シールリングを組み付ける際の断面構造をそれぞれ示す断面図。
以下、本発明の実施形態に係る電動パワーステアリング装置について、図に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る電動パワーステアリング装置1の概略構成を示す模式図である。図1に示すように、本実施形態に係る電動パワーステアリング装置1は、いわゆるラックアシストタイプの電動パワーステアリング装置であり、ラックアンドピニオン機構を含むステアリング機構(操舵機構)2と、ステアリング機構2に操舵補助力(アシスト力)を与えるための操舵補助機構3とを備えている。操舵補助機構3は、後述する電動モータ19の回転軸18(図2参照)をラック軸(ラックバー)12とほぼ平行となるように配設するとともに、回転軸18と、ラック軸12に組み込んだボールねじ機構とを、ベルト式伝達機構によって繋いだ、いわゆるラックパラレルタイプの電動パワーステアリング装置(RP−EPS)を構成している。
ステアリング機構2は、操舵部材としてのステアリングホイール4に連結されたステアリングシャフト5と、ステアリングシャフト5に自在継手6を介して連結された中間軸7と、中間軸7に自在継手8を介して連結されたピニオン軸9と、ピニオン軸9の先端部に設けられたピニオン10に噛み合うラック11を有して車両の左右方向に延びる操舵軸としてのラック軸12とを有している。
ラック軸12の両端部にはそれぞれタイロッド13が結合されており、各タイロッド13は図示しないナックルアームを介して転舵輪14に連結されている。ステアリングホイール4が操作されてステアリングシャフト5が回転すると、この回転がピニオン10およびラック11によって、車両の左右方向に沿うラック軸12の軸方向移動に変換される。これにより、転舵輪14の転舵が達成される。
また、ピニオン軸9は、入力軸15と、出力軸16とに分割されている。これら入、出力軸15,16はトーションバー17を介して同一の軸線上で互いに連結されている。操舵補助機構3は、回転軸18を有する電動モータ19と、回転軸18の回転をラック軸12の軸方向移動に変換するための変換機構20と、回転軸18の回転を減速して変換機構20に伝達するための伝達機構としての減速機構(減速機)21とを備えている。
電動モータ19は、ECU(電子制御ユニット)22によって制御される。電動モータ19は、例えば、3相のブラシレスモータが使用され、ECU一体型モータであるMCU42として構成されている。また、電動モータ19の回転軸18の回転速度は、電動モータ19に内蔵されたレゾレルバ等の回転角度センサ23によって検出される回転角度θから検出されるようになっている。
さらに、電動パワーステアリング装置1は、ステアリングホイール4の操舵角度δを検出する操舵角センサ24と、トーションバー17を介する入、出力軸15,16間の相対回転変位量により操舵トルクτを検出するトルクセンサ25と、車両の速度Vを検出する車速センサ26とを備えている。操舵角センサ24およびトルクセンサ25は、ピニオン軸9の周囲に配置されている。上記回転角度センサ23を含むこれらのセンサ24,25,26が検出した値は、ECU22に入力され演算処理されるようになっている。
ECU22は、入力された操舵トルクτや車速V等に基づいてステアリング機構2に付与するアシストトルクを決定し、このアシストトルクに基づいて電動モータ19を駆動制御する。
次に、変換機構20および減速機構21のそれぞれの構造について説明する。
図2は、図1の操舵補助機構3周辺の断面構造を示す要部拡大図である。図2に示すように、ラック軸12が挿通されるハウジングは、略円筒状の第1のラックハウジング29と、略円筒状の第2のラックハウジング30と、減速機構21および変換機構20が収容される減速機部(減速機ハウジング)33とに分割されて形成されている。第1のラックハウジング29にはラック軸12のほぼ全体が収容され、第2のラックハウジング30にはラック軸12の一部が収容される。減速機部33は、第1の減速機ハウジング31および第2の減速機ハウジング32からなる。そして、第1および第2のラックハウジング29,30は、それぞれラック軸12外周に設けたフランジ面を通して減速機部33(第1および第2の減速機ハウジング31,32)の両側面にボルト締結(図示せず)により固定されている。
減速機構21は、プーリ・ベルト機構からなる減速機構であり、例えば、回転軸18に連結された歯付の駆動プーリ(以下、入力プーリという)35と、ラック軸12にボールねじ機構を介して連結された、入力プーリ35よりも大径である歯付の従動プーリ(以下、出力プーリという)36と、入、出力プーリ35,36間に掛け渡された歯付のベルト37とを備えている。入力プーリ35は、電動モータ19の回転軸18の軸方向中間部に一体回転可能に連結されている。出力プーリ36は、操舵軸としてのラック軸12の周囲を取り囲んで配置されている。
変換機構20は、ボールねじ機構からなる変換機構であり、ラック軸12の周囲を取り囲む回転筒としてのボールナット38を備えている。ボールナット38は、ラック軸12の外周に形成されたボールねじ溝39にボール40を介して螺合している。ボールナット38は、軸受34を介して第2の減速機ハウジング32に回転自在に支持されている。また、ボールナット38の外周には上記出力プーリ36が一体回転可能に嵌め合わされている。具体的には、ボールナット38の外周に形成された段部と、軸受34とによって出力プーリ36が挟持され、ボールナット38に固定されている。
MCU42は、電動モータ19とECU22とから構成されている。電動モータ19は、回転軸18および回転角度センサ23(図1参照)と、モータハウジング28とを有しており、回転軸18がラック軸12にほぼ平行になるように配置されている。モータハウジング28は、筒状の第1の減速機ハウジング31を介して、ラック軸12を収容する筒状の第2の減速機ハウジング32に固定されている。
電動モータ19の回転軸18が回転すると、これにともなって、入力プーリ35が回転する。そして、入力プーリ35の回転はベルト37を介して出力プーリ36に伝達され、出力プーリ36およびボールナット38が入力プーリ35の回転よりも低速で回転する。ボールナット38の回転は、ボール40を介してラック軸12の軸方向移動に変換される。これにより、転舵輪14(図1参照)の転舵が補助される。
次に、第1の減速機ハウジング31に対するMCU42の取り付け構造について説明する。
図2に示すように、電動モータ19の周囲はモータハウジング28により覆われている。モータハウジング28における回転軸18側の端部には円筒状のフランジ部45が形成されており、このフランジ部45の軸方向の端面が第1の減速機ハウジング31の側壁に当接している。フランジ部45には、その軸方向に貫通する複数の図示しないボルト孔が形成されている。このボルト孔に挿通されたボルトが第1の減速機ハウジング31に締結されることにより、モータハウジング28が第1の減速機ハウジング31に固定されている。
第1の減速機ハウジング31と当接するフランジ部45の端面には、円環状の溝44が形成されている。この溝44には、円環状のシールリング43が配置されている。本実施形態のシールリング43は、ゴム部材(例えば、合成ゴムなど)からなるOリングが用いられる。このシールリング43により第1の減速機ハウジング31およびモータハウジング28の間のシール性が確保されている。
次に、シールリング43の構造について説明する。
図3は、シールリング43の平面構造を示す平面図、図4は、図3のA−A線に沿った断面構造を示す断面図である。図3では、シールリング43の軸方向端部の稜線を二点鎖線nで示している。また、図4では、シールリング43の中心軸mに略直交する同一平面内の2つの断面Sの形状をそれぞれ示している。
図4に示すように、シールリング43の断面Sは曲線状に膨らんだ3辺を有する略三角形からなる。この断面形状は、シールリング43の中心軸mを中心とする円周上に同一形状が対向するように形成されている。また、シールリング43では、断面Sにおいて内周部分に突出形成された部位により捩れを抑制するよう構成されている。
次に、シールリング43の溝44への組み付けについて説明する。
図5(a),(b)は、シールリング43を組み付ける際の断面構造をそれぞれ示す断面図である。
図5(a)に示すように、シールリング43はモータハウジング28に形成された、例えば台形状の溝44内に略三角形状の2辺を一致させて装着される。このシールリング43が配置された状態でモータハウジング28は、第1の減速機ハウジング31に向かって(図中、矢印方向)、組み付け固定される。
図5(b)に図2で図示された部分の拡大構造を示すように、シールリング43は、断面Sに対応する部位がベルト37の張力調整方向(張力増加方向、図2中、下方向)に対向して溝44内に配置される。シールリング43は、第1の減速機ハウジング31と、モータハウジング28に形成された溝44の内周面である内壁とに押圧されて変形し、第1の減速機ハウジング31の側壁に密着して隙間が塞がれる。これにより、シールリング43がベルト37の張力調整により捩れようとするとき、シールリング43の捩れ変形を抑制し、第1の減速機ハウジング31とモータハウジング28との間のシール性が確保される。
次に、上記のように構成された本発明の実施形態に係る電動パワーステアリング装置1の作用および効果について説明する。
上記実施形態によれば、第1の減速機ハウジング31の側壁に当接するモータハウジング28に形成された円環状の溝44内に円環状のシールリング43が配置される。この場合、断面Sが曲線状に膨らんだ略三角形状を有するシールリング43の3辺が第1の減速機ハウジング31およびモータハウジング28にそれぞれ接触する。したがって、第1の減速機ハウジング31に対してモータハウジング28がずらされることにより、シールリング43の接触部に摩擦力が作用する。断面Sの略三角形状に形成された1辺からなる一端部が第1の減速機ハウジング31に接触し、残りの2辺からなる他端部がモータハウジング28の溝44の内壁に接触して押圧される。
これにより、第1の減速機ハウジング31にMCU42を組み付ける際に、第1の減速機ハウジング31に対してモータハウジング28をベルト張力調整方向にずらす場合であっても、シールリング43が第1の減速機ハウジング31に密着して隙間が塞がれる。その結果、シールリング43の捩れ変形を抑制し、第1の減速機ハウジング31およびモータハウジング28間のシール性を確保することができる。
また、上記実施形態によれば、第1の減速機ハウジング31とモータハウジング28との間にシールリング43が介在された場合、シールリング43は、シールリング43の形状にほぼ一致して断面Sが略三角形または略台形の形状を有して円環状に形成された溝44内に配置される。
これにより、シールリング43がベルト37の張力調整により捩れようとするとき、シールリング43が第1の減速機ハウジング31またはモータハウジング28の側壁、ならびにモータハウジング28の溝44の内壁に接触して押圧される。その結果、シールリング43が第1の減速機ハウジング31に密着して隙間が塞がれるので、シールリング43の捩れ変形を抑制し、シール性を確保することができる。また、モータハウジング28に設けられた溝44の開口部は、第1の減速機ハウジング31側に向かって幅広になるように形成されているので、シールリング43を容易に溝44内に組み付けることができる。さらに、本実施形態のシールリング43の形状によれば、シールリング43の中心軸mを中心とする円周上のいずれの位置においてもベルト37の張力調整を行なうことが可能になる。
以上のように、本発明の実施形態によれば、捩れ変形を抑制することのできるシールリングを用いた電動パワーステアリング装置を提供できる。
以上、本発明に係る実施形態について説明したが、本発明はさらに他の形態で実施することも可能である。
上記実施形態では、モータハウジング28に設けられる断面形状が台形の溝44を例示したが、これに限定されるものでなく、溝44の形状は適宜変更可能である。例えば、平行な2辺を持たない三角形状の溝44を形成してもよい。また、シールリング43の略三角形の長辺を第1の減速機ハウジング31の側壁に平面状に接触させ、残りの2辺を内壁に接触させて装着するように溝44の断面形状を形成してもよい。
また、上記実施形態では、シールリング43を配置するための溝44をモータハウジング28側に形成したが、これに限定されるものでなく、溝44を第1の減速機ハウジング31側に形成してもよい。
上記実施形態では、シールリング43の適用対象としてラックパラレルタイプの電動パワーステアリング装置1を例示したが、シールリング43の適用対象はこれに限定されるものでない。本実施形態のシールリング43は、例えばコラムシャフトにアシスト力を付与する電動パワーステアリング装置や、ステアバイワイヤ式のステアリング装置等、電動モータから減速機を介してステアリング機構にアシスト力を付与する各種ステアリング装置に適用可能である。
また、本実施形態のシールリング43は、ステアリング装置に限定されるものでなく、第1および第2の2つのハウジング間にシールリングが介在される装置にも適用可能である。このような装置に本実施形態のシールリング43を用いれば、ハウジングに容易に組み付けができるとともに、第1および第2のハウジングが摺動する際のシールリング43の捩れ変形を抑制し、シール性を確保することが可能である。
1:電動パワーステアリング装置、2:ステアリング機構(操舵機構)、
3:操舵補助機構、4:ステアリングホイール、5:ステアリングシャフト、
6,8:自在継手、7:中間軸、9:ピニオン軸、10:ピニオン、11:ラック、
12:ラック軸、13:タイロッド、14:転舵輪、15:入力軸、16:出力軸、
17:トーションバー、18:回転軸、19:電動モータ、20:変換機構、
21:減速機構(減速機)、22:ECU、23:回転角度センサ、
24:操舵角センサ、25:トルクセンサ、26:車速センサ、
28:モータハウジング、29,30:第1,第2のラックハウジング、
31,32:第1,第2の減速機ハウジング、33:減速機部(減速機ハウジング)、
34:軸受、35:入力プーリ(駆動プーリ)、36:出力プーリ(従動プーリ)、
37:ベルト、38:ボールナット、39:ボールねじ溝、40:ボール、
42:MCU、43:シールリング、44:溝、45:フランジ部、
m:中心軸、n:稜線、S:シールリング断面

Claims (2)

  1. モータハウジングにより周囲を覆われた電動モータと、
    前記電動モータの回転軸に取り付けられた駆動プーリと、車両の操舵機構に取り付けられた従動プーリと、前記駆動プーリおよび前記従動プーリに巻き掛けられた無端状のベルトとを有し、前記電動モータの回転軸の回転を前記駆動プーリ、前記ベルト、および前記従動プーリを介して前記操舵機構に伝達する減速機と、
    前記減速機を収容する減速機ハウジングと、を備え、
    前記モータハウジングおよび前記減速機ハウジングのそれぞれの当接面のいずれか一方に形成された円環状の溝内に配置される円環状のシールリングにより前記モータハウジングおよび前記減速機ハウジングの間のシール性が確保される電動パワーステアリング装置であって、
    前記シールリングは、断面が曲線状に膨らんだ略三角形の形状からなり、前記溝は、前記シールリングの断面の2辺に略一致する内周面を有することを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 請求項1に記載の電動パワーステアリング装置において、
    前記溝は、断面が三角形または台形の形状に形成されることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108900026A (zh) * 2018-07-16 2018-11-27 佳木斯大学 一种永磁电机支撑固定装置及操作方法

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