JP2016013190A - 毛穴洗浄用ブラシ - Google Patents

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Abstract

【課題】抜け毛を手で取り除き易く、また毛穴の洗浄機能にも優れた毛穴洗浄用ブラシを提供すること。【解決手段】基台12のブラシ面13から突出する複数の突起14を備えた毛穴洗浄用ブラシ10であって、複数の突起14は、一部又は全部が毛束付突起14であり、毛束付突起14は、ブラシ面13から突出するエラストマーで構成された基部14aを有し、毛束付突起14の先端部分に、基部14aから更に突出する毛穴洗浄用毛束14cを有している。【選択図】図4

Description

本発明は、毛穴洗浄用ブラシに関する。
洗髪や毛髪の手入れを行う際に使用するヘアブラシとして、例えばブラシを構成する刷毛状の突起の先端に球状体を設けたものや、略円錐形の突起を有するもの、或いは異なる太さと長さを備える突起を組み合わせたもの等、種々の形態のものが知られている。また、近年、頭皮を掻く機能や、毛髪を掻く機能の他に、汚れや臭いの原因となる皮脂を除去したり毛穴を洗浄する機能を有すると共に、頭皮や毛穴に対するマッサージ効果を有する合成樹脂や弾性材料からなる太径ブリッスルと毛束状の細径ブリッスルとを組み合わせたマッサージ用ブラシも開発されている(例えば、特許文献1参照)。
さらに、頭皮のマッサージ効果を向上させるべく、基台に立設されて毛髪を掻き分ける複数の突起を、エラストマーや合成ゴム等の柔軟な素材を用いて形成すると共に、突起の先端部分に複数の小突起を設け、これらの小突起を柔軟に屈曲させながら頭皮に対して多点で接触させるようにした頭皮用ブラシも開発されている(例えば、特許文献2参照)。
そのようなブラシとして、本出願人も、主として毛髪を掻き分ける機能を発揮する複数の突起と、主としてマッサージ効果を発揮する複数の突起とを、柔軟なエラストマー樹脂を用いて基台のブラシ面に異なる形状の突起として突設してなり、優れたマッサージ効果が得られると共に、優れた皮脂の除去機能や毛穴の洗浄機能を発揮することのできる頭皮用ブラシを提案している(特許文献3,4参照)。
特開2000−60640号公報 特開2005−160684号公報 特開2007−282681号公報 特開2009−240768号公報
前述した特許文献1に記載のマッサージ用ブラシにおいては、ブリッスル束からなる毛穴洗浄用毛束が、エラストマーからなる突起と同一のブラシ面から突出している。そのため、ブラシ面の近傍に指が届きにくく、毛穴洗浄用毛束に絡まった抜け毛を手で取り除きづらい場合があった。
また、エラストマーからなる突起のみを有するブラシでは、マッサージ効果と毛穴洗浄効果とが両立した一層優れたブラシを構成することが難しいことがあった。
従って、本発明の目的は、従来技術が有する種々の課題を解決し得る毛穴洗浄用ブラシを提供することにある。
本発明は、基台のブラシ面から突出する複数の突起を備えた毛穴洗浄用ブラシであって、前記複数の突起は、一部又は全部が毛束付突起であり、前記毛束付突起は、前記ブラシ面から突出するエラストマーで構成された基部を有し、該毛束付突起の先端部分に、前記基部から更に突出する毛穴洗浄用毛束を有している、毛穴洗浄用ブラシを提供するものである。
本発明の毛穴洗浄用ブラシは、抜け毛が絡まりにくく、また抜け毛を手で取り除き易く、また毛穴の洗浄機能にも優れている。
図1は、本発明の一実施形態に係る毛穴洗浄用ブラシの斜視図である。 図2は、図1に示す毛穴洗浄用ブラシのブラシ面を示す平面図である。 図3は、図2のI−I線断面図(ブラシ面の長軸方向に沿う断面図)である。 図4は、図2のII−II線に沿う断面(ブラシ面の短軸方向に沿う断面)を把持部の断面を省略して示す断面図である。 図5(a)は、へら状突起の正面図、図5(b)はへら状突起の側面図、図5(c)は、図5(a)のV−V線拡大断面図である。 図6(a)は、第1の錐体状突起の拡大斜視図であり、図6(b)は、図6(a)のVI−VI線模式断面図、図6(c)は、第1の錐体状突起の先端部分を示す拡大平面図である。 図7(a)は、第2の錐体状突起の側面図であり、図7(b)は、第2の錐体状突起を先端側から見た拡大平面図である。 図8(a)は、エラストマー成形体に設けた貫通孔に、毛穴洗浄用毛束を形成するブリッスル束を挿入する直前の状態を示す図であり、図8(b)は、貫通孔にブリッスル束を挿入して一端側をエラストマー成形体に融着して固定した状態を示す図である。 図9は、本発明の他の実施形態に係る毛穴洗浄用ブラシを示す図で、図9(a)は、ブラシ面の平面図、図9(b)及び図9(c)は、図9(a)のブラシ面に存する突起の斜視図である。 図10は、本発明の更に他の実施形態に係る毛穴洗浄用ブラシを示す図で、図10(a)は、ブラシ面の平面図、図10(b)及び図10(c)は、図10(a)のブラシ面に存する突起の斜視図である。
以下、本発明をその好ましい実施形態に基づいて説明する。
本発明の第1実施形態の毛穴洗浄用ブラシ10は、人の頭部の毛穴洗浄用に適した毛穴洗浄用ブラシであり、図1及び図2に示すように、把持部11を有する基台12のブラシ面13に、何れもエラストマーで構成された、へら状突起14と、第1の錐体状突起15と、第2の錐体状突起16とを各々複数立設することによって構成される。立設とは、立った状態に設けることをいう。
本実施形態の毛穴洗浄用ブラシ10は、例えば洗髪や毛髪の手入れを行う際に、把持部11を指の間に挟み込み、ブラシ面13とは反対側の基台12の上面に手の平を密着させて、当該上面を覆うようにしながらブラシ10を把持し、ブラシ面13に立設した複数種類の突起14〜16の先端部分を頭皮に押し当てた状態で、毛髪を掻き分けるようにしつつブラシ10を動かすことにより、必要に応じて頭皮や毛髪に塗布した洗浄剤、ヘアケア剤、化粧料等の作用と相俟って、皮脂の除去や毛穴の洗浄を効率良く行えるようにすると共に、優れたマッサージ効果が得られるようにするものである。
本実施形態におけるへら状突起14は、何れも、毛束付へら状突起であり、図5に示すように、ブラシ面13から突出するエラストマーで構成された基部14aを有し、突起14の先端部分に、基部14aから更に突出する毛穴洗浄用毛束14cを有している。また、へら状突起14は、それぞれの先端部分に、毛穴洗浄用毛束14cと共に、エラストマーで構成された先端突起14bを備えている。また、へら状突起14は、基部14aが扁平な横断面形状を有しており、先端突起14b及び毛穴洗浄用毛束14cが、前記扁平な横断面形状の長軸方向に並べて形成されている。
毛穴洗浄用毛束14cは、複数本のブリッスルからなる。毛穴洗浄用毛束14cは、人の頭部の毛穴にブリッスルが入り易くし優れた毛穴の洗浄機能が発揮されるようにする観点から、直径d1が3mm以下であることが好ましく、より好ましくは2mm以下、更に好ましくは1.5mm以下である。また、毛髪を掻き分けつつ撓まず頭皮や毛穴に到達し易くなる観点から、毛穴洗浄用毛束14cの直径d1は、0.3mm以上、より好ましくは0.5mm以上であることが好ましい。また、毛穴の洗浄機能と毛穴への到達性の両立の観点から、前記直径d1は、好ましくは0.3mm以上3mm以下、より好ましくは0.5mm以上1.5mm以下である。
毛穴洗浄用毛束14cは、図4及び図8(b)に示すように、基部14a内に一部が配されたブリッスル束14tにおける、該基部14aの先端から突出する部分からなる。
個々の毛穴洗浄用毛束14cを構成するブリッスルの本数は、少なくとも3本であり、好ましくは6本以上、より好ましくは10本以上であり、また、好ましくは50本以下、より好ましくは30本以下である。また、ブリッスルの直径は、好ましくは70μm以上400μm以下、より好ましくは150μm以上250μm以下である。
毛穴洗浄用毛束14cの直径d1及びブリッスルの直径は、何れも、基部14aに近接する根元部において測定する。
なお、本実施形態の毛穴洗浄用毛束14cは、横断面形状が円形状であるが、毛穴洗浄用毛束14cの横断面形状は、円形状に限られず、楕円形、三角形、菱形、多角形など異形断面形状等であっても良い。
毛穴洗浄用毛束14cの直径d1、ブリッスルの直径、先端突起の直径d等の直径は、それぞれの根元部における断面形状が円形の場合は、その直径を意味し、円形以外の場合は、円相当径(横断面の面積と同じ面積を持つ円の直径)を意味する。毛穴洗浄用毛束14cの「横断面の面積」には、ブリッスルどうし間の隙間の面積も含める。
第1の錐体状突起15は、何れも、毛束付錐台状突起であり、図6に示すように、ブラシ面13から突出するエラストマーで構成された基部15aを有し、突起15の先端部分に、基部15aから更に突出する毛穴洗浄用毛束15cを有している。また、第1の錐体状突起15は、基部15aが円錐台状であると共に、それぞれの先端部分に、エラストマーからなる先端突起15bを備えている。第1の錐体状突起15は、へら状突起14と同様に、毛穴洗浄効果とエマッサージ効果を得ることを目的として設けられているが、基部15aが円錐台状でへら状突起14の基部14aより変形しにくいため、皮膚により強く押し当てて使用することができる。第1の錐体状突起15を設けることにより、毛穴洗浄効果及びエマッサージ効果を一層向上させることができる。なお、本願発明の効果を奏する範囲で、円錐台状又は後述の角錐台状は、略円錐台状又は略角錐台状を含む。
第2の錐体状突起16は、何れも、突起の先端部分に毛束を有しない錐体状突起であり、図7に示すように、ブラシ面13から突出するエラストマーからなる基部16aを有し、先端部分16tが凸曲面状、より詳細には半球状に形成されている。第2の錐体状突起16は、マッサージ効果を得ることを目的として設けられている。
前記基台12は、図3にも示すように、底面が楕円形状の装着開口17aとして開口し、上面が滑らかな凸曲面となった基台本体17と、この基台本体17の装着開口17aを閉塞するように嵌め込み固定される基板18と、基台本体17と基板18との間に底盤部19aが挟み込まれた状態に固定されるエラストマー成形体19の一部からなる。
基台本体17及び基板18は、例えばポリエチレン、ポリプロピレン等からなるプラスチック製の成形品である。基台本体17は、例えば長軸の長さが80〜100mm程度、短軸の長さが70〜90mm程度の大きさの平面視楕円形状に形成されている。
基台本体17には、その内側に、エラストマー成形体19の底盤部19aを装着するための装着部17bが設けられており、装着部17bに、エラストマー成形体19の底盤部19aが配された状態で、装着開口17aに基板18が固定される。また、基台本体17の上面には、高波状に後方に反った形状で上方に突出する把持部11が、基台本体17の前方部分に設けられている。ここでいう、前方及び後方は、把持部11を指に挟んで基台12を手に持ったときに、指先側の一端に向かう方向及び手首側の他端に向かう方向である。
前記基板18は、基台本体17の装着開口17aの開口形状に略一致する平面視楕円形状を有しており、その突状に形成された周端面18aを、装着開口17aの開口縁部に沿って基台本体17の内周面に設けられた係止凹溝17cに係合させることにより、基台本体17に固定される。基板18には、へら状突起14及び錐体状突起15、16の配設位置に対応させて、楕円突起孔20及び円形突起孔21が各々複数形成されている(図2及び図4参照)。基板18の下面は、基台12の底面となってブラシ面13を形成すると共に、ブラシ面13から、それぞれ複数のへら状突起14及び錐体状突起15、16が突出している。従って、ブラシ面13も基板18と同様に、平面視楕円形状を有している。
そして、基板18は、基台本体17の装着開口17aを覆って嵌め込み固定される。このとき、エラストマー成形体19の底盤部19aから突出して一体成形された複数のへら状突起14及び複数の錐体状突起15、16が、複数の楕円突起孔20及び複数の円形突起孔21に各々挿通されている。また、基板18と、基台本体17の内側天面部から垂下する支持棒17d(図3参照)や装着部17bの周縁段差部17eとの間にエラストマー成形体19の底盤部19aが挟み込まれている。これによって、エラストマー成形体19は、複数のへら状突起14及び複数の錐体状突起15、16を、毛穴洗浄用ブラシ10のブラシ面13を構成する基板18の下面から各々下方に突出させつつ、底盤部19aを装着部17bに収容固定された状態で、基台12に取り付けられることになる。
本実施形態では、エラストマー成形体19は、基台本体17の装着開口17aと同様の楕円平面形状を有する板状の底盤部19aと、底盤部19aから一体として突出する、へら状突起14の基部14a、第1の錐体状突起15の基部15a、及び第2の錐体状突起16とからなる。エラストマー成形体19は、上述のように、底盤部19aを装着凹部17bに収容固定した状態で基台本体17に取り付けられ、基板18によるブラシ面13からへら状突起14及び錐体状突起15を後述する所望の高さで突出させる。
ここで、エラストマー成形体19を形成するためのエラストマー樹脂としては、ゴム状弾性を示す高分子であり、天然ゴム(NR)、ジエン系ゴム、非ジエン系ゴム、熱可塑性エラストマー等を用いることができる。これらの中でも、熱可塑性エラストマーを用いることが、射出成形による成型加工が可能である等の観点から好ましい。
ジエン系ゴムとしては、イソプレンゴム(IR)、ブタジエンゴム(BR)、スチレン・ブタジエンゴム(SBR)、クロロプレンゴム(CR)、ニトリルゴム(NBR)等が挙げられ、非ジエン系ゴムとしては、ブチルゴム(イソブチエン・イソプレンゴム(IIR))、エチレン・プロピレンゴム(EPM)、エチレン・プロピレン・ジエンゴム(EPDM)、ウレタンゴム(U)、シリコーンゴム(Q)等が挙げられる。
熱可塑性エラストマーとしては、SBS、SIS、SEBS、SEPS等のスチレン系エラストマー(TPS)、オレフィン系エラストマー(TPO)、エステル系エラストマー(TPC)、ウレタン系エラストマー(TPU)、アミド系熱可塑性エラストマー(TPA)、熱可塑性ゴム架橋(TPV)等が挙げられる。
これらのエラストマーは一種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることもできる。
また、エラストマー成形体19を形成するためのエラストマー樹脂としては、ASTM D2240に準拠して測定された硬度(ショアA硬度)が、好ましくは30以上であり、より好ましくは40以上であり、また、好ましくは80以下であり、より好ましくは70以下であり、より具体的には、好ましくは30以上80以下であり、より好ましくは40以上70以下の素材を用いることが好ましい。
〔ショアA硬度の測定方法〕
平らな面に置いた試料の平面に、両手で保持したゴム硬度計の加圧面を真上から一定速度で垂直に押し付け、密着後、1秒以内の値を「硬さ」とする。試料の測定位置は試料の端から12mm以上内側、測定箇所の間隔は6mm以上とする。測定に使用する試料は、長さ及び幅をそれぞれ25mm以上、厚みを6mm以上とし、試験環境は温度23±2度、湿度50±5%とする。5ヶ所の中央値あるいは平均値を測定値に採用し、ゴム硬度計(株式会社テクロック製、GS709N 形式A)で50を示した場合、ショアA硬度は50(「A50」)である。
エラストマー成形体19を形成するためのエラストマー樹脂としてこのような素材のものを用いることにより、頭皮を傷つけず、かつ痛くない圧力で、へら状突起14、第1の錐体状突起15及び第2の錐体状突起16を頭皮に押し付けることができる。従って、適度な刺激を与えることが可能となり、優れたマッサージ効果が得られると共に、必要に応じて頭皮や毛髪に塗布した洗浄剤等の作用と相俟って、皮脂の除去や毛穴の洗浄を効率良く行うことが可能になる。なお、毛穴洗浄用ブラシ10をシャンプーや育毛剤と共に使用する場合には、エラストマー成形体19は、これらに対する耐薬品性に優れているオレフィン系エラストマーやスチレン系エラストマーを用いて形成することが好ましい。具体的なエラストマー成形体としては、アロン化成株式会社のスチレン系エラストマーである商品名エラストマーAR(前記硬度55〜60)等を挙げることができる。
へら状突起14は、ブラシ面13に沿った根元部の横断面形状が、例えば長軸の長さが5〜20mm程度、短軸の長さが2〜15mm程度の大きさの扁平な楕円形状となっている(図2参照)。また、それと共に、図5(a),図5(b)にも示すように、略相似の断面形状を保持したまま、先端に向かって僅かに先細りの形状となっているへら状の基部14aと、へら状の基部14aの先端からさらに上方に突出する3つの先端突起14aと、へら状の基部14aの先端からさらに上方に突出する2つの毛穴洗浄用毛束14cとからなる。より具体的には、へら状突起14は、へら状の基部14aの先端部分に配置された先端突起14bとして、高さが異なる2以上の先端突起14bを有しており、先端突起14bと毛穴洗浄用毛束14cとは、図5(c)に示すように、扁平な横断面形状の長軸方向Xに並べて形成されている。また、毛穴洗浄用毛束14cは、長軸方向Xに間隔を置いて形成された2つの先端突起14b間に形成されている。
へら状突起14の先端部分に設けられた先端突起14bは、好ましくは先端が凸曲面状に形成された円錐形状を有している。円錐形状は略円錐形状も含む。
へら状突起14は、ブラシ面13から先端までの高さh1が、好ましくは10mm以上、より好ましくは15mm以上であり、また、好ましくは30mm以下、より好ましくは25mm以下である。
先端突起14b(高さが異なる複数の先端突起を有する場合は最も高さが高い先端突起)は、へら状の基部14aの先端からの高さh3が、好ましくは2mm以上、より好ましくは3.5mm以上、更に好ましくは4mm以上であり、また好ましくは15mm以下、より好ましくは10mm以下、更に好ましくは8mm以下である。
先端突起14bの前記高さh3は、へら状突起14の前記高さh1に対して、好ましくは50%以下、より好ましくは40%以下、更に好ましくは35%以下であり、また、好ましくは15%以上、より好ましくは20%以上である。
また、毛穴洗浄用毛束14cは、へら状の基部14aの先端からの高さh4が、好ましくは2mm以上、より好ましくは3.5mm以上、更に好ましくは4mm以上であり、また好ましくは15mm以下、より好ましくは10mm以下、更に好ましくは8mm以下である。
毛穴洗浄用毛束14cの前記高さh4は、へら状突起14の前記高さh1に対して、好ましくは50%以下、より好ましくは40%以下、更に好ましくは35%以下であり、また、好ましくは15%以上、より好ましくは20%以上である。
へら状突起14の前記高さh1は、ブラシ面13から先端突起14bの先端までの高さと、ブラシ面13から毛穴洗浄用毛束14cの先端までの高さのうちの高い方の高さである。
ブラシ面13から先端突起14bの先端までの高さと、ブラシ面13から毛穴洗浄用毛束14cの先端までの高さは、同じでも異なっていても良く、何れが高い場合であっても両者の差は、好ましくは2.0mm以内、より好ましくは1.0mm以内である。
また、毛穴洗浄用毛束14cは、へら状突起14の扁平な横断面形状の長軸方向Xにおいて、先端突起14b,14b間に配置されている。長軸方向Xにおける先端突起14b,14b間は、例えば根元部における間隔s1が0〜5mm、好ましくは0.3〜2mmであり、頂部における間隔s2が1〜7mm、好ましくは2〜5mmである。
先端突起14bそれぞれの高さh3とそれぞれの根元部における太さ(直径)dとの比(h3/d)は、頭皮に押し当てたときに、毛髪を掻き分けつつ頭皮や毛穴に到達し易くなる観点から、好ましくは1以上、より好ましくは1.2以上であり、また好ましくは3.5以下、より好ましくは3以下である。
毛穴洗浄用毛束14cの高さh4とその根元部における太さ(直径)d1との比(h4/d1)も、人の頭部の毛穴に入り易くなり、優れた毛穴の洗浄機能が発揮される観点から、好ましくは2.5以上、より好ましくは4以上であり、また好ましくは16以下、より好ましくは13以下である。
本実施形態における第1の錐体状突起15は、ブラシ面13に沿った根元部の横断面形状が、例えば直径4〜10mm程度の大きさの円形となっている(図2参照)。それと共に、図6にも示すように、略相似の断面形状を保持したまま先端に向かって僅かに先細りの形状となっている円錐台状の基部15aと、基部15aの先端からさらに上方に突出した複数個の先端突起15b及び複数個の毛穴洗浄用毛束15cとからなる。複数個の先端突起15bは、エラストマーで構成された、基部15aと一体成形されている。複数個の毛穴洗浄用毛束15cは、図6(b)に示すように、基部15a内に一部が配されたブリッスル束15tにおける、基部15aの先端から突出する先端部分からなる。
第1の錐体状突起15は、毛穴洗浄用毛束15cとして、図6(a)及び図6(c)に示すように、円錐台状の基部15aの先端面の中央部に位置する中央毛束15c’と、基部15a先端面の中央部を囲むように環状に設けられた外周毛束15c”とを備えている。外周毛束15c”及び先端突起15bは、基部15a先端面に環状に配置されており、交互に配置されている。
第1の錐体状突起15は、ブラシ面13から先端までの高さh5が、好ましくは12mm以上、より好ましくは15mm以上、更に好ましくは17mm以上であり、また、好ましくは28mm以下、より好ましくは25mm以下、更に好ましくは23mm以下である。
先端突起15b(高さが異なる複数の先端突起を有する場合は最も高さが高い先端突起)は、円錐台状の基部15aの先端からの高さh7が、好ましくは0.5mm以上、より好ましくは1mm以上であり、また好ましくは5mm以下、より好ましくは3mm以下である。
先端突起15bの前記高さh7は、第1の錐体状突起15の前記高さh5に対して、好ましくは50%以下、より好ましくは30%以下であり、また、好ましくは3%以上、より好ましくは5%以上である。
また、毛穴洗浄用毛束15cは、円錐台状の基部15aの先端からの高さh8が、好ましくは0.5mm以上、より好ましくは1mm以上であり、また好ましくは5mm以下、より好ましくは3mm以下である。
毛穴洗浄用毛束15cの前記高さh8は、第1の錐体状突起15の前記高さh5に対して、好ましくは50%以下、より好ましくは30%以下であり、また、好ましくは3%以上、より好ましくは5%以上である。
錐体状突起15の前記高さh5は、ブラシ面13から先端突起15bの先端までの高さと、ブラシ面13から毛穴洗浄用毛束15cの先端までの高さのうち高い方の高さである。ブラシ面13から先端突起15bの先端までの高さと、ブラシ面13から毛穴洗浄用毛束15cの先端までの高さは、同じでも異なっていても良く、何れが高い場合であっても両者の差は、好ましくは1.5mm以内、より好ましくは0.5mm以内である。
外周毛束15c”は、複数個設けられていることが好ましく、好ましくは2〜10個であり、より好ましくは3〜10個、更に好ましくは4〜10個である。
また、先端突起15bの数は、複数であることが好ましく、環状に並べて形成された先端突起15bの数は、好ましくは3〜10個であり、更に好ましくは4〜10個である。
本実施形態のブラシ10のブラシ面13には、該ブラシ面13に描いた複数の平行な仮想の直線Y−Y(本実施形態では楕円形状のブラシ面13の短軸方向と平行な方向に延設する5本の線、図2参照)によって、複数の突起列R1〜R6に分割された状態に、へら状突起14、第1の錐体状突起15及び第2の錐体状突起16が配置されている。そして、5本の線よって分割された6本の突起列R1〜R6のうち、両端部分の列を除いた4本の突起列R2〜R5には、3個のへら状突起14と第1又は第2の2個の錐体状突起15,16とが交互に配置されている。
また、突起列R2〜R5においては、複数個のへら状突起14とへら状突起間に配置された第1又は第2の錐体状突起15,16とが、へら状突起14の横断面形状の長軸方向(X方向)と平行な方向にほぼ直列した状態に配置されており、そのような突起列が、該列に直交する方向(ブラシ面13の長軸方向に沿う方向)に複数列形成されている。隣接する突起列間には、Y−Y線に沿って延びる、突起が配置されていない7〜15mmの幅の帯状間隔領域(図示せず)が形成されている。このような配置によって、突起14〜16の根本部分に対する毛髪の付着やからみ付きを効果的に回避ないし軽減することができると共に、突起列に沿って指をスライドさせたり、シャワーの流水を流すことにより、該根本部分に毛髪が付着したりからみ付いたりしても容易に除去することが可能となる。
上述のような構成を備える本実施形態の毛穴洗浄用ブラシ10を使用する際には、例えば把持部11を指の間に挟み込み、ブラシ面13とは反対側の基台12の上面に手の平を密着させて、当該上面を覆うようにしてブラシ10を把持し、ブラシ面13から突出する複数のへら状突起14等を頭皮に押し当てた状態でブラシ10を動かし、必要に応じて洗浄剤、ヘアケア剤、化粧料等を頭皮や毛髪に塗布しつつ、洗髪や毛髪の手入れを行う。
本実施形態の毛穴洗浄用ブラシ10においては、へら状突起14及び第1の錐体状突起15の毛穴洗浄用毛束14c,15cは、それぞれ、ブラシ面13からではなく、ブラシ面13から突出する基部14a,15aから更に突出しているため、毛穴洗浄用毛束14c,15cが容易に頭皮の毛穴に到達するとともに、ブラシ面から突出する場合に比べて、毛穴洗浄用毛束14c,15cを、より強い力で毛穴に接触させることができる。また、頭皮の到達した毛穴洗浄用毛束14c,15cは、その直径L1が小さいことによって先端が毛穴に入り易い。
これにより、本実施形態の毛穴洗浄用ブラシ10によれば、優れた毛穴洗浄機能が発揮される。また、毛穴洗浄用毛束14c,15cを、基部14a,15aから突出しているため、それらの毛束に髪の毛が絡み付きにくい上に、毛穴洗浄用毛束14c,15cに抜け毛が絡みついても、その抜け毛を指で容易に取り除くこともできる。特に、毛髪の量が多い場合や毛髪が長い場合にも有効である。
しかも、本実施形態の毛穴洗浄用ブラシ10においては、毛穴洗浄用毛束14c,15cが、エラストマーで構成された先端突起14b,15bと共に設けられており、先端突起14b,15bによって髪の毛を掻き分けつつ、毛穴に毛穴洗浄用毛束14c,15cを挿入させることができる。また、先端突起14b,15bによってマッサージ効果も得られる。これにより、毛穴洗浄効果に一層優れている。
また、本実施形態におけるへら状突起14は、先端突起14bを複数有し、毛穴洗浄用毛束14cが先端突起14b,14b間に存在する。そのため、ブラシ10を往復に動かしたとき、どちらの方向に移動している間においても、先端突起14bによって髪の毛が掻き分けられ、穴洗浄用毛束14cが倒れにくい。そのため、毛穴洗浄用毛束14cが、頭皮(皮膚)の毛穴に一層確実に到達し、優れた毛穴洗浄機能が発揮される。
へら状突起14の、先端突起14bによる毛の掻き分け効果及び毛穴洗浄用毛束14cの倒れ防止効果は、毛穴洗浄用ブラシ10を、へら状突起の扁平な基部14aの長軸方向(X方向)に往復させた場合に、一層顕著に発現される。
また、第1の錐体状突起15も、先端突起15bを複数有し、毛穴洗浄用毛束15c(特に外周毛束15c”)も先端突起15b,15b間に存在する。そのため、ブラシ10をいろいろな方向に動かしても、先端突起15bによって髪の毛が掻き分けられ、毛穴洗浄用毛束15cが倒れにくい。そのため、毛穴洗浄用毛束15cが、頭皮(皮膚)の毛穴に一層確実に到達し、優れた毛穴洗浄機能が発揮される。
なお、へら状突起14と第1の錐体状突起15とを比較すると、基部14aが扁平な横断面形状を有するへら状突起14の方が、毛穴に毛先が入り易いように髪の毛を掻き分ける効果が高く、更に、先端突起14b及び毛穴洗浄用毛束14cが、扁平な横断面形状の長軸方向に並べて形成されていると一層、毛穴に毛先が入り易いように髪の毛を掻き分ける効果が高くなる。
また、本実施形態の毛穴洗浄用ブラシ10は、毛穴洗浄用ブラシ10を頭皮Sに軽く当てたときには、へら状突起14における先端突起14b及び毛穴洗浄用毛束14cのみが頭皮Sに当たり、より強く頭皮に押し付けることによって、第1の錐体状突起15の先端突起15bが頭皮に当たり、更に強く押し付けることによって、第2の錐体状突起16の先端部分が頭皮に当るように設計することも好ましい。それにより、押し付ける力を調節することで、マッサージ効果の強弱をコントロールしつつ、毛穴の洗浄を行うこともできる。
また、本実施形態におけるへら状突起14の毛穴洗浄用毛束14c及び第1の錐体状突起15の毛穴洗浄用毛束15cは、それぞれ、基部14a,15a内に一部を配したブリッスル束14t、15tにおける、該基部14a,15aの先端から突出する部分からなる。そのため、基部14a,15a上において毛穴洗浄用毛束14c,15cが倒れたり、脱離したりすることが防止される。
本実施形態の毛穴洗浄用ブラシ10においては、図4に示すように、毛穴洗浄用毛束14c,15cを形成するブリッスル束14t、15tが、突起の基部14a,15aを、各基部の高さ方向に貫通しており、毛穴洗浄用毛束14c,15cを形成する先端側とは反対側の端部Eが、基台12におけるブラシ面13より内側に固定されている。そのため、マッサージなどの強い力で、へら状突起14や錐体状突起15が屈曲変形した場合においても、端部E側の固定状態が安定に維持され、毛穴洗浄用毛束14c,15cの優れた毛穴洗浄機能が確実に発揮される。また、毛穴洗浄用毛束14c,15cに絡まった抜け毛を取り除くときにも毛穴洗浄用毛束14c,15cが抜けにくい。
本実施形態の毛穴洗浄用ブラシ10の好ましい製造方法においては、まず、エラストマー成形体19を、射出成形、プレス成形等により製造する。図8(a)及び図4に示すように、エラストマー成形体19は、へら状突起14の基部14aを高さ方向に貫通する貫通孔14s及び第1の錐体状突起15の基部15aを高さ方向に貫通する貫通孔15sを有しており、そのエラストマー成形体19の貫通孔14s,15sにブリッスル束14t,15tを挿入する。そして、挿入したブリッスル束14t,15tの、毛穴洗浄用毛束14c,15cを形成する先端側とは反対側の、貫通孔14s,15sから突出する部分を加熱して、溶融塊を形成させ、その溶融塊をエラストマー成形体19の底盤部19aの裏面側に融着させる。ブリッスル束14t,15tを溶融させる熱源としては、接触式の熱源を用いても良いし、レーザービーム等の非接触熱源を用いても良い。
本実施形態の毛穴洗浄用ブラシ10において、毛穴洗浄用毛束14c,15cを形成するブリッスル束のブリッスルは合成樹脂からなる。ブリッスルを構成する合成樹脂としては、例えば、歯ブラシのブリッスルに従来使用されているものを用いることができ、例えば、ナイロン(登録商標)、ナイロン6等のポリアミド、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリオレフィン等が挙げられる。また、ブリッスル束のブリッスルとして、豚毛等の動物の毛等を用いることもできる。
このように、ブリッスル束の、毛穴洗浄用毛束を形成する先端側とは反対側の端部Eを、エラストマー成形体の底盤部19aの他面側に融着により固定ことによって、毛穴洗浄用ブラシ10を頭皮Sに強く押し付けて毛穴の洗浄を行っても、毛穴洗浄用毛束14c,15cがずれたり、抜けたりせずに、優れた毛穴洗浄機能が発揮される。また、毛穴洗浄用毛束14c,15cに絡まった抜け毛を取り除くときに、毛穴洗浄用毛束14c,15cが一層抜けにくい。
毛穴洗浄用毛束14c,15cは、エラストマー成形体の底盤部19aの前記他面側に加えて、底盤部19a内に位置する貫通孔14s,15sの内部にも融着されていても良い。貫通孔14s,15sの内部にも融着されていると、毛穴洗浄用毛束14c,15cのずれや抜けが一層確実に防止される。
また本実施形態の毛穴洗浄用ブラシ10は、ブラシ面13の中央部分(ブラシ面13の長軸方向及び短軸方向の中央部分)に、複数のへら状突起14が間隔を置いて直列状に配置された中央突起群14Rを有し、該中央突起群の両側それぞれに第1又は第2の錐体状突起15,16が間隔を置いて直列状に配置された第1サイド突起群15Rを有し、更にその外側に、複数のへら状突起14が間隔を置いて直列状に配置された第2サイド突起群14R’を有している。各突起群間には、突起が配置されていない幅2〜5mmの帯状間隔領域が、楕円形状のブラシ面13の長軸方向に沿って延びている。これにより、突起に髪の毛に絡んだり引っ掛かったりすることが一層防止されると共に、シャワーの流水等による毛髪等の洗い流しも一層良好となる。
次に第2及び第3実施形態の毛穴洗浄用ブラシについて、図9及び図10を参照して説明する。第2及び第3実施形態の毛穴洗浄用ブラシについては、第1実施形態と異なる点について説明し、同様の点について説明を省略する。
第2実施形態の毛穴洗浄用ブラシは、ブラシ面13に、毛束付突起として、図9(b)に示す錐体状突起31を備え、また、エラストマーで構成されたが毛束を有しない突起として、先端部分が凸曲面状とされた大小2種類の円柱又は円錐状の突起32,33と、図9(c)に示す錐体状突起34とを備えている。
錐体状突起31は、円柱又は円錐台状の基部31aを有し、突起31の先端部分に、4つの先端突起31bと1つの毛穴洗浄用毛束31cとを有している。錐体状突起34は、円柱又は円錐台状の基部34aを有し、突起34の先端部分に、それぞれ半球状の、1つの中央先端突起34bと6つの外周先端突起34cとを備えている。
第3実施形態の毛穴洗浄用ブラシは、ブラシ面13に、毛束付突起として、図10(b)に示す錐体状突起41を備え、また、エラストマーで構成されているが毛束を有しない突起として、横断面長円形状の錐体状の突起42と、図10(c)に示す錐体状突起43とを備えている。錐体状突起41は、円柱又は円錐台状の基部41aを有し、突起41の先端部分に、3つの先端突起41bと1つの毛穴洗浄用毛束41cとを有している。錐体状突起43は、円柱又は円錐台状の基部43aを有し、突起43の先端部分に、それぞれ半球状の、1つの中央先端突起43bと6つの外周先端突起43cとを備えている。
第3実施形態の毛穴洗浄用ブラシの基台45は、湾曲板状部46と、湾曲板状部46の片面に取り付けられたプラスティック製の把持部(図示せず)とからなる。湾曲板状部46は、第1実施形態のエラストマー成形体19と同様の構成を有するエラストマー成形体の底盤部47aからなり、片面が凹曲面状のブラシ面13を形成し、もう一方の片面が凸曲面をなしている。ブラシ面13には、底盤部47aと一体成形された複数の突起形成部が突出し、それらの突起形成部が、錐体状突起41の円錐台状の基部41a、錐体状突起44の基部43a及び突起43の全体を形成している。また、錐体状突起41の先端突起41bは、基部41aと一体成形されており、錐体状突起43の先端突起43b,43cは、基部43aと一体成形されている。なお、把持部は、第1実施形態の把持部と同様に指で挟むものであっても良いし、L字型に屈曲した棒状の把持部であっても良い。
第2及び第3実施形態の毛穴洗浄用ブラシも、毛束付突起31,41を備えているため、第1実施形態の毛穴洗浄用ブラシと同様の効果が奏される。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。
例えば、第1実施形態の毛穴洗浄用ブラシは、ブラシ面に、毛束付突起として、へら状突起14及び第1の錐体状突起15を有するものであったが、これに代えて、ブラシ面に、へら状突起14のみ又は第1の錐体状突起15のみが形成されていても良い。また、へら状突起14の配置は多様に変形可能であり、例えば、ブラシ面13の長軸方向に直列した複数のへら状突起14からなる列が、1本のみ形成されていても良いし、ブラシ面13の短軸方向に直列した複数のへら状突起14からなる列が、1本のみ形成されていても良い。また、ブラシ面13の全域に亘って、へら状突起14と第1の錐体状突起15とが千鳥状に配置されていても良い。
また、第1実施形態の毛穴洗浄用ブラシにおけるへら状突起14の一部を、へら状の基部及び先端突起を有する一方、毛束を有しない突起に置換しても良い。
また、へら状突起14は、エラストマーで構成された先端突起14bと毛穴洗浄用毛束14cとをそれぞれ1個のみ有するものであっても良く、エラストマーで構成された先端突起14bとそれらの間に位置する1つの毛穴洗浄用毛束14cのみを有するものであっても良い。また、へら状突起14及び第1の錐体状突起15は、それぞれ、一つ又は2以上の毛穴洗浄用毛束14c,15cのみを有するものであっても良い。
また、第2の錐体状突起16は無くしても良いし、第2の錐体状突起16の先端部分からブリッスル束の一部を突出させて毛穴洗浄用毛束を有する突起としても良い。
また、へら状突起14は、基部14aが楕円の横断面形状の他、長円や矩形等のその他の扁平な横断面形状を有するものであっても良く、第1及び第2の錐体状突起は、それぞれ、略円錐形状の他、角錐形状等であっても良い。さらに、へら状突起14及び第1の錐体状突起15の先端突起は、円錐形状以外のその他の形状のものであって良い。
また、第1の錐体状突起15は、中央毛束15c’のみを有するものであっても良いし、外周毛束15c”のみを有するものであっても良い。また錐体状突起15として、基部15aが円錐台状のものに代えて、基部15aが角錐台状のものや、基部15aの横断面形状が楕円形のもの等を設けても良い。角錐台状の基部15aとしては、横断面形状が三角、四角、五角形、菱形等の多角形状のものが挙げられる。
また、本発明の毛穴洗浄用ブラシは、基台12から突出する把持部11を有しないものであっても良いし、環状の挿入部に手を挿入して手に装着可能なもの等であっても良い。
また、上述した一の実施形態における説明省略部分及び一の実施形態のみが有する要件は、それぞれ他の実施形態に適宜適用することができ、また、各実施形態における要件は、適宜、実施形態間で相互に置換可能である。
本発明の毛穴洗浄用ブラシは、頭部以外の毛穴に使用しても良く、また、ペットや家畜等の身体や体毛のケア用に用いることもできる。
10 毛穴洗浄用ブラシ
11 把持部
12 基台
13 ブラシ面
14 へら状突起(毛束付突起)
14a 基部
14b 先端突起
14c 毛穴洗浄用毛束
14t ブリッスル束
15 第1の錐体状突起(毛束付突起)
15a 基部
15b 先端突起
15c 毛穴洗浄用毛束
15c’ 中央毛束
15c” 外周毛束
15t ブリッスル束
16 第2の錐体状突起
17 基台本体
18 基板
19 エラストマー成形体
19a エラストマー成形体の底盤部

Claims (8)

  1. 基台のブラシ面から突出する複数の突起を備えた毛穴洗浄用ブラシであって、
    前記複数の突起は、一部又は全部が毛束付突起であり、
    前記毛束付突起は、前記ブラシ面から突出するエラストマーで構成された基部を有し、該毛束付突起の先端部分に、前記基部から更に突出する毛穴洗浄用毛束を有している、毛穴洗浄用ブラシ。
  2. 前記毛束付突起は、前記先端部分に、エラストマーで構成された先端突起及び前記毛穴洗浄用毛束を備える、請求項1に記載の毛穴洗浄用ブラシ。
  3. 前記先端突起を複数有し、前記毛穴洗浄用毛束は、前記先端突起間に存在する、請求項2に記載の毛穴洗浄用ブラシ。
  4. 前記毛束付突起として毛束付へら状突起を備え、該毛束付へら状突起は、前記基部が扁平な横断面形状を有しており、前記先端突起及び前記毛穴洗浄用毛束が、前記扁平な横断面形状の長軸方向に並べて形成されている、請求項2又は3に記載の毛穴洗浄用ブラシ。
  5. 前記毛束付突起として毛束付錐台状突起を備え、該毛束付錐台状突起は、前記基部が円錐台状又は角錐台状であり、前記先端部分に、前記先端突起及び前記毛穴洗浄用毛束を備える、請求項2〜4の何れか1項に記載の毛穴洗浄用ブラシ。
  6. 前記毛穴洗浄用毛束は、前記基部内に一部を配したブリッスル束における、該基部の先端から突出する部分からなる、請求項1〜5の何れか1項に記載の毛穴洗浄用ブラシ。
  7. 前記ブリッスル束は、前記突起の基部を、その高さ方向に貫通しており、該基部から突出して前記毛穴洗浄用毛束を形成する側とは反対側の端部が、前記基台における前記ブラシ面より内側に固定されている、請求項6に記載の毛穴洗浄用ブラシ。
  8. 前記毛穴洗浄用ブラシは、
    前記基台の一部又は全部を構成する板状の底盤部と該底盤部と一体成形され該底盤部の一面から突出して前記毛束付突起の前記基部を形成する突起形成部とを有する、エラストマーで構成されたエラストマー成形体を有し、
    前記ブリッスル束の、前記毛穴洗浄用毛束を形成する側とは反対側の端部が、前記底盤部の他面側に融着により固定されている、請求項6又は7に記載の毛穴洗浄用ブラシ。
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