JP2016010963A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016010963A
JP2016010963A JP2014208521A JP2014208521A JP2016010963A JP 2016010963 A JP2016010963 A JP 2016010963A JP 2014208521 A JP2014208521 A JP 2014208521A JP 2014208521 A JP2014208521 A JP 2014208521A JP 2016010963 A JP2016010963 A JP 2016010963A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medium
concave
recording head
forming apparatus
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014208521A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6409483B2 (ja
Inventor
雄一郎 前山
Yuichiro Maeyama
雄一郎 前山
誠人 竹澤
Masato Takezawa
誠人 竹澤
美和 首藤
Yoshikazu Shudo
美和 首藤
裕子 関口
Yuko Sekiguchi
裕子 関口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2014208521A priority Critical patent/JP6409483B2/ja
Publication of JP2016010963A publication Critical patent/JP2016010963A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6409483B2 publication Critical patent/JP6409483B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Handling Of Sheets (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)
  • Ink Jet (AREA)

Abstract

【課題】印字幅の異なる記録ヘッドを備える場合に適切な吸引力を与えて用紙の浮きを防止できるようにする。
【解決手段】記録ヘッド11Aと記録ヘッド11Aより印字幅の広い記録ヘッド11Bと、記録ヘッド11に対向して用紙Pを案内する搬送ガイド部材25とを有し、搬送ガイド部材25には、記録ヘッド11A及び11Bの上流側部分に対向する上流側領域211に凹形状部201を、記録ヘッド11Bのみに対向する下流側領域212に凹形状部202を設け、凹形状部201には2つの吸引穴204を、凹形状部202には1つの吸引穴204を設けている。
【選択図】図2

Description

本発明は画像形成装置に関する。
画像形成装置として、例えば液滴を吐出する液体吐出ヘッド(液滴吐出ヘッド)を記録ヘッドとして用いた液体吐出記録方式の装置、例えばインクジェット記録装置などが知られている。
このような画像形成装置において、被記録媒体である用紙を、エアー吸引によって、用紙を案内するガイド部材(プラテン部材ともいう。)に吸着させて搬送するものが知られている。
従来、記録ヘッドが対向する領域と記録ヘッドが対向しない領域とで吸引穴の開口率を異ならせたものが知られている(特許文献1)。
特許第3864791号公報
ところで、用紙をプラテン部材に吸着させて搬送する構成にあっては、少なくとも、記録ヘッドの媒体搬送方向の幅(印字幅)に対向する領域(プラテン面)に複数の吸引穴を配置している。
そのため、マルチパス印字を行うときには、記録ヘッドの印字幅の下流端よりも上流側で、用紙先端を停止させる必要があり、吸引穴が一部開放されるためにシングルパス印字を行うときよりも用紙に作用する吸引力が小さくなる。その結果、用紙の先端部分に浮きが生じやすくなり、記録ヘッドやキャリッジと用紙との接触のおそれがある。
また、例えば、モノクロ印字用のモノクロヘッドとカラー印字用のカラーヘッドを備え、モノクロヘッドの印字幅をカラーヘッドの印字幅より長くした構成では、用紙後端での印字欠けを防ぐために、カラーヘッドの媒体搬送方向上流端はモノクロヘッドの媒体搬送方向上流端と合わせて配置される。
この場合、印字幅の長いモノクロヘッドに対向するプラテン面に吸引穴を設けるため、カラー印字を行うときの用紙先端印字の際に、用紙がプラテン面の搬送方向全てを覆うことができなくなり、用紙をプラテン面に吸着する吸引力が低下するという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、異なる印字幅の記録ヘッドを備える場合でも適切な吸引力を与えて用紙の浮きを防止できるようにすることを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、
液滴を吐出するノズルを有する複数の記録ヘッドが搭載されたキャリッジと、
媒体を前記記録ヘッドに対向して搬送する搬送手段と、を備え、
前記複数の記録ヘッドは、第1記録ヘッドと、前記第1記録ヘッドよりも媒体搬送方向の印字幅が広い第2記録ヘッドと、を含み、
前記第2記録ヘッドの媒体搬送方向上流側部分は、媒体搬送方向において、前記第1記録ヘッドと同じ位置に配置され、
前記搬送手段は、前記記録ヘッドに対向して前記媒体を案内するガイド部材を有し、
前記ガイド部材には、複数の吸引穴が設けられ、
前記第1記録ヘッド及び前記第2記録ヘッドに対向する上流側領域における前記吸引穴の開口率は、前記第2記録ヘッドのみに対向する下流側領域における前記吸引穴の開口率よりも高い
構成とした。
本発明によれば、異なる印字幅の記録ヘッドを備える場合でも適切な吸引力を与えて用紙の浮きを防止できる。
本発明の第1実施形態の説明に供する側面説明図である。 同じく平面説明図である。 同じく搬送ガイド部材を断面状態にした側面説明図である。 本発明の第2実施形態の説明に供する平面説明図である。 同じく搬送ガイド部材を断面状態にした側面説明図である。 本発明の第3実施形態の説明に供する平面説明図である。 同じく搬送ガイド部材を断面状態にした側面説明図である。 同実施形態の支持部がないときの説明に供する側面説明図である。 本発明の第4実施形態の一例の説明に供する平面説明図である。 同じく第4実施形態の他の例の説明に供する搬送ガイド部材を断面状態にした側面説明図である。 本発明の第5実施形態の説明に供する平面説明図である。 本発明の第6実施形態の説明に供する平面説明図である。 本発明の第7実施形態の説明に供する平面説明図である。 本発明の第8実施形態の説明に供する平面説明図である。 比較例の説明に供する平面説明図である。 用紙先端位置Aにおける用紙最大浮き量の測定結果を示す説明図である。 用紙先端位置Bにおける用紙最大浮き量の測定結果を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。本発明の第1実施形態について図1ないし図4を参照して説明する。図1は同実施形態の説明に供する側面説明図、図2は同じく平面説明図、図3は同じく搬送ガイド部材を断面状態にした側面説明図である。
本実施形態の画像形成装置は、シリアル型画像形成装置であり、主走査方向に配置された主走査ステー1に取付けられたガイドロッド2に、キャリッジ3が主走査方向に往復移動可能に支持されている。
キャリッジ3には、第1記録ヘッドとなる3個の記録ヘッド11Aと、第2記録ヘッドとなる記録ヘッド11Bとを備えている。記録ヘッド11A、11B(以下、区別しないときは「記録ヘッド11」ともいう。)は、例えば、液体吐出ヘッド及びこの液体吐出ヘッドに液体を供給するヘッドタンクを一体にしたものを使用しているが、液体吐出ヘッドだけで構成することもできる。
3個の記録ヘッド11Aは、それぞれ、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色のインク滴を吐出する。記録ヘッド11Bは、ブラック(K)のインク滴を吐出する。
ここで、第2記録ヘッドとなる記録ヘッド11Bの媒体搬送方向における幅(一回の走査で印字可能な幅:印字幅)は、第1記録ヘッドである記録ヘッド11Aの印字幅の2倍にしている。これにより、モノクロ画像については記録ヘッド11Bを使用して1スキャン(主走査)で記録ヘッド11Aの印字幅の2倍の印字幅で画像を形成できる。
また、第2記録ヘッドである記録ヘッド11Bの媒体搬送方向上流側部分は、媒体搬送方向において、第1記録ヘッドである記録ヘッド11Aと同じ位置に配置されている。これにより、カラー画像を形成する場合に記録ヘッド11Bからブラックの液滴を吐出させて画像を形成することができる。
なお、モノクロ画像を形成する印字幅の広い第2記録ヘッドは、1つの記録ヘッド11Bではなく、記録ヘッド11Aと同じ印字幅の2つの記録ヘッドを媒体搬送方向に千鳥状に配置して構成することもできる。
そして、記録ヘッド11A、11Bに対向して用紙Pを搬送する搬送手段21を備えている。
搬送手段21は、媒体である用紙Pを搬送する搬送ローラ23及び搬送ローラ23に対向配置した加圧ローラ24を有する。また、記録ヘッド11A、11Bに対向して用紙Pを案内する搬送ガイド部材25と、搬送ガイド部材25に用紙Pを吸着させる吸引機構部26とを有している。
吸引機構部26は、搬送ガイド部材25の記録ヘッド11と反対側(下面)に配置されている。この吸引機構部26は、吸引室126aを形成する吸引室形成部材126と、吸引室126aに接続路128を介して接続された吸引ファン127とを有している。
搬送ガイド部材25には、図3に示すように、記録ヘッド11側に対向する面(用紙案内面)側に、用紙案内面25aよりも凹んでいる凹形状部201、202が媒体搬送方向に並んで形成されている。
凹形状部201は、第1記録ヘッドである記録ヘッド11A及び第2記録ヘッドである記録ヘッド11Bのうちの記録ヘッド11Aの印字幅相当部分に対向する上流側領域(第1領域)211内に設けられている。
また、凹形状部202は、第2記録ヘッドである記録ヘッド11Bのみに対向する下流側領域(第2領域)212内に設けられている。
そして、凹形状部201及び凹形状部202の底部には、それぞれ、吸引室126aに通じる吸引穴204が開口して設けられている。
この場合、上流側領域211の凹形状部201には2つの吸引穴204を設け、下流側領域212の凹形状部202には1つの吸引穴204を設けている。
つまり、上流側領域211の単位面積当たりの吸引穴204の数が、下流側領域212の単位面積当たりの吸引穴204の数よりも多い構成とし、上流側領域211における吸引穴204の開口率は、下流側領域212における吸引穴204の開口率よりも高い構成としている。
なお、上述した「媒体搬送方向に並ぶ」とは用紙搬送方向に整列している必要はなく、凹形状部201の媒体搬送方向下流側に凹形状部202が配置されていればよい。具体的には、凹形状部201と凹形状部201に隣接する凹形状部202が媒体搬送方向と直交するキャリッジ3の移動方向(主走査方向)にずれて(例えば凹形状部201の配列ピッチの半分)いてもよい。
ここで、凹形状部201と凹形状部202とは、記録ヘッド11Aの媒体搬送方向下流端に対応する位置a、カラー印字開始時の用紙先端位置に形成されたリブ(隔壁部)203で分けられている。
また、凹形状部201及び凹形状部202は、いずれも、主走査方向において複数個設けられている。なお、主走査方向における凹形状部201及び凹形状部202の個数は図示の例に限られるものではなく、それぞれ1個以上であればよい。
次に、このように構成した本実施形態の作用について説明する。
まず、記録ヘッド11Bと記録ヘッド11Aの媒体搬送方向上流側領域部分とを使用して、1パス印字でカラー印字を行うときには、図2に示すカラー印字開始位置(位置a)まで用紙Pの先端を搬送して印字を開始する。
このとき、カラー印字開始時には、上流側領域の凹形状部201は、いずれも、用紙Pによって塞がれた状態になるので、凹形状部201は密閉されて、大きな吸引力がかかるようになる。
この場合、下流側領域212の凹形状部202の吸引穴204の数よりも用紙Pの下側にある上流側領域211の凹形状部201の吸引穴204の数が多いため、吸引室126a内の負圧は大きく低下せずに、吸引穴204の数の多い上流側領域211の凹部201で用紙Pに大きな吸引力を与えることができる。
そのため、下流側領域212の凹形状部202が開口しているカラー印字開始位置においても用紙Pの浮きがなく、良好な画像を得ることができる。
次に、本発明の第2実施形態について図4及び図5を参照して説明する。図4は同実施形態の説明に供する平面説明図、図5は同じく搬送ガイド部材を断面状態にした側面説明図である。
本実施形態では、上流側領域211の吸引穴204Aの開口面積(開口径)を、下流側領域212の吸引穴204Bの開口面積(開口径)よりも大きい構成とし、上流側領域における吸引穴204の開口率は、下流側領域における吸引穴204の開口率よりも高い構成としている。
このように構成したので、図5に示すように、カラー印字開始時には上流側領域211の吸引穴204Aの上に用紙Pが位置しているため、大きな吸引力がかかるようになる。これにより用紙Pの浮きを防止することができる。
次に、本発明の第3実施形態について図6及び図7を参照して説明する。図6は同実施形態の説明に供する平面説明図、図7は同じく搬送ガイド部材を断面状態にした側面説明図である。
本実施形態では、前記第1実施形態の構成において、上流側領域211の凹形状部201内に、媒体搬送方向に並ぶ2つの吸引穴204,204の間に、用紙Pを支持する支持部205を設けている。
ここでは、凹形状部201内で、媒体搬送方向の中央部であって、主走査方向の中央部に、支持部205を配置しているが、これに限るものではない。
このように構成したので、上流側領域211に用紙Pが載っている場合、吸引力によって用紙Pが撓むことを防止できる。
つまり、支持部205がない場合には、図8に示すように、上流側領域211に用紙Pが載っている場合、吸引力を高く設定することによって用紙Pが撓むおそれがある。
そこで、凹形状部201内の搬送方向及び主走査方向の中央部に支持部205を設けて、最も撓みが大きくなる中央部分で用紙Pを支えることで、用紙Pの撓みを防止できる。これにより、用紙Pの先端部のみならず用紙Pの撓みを防止して、良好な画像を得ることができる。
次に、本発明の第4実施形態について図9及び図10を参照して説明する。図9は同実施形態の一例の説明に供する平面説明図、図10は同じく他の例の説明に供する搬送ガイド部材を断面状態にした側面説明図である。
本実施形態では、前記第2実施形態において、上流側領域211の凹形状部201内に、前記第3実施形態の用紙Pを支持する支持部205を設けている。図9の例では、支持部205は吸引穴204の媒体搬送方向下流側に配置されている。図10の例では、支持部205は吸引穴204Aの媒体搬送方向上流側に配置されている。
これにより、前記第3実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
次に、本発明の第5実施形態について図11を参照して説明する。図11は同実施形態の説明に供する平面説明図である。
搬送ガイド部材25には、用紙案内面よりも凹んでいる複数の凹形状部221、222が設けられ、凹形状部221、222の底部には吸引穴204A又は204Bが設けられている。
ここで、媒体搬送方向に並ぶ3個の凹形状部221で構成される凹形状部列231と、2個の凹形状部222で構成される凹形状部列232とを、それぞれ媒体搬送方向と直交する方向に交互に複数列有している。
なお、「凹形状部221」は凹形状部列231を構成している凹形状部であることを意味し、「凹形状部222」は凹形状部列232を構成している凹形状部であることを意味し、前記各実施形態のように上流側領域211、下流側領域212に配置されるものを区別するものではない(以下の凹形状部列の構成要素として用いる凹形状部も同様である。)。
この場合、上流側領域211にかかる凹形状部221、222に相対的に開口の大きな吸引穴204Aを設けることで、前記第1実施形態などと同様に、上流側領域211における吸引穴の開口率は、下流側領域212における吸引穴の開口率よりも高くしている。なお、吸引穴204の数を異ならせて開口率を変えることもできる。
そして、凹形状部列231の凹形状部221と凹形状部列232の凹形状部222とは、媒体搬送方向では千鳥状に配置されている。
このように構成したので、用紙Pの先端位置がいずれの位置にあっても、用紙Pの先端部は、凹形状部列231の3個の凹形状部221と凹形状部列232の2個の凹形状部222のいずれかに対向することになる。
したがって、用紙Pの先端部を連続的に吸引することができる。
すなわち、千鳥配置にしないときには、図2などで示すように凹形状部間の隔壁部203が媒体搬送方向に一列に並ぶことになる。この場合、用紙Pの先端位置が隔壁部203の上にきたときには、用紙Pの先端は全領域において吸引が行われず、用紙Pの先端部に関して吸引が断片的になってしまい、用紙Pの先端が浮きやすくなる。
これに対し、本実施形態のように、媒体搬送方向で凹形状部221、222を千鳥状に配置することで、用紙Pの先端の浮きを低減することができる。
次に、本発明の第6実施形態について図12を参照して説明する。図12は同実施形態の説明に供する平面説明図である。
本実施形態では、前記第2実施形態において、凹形状部201、202の列の媒体搬送方向と直交する方向の隔壁部213が、搬送可能な複数種類の用紙P1〜P3の媒体搬送方向と直交する方向の端部に位置するように、隔壁部213を配置している。
このように構成することで、使用可能な用紙の幅方向端部の浮きを低減することができる。
なお、第2実施形態以外の実施形態(後述する実施形態を含む)にも適用することができる。
次に、本発明の第7実施形態について図13を参照して説明する。図13は同実施形態の説明に供する平面説明図である。
本実施形態では、前記第2実施形態において、凹形状部201と凹形状部202の媒体搬送方向における隔壁部203は、平面視で、媒体搬送方向と直交する方向に対して例えば15°〜45°の角度で傾斜配置している。
このとき、隔壁部203の媒体搬送方向における位置は、キャリッジ3に搭載された用紙Pを検知する媒体検知手段13による検知領域300に対応する位置としている。
すなわち、媒体検知手段13による検知領域300内にはリブ(隔壁部)は無い方が好ましいが、凹形状部の用紙搬送方向の長さが長すぎると用紙の撓みが大きくなる。また、用紙と凹形状部で密閉された空間を連続的に作ること、すなわち凹形状部の一部が開放状態である間隔を短くすることが難しくなる。
そこで、媒体搬送方向において、複数の凹形状部を隔壁部203(リブ)で分割して配置している。
この場合、リブに面取り部が形成されていると、媒体検知手段13として光学センサを使用するとき、媒体検知手段13がリブの面取り部に当たった反射光を読み取り、正常に検出できなくなる。
そこで、本実施形態のように、リブ(隔壁部203)を媒体搬送方向と直交する方向に対して約15°〜45°の角度をつけて傾斜配置することによって、反射光の経路をずらして、媒体検知手段13に面取り部からの反射光が入射されないようにできる。これにより、媒体検知手段13の誤検知を防ぐことができる。
なお、第2実施形態以外の実施形態(後述する実施形態を含む)にも適用することができる。
次に、本発明の第8実施形態について図14を参照して説明する。図14は同実施形態の説明に供する平面説明図である。
本実施形態では、3種類の凹形状部列251〜253を、媒体搬送方向と直交する方向に複数列配置している。
凹形状部列251は、複数の矩形状の凹形状部241を媒体搬送方向に並べている。
凹形状部列252は、媒体搬送方向に対して傾斜した隔壁部203を有する凹形状部242と矩形状の凹形状部241とを媒体搬送方向に並べている。
凹形状部列253は、媒体搬送方向と直交する方向の幅が媒体搬送方向の長さよりも長い横長矩形状の凹形状部243、傾斜した隔壁部203を有する凹形状部244、2つ分の凹形状部244の長さで、幅が半分の矩形状の凹形状部245、縦長の凹形状部246、凹形状部246の長さの半分の長さで、幅が半分の矩形状の凹形状部247を媒体搬送方向に混在させて並べている。
本実施形態の搬送ガイド部材25について、評価用紙としてマット紙を使用し、用紙先端位置A及びBにおける用紙最大浮き量を測定した。
また、比較例として、図15に示すように、前記第5実施形態と同様な千鳥状配置の搬送ガイド部材25についても評価用紙としてマット紙を使用し、用紙先端位置A及びBにおける用紙最大浮き量を測定した。
この比較例は、複数の凹形状部221を媒体搬送方向に並べた凹形状部列231と、複数の凹形状部221に対して千鳥となる位置に複数の凹形状部222を媒体搬送方向に並べた凹形状部列232とを複数列有している。
なお、本実施形態及び比較例における用紙先端位置A、Bは上流端位置Cからの距離は同じである。
用紙先端位置Aにおける用紙最大浮き量の測定結果を図16に、用紙先端位置Bにおける用紙最大浮き量の測定結果を図17にそれぞれ示している。
この結果から、本実施形態の搬送ガイド部材25は、比較例の搬送ガイド部材25に対して、用紙先端位置Aでは約0.10mm、用紙先端位置Bでは約0.15mm、用紙浮き量が少なくなっている。
なお、本願において、「用紙」とは材質を紙に限定するものではなく、OHP、布、ガラス、基板などを含み、インク滴、その他の液体などが付着可能なものの意味である。また、被記録媒体、記録媒体、記録紙、記録用紙などと称されるものを含む。また、画像形成、記録、印字、印写、印刷はいずれも同義語とする。
また、「画像形成装置」は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の媒体に液体を吐出して画像形成を行う装置を意味する。また、「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与すること(単に液滴を媒体に着弾させること)をも意味する。
また、「インク」とは、特に限定しない限り、インクと称されるものに限らず、記録液、定着処理液、液体などと称されるものなど、画像形成を行うことができるすべての液体の総称として用い、例えば、DNA試料、レジスト、パターン材料、樹脂なども含まれる。
また、「画像」とは平面的なものに限らず、立体的に形成されたものに付与された画像、また立体自体を三次元的に造形して形成された像も含まれる。
また、画像形成装置には、特に限定しない限り、シリアル型画像形成装置及びライン型画像形成装置のいずれも含まれる。
3 キャリッジ
11、11A、11B 記録ヘッド
25 搬送ガイド部材(ガイド部材)
26 吸引機構部
201、202 凹形状部
204、204A、204B 吸引穴
205 支持部
221、222、241〜247 凹形状部
231、232、251〜253 凹形状部列
P 用紙(媒体)

Claims (10)

  1. 液滴を吐出するノズルを有する複数の記録ヘッドが搭載されたキャリッジと、
    媒体を前記記録ヘッドに対向して搬送する搬送手段と、を備え、
    前記複数の記録ヘッドは、第1記録ヘッドと、前記第1記録ヘッドよりも媒体搬送方向の印字幅が広い第2記録ヘッドと、を含み、
    前記第2記録ヘッドの媒体搬送方向上流側部分は、媒体搬送方向において、前記第1記録ヘッドと同じ位置に配置され、
    前記搬送手段は、前記記録ヘッドに対向して前記媒体を案内するガイド部材を有し、
    前記ガイド部材には、複数の吸引穴が設けられ、
    前記第1記録ヘッド及び前記第2記録ヘッドに対向する上流側領域における前記吸引穴の開口率は、前記第2記録ヘッドのみに対向する下流側領域における前記吸引穴の開口率よりも高い
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記上流側領域の前記吸引穴の開口面積が前記下流側領域の前記吸引穴の開口面積よりも大きい
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記上流側領域の単位面積当たりの前記吸引穴の数が、前記下流側領域の単位面積当たりの前記吸引穴の数よりも多い
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記ガイド部材の前記上流側領域及び前記下流側領域には、それぞれ、前記媒体を案内する面よりも凹んでいる凹形状部が設けられ、
    前記凹形状部の底部に前記吸引穴が開口し、
    前記上流側領域の前記凹形状部内にのみ前記媒体を支える支持部が設けられている
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記支持部は、前記凹形状部内の媒体搬送方向の中央部に配置されている
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記支持部は、前記凹形状部内の媒体搬送方向と直交する方向の中央部に配置されている
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載の画像形成装置。
  7. 前記ガイド部材には、前記媒体を案内する面よりも凹んでいる凹形状部が設けられ、
    前記凹形状部の底部に前記吸引穴が開口し、
    複数の前記凹形状部を媒体搬送方向に並べた凹形状部列を媒体搬送方向と直交する方向に複数列有し、
    隣り合う前記凹形状部列の前記凹形状部は千鳥状に配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 前記ガイド部材には、前記媒体を案内する面よりも凹んでいる凹形状部が設けられ、
    前記凹形状部の底部に前記吸引穴が開口し、
    複数の前記凹形状部を媒体搬送方向に並べた凹形状部列を有し、
    前記凹形状部列内において、媒体搬送方向で隣り合う2つの前記凹形状部間に媒体搬送方向に対して傾斜する隔壁部を有している
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  9. 前記媒体検知する媒体検知手段を有し、
    前記媒体搬送方向に対して傾斜している前記隔壁部は、前記媒体検知手段による検知領域に配置されている
    ことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記ガイド部材には、前記媒体を案内する面よりも凹んでいる凹形状部が設けられ、
    前記凹形状部の底部に前記吸引穴が開口し、
    複数の前記凹形状部を媒体搬送方向に並べた凹形状部列を媒体搬送方向と直交する方向に複数列有し、
    隣り合う前記凹形状部列間の隔壁部は、使用可能な媒体の媒体搬送方向と直交する方向の端部に合わせて配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
JP2014208521A 2014-06-03 2014-10-10 画像形成装置 Expired - Fee Related JP6409483B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014208521A JP6409483B2 (ja) 2014-06-03 2014-10-10 画像形成装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014115216 2014-06-03
JP2014115216 2014-06-03
JP2014208521A JP6409483B2 (ja) 2014-06-03 2014-10-10 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016010963A true JP2016010963A (ja) 2016-01-21
JP6409483B2 JP6409483B2 (ja) 2018-10-24

Family

ID=55227982

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014208521A Expired - Fee Related JP6409483B2 (ja) 2014-06-03 2014-10-10 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6409483B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021138092A (ja) * 2020-03-06 2021-09-16 株式会社リコー 液体吐出装置及び被印刷媒体支持部材

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003246524A (ja) * 2002-02-22 2003-09-02 Seiko Epson Corp 記録媒体搬送装置、および前記搬送装置を用いた記録装置
JP3864791B2 (ja) * 2002-01-25 2007-01-10 ノーリツ鋼機株式会社 記録媒体搬送装置およびこれを備えた画像記録装置
JP2013173280A (ja) * 2012-02-25 2013-09-05 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2013193218A (ja) * 2012-03-15 2013-09-30 Ricoh Co Ltd シート搬送装置および画像形成装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3864791B2 (ja) * 2002-01-25 2007-01-10 ノーリツ鋼機株式会社 記録媒体搬送装置およびこれを備えた画像記録装置
JP2003246524A (ja) * 2002-02-22 2003-09-02 Seiko Epson Corp 記録媒体搬送装置、および前記搬送装置を用いた記録装置
JP2013173280A (ja) * 2012-02-25 2013-09-05 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2013193218A (ja) * 2012-03-15 2013-09-30 Ricoh Co Ltd シート搬送装置および画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021138092A (ja) * 2020-03-06 2021-09-16 株式会社リコー 液体吐出装置及び被印刷媒体支持部材
JP7452109B2 (ja) 2020-03-06 2024-03-19 株式会社リコー 液体吐出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6409483B2 (ja) 2018-10-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9931871B2 (en) Discharge apparatus and detachable tray
US20030084811A1 (en) Fixed material transportation apparatus and liquid fixing apparatus using the transportation apparatus
JP5644205B2 (ja) インクジェット記録装置
US8708457B2 (en) Liquid ejection apparatus
US10155388B2 (en) Mist collection apparatus and liquid ejection apparatus
JP6409483B2 (ja) 画像形成装置
JP2013199380A (ja) 給紙装置及び画像形成装置
CN111469557B (zh) 记录头元件和喷墨记录装置
JP2016117261A (ja) インクジェットプリンタ
JP6610181B2 (ja) 液滴吐出装置
US10427405B2 (en) Liquid discharging apparatus and ink-jet printer
JP6135103B2 (ja) 画像形成装置
US8313168B2 (en) Wind baffles for micro-fluid ejection devices
JP5927951B2 (ja) 画像形成装置
JP6198639B2 (ja) プリント装置およびシート支持装置
JP7276649B2 (ja) 記録装置および記録ヘッドのエラー判定方法
JP2012192673A (ja) インクジェット記録装置、被記録媒体の浮き検出方法、被記録媒体の浮き検出プログラム及び記録媒体
JP6891508B2 (ja) インクジェット記録装置
JP5920063B2 (ja) 液滴回収装置、液滴吐出ユニット及び画像形成装置
JP2013188927A (ja) 画像形成装置
JP2016023014A (ja) インクジェット記録装置
JP6362077B2 (ja) プリンタ
US11845264B2 (en) Recording device
JP2017177336A (ja) 印刷装置
JP5874535B2 (ja) 記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170925

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180618

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180626

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180809

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180828

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180910

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6409483

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees