JP2016010655A - ゲーム機 - Google Patents

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裕司 杉森
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知美 角
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武典 古川
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Abstract

【課題】 打撃エリアからカップまでの距離が近い程、移動体を入れることが困難なゴルフゲーム機を提供する。
【解決手段】 打撃エリア11Aから縦方向に離間したカップエリア11Dに配置された第1カップ12A及び第2カップ12Bであって、移動体を捕捉可能な第1カップ12A及び第2カップ12Bを有するゲーム機1において、第1カップ12Aを第2カップ12Bよりも打撃エリア11Aの近くに配置し、第1カップ12Aの面積を第2カップ12Bの面積よりも小さくする。
【選択図】図4

Description

本発明は、複数のカップを有するゲーム機、好ましくは、ゴルフの練習やゴルフゲームに適したゲーム機に関する。
特許文献1,2には、ゴルフの練習等に使用できるゲーム機が開示されている。
特許文献1のゲーム機は、プレイヤを飽きさせないバリエーションに富んだゲームプレイを可能にするために、複数のカップを設け、打ち出し位置と標的のカップをプレイヤに指示することを開示している。
特許文献2のゲーム機は、変化が無く、プレイヤが退屈する等の問題を解決するために、スコアの異なる複数のホール(カップ)を設けることを開示している。このゲーム機では、カップによって、打ち出し位置からカップまでの距離が異なっている。
特開2013−220282号公報 特表2011−518591号公報
特許文献1のゲーム機では、カップの大きさや打ち出し位置からカップまでの距離は、カップによらず同じであり、カップ毎にボールを入れる難易度を変えることができない。そのため、ゲームが画一的になり、興趣性に欠ける。
特許文献2では、カップ毎に打ち出し位置からカップまでの距離は相違するが、各カップの大きさは同じである。したがって、打ち出し位置から最も近いカップが最もボールを入れ易いという単純なゲームしか実行できない。また、カップの数を増やすと、奧側の難度の高いカップは、手前のカップが邪魔になって直接狙うことができなくなり、ゴルフの練習にならない。よって、上級者のゴルフ練習用には向かない。
本願に記載の全部又は一部の発明は、以下の目的のいずれか一以上を達成する。
打撃エリアからカップまでの距離が近い程、移動体を入れることが困難なゲーム機を提供する。
より多くのカップを有するゲーム機であって、移動体を入れる難度の高いカップを狙う際に、手前のカップが邪魔にならないゲーム機を提供する。
本願には、下記各観点に記載の発明が開示される。
<観点1>
打撃エリアから縦方向に離間したカップエリアに配置された第1カップ及び第2カップであって、移動体を捕捉可能な前記第1カップ及び前記第2カップを有するゲーム機であって、
前記第1カップは、前記第2カップよりも前記打撃エリアの近くに配置され、
前記第1カップの面積が、前記第2カップの面積よりも小さいことを特徴とするゲーム機。
<観点2>
前記第2カップの縦方向の寸法が、前記第1カップの縦方向の寸法より大きいことを特徴とする観点1に記載のゲーム機。
<観点3>
前記第2カップの面積(S2)を前記第2カップの横方向の寸法(L2)で除した値(S2/L2)が、前記第1カップの面積(S1)を前記第1カップの横方向の寸法(L1)で除した値(S1/L1)よりも大きいことを特徴とする観点1又は2に記載のゲーム機。
<観点4>
前記第1カップと前記第2カップが、縦方向に対して所定の角度で傾斜する直線上に配置されていることを特徴とする観点1〜3のいずれか一項に記載のゲーム機。
<観点5>
前記第1カップと前記第2カップを含むカップセットを複数有し、
前記複数のカップセットは、それぞれ、横方向の異なる位置に配置されていることを特徴とする観点1〜4のいずれか一項に記載のゲーム機。
<観点6>
少なくとも2つの前記第1カップを有し、
前記少なくとも2つの第1カップは、横方向の異なる位置に配置され、
前記打撃エリアから前記少なくとも2つの第1カップへの距離が、相互に相違することを特徴とする観点1〜5のいずれか一項に記載のゲーム機。
<観点7>
前記第1カップ及び前記第2カップに捕捉された移動体を回収して所定のエリアに導く回収部を更に備えることを特徴とする観点1〜6のいずれか一項に記載のゲーム機。
<観点8>
前記ゲーム機は、前記カップエリアの前記打撃エリアと逆側の位置にフェンスを有し、
前記フェンスの任意の位置から前記移動体のサイズ未満の径内に、前記第2カップが配置されていることを特徴とする観点1〜7のいずれか一項に記載のゲーム機。
<観点9>
前記カップエリアの前記打撃エリアと逆側の位置に、縦方向に対して所定の角度で傾斜して配置されたフェンスを有し、
前記フェンスの一端側に、前記移動体を捕捉可能なハズレカップが配置されていることを特徴とする観点1〜8のいずれか一項に記載のゲーム機。
<観点10>
前記第1カップ及び前記第2カップにおける前記移動体の捕捉を検知する検知部と、
前記検知部での検知結果に基づいて得点付与を行う得点付与部を有し、
前記得点付与部は、前記検知部が、前記第1カップにおける前記移動体の捕捉を検知した場合に、前記第2カップにおける前記移動体の捕捉を検知した場合よりも高い得点を付与することを特徴とする観点1〜9のいずれか一項に記載のゲーム機。
<観点11>
前記ゲーム機は、横方向の異なる位置に配置された複数の前記第1カップを有し、
前記得点付与部は、前記検知部が、特定の前記第1カップにおける前記移動体の捕捉を検知した場合に、他の前記第1カップにおける前記移動体の捕捉を検知した場合よりも高い得点を付与し、
前記ゲーム機は、前記特定の第1カップに近接して配置されたハズレカップを更に有することを特徴とする観点10に記載のゲーム機。
本願の「移動体」は、移動することが可能な任意の物体を意味する。「移動体」は、ゴルフ等で使用するボールやアイスホッケー等で使用するパックであり得る。
本願における「カップ(第1カップ、第2カップ、第3カップ、ハズレカップ等)」は、移動体を捕捉することが可能な任意の構造を意味する。カップの形状は、穴状、鍋底状、椀状等であり得る。
本願における「移動体を捕捉する」は、「移動体をとらえる」又は「移動体をつかまえる」ことを意味する。以下では、カップが移動体を捕捉することを、「カップに移動体を入れる」、「カップインする」等と表現する場合がある。
本願の「縦方向」は、水平面内における任意の方向である。本願の「横方向」は、「縦方向」と概略直交する方向を意味する。「エリア」は、「場所」又は「領域」を意味する。
観点1の発明に係るゲーム機は、打撃エリアから縦方向に離間したカップエリアに第1カップ及び第2カップを有する。したがって、プレイヤは、例えば、打撃エリアから第1カップ及び第2カップを狙って移動体を移動させるゲームを行い得る。
観点1の発明では、第1カップは、第2カップよりも打撃エリアの近くに配置されるが、第1カップの面積(ゲームフィールド11上の開口面積。本明細書において、以下同様。)は、第2カップの面積よりも小さい。したがって、難度の高い第1カップが難度の低い第2カップよりも打撃エリアの近くに位置する構成とすることが可能になる。よって、ゲームの興趣性を向上させることができる。また、この構成では、難度の高いカップ(第1カップ)を狙うときに他のカップが邪魔にならない。よって、上級者がゴルフ等の練習をしたい場合に好適である。カップの数を増やすことも容易である。
なお、観点1の発明では、第1カップ及び第2カップを有することは構成要件であるが、打撃エリア及び/又はカップエリアを有することは構成要件ではない。よって、観点1の発明は、打撃エリア及び/又はカップエリアを有さないゲーム機を包含し得る。
観点2の発明では、第2カップの縦方向の寸法を大きくすることにより、第2カップに移動体を入れ易くできる。よって、ゲーム機の横方向のサイズをあまり大きくすることなく、第1カップ及び第2カップの難度を調整できる。
観点3の発明では、第1カップよりも第2カップの方が、面積Sを横寸法Lで除した値(S/L)が大きくなるように、第1カップ及び第2カップの形状が設定される。これにより、ゲーム機の横方向のサイズをあまり大きくせずに、第2カップに移動体を入れ易くできる。例えば、円形と比べると、正方形の方が、面積Sを横寸法Lで除した値(S/L)が大きい。よって、第1カップを円形とし、第2カップを正方形(又は正方形に近い形)にすれば、両者の横寸法Lが同じであっても、第2カップの方が、移動体を入れ易くなる。
第1カップと第2カップが、縦方向の直線上に配置されている場合には、第1カップが邪魔になって第2カップを直接狙うことができなくなる。観点4の発明は、この問題に対処したものであり、第1カップと第2カップを縦方向の直線上からずらす(縦方向に対して所定の角度で傾斜する直線上に配置する)ことにより、第2カップを直接狙うルートを確保したものである。
観点5の発明では、横方向の異なる位置に複数のカップセットを有することにより、より多様なゲームを行うことが可能になる。例えば、1回目は、1番目のカップセットの第1カップ及び/又は第2カップを狙って移動体を移動させるゲームを行い、2回目は、2番目のカップセットの第1カップ及び/又は第2カップを狙って移動体を移動させるゲームを行うなどである。
観点6の発明では、打撃エリアからの距離が相違する複数の第1カップを有することにより、複数の第1カップ毎に移動体を入れる難度を相違させることが可能である。本発明は、種々の難度でゴルフ練習を行いたいプレイヤに好適である。
観点7の発明では、各カップに捕捉された移動体が所定のエリアに導かれるため、プレイヤの利便性が向上する。所定のエリアは、打撃エリアであることが好ましい。
観点8の発明では、移動体がカップエリアを通り越してしまった場合でも、フェンスによって移動体をいずれかの第1カップ又は第2カップに入れることができる。これにより、ゲームを容易化し、ゲームの進行を早めることができる。例えば、移動体が円盤又は球形の場合、「移動体のサイズ」は、移動体の直径であり得る。
観点9の発明では、カップエリアを通り越した移動体をフェンスによってハズレカップに導くことが可能であり、これにより、ゲームの進行を早めることができる。
観点10の発明によれば、難度の高い第1カップに移動体を入れたときの得点を高く設定することが可能であり、興趣性の高いゲームを行うことが可能となる。
観点11の発明では、高得点のカップ(特定の第1カップ)を狙った場合には、移動体が近接するハズレカップに入ってしまう可能性が高まるため、ハイリスクハイリターンのゲームを行うことが可能となる。
図1は、本発明の1実行形態に係るゴルフゲーム機1の外観を示す斜視図である。 図2は、本発明の1実行形態に係るゴルフゲーム機1の外観を示す図であり、図2(A)は正面図、図2(B)は平面図、図2(C)は側面図である。 打撃エリア11Aからカップエリア11Dに移動するボールBの例示的な軌跡を示す説明図である。 カップエリア11Dにおけるカップ12の配置を示す。 図5(A)は、本体部10の内部構造を平面視で示し、図5(B)は、同内部構造を側面視で示す。 図6は、本実施形態におけるセンシング機構を示す。 図7は、隣接する光センサの配置構成を示す図であり、図7(A)は隣接する光センサ間で干渉を起こす配置例、図7(B)は隣接する光センサ間で干渉を起こさない配置例(実施形態の配置例)である。 図8は、カップインしたボールの反射光による誤検出を説明するため図であり、図8(A)は誤検出を起こす配置例、図8(B)は誤検出を防止するための構成例を示す図である 図9は、ゴルフゲーム機1のシステム構成を示す。 図10は、カップ特定部71の動作を示すフローチャートである。 図11は、例示的なゲーム画面を示す。 図12は、ゴルフゲーム機1で実行される全部又は一部のゲームで使用される基本的な処理フローを示す。 図13は、ゲーム画面に表示される例示的な画像部120を示す。 図14は、他の実施形態に係るゴルフゲーム機2,3を示す。
以下、ゴルフの練習又はゴルフゲームを行うことができるゴルフゲーム機1を例として本発明の1実施形態を説明する。
図1は、ゴルフゲーム機1の斜視図、図2(A)〜(C)はその正面図、平面図、側面図である。以下の説明では、図2(B)のY方向を「縦方向」、X方向を「横方向」と言う場合がある。縦方向に関しては、図2(B)の矢印Yで示される側を「奧側」、その逆側を「手前側」と言う場合がある。
図示するように、ゴルフゲーム機1は、本体部10と、本体部10上にモニタスタンド21を介して設置されたタブレットPC20を有する。
本体部10は、ボールBが移動することができるゲームフィールド11を有する。ゲームフィールド11は、縦方向に、打撃エリア11Aと、スロープエリア11Bと、フラットエリア11Cと、カップエリア11Dの4つに区分することができる。この区分は、説明上の区分であり、必ずしも区分を画する境界等を有する必要は無い。ゲームフィールド11には、ボールの移動を円滑にする等の目的で、パターマット(カーペット)を敷くことができる。
打撃エリア11Aは、プレイヤが、パターなどでボールBを打撃するのに適したエリア(場所)である。打撃エリア11Aは、ほぼ平坦で良い。
カップエリア11Dは、打撃エリア11Aから縦方向に離間している。カップエリア11Dには、ゲームフィールド11を移動するボールBを捕捉することが可能な複数のカップ12(12A〜12F)が配置される。カップエリア11Dは、ほぼ平坦で良い。
スロープエリア11B及びフラットエリア11Cは、打撃エリア11Aとカップエリア11Dの間に位置する。好ましくは、スロープエリア11Bは、緩やかな登り傾斜を有し、フラットエリア11Cは、ほぼ平坦である。なお、図2(B)では、最も打撃エリア11Aに近いカップ12の位置を、フラットエリア11Cとカップエリア11Dの境界としている。
プレイフィールド11の幅Wは50〜70cm程度に形成されている。また、スロープエリア11Bの長さL2及びその傾斜角(登り勾配)は、練習に適し且つプレイヤに不快感を与えないことを考慮した適切な値に設定される。スロープエリア11Bの長さL2は、好ましくは、55〜75cm程度であり、より好ましくは、60〜65cmである。
スロープエリア11Bの傾斜角は、好ましくは、5〜15度であり、より好ましくは、8〜12度である。スロープエリア11Bの長さL2とフラットエリア11Cの長さL3の比率(L2:L3)は、好ましくは、5:5〜7:3、より好ましくは、55:45〜65:35、特に好ましくは、約6:4に設定される。
本実施形態のようなスロープエリア11Bを有することにより、打撃エリア11Aを床と同等のレベルにすることができる効果がある。これにより、プレイヤはスタンスを自由に取ることが可能になり、或いは、打撃エリア11Aより手前から打撃を行うことが可能になる場合がある。
ゴルフゲーム機1は、フラットエリア11C及びカップエリア11Dの高さ、乃至、スロープエリア11Bの傾斜角を調整するための高さ調整機構を追加的に有することも可能であり、その場合は、高さ/傾斜角の調整により、ゲームの難度を変化させることが可能になる。
図3は、打撃エリア11Aからカップエリア11Dに移動するボールBの例示的な軌跡Tを示す。図示のように、打撃エリア11Aからある角度α1で打ち出されたボールBは、スロープエリア11Bで放物線状に軌跡Tを変化させ、角度α1よりも大きい角度α2でフラットエリア11Cに進入し、以降、フラットエリア11Cを直進する。このように、スロープエリア11Bを有することにより、ボールBは、打出角度α1と異なる角度α2でフラットエリア11Cを移動する。よって、狙ったカップ12にボールBを入れる難度を高くできる。また、スロープエリア11Bを有することにより、カップイン前のボールBの軌跡Tの角度α2は、フラットエリア11Cが無い場合の最大角度α3よりも大きくなり得るため、ゲームの幅が広がる。
図1,2に戻って、ゴルフゲーム機1は、スロープエリア11Bからカップエリア11Dに至る左右両側及びカップエリア11Dの奧側にボールBの脱落を防止するフェンス13(13Lと13R)及びフェンス14を有する。フェンス13,14は、一体成型品であり得る。フェンス14は、その上面に、情報パネル15を有し得る。
情報パネル15は、後述の複数のカップセット13A〜13Gに対応する位置に、それぞれ異なるマーク(例えば、1〜6の数字と,BULL文字)を標記した表示窓と、表示窓を個別に照らすLED等の発光装置からなる7つの表示部材15A〜15Gを有する。表示部材15A〜15Gを個別に点灯することで、個々のマークを強調表示することが可能であり、これにより、プレイヤに、ターゲットとすべきカップセット13A〜13Gを指示することが可能である。情報パネル15は、液晶モニタ等、他の表示手段で構成しても良い。
図4は、カップエリア11Dにおけるカップ12の配置を示す。
図示のように、本実施形態のカップエリア11Dには、円形の7つの第1カップ12Aと、概略正方形の7つの第2カップ12Bと、概略縦長の四角形の7つの第3カップ12C有する。第1カップ12Aは、ボールBよりも僅かに大きい径を有する。第2,第3カップ12B,12Cは、ボールBよりも僅かに大きい横巾寸法を有する。第2カップ12B及び第3カップ12Cは、角の部分に適宜のRを有する。RをボールBの径と同じかそれより大きくすることで、カップに蹴られるアクションが増え、他のカップに入る偶然性が上がり、ゲームが面白くなる。
各カップ12は、図4に破線で示す7つのカップセット13A〜13Gに組分けされている。カップセット13A〜13Gは、それぞれ、横方向の異なる位置に配置されている。カップセット13A〜13Gは、それぞれ、第1〜第3カップ12A〜12Cを1つずつ含む。このような複数のカップセット13A〜13Gを有することにより、ターゲットにするカップセット13A〜13Gをゲーム毎に変えることができるので、ゲームの多様性を高めることができる。
各カップセット13A〜13G(及び、各カップセット13A〜13Gの第1〜第3カップ12A〜12C)は、打撃エリア11Aからの距離が相違するように配置されている。これにより、カップセット13A〜13G毎にボールBを入れる難度を相違させることができる。各カップセット13A〜13G(及び、各カップセット13A〜13Gの第1〜第3カップ12A〜12C)の配置は、図示のように、逆V字状であることが特に好ましい。すなわち、中央のカップセット13Gが最も打撃エリア11Aからの距離が大きく、中央からX方向に離れるに従って、打撃エリア11Aからカップセットまでの距離が小さくなり、両端のカップセット13A,13Dが最も打撃エリア11Aからの距離が小さくなるようにすることが好ましい。これによれば、本実施形態のように多数のカップ12を配列した場合に、打撃エリア11Aから直接狙えるカップ12の数を増やせる利点がある。
ゴルフゲーム機1で実行するゲームの種類によっては、中央のカップセット13Gのカップ12A〜12Cを、他のカップセット13A〜13Fと異なる扱いとすることができる。例えば、カップセット13Gの第1カップ12Aを、最も高得点が付与される第1ブルカップ12Dとして扱い、カップセット13Gの第2カップ12Bを、次に高得点が付与される第2ブルカップ12Eとして扱い、カップセット13Gの第3カップ12Cを、ハズレカップ12Eとして扱うことが考えられる。このような遊び方を考慮し、本実施形態では、真ん中のカップセット13Gの第1カップ12Aのサイズが、他の第1カップ12Aよりも小さくなっている。
フェンス14は、縦方向に対し、カップセット13A〜13C及びカップセット13D〜13Fの配列角度と概略同じ角度で傾斜している。そして、フェンス14からカップセット13A〜13Fの第3カップ12Cまでの距離は、ボールBの直径以下、好ましくは、ボールBの半径以下とされている。更に、カップセット13Gの第3カップ12C(ハズレカップ12F)は、フェンス14と接触して配置されている。以上により、カップエリア11Dを通り越してしまったボールBを、カップセット13A〜13Fの第3カップ12Cに回収することが可能である。これにより、ゲームの促進を図ることができる。また、ある程度以上の強さでフェンス14に達したボールBは、フェンス14の傾斜に従ってハズレカップ12Fに導かれる。よって、ゲームの促進を確保しつつ、ボールBを強く打ちさえすれば、必ずカップセット13A〜13Fの第3カップ12Cに入ってしまうという、ゲーム性の破綻を防止できる。
各カップセット13A〜13Fの第1〜第3カップ12A〜12Cは、それぞれの開口の中心が縦方向に対して所定の角度βだけ傾斜した直線L1上に位置するように配列されている。これにより、装置の横巾Wを大きくすることなく、手前側のカップ12に邪魔されずに奧側のカップ12を狙うルートを広くすることが可能になる。
各カップセット13A〜13Gにおいて、打撃エリア11Aからの距離は、第1カップ12A、第2カップ12B、第3カップ12Cの順に遠くなっている。その一方で、各カップ12の面積は、第1カップ12A、第2カップ12B、第3カップ12Cの順に大きくなっている。この距離と面積を適切に組み合わせることで、打撃エリア11Aからカップエリア11Dに向けて移動するボールBが入る確率が、第1カップ12A、第2カップ12B、第3カップ12Cの順に大きくなる(したがって、ボールをカップに入れることの容易度が、この順に高くなる)ように設定されている。
ここで、第1カップ12Aの形状が円形であるのに対して、第2カップ12B及び第3カップ12Cが四角形であることにより、横寸法をそれ程大きくすることなく、第2カップ12BにボールBを入れる容易度が高められている。また、第3カップ12Cの縦寸法を第2カップ12Bよりも大きくすることにより、第3カップ12Cの横寸法をそれほど大きくすることなく、第3カップ12CにボールBを入れる容易度が高められている。
ゴルフゲーム機1で実行される好ましい態様のゲームでは、ボールBを入れる難度が高い第1カップ12Aに最も高い得点が割り当てられ、中間の難度の第2カップ12Bに中間の得点が割り当てられ、難度が低い第3カップ12Cに最も低い得点が割り当てられる。
図5(A)は、本体部10(フラットエリア11C及びカップエリア11D付近)の内部構造を側面視で示し、図5(B)は、同内部構造を平面視で示す。
図示のように、本体部10のカップエリア11Dの下には、ボールBが落下する収容部16が形成されている。収容部16は、側方に向って下降する傾斜の底面16aを有し、ボールBはこの底面16aを転がって、本体部10の一側に形成されたリターンスロープ17に至る。リターンスロープ17は、打撃エリア11Aに向かって下降する傾斜を有する。従って、各カップ12から収容部16に落下したボールは、リターンスロープ17を経て、プレイヤが位置する打撃エリア11Aに戻ってくる。リターンスロープ17は、図示の例のように、上部解放とすると良い。上部を天板で覆う場合は、ボールBが詰まったときに手で取り出せるように、窓を設けるのが良い。
収容部16の奧側及び手前側には、LED等の照明装置18A〜18Dが配置されており、照明装置18A〜18Dを点灯すると、照明光がカップ12から外部に漏れ出すため、外部から見れば各カップ12が光っているように見える。各カップ12の縁等に個別に照明装置を取り付けて、各カップ12を個別に光らせるようにしても良い。カップ12の種類(例えば、第1カップ12A,第2カップ12B及び第3カップ12C)毎に個別に光るようにしても良く、カップセット13A〜13G毎にカップ12が光るようにしても良い。
本体部10の手前側(フラットエリア11Cの下部)には、配電部材をまとめて収容する配電ボックス19Aと、表示部材15A〜15G、照明装置18A〜18D及び後述のセンシング機構等を制御する制御基板を収容する制御ボックス19Bが配置される。配電ボックス19A及び制御ボックス19Bの上部は、開閉可能なメインテナンス扉(不図示)で保護するのが良い。
ゴルフゲーム機1は、装置内部に、ボールが入ったカップ12を特定するためのセンシング機構を備える。特定の方法は任意であるが、本実施形態のセンシング機構は、発光素子と受光素子を用いた光センサで構成される。
図6は、本実施形態におけるセンシング機構を示す。
このセンシング機構は、11個の発光素子Pと、各発光素子Pからの光束を受光する受光素子からなる11個の光センサS1〜S11を有する。光センサS1〜S11は、通常時は、対応する発光素子Pからの光束を受光しているが、カップ12に入ったボールBによる発光素子Pの光束の非受光を検出して検出信号を出力する。
本実施形態では、狭い範囲に配列された多数のカップ12でのボールBのカップインをより少数の光センサで個別に検出することを可能にするため、図示のようにマトリクス状に配位された光センサS1〜S11が使用されている。すなわち、列光センサS1〜S7は、列方向の各カップ12でのカップインを検出するためのものであり、各列光センサS1〜S7の光軸は、各カップセット13A〜13Fにおける縦方向に並んだ第1〜第3カップ12A〜12Cを通過する。行光センサS8〜S11は、行方向の各カップ12でのカップインを検出するためのものであり、行光センサS8,S10の光軸は、各第1カップ12Aを通過し、行光センサS9,S11の光軸は、各第2カップ12Bを通過する。
上記配置によれば、検出信号を出力した列光センサS1〜S7と行光センサS8〜S10の光軸の交点のカップ12でのカップインを検出することができる。
本実施形態では、各第3カップ12Cを通過する行光センサは省略されている。これは、列光センサS1〜S7のいずれかが検出信号を出力した場合に、行光センサS8〜S10から検出信号が出力されなければ、検出信号を出力した列光センサS1〜S7に対応する第3カップ12CにボールBがカップインしたと特定できるためである。また、縦寸法の小さい第1,第2カップ12A,12Bについて行光センサS8〜S10を設ける一方へ、縦寸法の大きい第3カップ12Cについての行光センサを省略することで、装置全体として、ボールBが入ったカップ12の特定精度が高められている。
隣接する行光センサS8〜S10は、光束方向が相互に反対となるように配置されている。これは、行光センサS8〜S10の光路長が比較的長く、光束方向が同じである場合には、図7(A)のように、光束の干渉を生じ易くなるためである。隣接する行光センサS8〜S10の光束方向を逆向きとすることで、図7(B)に示すように、干渉の可能性を低減し、検出精度を高めることが可能となる。
一方、列光センサS1〜S7に関しては、すべて、光束方向は、手前から奧側に向けられている。これは、行光センサが省略された第3カップ12C側に受光素子を配置することで、行光センサS8〜S10からの光束による干渉のおそれを低下させることができるためである。第3カップ12Cが、大きい縦寸法を有することから、干渉の防止効果が大きい。
各光センサS1〜S11は、光軸が各カップ12の中心よりも収容部16の中央側寄りを通過するように配置することが好ましい。この点を図8(A),(B)を用いて説明する。図8(A),(B)では、光センサS1,S10の光軸の交点に位置する第1カップ12A付近が示されている。
図8(A)に示すように、光センサS1〜S11(図では、光センサS1)の光軸が、カップ(図では、第1カップ12A)の中心C又はそれより収容部16の外周側(図では、右側)を通る場合、カップインしたボールBによる散乱光SLが、収容部16の外周に配置される他の光センサ(図では、光センサS10)に干渉する可能性が高くなる。これに対し、図8(B)に示すように、その光軸を、第1カップ12Aの中心Cよりも収容部16の中央側(図では、左側)にすることで、ボールBによる散乱光SLを収容部16の中央側に導くことが可能である。これにより、他の光センサ(図では、光センサS10)への干渉の可能性を小さくできる。
収容部16の内壁16bは、つや消し塗装やつや消し素材の貼付等、反射防止の処置を施すことが好ましい。これにより、発光素子Pからの光束が内壁16bに反射して光センサS1〜S11に入射する迂回経路が形成されることによる検出精度低下(カップ12に入ったボールにより直進経路の光束が遮断されても、迂回経路の光束が光センサS1〜S11に入射することにより、検出信号が出力されない等)を防止できる。光センサS1〜S11は、更に、上記を含む種々の迂回経路からの光束の入射を遮断するための遮光板/スリット/受光窓等を有し得る。
図1、図2に示すタブレットPC20は、モニタスタンド21に支持されて、プレイヤの見やすい位置に配置され、プレイヤにゲーム画面を表示するための表示部材として機能すると共にゴルフゲーム機1の動作を制御する制御装置として機能する。
図9は、ゴルフゲーム機1のシステム構成を示す。
図9に示すように、ゴルフゲーム機1は、制御部50、操作パネル60及び動作制御部70を有する。
制御部50は、CPU51及び記憶装置52を有するコンピュータから構成し得る。記憶装置52は、ROM、RAM、ハードディスク、その他の公知の記憶装置を単独で又は組み合わせて構成することができる。記憶装置52には、複数種類のルールでゲームを進行させるためのプログラム及びデータが記憶されている。制御部50は、タブレットPC20に内蔵され得る。
操作パネル60は、プレイヤがゴルフゲーム機1にデータを入/出力するためのインターフェイスであり、表示装置61とタッチパネル62とを備える。表示装置61は、制御部50の制御に従って、ユーザへの指示、GUI(Graphical User Interface)、得点、ゲーム画面等の任意の情報を表示する。タッチパネル62は、ユーザの操作(タッチ)位置を検出し、対応するコマンド、データなどを制御部50に入力する。表示装置61とタッチパネル62は、タブレットPC20の表示パネルとタッチパネルから構成され得る。タッチパネル62の代替又は補完として、操作ボタン、キーボード等の入力手段を設けることも可能である。
動作制御部70は、カップ特定部71、パネル制御部72及び照明制御部73を有する。
カップ特定部71は、各センサS1〜S11からの検出信号に基づいて、ボールBが入ったカップ12を特定し、これを制御部50に通知する。
図10は、カップ特定部71の動作を示すフローチャートである。
ゴルフゲーム機1の電源を投入すると、カップ特定部71は、図10に示すカップイン位置検出処理を10ms程度の短周期で繰り返して実行する。この処理は、後述のゲームの実行中のみ行うようにしても良い。
まず、カップ特定部71は、列光センサS1〜S7の何れからから、検出信号を受信したか否かを検出する(ステップS11)。受信していなければ(ステップS11;No)、今回の処理を終了する。
列光センサS1〜S7から検出信号を受信していれば(ステップS11;Yes)、その前後一定期間内に行光センサS8〜S11の何れからから、検出信号を受信したか否かを検出する(ステップS12)。
行光センサS8〜S11から検出信号を受信していれば(ステップS12;Yes)、ステップS11で検出信号を出力した列光センサS1〜S7と、ステップS12で検出信号を出力した行光センサS8〜S11の交点の第1カップ12A又は第2カップ12BをボールBの入ったカップとして特定する(ステップS13)。
ステップS12で、行光センサS8〜S11から検出信号を受信していなければ(ステップS12;No)、ステップS11で検出信号を出力した列光センサS1〜S7に対応する第3カップ12CをボールBの入ったカップとして特定する(ステップS14)。
なお、図10では、列光センサS1〜S7からの検出信号(ステップS11)を行光センサS8〜S11からの検出信号の検査(ステップS12)に先行して検査する場合を示したが、行光センサS8〜S11からの検出信号を先行して検査しても良い。或いは、検査の順序を予め定めず、列光センサS1〜S7又は行光センサS8〜S11のいずれか一方から検出信号が検出された場合に、一定時間に渡って他方からの検出信号の待ち受けを行い、両検出信号が検出された場合には、ステップS13を実行し、行光センサS8〜S11からの検出信号の検出が無かった場合は、ステップS14を実行するといった態様も可能である。
カップ特定部71は、カップインしたボールBが跳ねたり、カップ12の縁でぐるぐる回ったりしたときの誤検出を防ぐための手段(チャタリング防止回路等)を有し得る。
パネル制御部72は、各表示部材15A〜15Gの点灯、消灯を制御する。照明制御部73は、各照明装置18A〜18Dの点灯、消灯を制御する。
以下、ゴルフゲーム機1の動作及び遊び方を説明する。
図11は、制御部50が表示装置61に表示させる例示的なゲーム画面100を示す。図示のゲーム画面100は、種々のゲームを選択できるメニュー部110、ボールBが入ったカップ12の表示等を行う画像部120及びスコアやボーナス等のゲーム情報を表示する情報表示部130を有する。
プレイヤは、メニュー部110から好みのゲームを選択し、後は、選択したゲームのルールに従って、ボールBを各カップに入れるゲームを行う。具体的には、プレイヤは、打撃エリア11Aにボールを置き、各ゲームのルールに応じて決まるターゲットのカップ12を狙い、パター等を用いてボールBを打撃する。ボールBは、いずれかのカップ12に入れば、収容部16及びリターンスロープ17を通ってプレイヤ側に戻ってくる。基本的には、上記を繰り返すことでゲームが進行する。
図12は、ゴルフゲーム機1で実行される全部又は一部のゲームで使用される基本的な処理フローを示す。
プレイヤがメニュー部110から選択したゲームが開始すると、制御部50は、まず、得点、ラウンド数、ライフ数等、ゲームで使用するパラメータのうち、必要なものを初期化する(ステップS21)。
続くステップS22では、ゲーム画面100の表示等で1人目のプレイヤに打撃指示を行う。このとき、ルールによってターゲットにするカップセット13A〜13Gが決まっている場合は、情報パネル15上で対応する表示部材15A〜15Fを点灯させる。
ステップS23では、カップ特定部71からの信号又はゲーム画面100のミスショットボタンの操作等に基づき、ボールBが入ったカップ12の特定又はミスショット(いずれのカップ12もボールBが入らないこと)の判定を行い、必要に応じて、得点計算や、画像部120及び情報表示部130の表示の更新、表示部材15A〜15G、照明装置18A〜18Dの点灯制御等を行う。
続くステップS24では、ゲームのルールに従い、プレイヤのターンの終了判定を行う。例えば、ライフ数を使うゲームなら、ミスショットのときにはライフ数を減少させ、その結果ライフ数がゼロになると、ターン終了と判定するなどである。
ステップS24でターンの終了が判定されれば(Yes)、ステップS25に移行し、そうでなければ(No)、ステップS21に戻り、同一プレイヤに再度、打撃指示を行う。
ステップS25では、参加プレイヤ全員のターン(ラウンド)が終了したかが判定され、終了していなければ、ステップS26に移行し、ゲーム画面100の表示等で次のプレイヤに交代するよう指示した後に、ステップS22に戻る。
ステップS25でラウンドが終了したと判断されると、1つのラウンドが終了したと判断し、ゲーム画面100の表示等で、最初のプレイヤに交代するよう指示をして(ステップS27)、ステップS22に処理を戻す。
所定のラウンド数の終了等、ルールによって決まった条件になったときに、ゲーム終了となり、ゲーム画面100等でゲーム結果の表示等を行う。
以下、ゴルフゲーム機1で実行できる新規なゲームを説明する。
[マイターゲット]
マイターゲットは、アウトカップ12Eを除く20個のカップ12にボールBを入れていくゲームである。メニュー部110からマイターゲットを選択し、プレイヤの人数等のゲーム条件の設定を行うと、1人目のプレイヤの打撃が指示される。プレイヤがボールBを打撃し、ボールBがいずれかのカップ12に入ると、画像部120の対応するカップが当該プレイヤの陣地となり、当該プレイヤに対応する色で着色され、得点が加算される。第1カップ12Aにカップインした場合は、同一カップセット13A〜13Gの第2カップ12B及び第3カップ12Cも当該プレイヤの陣地となり、第2カップ12Bにカップインした場合は、同一カップセット13A〜13Gの第3カップ12Cも当該プレイヤの陣地となる。
ボールBを打撃することによってプレイヤが新たに陣地を獲得した場合、そのプレイヤは連続して打撃を行うことができる。このときの連続数は、コンボ数としてカウントされる。ボールBがアウトカップ12E又は既にいずれかのプレイヤの陣地となったカップ12に入った場合、及び、ミスショットの場合は、そのプレイヤのライフ数を1つ減少させて、プレイヤ交代とする。なお、ミスショットの場合は、画像部120のミスショットボタンを押して、ゲームを進行させる。
すべてのカップ12がいずれかのプレイヤの陣地なると、ゲーム終了であり、高得点者又は陣地の多い者が勝利者となる。なお、ライフ数がゼロになったプレイヤは、その時点でゲーム終了である。同点のプレイヤがいる場合は、コンボ数の多い方が勝者となる。
[ターゲットバトル]
1球毎にプレイヤが交代し、規定のラウンド数が終了した場合、及び、すべてのカップ12がいずれかのプレイヤの陣地になった時点でゲーム終了となる点、及び、同じ陣地を複数人でとりあう点を除いて、マイターゲットと同様にしてゲームが進行する。ライフ数、コンボ数の概念は無く、ゲーム終了の時点で陣地の多い者が勝利者となる。
[ターゲットアタック20]
基本的には、ターゲットバトルと同じルールでゲームが進行する。ただし、第1カップ12A、第2カップ12BにボールBが入っても、陣地になるのはボールBが入ったカップのみであり、他のカップが陣地になることはない。また、他人の陣地を自分の陣地で挟み込んだ場合には、挟んだ他人の陣地を自分の陣地にできる。また、画像部120のアタックチャンスボタンACを押すと、自分の陣地又は他人の陣地のカップ12にカップインすることで、その陣地を自分の陣地にできる。このとき、自分の陣地の間に他人の陣地を挟み込めば、挟んだ他人の陣地も自分の陣地になる。ただし、アタックチャンスボタンACを使用できる回数は、決まっている。規定のラウンド数が終了するか、すべてのカップ12がいずれかのプレイヤの陣地となるとゲーム終了となり、陣地の多い者が勝利者となる。
[ラウンドゴルフ]
図13(A)は、ラウンドゴルフの際に表示される例示的な画像部120を示す。
ラウンドゴルフは、6ラウンド制で、各ラウンド#1〜#6で異なるカップセット13A〜13Fが順次ターゲットとなる。ターゲットのカップセット13A〜13Fに対応する表示部材15A〜15Fが点灯表示されるとともに、当該ラウンドにおける各カップ12にカップインしたときに加算されるスコアが画像部120に表示される。図13(A)は、ラウンド#1のときの表示例である。各ラウンドで各プレイヤは、3球打撃でき、入ったカップ12に対応するスコアが加算されていく。カップ12にボールBが入らなかったときは、ミスショットボタンを押してゲームを進める。この場合は、+1のスコアが加算される。ラウンド#6が終了した時点でスコアが最も低いプレイヤが勝利となる。なお、最終のラウンド#6のみ、図13(B)に示すように、スコアの配分が異なり、第1ブルカップ12Dに−3、第2ブルカップEに−2、アウトカップ12Fに+2が割り当てられている。ハイリスクハイリターンでの逆転狙いを可能にすることで、最後にゲームを盛り上げることを意図したものである。
[スライス&フック]
順次、各カップセット13A〜13Gの第2カップ12Bのみをターゲットにして打撃を行うゲームである。カップセット13Cから開始し、ターゲットの第2カップ12Bにカップインするとそのカップセットはクリアとなり、次のカップセットに進む。カップセット13F、13A、13D、13E、13Bの順で進み、最後にカップセット13Gの第2カップ12Bにカップインすると全クリアとなる。規定ラウンド内で全クリアできなかった場合は、最も多くのカップセットをクリアしたプレイヤの勝利とする。変形形態として、第1カップ12A又は第3カップ12Cのみをターゲットにしたゲームも考えられる。
図14(A),(B)は、他の態様のゴルフゲーム機2,3を示す。
ゴルフゲーム機2は、打撃エリア11Aを有さない点がゴルフゲーム機1と相違する。打撃エリア11Aを有さないことにより、装置が小型化される。この場合、プレイヤは、床面4から打撃を行う。スロープエリア11Bの手前側寸法を十分薄くすることで、床面4とスロープエリア11Bをスムーズに接続できる。
ゴルフゲーム機3は、タブレットPC20及びモニタスタンド21を有さない点がゴルフゲーム機1と相違する。ゴルフゲーム機3は、Bluetooth(登録商標)等でプレイヤの端末(スマートフォン等)5と通信可能に構成し、タブレットPC20の機能をプレイヤの端末5で実現することでゲーム進行を可能にする。端末5の通信機能を利用し、ネットワークランキングやスタッツ計算を行っても良い。
上記実施形態では、ゴルフゲームを行うゴルフゲーム機1について説明したが、本発明は、他のスポーツやゲーム(ビリヤード、スキーボール等)用のゲーム機とすることも可能である。
上記実施形態におけるゴルフゲーム機又はこれを構成する部材の形状、寸法、材質、機能構成、動作態様、制御態様、ゲームの内容、ゲームにおいて使用するパラメータの種類、算出方法等は単なる例として記載したものであり、これらは特許請求の範囲の記載内において任意に変更することが可能である。
1−3・・・ゴルフゲーム機
4・・・床面
5・・・端末
10・・・本体部
11・・・プレイフィールド
11A・・・打撃エリア
11D・・・カップエリア
12(12A−12F)・・・カップ
13A−13G・・・カップセット
14・・・フェンス
15・・・情報パネル
16・・・収容部
17・・・リターンスロープ
18A−18D・・・照明装置
20・・・タブレットPC
21・・・モニタスタンド
50・・・制御部
51・・・CPU
52・・・記憶装置
60・・・操作パネル
61・・・表示装置
62・・・タッチパネル
70・・・動作制御部
71・・・カップ特定部
72・・・パネル制御部
73・・・照明制御部
100・・・ゲーム画面
110・・・メニュー部
120・・・画像部
130・・・情報表示部
S1−S11・・・光センサ
P・・・発光素子

Claims (11)

  1. 打撃エリアから縦方向に離間したカップエリアに配置された第1カップ及び第2カップであって、移動体を捕捉可能な前記第1カップ及び前記第2カップを有するゲーム機であって、
    前記第1カップは、前記第2カップよりも前記打撃エリアの近くに配置され、
    前記第1カップの面積が、前記第2カップの面積よりも小さいことを特徴とするゲーム機。
  2. 前記第2カップの縦方向の寸法が、前記第1カップの縦方向の寸法より大きいことを特徴とする請求項1に記載のゲーム機。
  3. 前記第2カップの面積(S2)を前記第2カップの横方向の寸法(L2)で除した値(S2/L2)が、前記第1カップの面積(S1)を前記第1カップの横方向の寸法(L1)で除した値(S1/L1)よりも大きいことを特徴とする請求項1又は2に記載のゲーム機。
  4. 前記第1カップと前記第2カップが、縦方向に対して所定の角度で傾斜する直線上に配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のゲーム機。
  5. 前記第1カップと前記第2カップを含むカップセットを複数有し、
    前記複数のカップセットは、それぞれ、横方向の異なる位置に配置されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のゲーム機。
  6. 少なくとも2つの前記第1カップを有し、
    前記少なくとも2つの第1カップは、横方向の異なる位置に配置され、
    前記打撃エリアから前記少なくとも2つの第1カップへの距離が、相互に相違することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のゲーム機。
  7. 前記第1カップ及び前記第2カップに捕捉された移動体を回収して所定のエリアに導く回収部を更に備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のゲーム機。
  8. 前記ゲーム機は、前記カップエリアの前記打撃エリアと逆側の位置にフェンスを有し、
    前記フェンスの任意の位置から前記移動体のサイズ未満の径内に前記第2カップが配置されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のゲーム機。
  9. 前記カップエリアの前記打撃エリアと逆側の位置に、縦方向に対して所定の角度で傾斜して配置されたフェンスを有し、
    前記フェンスの一端側に、前記移動体を捕捉可能なハズレカップが配置されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のゲーム機。
  10. 前記第1カップ及び前記第2カップにおける前記移動体の捕捉を検知する検知部と、
    前記検知部での検知結果に基づいて得点付与を行う得点付与部を有し、
    前記得点付与部は、前記検知部が、前記第1カップにおける前記移動体の捕捉を検知した場合に、前記第2カップにおける前記移動体の捕捉を検知した場合よりも高い得点を付与することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載のゲーム機。
  11. 前記ゲーム機は、横方向の異なる位置に配置された複数の前記第1カップを有し、
    前記得点付与部は、前記検知部が、特定の前記第1カップにおける前記移動体の捕捉を検知した場合に、他の前記第1カップにおける前記移動体の捕捉を検知した場合よりも高い得点を付与し、
    前記ゲーム機は、前記特定の第1カップに近接して配置されたハズレカップを更に有することを特徴とする請求項10に記載のゲーム機。
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