JP2016009981A - 画像表示装置、画像表示装置の制御方法、及び、プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】撮影画像データの確認時における利便性の低下、及び、撮影画像データの確認による作業効率の低下を抑制することができる技術を提供する。
【解決手段】本発明の画像表示装置は、撮影装置を用いた撮影によって生成された撮影画像データを、前記撮影装置から取得する第1取得手段と、前記撮影装置に対して行われた、前記撮影画像データに画像処理を施すためのユーザ操作、を表す操作情報を、前記撮影装置から取得する第2取得手段と、前記第1取得手段で取得された前記撮影画像データに対して、前記第2取得手段で取得された操作情報に応じた画像処理を施すことにより、保存用ではない確認用の画像データである処理画像データを生成する画像処理手段と、前記処理画像データが表す処理画像を画面に表示する表示手段と、を有する。
【選択図】図1
【解決手段】本発明の画像表示装置は、撮影装置を用いた撮影によって生成された撮影画像データを、前記撮影装置から取得する第1取得手段と、前記撮影装置に対して行われた、前記撮影画像データに画像処理を施すためのユーザ操作、を表す操作情報を、前記撮影装置から取得する第2取得手段と、前記第1取得手段で取得された前記撮影画像データに対して、前記第2取得手段で取得された操作情報に応じた画像処理を施すことにより、保存用ではない確認用の画像データである処理画像データを生成する画像処理手段と、前記処理画像データが表す処理画像を画面に表示する表示手段と、を有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、画像表示装置、画像表示装置の制御方法、及び、プログラムに関する。
昨今、ビデオカメラ等の撮影装置の技術進歩が目覚ましく、広いダイナミックレンジを有する高画質な撮影画像データの生成が可能となった。また、SMPTE ST 2065−1:2012(Academy Color Encoding Specification;ACES)のように、さらに広いダイナミックレンジを定義する規格が提案された。そして、広ダイナミックレンジを有する撮影画像データのフォーマットとして、ACESproxyのようなLogフォーマットが提案された。
撮影画像データの広ダイナミックレンジ化により、従来に比べ暗部のディティールの情報量を増やすことができ、暗いシーンでも豊かな表現ができるようになった。そのため、撮影時に撮影画像データを確認することの必要性が高まってきている。例えば、暗部のディティールを確認することの必要性が高まってきている。
撮影者は、撮影時に、撮影装置に対して露出や感度などを調整するユーザ操作を行うことがある。撮影画像データの確認時に撮影装置と画像表示装置の両方に対して個別にユーザ操作を行う必要があると、システム(撮影装置と画像表示装置を有する撮影システム)の利便性が低下してしまう。そのため、撮影装置を用いて画像表示装置を遠隔操作できることが好ましい。
撮影装置を用いた遠隔操作に関する従来技術は、例えば、特許文献1に開示の技術が知られている。特許文献1に開示の技術では、撮影装置が、撮影装置に対して行われたユーザ操作を表す操作情報を、外部装置に出力する。
撮影装置を用いた遠隔操作に関する従来技術は、例えば、特許文献1に開示の技術が知られている。特許文献1に開示の技術では、撮影装置が、撮影装置に対して行われたユーザ操作を表す操作情報を、外部装置に出力する。
撮影画像データは、例えば、SDIインターフェースを介して撮影装置から画像表示装置(ディスプレイ)に伝送され、画像表示装置に表示され、確認される。このとき、撮影画像データのダイナミックレンジよりも、画像表示装置が表示可能な画像データのダイナミックレンジが狭いことが多い。そのため、従来は、撮影装置に対するユーザ操作によって撮影画像データに画像処理が施されていた。例えば、撮影画像データのダイナミックレンジが狭められたり、撮影画像データの黒レベル(黒色に対応する階調値)が高められたりしていた。そして、調整後の撮影画像データ(処理画像データ)が、画像表示装置に表示され、確認されていた。
しかしながら、従来技術では、撮影画像データの確認時に撮影画像データに画像処理を施すためのユーザ操作が行われた場合に、撮影結果として処理画像データが記録(保存)されていた。処理画像データは、元の画像データに比べダイナミックレンジが狭いため、保存用の画像データとしては好ましくない。そのため、従来技術では、撮影画像データを確認する度に、ユーザ操作に応じた画像処理前の撮影画像データを保存用の画像データとして生成するための撮影を再度行わなければならず、作業効率が非常に悪かった。
本発明は、撮影画像データの確認時における利便性の低下、及び、撮影画像データの確認による作業効率の低下を抑制することができる技術を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、
撮影装置を用いた撮影によって生成された撮影画像データを、前記撮影装置から取得する第1取得手段と、
前記撮影装置に対して行われた、前記撮影画像データに画像処理を施すためのユーザ操作、を表す操作情報を、前記撮影装置から取得する第2取得手段と、
前記第1取得手段で取得された前記撮影画像データに対して、前記第2取得手段で取得された操作情報に応じた画像処理を施すことにより、保存用ではない確認用の画像データである処理画像データを生成する画像処理手段と、
前記処理画像データが表す処理画像を画面に表示する表示手段と、
を有することを特徴とする画像表示装置である。
撮影装置を用いた撮影によって生成された撮影画像データを、前記撮影装置から取得する第1取得手段と、
前記撮影装置に対して行われた、前記撮影画像データに画像処理を施すためのユーザ操作、を表す操作情報を、前記撮影装置から取得する第2取得手段と、
前記第1取得手段で取得された前記撮影画像データに対して、前記第2取得手段で取得された操作情報に応じた画像処理を施すことにより、保存用ではない確認用の画像データである処理画像データを生成する画像処理手段と、
前記処理画像データが表す処理画像を画面に表示する表示手段と、
を有することを特徴とする画像表示装置である。
本発明の第2の態様は、
撮影装置を用いた撮影によって生成された撮影画像データを、前記撮影装置から取得する第1取得ステップと、
前記撮影装置に対して行われた、前記撮影画像データに画像処理を施すためのユーザ操作、を表す操作情報を、前記撮影装置から取得する第2取得ステップと、
前記第1取得ステップで取得された前記撮影画像データに対して、前記第2取得ステップで取得された操作情報に応じた画像処理を施すことにより、保存用ではない確認用の画像データである処理画像データを生成する画像処理ステップと、
前記処理画像データが表す処理画像を画面に表示する表示ステップと、
を有することを特徴とする画像表示装置の制御方法である。
撮影装置を用いた撮影によって生成された撮影画像データを、前記撮影装置から取得する第1取得ステップと、
前記撮影装置に対して行われた、前記撮影画像データに画像処理を施すためのユーザ操作、を表す操作情報を、前記撮影装置から取得する第2取得ステップと、
前記第1取得ステップで取得された前記撮影画像データに対して、前記第2取得ステップで取得された操作情報に応じた画像処理を施すことにより、保存用ではない確認用の画像データである処理画像データを生成する画像処理ステップと、
前記処理画像データが表す処理画像を画面に表示する表示ステップと、
を有することを特徴とする画像表示装置の制御方法である。
本発明の第3の態様は、上述した画像表示装置の制御方法の各ステップをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラムである。
本発明によれば、撮影画像データの確認時における利便性の低下、及び、撮影画像データの確認による作業効率の低下を抑制することができる。
以下に、本発明の実施例に係る画像表示装置及びその制御方法について説明する。但し、以下の実施例はあくまでも一例であって、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
<実施例1>
図1は、本発明の実施例1に係る撮影システムの機能構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、本実施例に係る撮影システムは、撮影装置100と画像表示装置106を有する。撮影装置100と画像表示装置106は、外部装置と接続可能である。図1の例では、撮影装置100と画像表示装置106が互いに接続されている。
図1は、本発明の実施例1に係る撮影システムの機能構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、本実施例に係る撮影システムは、撮影装置100と画像表示装置106を有する。撮影装置100と画像表示装置106は、外部装置と接続可能である。図1の例では、撮影装置100と画像表示装置106が互いに接続されている。
撮影装置100は、撮影装置100を用いた撮影に応じて撮影画像データを生成する装置である。撮影装置100は、撮影画像データを記憶装置に記録したり、撮影画像データを外部装置に出力したりする。撮影画像データを記憶する記憶装置は、撮影装置100が有する装置(内部装置)であってもよいし、撮影装置100とは別体の装置(外部装置)であってもよい。
図1に示すように、撮影装置100は、撮影画像データ生成部101、第1操作部102、第2操作部103、出力データ生成部104、データ送信部105、等を有する。
図1に示すように、撮影装置100は、撮影画像データ生成部101、第1操作部102、第2操作部103、出力データ生成部104、データ送信部105、等を有する。
撮影画像データ生成部101は、撮影装置100を用いた撮影に応じて撮影画像データを生成する。撮影画像データ生成部101は、例えば、イメージセンサ、AD変換部、等を有する。イメージセンサとしては、例えば、CMOSセンサを使用することができる。イメージセンサは、撮影時に受光した光を電気信号(アナログデータ)に変換する。AD変換部は、イメージセンサで生成されたアナログデータを、デジタルデータである撮影画像データに変換する。
第1操作部102は、撮影パラメータを調整するためにユーザが操作する操作部(釦、ダイヤル、等)である。撮影パラメータは、ISO感度、フレームレート、シャッタースピード、ホワイトバランス、等である。
撮影画像データ生成部101では、第1操作部102を用いて設定された撮影パラメータに応じた撮影画像データが生成される。
撮影画像データ生成部101では、第1操作部102を用いて設定された撮影パラメータに応じた撮影画像データが生成される。
第2操作部103は、第1操作部102とは異なる操作部である。第2操作部103は、撮影画像データに画像処理を施すためにユーザが操作する操作部(釦、ダイヤル、等)である。撮影装置100では、第2操作部103を用いたユーザ操作に応じた画像処理や撮影パラメータの変更は行われない。本実施例では、第2操作部103を用いて、画像処理後の画像データの階調値の下限値を調整(設定)するユーザ操作が行われる。
撮影画像データのデータ領域には、SMPTE291Mで規定されている伝送規格のように、他のデータをアンシラリデータとして重畳可能なアンシラリデータ領域が存在する。アンシラリデータ領域は、例えば、階調値(画素値)が存在しないブランキング領域である。
出力データ生成部104は、第2操作部を用いて行われたユーザ操作を表す操作情報を、アンシラリデータとして、撮影画像データに重畳する。それにより、出力データが生成される。本実施例では、操作情報として、画像処理後の画像データの階調値の下限値を表す下限情報が重畳される。そのため、出力データとして、撮影画像データ(撮影画像データの階調値)と下限情報とを含むデータが生成される。
出力データ生成部104は、第2操作部を用いて行われたユーザ操作を表す操作情報を、アンシラリデータとして、撮影画像データに重畳する。それにより、出力データが生成される。本実施例では、操作情報として、画像処理後の画像データの階調値の下限値を表す下限情報が重畳される。そのため、出力データとして、撮影画像データ(撮影画像データの階調値)と下限情報とを含むデータが生成される。
データ送信部105は、出力データ生成部104で生成された出力データを、撮影装置100の外部に出力する。本実施例では、出力データは、SDIインターフェースを介して、画像表示装置106に出力される。
なお、データの出力方法は特に限定されない。例えば、撮影画像データと操作情報とが個別に出力されてもよい。撮影画像データを画像表示装置106に出力する第1出力処理と、操作情報を画像表示装置106に出力する第2出力処理と、が互いに異なる機能部によって実行されてもよい。また、SDIインターフェースとは異なる通信インターフェースを用いてデータが出力されてもよい。
なお、データの出力方法は特に限定されない。例えば、撮影画像データと操作情報とが個別に出力されてもよい。撮影画像データを画像表示装置106に出力する第1出力処理と、操作情報を画像表示装置106に出力する第2出力処理と、が互いに異なる機能部によって実行されてもよい。また、SDIインターフェースとは異なる通信インターフェースを用いてデータが出力されてもよい。
画像表示装置106は、画像表示装置106に入力された画像データを画面に表示する装置である。画像表示装置106は、画像データを画面に表示する際に、必要に応じて、画像データに画像処理を施す。
図1に示すように、画像表示装置106は、データ受信部107、データ分割部108、画像処理パラメータ決定部109、画像処理部110、表示部111、等を有する。
図1に示すように、画像表示装置106は、データ受信部107、データ分割部108、画像処理パラメータ決定部109、画像処理部110、表示部111、等を有する。
データ受信部107は、画像表示装置106の外部からデータを取得する。本実施例では、データ受信部107は、SDIインターフェースを介して、撮影装置100から出力データを取得する。そして、データ受信部107は、出力データをデータ分割部108に出力する。
なお、データの取得方法は特に限定されない。例えば、撮影画像データと操作情報とが個別に取得されてもよい。撮影画像データを撮影装置100から取得する第1取得処理と、操作情報を撮影装置100から取得する第2取得処理と、が互いに異なる機能部によって実行されてもよい。また、SDIインターフェースとは異なる通信インターフェースを用いてデータが取得されてもよい。
なお、データの取得方法は特に限定されない。例えば、撮影画像データと操作情報とが個別に取得されてもよい。撮影画像データを撮影装置100から取得する第1取得処理と、操作情報を撮影装置100から取得する第2取得処理と、が互いに異なる機能部によって実行されてもよい。また、SDIインターフェースとは異なる通信インターフェースを用いてデータが取得されてもよい。
データ分割部108は、データ受信部107で取得された出力データを、撮影画像データと操作情報(下限情報)とに分割する。そして、データ分割部108は、撮影画像データを画像処理部110に出力し、下限情報を画像処理パラメータ決定部109に出力する。
なお、撮影画像データと操作情報が個別に取得される場合には、データ分割部108は不要となる。
なお、撮影画像データと操作情報が個別に取得される場合には、データ分割部108は不要となる。
画像処理パラメータ決定部109は、データ分割部108から出力された操作情報に基づいて、画像処理部110の画像処理で使用される画像処理パラメータを決定する。本実施例では、画像処理パラメータ決定部109は、下限情報に基づいて、階調値に加算するオフセット値が画像処理パラメータとして決定される。具体的には、下限情報の値である黒レベルシフト量が、下限情報が表す下限値であるオフセット値に変換される。そして、画像処理パラメータ決定部109は、画像処理パラメータであるオフセット値を、画像処理部110に出力する。
黒レベルシフト量の単位が下限値の単位と同じである場合には、黒レベルシフト量と同じ値がオフセット値として決定される。黒レベルシフト量の単位が下限値の単位と異なる場合には、例えば、黒レベルシフト量とオフセット値の対応関係を表す情報(関数やテーブル)を用いて、黒レベルシフト量がオフセット値に変換される。
なお、本実施例では、階調値に加算するオフセット値を決定する例を説明するが、これに限らない。例えば、下限情報が表す下限値に基づいて、階調値毎に、その階調値に乗算するゲイン値が決定されてもよい。
黒レベルシフト量の単位が下限値の単位と同じである場合には、黒レベルシフト量と同じ値がオフセット値として決定される。黒レベルシフト量の単位が下限値の単位と異なる場合には、例えば、黒レベルシフト量とオフセット値の対応関係を表す情報(関数やテーブル)を用いて、黒レベルシフト量がオフセット値に変換される。
なお、本実施例では、階調値に加算するオフセット値を決定する例を説明するが、これに限らない。例えば、下限情報が表す下限値に基づいて、階調値毎に、その階調値に乗算するゲイン値が決定されてもよい。
画像処理部110は、データ受信部107で取得された撮影画像データに対して、データ受信部107で取得された操作情報に応じた画像処理を施すことにより、保存用ではない確認用の画像データである処理画像データを生成する。本実施例では、画像処理部110は、データ分割部108から出力された撮影画像データに対して、画像処理パラメータ決定部109から出力された画像処理パラメータを用いた画像処理を施すことにより、処理画像データを生成する。具体的には、処理画像データの階調値の下限値が下限情報が表す下限値に一致するように、撮影画像データの各画素の階調値を変換することにより、処理画像データが生成される(第1画像処理)。より具体的には、撮影画像データの各画素の階調値に、画像処理パラメータ決定部109で決定されたオフセット値を加算することにより、処理画像データが生成される。そのため、オフセット値が大きいほど黒浮きの度合いが大きい処理画像データが生成される。そして、画像処理部110は、処理画像デー
タを表示部111に出力する。
タを表示部111に出力する。
表示部111は、画像処理部110から出力された処理画像データが表す処理画像を画面に表示する。ユーザは、画像表示装置106の画面を見ることにより、処理画像データを確認することができる。
図2は、撮影画像データの階調値と処理画像データの階調値との対応関係の一例を示す図である。図2において、実線は、オフセット値が0であった場合の対応関係を示し、破線は、オフセット値が64であった場合の対応関係を示す。図2は、撮影画像データと処理画像データの階調値がいずれも10ビットの値(0〜1023)である場合の例を示す。
第2操作部103に対するユーザ操作によって、処理画像データの階調値の下限値として0が設定された場合には、撮影装置100から画像表示装置106に、撮影画像データと、0を下限値として表す下限情報と、が出力される。そして、画像表示装置106では、オフセット値として0が決定され、黒浮きの度合いが最低限に抑えられた処理画像データが画面に表示される。具体的には、図2の実線で示すように、処理画像データの階調値として、撮影画像データの階調値と同じ値が取得される。そして、撮影画像データと同じ処理画像データが画面に表示される。
第2操作部103に対するユーザ操作によって、処理画像データの階調値の下限値として64が設定された場合には、撮影装置100から画像表示装置106に、撮影画像データと、64を下限値として表す下限情報と、が出力される。そして、画像表示装置106では、64がオフセット値として決定され、黒浮きの度合いが高められた処理画像データが画面に表示される。具体的には、図2の破線で示すように、処理画像データの階調値として、撮影画像データの階調値に64を加算した値が取得される。そして、オフセット値が0である場合よりも黒浮きの度合いが高い処理画像データが画面に表示される。それにより、ユーザは、撮影画像データの暗部のディティールを容易に確認することができる。
第2操作部103に対するユーザ操作によって、処理画像データの階調値の下限値が変更された場合には、画像表示装置106は、変更後の下限値を表す下限情報を少なくとも含む出力データを撮影装置100から取得する。そして、画像表示装置106は、取得した下限情報に基づいてオフセット値を再決定し、再決定したオフセット値を用いた画像処理を実行することにより処理画像データを更新する。第2操作部103に対するユーザ操作によって、処理画像データの階調値の下限値が繰り返し変更されることにより、ユーザは、黒浮きの度合いが互いに異なる複数の処理画像データを確認することができる。
なお、図2の破線で示すように、撮影画像データの階調値にオフセット値を加算した値が1023(10ビットの階調値の上限値)を超える場合には、処理画像データの階調値として1023が取得されることが好ましい。即ち、オフセット値の加算後の階調値の上限値が1023に制限されることが好ましい。
なお、撮影画像データと処理画像データの階調値のビット数(ビット幅)は、10ビットより多くても少なくてもよい。また、撮影画像データのビット数は、処理画像データのビット数と異なっていてもよい。撮影画像データのビット数は、処理画像データより多くても少なくてもよい。
なお、撮影画像データとオフセット値の少なくとも一方のビット数が、処理画像データのビット数と異なる場合には、撮影画像データとオフセット値のビット数を処理画像データのビット数に揃えることが好ましい。そして、ビット数の変更後に、撮影画像データの階調値にオフセット値を加算するオフセット加算処理が実行されることが好ましい。それにより、画像処理を高精度に行うことができる。
なお、撮影画像データと処理画像データの階調値のビット数(ビット幅)は、10ビットより多くても少なくてもよい。また、撮影画像データのビット数は、処理画像データのビット数と異なっていてもよい。撮影画像データのビット数は、処理画像データより多くても少なくてもよい。
なお、撮影画像データとオフセット値の少なくとも一方のビット数が、処理画像データのビット数と異なる場合には、撮影画像データとオフセット値のビット数を処理画像データのビット数に揃えることが好ましい。そして、ビット数の変更後に、撮影画像データの階調値にオフセット値を加算するオフセット加算処理が実行されることが好ましい。それにより、画像処理を高精度に行うことができる。
以下、図3を用いて、本実施例に係る撮影システムの処理の流れについて説明する。図3は、本実施例に係る撮影システムの処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、撮影画像データ生成部101が、第1操作部102を用いて設定された撮影パラメータに応じた撮影画像データを生成する(S101)。撮影画像データ生成部101は、撮影画像データを出力データ生成部104に出力する。
次に、出力データ生成部104が、第2操作部102に対するユーザ操作に応じた下限情報を、第2操作部102から取得する(S102)。第2操作部102は、例えば、黒レベルシフト量を設定するためのダイヤル、オフセット加算処理の実行/非実行を切り替える釦、等を有する。
そして、出力データ生成部104が、S101で生成された撮影画像データのアンシラリデータ領域に、S102で取得した下限情報を重畳することにより、出力データを生成する(S103)。出力データ生成部104は、出力データをデータ送信部105に出力し、データ送信部105は、SDIインターフェースを介して、出力データを画像表示装置106に出力する。
次に、データ受信部107が、S103で撮影装置100から出力された出力データを受信する(S104)。データ受信部107は、出力データをデータ分割部108に出力する。そして、データ分割部108は、出力データを撮影画像データと下限情報とに分割し、撮影画像データを画像処理部110に出力し、下限情報を画像処理パラメータ決定部109に出力する。
そして、画像処理パラメータ決定部109が、S104で取得された下限情報に基づいて、黒レベルシフト量が変化したか否かを判断する(S105)。黒レベルシフト量が変化した場合にはS106に処理が進められ、黒レベルシフト量が変化しなかった場合にはS108に処理が進められる。
S106では、画像処理パラメータ決定部109が、S104で取得された下限情報に基づいて、オフセット値を決定する。
そして、画像処理部110が、S106で決定されたオフセット値を、S104で取得された撮影画像データの各画素の階調値に加算することにより、処理画像データを生成する(S107)。画像処理部110は、処理画像データを表示部111に出力する。
そして、画像処理部110が、S106で決定されたオフセット値を、S104で取得された撮影画像データの各画素の階調値に加算することにより、処理画像データを生成する(S107)。画像処理部110は、処理画像データを表示部111に出力する。
S108では、表示部111が、S107で生成された処理画像データを画面に表示する。
以上述べたように、本実施例に係る画像表示装置は、撮影画像データと、撮影画像データに画像処理を施すためのユーザ操作を表す操作情報と、を撮影装置から取得する。そして、画像表示装置は、操作情報に応じた画像処理を撮影画像データに施すことにより処理画像データを生成し、処理画像データを画面に表示する。それにより、ユーザは、撮影画像データそのもの(撮影画像データと同じ処理画像データ)を確認したり、黒浮きの度合いが高められた撮影画像データ(撮影画像データよりも黒浮きの度合いが高い処理画像データ)を確認したりすることができる。そして、処理画像データは、保存用ではない確認用の画像データであるため、撮影画像データの確認による作業効率の低下を抑制することができる。具体的には、撮影画像データを、何ら画像処理を施すことなく記憶装置に記録することができる。それにより、撮影画像データの確認後に保存用の撮影画像データ(画像処理が施されていない撮影画像データ)を生成するための撮影を再度行うといった手間
を省くことができる。
また、本実施例では、撮影画像データに画像処理を施すためのユーザ操作は、撮影装置に対して行われる。それにより、撮影画像データの確認時における利便性の低下をも抑制することができる。具体的には、ユーザは、撮影装置と画像表示装置の両方を個別に操作せず、撮影装置のみを操作することによって、撮影画像データを確認することができる。
を省くことができる。
また、本実施例では、撮影画像データに画像処理を施すためのユーザ操作は、撮影装置に対して行われる。それにより、撮影画像データの確認時における利便性の低下をも抑制することができる。具体的には、ユーザは、撮影装置と画像表示装置の両方を個別に操作せず、撮影装置のみを操作することによって、撮影画像データを確認することができる。
なお、本実施例では、操作情報に応じた画像処理が、処理画像データの階調値の下限値が下限情報が表す下限値に一致するように各画素の階調値を変換する第1画像処理である場合の例を説明したが、これに限らない。例えば、操作情報に応じた画像処理は、操作情報に応じた度合いで画像データのエッジを強調する画像処理、操作情報に応じた度合いで画像データをぼかす画像処理、操作情報に応じて画像データの色を変換する画像処理、等であってもよい。操作情報に応じた画像処理は、複数の画像処理を含んでいてもよい。
なお、本実施例では詳細な説明を省略したが、撮影画像データ(第2操作部を用いたユーザ操作に応じた画像処理が施されていない画像データ)の記録方法は、特に限定されない。例えば、撮影装置が、撮影装置が有する記憶部に撮影画像データを記録してもよいし、撮影装置に接続された記憶装置(外部装置)に撮影画像データを記録してもよい。また、画像表示装置が、画像表示装置が有する記憶部に撮影画像データを記録してもよいし、画像表示装置に接続された記憶装置(外部装置)に撮影画像データを記録してもよい。
<実施例2>
Logフォーマットを使用することにより、広いダイナミックレンジを有する撮影画像データを生成し、出力することができる撮影装置がある。
Logフォーマットを使用することにより、広いダイナミックレンジを有する撮影画像データを生成し、出力することができる撮影装置がある。
図4に、撮影画像データのダイナミックレンジと、処理画像データのダイナミックレンジと、の一例を示す。図4の例では、撮影画像データのダイナミックレンジは広く(0〜800%)、処理画像データのダイナミックレンジは狭い(0〜100%)。例えば、撮影画像データは、Logフォーマットの画像データであり、処理画像データは、Rec709フォーマットの画像データである。
なお、図4に示す処理画像データの階調値は、レンジ変換処理以外の画像処理(例えば、実施例1で述べた第1画像処理(オフセット加算処理))を実行せずに、レンジ変換処理のみを実行することによって得られる階調値である。レンジ変換処理は、撮影画像データのダイナミックレンジを処理画像データのダイナミックレンジに変換する画像処理である。
なお、図4に示す処理画像データの階調値は、レンジ変換処理以外の画像処理(例えば、実施例1で述べた第1画像処理(オフセット加算処理))を実行せずに、レンジ変換処理のみを実行することによって得られる階調値である。レンジ変換処理は、撮影画像データのダイナミックレンジを処理画像データのダイナミックレンジに変換する画像処理である。
撮影画像データのダイナミックレンジが0〜800%であり、且つ、処理画像データのダイナミックレンジが0〜100%である場合、図4の実線で示すように、明部の階調性(分解能)が低い処理画像データが得られてしまう。具体的には、撮影画像データの階調値のうち100%より大きい階調値が100%に制限されることにより、明部の階調性が低い処理画像データが得られてしまう。
そのため、一般的には、レンジ変換処理前の階調値とレンジ変換処理後の階調値との間の変換特性を表す特性情報(関数やテーブル)を用いて、撮影画像データの各画素の階調値が変換される。それにより、図4の破線で示すように、明部の階調性の低下が抑制された処理画像データを得ることができる。特性情報は、“レンジ変換処理前の階調値とレンジ変換処理後の階調値との対応関係を表す情報”と言うこともできる。
しかし、撮影画像データのダイナミックレンジが固定値であるとは限らない。例えば、撮影装置に対するユーザ操作に応じて、撮影画像データのダイナミックレンジが変更されることがある。そのため、画像表示装置に入力される撮影画像データのダイナミックレンジは変化し得る。また、撮影画像データのダイナミックレンジの一部をユーザが詳細に確認したい場合があり、ユーザが詳細を確認したい階調範囲(所望階調範囲)も変化し得る
。
そのため、常に同じ特性情報を使用したのでは、好適な処理画像データを得ることはできない。
そのため、一般的には、レンジ変換処理前の階調値とレンジ変換処理後の階調値との間の変換特性を表す特性情報(関数やテーブル)を用いて、撮影画像データの各画素の階調値が変換される。それにより、図4の破線で示すように、明部の階調性の低下が抑制された処理画像データを得ることができる。特性情報は、“レンジ変換処理前の階調値とレンジ変換処理後の階調値との対応関係を表す情報”と言うこともできる。
しかし、撮影画像データのダイナミックレンジが固定値であるとは限らない。例えば、撮影装置に対するユーザ操作に応じて、撮影画像データのダイナミックレンジが変更されることがある。そのため、画像表示装置に入力される撮影画像データのダイナミックレンジは変化し得る。また、撮影画像データのダイナミックレンジの一部をユーザが詳細に確認したい場合があり、ユーザが詳細を確認したい階調範囲(所望階調範囲)も変化し得る
。
そのため、常に同じ特性情報を使用したのでは、好適な処理画像データを得ることはできない。
そこで、実施例2では、撮影画像データに画像処理を施すためのユーザ操作として、所望階調範囲を変更(設定)するユーザ操作が行われる場合の例を説明する。そして、本実施例では、処理画像データを生成する際に、所望階調範囲に応じた変換特性で各画素の階調値を変換する第2画像処理(レンジ変換処理)が実行される例を説明する。
なお、以下では、実施例1と異なる点(構成や処理)について詳しく説明し、実施例1と同じ点については説明を省略する。
なお、本実施例では、オフセット加算処理とレンジ変換処理の両方を実行することによって処理画像データが生成される例を説明するが、これに限らない。例えば、レンジ変換処理のみを実行することによって処理画像データが生成されてもよい。
なお、以下では、実施例1と異なる点(構成や処理)について詳しく説明し、実施例1と同じ点については説明を省略する。
なお、本実施例では、オフセット加算処理とレンジ変換処理の両方を実行することによって処理画像データが生成される例を説明するが、これに限らない。例えば、レンジ変換処理のみを実行することによって処理画像データが生成されてもよい。
図5は、本実施例に係る撮影システムの機能構成の一例を示すブロック図である。図5に示すように、本実施例では、画像表示装置106が、特性情報決定部200と特性情報記憶部201をさらに有する。
本実施例では、第2操作部103を用いて、画像処理後の画像データの階調値の下限値を調整するユーザ操作と、所望階調範囲を調整するユーザ操作と、が行われる。所望階調範囲は、撮影画像データのダイナミックレンジの一部または全部である。
出力データ生成部104では、下限情報と、所望階調範囲を表すレンジ情報と、がアンシラリデータとして撮影画像データに重畳される。それにより、出力データが生成される。
出力データ生成部104では、下限情報と、所望階調範囲を表すレンジ情報と、がアンシラリデータとして撮影画像データに重畳される。それにより、出力データが生成される。
データ分割部108は、出力データを、撮影画像データ、下限情報、及び、レンジ情報、に分割する。そして、データ分割部108は、撮影画像データを画像処理部110に出力し、下限情報を画像処理パラメータ決定部109に出力し、レンジ情報を特性情報決定部200に出力する。
特性情報記憶部201は、複数の階調範囲のそれぞれについて、変換特性を表す特性情報を記憶する。複数の階調範囲に対応する複数の特性情報は、特性情報記憶部201に予め記録される。例えば、複数の特性情報は、画像表示装置106の製造時に特性情報記憶部201に記録される。
特性情報決定部200は、レンジ情報が表す所望階調範囲に応じて、変換特性を決定し、決定した変換特性を表す特性情報を画像処理部110に出力する。具体的には、特性情報決定部200は、特性情報記憶部201が記憶している複数の特性情報の中から、所望階調範囲に対応する特性情報を選択する。そして、特性情報決定部200は、選択した特性情報を画像処理部110に出力する。
なお、所望階調範囲に応じた変換特性を表す特性情報の取得方法は、上記方法に限らない。例えば、所望階調範囲に応じた変換特性を表す特性情報は、画像表示装置106の外部から取得されてもよい。画像表示装置106が、変換特性を表す特性情報を、所望階調範囲に応じて生成する生成部を有していてもよい。
なお、所望階調範囲に応じた変換特性を表す特性情報の取得方法は、上記方法に限らない。例えば、所望階調範囲に応じた変換特性を表す特性情報は、画像表示装置106の外部から取得されてもよい。画像表示装置106が、変換特性を表す特性情報を、所望階調範囲に応じて生成する生成部を有していてもよい。
本実施例では、画像データの画素値がRGB値(赤色成分の階調値であるR値、緑色成分の階調値であるG値、及び、青色成分の階調値であるB値、の組み合わせ)である。そして、本実施例では、レンジ情報として、R値、G値、及び、B値に共通の所望階調範囲を表す情報が使用され、特性情報として、R値、G値、及び、B値に共通の1次元ルックアップテーブルが選択される。
なお、R値の階調特性(階調値と輝度との対応関係)、G値の階調特性、及び、B値の階調特性は、互いに異なっていてもよい。その場合には、レンジ情報として、R値の所望階調範囲、G値の所望階調範囲、及び、B値の所望階調範囲、を個別に表す情報が使用されればよい。そして、特性情報として、R値用の1次元ルックアップテーブル、G値用の1次元ルックアップテーブル、及び、B値用の1次元ルックアップテーブルが選択されればよい。3次元ルックアップテーブル(レンジ変換処理前のRGB値とレンジ変換処理後のRGB値とが互いに関連付けられたテーブル)が選択されてもよい。
なお、画素値はRGBに限らない。例えば、画素値は(輝度値であるY値、色差値であるCb値、及び、色差値であるCr値、の組み合わせ)であってもよい。
なお、R値の階調特性(階調値と輝度との対応関係)、G値の階調特性、及び、B値の階調特性は、互いに異なっていてもよい。その場合には、レンジ情報として、R値の所望階調範囲、G値の所望階調範囲、及び、B値の所望階調範囲、を個別に表す情報が使用されればよい。そして、特性情報として、R値用の1次元ルックアップテーブル、G値用の1次元ルックアップテーブル、及び、B値用の1次元ルックアップテーブルが選択されればよい。3次元ルックアップテーブル(レンジ変換処理前のRGB値とレンジ変換処理後のRGB値とが互いに関連付けられたテーブル)が選択されてもよい。
なお、画素値はRGBに限らない。例えば、画素値は(輝度値であるY値、色差値であるCb値、及び、色差値であるCr値、の組み合わせ)であってもよい。
画像処理部110は、各画素の階調値にオフセット値を加算するオフセット加算処理と、レンジ情報が表す階調範囲に応じた変換特性で各画素の階調値を変換するレンジ変換処理と、を撮影画像データに施すことにより、処理画像データを生成する。本実施例では、レンジ変換処理として、特性情報決定部200で選択された特性情報が表す変換特性で各画素の階調値を変換する画像処理が実行される。
なお、オフセット加算処理とレンジ変換処理の実行順序は特に限定されない。撮影画像データにオフセット加算処理が施され、オフセット加算処理後の画像データにレンジ変換処理が施されてもよいし、撮影画像データにレンジ変換処理が施され、レンジ変換処理後の画像データにオフセット加算処理が施されてもよい。オフセット加算処理とレンジ変換処理の両方を実現する1つの画像処理が撮影画像データに施されてもよい。
なお、オフセット加算処理とレンジ変換処理の実行順序は特に限定されない。撮影画像データにオフセット加算処理が施され、オフセット加算処理後の画像データにレンジ変換処理が施されてもよいし、撮影画像データにレンジ変換処理が施され、レンジ変換処理後の画像データにオフセット加算処理が施されてもよい。オフセット加算処理とレンジ変換処理の両方を実現する1つの画像処理が撮影画像データに施されてもよい。
本実施例では、図6に示すように、3つの変換特性A〜Bをそれぞれ表す3つの1次元ルックアップテーブル(特性情報)が予め用意されている。以後、レンジ変換処理前の階調範囲を“変換前階調範囲”、レンジ変換処理後の階調範囲を“変換後階調範囲”、レンジ変換処理前の階調値を“変換前階調値”、レンジ変換処理後の階調値を“変換後階調値”、と記載する。
変換特性A(実線)では、0〜100%の変換前階調範囲において、変換前階調値の増加に対して変換後階調値が0%から100%まで線形に増加する。そのため、変換前階調値が0〜100%の階調値である場合には、変換後階調値として、変換前階調値と同じ値が得られる。そして、変換特性Aでは、100%より大きい変換前階調範囲に対して、変換後階調値100%が割り当てられている。そのため、変換特性Aを使用した場合、100%より大きい変換前階調値は変換後階調値100%に変換される。
変換特性B(破線)では、0〜400%の変換前階調範囲において、変換前階調値の増加に対して変換後階調値が0%から100%まで対数的に増加する。そして、変換特性Bでは、400%より大きい変換前階調範囲に対して、変換後階調値100%が割り当てられている。
変換特性C(一点鎖線)では、0〜1000%の変換前階調範囲において、変換前階調値の増加に対して変換後階調値が0%から100%まで対数的に増加する。
変換特性B(破線)では、0〜400%の変換前階調範囲において、変換前階調値の増加に対して変換後階調値が0%から100%まで対数的に増加する。そして、変換特性Bでは、400%より大きい変換前階調範囲に対して、変換後階調値100%が割り当てられている。
変換特性C(一点鎖線)では、0〜1000%の変換前階調範囲において、変換前階調値の増加に対して変換後階調値が0%から100%まで対数的に増加する。
これらの変換特性を適宜切り替えて使用することにより、撮影画像データのダイナミックレンジを好適に変換することができる。
本実施例では、所望階調範囲に割り当てられている変換後階調値の数が他の変換特性に比べて多い変換特性が選択されて使用される。それにより、撮影画像データのダイナミックレンジを好適に変換することができる。
本実施例では、所望階調範囲に割り当てられている変換後階調値の数が他の変換特性に比べて多い変換特性が選択されて使用される。それにより、撮影画像データのダイナミックレンジを好適に変換することができる。
具体的には、所望階調範囲が0〜100%の階調範囲である場合には、変換特性Aが選択されて使用される。それにより、所望階調範囲を狭めることなく、撮影画像データのダイナミックレンジを変換することができる。変換特性B,Cを使用してしまうと、0〜100%の変換前階調範囲は、0〜50,0〜30%の変換後階調範囲に狭められ、所望階
調範囲の階調性(分解能)が低下してしまう。そのため、所望階調範囲が0〜100%の階調範囲である場合には、変換特性Aを使用することが望ましい。
調範囲の階調性(分解能)が低下してしまう。そのため、所望階調範囲が0〜100%の階調範囲である場合には、変換特性Aを使用することが望ましい。
所望階調範囲が0〜300%の階調範囲である場合は、変換特性Bが選択されて使用される。変換特性Bを使用した場合、0〜300%の変換前階調範囲は、変換後階調範囲の上限範囲0〜100%よりも狭い変換後階調範囲に縮小されてしまう。しかしながら、階調範囲の縮小の度合いは低いため、所望階調範囲の撮影画像データの詳細を確認可能な処理画像データを生成することができる。変換特性Aを使用した場合には、変換前階調範囲0〜300%は変換後階調範囲0〜100%に変換されるが、100%よりも大きい変換前階調値は変換後階調値100%に変換されてしまう。変換特性Cを使用した場合には、0〜300%の変換前階調範囲は、非常に狭い変換後階調範囲に縮小されてしまう。そのため、変換特性A,Cを使用してしまうと、所望階調範囲の撮影画像データの詳細を確認可能な処理画像データを生成することはできない。
なお、予め用意されている複数の変換情報の数は、3つより多くても少なくてもよい。
なお、変換情報(変換特性)の選択方法は、特に限定されない。例えば、所望階調範囲の撮影画像データの詳細を確認可能な処理画像データが生成されればよい。また、予め用意されている複数の変換情報のうちの1つが選択されて使用されるのではなく、2つ以上の変換情報を用いた補間処理によって、より好ましい変換情報が生成され、生成された変換情報が使用されてもよい。例えば、所望階調範囲が0〜300%の階調範囲である場合には、変換特性A,Bを用いて、0〜300%の変換前階調範囲において、変換前階調値の増加に対して変換後階調値が0%から100%まで対数的に増加する変換特性が生成されてもよい。
なお、変換情報(変換特性)の選択方法は、特に限定されない。例えば、所望階調範囲の撮影画像データの詳細を確認可能な処理画像データが生成されればよい。また、予め用意されている複数の変換情報のうちの1つが選択されて使用されるのではなく、2つ以上の変換情報を用いた補間処理によって、より好ましい変換情報が生成され、生成された変換情報が使用されてもよい。例えば、所望階調範囲が0〜300%の階調範囲である場合には、変換特性A,Bを用いて、0〜300%の変換前階調範囲において、変換前階調値の増加に対して変換後階調値が0%から100%まで対数的に増加する変換特性が生成されてもよい。
第2操作部103に対するユーザ操作によって、所望階調範囲が変更された場合には、画像表示装置106は、変更後の所望階調範囲を表すレンジ情報を少なくとも含む出力データを撮影装置100から取得する。そして、画像表示装置106は、取得したレンジ情報に基づいて変換特性を再決定(再選択)し、再決定した変換特性を用いたレンジ変換処理(及び、オフセット加算処理)を実行することにより処理画像データを更新する。第2操作部103に対するユーザ操作によって、所望階調範囲が繰り返し変更されることにより、ユーザは、様々な階調範囲の撮影画像データの詳細を確認することができる。
以上述べたように、本実施例によれば、実施例1と同様に、撮影画像データの確認による作業効率の低下、及び、撮影画像データの確認時における利便性の低下を抑制することができる。
また、本実施例では、処理画像データを生成する際に、所望階調範囲に応じた変換特性を用いたレンジ変換処理が行われる。それにより、所望階調範囲の撮影画像データの詳細を確認可能な処理画像データを生成することができる。
また、本実施例では、処理画像データを生成する際に、所望階調範囲に応じた変換特性を用いたレンジ変換処理が行われる。それにより、所望階調範囲の撮影画像データの詳細を確認可能な処理画像データを生成することができる。
<実施例3>
実施例1,2では、処理画像データ(処理画像データが表す処理画像)を画面に表示する例を説明した。
ここで、ユーザ操作によって撮影画像データにどのような画像処理が施されたのかをユーザが把握しやすいことが好ましい。
そこで、実施例3では、撮影画像データが表す撮影画像と処理画像データが表す処理画像とが配置された合成画像を表示する例を説明する。
上記合成画像を表示することにより、ユーザは、撮影画像と処理画像を見比べることによって、ユーザ操作によって撮影画像データにどのような画像処理が施されたのかを容易に把握できる。その結果、利便性を向上することができる。
なお、以下では、実施例1と異なる点(構成や処理)について詳しく説明し、実施例1
と同じ点については説明を省略する。
実施例1,2では、処理画像データ(処理画像データが表す処理画像)を画面に表示する例を説明した。
ここで、ユーザ操作によって撮影画像データにどのような画像処理が施されたのかをユーザが把握しやすいことが好ましい。
そこで、実施例3では、撮影画像データが表す撮影画像と処理画像データが表す処理画像とが配置された合成画像を表示する例を説明する。
上記合成画像を表示することにより、ユーザは、撮影画像と処理画像を見比べることによって、ユーザ操作によって撮影画像データにどのような画像処理が施されたのかを容易に把握できる。その結果、利便性を向上することができる。
なお、以下では、実施例1と異なる点(構成や処理)について詳しく説明し、実施例1
と同じ点については説明を省略する。
図7は、本実施例に係る撮影システムの機能構成の一例を示すブロック図である。図7に示すように、本実施例では、画像表示装置106が、画像合成部300をさらに有する。
データ分割部108は、出力データを、撮影画像データと下限情報に分割する。そして、データ分割部108は、撮影画像データを画像処理部110と画像合成部300に出力し、下限情報を画像処理パラメータ決定部109に出力する。
画像合成部300は、データ分割部108から出力された撮影画像データと画像処理部110から出力された処理画像データとに基づいて、撮影画像と処理画像とが配置された合成画像を表す合成画像データを生成する。画像合成部300は、合成画像データを表示部111に出力する。
表示部111は、画像合成部300から出力された合成画像データ(合成画像データが表す合成画像)を、画面に表示する。
データ分割部108は、出力データを、撮影画像データと下限情報に分割する。そして、データ分割部108は、撮影画像データを画像処理部110と画像合成部300に出力し、下限情報を画像処理パラメータ決定部109に出力する。
画像合成部300は、データ分割部108から出力された撮影画像データと画像処理部110から出力された処理画像データとに基づいて、撮影画像と処理画像とが配置された合成画像を表す合成画像データを生成する。画像合成部300は、合成画像データを表示部111に出力する。
表示部111は、画像合成部300から出力された合成画像データ(合成画像データが表す合成画像)を、画面に表示する。
図8は、合成画像の一例を示す。図8の例では、左側に撮影画像が配置されており、右側に処理画像が配置されている。図8から、撮影画像では、暗部が沈み込んでいるために、暗部のディティールが確認しにくく(または確認できなく)なっていることがわかる。そして、図8から、処理画像では、暗部が浮いたことによって、暗部のディティールが確認しやすくなっていることがわかる。本実施例では、図8に示すように、撮影画像と処理画像とが配置された合成画像が表示される。
なお、撮影画像と処理画像の配置は特に限定されない。例えば、撮影画像の一部と処理画像の一部とが重なり合うように配置されてもよいし、撮影画像と処理画像の間に間隔が設けられてもよい。
なお、撮影画像と処理画像の配置は特に限定されない。例えば、撮影画像の一部と処理画像の一部とが重なり合うように配置されてもよいし、撮影画像と処理画像の間に間隔が設けられてもよい。
以上述べたように、本実施例によれば、撮影画像データが表す撮影画像と処理画像データが表す処理画像とが配置された合成画像が表示される。それにより、ユーザは、撮影画像と処理画像を見比べることによって、ユーザ操作によって撮影画像データにどのような画像処理が施されたのかを容易に把握できる。その結果、利便性を向上することができる。
なお、本実施例では、実施例1の構成に合成画像を表示する構成を追加した例を説明したが、実施例2の構成に合成画像を表示する構成を追加してもよい。
なお、本実施例では、実施例1の構成に合成画像を表示する構成を追加した例を説明したが、実施例2の構成に合成画像を表示する構成を追加してもよい。
<実施例4>
実施例1,2では、処理画像を画面に表示する例を説明した。また、実施例3では、撮影画像と処理画像が配置された合成画像を画面に表示する例を説明した。
ここで、第2操作部103に対してどのようなユーザ操作を行ったのかをユーザが把握しやすいことが好ましい。
ユーザは、第2操作部103を確認することで、第2操作部103に対してどのようなユーザ操作を行ったのかを把握することができる。しかしながら、ユーザは画面を見ながら第2操作部103を操作すると考えられる。そのため、ユーザは、第2操作部103に対してどのようなユーザ操作を行ったのかを把握するために、第2操作部103に視線を移す必要がある。そして、このような視線の移動は、利便性の低下を招く。
実施例1,2では、処理画像を画面に表示する例を説明した。また、実施例3では、撮影画像と処理画像が配置された合成画像を画面に表示する例を説明した。
ここで、第2操作部103に対してどのようなユーザ操作を行ったのかをユーザが把握しやすいことが好ましい。
ユーザは、第2操作部103を確認することで、第2操作部103に対してどのようなユーザ操作を行ったのかを把握することができる。しかしながら、ユーザは画面を見ながら第2操作部103を操作すると考えられる。そのため、ユーザは、第2操作部103に対してどのようなユーザ操作を行ったのかを把握するために、第2操作部103に視線を移す必要がある。そして、このような視線の移動は、利便性の低下を招く。
そこで、実施例4では、処理画像データが表す処理画像と操作情報を表す操作画像とが配置された合成画像を表示する例を説明する。
上記合成画像を表示することにより、ユーザは、第2操作部103に視線を移さずに、操作画像を確認することによって、第2操作部103に対してどのようなユーザ操作を行ったのかを容易に把握することができる。その結果、利便性を向上することができる。
なお、以下では、実施例1と異なる点(構成や処理)について詳しく説明し、実施例1
と同じ点については説明を省略する。
上記合成画像を表示することにより、ユーザは、第2操作部103に視線を移さずに、操作画像を確認することによって、第2操作部103に対してどのようなユーザ操作を行ったのかを容易に把握することができる。その結果、利便性を向上することができる。
なお、以下では、実施例1と異なる点(構成や処理)について詳しく説明し、実施例1
と同じ点については説明を省略する。
本実施例に係る撮影システムの機能構成は、実施例3(図7)と同じである。
データ分割部108は、出力データを、撮影画像データと操作情報(下限情報)に分割する。そして、データ分割部108は、撮影画像データを画像処理部110に出力し、操作情報を画像処理パラメータ決定部109と画像合成部300に出力する。
画像合成部300は、データ分割部108から出力された操作情報と画像処理部110から出力された処理画像データとに基づいて、処理画像と操作画像とが配置された合成画像を表す合成画像データを生成する。具体的には、画像合成部300は、操作情報に基づいて、操作画像を表す操作画像データを生成する。そして、画像合成部300は、操作画像データと処理画像データとに基づいて、上記合成画像データを生成する。画像合成部300は、合成画像データを表示部111に出力する。
表示部111は、画像合成部300から出力された合成画像データ(合成画像データが表す合成画像)を、画面に表示する。
データ分割部108は、出力データを、撮影画像データと操作情報(下限情報)に分割する。そして、データ分割部108は、撮影画像データを画像処理部110に出力し、操作情報を画像処理パラメータ決定部109と画像合成部300に出力する。
画像合成部300は、データ分割部108から出力された操作情報と画像処理部110から出力された処理画像データとに基づいて、処理画像と操作画像とが配置された合成画像を表す合成画像データを生成する。具体的には、画像合成部300は、操作情報に基づいて、操作画像を表す操作画像データを生成する。そして、画像合成部300は、操作画像データと処理画像データとに基づいて、上記合成画像データを生成する。画像合成部300は、合成画像データを表示部111に出力する。
表示部111は、画像合成部300から出力された合成画像データ(合成画像データが表す合成画像)を、画面に表示する。
図9は、合成画像の一例を示す。図9の例では、処理画像の左上部分に操作画像が重畳されている。ユーザは、操作画像を確認することによって、第2操作部103に対してどのようなユーザ操作を行ったのかを容易に把握することができる。その結果、利便性を向上することができる。
なお、処理画像と操作画像の配置は特に限定されない。例えば、処理画像に操作画像が重ならないように、処理画像と操作画像が配置されていてもよい。
なお、処理画像と操作画像の配置は特に限定されない。例えば、処理画像に操作画像が重ならないように、処理画像と操作画像が配置されていてもよい。
以上述べたように、本実施例によれば、処理画像データが表す処理画像と操作情報を表す操作画像とが配置された合成画像が表示される。それにより、ユーザは、操作画像を確認することによって、第2操作部103に対してどのようなユーザ操作を行ったのかを容易に把握することができる。その結果、利便性を向上することができる。
なお、本実施例では、処理画像と操作情報とが配置された合成画像を表示する構成を実施例1の構成に追加した例を説明したが、処理画像と操作情報とが配置された合成画像を表示する構成を実施例2,3の構成に追加してもよい。具体的には、実施例2の構成に本実施例の構成を組み合わせ、所望階調範囲を少なくとも表す操作画像が画面に表示されてもよい。実施例3の構成に本実施例の構成を組み合わせ、撮影画像、処理画像、及び、操作画像が配置された合成画像が画面に表示されてもよい。
なお、補助的に表示する画像は、撮影画像や操作画像(第2操作部103に対するユーザ操作を表す画像)に限らない。例えば、撮影画像データの撮影時に設定されていた撮影パラメータ、現在設定されている撮影パラメータ、等を表す画像が表示されてもよい。また、第2操作部103に対するユーザ操作が好ましくない場合に、第2操作部103に対するユーザ操作が好ましくないことを表すエラー画像が表示されてもよい。例えば、第2操作部103に対するユーザ操作によって非常に大きなオフセット値が設定され、処理画像として真っ白な画像が表示されてしまう場合に、エラー画像が表示されてもよい。
なお、ユーザが撮影装置のビューファインダーを注視していることも考えられる。そのため、画像表示装置が、補助画像(補助的に表示する画像)を表す補助画像データを撮影装置に伝送してもよい。そして、撮影装置の表示部(例えば、ビューファインダーとして使用される表示部)に補助画像が表示されてもよい。
<その他の実施例>
記憶装置に記録されたプログラムを読み込み実行することで前述した実施例の機能を実現するシステムや装置のコンピュータ(又はCPU、MPU等のデバイス)によっても、
本発明を実施することができる。また、例えば、記憶装置に記録されたプログラムを読み込み実行することで前述した実施例の機能を実現するシステムや装置のコンピュータによって実行されるステップからなる方法によっても、本発明を実施することができる。この目的のために、上記プログラムは、例えば、ネットワークを通じて、又は、上記記憶装置となり得る様々なタイプの記録媒体(つまり、非一時的にデータを保持するコンピュータ読取可能な記録媒体)から、上記コンピュータに提供される。したがって、上記コンピュータ(CPU、MPU等のデバイスを含む)、上記方法、上記プログラム(プログラムコード、プログラムプロダクトを含む)、上記プログラムを非一時的に保持するコンピュータ読取可能な記録媒体は、いずれも本発明の範疇に含まれる。
記憶装置に記録されたプログラムを読み込み実行することで前述した実施例の機能を実現するシステムや装置のコンピュータ(又はCPU、MPU等のデバイス)によっても、
本発明を実施することができる。また、例えば、記憶装置に記録されたプログラムを読み込み実行することで前述した実施例の機能を実現するシステムや装置のコンピュータによって実行されるステップからなる方法によっても、本発明を実施することができる。この目的のために、上記プログラムは、例えば、ネットワークを通じて、又は、上記記憶装置となり得る様々なタイプの記録媒体(つまり、非一時的にデータを保持するコンピュータ読取可能な記録媒体)から、上記コンピュータに提供される。したがって、上記コンピュータ(CPU、MPU等のデバイスを含む)、上記方法、上記プログラム(プログラムコード、プログラムプロダクトを含む)、上記プログラムを非一時的に保持するコンピュータ読取可能な記録媒体は、いずれも本発明の範疇に含まれる。
106:画像表示装置 107:データ受信部 108:データ分割部
109:画像処理パラメータ決定部 110:画像処理部 111:表示部
200:特性情報決定部 201:特性情報記憶部 300:画像合成部
109:画像処理パラメータ決定部 110:画像処理部 111:表示部
200:特性情報決定部 201:特性情報記憶部 300:画像合成部
Claims (17)
- 撮影装置を用いた撮影によって生成された撮影画像データを、前記撮影装置から取得する第1取得手段と、
前記撮影装置に対して行われた、前記撮影画像データに画像処理を施すためのユーザ操作、を表す操作情報を、前記撮影装置から取得する第2取得手段と、
前記第1取得手段で取得された前記撮影画像データに対して、前記第2取得手段で取得された操作情報に応じた画像処理を施すことにより、保存用ではない確認用の画像データである処理画像データを生成する画像処理手段と、
前記処理画像データが表す処理画像を画面に表示する表示手段と、
を有することを特徴とする画像表示装置。 - 前記操作情報は、画像処理後の画像データの階調値の下限値を表す下限情報を含み、
前記操作情報に応じた画像処理は、前記処理画像データの階調値の下限値が前記下限情報が表す下限値に一致するように、各画素の階調値を変換する第1画像処理を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。 - 前記第1画像処理は、各画素の階調値に前記下限情報が表す下限値を加算する画像処理である
ことを特徴とする請求項2に記載の画像表示装置。 - 前記操作情報は、前記撮影画像データのダイナミックレンジの一部または全部の階調範囲を表すレンジ情報を含み、
前記操作情報に応じた画像処理は、前記レンジ情報が表す階調範囲に応じた変換特性で各画素の階調値を変換する第2画像処理を含む
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像表示装置。 - 複数の階調範囲のそれぞれについて、変換特性を表す特性情報を記憶する記憶手段をさらに有し、
前記第2画像処理は、前記記憶手段が記憶している前記複数の特性情報の中から、前記レンジ情報が表す階調範囲に対応する特性情報を選択し、選択した特性情報が表す変換特性で各画素の階調値を変換する画像処理である
ことを特徴とする請求項4に記載の画像表示装置。 - 前記レンジ情報が表す階調範囲に応じた変換特性は、前記レンジ情報が表す階調範囲に割り当てられている変換後の階調値の数が他の変換特性に比べて多い特性である
ことを特徴とする請求項4または5に記載の画像表示装置。 - 前記表示手段は、前記撮影画像データと前記処理画像データとに基づいて、前記撮影画像データが表す撮影画像と前記処理画像データが表す処理画像とが配置された合成画像を表示する
ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像表示装置。 - 前記表示手段は、前記処理画像データと前記操作情報とに基づいて、前記処理画像データが表す処理画像と前記操作情報を表す操作画像とが配置された合成画像を表示する
ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像表示装置。 - 撮影装置を用いた撮影によって生成された撮影画像データを、前記撮影装置から取得する第1取得ステップと、
前記撮影装置に対して行われた、前記撮影画像データに画像処理を施すためのユーザ操
作を表す操作情報を、前記撮影装置から取得する第2取得ステップと、
前記第1取得ステップで取得された前記撮影画像データに対して、前記第2取得ステップで取得された操作情報に応じた画像処理を施すことにより、保存用ではない確認用の画像データである処理画像データを生成する画像処理ステップと、
前記処理画像データが表す処理画像を画面に表示する表示ステップと、
を有することを特徴とする画像表示装置の制御方法。 - 前記操作情報は、画像処理後の画像データの階調値の下限値を表す下限情報を含み、
前記操作情報に応じた画像処理は、前記処理画像データの階調値の下限値が前記下限情報が表す下限値に一致するように、各画素の階調値を変換する第1画像処理を含む
ことを特徴とする請求項9に記載の画像表示装置の制御方法。 - 前記第1画像処理は、各画素の階調値に前記下限情報が表す下限値を加算する画像処理である
ことを特徴とする請求項10に記載の画像表示装置の制御方法。 - 前記操作情報は、前記撮影画像データのダイナミックレンジの一部または全部の階調範囲を表すレンジ情報を含み、
前記操作情報に応じた画像処理は、前記レンジ情報が表す階調範囲に応じた変換特性で各画素の階調値を変換する第2画像処理を含む
ことを特徴とする請求項9〜11のいずれか1項に記載の画像表示装置の制御方法。 - 前記画像表示装置は、複数の階調範囲のそれぞれについて、変換特性を表す特性情報を記憶する記憶手段を有し、
前記第2画像処理は、前記記憶手段が記憶している前記複数の特性情報の中から、前記レンジ情報が表す階調範囲に対応する特性情報を選択し、選択した特性情報が表す変換特性で各画素の階調値を変換する画像処理である
ことを特徴とする請求項12に記載の画像表示装置の制御方法。 - 前記レンジ情報が表す階調範囲に応じた変換特性は、前記レンジ情報が表す階調範囲に割り当てられている変換後の階調値の数が他の変換特性に比べて多い特性である
ことを特徴とする請求項12または13に記載の画像表示装置の制御方法。 - 前記表示ステップでは、前記撮影画像データと前記処理画像データとに基づいて、前記撮影画像データが表す撮影画像と前記処理画像データが表す処理画像とが配置された合成画像を表示する
ことを特徴とする請求項9〜14のいずれか1項に記載の画像表示装置の制御方法。 - 前記表示ステップでは、前記処理画像データと前記操作情報とに基づいて、前記処理画像データが表す処理画像と前記操作情報を表す操作画像とが配置された合成画像を表示する
ことを特徴とする請求項9〜15のいずれか1項に記載の画像表示装置の制御方法。 - 請求項9〜16のいずれか1項に記載の画像表示装置の制御方法の各ステップをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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JP2014129050A JP2016009981A (ja) | 2014-06-24 | 2014-06-24 | 画像表示装置、画像表示装置の制御方法、及び、プログラム |
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-
2015
- 2015-06-22 US US14/745,695 patent/US9531956B2/en active Active
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