JP2010081048A - 画像処理装置、プログラムおよび撮像装置 - Google Patents

画像処理装置、プログラムおよび撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 RAW画像の画像ファイルを扱うときに、縮小画像と現像画像との色調を一致させる手段を提供する。
【解決手段】 画像処理装置は、画像ファイルを取得する画像ファイル取得部と、画像処理部と、判定部と、制御部とを備える。画像ファイルには、RAW画像と、RAW画像に第1デジタル現像処理および解像度変換処理を施して生成された低解像度の第1プレビュー画像と、第1デジタル現像処理の内容を示す識別データとが含まれる。画像処理部は、RAW画像に対して、第2デジタル現像処理を施す。判定部は、識別データを用いて、第1デジタル現像処理と第2デジタル現像処理とが一致するか否かを判定する。そして、第1デジタル現像処理と第2デジタル現像処理とが一致する場合には、制御部は、第1プレビュー画像に基づく縮小画像を表示装置に出力する。また、第1デジタル現像処理と第2デジタル現像処理とが一致しない場合には、制御部は、RAW画像に第2デジタル現像処理を施して生成された縮小画像を表示装置に出力する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像処理装置、プログラムおよび撮像装置に関する。
従来から、高品質のプリントや高度な画像編集を行うため、撮像装置で取得したデジタル画像をRAW形式で記録し、パーソナルコンピュータ等による後処理工程において未加工のRAW画像にデジタル現像処理を施す手法が知られている。そして、RAW画像の画像ファイルには、画像の内容確認のために、RAW画像よりも低解像度のプレビュー画像がファイル生成時に添付されることも多い(一例として特許文献1参照)。
特許第3971201号公報
ところで、RAW画像に対するデジタル現像処理の内容は、画像処理装置やソフトウェアの種類に依存する。そのため、上記のプレビュー画像に基づく縮小画像を用いて処理対象のRAW画像を指定させて、その後にRAW画像から生成した現像画像を表示すると、縮小画像と現像画像とが異なる色調を示す場合があり、RAW画像の画像ファイルを扱うユーザが違和感を覚える点で改善の余地があった。
そこで、本発明の目的は、RAW画像の画像ファイルを扱うときに、縮小画像と現像画像との色調を一致させる手段を提供することにある。
第1の態様の画像処理装置は、画像ファイルを取得する画像ファイル取得部と、画像処理部と、判定部と、制御部とを備える。第1の態様の画像ファイルには、RAW画像と、低解像度の第1プレビュー画像と、識別データとが含まれる。ここで、RAW画像は、撮像装置によって取得されたデジタル画像をRAW形式で記録したものである。第1プレビュー画像は、RAW画像に第1デジタル現像処理および解像度変換処理を施して生成される。識別データは、第1デジタル現像処理の内容を示すデータである。画像処理部は、RAW画像に対して、第2デジタル現像処理を施す。判定部は、識別データを用いて、第1デジタル現像処理と第2デジタル現像処理とが一致するか否かを判定する。制御部は、第1表示処理と第2表示処理とを実行する。第1表示処理では、RAW画像に第2デジタル現像処理を施して生成された現像画像を、制御部が表示装置に出力する。第2表示処理では、現像画像に対応する画像検索用の縮小画像を、制御部が表示装置に出力する。そして、第1デジタル現像処理と第2デジタル現像処理とが一致する場合には、制御部は、第1プレビュー画像に基づく縮小画像を第2表示処理で出力する。また、第1デジタル現像処理と第2デジタル現像処理とが一致しない場合には、制御部は、RAW画像に第2デジタル現像処理を施して生成された縮小画像を第2表示処理で出力する。
第2の態様の画像処理装置は、画像ファイルを取得する画像ファイル取得部と、画像処理部と、判定部と、制御部とを備える。第2の態様の画像ファイルには、RAW画像と、低解像度の第1プレビュー画像と、低解像度のRAWサムネイル画像と、識別データとが含まれる。ここで、RAW画像は、撮像装置によって取得されたデジタル画像をRAW形式で記録したものである。第1プレビュー画像は、RAW画像に第1デジタル現像処理および解像度変換処理を施して生成される。RAWサムネイル画像は、RAW画像に解像度変換処理を施して生成される。識別データは、第1デジタル現像処理の内容を示すデータである。画像処理部は、RAW画像およびRAWサムネイル画像の少なくとも一方に対して、第2デジタル現像処理を施す。判定部は、識別データを用いて、第1デジタル現像処理と第2デジタル現像処理とが一致するか否かを判定する。制御部は、第1表示処理と第2表示処理とを実行する。第1表示処理では、RAW画像に第2デジタル現像処理を施して生成された現像画像を、制御部が表示装置に出力する。第2表示処理では、現像画像に対応する画像検索用の縮小画像を、制御部が表示装置に出力する。そして、第1デジタル現像処理と第2デジタル現像処理とが一致する場合には、制御部は、第1プレビュー画像に基づく縮小画像を第2表示処理で出力する。また、第1デジタル現像処理と第2デジタル現像処理とが一致しない場合には、制御部は、RAWサムネイル画像に第2デジタル現像処理を施して生成された縮小画像を第2表示処理で出力する。
第3の態様の画像処理装置は、画像ファイルを取得する画像ファイル取得部と、画像処理部と、判定部と、制御部とを備える。第3の態様の画像ファイルには、RAW画像と、低解像度の第1プレビュー画像と、中間色空間画像と、識別データとが含まれる。ここで、RAW画像は、撮像装置によって取得されたデジタル画像をRAW形式で記録したものである。第1プレビュー画像は、RAW画像に第1デジタル現像処理および解像度変換処理を施して生成される。中間色空間画像は、デジタル画像を撮像装置で撮像したシーンの測色値を示す色空間に変換して生成された、RAW画像よりも低解像度の画像である。識別データは、第1デジタル現像処理の内容を示すデータである。画像処理部は、RAW画像に対して、第2デジタル現像処理を施す。判定部は、識別データを用いて、第1デジタル現像処理と第2デジタル現像処理とが一致するか否かを判定する。制御部は、第1表示処理と第2表示処理とを実行する。第1表示処理では、RAW画像に第2デジタル現像処理を施して生成された現像画像を、制御部が表示装置に出力する。第2表示処理では、現像画像に対応する画像検索用の縮小画像を、制御部が表示装置に出力する。そして、第1デジタル現像処理と第2デジタル現像処理とが一致する場合には、制御部は、第1プレビュー画像に基づく縮小画像を第2表示処理で出力する。また、第1デジタル現像処理と第2デジタル現像処理とが一致しない場合には、制御部は、中間色空間画像から生成された縮小画像を第2表示処理で出力する。
また、上記の第1の態様から第3の態様のいずれかにおいて、画像処理部は、複数種類のデジタル現像処理のうちから判定部が指定した処理を第2デジタル現像処理として実行してもよい。そして、判定部は、識別データに基づいて、複数種類のデジタル現像処理のうちから第1デジタル現像処理に一致するものを、第2デジタル現像処理として指定してもよい。
ここで、コンピュータを上記の各態様の画像処理装置として機能させるプログラムや、このプログラムを記憶したプログラム記憶媒体や、上記のプログラムを画像処理方法として表現したものも本発明の具体的態様として有効である。また、上記の各態様の画像ファイルを生成するカメラの構成も本発明の内容に含まれる。
本発明では、RAW画像の画像ファイルを扱うときに、縮小画像と現像画像との色調を一致させることができる。
<第1実施形態の説明>
図1は、第1実施形態の画像処理システムの構成例を示すブロック図である。この画像処理システムは、電子カメラ1と、画像処理装置2とを有している。ここで、電子カメラ1は、被写体を撮像して得たデジタル画像を未加工のRAW形式で記録したRAW画像ファイルを生成できる。一方、画像処理装置2は、RAW画像ファイルに含まれるRAW画像に対してデジタル現像処理を施すことができる。上記のデジタル現像処理は、未加工のRAW画像を写真に相当する画像に変換するための画像処理である。一例として、デジタル現像処理には、階調変換処理、ホワイトバランス調整処理、色変換処理が含まれる。
まず、図1に示す電子カメラ1の構成を説明する。この電子カメラ1は、撮像光学系11と、撮像素子12と、A/D変換部13と、画像処理エンジン14と、画像処理セレクタ15と、メディアI/F16と、通信I/F17と、第1メモリ18および第2メモリ19と、モニタ20とを有している。ここで、A/D変換部13、画像処理セレクタ15、メディアI/F16、通信I/F17、第1メモリ18および第2メモリ19、モニタ20は、それぞれ画像処理エンジン14に接続されている。
撮像素子12は、撮像光学系11を通過した光束による被写体の結像を撮像して撮像画像の画像信号を生成する。この撮像素子12の受光面には、複数の受光素子がマトリックス状に配列されている。また、撮像素子12の各受光素子には、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)のカラーフィルタが公知のベイヤ配列にしたがって配置されている。そのため、撮像素子12の各受光素子は、カラーフィルタでの色分解によってそれぞれの色に対応する画像信号を出力する。なお、撮像素子12の出力はA/D変換部13に接続されている。そして、A/D変換部13は、撮像素子12から入力される画像信号をA/D変換して、デジタルの画像信号を画像処理エンジン14に出力する。
画像処理エンジン14は、電子カメラ1の各部を統括的に制御するプロセッサである。この画像処理エンジン14は、プログラムの実行により、画像処理部21およびファイル管理部22として機能する。
画像処理部21は、A/D変換後のデジタル画像のデータに各種の画像処理(色補間処理、階調変換処理、輪郭強調処理、ホワイトバランス調整、色変換処理など)を施すことができる。また、画像処理部21は、画像の解像度変換処理を行うこともできる。
ファイル管理部22は、撮像画像のデータを後述の記憶媒体23などに記録するときに、所定のファイル形式に準拠した画像ファイルを生成する。例えば、ファイル管理部22は、撮影条件や画像処理の内容などを示すヘッダを生成するとともに、このヘッダのデータと、撮像画像のデータとを対応付けて画像ファイルを生成する。なお、第1実施形態でのRAW画像ファイルのデータ構造については後述する。
画像処理セレクタ15は、ユーザの入力などに応じて、画像処理部21が実行する画像処理の種類および画像処理のパラメータを設定するとともに、上記の画像処理の種類および画像処理のパラメータを示す設定情報を画像処理エンジン14に入力する。
一例として、上記の設定情報には、階調変換曲線を示す情報、輪郭強調の度合いを示す情報、ホワイトバランス調整のパラメータ情報、彩度および色相の調整量を示す情報、出力色空間の種別(sRGB、sYCC、opRGB、ROMM、AdobeRGBなど)を示す情報、画像に適用したフィルタを示す情報、ICCプロファイルなどが含まれる。
メディアI/F16は、不揮発性の記憶媒体23を着脱可能に接続することができる。そして、メデイアI/Fは、記憶媒体23に対して上記の画像ファイルのデータの書き込み/読み込みを実行する。上記の記憶媒体23は、ハードディスクや、半導体メモリを内蔵したメモリカードなどで構成される。なお、図1では記憶媒体23の一例としてメモリカードを図示する。
通信I/F17は、有線または無線の公知の通信回線を介して接続された外部装置(画像処理装置2など)とのデータ送受信を、所定の通信規格に準拠して制御する。
第1メモリ18は、画像処理部21による画像処理の前後で画像のデータを一時的に記憶するバッファメモリである。また、第2メモリ19は、画像処理エンジン14によって実行される各種のプログラムを記憶する不揮発性のメモリである。また、モニタ20は、画像処理エンジン14の制御によって、撮像画像の再生表示を行う。
ここで、電子カメラ1によるRAW画像ファイルの生成例について説明する。電子カメラ1は、ユーザの撮像指示(不図示のレリーズ釦の全押し操作)を受け付けると、撮像素子12を駆動させて記録用の静止画像の撮像を行う。
このとき、静止画像の記録形式としてRAW形式が指定されている場合には、画像処理エンジン14は、A/D変換された記録用の静止画像からRAW画像のデータを生成し、このRAW画像を第1メモリ18に記録する。なお、上記のRAW画像は、ベイヤ配列構造のモザイク状の画像であってもよく、あるいは色補間処理が施された状態の画像であってもよい。
また、画像処理エンジン14の画像処理部21は、RAW画像に対してデジタル現像処理および解像度変換処理を施して、記録用の静止画像に対応する低解像度のプレビュー画像を生成する。なお、プレビュー画像に対するデジタル現像処理は、画像処理セレクタ15から入力された設定情報に基づいて行われる。
上記のプレビュー画像は、例えば、画像ファイルの検索画面での縮小画像表示(サムネイル表示)などに用いられる。プレビュー画像の解像度(画像サイズ)は任意に設定できるが、一例として160×120画素または320×240画素程度に設定される。
そして、画像処理エンジン14のファイル管理部22は、RAW画像ファイルのヘッダを生成するとともに、RAW画像のデータおよびプレビュー画像のデータと上記のヘッダとを対応付けしてRAW画像ファイルを生成する。なお、RAW画像ファイルは、画像処理エンジン14の制御によって、メディアI/F16に接続された記憶媒体23に最終的に記録される。
図2は、第1実施形態でのRAW画像ファイルのデータ構造例を示す図である。第1実施形態のRAW画像ファイルは、ヘッダ領域と、プレビュー画像およびRAW画像を含む画像記録領域とを有している。なお、プレビュー画像の読み出しをより迅速に行うために、プレビュー画像のデータはヘッダ領域のデータとRAW画像のデータとの間に配置され、ヘッダ領域とプレビュー画像の記録領域とが連続するように設定されている。
上記のヘッダ領域には、RAWヘッダのデータと、プレビュー画像識別データとが記録されている。RAWヘッダは、RAW画像ファイルのファイル名情報や、RAW画像ファイル内のプレビュー画像およびRAW画像の各記録位置を示すアドレス情報や、RAW画像の撮影条件(絞り値、シャッタ秒時、撮像感度)を示す情報などを含んでいる。
プレビュー画像識別データは、上記のプレビュー画像に対応するデジタル現像処理の内容を示す情報を含んでいる。一例として、プレビュー画像識別データには、電子カメラ1のメーカーおよび機種を示す情報や、電子カメラ1のファームウェアプログラムのバージョンを示す情報や、デジタル現像処理の設定情報(画像処理の種類および画像処理のパラメータ)が含まれる。
なお、上記のRAW画像ファイルには、事後的に他のプレビュー画像がさらに追加される場合もある。このとき、他のプレビュー画像に対応したプレビュー画像識別データを付加するために、ヘッダ領域にはパディングデータの付加によって空き領域が予め確保されている。これにより、ヘッダ領域のパディングデータにプレビュー画像識別データを上書きすることで、RAW画像などの記録位置を変動させることなく、RAW画像ファイルに他のプレビュー画像を追加できる(図4参照)。
次に、図1に戻って画像処理装置2の構成を説明する。この画像処理装置2は、例えば、画像処理プログラムがインストールされたパーソナルコンピュータであって、データ読込部31と、通信部32と、記憶装置33と、CPU34と、メモリ35および入出力I/F36と、バス37とを有している。そして、データ読込部31、通信部32、記憶装置33、CPU34、メモリ35および入出力I/F36は、バス37を介して相互に接続されている。さらに、画像処理装置2には、入出力I/F36を介して、入力デバイス38(キーボード、ポインティングデバイスなど)とモニタ39とがそれぞれ接続されている。なお、入出力I/F36は、入力デバイス38からの各種入力を受け付けるとともに、モニタ39に対して表示用のデータを出力する。
データ読込部31は、電子カメラ1で生成された画像ファイルのデータや、画像処理プログラムを外部から読み込むときに用いられる。例えば、データ読込部31は、着脱可能な記憶媒体からデータを取得する読込デバイス(光ディスク、磁気ディスク、光磁気ディスクあるいはメモリカードの読込装置など)で構成される。
通信部32は、有線または無線の公知の通信回線を介して接続された外部装置(電子カメラ1など)とのデータ送受信を、所定の通信規格に準拠して制御する。
記憶装置33は、上記の画像処理プログラムと、プログラムの実行に必要となる各種のデータとを記憶する。また、記憶装置33には、データ読込部31や通信部32から取得した画像ファイルのデータを記憶することもできる。なお、記憶装置33は、ハードディスクや、不揮発性の半導体メモリなどで構成される。
CPU34は、画像処理装置2の各部動作を統括的に制御するプロセッサである。このCPU34は、画像処理プログラムの実行によって、RAW画像に対してデジタル現像処理を施す。なお、画像処理装置2による画像処理プログラムの動作例については後述する。また、メモリ35は、画像処理プログラムの演算結果などを一時的に記憶する。このメモリ35は、例えば揮発性のSDRAMなどで構成される。
ここで、図3の流れ図を参照しつつ、第1実施形態の画像処理装置2の動作例を説明する。なお、図3の処理は、ユーザによるプログラム実行指示に応じて、CPU34が画像処理プログラムを実行することで開始される。
ステップS101:CPU34は、データ読込部31または通信部32から処理対象のRAW画像ファイル(図2参照)を取得する。S101で取得されたRAW画像ファイルは、CPU34の制御によって、記憶装置33またはメモリ35に記録される。なお、CPU34は、処理対象のRAW画像ファイルが予め記憶装置33に記憶されている場合には、S101の処理を省略してもよい。
ステップS102:CPU34は、プレビュー画像識別データを読み込んで、RAW画像ファイル内のプレビュー画像に施されているデジタル現像処理の情報を取得する。
ステップS103:CPU34は、プレビュー画像に施されたデジタル現像処理と、画像処理装置2がRAW画像に施すデジタル現像処理とが一致するか否かを判定する。上記要件を満たす場合(YES側)にはS104に移行する。一方、上記要件を満たさない場合(NO側)にはS105に移行する。
ステップS104:CPU34は、処理対象のRAW画像ファイルからプレビュー画像を読み出す。そして、CPU34は、プレビュー画像に基づく縮小画像をモニタ39に出力して、画像ファイルの検索画面をモニタ39に表示させる。これにより、モニタ39の検索画面では、縮小画像によりユーザがRAW画像の内容を確認することが可能となる。なお、上記の検索画面には、複数の縮小画像を並べて一覧表示するようにしてもよい。
そして、CPU34は、上記の検索画面の表示中に処理対象のRAW画像ファイルの指定を受け付けると、RAW画像にデジタル現像処理を施してデフォルトの現像画像をモニタ39に出力する。この場合、プレビュー画像の生成時のデジタル現像処理と、上記の現像画像の生成時のデジタル現像処理とが一致するので、検索画面の縮小画像と上記の現像画像とは色調が同一のものとなる。
その後、CPU34は、ユーザの操作に応じてRAW画像のレタッチを実行することもできる。このとき、ユーザは、デフォルトの現像画像とレタッチ後の画像とを比較することで、編集した画像の仕上がりを判断することが可能となる。
ステップS105:CPU34は、処理対象のRAW画像ファイルからRAW画像を読み出すとともに、RAW画像に対してデジタル現像処理および解像度変換処理を施して縮小画像を生成する。そして、CPU34は、RAW画像から生成した縮小画像をモニタ39に出力して、画像ファイルの検索画面をモニタ39に表示させる。
そして、CPU34は、上記の検索画面の表示中に処理対象のRAW画像ファイルの指定を受け付けると、RAW画像にデジタル現像処理を施してデフォルトの現像画像をモニタ39に出力する。この場合、検索画面の縮小画像および上記の現像画像はいずれもRAW画像から同一のデジタル現像処理で生成されるので、画像の色調は同一のものとなる。なお、S105での検索画面および現像画像の表示画面は、S104の場合と共通するので重複説明は省略する。
ステップS106:CPU34は、上記の縮小画像(S105)からプレビュー画像を生成するとともに、新たなプレビュー画像およびプレビュー画像識別データをそれぞれ処理対象のRAW画像ファイルに追加する。これにより、次回に同じ画像処理装置2でRAW画像ファイルを扱うときには、CPU34はプレビュー画像を利用して縮小画像の表示を迅速に行うことが可能となる。
なお、図4は、図2のRAW画像ファイルに新たにプレビュー画像を追加した例を示す図である。この場合、新たに追加されたプレビュー画像のデータは、RAW画像ファイルの末尾の新たな記録領域に記録される一方で、新たなプレビュー画像識別データは、パディングデータに上書きしてヘッダ領域内に記録されることとなる。パディングデータが足りなくなれば、CPU34は識別データが続くことを示すデータを書き込み、プレビュー画像識別データをRAW画像のデータの末尾に追加する。以上で、図3の流れ図の説明を終了する。
上記第1実施形態の画像処理装置2は、プレビュー画像に施されたデジタル現像処理と、画像処理装置2がRAW画像に施すデジタル現像処理とが一致するか否かを判定する(S103)。そして、両者が一致する場合(S103のYES側)には、CPU34はプレビュー画像を用いて検索画面での縮小画像の表示を行うとともに、RAW画像からデフォルトの現像画像を生成してモニタ39に表示させる(S104)。これにより、画像処理装置2は、検索画面の縮小画像と現像画像との色調を同一にすることができ、かつ、プレビュー画像を用いて縮小画像を迅速に表示できる。
一方、両者が不一致の場合(S103のNO側)には、CPU34は縮小画像およびデフォルトの現像画像をRAW画像から生成してモニタ39に表示させる(S105)。よって、画像処理装置2で生成する現像画像とプレビュー画像との色調が相違するケースでも、画像処理装置2は、検索画面の縮小画像と現像画像との色調を同一にできる。
以上で第1実施形態の説明を終了する。なお、本明細書の以下の各実施形態は上記の第1実施形態と装置構成が共通するため、以下の実施形態では同一符号を付して重複説明を省略する。
<第2実施形態の説明>
図5は、第2実施形態でのRAW画像ファイルのデータ構造例を示す図である。この図5のRAW画像ファイルも、電子カメラ1の画像処理エンジン14によって生成される。
第2実施形態のRAW画像ファイルは、図2に示す第1実施形態のRAW画像ファイルと比べて、RAW画像よりも低解像度のRAWサムネイル画像を含む点で相違する。このRAWサムネイル画像は、RAW画像に解像度変換処理を施して生成される。
図6は、第2実施形態におけるRAWサムネイル画像の生成方法の例を模式的に示す図である。色補間されていないRAW画像の場合、RAW画像の各画素はRGBのいずれかの1色分の画素値のみを有している。図6の例において、上記のRAW画像を縦横に1/2ずつ縮小してRAWサムネイル画像を生成する場合、画像処理装置2は、RAW画像の2×2画素の範囲からRAWサムネイル画像の1画素分のRGBの各画素値を生成する。
具体的には、RAW画像のR画素およびB画素の画素値は、そのままRAWサムネイル画像の対応位置の画素でのR、Bの画素値となる。一方、RAWサムネイル画像のG画素の画素値は、RAW画像のGr画素およびGb画素の画素値を平均して求めればよい。これにより、電子カメラ1は、各画素がRGBの画素値を有するRAWサムネイル画像を解像度変換処理で容易に生成できる。また、RAWサムネイル画像における画素値の階調は、RAW画像の階調と同じビット数に設定することが好ましい。
なお、第2実施形態での電子カメラ1は、図6の例よりも小さな画像サイズでRAWサムネイル画像を生成してもよい。この場合、RAW画像においてRAWサムネイル画像の1画素分の画素値を求める範囲は、RAW画像に対するRAWサムネイル画像の縮小率に応じて適宜調整すればよい。
ここで、図7の流れ図を参照しつつ、第2実施形態の画像処理装置2の動作例を説明する。この図7の例では、電子カメラ1で生成されたRAW画像ファイル(図5参照)を画像処理装置2が読み込む場合を前提とする。また、図7の処理は、ユーザによるプログラム実行指示に応じて、CPU34が画像処理プログラムを実行することで開始される。なお、図7のS201からS204の各処理は、図2のS101からS104の各処理に対応するので重複説明は省略する。
ステップS205:CPU34は、処理対象のRAW画像ファイルからRAWサムネイル画像を読み出すとともに、RAWサムネイル画像に対してデジタル現像処理を施して縮小画像を生成する。このとき、CPU34は、必要に応じて解像度変換処理を行なうことで縮小画像の画像サイズを調整してもよい。そして、CPU34は、RAWサムネイル画像から生成した縮小画像をモニタ39に出力して、画像ファイルの検索画面をモニタ39に表示させる。
そして、CPU34は、上記の検索画面の表示中に処理対象のRAW画像ファイルの指定を受け付けると、RAW画像にデジタル現像処理を施してデフォルトの現像画像をモニタ39に出力する。S205のケースにおいても、検索画面の縮小画像および上記の現像画像は、それぞれRAW形式の画像に同一のデジタル現像処理を施して生成されるので、画像の色調は同一のものとなる。
ステップS206:CPU34は、上記の縮小画像(S205)からプレビュー画像を生成するとともに、新たなプレビュー画像およびプレビュー画像識別データをそれぞれ処理対象のRAW画像ファイルに追加する。図8は、図5のRAW画像ファイルに新たにプレビュー画像を追加した例を示す図である。なお、S206でのプレビュー画像およびプレビュー画像識別データの追加は、S106のケースとほぼ同様であるので重複説明は省略する。以上で、図7の流れ図の説明を終了する。
上記第2実施形態では、プレビュー画像に施されたデジタル現像処理と、画像処理装置2がRAW画像に施すデジタル現像処理とが不一致の場合(S203のNO側)、CPU34はRAWプレビュー画像から縮小画像を生成する(S205)。これにより、第2実施形態では、上記第1実施形態のようにRAW画像から縮小画像を直接生成する場合と比べて、より少ない演算負荷で縮小画像を表示させることができる。
<第3実施形態の説明>
図9は、第3実施形態でのRAW画像ファイルのデータ構造例を示す図である。この図9のRAW画像ファイルも、電子カメラ1の画像処理エンジン14によって生成される。
第3実施形態のRAW画像ファイルは、上記のRAW画像のデータおよびプレビュー画像のデータと、中間色空間画像のデータとを含んでいる。ここで、中間色空間画像とは、デジタルの画像を電子カメラ1で撮像したシーンの測色値を示す色空間(scene−referred色空間)に変換して生成された画像である。上記のscene−referred色空間には、XYZ、CIE L***、RIMM、scRGBが含まれる。
この中間色空間画像は、上記のRAWサムネイル画像と同様に、プレビュー画像および縮小画像の生成元の画像として用いられる。そのため、中間色空間画像の解像度は、RAW画像の解像度よりも低く設定されている。また、中間色空間画像の階調は、RAW画像の階調よりも高く設定されている。一例として、プレビュー画像の階調が各色8ビットで、RAW画像の階調が各色12ビットの場合、中間色空間画像の階調は各色16ビットとすることが好ましい。
また、第3実施形態でのRAW画像ファイルのヘッダ領域には、上記のRAWヘッダのデータおよびプレビュー画像識別データと、中間色空間画像識別データとを含んでいる。ここで、中間色空間画像識別データは、中間色空間画像を含むことを示す識別子や、中間色空間画像の設定情報(画像処理の種類および画像処理のパラメータ)や、色変換情報を含んでいる。なお、上記の色変換情報は、RAW画像と中間色空間画像との関係を示すものであって、例えば、RAW画像の色空間からscene−referred色空間への順方向または逆方向の変換に用いる色変換マトリクスの情報などが該当する。
ここで、図10の流れ図を参照しつつ、第3実施形態の画像処理装置2の動作例を説明する。この図10の例では、電子カメラ1で生成されたRAW画像ファイル(図9参照)を画像処理装置2が読み込む場合を前提とする。また、図10の処理は、ユーザによるプログラム実行指示に応じて、CPU34が画像処理プログラムを実行することで開始される。なお、図10のS301からS304の各処理は、図2のS101からS104の各処理に対応するので重複説明は省略する。
ステップS305:CPU34は、処理対象のRAW画像ファイルから中間色空間画像を読み出す。そして、CPU34は、中間色空間画像に対して色変換処理や各種の画像処理を施して、縮小画像を生成する。このとき、CPU34は、中間色空間画像識別データを用いて、RAW画像にデジタル現像処理を施したときの現像画像と、上記の縮小画像との色調が同一となるように調整する。
そして、CPU34は、上記の検索画面の表示中に処理対象のRAW画像ファイルの指定を受け付けると、RAW画像にデジタル現像処理を施してデフォルトの現像画像をモニタ39に出力する。
ステップS306:CPU34は、上記の縮小画像(S305)からプレビュー画像を生成するとともに、新たなプレビュー画像およびプレビュー画像識別データをそれぞれ処理対象のRAW画像ファイルに追加する(この場合のRAW画像ファイルのデータ構造の説明および図示は省略する)。以上で、図10の流れ図の説明を終了する。上記第3実施形態の構成によっても、第1実施形態とほぼ同様の効果を得ることができる。
なお、第3実施形態において、電子カメラ1がRAW画像ファイルを生成する時点では、プレビュー画像の記録を省略しても良い。この場合、画像処理装置2はRAW画像ファイルを最初に読み込んだときに、プレビュー画像およびプレビュー画像識別データをRAW画像ファイルに追加する。そして、画像処理装置2が次にRAW画像ファイルを読み込んだときに、図10の流れ図の処理を実行することとなる。
また、第3実施形態において、画像処理装置2のアルゴリズムによっては中間色空間画像よりもRAW形式の画像からプレビュー画像を生成した方が好ましい場合もある。この様なケースでは、画像処理装置2は、中間色空間画像識別データの色変換情報を用いて、中間色空間画像をRAW形式の画像に一旦変換してからプレビュー画像を生成すればよい。
<第4実施形態の説明>
図11は、第4実施形態の画像処理装置2の動作例を説明する流れ図である。この図11の例では、電子カメラ1で生成されたRAW画像ファイル(図2参照)を画像処理装置2が読み込む場合を前提とする。図11の処理は、ユーザによるプログラム実行指示に応じて、CPU34が画像処理プログラムを実行することで開始される。
この第4実施形態は第1実施形態の変形例であって、画像処理装置2が複数種類のデジタル現像処理を選択できる場合に、プレビュー画像に合わせてRAW画像に適用するデジタル現像処理を選択する。なお、図11のS401、S402の各処理は、図2のS101、S102の各処理に対応する。また、図11のS407、S408の各処理は、図2のS105、S106の各処理に対応する。そのため、上記の各ステップに関する重複説明はいずれも省略する。
ステップS403:CPU34は、画像処理プログラムで選択可能なデジタル現像処理のうち、プレビュー画像に施されたデジタル現像処理と一致する処理があるか否かを判定する。上記要件を満たす場合(YES側)にはS404に移行する。一方、上記要件を満たさない場合(NO側)にはS407に移行する。なお、S403のNO側の場合には、RAW画像から縮小画像および現像画像を生成するので、CPU34は任意のデジタル現像処理を指定してもかまわない。
ステップS404:CPU34は、プレビュー画像に施されたデジタル現像処理と一致する処理を指定する。
ステップS405:CPU34は、処理対象のRAW画像ファイルからプレビュー画像を読み出す。そして、CPU34は、プレビュー画像に基づく縮小画像をモニタ39に出力して、画像ファイルの検索画面をモニタ39に表示させる。これにより、モニタ39の検索画面では、縮小画像によりユーザがRAW画像の内容を確認することが可能となる。
ステップS406:CPU34は、上記の検索画面の表示中(S405)に処理対象のRAW画像ファイルの指定を受け付けると、RAW画像に対してS404で指定されたデジタル現像処理を施す。そして、CPU34は、上記のデジタル現像処理で生成されたデフォルトの現像画像をモニタ39に出力する。また、CPU34は、モニタ39の検索画面に処理対象のRAW画像ファイルに含まれる各々のプレビュー画像を表示し、ユーザーが選択したプレビュー画像に一致するデジタル現像処理をRAW画像に施してもよい。
この第4実施形態の場合においても、プレビュー画像に施されるデジタル現像処理と、上記の現像画像の生成時のデジタル現像処理とが一致するので、検索画面の縮小画像と上記の現像画像とは色調が同一のものとなる。以上で、図11の流れ図の説明を終了する。
なお、上記の第4実施形態では、簡単のため、第1実施形態の画像処理装置2に対応する構成を説明した。しかし、第2実施形態および第3実施形態の画像処理装置2において、複数種類のデジタル現像処理を選択できる場合には、プレビュー画像に合わせてRAW画像に適用するデジタル現像処理を選択しても勿論かまわない。
<実施形態の補足事項>
(1)本発明においてRAW画像ファイルを生成する撮像装置は、上記実施形態の電子カメラ1の例に限定されず、例えばイメージスキャナ(フイルムスキャナを含む)によってRAW画像ファイルが生成されてもよい。
(2)本発明の画像処理装置2は、上記実施形態のパーソナルコンピュータの例に限定されない。例えば、図1に示す電子カメラ1に画像処理プログラムを実行させて、電子カメラ1を本発明の画像処理装置2として機能させてもよい。また、本発明の画像処理装置2は、デジタルの画像の再生表示機能やレタッチ機能を有する電子機器(フォトビューアーなど)であってもよい。
(3)上記の各実施形態では、電子カメラ1の画像処理エンジン14の各処理や、画像処理装置2での演算処理をソフトウエア的に実現する例を説明したが、これらの各処理をASICを用いてハードウエア的に実現しても勿論かまわない。
(4)上記実施形態で説明したプレビュー画像識別データの内容は一例にすぎない。例えば、電子カメラ1の異なる機種間で画像処理の設定状態を共通のモード(Standardモード、Neutralモード、Vividモードなど)として規格化している場合には、上記のモードを特定できる情報をプレビュー画像識別データに記録してもよい。
以上の詳細な説明により、実施形態の特徴点および利点は明らかになるであろう。これは、特許請求の範囲が、その精神および権利範囲を逸脱しない範囲で前述のような実施形態の特徴点および利点にまで及ぶことを意図する。また、当該技術分野において通常の知識を有する者であれば、あらゆる改良および変更に容易に想到できるはずであり、発明性を有する実施形態の範囲を前述したものに限定する意図はなく、実施形態に開示された範囲に含まれる適当な改良物および均等物によることも可能である。
第1実施形態の画像処理システムの構成例を示すブロック図 第1実施形態でのRAW画像ファイルのデータ構造例を示す図 第1実施形態の画像処理装置の動作例を説明する流れ図 図2のRAW画像ファイルに新たにプレビュー画像を追加した例を示す図 第2実施形態でのRAW画像ファイルのデータ構造例を示す図 RAWサムネイル画像の生成方法の例を模式的に示す図 第2実施形態の画像処理装置の動作例を説明する流れ図 図5のRAW画像ファイルに新たにプレビュー画像を追加した例を示す図 第3実施形態でのRAW画像ファイルのデータ構造例を示す図 第3実施形態の画像処理装置の動作例を説明する流れ図 第4実施形態の画像処理装置の動作例を説明する流れ図
符号の説明
1…電子カメラ、2…画像処理装置、11…撮像光学系、12…撮像素子、13…A/D変換部、14…画像処理エンジン、15…画像処理セレクタ、16…メディアI/F、17…通信I/F、18…第1メモリ、19…第2メモリ、20…モニタ、21…画像処理部、22…ファイル管理部、23…記憶媒体、31…データ読込部、32…通信部、33…記憶装置、34…CPU、35…メモリ、36…入出力I/F、37…バス、38…入力デバイス、39…モニタ

Claims (6)

  1. 撮像装置によって取得されたデジタル画像をRAW形式で記録したRAW画像と、前記RAW画像に第1デジタル現像処理および解像度変換処理を施して生成された低解像度の第1プレビュー画像と、前記第1デジタル現像処理の内容を示す識別データとを含む画像ファイルを取得する画像ファイル取得部と、
    前記RAW画像に対して、第2デジタル現像処理を施す画像処理部と、
    前記識別データを用いて、前記第1デジタル現像処理と前記第2デジタル現像処理とが一致するか否かを判定する判定部と、
    前記RAW画像に前記第2デジタル現像処理を施して生成された現像画像を表示装置に出力する第1表示処理と、前記現像画像に対応する画像検索用の縮小画像を表示装置に出力する第2表示処理とを実行する制御部と、を備え、
    前記第1デジタル現像処理と前記第2デジタル現像処理とが一致する場合には、前記制御部は、前記第1プレビュー画像に基づく前記縮小画像を前記第2表示処理で出力し、
    前記第1デジタル現像処理と前記第2デジタル現像処理とが一致しない場合には、前記制御部は、前記RAW画像に前記第2デジタル現像処理を施して生成された前記縮小画像を前記第2表示処理で出力することを特徴とする画像処理装置。
  2. 撮像装置によって取得されたデジタル画像をRAW形式で記録したRAW画像と、前記RAW画像に第1デジタル現像処理および解像度変換処理を施して生成された低解像度の第1プレビュー画像と、前記RAW画像に解像度変換処理を施して生成された低解像度のRAWサムネイル画像と、前記第1デジタル現像処理の内容を示す識別データとを含む画像ファイルを取得する画像ファイル取得部と、
    前記RAW画像および前記RAWサムネイル画像の少なくとも一方に対して、第2デジタル現像処理を施す画像処理部と、
    前記識別データを用いて、前記第1デジタル現像処理と前記第2デジタル現像処理とが一致するか否かを判定する判定部と、
    前記RAW画像に前記第2デジタル現像処理を施して生成された現像画像を表示装置に出力する第1表示処理と、前記現像画像に対応する画像検索用の縮小画像を表示装置に出力する第2表示処理とを実行する制御部と、を備え、
    前記第1デジタル現像処理と前記第2デジタル現像処理とが一致する場合には、前記制御部は、前記第1プレビュー画像に基づく前記縮小画像を前記第2表示処理で出力し、
    前記第1デジタル現像処理と前記第2デジタル現像処理とが一致しない場合には、前記制御部は、前記RAWサムネイル画像に前記第2デジタル現像処理を施して生成された前記縮小画像を前記第2表示処理で出力することを特徴とする画像処理装置。
  3. 撮像装置によって取得されたデジタル画像をRAW形式で記録したRAW画像と、前記RAW画像に第1デジタル現像処理および解像度変換処理を施して生成された低解像度の第1プレビュー画像と、前記デジタル画像を前記撮像装置で撮像したシーンの測色値を示す色空間に変換して生成されるとともに、前記RAW画像よりも低解像度の中間色空間画像と、前記第1デジタル現像処理の内容を示す識別データとを含む画像ファイルを取得する画像ファイル取得部と、
    前記RAW画像に対して、第2デジタル現像処理を施す画像処理部と、
    前記識別データを用いて、前記第1デジタル現像処理と前記第2デジタル現像処理とが一致するか否かを判定する判定部と、
    前記RAW画像に前記第2デジタル現像処理を施して生成された現像画像を表示装置に出力する第1表示処理と、前記現像画像に対応する画像検索用の縮小画像を表示装置に出力する第2表示処理とを実行する制御部と、を備え、
    前記第1デジタル現像処理と前記第2デジタル現像処理とが一致する場合には、前記制御部は、前記第1プレビュー画像に基づく前記縮小画像を前記第2表示処理で出力し、
    前記第1デジタル現像処理と前記第2デジタル現像処理とが一致しない場合には、前記制御部は、前記中間色空間画像から生成された前記縮小画像を前記第2表示処理で出力することを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像処理装置において、
    前記画像処理部は、複数種類のデジタル現像処理のうちから前記判定部が指定した処理を前記第2デジタル現像処理として実行し、
    前記判定部は、前記識別データに基づいて、前記複数種類のデジタル現像処理のうちから前記第1デジタル現像処理に一致するものを、前記第2デジタル現像処理として指定することを特徴とする画像処理装置。
  5. コンピュータを、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像処理装置として機能させることを特徴とするプログラム。
  6. 被写体を撮像してデジタル画像を生成する撮像部と、
    前記デジタル画像に対して画像処理を施す画像処理部と、
    前記画像処理部の出力に基づいて画像ファイルを生成する画像ファイル生成部と、を備え、
    前記画像処理部は、前記デジタル画像をRAW形式で記録したRAW画像と、前記RAW画像に第1デジタル現像処理および解像度変換処理を施した低解像度の第1プレビュー画像と、前記デジタル画像を前記撮像装置で撮像したシーンの測色値を示す色空間に変換するとともに、前記RAW画像よりも低解像度の中間色空間画像とをそれぞれ生成し、
    前記画像ファイル生成部は、前記RAW画像と、前記第1プレビュー画像と、前記中間色空間画像と、前記第1デジタル現像処理の内容を示す識別データとを含む前記画像ファイルを生成することを特徴とする撮像装置。

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