JP2016009424A - 操作支援装置、操作支援方法及び操作支援プログラム - Google Patents
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Description
(1)プレイヤの個人情報や嗜好情報を事前に収集していないとプレイヤの推測の仕方や習熟度を判断できず、操作ガイドアプリの使用開始時からプレイヤにあわせた支援ができない。
(2)プレイヤが一人でオンラインゲームを行うときの支援方法であり、複数のプレイヤで行う操作に対しての支援方法でない。複数のプレイヤが互いに協力したり牽制をしたりしてオンラインゲームを行う際には、操作支援アプリとプレイヤ、もしくはプレイヤ間の関係を考慮して支援内容を変えられることが望ましい。
前記操作支援端末装置は、
表示画面及び入力装置と、
前記操作支援サーバ装置から指定された前記操作支援ガイドアプリやその操作ガイドパラメタを記憶させる操作ガイド設定部と、
前記操作支援ガイドアプリを実行して前記表示画面に表示する操作ガイド実行部と、
前記入力装置を用いて前記表示画面におけるプレイヤの操作状況や周辺状況を受付ける操作状況受付部と、
前記操作状況受付部が受付けたプレイヤの操作状況や周辺状況などからプレイヤの習熟度や習得意欲を推測する操作状況解析部を備えている。
また、前記操作支援サーバ装置は、
前記各操作支援端末装置から操作支援対象となる操作支援端末装置を決定し前記各操作支援端末装置に操作予定の操作支援ガイドアプリを指示する操作支援準備部と、
前記操作支援端末装置の操作ガイド実行部にプロセス毎の操作を指示する操作ガイド実行制御部と、
前記操作支援端末装置の操作状況解析部からプレイヤの習熟度や習熟意欲を受け取り、個々のプレイヤに応じた操作支援方法を決定する操作支援方法決定部を備えている。
前記操作支援サーバ装置の操作支援準備部は、
操作支援の対象とする操作支援端末装置を接続し、接続した操作支援端末装置の操作ガイドアプリ設定部に対して、操作対象の操作支援ガイドアプリを指示することを特徴としている。
前記操作支援サーバ装置の操作ガイド実行制御部は、
前記操作支援端末装置の操作状況受付部よりプレイヤの操作状況や周辺状況を受付け、接続している全ての操作支援端末装置のプレイヤが操作を開始できる状態にあることを確認して個々の操作ガイド実行部に開始指示を出すことを特徴としている。
前記操作支援サーバ装置の操作支援方法決定部は、
前記操作支援端末装置の操作状況解析部から受け取ったプレイヤの習熟度や習熟意欲から、操作を完了するプレイヤの数の増加、全操作ステップや全操作時間の減少といった評価値を向上させるために、個々のプレイヤに応じた操作支援方法を決定することを特徴としている。
前記操作支援サーバ装置の操作支援方法決定部は、
期待されるリアクションに反した行動をとったプレイヤだけではなく、前記プレイヤと影響を及ぼしあう他のプレイヤに対して、操作の速さ、操作時間、方向、繰り返し回数、距離、手順を変更させたり、プレイヤの役割を替えたりする、といった操作支援を行うことを特徴としている。
前記操作支援サーバ装置の操作支援方法決定部が、同時に複数の操作支援方法を決定した場合は、操作を完了できないプレイヤ数、総操作時間、総操作ステップ数の少なくとも一つが支援操作を受付けないときよりも有利になることを目的として、最も有利になる方法だけを提供し、又は、有利になる順に提供することを特徴としている。
前記操作支援端末装置の操作ガイド設定部は、
前記操作支援サーバ装置の操作支援準備部の指示に従って、前記操作ガイド記憶部と前記操作ガイドパラメタ記憶部に、指示を受けた操作支援ガイドアプリの内容と、操作に必要な操作ガイドパラメタを設定することを特徴としている。
前記操作支援端末装置の操作ガイド実行部は、
前記操作支援サーバ装置の前記操作ガイド実行制御部の指示に従って、前記操作ガイド記憶部と前記操作ガイドパラメタ記憶部を参照しながら操作支援ガイドアプリの一プロセスを開始することを特徴としている。
前記操作支援端末装置は、プレイヤの操作時における操作状況や周辺状況を検知する認識装置を含み、
前記操作状況受付部は、前記入力装置や前記認識装置からプレイヤの操作状況や周辺状況を受け付けることを特徴としている。
前記操作支援端末装置は、前記入力装置や前記認識装置が受け付けた操作支援ガイドアプリの操作状況や周辺状況と、前記期待されるリアクションや前記習熟度や前記習熟意欲が対応付けされた操作習熟度判定情報を記憶する操作習熟度判定記憶部を含み、
前記操作状況解析部は、前記操作習熟度判定情報を参照して、受け付けた操作状況などが前記期待されるリアクションに合致しているか否かを判断することで、プレイヤの習熟度や習熟意欲を推測することを特徴としている。
・操作ガイドの説明を見ていられないほど習熟度の低いプレイヤ(P1)
・解説された操作ガイドの説明を理解して覚えて実際に操作ができない程習熟度の低いプレイ(P2)
・特定の操作に関心が強く操作ガイドの進行を無視しているプレイヤ(P3)
・操作に自信がなくもっと練習を丁寧にやりたいプレイヤ(P4)
・操作ガイドに戸惑っているプレイヤ(P5)
・操作ガイドの説明が聞き取りにくいプレイヤ(P6)
・操作の説明を無視して勝手なことをやっているプレイヤ(P7)
・操作ガイドの開始指示に従えない習熟度の低いプレイヤ(P8)
・何かの理由で戸惑っていたり怒っていたりして集中度が低いプレイヤ(P9)
・周囲の不測事態の発生に気付かないプレイヤ(P10)
・操作ガイドの指示に従っていないことに気付かないプレイヤ(P11)
・習熟度が高く操作ガイドの内容が簡単過ぎるプレイヤ(P12)
・操作支援の対象外であるプレイヤ(P13)
前記操作状況解析部は、期待されるリアクションに従わずにプレイヤがタッチパネルを押下している場合、プレイヤの習熟度が、操作支援ガイドアプリの説明にしたがって説明を注視できなかったり、注視していても理解できなかったりするほど低いことを検出することで前記推測を行う(P1,P2)。
表示画面及び入力装置を備えた前記操作支援端末装置において、
前記操作支援サーバ装置から指定された前記操作支援ガイドアプリやその操作ガイドパラメタを記憶させる操作ガイド設定ステップと、
前記操作支援ガイドアプリを実行して前記表示画面に表示する操作ガイド実行ステップと、
前記入力装置を用いて前記表示画面におけるプレイヤの操作状況や周辺状況を受付ける操作状況受付ステップと、
前記操作状況受付ステップが受付けたプレイヤの操作状況や周辺状況などからプレイヤの習熟度や習得意欲を推測する操作状況解析ステップを実行する一方、
前記操作支援サーバ装置において、
前記各操作支援端末装置から操作支援対象となる操作支援端末装置を決定し前記各操作支援端末装置に操作予定の操作支援ガイドアプリを指示する操作支援準備ステップと、
前記操作支援端末装置の操作ガイド実行ステップにプロセス毎の操作を指示する操作ガイド実行制御ステップと、
前記操作支援端末装置の操作状況受付ステップから操作状況などを受け取り、個々の操作支援端末装置についての操作支援方法を決定すると共に該当する操作ガイドパラメタを決定する操作支援方法決定ステップを実行する
ことを特徴としている。
したがって、従来の操作履歴に基づく操作支援装置や操作支援方法を使用した場合と比較して、操作支援開始までの準備を少なくすることができる。
その結果、シニア層など新しい情報機器の操作に不慣れで操作中に周辺の環境や精神面の変化の影響を受けやすい人達に対して、ゲームや会議や点検操作などの情報機器を利用した協調作業の操作支援ガイドアプリを提供する際に、個々のプレイヤの習熟度等に応じて適正な操作支援ガイドアプリを提供することができる。
操作支援装置1は、操作支援サーバ装置2と、複数の操作支援端末装置3とが、インターネット等の通信網4で繋がることで構成され、操作支援端末装置3の各プレイヤが協調して操作を進められるように、操作支援サーバ装置2が各操作支援端末装置3に対して制御を行うようになっている。
操作支援サーバ装置2は、インターネットなどの通信網4を通して複数の操作支援端末装置3と接続され、クラウド上に設置してもよい。操作支援サーバ装置2は、複数の操作支援端末装置3による協調作業の操作支援の制御を目的として設置され、操作支援端末装置3では個々のプレイヤに応じた操作支援ガイドアプリが動作している。
操作支援サーバ装置2は、操作支援の対象とする操作支援端末装置3を決定し、操作支援端末装置3のプレイヤの操作状況から推測した習熟度などに応じて操作支援方法を決定したりするサーバ制御部10と、操作状況に対応した操作支援方法などを記憶するサーバ記憶部20とを備えて構成されている。
操作支援端末装置3は、タッチパネルなど操作を行うための表示部を備えた情報処理装置等の各種装置に内蔵され、各種装置の操作を説明するために表示部に表示される操作支援ガイドアプリの操作支援を行うものである。操作支援端末装置3が適用される各種装置は、スマートフォン、タブレット端末、携帯型音楽再生機、携帯型ゲーム機などの情報処理装置や、プリンター、電子レンジや冷蔵庫など、操作説明を表示するための表示部を備えた機器である。
スマートフォン(情報処理装置)はタッチパネルを採用し、本発明の操作支援端末装置3を内蔵している。操作支援端末装置3は、プレイヤによる操作が行われる入力装置としてのUI部30と、プレイヤの操作時における周辺状況を検知する認識部40と、プレイヤへの操作支援ガイドをプレイヤの操作状況に基づいて支援する制御部50と、操作履歴などを記録する記憶部60とを備えて構成されている。
操作支援準備部11は、操作支援の対象とする操作支援ガイドアプリを決定して全ての操作支援端末装置3の操作ガイド設定部51に伝える。操作支援ガイドアプリは、操作支援サーバ装置2の一存で決定しても、いずれかの操作支援端末装置3からの要求によって決定してもよい。
操作支援方法決定部13が、操作支援端末装置3の操作状況解析部54から、操作説明ガイドの説明に従って表示画面を見ていられない習熟度の低いプレイヤ(P1)であるという信号を受け取った場合は、上記もしくは同等の習熟度のプレイヤに対して、操作支援ガイドアプリの操作指示方法を、本来ならば包括的な説明方法が適した場合であっても、ワンステップ毎の説明方法に切り替えるように決定してもよい。
さらに操作支援ガイドアプリがP12を賞賛すると共に、他のプレイヤに対しても賞賛できるプレイヤがいることを通知して、プレイヤ間の競争心を煽ってもよい。
(1)操作完了者数(多い程効果大)
(2)全操作支援端末における操作時間の合計値(少ない程効果大)
(3)全操作支援端末における操作ステップの合計値(少ないほど効果大)
また、操作の難しさや時間、プレイヤ数やレベルなどに基づいて評価方法を替えたり、複数候補を決定したりしてもよい。
操作支援時間 − 最短の操作支援時間 > α(待ち時間の閾値)
であるプレイヤ(P14)に対しては、習熟意欲の減少を防ぐために、プレイヤの習熟度や習熟意欲に応じて詳細な説明を追加したり、速度を調整したりするなどの追加の支援方法を提供してもよい。
操作支援端末装置3の端末制御部50の操作ガイド設定部51は、操作支援サーバ装置2の操作支援準備部11から、操作予定の操作支援ガイドアプリの指示を受け、操作支援ガイドアプリと、アプリを実行するのに必要な操作ガイドパラメタを、端末記憶部60の操作ガイド記憶部61と操作ガイドパラメタ記憶部62にそれぞれ記憶する。
また、操作ガイド実行部52は、表示画面31に操作説明を表示する説明画面と、表示画面31に操作練習を表示する操作画面とを交互に提示することにより、プレイヤに対して複数の関連操作が提供される操作支援ガイドアプリを実行してもよい。また、操作ガイド実行部52は、表示画面31に操作練習を表示する操作画面を提示する操作支援ガイドアプリを実行してもよい。
これらの場合において、操作ガイド実行部52は、直前のプレイヤの操作状況又は周辺状況に応じて操作説明や操作練習における指導方法や指導レベルを変化させた操作支援ガイドアプリを実行するようにしてもよい。
一つのガイドパラメタを適応させることにより、支援操作全体の支援結果が思わしくない場合は、別の操作支援方法を適応させてもよい。
また、操作状況受付部53は、プレイヤによる操作支援端末装置3の回転操作や傾け操作の角度や速度、プレイヤによる入力装置から離れた位置のジェスチャ操作、プレイヤの音声やプレイヤの音声以外の操作支援端末装置3の周辺の音声、プレイヤの視線の動きの速度や方向の変化や表情、プレイヤの操作時間や操作の速度や方向の変化、操作支援装置や周辺の臭いや温度や湿度や硬度、いずれか又は複数の操作状況や周辺状況を受け付け、操作状況解析部54に提供する。
操作状況受付部53は、操作支援端末装置3に付属の近隣センサ42を用いて、プレイヤがタッチパネルに触らずにタッチパネルの上方でジェスチャ操作をしていることを検出してもよい。
操作状況受付部53は、操作支援端末装置3に付属のマイクロホン43を用いて操作支援端末装置3の周辺の音声を検出してもよい。
操作状況受付部53は、操作支援端末装置3に付属のマイクロホン43を用いて、プレイヤの発する言葉や音声を検出してもよい。
操作状況受付部53は、操作支援端末装置3に付属のカメラ44を用いて、操作支援ガイドアプリの説明中に、プレイヤが表示画面以外を見ていることを検出してもよい。
操作状況受付部53は、操作支援端末装置3に付属のカメラ44を用いて、操作支援ガイドアプリの説明中に、プレイヤの顔の構成や表情を検出してもよい。
また、操作状況受付部53は、臭気センサ、温度センサ、湿度センサ、硬度センサを用いて、操作支援端末装置3の周辺の臭いや温度や湿度を検知してもよい。
操作状況受付部53は、操作開始指示を出した後に一定時間が経過しても、入力装置(タッチパネル)32や認識装置40で、プレイヤからの期待されるリアクションを検出する手段を備えていてもよい。
操作状況解析部54が、操作支援ガイドアプリの提示中にタッチパネル32への何らかの期待に反する接触動作を受け取った場合は、操作支援ガイドアプリ視聴時(操作説明時)には、プレイヤが操作説明ガイドの指示に従わずに、無駄に操作の説明中にタッチパネル32を触ったり、表示画面31上のボタンを押したりしており、操作説明ガイドの説明に従って表示画面を見ていられない習熟度の低いプレイヤ(P1)であると判断して、操作支援方法決定部13に伝える。
また、操作練習中に受け取った場合は、操作支援ガイドアプリの事前の説明や表示中の説明を視聴していなかったり、視聴していたとしても理解ができなかったりする習熟度の低いプレイヤ(P2)であると判断して、操作支援方法決定部13に伝える。ここにおいて、期待に反する操作とは、説明視聴中に発生した全操作や、操作練習中に発生した、事前の説明や練習中に画面に提示される説明に反した操作を意味する。
一方、過去において、操作支援ガイドアプリの説明中にタッチパネル32を無駄に触る操作を実施した回数が少ない場合や、過去の操作支援ガイドアプリの操作結果が優れている場合は、タッチパネル32への接触操作はプレイヤの誤操作と判断して、推測結果を操作支援方法決定部13へは伝えない。オンラインゲームなどで操作履歴や嗜好履歴を参照すればヒントを出すときに事前に正答率を予想できる。
ここにおいて、期待に反する操作とは、説明視聴中に発生した全操作や、操作練習中に発した、事前の説明や練習中に画面に提示される説明に反した操作を意味する。
ここにおいて、期待に反する操作とは、説明視聴中に発生した全操作や、操作練習中に発生した、事前の説明や練習中に画面に提示される説明に反した操作を意味する。
ここにおいて、期待に反するプレイヤの音声とは、説明視聴中に発生した全音声や、操作練習中の、事前の説明や練習中に画面に提示された説明に反した音声を意味する。
ステップS1:先ず、操作支援サーバ装置2の操作支援準備部11が、操作対象となる操作支援端末装置3の操作ガイド設定部51に使用する操作支援ガイドアプリの情報を提供する。
すなわち、操作支援準備部11における処理手順のフローチャート(図4)に示すように、操作支援サーバ装置2では操作支援準備部11が操作支援の対象となる操作支援端末装置3を確認して、何らかの操作支援端末装置3からの指示や、操作支援サーバ装置2内の判断によって、操作支援ガイド設定部51に操作支援に用いる操作支援ガイドアプリを決定する(ステップ401)。
次に、操作予定の操作支援ガイドアプリを関連する全ての操作支援端末装置3の操作ガイド設定部51へ送る(ステップ402)。
一方、操作ガイド設定部51における処理手順のフローチャート(図5)に示すように、操作支援端末装置3では、操作ガイド設定部51が、操作支援サーバ装置2の操作ガイド準備部11から指示された操作予定の操作支援ガイドアプリの情報を受け付ける(ステップ501)。
続いて、受け付けた操作支援ガイドアプリとそれを動作させるために必要な初期パラメタを、操作支援端末装置3の操作ガイド記憶部61と操作ガイドパラメタ記憶部62に記憶する(ステップ502)。
また、操作ガイド実行制御部12における処理手順のフローチャート(図7)に示すように、操作ガイド実行制御部12は、全ての操作支援端末装置3の操作状況受付部53から操作状況を受け取り(ステップ701)、操作支援装置1全体について、操作を完了したプレイヤ数、全操作時間、全操作ステップ数などの値を集計し(ステップ702)、操作支援の効果があったか否かを判定する(ステップ703)。ステップ703において、効果がなかった場合は、別の操作支援方法の適応を判断し(ステップ704)、操作ガイド実行部52に指示してもよい(ステップ705)。
認識装置40として、臭気センサ、温度センサ、湿度センサなどを設置した場合は、これらのセンサが検知した周辺状況の情報も操作状況解析部54に送られる。
説明視聴中の場合は、操作支援ガイドアプリの説明に従って表示画面を見ていられない習熟度の低いプレイヤ(P1)と判断し(ステップ903)、説明視聴中でない場合は、操作支援ガイドアプリの理解ができなかったために指示通りに操作ができない習熟度の低いプレイヤ(P2)と判断する(ステップ904)。
ステップ907において機能が特定できない場合、又は、ステップ908において操作支援ガイドアプリで取り扱っている機能と一致しない場合は、操作支援ガイドアプリの説明を無視して勝手なことをしている習熟意欲の乏しいプレイヤ(P7)と判断する(ステップ910)。
ステップ913において、操作支援ガイドアプリで取り扱っている操作内容と一致していない場合、操作支援ガイドアプリの説明を無視して勝手なことをしている習熟意欲の乏しいプレイヤ(P7)と判断する(ステップ915)。
スマートフォン(操作装置)周辺の音声である場合、プレイヤの音声と操作支援ガイドアプリの音声と周辺の騒音を分離し(ステップ917)、期待に反するプレイヤの音声が有るか否かを判断し(ステップ918)、音声が有る場合はプレイヤの音声の音声認識を行い(ステップ919)、戸惑いを表す言葉が有るか否かを判断し(ステップ920)、戸惑いを表す言葉がある場合は、操作支援ガイドアプリの内容に戸惑っているプレイヤ(P5)と判断する(ステップ921)。
また、戸惑いを表す言葉がない場合は、操作支援ガイドアプリの内容に戸惑っているかもしれないプレイヤ(P5)と判断する(ステップ922)。
更に、周辺の騒音が操作支援ガイドアプリの音声より著しく大きいか否かを判断し(ステップ923)、著しく大きい場合は、操作支援ガイドアプリの音声が聞き取りにくいかもしれないプレイヤ(P6)と判断する(ステップ924)。
その際、受け取った信号が視線である場合、視線推定を行い(ステップ926)、視線の方向が表示画面外であるか否かを判断する(ステップ927)。視線の方向が表示画面外である場合、操作支援ガイドアプリの説明を無視して勝手なことをしている習熟意欲の乏しいプレイヤ(P7)と判断する(ステップ928)。
視線の方向が表示画面外でない場合、操作支援の対象でないプレイヤ(P10)と判断する(ステップ929)。
また、ステップ934において、戸惑っていたり怒っている顔でない場合、操作支援の対象外であるプレイヤ(P13)と判断する(ステップ936)。
受け取った信号が操作者周辺の匂い、温度、湿度などである場合、操作支援ガイドアプリの進捗状態と比較して周辺で不測事態が起きていないか否かを判断する(ステップ938)。不測事態が起きているにもかかわらずプレイヤが気付いていないか否かを判断し(ステップ939)、気付いていない場合は、周囲の不測事態の発生に気付かないプレイヤ(P10)と判断する(ステップ940)。
また、ステップ939において、周囲の不測事態の発生に気付いている場合、操作支援の対象外であるプレイヤ(P13)と判断する(ステップ941)。
ステップ944において、指示通りの動きである場合は、操作支援ガイドアプリの期待よりも早く正確に操作をしているか否かを判断し(ステップ946)、操作をしていない場合は、操作支援の対象外であるプレイヤ(P13)と判断する(ステップ947)。ステップ946において早く正確な操作をしている場合は、習熟度が高く操作ガイドの内容が簡単過ぎるプレイヤ(P12)と判断する(ステップ948)。
また、ステップ942において、受け取った信号が操作中の操作者の操作部位の動きでない場合は、操作支援の対象外であるプレイヤ(P13)と判断する(ステップ949)。
個々の操作支援端末装置3よりプレイヤの習熟度などの信号を受け取った後(ステップ101)、先ず、操作支援ガイドアプリの説明に従って表示画面を見ていられない習熟度の低いプレイヤ(P1)か否かを判断し(ステップ111)、該当する場合は、操作の進め方をワンステップずつにする操作支援とする(ステップ112)。
また、図14〜図16のフローチャートによれば、同一のプレイヤに対して、上述のP1からP13の判定を重ねて行うようにしている。
組み合わせ方法の評価(最も効果を発揮できる指標)としては、例えば以下の値を単独や共同で使用してもよい。
(1)操作完了者数(多い程効果大)
(2)全操作支援端末における操作時間の合計値(少ない程効果大)
(3)全操作支援端末における操作ステップの合計値(少ないほど効果大)
操作の難しさや時間、プレイヤの数やレベルなどに基づいて評価の方法を変化させたり、複数の候補を決定したりしてもよい。
であるプレイヤ(P14)に対しては、習熟意欲の減少を防ぐために、プレイヤの習熟度や興味に応じて追加の操作支援方法を提供する(ステップ105)。
Claims (13)
- 複数の操作支援端末装置と操作支援サーバ装置とが通信網で繋がり、前記各操作支援端末装置のプレイヤが協調して操作を進められるように前記操作支援サーバ装置が操作支援ガイドアプリを提供する操作支援装置であって、
前記操作支援端末装置は、
表示画面及び入力装置と、
前記操作支援サーバ装置から指定された前記操作支援ガイドアプリやその操作ガイドパラメタを記憶させる操作ガイド設定部と、
前記操作支援ガイドアプリを実行して前記表示画面に表示する操作ガイド実行部と、
前記入力装置を用いて前記表示画面におけるプレイヤの操作状況や周辺状況を受付ける操作状況受付部と、
前記操作状況受付部が受付けたプレイヤの操作状況や周辺状況などからプレイヤの習熟度や習得意欲を推測する操作状況解析部を備え、
前記操作支援サーバ装置は、
前記各操作支援端末装置から操作支援対象となる操作支援端末装置を決定し前記各操作支援端末装置に操作予定の操作支援ガイドアプリを指示する操作支援準備部と、
前記操作支援端末装置の操作ガイド実行部にプロセス毎の操作を指示する操作ガイド実行制御部と、
前記操作支援端末装置の操作状況解析部からプレイヤの習熟度や習熟意欲を受け取り、個々のプレイヤに応じた操作支援方法を決定する操作支援方法決定部を備える
ことを特徴とする操作支援装置。 - 前記操作支援サーバ装置の操作支援準備部は、
操作支援の対象とする操作支援端末装置を接続し、接続した操作支援端末装置の操作ガイドアプリ設定部に対して、操作対象の操作支援ガイドアプリを指示する請求項1に記載の操作支援装置。 - 前記操作支援サーバ装置の操作ガイド実行制御部は、
前記操作支援端末装置の操作状況受付部よりプレイヤの操作状況や周辺状況を受付け、接続している全ての操作支援端末装置のプレイヤが操作を開始できる状態にあることを確認して個々の操作ガイド実行部に開始指示を出す請求項1又は請求項2に記載の操作支援装置。 - 前記操作支援サーバ装置の操作支援方法決定部は、
前記操作支援端末装置の操作状況解析部から受け取ったプレイヤの習熟度や習熟意欲から、操作を完了するプレイヤの数の増加、全操作ステップや全操作時間の減少といった評価値を向上させるために、個々のプレイヤに応じた操作支援方法を決定する請求項1〜請求項3のいずれかに記載の操作支援装置。 - 前記操作支援サーバ装置の操作支援方法決定部は、
期待されるリアクションに反した行動をとったプレイヤだけではなく、前記プレイヤと影響を及ぼしあう他のプレイヤに対して、操作の速さ、操作時間、方向、繰り返し回数、距離、手順を変更させたり、プレイヤの役割を替えたりする、といった操作支援を行う請求項4に記載の操作支援装置。 - 前記操作支援サーバ装置の操作支援方法決定部が、同時に複数の操作支援方法を決定した場合は、操作を完了できないプレイヤ数、総操作時間、総操作ステップ数の少なくとも一つが支援操作を受付けないときよりも有利になることを目的として、最も有利になる方法だけを提供し、又は、有利になる順に提供する請求項4又は請求項5に記載の操作支援装置。
- 前記操作支援端末装置の操作ガイド設定部は、
前記操作支援サーバ装置の操作支援準備部の指示に従って、前記操作ガイド記憶部と前記操作ガイドパラメタ記憶部に、指示を受けた操作支援ガイドアプリの内容と、操作に必要な操作ガイドパラメタを設定する請求項1に記載の操作支援装置。 - 前記操作支援端末装置の操作ガイド実行部は、
前記操作支援サーバ装置の前記操作ガイド実行制御部の指示に従って、前記操作ガイド記憶部と前記操作ガイドパラメタ記憶部を参照しながら操作支援ガイドアプリの一プロセスを開始する
請求項1又は請求項7に記載の操作支援装置。 - 前記操作支援端末装置は、プレイヤの操作時における操作状況や周辺状況を検知する認識装置を含み、
前記操作状況受付部は、前記入力装置や前記認識装置からプレイヤの操作状況や周辺状況を受け付ける
請求項1、請求項7又は8のいずれかに記載の操作支援装置。 - 前記操作支援端末装置は、前記入力装置や前記認識装置が受け付けた操作支援ガイドアプリの操作状況や周辺状況と、前記期待されるリアクションや前記習熟度や前記習熟意欲が対応付けされた操作習熟度判定情報を記憶する操作習熟度判定記憶部を含み、
前記操作状況解析部は、前記操作習熟度判定情報を参照して、受け付けた操作状況などが前記期待されるリアクションに合致しているか否かを判断することで、プレイヤの習熟度や習熟意欲を推測する請求項1、請求項7、請求項8又は請求項9のいずれかに記載の操作支援装置。 - 複数の操作支援端末装置と操作支援サーバ装置とが通信網で繋がり、前記各操作支援端末装置のプレイヤが協調して操作を進められるように前記操作支援サーバ装置が操作支援ガイドアプリを提供する操作支援方法であって、
表示画面及び入力装置を備えた前記操作支援端末装置において、
前記操作支援サーバ装置から指定された前記操作支援ガイドアプリやその操作ガイドパラメタを記憶させる操作ガイド設定ステップと、
前記操作支援ガイドアプリを実行して前記表示画面に表示する操作ガイド実行ステップと、
前記入力装置を用いて前記表示画面におけるプレイヤの操作状況や周辺状況を受付ける操作状況受付ステップと、
前記操作状況受付ステップが受付けたプレイヤの操作状況や周辺状況などからプレイヤの習熟度や習得意欲を推測する操作状況解析ステップを実行する一方、
前記操作支援サーバ装置において、
前記各操作支援端末装置から操作支援対象となる操作支援端末装置を決定し前記各操作支援端末装置に操作予定の操作支援ガイドアプリを指示する操作支援準備ステップと、
前記操作支援端末装置の操作ガイド実行ステップにプロセス毎の操作を指示する操作ガイド実行制御ステップと、
前記操作支援端末装置の操作状況受付ステップから操作状況などを受け取り、個々の操作支援端末装置についての操作支援方法を決定すると共に該当する操作ガイドパラメタを決定する操作支援方法決定ステップを実行する
ことを特徴とする操作支援方法。 - 請求項11に記載の操作支援方法の各ステップをコンピュータにより実行可能とした操作支援プログラム。
- 請求項1から10のいずれかに記載の操作支援装置における各部をコンピュータ上に構築可能とした操作支援プログラム。
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