JP7361862B1 - 学習システム、プログラムおよび方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】学習者の学習効率を向上することが可能な、新規かつ改良された学習システム、プログラムおよび方法を提供する。【解決手段】1または複数のヒントごとに、前記1または複数のヒントが学習者に提供された後に前記学習者が対象問題に正答すると予測される確率である予測正答率を算出する予測正答率算出部と、前記学習者に関連する所定の情報に基づいて目標正答率範囲を特定し、前記予測正答率が前記目標正答率範囲に属する1または複数のヒントを、前記学習者に提供されるヒントとして決定するヒント決定部と、を備える、学習システムが提供される。【選択図】図4

Description

本発明は、学習システム、プログラムおよび方法に関する。
近年、eラーニングシステムにおいて、学習者の学習コンテンツへの反応等から最適と考えられるコンテンツを提供することで学習を支援するシステムが提案されている。ある種のシステムは、学習者の理解度および回答傾向に基づき、出題する問題の難易度を自動的に調整し得る。
また、問題を調整対象とするのではなく、問題と併せて学習者に提供されるヒントを調整するシステムも提案されている。例えば、非特許文献1には、学習者の能力を推定し、学習課題への正答確率が目標正答率となるようにヒントを提示するシステムが開示されている。非特許文献1には、目標正答率として、一律的な50%が示されている。
Maomi Ueno and Yoshimitsu Miyazawa. IRT-Based Adaptive Hints to Scaffold Learning in Programming. 出版地不明 : IEEE Transactions on Learning Technologies 11 (4), 415-428, 2018-10, 2018.
しかし、上記の非特許文献1に開示されたシステムは、プログラミング用の教材を想定して提案されたシステムである。プログラミング用の教材においては目標正答率が一律的な値であることが最適であったとしても、他の教材においては必ずしも目標正答率が一律的であることが最適ではない。結果、他の教材における学習効率が十分に向上しない懸念がある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、学習者の学習効率を向上することが可能な、新規かつ改良された学習システム、プログラムおよび方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、1または複数のヒントごとに、前記1または複数のヒントが学習者に提供された後に前記学習者が対象問題に正答すると予測される確率である予測正答率を算出する予測正答率算出部と、前記学習者によって解答される前記対象問題が属する教科または科目に基づいて目標正答率範囲を特定し、前記予測正答率が前記目標正答率範囲に属する1または複数のヒントを、前記学習者に提供されるヒントとして決定するヒント決定部と、を備える、学習システムが提供される。
前記ヒント決定部は、前記教科または科目と対応付けられて記憶部に記憶された正答率に基づいて前記目標正答率範囲を特定してもよい。
また、上記課題を解決するために本発明の別の観点によれば、1または複数のヒントごとに、前記1または複数のヒントが学習者に提供された後に前記学習者が対象問題に正答すると予測される確率である予測正答率を算出する予測正答率算出部と、前記学習者による前記対象問題とは異なる1または複数の問題への解答の正誤判定結果に基づいて目標正答率範囲を特定し、前記予測正答率が前記目標正答率範囲に属する1または複数のヒントを、前記学習者に提供されるヒントとして決定するヒント決定部と、を備え、前記ヒント決定部は、前記正誤判定結果が所定の回数以上連続して誤答を示す場合には、その他の場合よりも、前記目標正答率範囲を高く特定する、学習システムが提供される。
前記対象問題は、学校受験の対策のための問題であってもよい。
また、上記課題を解決するために本発明の別の観点によれば、コンピュータを、1または複数のヒントごとに、前記1または複数のヒントが学習者に提供された後に前記学習者が対象問題に正答すると予測される確率である予測正答率を算出する予測正答率算出部と、
前記学習者によって解答される前記対象問題が属する教科または科目に基づいて目標正答率範囲を特定し、前記予測正答率が前記目標正答率範囲に属する1または複数のヒントを、前記学習者に提供されるヒントとして決定するヒント決定部と、として機能させるプログラムが提供される。
また、上記課題を解決するために本発明の別の観点によれば、コンピュータを、1または複数のヒントごとに、前記1または複数のヒントが学習者に提供された後に前記学習者が対象問題に正答すると予測される確率である予測正答率を算出する予測正答率算出部と、前記学習者による前記対象問題とは異なる1または複数の問題への解答の正誤判定結果に基づいて目標正答率範囲を特定し、前記予測正答率が前記目標正答率範囲に属する1または複数のヒントを、前記学習者に提供されるヒントとして決定するヒント決定部と、として機能させ、前記ヒント決定部は、前記正誤判定結果が所定の回数以上連続して誤答を示す場合には、その他の場合よりも、前記目標正答率範囲を高く特定する、プログラムが提供される。
また、上記課題を解決するために本発明の別の観点によれば、1または複数のヒントごとに、前記1または複数のヒントが学習者に提供された後に前記学習者が対象問題に正答すると予測される確率である予測正答率を算出することと、前記学習者によって解答される前記対象問題が属する教科または科目に基づいて目標正答率範囲を特定し、前記予測正答率が前記目標正答率範囲に属する1または複数のヒントを、前記学習者に提供されるヒントとして決定することと、を含む、コンピュータにより実行される方法が提供される。
また、上記課題を解決するために本発明の別の観点によれば、1または複数のヒントごとに、前記1または複数のヒントが学習者に提供された後に前記学習者が対象問題に正答すると予測される確率である予測正答率を算出することと、前記学習者による前記対象問題とは異なる1または複数の問題への解答の正誤判定結果に基づいて目標正答率範囲を特定し、前記予測正答率が前記目標正答率範囲に属する1または複数のヒントを、前記学習者に提供されるヒントとして決定することと、を含み、前記正誤判定結果が所定の回数以上連続して誤答を示す場合には、その他の場合よりも、前記目標正答率範囲を高く特定する、コンピュータにより実行される方法が提供される。
以上説明した本発明によれば、学習者の学習効率を向上することが可能である。
本願の出願人が分析に用いた使用データの例を示す図である。 物理において選択された重回帰モデルと、化学において選択された重回帰モデルを示す図である。 本発明の実施形態に係るシステム全体の構成例を示す図である。 本発明の実施形態に係る学習システム10の機能構成例を示す図である。 本発明の実施形態に係る端末装置20の機能構成例を示す図である。 学習者DB163の構成例を示す図である。 履歴DB164の構成例を示す図である。 科目DB165の構成例を示す図である。 目標正答率範囲DB166の構成例を示す図である。 問題DB167の構成例を示す図である。 ヒントDB168の構成例を示す図である。 本発明の実施形態に係るシステム1の動作例を示すフローチャートである。 端末装置20によって表示される問題閲覧画面の例を示す図である。 端末装置20によって表示される解答記入画面の例を示す図である。 予測正答率算出部115によるモデル構築の例を説明するための図である。 ヒント決定部116によるヒント決定の例を説明するための図である。 端末装置20によって表示されるヒント閲覧画面の例を示す図である。 変形例に係る目標正答率範囲の特定について説明するための図である。 本発明の実施形態に係る学習システム10の例としての情報処理装置のハードウェア構成を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<0.概要>
まず、本発明の実施形態の概要について説明する。
上記したように、eラーニングシステムにおいて、学習者に提供されるヒントを調整するシステムが提案されている。例えば、非特許文献1には、学習者の能力を推定し、学習課題への正答確率が目標正答率となるようにヒントを提示するシステムが開示されている。しかし、必ずしも目標正答率が一律的であることが最適ではない場合がある。そこで、本明細書においては、状況に応じてより適切な目標正答率範囲を特定することにより、学習者の学習効率を向上することを可能とする技術について主に提案する。
一例として、本願の出願人は、学習者によって解答される対象問題が属する分類によって適切な目標正答率範囲が異なるという分析結果を得た。そこで、図1および図2を参照しながら、本願の出願人によって行われた分析内容と、その分析によって本願の出願人が得た分析結果の例について説明する。
なお、本明細書においては、学習者によって解答される対象問題が、学校受験の対策のための問題である場合について主に想定する。しかし、学習者によって解答される対象問題は、学校受験の対策のための問題に限定されない。例えば、学習者によって解答される対象問題は、資格試験の受験対策のための問題などであってもよい。
また、本明細書においては、対象問題が属する分類が、科目である場合について主に説明する。しかし、対象問題が属する分類は、科目以外(例えば、教科など)であってもよい。教科は、学校教育において、児童または生徒が学習する知識および技術を系統立てて組織した一定の分野を意味する。例えば、教科には、国語、社会、算数および理科などが該当する。一方、科目は、学問の区分を意味し、特に教科を分野別に分類したものを意味する。例えば、科目には、物理、化学および生物などが該当する。
図1は、本願の出願人が分析に用いた使用データの例を示す図である。図1に示された使用データは、2021年度に行われた模擬試験に関するデータである。
「ID」は、サンプルの識別情報である。ここでは、解答回数が上位60%(物理:27回以上、化学:33回以上、数学:33回以上)の学習者がサンプルとされている。
「初期偏差値」は、2021年9月の模擬試験の結果から計算される偏差値である。
「偏差値の変化」は、模擬試験の結果から計算される偏差値の変化を示し、当該偏差値の2021年9月分から2021年12月分の減算結果を示す。
「解答回数」は、学習者によって解答された問題の数である。
「0-20%(割合)」~「80-100%(割合)」は、各学習者が2021年9月から12月の間に行った演習中の全問題数に対する予測正答率ごとの問題数の割合を示す。なお、予想正答率としては、KT(Knowledge Tracing)手法によって算出された値が使用されている。
本願の出願人は、「偏差値の変化」を目的変数とし、「初期偏差値」、「解答回数」、「0-20%(割合)」~「80-100%(割合)」を説明変数として、重回帰分析を行った。かかる分析結果により、これらの説明変数が目的変数にどう影響を与えているかが把握され得る。分析結果は、Rのstatsパッケージのステップ関数を使用し、AIC(Akaike’s Information Criterion)を用いたステップワイズ法により選択された重回帰モデルである。
図2は、物理において選択された重回帰モデルと、化学において選択された重回帰モデルを示す図である。
図2に示されるように、物理において選択された重回帰モデルにおいて、重相関係数は0.43であり、重回帰モデルと使用データとの間に正の相関があることが認められる。したがって、学習者による学習科目が物理の場合には、予測正答率と学習効果との間に関連があることが把握される。物理において選択された重回帰モデルにおいて、予測正答率「40-60%(割合)」の係数は負の値「-7.95」である。つまり、学習者による学習科目が物理の場合には、予測正答率が「40-60%(割合)」に属する問題を学習者が解くほど、学習効果が低くなると考えられる。
図2に示されるように、化学において選択された重回帰モデルにおいて、重相関係数は0.27であり、重回帰モデルと使用データとの間に相関があるとは言えない。しかし、化学において選択された重回帰モデルにおいて、予測正答率「60-80%(割合)」の係数は正の値「8.73」である。つまり、学習者による学習科目が化学の場合には、予測正答率が「60-80%(割合)」に属する問題を学習者が多く解くことが、学習効果を高める可能性があると考えられる。
以上、図1および図2を参照しながら説明した、分析内容および分析結果から、科目によっては、学習効果を高める予測正答率は必ずしも50%前後であるとは限らないことが示唆される。また、学習効果を高める予測正答率の科目による違いは、科目の特性に起因すると考えられる。一例として、学習効果を高める予測正答率が化学の場合に高くなるのは、化学における学習には、知識の暗記が重要であり、知識の定着を強化するような演習が効果的であるなどといった科目特性に起因すると考えられる。
以上、本発明の実施形態の概要について説明した。
<1.システムの構成例>
続いて、本発明の実施形態に係るシステムの構成例について説明する。
(1.1.システム全体の構成例)
まず、本発明の実施形態に係るシステム全体の構成例について説明する。
図3は、本発明の実施形態に係るシステム全体の構成例を示す図である。図3に示されるように、本発明の実施形態に係るシステム1は、学習システム10と、端末装置20と、ネットワーク30とを備える。
端末装置20は、コンピュータにより実現され、学習者L1によって主に利用される。端末装置20は、学習システム10とネットワーク30を介して通信を行う。例えば、端末装置20は、ネットワーク30を介して、学習システム10から提供された問題を表示したり、学習システム10から提供されたヒントを表示したり、学習システム10から提供された学習者L1の解答に対する正誤判定結果を表示したりする。
図3に示された例では、端末装置20がスマートフォンであるが、端末装置20は、スマートフォンに限定されない。例えば、端末装置20は、PC(Personal Computer)であってもよいし、他の端末装置であってもよい。また、図3には、学習システム10を利用する学習者が学習者L1の1人しか示されていないが、学習者L1以外にも学習システム10を利用する学習者が存在してよい。すなわち、学習システム10を利用する学習者は、学習者L1~Ln(ただし、nは1以上の整数)と表されてよい。
学習システム10は、コンピュータにより実現され、端末装置20とネットワーク30を介して通信を行う。例えば、学習システム10は、ネットワーク30を介して、学習者L1によって解答される問題を端末装置20に提供したり、問題に対応するヒントを端末装置20に提供したり、学習者L1の解答に対する正誤判定結果を端末装置20に提供したりする。なお、学習システム10は、1台のコンピュータにより構成されてもよいし、複数台のコンピュータにより構成されてもよい。
以上、本発明の実施形態に係るシステム全体の構成例について説明した。
(1.2.学習システム10の機能構成例)
続いて、本発明の実施形態に係る学習システム10の機能構成例について説明する。
図4は、本発明の実施形態に係る学習システム10の機能構成例を示す図である。学習システム10は、図示しない制御部を備え、図示しない制御部は、取得部113と、履歴管理部114と、予測正答率算出部115と、ヒント決定部116と、表示制御部117とを備える。なお、取得部113、履歴管理部114、予測正答率算出部115、ヒント決定部116および表示制御部117それぞれが有する機能については、図12~図17を参照しながら後に詳細に説明する。
ここで、図示しない制御部は、CPU(Central Processing Unit)などの演算装置を含み、ROM(Read Only Memory)により記憶されているプログラムが演算装置によりRAMに展開されて実行されることにより、その機能が実現され得る。あるいは、これらのブロックは、専用のハードウェアにより構成されていてもよいし、複数のハードウェアの組み合わせにより構成されてもよい。演算装置による演算に必要なデータは、図示しない記憶部によって適宜記憶される。
学習システム10は、図示しない記憶部を備え、図示しない記憶部は、モデル125と、学習者DB(DataBase)163と、履歴DB164と、科目DB165と、目標正答率範囲DB166と、問題DB167と、ヒントDB168とを備える。図示しない記憶部は、図示しない制御部を動作させるためのプログラムおよびデータを記憶することが可能なメモリである。また、図示しない記憶部は、図示しない制御部の動作の過程で必要となる各種データを一時的に記憶することもできる。例えば、メモリは、不揮発性メモリであってよい。
なお、モデル125は、科目ごとに構築される。モデル125の構築については、図15を参照しながら後に詳細に説明する。その他のデータベースの構成例については、図6~図11を参照しながら後に詳細に説明する。
通信部112は、通信インタフェースによって構成され、端末装置20とネットワーク30を介して通信を行う。
以上、本発明の実施形態に係る学習システム10の機能構成例について説明した。
(1.3.端末装置20の機能構成例)
続いて、本発明の実施形態に係る端末装置20の機能構成例について説明する。
図5は、本発明の実施形態に係る端末装置20の機能構成例を示す図である。図5に示されるように、端末装置20は、操作部210と、制御部220と、記憶部230と、通信部240と、表示部250とを備える。
操作部210は、端末装置20を利用する学習者L1による操作を受け付ける。本発明の実施形態では、操作部210がタッチパネルを含み、利用者によるタッチ操作などを操作として受け付ける場合を主に想定する。しかし、操作部210はタッチパネルを含む場合に限定されない。例えば、操作部210は、キーボードを含んでもよいし、マウスを含んでもよいし、マイクロフォンを含んでもよいし、他の入力装置を含んでもよい。
制御部220は、CPUなどを含み、記憶部230により記憶されているプログラムがCPUによりRAMに展開されて実行されることにより、その機能が実現され得る。このとき、当該プログラムを記録した、コンピュータに読み取り可能な記録媒体も提供され得る。あるいは、制御部220は、専用のハードウェアにより構成されていてもよいし、複数のハードウェアの組み合わせにより構成されてもよい。演算装置による演算に必要なデータは、記憶部230によって適宜記憶される。
記憶部230は、制御部220を動作させるためのプログラムおよびデータを記憶することが可能なメモリである。また、記憶部230は、制御部220の動作の過程で必要となる各種データを一時的に記憶することもできる。例えば、記憶装置は、不揮発性メモリであってよい。
通信部240は、通信インタフェースによって構成され、ネットワーク30を介して学習システム10と通信を行う。
表示部250は、制御部220による制御に従って表示を行う機能を有する。ここで、表示部250の形態は特に限定されない。例えば、表示部250は、液晶ディスプレイ(LCD)装置であってもよいし、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置であってもよいし、ランプなどの表示装置であってもよい。
以上、本発明の実施形態に係る端末装置20の機能構成例について説明した。
(1.4.各種データベースの構成例)
続いて、図6~図11を参照しながら、本発明の実施形態に係る学習システム10によって記憶される各種データベースの構成例について説明する。
(学習者DB163)
図6は、学習者DB163の構成例を示す図である。図6に示されるように、学習者DB163は、学習者IDと、学習者名と、科目IDと、認証用情報とが対応付けられて構成される。学習者IDは、学習者を識別するための情報である。学習者名は、学習者の名称である。科目IDは、科目を識別するための情報である。認証用情報は、認証処理に用いられる情報である。なお、典型的に、認証用情報は、パスワードであってよい。しかし、認証用情報は、パスワード以外の情報(例えば、学習者L1の生体情報など)であってもよい。
(履歴DB164)
図7は、履歴DB164の構成例を示す図である。図7に示されるように、履歴DB164は、学習者IDと、科目IDと、解答日時と、問題IDと、ヒントIDと、正誤判定結果とが対応付けられて構成される。学習者IDは、学習者を識別するための情報である。学習者名は、学習者の名称である。科目IDは、科目を識別するための情報である。解答日時は、学習者によって問題が解答された日時である。問題IDは、学習者によって解答された問題を識別するための情報である。ヒントIDは、学習者に提示されたヒントを識別するための情報である。正誤判定結果は、学習者の解答の正答または誤答を示す情報である。
(科目DB165)
図8は、科目DB165の構成例を示す図である。図8に示されるように、科目DB165は、科目IDと、問題IDと、ヒントIDとが対応付けられて構成される。科目IDは、科目を識別するための情報である。問題IDは、問題を識別するための情報である。ヒントIDは、ヒントを識別するための情報である。
(目標正答率範囲DB166)
図9は、目標正答率範囲DB166の構成例を示す図である。図9に示されるように、目標正答率範囲DB166は、科目IDと、目標正答率範囲とが対応付けられて構成される。科目IDは、科目を識別するための情報である。目標正答率範囲は、学習者L1の解答の予測正答率が属するべき正答率の範囲である。なお、後にも説明するように、目標正答率範囲の代わりに、目標正答率範囲を特定するための基準となる正答率がデータベースに記録されていてもよい。
(問題DB167)
図10は、問題DB167の構成例を示す図である。図10に示されるように、問題DB167は、問題IDと、問題とが対応付けられて構成される。問題IDは、問題を識別するための情報である。問題は、学習者L1に提供され、学習者L1によって解答される対象である。
(ヒントDB168)
図11は、ヒントDB168の構成例を示す図である。図11に示されるように、ヒントDB168は、ヒントIDと、ヒントとが対応付けられて構成される。ヒントIDは、ヒントを識別するための情報である。ヒントは、学習者L1に提供され、学習者L1が問題に解答するに際して参考にする情報である。
以上、本発明の実施形態に係るシステム1の構成例について説明した。
<2.システムの動作例>
続いて、図12~図17を参照しながら(適宜図1~図11も参照しながら)、本発明の実施形態に係るシステム1の動作例について説明する。
図12は、本発明の実施形態に係るシステム1の動作例を示すフローチャートである。
まず、端末装置20において、制御部220は、学習用アプリケーションの初期画面の表示部250による表示を制御する。学習者L1は、初期画面において、学習者L1に対応する学習者IDを操作部210に対して入力するとともに、認証用情報を操作部210に対して入力する。制御部220は、学習者IDと認証用情報とを含んだ問題要求が学習システム10に送信されるように通信部240を制御する。
学習システム10において、通信部112によって問題要求が受信されると、取得部113は、通信部112によって受信された問題要求を取得する。取得部113は、問題要求から学習者IDと認証用情報とを取得し、取得した学習者IDおよび認証用情報と、学習者DB163に登録されている学習者IDおよび認証用情報とに基づいて、認証処理を行う。
より詳細に、取得部113は、問題要求から取得した学習者IDと一致する学習者IDが学習者DB163に登録されている場合、かつ、問題要求から取得した認証用情報と学習者DB163においてその学習者IDに対応する認証用情報とが一致する場合に、認証が成功したと判断する。すなわち、学習者L1による学習システム10へのログインが成功する。取得部113は、その他の場合には、認証が失敗したと判断する。すなわち、学習者L1による学習システム10へのログインが失敗する。
取得部113は、認証が失敗したと判断した場合には、認証失敗を示す認証結果が端末装置20に送信されるように通信部112を制御する。一方、取得部113は、認証が成功したと判断した場合には、問題要求から取得した学習者IDに対応する科目IDを学習者DB163から取得する。取得部113は、取得した学習者IDと科目IDとを含んだ問題提供指示を履歴管理部114に出力する。
なお、ここでは説明を簡単にするため、学習者DB163に、学習者IDに対応する科目IDが一つ登録されている場合を主に想定する。しかし、学習者DB163に、学習者IDに対応する科目IDが複数登録されている場合も想定される。かかる場合には、取得部113は、複数の科目のいずれかを学習者L1に選択させ、学習者L1によって選択された科目に対応する科目IDを履歴管理部114に出力すればよい。
履歴管理部114は、取得部113から出力された問題提供指示に含まれる学習者IDと科目IDとに対応する1または複数の解答日時を履歴DB164から取得する。そして、履歴管理部114は、履歴DB164から取得した1または複数の解答日時から最新の解答日時を特定する。履歴管理部114は、取得部113から出力された学習者IDと、科目IDと、特定した最新の解答日時とに対応する問題IDを、学習者L1が最後に解答した問題に対応する問題IDとして履歴DB164から取得する。
例えば、学習者L1が解答すべき問題の順序が科目ごとに決められている場合を想定する。問題の順序は、問題ID自体に組み込まれていてもよいし、問題IDに付されていてもよい。
履歴管理部114は、問題の順序に従って、取得部113から出力された科目IDと一致する科目IDに対応する1または複数の問題IDのうち、学習者L1が最後に解答した問題の次に学習者L1が解答する問題(以下、単に「学習者L1が次に解答する問題」とも言う。)に対応する問題IDを、科目DB165から取得する。履歴管理部114は、学習者L1が次に解答する問題に対応する問題IDを表示制御部117に出力する。
表示制御部117は、履歴管理部114から出力された問題IDに対応する問題を、学習者L1が次に解答する問題として問題DB167から取得する。表示制御部117は、問題DB167から取得した問題とその問題に対応する問題IDとが端末装置20に送信されるように通信部112を制御する。
端末装置20においては、通信部240によって問題と問題IDとが受信されると、制御部220は、通信部240によって受信された問題が設定された問題閲覧画面の表示部250による表示を制御する(S11)。
図13は、端末装置20によって表示される問題閲覧画面の例を示す図である。図13を参照すると、問題閲覧画面G10には、通信部240によって受信された問題G21が設定された例が示されている。さらに、問題閲覧画面G10には、通信部240によって受信された問題G31が設定されている。
ここで、問題G31は、学習者L1が次に解答する問題に該当し、学習者L1によってこれから解答される対象となる問題(すなわち、対象問題)に該当する。また、問題閲覧画面G10には、問題G31に対応する解答ボタンB21も設定されている。
なお、問題閲覧画面G10には、通信部240によって受信された問題G32および問題G33も設定されている。さらに、問題閲覧画面G10には、問題G32に対応する解答ボタンB22および問題G33に対応する解答ボタンB23も設定されている。しかし、問題G32および問題G33は、学習者L1による問題G31への解答が終わってからでなければ、学習者L1によって解答され得ない問題である。
問題G21は、問題G31~G33の前段に該当する。その他、ログアウトD23は、学習者L1が学習システム10からログアウトするためのボタンである。
続いて、学習者L1によって問題G31に対応する解答ボタンB21を押下する操作が操作部210に対して入力された場合を想定する。このとき、制御部220は、学習者L1が問題G31への解答を記入するための解答欄が設定された解答記入画面の表示部250による表示を制御する。
図14は、端末装置20によって表示される解答記入画面の例を示す図である。図14を参照すると、解答記入画面G11には、問題閲覧画面G10(図13)と同様に、問題G21および問題G31が設定されている。また、解答記入画面G11には、問題G31に対応する解答欄表示ボタンB31、ヒント閲覧ボタンB32および解答ボタンB41も設定されている。
解答記入画面G11が表示された段階では、既に問題G31に対応する解答ボタンB21(図13)を押下する操作が操作部210に対して入力されているため、問題G31に対応する解答欄表示ボタンB31が、選択済みの状態となっている。このように解答欄表示ボタンB31が選択済みの状態においては、図14に示されるように、解答記入画面G11に解答欄A41および解答ボタンB41が設定される。
続いて、制御部220は、学習者L1によってヒント閲覧ボタンB32を押下する操作が操作部210に対して入力されたか否かを判断する(S12)。
学習者L1によってヒント閲覧ボタンB32を押下する操作が操作部210に対して入力されなかった場合には(S12において「NO」)、S17に動作が移行される。一方、学習者L1によってヒント閲覧ボタンB32を押下する操作が操作部210に対して入力された場合には(S12において「YES」)、S13に動作が移行される。ここでは、学習者L1によってヒント閲覧ボタンB32を押下する操作が操作部210に対して入力され、S13に動作が移行された場合を想定する。
S13に動作が移行されると、制御部220は、ヒント要求が学習システム10に送信されるように通信部240を制御する。学習システム10においては、通信部112によってヒント要求が受信されると、取得部113は、学習者L1に対応する学習者IDと、学習者IDに対応する科目IDとを含んだヒント提供指示を履歴管理部114に出力する。
履歴管理部114は、取得部113から出力されたヒント提供指示に含まれる学習者IDと科目IDとに対応する、問題ID、ヒントIDおよび正誤判定結果の1または複数の組み合わせを、その科目に対応する問題への学習者L1による解答履歴として履歴DB164から取得する。履歴管理部114は、取得部113から出力された科目IDと、取得した解答履歴とを予測正答率算出部115に出力する。
予測正答率算出部115は、履歴管理部114から出力された解答履歴と、履歴管理部114から出力された科目IDに対応するモデル125(図4)とに基づいて、問題G31に対応する1または複数のヒントごとに、1または複数のヒントが学習者L1に提供された後に学習者L1が問題G31に正答すると予測される確率である予測正答率を算出する(S13)。
ここで、モデル125は、科目ごとに用意されており、科目に対応する全問題への全学習者による解答履歴に基づいて構築される。さらに、後にも説明するように、学習者L1による問題への解答が終わった場合には、その問題に対応する問題IDと、その問題に対して学習者L1が解答する前に学習者L1に提供されたヒントに対応するヒントIDと、その問題に対する学習者L1による解答の正誤判定結果とに基づいて、モデル125が更新される。図15を参照しながら、モデル構築の例について説明する。
図15は、予測正答率算出部115によるモデル構築の例を説明するための図である。図15を参照すると、全学習者である学習者L1~Ln(ただし、nは1以上の整数)の化学の問題への解答履歴が示されている。予測正答率算出部115は、これらの学習者L1~Lnの化学の問題への解答履歴に基づいて、モデル125を構築する。ここで、化学は、科目の一例に過ぎない。したがって、化学以外の科目の問題への解答履歴がモデル125の構築に用いられてもよい。
モデル125は、ある学習者の化学の問題への解答履歴の入力に対して、1または複数のヒントが学習者に提供された後に学習者が問題に正答すると予測される確率を予測正答率として出力するモデルである。なお、モデル構築には、KT(Knowledge Tracing)モデルまたは項目反応理論(IRT:Item Response Theory)モデルなどのアルゴリズムが適用され得る。しかし、モデル構築に適用可能なアルゴリズムは、これらに限定されない。
図15に示された例では、モデル125への入力が、学習者L1の化学の問題(問題ID=141)への解答履歴であり、モデル125からの出力が、学習者L1の化学の次の問題(問題ID=431)に対応するヒントごとの予測正答率である。なお、図15に示された例では、図の簡便さのために、モデル125への入力が、学習者L1の1つの問題への解答履歴である。しかし、モデル125への入力が、学習者L1の複数の問題への解答履歴である場合も十分に想定され得る。また、次の問題(問題ID=431)は、上記した学習者L1が次に解答する問題G31に該当する。
なお、「ヒントID」には、同じ番号の後ろに、-(ハイフン)と数字との組み合わせが記載されている。例えば、同じ番号「431」の後ろに「-1」、「-2」および「-3」がそれぞれ付された「431-1」、「431-2」および「431-3」が記載されている。
ここで、-(ハイフン)の後ろの数字「1」は、そのヒントIDに対応するヒントが、抽象的な内容であるため、最初に閲覧されるべきヒントであることを示す。一方、-(ハイフン)の後ろの数字「2」または「3」は、そのヒントIDに対応するヒントが、具体的な内容であるため、最初に閲覧されるべきヒントに続いて閲覧されるべきヒントであることを示す。
このようにして、予測正答率算出部115は、1または複数のヒントに対応する予測正答率を算出し得る。続いて、予測正答率算出部115は、履歴管理部114から出力された、科目IDと、1または複数のヒントに対応するヒントIDと、ヒントIDに対応する予測正答率とを、ヒント決定部116に出力する。
ヒント決定部116は、学習者L1に関連する所定の情報(以下、「目標正答率範囲を決める要素」とも言う。)に基づいて目標正答率範囲を特定する(S14)。ここでは、目標正答率範囲を決める要素が、学習者L1によって次に解答される問題G31が属する科目である場合を想定する。すなわち、ヒント決定部116が、予測正答率算出部115から出力された科目IDに基づいて目標正答率範囲を特定する場合を想定する。
そして、ヒント決定部116は、予測正答率算出部115から出力された予測正答率から、目標正答率範囲に属する予測正答率を特定する。そして、ヒント決定部116は、予測正答率算出部115から出力されたヒントIDから、特定した予測正答率に対応するヒントIDを決定する。これにより、目標正答率範囲に属する予測正答率に対応するヒントが学習者L1に提供されるヒントとして決定される(S15)。図16を参照しながら、ヒント決定の例について説明する。
図16は、ヒント決定部116によるヒント決定の例を説明するための図である。図16を参照すると、学習者L1の化学の次の問題(問題ID=431)に対応するヒントごとの予測正答率「32%」、「41%」、「50%」、「68%」および「89%」が示されている。また、図16を参照すると、目標正答率範囲DB166に登録されているデータの例として、科目ID「XX(化学)」と目標正答率範囲「60%-80%」とが対応付けられたデータが示されている。
ヒント決定部116は、目標正答率範囲DB166から、科目ID「XX(化学)」に対応する目標正答率範囲「60%-80%」を取得する。
なお、目標正答率範囲DB166には、目標正答率範囲の代わりに目標正答率範囲を特定するための基準となる正答率(以下、「基準正答率」とも言う。)が登録されていてもよい。このとき、ヒント決定部116は、基準正答率に基づいて目標正答率範囲を特定してもよい。例えば、ヒント決定部116は、基準正答率にあらかじめ定められた正答率の幅(例えば、20%など)を加算することにより、加算前後の基準正答率を目標正答率範囲の下限値および上限値として特定してもよい。
ここで、予測正答率「32%」、「41%」、「50%」および「89%」それぞれは、目標正答率範囲「60%-80%」に属さない。一方、予測正答率「68%」は、目標正答率範囲「60%-80%」に属している。そこで、ヒント決定部116は、目標正答率範囲「60%-80%」に属する予測正答率として「68%」を決定し、予測正答率「68%」に対応するヒント(ヒントID=431-1、431-3)を、学習者L1に提供されるヒントとして決定する。
なお、ここでは、ヒント決定部116が、あらかじめ定められたルールに基づいて、予測正答率から、学習者L1に提供されるヒントを決定する場合を主に想定した。しかし、ヒント決定部116は、統計的な処理に基づいて、予測正答率から学習者L1に提供されるヒントを決定してもよい。あるいは、ヒント決定部116は、所定の機械学習アルゴリズムに基づいて、予測正答率から学習者L1に提供されるヒントを決定してもよい。
また、学習者L1によって学習される科目が物理である場合なども想定される。上記したように、学習者L1によって学習される科目が物理である場合には、目標正答率範囲が「40-60%の範囲外」である場合も想定される。かかる場合には、ヒント決定部116は、目標正答率範囲「40-60%の範囲外」である、ノーヒント、全ヒント(ヒントID=431-1~431-3)、二つのヒント(ヒントID=431-1、431-3)のいずれかを、学習者L1に提供されるヒントとして決定してもよい。
ヒント決定部116は、決定したヒントIDに対応するヒントをヒントDB168から取得する。ヒント決定部116は、決定したヒントIDと、ヒントDB168から取得したヒントとを、表示制御部117に出力する。
図12に戻って説明を続ける。表示制御部117は、ヒント決定部116から出力されたヒントIDに対応するヒントを、ヒントDB168から取得する。そして、表示制御部117は、ヒントDB168から取得したヒントが端末装置20に送信されるように通信部112を制御する。
端末装置20において、制御部220は、通信部240によってヒントが受信されると、通信部240によって受信されたヒントが設定されたヒント閲覧画面の表示部250による表示を制御する(S16)。これによって、目標正答率範囲に属する予測正答率に対応するヒントが学習者L1に提供される。
図17は、端末装置20によって表示されるヒント閲覧画面の例を示す図である。図17を参照すると、ヒント閲覧画面G12には、解答記入画面G11(図14)と同様に、問題G21、問題G31および解答欄表示ボタンB31が設定されている。また、ヒント閲覧画面G12には、問題G31に対応する第1のヒントを閲覧するためのヒント閲覧ボタンB51が設定されている。第1のヒントは、ヒントID=431-1に対応するヒントに該当する。また、ヒント閲覧画面G12には、問題G31に対応する第2のヒントを閲覧するためのヒント閲覧ボタンB52が設定されている。第2のヒントは、ヒントID=431-3に対応するヒントに該当する。
ヒント閲覧画面G12では、第1のヒントを閲覧するためのヒント閲覧ボタンB51が、選択済みの状態となっているため、制御部220は、第1のヒントがヒントH1として表示されるように表示部250による表示を制御する。これによって、第1のヒントが学習者L1に提供される。なお、第2のヒントを閲覧するためのヒント閲覧ボタンB52が押下された場合には、ヒントH1に第2のヒントが表示される。
ここでは、ヒント閲覧画面G12において、学習者L1によってヒントH1が閲覧され、解答欄表示ボタンB31を押下する操作が操作部210に対して入力された場合を想定する。かかる場合には、制御部220は、表示部250によって表示される画面を、ヒント閲覧画面G12から解答記入画面G11(図14)に遷移させる。
制御部220は、学習者L1によって解答ボタンB41を押下する操作が操作部210に対して入力されたか否かを判断する(S17)。制御部220は、学習者L1によって解答ボタンB41を押下する操作が操作部210に対して入力されていないと判断した場合には(S17において「NO」)、S12に動作を移行させる。一方、制御部220は、学習者L1によって解答ボタンB41を押下する操作が操作部210に対して入力されたと判断した場合には(S17において「YES」)、S18に動作を移行させる。
ここでは、学習者L1が、操作部210に対して、解答欄A41に解答を記入する操作を入力し、解答ボタンB41を押下する操作を入力した場合を想定する。このとき、S18に動作が移行される。S18に動作が移行されると、制御部220は、学習者L1によって解答欄A41に記入された解答と、学習者L1に対応する学習者IDとを含んだ正誤判定要求が、学習システム10に送信されるように通信部240を制御する。
学習システム10において、通信部112によって正誤判定要求が受信されると、取得部113は、正誤判定要求から解答を取得し、取得した解答と問題に対応する正解とが一致するか否かを判定する。これにより、取得部113は、学習者L1による解答の正誤判定結果を得る(S18)。より詳細に、取得部113は、解答と正解とが一致していない場合には、誤答を示す正誤判定結果を得る。一方、取得部113は、解答と正解とが一致している場合には、正答を示す正誤判定結果を得る。
取得部113は、正誤判定結果と正解とを表示制御部117に出力する。表示制御部117は、正誤判定結果と正解とが端末装置20に送信されるように通信部112を制御する。端末装置20において、制御部220は、通信部240によって正誤判定結果と正解とが受信されると、正誤判定結果と正解との表示部250による表示を制御する。また、取得部113は、正誤判定要求から学習者IDを取得し、取得した学習者IDと、学習者IDに対応する科目IDと、正誤判定結果とを履歴管理部114に出力する。
続いて、履歴管理部114は、履歴DB164を更新する(S19)。より詳細に、履歴管理部114は、取得部113から出力された学習者IDおよび科目ID、現在時刻と、S11において表示された問題に対応する問題IDと、S16において表示されたヒントに対応するヒントIDと、取得部113から出力された正誤判定結果とを、履歴DB164に新たな履歴(すなわち、履歴DB164における、学習者ID、科目ID、解答日時、問題ID、ヒントIDおよび正誤判定結果)として追加する更新を行う。
そして、履歴管理部114は、S11において表示された問題に対応する問題IDと、S16において表示されたヒントに対応するヒントIDと、取得部113から出力された正誤判定結果とを予測正答率算出部115に出力する。
予測正答率算出部115は、履歴管理部114から出力された、問題IDとヒントIDと正誤判定結果とに基づいて、モデルを更新する(S20)。なお、図12に示されるように、モデルの更新は、履歴DB164に新たな履歴が追加されるたびに行われてもよい。あるいは、モデルの更新は、履歴DB164に新たな履歴が所定の数だけ追加されてから、履歴DB164に追加された新たな履歴に基づいて行われてもよい。あるいは、モデルの更新は、所定の期間ごとに、履歴DB164に追加された新たな履歴に基づいて行われてもよい。
続いて、S11以降の動作が実行されてもよい。あるいは、学習者L1によってログアウトD23を選択する操作が操作部210に対して入力された場合などには、端末装置20による学習システム10へのログアウトが成功してもよく、S11~S20の動作が終了してもよい。
以上、本発明の実施形態に係るシステム1の動作例について説明した。
<2.効果>
本発明の実施形態に係る学習システム10によれば、1または複数のヒントごとに、当該1または複数のヒントが学習者L1に提供された後に学習者L1が対象問題に正答すると予測される確率である予測正答率を算出する予測正答率算出部115と、学習者L1に関連する所定の情報に基づいて目標正答率範囲を特定し、予測正答率が目標正答率範囲に属する1または複数のヒントを、学習者に提供されるヒントとして決定するヒント決定部116と、を備える、学習システム10が提供される。
かかる構成によれば、目標正答率範囲が一律的ではなく、学習者L1に関連する所定の情報に基づいてより適切な目標正答率範囲が特定される。これにより、学習者L1の学習効率を向上することが可能となる。
<3.変形例>
なお、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記においては、目標正答率範囲を決める要素が、学習者L1によって解答される対象問題が属する科目である場合を主に想定した。しかし、目標正答率範囲を決める要素は、かかる例に限定されない。例えば、目標正答率範囲を決める要素は、学習者L1による対象問題とは異なる1または複数の問題への解答の正誤判定結果を含んでもよい。
一例として、ヒント決定部116は、履歴DB164から取得される学習者L1による解答の正誤判定結果に基づいて、当該正誤判定結果が所定の回数以上連続して誤答を示すか否かに基づいて、目標正答率範囲を特定してもよい。一例として、ヒント決定部116は、正誤判定結果が所定の回数以上連続して誤答を示す場合には、その他の場合よりも、目標正答率範囲を高く特定してもよい。これによって、誤答が続くことによって学習意欲が低下してしまうことを防ぎ、学習効果を向上させることが可能となる。
図18を参照しながら、かかる変形例について説明する。なお、以下の例では、所定の回数が、3回である場合を想定する。また、ここでは、「正誤判定結果が所定の回数以上連続して誤答を示す場合」に該当しない場合に、目標正答率範囲を決める要素が、学習者L1によって解答される対象問題が属する科目とされる場合を想定する。しかし、「正誤判定結果が所定の回数以上連続して誤答を示す場合」に該当しない場合における目標正答率範囲は、一律的に決められてもよいし、他の要素によって決められてもよい。
図18は、変形例に係る目標正答率範囲の特定について説明するための図である。図18を参照すると、履歴条件と目標正答率範囲とが対応付けられた履歴条件DB466が示されている。かかる履歴条件DB466は、あらかじめ用意され、学習システム10の図示しない記憶部に備えられていてよい。図18に示された例では、履歴条件として「3問連続誤答」が登録され、目標正答率範囲として「80-100%」が登録されている。
一例として、ヒント決定部116は、履歴DB164から取得される学習者L1による解答の正誤判定結果に基づいて、直近の正誤判定結果が3問以上連続して誤答を示すか否かを判断してもよい。ヒント決定部116は、直近の正誤判定結果が3問以上連続して誤答を示す場合には、目標正答率範囲を「80-100%」に特定してもよい。このとき、図16に示された例では、全ヒント(ヒントID=431-1~431-3)が、学習者L1に提供されるヒントとして決定される。その他の場合には、ヒント決定部116は、目標正答率範囲を「60-80%」に特定してもよい。このとき、図16に示された例では、全ヒント(ヒントID=431-1、431-3)が、学習者L1に提供されるヒントとして決定される。
以上、目標正答率範囲を決める要素が、学習者L1による対象問題とは異なる1または複数の問題への解答の正誤判定結果を含む変形例について説明した。
また、このような変形例以外にも様々な変形例が考えられる。例えば、本明細書のシステム1の処理における各ステップは、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。例えば、システム1の処理における各ステップは、フローチャートとして記載した順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。
また、上記では、コンピュータを学習システム10として機能させるプログラムが提供されることについて説明した。さらに、このようなプログラムを記録した、コンピュータに読み取り可能な記録媒体も提供され得る。
<4.ハードウェア構成例>
続いて、本発明の実施形態に係る学習システム10の例としての情報処理装置のハードウェア構成例について説明する。図19は、本発明の実施形態に係る学習システム10の例としての情報処理装置のハードウェア構成を示す図である。なお、端末装置20のハードウェア構成も、図19に示された情報処理装置900のハードウェア構成と同様に実現されてよい。
図19に示すように、情報処理装置900は、CPU(Central Processing Unit)901と、ROM(Read Only Memory)902と、RAM(Random Access Memory)903と、ホストバス904と、ブリッジ905と、外部バス906と、インタフェース907と、入力装置908と、出力装置909と、ストレージ装置910と、通信装置911と、を備える。
CPU901は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従って情報処理装置900内の動作全般を制御する。また、CPU901は、マイクロプロセッサであってもよい。ROM902は、CPU901が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。RAM903は、CPU901の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶する。これらはCPUバス等から構成されるホストバス904により相互に接続されている。
ホストバス904は、ブリッジ905を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バス等の外部バス906に接続されている。なお、必ずしもホストバス904、ブリッジ905および外部バス906を分離構成する必要はなく、1つのバスにこれらの機能を実装してもよい。
入力装置908は、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、マイクロフォン、スイッチおよびレバー等、利用者が情報を入力するための入力手段と、利用者による入力に基づいて入力信号を生成し、CPU901に出力する入力制御回路等から構成されている。情報処理装置900を操作する利用者は、この入力装置908を操作することにより、情報処理装置900に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。
出力装置909は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置、ランプ等の表示装置およびスピーカー等の音声出力装置を含む。
ストレージ装置910は、データ格納用の装置である。ストレージ装置910は、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置および記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置等を含んでもよい。ストレージ装置910は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)で構成される。このストレージ装置910は、ハードディスクを駆動し、CPU901が実行するプログラムや各種データを格納する。
通信装置911は、例えば、ネットワークに接続するための通信デバイス等で構成された通信インタフェースである。また、通信装置911は、無線通信または有線通信のどちらに対応してもよい。
以上、本発明の実施形態に係る情報処理装置900のハードウェア構成例について説明した。
1 システム
10 学習システム
112 通信部
113 取得部
114 履歴管理部
115 予測正答率算出部
116 ヒント決定部
125 モデル
20 端末装置
210 操作部
220 制御部
230 記憶部
240 通信部
250 表示部
30 ネットワーク

Claims (8)

  1. 1または複数のヒントごとに、前記1または複数のヒントが学習者に提供された後に前記学習者が対象問題に正答すると予測される確率である予測正答率を算出する予測正答率算出部と、
    前記学習者によって解答される前記対象問題が属する教科または科目に基づいて目標正答率範囲を特定し、前記予測正答率が前記目標正答率範囲に属する1または複数のヒントを、前記学習者に提供されるヒントとして決定するヒント決定部と、
    を備える、学習システム。
  2. 前記ヒント決定部は、前記教科または科目と対応付けられて記憶部に記憶された正答率に基づいて前記目標正答率範囲を特定する、
    請求項に記載の学習システム。
  3. 1または複数のヒントごとに、前記1または複数のヒントが学習者に提供された後に前記学習者が対象問題に正答すると予測される確率である予測正答率を算出する予測正答率算出部と、
    前記学習者による前記対象問題とは異なる1または複数の問題への解答の正誤判定結果に基づいて目標正答率範囲を特定し、前記予測正答率が前記目標正答率範囲に属する1または複数のヒントを、前記学習者に提供されるヒントとして決定するヒント決定部と、
    を備え、
    前記ヒント決定部は、前記正誤判定結果が所定の回数以上連続して誤答を示す場合には、その他の場合よりも、前記目標正答率範囲を高く特定する、
    学習システム。
  4. 前記対象問題は、学校受験の対策のための問題である、
    請求項1~3のいずれか一項に記載の学習システム。
  5. コンピュータを、
    1または複数のヒントごとに、前記1または複数のヒントが学習者に提供された後に前記学習者が対象問題に正答すると予測される確率である予測正答率を算出する予測正答率算出部と、
    前記学習者によって解答される前記対象問題が属する教科または科目に基づいて目標正答率範囲を特定し、前記予測正答率が前記目標正答率範囲に属する1または複数のヒントを、前記学習者に提供されるヒントとして決定するヒント決定部と、
    として機能させるプログラム。
  6. コンピュータを、
    1または複数のヒントごとに、前記1または複数のヒントが学習者に提供された後に前記学習者が対象問題に正答すると予測される確率である予測正答率を算出する予測正答率算出部と、
    前記学習者による前記対象問題とは異なる1または複数の問題への解答の正誤判定結果に基づいて目標正答率範囲を特定し、前記予測正答率が前記目標正答率範囲に属する1または複数のヒントを、前記学習者に提供されるヒントとして決定するヒント決定部と、
    として機能させ、
    前記ヒント決定部は、前記正誤判定結果が所定の回数以上連続して誤答を示す場合には、その他の場合よりも、前記目標正答率範囲を高く特定する、
    プログラム。
  7. 1または複数のヒントごとに、前記1または複数のヒントが学習者に提供された後に前記学習者が対象問題に正答すると予測される確率である予測正答率を算出することと、
    前記学習者によって解答される前記対象問題が属する教科または科目に基づいて目標正答率範囲を特定し、前記予測正答率が前記目標正答率範囲に属する1または複数のヒントを、前記学習者に提供されるヒントとして決定することと、
    を含む、コンピュータにより実行される方法。
  8. 1または複数のヒントごとに、前記1または複数のヒントが学習者に提供された後に前記学習者が対象問題に正答すると予測される確率である予測正答率を算出することと、
    前記学習者による前記対象問題とは異なる1または複数の問題への解答の正誤判定結果に基づいて目標正答率範囲を特定し、前記予測正答率が前記目標正答率範囲に属する1または複数のヒントを、前記学習者に提供されるヒントとして決定することと、を含み、
    前記正誤判定結果が所定の回数以上連続して誤答を示す場合には、その他の場合よりも、前記目標正答率範囲を高く特定する、
    コンピュータにより実行される方法。
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