JP5003706B2 - 情報処理装置、情報処理システム及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理システム及びプログラムに関する。
通信手段の発達に伴い、例えば遠隔会議システムなど、離れた通信先に対して画像を配信する技術が登場している。このようなシステムにおいては、送信対象の画像に関連して、例えば音声など、利用者によって任意の時期に入力される情報についても、通信先に送信される場合がある(例えば特許文献1,2参照)。
特開2004−171526号公報 特開平7−59030号公報
本発明は、通信先への送信対象となる画像と、それに関連して利用者によって入力される情報と、を互いに独立に通信先に送信する場合に、画像に関連する情報を入力してもよい時期を利用者に案内する情報処理装置、情報処理システム及びプログラムを提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、情報処理装置であって、通信先に対して送信される対象画像が、前記通信先に到達して表示されるまでの第1の所要時間を取得する第1所要時間取得手段と、利用者によって入力され、前記対象画像とは独立に前記通信先に対して送信される前記対象画像の関連情報が、前記通信先に到達して出力されるまでの第2の所要時間を取得する第2所要時間取得手段と、前記取得した第1及び第2の所要時間に応じて決まる時期を、前記利用者に案内する時期案内手段と、を含むことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の情報処理装置であって、前記時期案内手段は、予め定められた方法で決定される基準時期より、前記第1の所要時間から前記第2の所要時間を減じた時間だけ経過した時期を、前記利用者に案内することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の情報処理装置であって、前記時期案内手段は、前記利用者の操作に応じて前記対象画像の表示が更新される時点を、前記基準時期として決定することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項2又は3記載の情報処理装置であって、前記時期案内手段は、前記基準時期を前記利用者に案内する情報を出力するとともに、当該情報を前記第1及び第2の所要時間に応じて決まる時期の到来に応じて変化させることにより、当該時期を前記利用者に案内することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項記載の情報処理装置であって、前記時期案内手段は、前記対象画像に応じて生成される情報を出力することにより、前記第1及び第2の所要時間に応じて決まる時期を前記利用者に案内することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、情報処理システムであって、通信先に対して送信される対象画像を表示する画像表示手段と、利用者によって入力される、前記対象画像に関連する関連情報の入力を受け付ける入力受付手段と、前記対象画像及び前記関連情報をそれぞれ独立に前記通信先に対して送信する送信手段と、前記対象画像が前記通信先に到達して表示されるまでの第1の所要時間を取得する第1所要時間取得手段と、前記関連情報が前記通信先に到達して出力されるまでの第2の所要時間を取得する第2所要時間取得手段と、前記取得した第1及び第2の所要時間に応じて決まる時期を、前記利用者に案内する時期案内手段と、を含むことを特徴とする。
請求項7記載の発明は、通信先に対して送信される対象画像が、前記通信先に到達して表示されるまでの第1の所要時間を取得する第1所要時間取得手段、利用者によって入力され、前記対象画像とは独立に前記通信先に対して送信される前記対象画像の関連情報が、前記通信先に到達して出力されるまでの第2の所要時間を取得する第2所要時間取得手段、及び前記取得した第1及び第2の所要時間に応じて決まる時期を、前記利用者に案内する時期案内手段、としてコンピュータを機能させるためのプログラムである。
請求項1,6及び7記載の発明によれば、通信先への送信対象となる対象画像と、対象画像に関連して利用者によって入力される関連情報と、が互いに独立に通信先に送信される場合に、関連情報を入力してもよい時期が利用者に案内される。
請求項2記載の発明によれば、対象画像が通信先に到達するタイミングに合わせたタイミングで、利用者によって入力される関連情報が通信先に到達するように、関連情報の入力時期が利用者に案内される。
請求項3記載の発明によれば、対象画像の表示が利用者によって更新される場合に、当該更新に合わせた関連情報の入力時期が利用者に案内される。
請求項4記載の発明によれば、関連情報を入力してもよい時期と、当該時期を決定する基準となった時期と、の対応関係が利用者にとって明確になる。
請求項5記載の発明によれば、対象画像に関連する関連情報を入力する利用者に対して、当該対象画像に応じた内容が、関連情報を入力してもよい時期に案内される。
本発明の実施の形態に係る情報処理システムの概要図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置の構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置が実現する機能を示す機能ブロック図である。 所要時間に関する情報を格納したテーブルの一例を示す図である。 遠隔会議におけるデータ送受信のタイミングの一例を示すタイムチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る情報処理システム1の概要を示す図である。本実施形態に係る情報処理システム1は、情報処理装置11と、画像表示装置12と、操作パネル13と、マイクロフォン14と、スピーカ15と、を含んで構成されている。また、情報処理システム1は、LANやインターネット等の通信手段を介して、別の場所に設置された情報処理システム(以下、通信先システム2という)と通信接続される。なお、通信先システム2は情報処理システム1と同様の構成を備える情報処理システムであってもよいし、情報処理システム1とは異なるシステム構成であってもよい。
以下では、情報処理システム1が設置された場所を拠点A、通信先システム2が設置された場所を拠点Bと表記する。また、拠点Aで情報処理システム1を利用する利用者を利用者Ua、拠点Bで通信先システム2を利用する利用者を利用者Ubと表記する。本実施形態では、情報処理システム1と通信先システム2とが互いに通信接続されて画像及び音声情報を送受信することにより、利用者Uaと利用者Ubとの間での遠隔会議が実現される。なお、拠点A及び拠点Bのいずれにおいても複数の利用者が同時期に会議に参加することとしてもよい。
情報処理装置11は、例えばパーソナルコンピュータ等であって、図2に示すように、制御部21と、記憶部22と、通信部23と、インタフェース部24と、を含んで構成される。
制御部21は、CPU等を含んで構成され、記憶部22に格納されるプログラムに従って各種の情報処理を実行する。本実施形態において制御部21が実行する処理の具体例については、後述する。記憶部22は、RAMやROM、ハードディスク等を含んで構成され、制御部21によって実行されるプログラムや、各種のデータを保持する。また、記憶部22は、制御部21のワークメモリとしても動作する。
通信部23は、例えばLANカード等の通信インタフェースであって、LANやインターネット等の通信手段を介した情報処理装置11と他の通信機器との間のデータ送受信を中継する。本実施形態では、通信部23を介して、通信先システム2との間で画像や音声のデータが送受信される。
インタフェース部24は、制御部21と、画像表示装置12や操作パネル13、マイクロフォン14、スピーカ15と、の間の情報の授受を中継する。具体的に、インタフェース部24は、制御部21からの指示にしたがって、画像表示装置12及び操作パネル13のそれぞれに表示させる画像を表す映像信号を出力する。これにより、情報処理装置11は、画像表示装置12及び操作パネル13それぞれの表示画面に各種の画像を表示する。また、インタフェース部24は、画像表示装置12及び操作パネル13のそれぞれから入力される利用者の操作に関する情報を制御部21に対して出力する。また、インタフェース部24は、マイクロフォン14から入力される音声信号を制御部21に対して出力するとともに、制御部21の指示に従ってスピーカ15に対して音声信号を出力する。
画像表示装置12は、情報処理装置11から入力される映像信号に応じた画像を表示画面上に表示する。画像表示装置12による表示対象となるのは、例えば、プレゼンテーション用の文書を作成するアプリケーションプログラムを用いて作成された文書画像である。本実施形態においては、この画像表示装置12に表示される画像が、VNC(Virtual Network Computing)などの技術によって情報処理装置11から通信先システム2に送信され、通信先システム2内の画像表示装置にも表示される。これによって、利用者Uaと利用者Ubとは、同じ画像を閲覧しながら会議を行うことになる。なお、以下では、画像表示装置12に表示され、通信先システム2との間で共有される画像を対象画像Iという。
また、画像表示装置12は、表示画面上においてペン等が触れた位置を検知して、その位置を示す情報を情報処理装置11に対して出力する。情報処理装置11は、この位置情報に応じて、表示画面に表示中の対象画像Iを、元の文書画像にペンなどの動いた軌跡を示す付加画像を重ね合わせた画像に更新する。これによって、利用者Uaがあたかもホワイトボードにメモを書き込むように表示画面上でペンを動かす操作(以下、メモ書き操作という)を行うことで、このメモ内容が追加された対象画像Iが表示画面に表示される。なお、表示画面上におけるペン等の接触位置の検知は、表示画面に重ねて配置された感圧式センサや、光学的に物体の位置を検知する受光装置など、各種の方式で実現されてよい。
操作パネル13は、利用者Uaが情報処理装置11に対して各種の指示を入力するために用いられる操作デバイスである。本実施形態では、操作パネル13はタッチパネルであって、情報処理装置11から出力されるメニュー画面等の画像を表示画面に表示するとともに、利用者Uaが当該表示画面を指で触れることによって入力する操作指示に関する情報を、情報処理装置11に対して出力する。なお、本実施形態に係る情報処理システム1は、操作パネル13に代えて、例えばディスプレイ装置とマウス、キーボードなど、他のユーザインタフェースデバイスを備えてもよい。
マイクロフォン14は、周辺の音声を集音して、その音声信号を情報処理装置11に対して出力する。このマイクロフォン14によって、利用者Uaの発する声が集音される。具体的に、本実施形態では、遠隔会議中、対象画像Iが画像表示装置12に表示された状態において、利用者Uaがこの対象画像Iに関して発言を行う。マイクロフォン14はこの利用者Uaの声を集音して得られる音声情報を情報処理装置11に対して出力する。以下では、この対象画像Iに関連して利用者によって入力される音声情報を、関連音声情報Sという。すなわち、本実施形態において、このマイクロフォン14は、利用者Uaによる関連音声情報Sの入力を受け付ける入力受付手段として機能する。関連音声情報Sは、情報処理装置11によって通信先システム2に送信され、拠点Bにおいて利用者Uaの発言として通信先システム2に備えられたスピーカから出力される。
スピーカ15は、情報処理装置11から出力される音声信号に従って音声を再生する。本実施形態においては、拠点Bにおいて利用者Ubによって発せられた声が、通信先システム2内のマイクロフォンによって集音され、通信先システム2から情報処理装置11に送信される。スピーカ15は、この利用者Ubの音声を再生する。
以下、本実施形態に係る情報処理装置11が実現する機能について、説明する。情報処理装置11は、機能的に、図3に示すように、会議制御部31と、所要時間取得部32と、時期案内部33と、を含んで構成される。これらの機能は、情報処理装置11の制御部21が記憶部22に格納されるプログラムを実行することにより、実現される。このプログラムは、インターネット等の通信手段を介して提供されてもよいし、光ディスク等の各種のコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体に格納されて提供されてもよい。
会議制御部31は、利用者Uaの操作パネル13に対する操作入力に従って、拠点Aと拠点Bとの間の遠隔会議を実現する制御を行う。ここでは会議制御部31は、利用者Uaの指示に応じて、拠点Bとの間で通信接続を確立することとする。そして、利用者Uaからの指示に応じて画像表示装置12に対象画像Iを表示したり、画像表示装置12に対する利用者Uaのメモ書き操作に応じて対象画像Iを更新したりする。さらに会議制御部31は、この対象画像Iや関連音声情報Sを通信先システム2に対して送信するとともに、通信先システム2から送信される音声情報を受信してスピーカ15に対して出力する。
本実施形態において、会議制御部31は、対象画像Iと関連音声情報Sとを、互いに独立に通信先システム2に対して送信する。具体的に、例えば会議制御部31は、対象画像Iと関連音声情報Sとを、互いに異なる通信プロトコルに従って非同期に送信する。また、対象画像I及び関連音声情報Sのそれぞれを、互いに独立した通信網を介して送信することとしてもよい。このように対象画像Iと関連音声情報Sとが互いに独立に送信されるために、両者は互いに異なる所要時間で通信先システム2に到達する。特に拠点Aと拠点Bとが離れた位置にあり、その間の通信に時間がかかる場合、画像と音声それぞれの送信に要する所要時間にずれが生じる可能性は高くなる。このため、たとえ対象画像Iと関連音声情報Sとが同時期に情報処理システム1から送出されたとしても、両者が同時期に通信先システム2に到達するとは限らないことになる。一般に画像データは情報量が多く、その送信に時間がかかるので、同時期に対象画像Iと関連音声情報Sが情報処理システム1から送出された場合、関連音声情報Sの方が対象画像Iよりも先に通信先システム2に到達すると想定される。
所要時間取得部32は、会議制御部31が通信先システム2への対象画像Iの送信を開始してから、当該対象画像Iが通信先システム2に到達して表示され、利用者Ubによって閲覧可能になるまでの所要時間(以下、第1所要時間T1という)の情報を取得する。また、会議制御部31が通信先システム2への関連音声情報Sの送信を開始してから、当該関連音声情報Sが通信先システム2に到達してスピーカから出力され始めるまでの所要時間(以下、第2所要時間T2という)の情報を取得する。
ここで、所要時間取得部32が第1所要時間T1及び第2所要時間T2のそれぞれを取得する方法の具体例について、説明する。例えば所要時間取得部32は、予め記憶部22に記憶されているテーブルを参照し、当該テーブルに格納された情報を用いて、第1所要時間T1及び第2所要時間T2を取得する。このテーブルは、図4に例示するように、通信先の拠点及びデータ種別の組み合わせごとに、単位量あたりのデータの送信にかかる所要時間の情報を格納している。このテーブルに格納される情報は、事前に、遠隔会議が行われる各通信先システムとの間で実際に一定量のデータの送受信を行い、その際にかかった通信速度を測定することによって算出されてよい。所要時間取得部32は、この単位データ量あたりの所要時間に、実際に送信する対象画像I及び関連音声情報Sのデータ量を乗じることによって、第1所要時間T1及び第2所要時間T2のそれぞれを取得する。なお、このテーブルは、記憶部22に格納されるのではなく、各拠点同士の通信所要時間に関する情報として、サーバコンピュータ等に保存されることとしてもよい。この場合、所要時間取得部32は、自分自身(ここでは拠点A)と通信先(ここでは拠点B)とを特定する情報とともに当該サーバコンピュータ等に問い合わせを行うことで、テーブルに格納された情報を取得し、第1所要時間T1及び第2所要時間T2を算出する。
あるいは、所要時間取得部32は、このようなテーブルに予め格納された情報を用いるのではなく、会議開始時に実際にデータの送受信を行って通信速度を計測することによって、各種別のデータの送信に必要な所要時間を算出してもよい。また、所要時間がデータ量に依存しない場合には、テーブルに格納された固定値をそのまま第1所要時間T1や第2所要時間T2として用いてもよい。例えば音声などのストリーム形式で順次送信される情報の場合、送信すべきデータ量よりも通信遅延が所要時間に影響を与えるので、通信遅延時間を予め測定しておき、第2所要時間T2として用いることとしてもよい。
時期案内部33は、所要時間取得部32が取得した第1所要時間T1及び第2所要時間T2に応じて決まる時期(以下、案内時期tgという)を、利用者Uaに案内する。具体的に、時期案内部33は、予め定められた方法で決定される基準時期trから、第1所要時間T1及び第2所要時間T2に応じて決まる時間だけ経過した時期を案内時期tgとし、当該案内時期tgの到来を利用者Uaに案内するための時期案内情報を出力する。
ここで基準時期trは、会議制御部31が対象画像Iの送信を開始する時期に対応する時期である。例えば時期案内部33は、利用者Uaの操作に応じて対象画像Iの表示が更新される時点を、この基準時期trとして決定する。具体的に、例えば対象画像Iがプレゼンテーション用の文書画像である場合、基準時期trは、この文書画像が利用者Uaの指示によって新たな画像に切り替えられたタイミングであってもよい。また、このような文書画像が通信手段を介して他のサーバコンピュータなどから情報処理装置11にダウンロードされて画像表示装置12に表示される場合、ダウンロードが完了したタイミングを基準時期trとしてもよい。
さらに、画像表示装置12に表示中の対象画像Iに対して利用者Uaがメモ書き操作を行う場合、この操作が完了したと判断されるタイミングを、基準時期trとしてもよい。具体的に、例えば時期案内部33は、画像表示装置12に対してメモ書き操作が行われて、ペンが表示画面から離れたタイミングを基準時期trとしてもよい。あるいは、メモ書き操作が行われた後、予め定められた期間にわたってペンの接触が検知されない場合に、最後にメモ書き操作があったタイミングを基準時期trとして決定してもよい。また、ペンを置く専用のトレイが画像表示装置12に付属しており、さらにこのトレイにペンが置かれた状態を検知するセンサが設けられている場合、メモ書き操作が行われた後、ペンがトレイに置かれたことを検知した場合に、メモ書き操作が終わったと判断して、そのタイミングを基準時期trとしてもよい。
本実施形態において、案内時期tgは、対象画像Iの通信先システム2への到達を利用者Uaに通知すべき時期に対応している。ただし、この案内時期tgは、実際に対象画像Iが通信先システム2に到達すると想定される時期ではなく、それよりも第2所要時間T2に対応する時間だけ早い時間になっている。具体例として、案内時期tgは、
tg=tr+(T1−T2) ・・・(1)
という計算式によって算出される。あるいは、案内時期tgは、この計算式(1)によって算出される値に予め定められた補正値を加算したり減算したりして算出されることとしてもよい。
上記計算式(1)によって案内時期tgが決定される場合における、遠隔会議中の情報処理システム1と通信先システム2との間のデータ送受信のタイミングの一例について、図5(a)及び図5(b)のタイムチャートを用いて説明する。図5(a)は、比較のために時期案内情報の出力を行わない従来の情報処理システムの通信タイミングの例を示しており、図5(b)が、本実施形態に係る情報処理システム1における通信タイミングの例を示している。また、いずれの図においても、上段が対象画像Iの送信タイミングを、下段が音声情報の送受信タイミングを、それぞれ示している。さらに、どちらの場合にも、基準時期tr=0において対象画像Iが画像表示装置12の表示画面に表示されるとともに、通信先システム2への対象画像Iの送信が開始されることとしている。
図5(a)の例では、利用者Uaは対象画像Iの通信先システム2への到達タイミングが分からないため、対象画像Iが拠点A側で画像表示装置12に表示されると、例えば「画像が表示されましたか?」といった発言をする。この発言の音声情報(関連音声情報S1とする)は、第2所要時間T2だけかかって通信先システム2に送信される。一方、対象画像Iは第2所要時間T2より長い第1所要時間T1だけかかって通信先システム2に送信されるので、関連音声情報S1が通信先システム2に到達した時点では、まだ対象画像Iは未到達である。そのため、通信先システム2の利用者Ubは、関連音声情報S1によって再生される利用者Uaの発言に対して、例えば「まだです。」などの応答を発言する(この発言の音声情報を、関連音声情報S2とする)。その後、第1所要時間T1が経過して通信先システム2において対象画像Iが表示されると、利用者Ubは、「表示されました。」などの応答を発言する。この発言の音声情報(関連音声情報S3とする)も、第2所要時間T2だけかかって情報処理システム1に到達し、スピーカ15から再生される。この時点で利用者Uaは、対象画像Iが通信先システム2で表示されたことを確認したので、表示された画像を説明する発言を開始する。そのため、この発言の音声情報(関連音声情報S4とする)は、基準時期trから時間(T1+T2)経過した時点で情報処理システム1から送信され、(T1+2・T2)以上の時間が経過した時点に通信先システム2に到達することになる。
これに対して、図5(b)の例では、基準時期tr=0において対象画像Iの送信が開始された後、時期案内部33は、案内時期tgが到来した時点で時期案内情報を出力する。この時点では実際にはまだ対象画像Iは通信先システム2に到達していないが、利用者Uaは、時期案内情報によって対象画像Iが通信先システム2に到達したと認識し、表示された画像を説明する発言を開始する。この発言の音声情報(関連音声情報S5とする)は、第2所要時間T2だけかかって通信先システム2に到達するので、その到達時期は(tg+T2)になる。計算式(1)より、この時期は対象画像Iが通信先システム2に到達するタイミングである(tr+T1)に一致する。すなわち、時期案内部33が本来の対象画像Iの到達タイミングである(tr+T1)より第2所要時間T2に応じた時間だけ早い時期を利用者Uaに案内することによって、これに応じて利用者Uaによって入力された関連音声情報S5が、対象画像Iの通信先システム2への到達時期に対応する時期に、通信先システム2に到達する。このタイミングは、図5(a)の例における関連音声情報S4の到達時期と比較すると、第2所要時間T2の2倍(すなわち、音声情報の1往復)分だけ早くなっている。
ここで、時期案内部33が出力する時期案内情報の具体例について、説明する。例えば時期案内部33は、案内時期tgが到来したタイミングで、時期案内情報として、利用者Uaに対するメッセージ(例えば「遠隔表示完了」などの文字列)を、画像表示装置12や操作パネル13の表示画面に表示する。あるいは、予め定められた標識画像を画像表示装置12などに表示することとしてもよい。また、時期案内部33は、スピーカ15から予め定められた音声信号を時期案内情報として出力することによって、案内時期tgの到来を利用者Uaに案内してもよい。
さらに時期案内部33は、案内時期tgを利用者Uaに案内するだけでなく、この案内時期tgを決定する基準となった基準時期trについても、利用者Uaに案内することとしてもよい。この場合、時期案内部33は、基準時期trの到来を示す時期案内情報を出力するとともに、案内時期tgの到来に応じて当該時期案内情報を変化させることによって、案内時期tgの到来を利用者Uaに案内する。具体例として、時期案内部33は、基準時期trにおいて、予め定められた標識画像Mを画像表示装置12の表示画面に表示する。そして、基準時期trから時間(T1−T2)が経過し、当該基準時期trに対応する案内時期tgが到来すると、この標識画像Mの表示を変化させることによって、案内時期tgの到来を利用者Uaに知らせる。具体的には、例えば時期案内部33は、案内時期tgが到来すると、それまで表示されていた標識画像Mを消去してもよいし、これとは別の標識画像M2を表示してもよい。あるいはそれまで点滅させていた標識画像Mを点灯させるなど、その表示態様を変化させてもよい。このような制御によれば、例えば利用者Uaが、画像表示装置12に対してメモ書き操作を終えた後、このメモ書き操作の完了時(基準時期tr)に対応する案内時期tgの到来を案内されたタイミングで、自分が書き込んだメモ内容に関する発言(すなわち、関連音声情報Sの入力)を行うことにより、拠点Bにおいて、メモ書き操作の内容を反映した対象画像Iが表示されるタイミングに合わせて、関連音声情報Sの再生が行われることになる。
なお、時期案内部33が出力する時期案内情報は、対象画像Iそのものに応じて生成される情報であってもよい。例えば対象画像Iが時間の経過とともに随時更新されていく場合、時期案内部33は、時期案内情報として、(T1−T2)に相当する期間だけ以前に通信先システム2に対して送信を開始した対象画像Iの縮小画像を、画像表示装置12の一部表示領域などに表示する。すなわち、時期案内部33は、あるタイミングで表示されていた対象画像Iに応じた画像を、(T1−T2)に相当する期間だけ遅延して利用者Uaに提示する処理を、対象画像Iを更新して通信先システム2に送信するごとに繰り返すこととする。これにより、この縮小画像が表示されたタイミングで利用者Uaが当該縮小画像の内容に関する発言をすることで、当該発言の音声情報が、当該縮小画像に対応する対象画像Iの表示に合わせたタイミングで通知先システム2に到達することになる。
なお、以上の説明においては、対象画像Iと関連音声情報Sとは、いずれも情報処理装置11によって通信先システム2に送信されることとしている。しかしながら、本発明の実施の形態は、そのようなものに限られない。例えば情報処理システム1は、電話機等の音声入力手段を備え、利用者Uaの発言の音声情報は、この音声入力手段に対して入力され、公衆回線網など、対象画像Iを送信する通信手段とは別個の通信手段によって送信されることとしてもよい。
また、以上の説明においては、利用者Uaは、案内時期tgの到来を案内されると、画像に関連する発言を行うことで、音声情報として画像に関連する関連情報を入力することとしている。しかしながら、関連情報は音声情報に限られるものではない。例えば情報処理システム1はキーボード等の操作デバイスを備え、利用者Uaは、案内時期tgの到来に合わせて、チャットメッセージ等の文字列を対象画像Iに関連する関連情報として当該操作デバイスに入力することとしてもよい。
1 情報処理システム、2 通信先システム、11 情報処理装置、12 画像表示装置、13 操作パネル、14 マイクロフォン、15 スピーカ、21 制御部、22 記憶部、23 通信部、24 インタフェース部、31 会議制御部、32 所要時間取得部、33 時期案内部。

Claims (7)

  1. 第1の表示装置に表示されるとともに通信先に対して送信され、前記通信先において第2の表示装置に表示される対象画像について当該対象画像が前記第1の表示装置に表示される時期に応じて決定される基準時期から、前記通信先において前記対象画像が前記第2の表示装置に表示されるまでの第1の所要時間を取得する第1所要時間取得手段と、
    前記対象画像が前記第1の表示装置に表示された状態において前記第1の表示装置を利用する利用者によって前記対象画像に関連して入力され、前記対象画像とは独立に前記通信先に対して送信され、前記通信先において再生される前記対象画像に関する発言の音声情報が前記利用者によって入力されてから前記通信先において再生されるまでの、第2の所要時間を取得する第2所要時間取得手段と、
    前記基準時期より、前記第1の所要時間から前記第2の所要時間を減じた時間だけ経過した時期に応じて決まる案内時期の到来を、前記利用者に案内する時期案内手段と、
    を含むことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記時期案内手段は、前記利用者が前記第1の表示装置に表示中の前記対象画像に対して書き込み操作を行う場合に前記書き込み操作が完了したと判断される時点を前記基準時期として決定する、
    ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記時期案内手段は、前記利用者の操作に応じて前記第1の表示装置に表示中の画像が新たな画像に切り替えられた時点を、前記基準時期として決定する
    ことを特徴とする請求項記載の情報処理装置。
  4. 前記時期案内手段は、前記基準時期を前記利用者に案内する情報を出力するとともに、当該情報を前記案内時期の到来に応じて変化させることにより、当該案内時期の到来を前記利用者に案内する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載の情報処理装置。
  5. 前記時期案内手段は、前記対象画像に応じて生成される情報を出力することにより、前記案内時期の到来を前記利用者に案内する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載の情報処理装置。
  6. 通信先に対して送信される対象画像を第1の表示装置に表示する画像表示手段と、
    前記対象画像が前記第1の表示装置に表示された状態において前記第1の表示装置を利用する利用者によって入力される、前記対象画像に関する発言の音声情報の入力を受け付ける入力受付手段と、
    前記対象画像及び前記音声情報をそれぞれ独立に前記通信先に対して送信する送信手段と、
    前記対象画像が前記第1の表示装置に表示される時期に応じて決定される基準時期から、前記通信先において前記対象画像が前記第2の表示装置に表示されるまでの第1の所要時間を取得する第1所要時間取得手段と、
    前記音声情報前記利用者によって入力されてから前記通信先において再生されるまでの第2の所要時間を取得する第2所要時間取得手段と、
    前記基準時期より、前記第1の所要時間から前記第2の所要時間を減じた時間だけ経過した時期に応じて決まる案内時期の到来を、前記利用者に案内する時期案内手段と、
    を含むことを特徴とする情報処理システム。
  7. 第1の表示装置に表示されるとともに通信先に対して送信され、前記通信先において第2の表示装置に表示される対象画像について
    当該対象画像が前記第1の表示装置に表示される時期に応じて決定される基準時期から、前記通信先において前記対象画像が前記第2の表示装置に表示されるまでの第1の所要時間を取得する第1所要時間取得手段、
    前記対象画像が前記第1の表示装置に表示された状態において前記第1の表示装置を利用する利用者によって前記対象画像に関連して入力され、前記対象画像とは独立に前記通信先に対して送信され、前記通信先において再生される前記対象画像に関する発言の音声情報が前記利用者によって入力されてから前記通信先において再生されるまでの第2の所要時間を取得する第2所要時間取得手段、及び
    前記基準時期より、前記第1の所要時間から前記第2の所要時間を減じた時間だけ経過した時期に応じて決まる案内時期の到来を、前記利用者に案内する時期案内手段、
    としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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