JP2016009230A - 電圧レギュレータ - Google Patents

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Abstract

【課題】回路安定化のための位相補償を複雑化することなく高いリップル除去比を確保可能とする。【解決手段】電流減算回路103は、バイアス回路104から供給されるバイアス電流と電圧制御電流源102の出力電流の差分に応じた電流を出力可能に構成される一方、トランジスタ駆動回路105は、電流減算回路103の出力電流を出力トランジスタ1の制御電圧に変換して出力トランジスタ1を動作制御するよう構成されており、それによって、入力リップル除去比の向上と共に、一定の出力電圧を得ることができるものとなっている。【選択図】図1

Description

本発明は、出力電圧を一定にする電圧レギュレータに係り、特に、動作特性の向上等を図ったものに関する。
この種の回路としては、例えば、低飽和出力のリニアレギュレータ回路等が種々提案されている(例えば、特許文献1等参照)。
図9には、特許文献1に開示されているリニアレギュレータ回路が示されており、以下、同図を参照しつつ、この従来回路について説明する。
このリニアレギュレータ回路は、誤差増幅器11A、とバッファ回路12Aと、出力トランジスタTr1とを主たる構成要素として構成されたものとなっている。
すなわち、リニアレギュレータ回路は、出力トランジスタTr1のドレインとグランドとの間に直列接続された抵抗器R1a,R2aの相互の接続点に得られる出力電圧Voに対応したフィードバック電圧と基準電圧e1とを比較する誤差増幅器11Aの出力信号が、バッファ回路12Aを介して出力トランジスタTr1のゲートに印加され、出力トランジスタTr1が出力電圧Voに応じて動作制御されるよう構成されたものとなっている。
かかる従来回路においては、出力電圧Voが低下して、フィードバック電圧が低下すると、誤差増幅器11Aの動作により出力トランジスタTr1のゲート電圧が低下して、出力トランジスタTr1のオン抵抗が減少し、出力電圧Voが引き上げられる。
また、出力電圧Voが上昇すると、誤差増幅器11Aの動作により、出力トランジスタTr1のゲート電圧が上昇して、出力トランジスタTr1のオン抵抗が増大し、出力電圧Voが引き下げられる。
基準電圧e1は、出力トランジスタTr1がオン抵抗の小さい領域で動作するよう設定されるものとなっている。
また、出力端子Toとグランドとの間に設けられている容量C1は、出力端子Toに接続される負荷による出力電圧Voの変動を抑圧するよう作用するものとなっている。
このように従来回路においては、出力電圧Voの変動が誤差増幅器11A及び容量C1により抑圧され、入力電圧Viからの電圧降下の小さな出力電圧Voが出力されるという動作特性を有する。
さらに、出力電圧Voの低周波数の変動は、誤差増幅器11Aの変動により抑圧され、高周波数の変動は容量C1により抑制されるものとなっている。
図10には、特許文献1に開示された、上述の誤差増幅器11A及びバッファ回路12Aの具体的な回路構成例が示されており、以下、同図について説明する。
基準電圧e1と抵抗器R1a,R2aの相互の接続点に得られるフィードバック電圧は、差動増幅回路を構成する入力トランジスタTr2,Tr3に入力される。
そして、トランジスタTr2のドレイン電流に基づいてトランジスタTr4,Tr5がカレントミラー動作をなすと共に、トランジスタTr5のドレイン電流に基づいてトランジスタTr6,Tr7がカレントミラー動作をなすようになっている。
また、トランジスタTr3のドレイン電流に基づいてトランジスタTr8,Tr9がカレントミラー動作をなすようになっている。
そして、トランジスタTr7,Tr9のドレインがバッファ回路12AのトランジスタTr10のゲートに接続されている。
トランジスタTr10には、PチャンネルMOSトランジスタが用いられており、そのソースには定電流I3aが供給され、ドレインはグランドに接続されている。
そして、トランジスタTr10のソースが出力トランジスタTr1のゲートに接続されている。
また、出力端子ToとトランジスタTr4,Tr5のゲートとの間には、容量C4aが接続されており、出力電圧Voの高周波の変動に対する誤差増幅器11Aの応答性が向上されるようになっている。
しかして、上述の従来回路においては、誤差増幅器11Aの出力端子と入力電圧Viが供給されるノードとの間に直列接続された容量C3a及び抵抗器R3aにより、入力電圧Viの変動の高周波成分を、誤差増幅器11Aとバッファ回路12Aで構成されるフィードバックループに加えることで、入力電圧Viの変動に対する出力電圧Voの変動の比、すなわち、入力リップル除去比が高められるものとなっている。
特開2007−249712号公報(第4−8頁、図1−図6)
しかしながら、図10に示された回路における容量C4aにより、リニアレギュレータ回路の動作を安定化させるため、上述のフィードバックループの位相補償を行っているが、先の容量C3a及び抵抗器R3aがフィードバックループに入るため、新たなポール周波数とゼロ周波数が発生し、容量C4aと容量C3aと抵抗器R3aの組み合わせで位相補償を行わなくてはならず、位相補償が複雑化してしまうという問題がある。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、回路安定化のための位相補償を複雑化することなく高いリップル除去比を確保可能な電圧レギュレータを提供するものである。
上記本発明の目的を達成するため、本発明に係る電圧レギュレータは、
外部からの電圧が印加される入力ノードと、安定化された電圧が出力される出力ノードとの間に、入出力電位差の最小値が最小飽和電圧となるメイントランジスタが設けられると共に、前記入力ノードに印加される入力電圧に応じたバイアス電流を出力するバイアス回路と、出力電圧の変動を検出する電圧検出回路が設けられ、前記電圧検出回路の出力段は、前記電圧検出回路の出力に応じて定電流を発生する電圧制御電流源に接続され、前記電圧制御電流源の出力段は、電流減算回路の入力段に接続され、前記電流減算回路の出力段は、前記メイントランジスタの動作を制御するトランジスタ駆動回路に接続され、
前記電流減算回路は、前記バイアス回路から供給される前記バイアス電流と前記電圧制御電流源の出力電流の差分に応じた電流を出力可能に構成され、
前記トランジスタ駆動回路は、前記電流減算回路の出力電流を前記メイントランジスタの制御電圧に変換して前記メイントランジスタの動作を制御するよう構成され、前記トランジスタ駆動回路による前記メイントランジスタの動作制御により一定の出力電圧を出力可能としてなるものである。
本発明によれば、出力電圧を安定化させるフィードバック回路に相当する電圧検出回路や電流減算回路において、電圧検出回路を出力ノードに接続する一方、電流減算回路のバイアス電流を、入力段に接続された定電流源から供給されるようにすることで、入力電圧の変動を受けにくく、そのため、入力リップル除去比が従来に比してより向上される。
また、フィードバック回路において、出力電圧の変動を電流変化の信号に変換し、その電流変化の信号をトランジスタ駆動回路において電圧信号に変換しているので、電圧検出回路からトランジスタ駆動回路へ至る経路において発生するポール周波数を高くすることができ、それ故、位相補償の複雑化を回避することができる。
また、バイアス回路がスタータの機能を果たすため、回路の確実な起動が可能となる。
さらに、電流減算回路にカレントミラー回路を用いることにより、回路に発生するポール周波数を高くすることができ、また、カレントミラー回路の構成によってフィードバックループの利得調整が可能となる。
またさらに、トランジスタ駆動回路を、抵抗成分を有する電流・電圧変換回路を用いた構成とすることにより、出力トランジスタの制御電圧を入力電圧の変動に関わらず一定に保持することができるので、入力電圧変動に対して一定の負荷電流を供給することができ、出力電圧の変動を抑圧して入力リップル除去比を高くすることが可能となる。
また、電圧検出回路において、差動増幅器を用い、その入力端子の一方に基準電圧を、他方に出力電圧に対応した電圧を、それぞれ印加する構成とすることで、基準電圧と差動増幅器とで出力電圧の検出を行うことから出力電圧の精度を確保することが可能となる。
さらに、電圧検出回路及び電圧制御電流源に、バンドギャップ回路を適用することで、先に述べたように出力電圧の変動を抑圧して高い入力リップル除去比を得ることができるという基本的な効果に加えて、温度変動に殆ど依存することがない安定した出力電圧を得ることができる電圧レギュレータを提供することが可能となる。
本発明の実施の形態の電圧レギュレータの基本回路構成例を示す回路図である。 図1に示された基本回路構成例の第1の具体回路構成例を示す回路図である。 図1に示された基本回路構成例の第2の具体回路構成例を示す回路図である。 図1に示された基本回路構成例の第3の具体回路構成例を示す回路図である。 第2及び第3の具体回路構成例における誤差増幅器及び電圧制御電流源の具体回路構成例を示す回路図である。 図1に示された基本回路構成例の第4の具体回路構成例を示す回路図である。 図1に示された基本回路構成例の第5の具体回路構成例を示す回路図である。 図1に示された基本回路構成例の第6の具体回路構成例を示す回路図である。 従来回路の基本回路構成例を示す構成図である。 図9に示された従来回路の具体的回路構成例を示す回路図である。
以下、本発明の実施の形態について、図1乃至図8を参照しつつ説明する。
なお、以下に説明する部材、配置等は本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
最初に、本発明の実施例における電圧レギュレータの基本回路構成例について、図1を参照しつつ説明する。
本発明の実施の形態における電圧レギュレータは、電圧検出回路101と、電圧制御電流源102と、電流減算回路103と、バイアス回路104と、トランジスタ駆動回路105と、出力トランジスタ(図1においては「Mp1」と表記)1とを主たる構成要素として構成されたものとなっている。
電圧検出回路101は、出力ノードとしての出力端子46における出力電圧VOUTの基準電圧に対する変動を検出し、その検出結果に応じた電圧を電圧制御電流源102へ出力するようになっているものである。
電圧制御電流源102は、電圧検出回路101の出力電圧に応じた電流を出力するよう構成されてなるもので、その出力段は電流減算回路103の入力段に接続されたものとなっている(詳細は後述)。
電流減算回路103は、バイアス回路104から供給される電流と電圧制御電流源102の出力電流との減算結果に比例した電流をトランジスタ駆動回路105へ供給するよう構成されてなるものである。
バイアス回路104は、入力電圧VINが印加される入力ノードとしての入力端子45と電流減算回路103との間に接続されて、後述するように所定のバイアス電流を電流減算回路103へ供給するよう構成されたものである。
トランジスタ駆動回路105は、上述したように電流減算回路103から供給された電流を電圧に変換して、メイントランジスタとしての出力トランジスタ1のゲートへ印加するよう構成されてなるものである。
本発明の実施の形態において、出力トランジスタ1には、P型MOSトランジスタが用いられており、そのソースには、入力端子45を介して入力電圧VINが印加されるようになっている一方、ドレインとグランドとの間には、出力コンデンサ(図1においては「COUT」と表記)41が直列接続されて設けられている。
次に、かかる構成における基本的動作について説明する。
入力電圧VINが印加されると、バイアス回路104からバイアス電流Ibias1が電流減算回路103へ供給開始される。このとき、出力電圧VOUTの電圧上昇が生じておらず、電圧制御電流源102には電流は流れていないとする。
電流減算回路103からバイアス電流Ibias1に比例した電流Ibias2が出力されてトランジスタ駆動回路105へ入力されて、出力トランジスタ1のゲートには、電流Ibias2に応じた電圧が印加される。
ゲート電圧の印加により、出力トランジスタ1が導通して出力電圧VOUTが上昇する。そして、入力電圧VINをさらに上昇させてゆき、それによって出力電圧VOUTが電圧検出回路101の基準電圧より高くなると、電圧検出回路101からは所定の電圧が出力され、それに応じて、電圧制御電流源102から電流IFBが出力されることとなる。
電圧制御電流源102にフィードバック電流IFBが流れると、電流減算回路103の出力電流は、下記する式1で表されるように、起動時の出力電流Ibias2より少なくなる。
Ibias2=A2×(Ibias1−IFB)・・・式1
ここで、A2は、電流減算回路103の電流増幅率であり、Ibias1は、バイアス回路104から供給されるバイアス電流である。
この式1で表されるバイアス電流Ibias2により、トランジスタ駆動回路105は、出力トランジスタ1のゲート・ソース間電圧を低下させて出力トランジスタ1を飽和領域で動作せしめる電圧を、出力トランジスタ1へ出力することとなり、そのため、出力トランジスタ1に流れる電流は、一定電流に制限されることとなる。
かかる出力トランジスタ1の動作により、出力電圧VOUTは、電圧検出回路101において設定されている電圧で安定することとなる。
なお、出力トランジスタ1は、入力端子45と出力端子46の間の電位差(入出力電位差)の最小値が、最小飽和電圧となるものを用いると好適である。
出力端子46に流れる電流により、出力電圧VOUTが、ΔVOUT変動した際の制御動作は、まず、電圧検出回路101により変動電圧ΔVOUTが検出されて、A1倍増幅されて電圧制御電流源102へ出力される。
この場合の電圧検出回路101の出力電圧V1は、下記する式2により表される。
V1=A1×ΔVOUT・・・式2
そして、電圧制御電流源102のコンダクタンスをG1とすると、フィードバック電流IFBの変化分ΔIFBは、下記する式3で表される。
ΔIFB=G1×V1=G1×A1×ΔVOUT・・・式3
また、電流減算回路103の出力のバイアス電流Ibias2の変化分ΔIbias2は、式1に基づいて、下記する式4により表される。
ΔIbias2=A2×(−ΔIFB)=−G1×A1×A2×ΔVOUT・・・式4
トランジスタ駆動回路105のコンダクタンスをG2とすると、電流ΔIbias2が流れることによってトランジスタ駆動回路105から出力される電圧ΔVGは、下記する式5で表される。
ΔVG=ΔIbias2/G2=−(G1/G2)×A1×A2×ΔVOUT・・・式5
そして、出力トランジスタ1のコンダクタンスをgm1とすると、出力トランジスタ1のドレイン電流の変化分、すなわち、出力電流の変化分ΔIOUTは、下記する式6により表される。
ΔIOUT=gm1×ΔVG=−gm1×(G1/G2)×A1×A2×ΔVOUT・・・式6
したがって、この式6は、出力電圧VOUTがΔVOUT変化した際の出力トランジスタ1から出力される出力電流の変化分を表すものである。
一般的に、出力端子46に負荷RL(図示せず)が接続されると、出力電圧VOUTと出力電流IOUTの関係は、下記する式7で表されるものとなる。
VOUT=IOUT×RL・・・式7
ここで、RLは負荷の抵抗値である。
負荷RLが小さくなった際に、出力電圧VOUTを一定にしようとすると、式7から出力電流IOUTを増やす必要があることが解る。負荷RLが小さくなった瞬間においては、負荷RLが小さくなる直前の出力電流IOUTが流れ続けているので、出力電圧VOUTがΔVOUT低下することとなる。つまり、ΔVOUTが負となって、電圧検出回路101からのフィードバックにより、出力トランジスタ1の出力電流IOUTが制御されて、式6に示されたようにΔIOUTの電流が増える。
一方、負荷RLが大きくなった場合には、出力電圧VOUTを一定にしようとすると、出力電流は減らす必要がある。負荷RLが大きくなった瞬間においては、出力電圧VOUTは高くなる。つまり、ΔVOUTが正となるので、電圧検出回路101からのフィードバックにより、出力トランジスタ1の出力電流IOUTは、式6に示されたΔIOUTの電流減少となる。
このようにして、本発明の実施の形態における電圧レギュレータは一定電圧を出力する動作を実現するものとなっている。
次に、図1に示された基本回路構成例をより具体化した第1の具体回路構成例について図2を参照しつつ説明する。
なお、図1に示された構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略し、以下、異なる点を中心に説明することとする。
この第1の具体回路構成例は、特に、電流減算回路103と、トランジスタ駆動回路105の具体回路例を示したものである。
電流減算回路103は、減算用第1及び第2のMOSトランジスタ(図2においては、それぞれ「Mn1」、「Mn2」と表記)2,3によるカレントミラー回路で構成されたものとなっている。
減算用第1及び第2のMOSトランジスタ2,3には、N型MOSトランジスタが用いられており、各々のゲートは、相互に接続されると共に、第1のMOSトランジスタ2のドレインと接続されたものとなっている。
また、減算用第1及び第2のMOSトランジスタ2,3の各々のソースは、共にグランドに接続される一方、減算用第1のMOSトランジスタ2のドレインは、電圧制御電流源102の出力段及びバイアス回路104の出力段に接続されたものとなっている。また、減算用第2のMOSトランジスタ3のドレインは、トランジスタ駆動回路105を構成する第1の抵抗器(図2においては「R1」と表記)31の一端に接続されると共に、出力トランジスタ1のゲートに接続されている。
トランジスタ駆動回路105は、第1の抵抗器31を用いてなり、その一端は出力トランジスタ1のソースと共に、入力端子45に接続される一方、他端は先に述べたように電圧制御電流源102の減算用第2のMOSトランジスタ3のドレインと共に出力トランジスタ1のゲートに接続されたものとなっている。
次に、かかる構成における動作等について説明する。
まず、減算用第1のMOSトランジスタ2のチャンネル長をL1、チャンネル幅をW1とし、また、減算用第2のMOSトランジスタ3のチャンネル長をL2、チャンネル幅をW2とし、減算用第1のMOSトランジスタ2のアスペクト比(W1/L1)に対する減算用第2のMOSトランジスタ3のアスペクト比(W2/L2)の比率を表すサイズ比をmとすると、mは、下記する式8で表される。
m=(W2/L2)/(W1/L1)・・・式8
減算用第1のMOSトランジスタ2におけるカレントミラー回路の入力電流は、(Ibias2−IFB)となるので、減算用第1及び第2のMOSトランジスタ2,3によるカレントミラー回路の出力電流Ibias2は、下記する式9で表される。
Ibias2=m×(Ibias1−IFB)・・・式9
このバイアス電流Ibias2は、トランジスタ駆動回路105の第1の抵抗器31に流れることでゲート電圧に変換され、出力トランジスタ1のゲートへ印加されることで、出力トランジスタ1の動作が制御されるようになっている。
なお、図2に示された減算用第1及び第2のMOSトランジスタ2,3により構成されたカレントミラー回路は、基本的な構成例であるが、この構成に限定される必要はなく、例えば、カスコード型などの他の構成のカレントミラー回路を適用しても良い。カスコード型などの出力抵抗が大きいカレントミラー回路を適用した場合には、ロードレギュレーション特性の向上が可能となる。
また、基本的な回路動作は、図1に示された回路構成例について説明した動作と同様であるので、ここでの再度の詳細な説明は省略することとする。
次に、図1に示された基本回路構成例をより具体化した第2の具体回路構成例について図3を参照しつつ説明する。
なお、図1、図2に示された構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略し、以下、異なる点を中心に説明することとする。
この第2の具体回路構成例は、特に、電圧検出回路101の具体回路例を示したものである。
すなわち、電圧検出回路101は、差動増幅器(図3においては「AMP」と表記)20を用いて構成されたものとなっている。
差動増幅器20は、非反転入力端子が出力端子46に接続される一方、反転端子には、基準電圧Vref1が印加されるようになっている。そして、差動増幅器20の出力端子は、電圧制御電流源102の入力段に接続されたものとなっている。
なお、この第2の具体回路構成例においては、位相補償のためのコンデンサ(図3においては「Cc」と表記)42が出力トランジスタ1のゲートと出力端子46との間に直列接続されて設けられている。かかるコンデンサ42は、差動増幅器20を用いると、フィードバックループの利得が大きくなり、出力電圧VOUTが安定しなくなる可能性があるため、位相補償を行い回路動作の安定性を確保するためのものである。
次に、かかる構成における動作について説明する。
差動増幅器20の入力において、出力電圧VOUTの変動分ΔVOUTが検出されるが、かかる変動分ΔVOUTは、下記する式10で表される。
ΔVOUT=VOUT−Vref1・・・式10
差動増幅器20の増幅率は、先に述べたようにA1であるので、式10は、下記する式11のように表すことができる。
A1×ΔVOUT=A1×(VOUT−Vref1)・・・式11
すなわち、この第2の具体回路構成例においては、上述のように出力電圧VOUTの変動分ΔVOUTが差動増幅器20により増幅されるため、出力電圧が高い精度で確保されることとなる。
なお、上述の点を除けば、他の基本的な回路動作は、図1に示された回路構成例について説明した動作と同様であるので、ここでの再度の詳細な説明は省略することとする。
次に、図1に示された基本回路構成例をより具体化した第3の具体回路構成例について図4を参照しつつ説明する。
なお、図1乃至図3に示された構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略し、以下、異なる点を中心に説明することとする。
この第3の具体回路構成例は、特に、次述するような構成の電圧検出回路101Aを有する点が、先の図2に示された第2の具体回路構成例と異なるものである。
この電圧検出回路101Aは、差動増幅器20を用いて、出力電圧VOUTの分圧電圧を入力可能に構成されたものとなっている。
具体的には、まず、出力端子46とグランドとの間に、出力端子46側から第1の分圧抵抗器(図4においては「RA」と表記)37、第2の分圧抵抗器(図4においては「RB」と表記)38が直列接続されて設けられており、相互の接続点が、差動増幅器20の非反転入力端子に接続されたものとなっている。
かかる構成においては、出力電圧VOUTの変動分ΔVOUTが生ずると、差動増幅器20の出力は、下記する式12で表される値となる。
A1×ΔVOUT×RB/(RA+RB)=A1×{VOUT×RB/(RA+RB)−Vref1}・・・式12
すなわち、この第3の具体回路構成例においては、上述のように出力電圧VOUTの変動分ΔVOUTが増幅される点は、先の図3に示された第2の具体回路構成例と同一であり、その増幅度が異なるのみで、出力電圧が高い精度で確保されることとなる点は同一である。
なお、上述の点を除けば、他の基本的な回路動作は、図1に示された回路構成例について説明した動作と同様であるので、ここでの再度の詳細な説明は省略することとする。
次に、図3、図4に示された差動増幅器20の具体回路構成例と電圧制御電流源102の具体回路構成例について図5を参照しつつ説明する。
差動増幅器20は、増幅器用第1及び第2のP型MOSトランジスタ(図5においては、それぞれ「Mp11」、「Mp12」と表記)4,5と、増幅器用第1及び第2のN型MOSトランジスタ(図5においては、それぞれ「Mn11」、「Mn12」と表記)6,7と、定電流源9とを有して構成されたものとなっている。
増幅器用第1及び第2のP型MOSトランジスタ4,5は、各々のソースが相互に接続されて、その接続点と図示されない電源との間には、定電流源9が直列接続されて設けられるようになっている。
増幅器用第1のP型MOSトランジスタ4のゲートは,非反転入力端子として、増幅器用第2のP型MOSトランジスタ5のゲートは,反転入力端子として、それぞれ用いられるようになっており、増幅器用第1及び第2のP型MOSトランジスタ4,5は、差動増幅器20の差動入力段を構成するものとなっている。
また、増幅器用第1及び第2のN型MOSトランジスタ6,7は、増幅器用第1及び第2のP型MOSトランジスタ4,5に対するカレントミラー負荷回路となっている。
すなわち、増幅器用第1及び第2のN型MOSトランジスタ6,7は、各々のゲートが相互に接続されると共に、増幅器用第1のN型MOSトランジスタ6のドレインと共に増幅器用第1のP型MOSトランジスタ4のドレインに接続されている。
また、増幅器用第2のN型MOSトランジスタ7のドレインは、増幅器用第2のP型MOSトランジスタ5のドレインに接続され、増幅器用第1及び第2のN型MOSトランジスタ6,7のソースは、共にグランドに接続されている。
一方、電圧制御電流源102は、電流源用N型MOSトランジスタ(図5においては「Mn21」と表記)8を用いて構成されたものとなっている。
すなわち、電流源用N型MOSトランジスタ8のドレインは電流減算回路103の減算用第1のMOSトランジスタ2のソースに接続される一方(図3、図4参照)、電流源用N型MOSトランジスタ8のソースはグランドに接続されたものとなっている。
そして、電流源用N型MOSトランジスタ8のゲートには、先の増幅器用第2のN型MOSトランジスタ7のドレインが接続されている。
かかる電圧制御電流源102は、電流源用N型MOSトランジスタ8のトランスコンダクタにより、電流源用N型MOSトランジスタ8のゲート電圧を出力電流IFBに変換して出力するものとなっている。
次に、上記構成を、図4に示された回路に適用した場合の回路動作について説明する。
入力電圧VINが印加されて差動増幅器20の非反転入力端子の電圧が、未だ基準電圧Vref1に達していない場合は、増幅器用第1のP型MOSトランジスタ4のドレイン電流が、増幅器用第2のP型MOSトランジスタ5のドレイン電流より大となるので、増幅器用第2のN型MOSトランジスタ7のドレイン電圧は、論理値Lowに相当するレベルとなり、同時に、電圧制御電流源102の電流源用N型MOSトランジスタ8ゲートも論理値Lowに相当するレベルとなるため、電流源用N型MOSトランジスタ8のドレイン電流IFBは流れない。
そのため、バイアス回路104のバイアス電流Ibias1が電流減算回路103のカレントミラー回路により折り返されて、トランジスタ駆動回路105のバイアス電流Ibias2として供給され、第1の抵抗器31に生ずる電圧によって出力トランジスタ1はオン状態となり、入力電圧VINと出力電圧VOUTがほぼ等しくなる。
次いで、入力電圧VINがさらに高くなり、差動増幅器20の非反転入力端子の電圧が基準電圧Vref1よりわずかに高くなると、増幅器用第2のP型MOSトランジスタ5のドレイン電流が、増幅器用第1のP型MOSトランジスタ4のドレイン電流よりも大となるので、増幅器用第2のN型MOSトランジスタ7のドレイン電圧が上昇して、電圧制御電流源102の電流源用N型MOSトランジスタ8にドレイン電流IFBが流れることとなる。
その結果、電流減算回路103からトランジスタ駆動回路105へのバイアス電流Ibias2は減り、第1の抵抗器31の電圧は小さくなるため、出力トランジスタ1は飽和領域で動作して、差動増幅器20の非反転入力端子と反転入力端子の電圧が等しくなるように制御され、出力電圧OUTは一定となる。
次に、入力電圧VINが変動した場合の出力電圧OUTの状態について説明する。
入力端子45に接続されているのは、バイアス回路104とトランジスタ駆動回路105であり、他の回路は、電圧検出回路101は出力端子46に接続され、電圧制御電流源102と電流減算回路103はグランドのみ接続されており、入力端子45とは接続されていない。
入力電圧VINが変動した際、バイアス回路104のバイアス電流Ibias1は定電流源104aから得られるものであるので、入力電圧VINが変動の影響を受けることは殆ど無い。
また、入力電圧VINが変動した直後にあっては、出力電圧VOUTは、出力コンデンサ41の作用によって変動せず、電圧検出回路101の出力電圧、及び、電圧制御電流源102の出力電流IFBは変化しない。
そのため、電流減算回路103の出力電流Ibias2も入力電圧VINの変動の影響を殆ど受けず、トランジスタ駆動回路105の第1の抵抗器31の電圧もあまり変化せず、出力トランジスタ1のゲート・ソース間電圧は、力電圧VINが変動してもほぼ一定となり、結局、出力電流IOUTは殆ど変化しない。
したがって、入力電圧VINが変動したときに出力端子46における負荷抵抗が変化しなければ、出力電圧VOUTは、ほぼ一定に保たれることとなる。
つまり、本発明の実施の形態における回路は、入力電圧VINの変動に対する出力電圧VOUTの変動は僅かとなり、いわゆる入力リップル除去比を高くすることが可能となっている。
さらに、出力電圧VOUTのフィードバック制御の安定性は、次述するようになる。
電圧制御電流源102の電流源用N型MOSトランシスタ8のドレイン側から見た小信号抵抗は、減算用第1のMOSトランジスタ2のトランスコンダクタンスgmn1の逆数1/gmn1となり、ゲートやドレインの寄生容量で生ずるポール周波数は高くなる。
また、電流減算回路103の減算用第2のMOSトランジスタ3のゲートの容量で生ずるポール周波数は、減算用第2のMOSトランジスタ3のゲート側から見た小信号抵抗が、減算用第1のMOSトランジスタ2のトランスコンダクタンスgmn1の逆数1/gmn1となるので、減算用第1のMOSトランジスタ2で発生するポール周波数と同じく高くなる。そうすると、出力トランジスタ1のゲート側から見た小信号抵抗が、第1の抵抗器31と減算用第2のMOSトランジスタ3の出力抵抗rdn2の合成抵抗となる。そのため、出力トランジスタ1のドレイン側から見た小信号抵抗が出力負荷抵抗RL(図示せず)と出力トランジスタ1の出力抵抗rdn1の合成となり、出力トランジスタ1のゲート及びドレインの寄生容量や出力コンデンサ41とで発生するポール周波数が電圧レギュレータのフィードバックループのメインのポール周波数となりうるため、位相補償のコンデンサ42を出力端子46と出力トランジスタ1のゲートとの間に接続することで、出力電圧VOUTのフィードバック制御の安定性が確保される。
なお、出力コンデンサ41の値や出力負荷抵抗RLの範囲、トランジスタ駆動回路105の第1抵抗器31の値、電圧検出回路101などのフィードバックループの利得などによっては、位相補償のコンデンサ42を必要としない場合も有り得る。
したがって、位相補償を複雑にすることなく、リップル除去比を高めることが可能となる。
次に、図1に示された基本回路構成例をより具体化した第4の具体回路構成例について図6を参照しつつ説明する。
なお、図1乃至図5に示された構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略し、以下、異なる点を中心に説明する。
この構成例は、特に、電圧検出回路101の他の具体回路構成例として、電圧検出回路101Bを示すと共に、電圧制御電流源102及びバイアス回路104の具体回路構成例を示したものである。
電圧検出回路101Bは、カレントミラー回路を構成する検出回路用第1及び第2のPNP型トランジスタ(図6においては、それぞれ「Qp2」、「Qp3」と表記)12,13を主たる構成要素として構成されたものとなっている。
すなわち、検出回路用第1及び第2のPNP型トランジスタ12,13は、各々のベースが相互に接続されると共に、検出回路用第1のPNP型トランジスタ12のコレクタと接続されている。
検出回路用第2のPNP型トランジスタ13のエミッタは、検出回路用第1の抵抗器(図6においては「R4」と表記)34を介して検出回路用第1のPNP型トランジスタ12のエミッタと接続され、その接続点は、出力端子46と接続されている。
一方、検出回路用第1のPNP型トランジスタ12のコレクタは、検出回路用第2の抵抗器(図6においては「R5」と表記)35を介して、検出回路用第2のPNP型トランジスタ13のコレクタは、検出回路用第3の抵抗器(図6においては「R6」と表記)36を介して、共に検出回路用第3のPNP型トランジスタ(図6においては「Qp5」と表記)15のエミッタに接続されている。
また、検出回路用第2のPNP型トランジスタ13のコレクタは、電圧制御電流源102の入力段に接続されている。
そして、検出回路用第3のPNP型トランジスタ15のベースとコレクタは、共にグランドに接続されたものとなっている。
電圧制御電流源102は、電流源用PNP型トランジスタ(図6においては「Qp4」と表記)14と、電流源用第1及び第2のN型MOSトランジスタ(図6においては、それぞれ「Mn3」、「Mn4」と表記)16,17を有して構成されたものとなっている。
電流源用PNP型トランジスタ14は、エミッタが出力端子46に接続される一方、コレクタは、次述するようにカレントミラー回路を構成する電流源用第1のN型MOSトランジスタ16のドレインに接続され、ベースは、先の検出回路用第2のPNP型トランジスタ13のコレクタと接続されている。
電流源用第1及び第2のN型MOSトランジスタ16,17は、各々のゲートが相互に接続されると共に、電流源用第1のN型MOSトランジスタ16のドレインと接続されている。
また、電流源用第1及び第2のN型MOSトランジスタ16,17は、各々のソースが共にグランドに接続される一方、電流源用第2のN型MOSトランジスタ17のドレインは、電流減算回路103を構成する減算用第1のMOSトランジスタ2のドレインに接続されている。かかる電流源用第1及び第2のN型MOSトランジスタ16,17により、電流源用カレントミラー回路が構成されたものとなっている。
バイアス回路104は、バイアス回路用PNP型トランジスタ(図6においては「Qp1」)11と、第2及び第3の抵抗器(図6においては、それぞれ「R2」、「R3」と表記)32,33を有して構成されたものとなっている。
第2の抵抗器32は、その一端が入力端子45に接続される一方、他端が第3の抵抗器33の一端と接続され、第3の抵抗器33の他端は、電流減算回路103を構成する減算用第1のMOSトランジスタ2のドレインに接続されている。
また、バイアス回路用PNP型トランジスタ11は、そのコレクタがグランドに接続される一方、エミッタは、第2の抵抗器32と第3の抵抗器33の接続点に接続され、ベースは、第3の抵抗器33と共に、減算用第1のMOSトランジスタ2のドレインに接続されている。
次に、かかる構成における回路動作について説明する。
この構成例においては、電圧検出回路101Bと電圧制御電流源102は、バンドギャップ回路が構成されたものとなっており、検出回路用第1のPNP型トランジスタ12と検出回路用第2のPNP型トランジスタ13の面積比率を1対nとすると検出回路用第1の抵抗器34に流れる電流IR4は、下記する式13により表される値となる。なお、検出回路用第1の抵抗器34の抵抗値をR4とする。
IR4=VT×ln(n)/R4・・・式13
ここで、VTは熱電圧であり、下記する式14により表される。
VT=k・T/q・・・式14
式14において、kはボルツマン係数、Tは絶対温度、qは電荷量である。
検出回路用第3の抵抗器36には、上述の電流IR4が流れるので、検出回路用第3の抵抗器36に発生する電圧VR6は、下記する式15により表される値となる。
VR6=(R6/R4)×VT×ln(n)・・・式15
検出回路用第3の抵抗器36の一方には、検出回路用第3のPNP型トランジスタ15のベース・エミッタ間の電圧VBE5が生じ、他方には、出力電圧VOUTから電流源用PNP型トランジスタ14のベース・エミッタ間電圧VBE4分だけ下がった電圧が生じているため、これにより出力電圧VOUTは、下記する式16のように表される。
VOUT=VBE4+VBE5+VR6=2・VBE+(R6/R4)×VT×ln(n)・・・式16
しかして、この式16で表された電圧が電圧レギュレータの設定電圧となる。
バイポーラトランジスタのベース・エミッタ間電圧VBEは、負の温度特性があり、熱電圧VTは正の温度特性となることから、式16より、第4及び第6の抵抗器34,36、並びに、面積比nの値を調整することで、出力電圧OUTの温度特性の相殺が可能であることが理解できる。
次に、バイアス回路104においては、第3の抵抗器33に生じる電圧は、バイアス回路用PNP型トランジスタ11のベース・エミッタ間電圧VBE1であるため、バイアス電流Ibias1は、下記する式17で表される。
Ibias1=VBE1/R3・・・式17
ここで、R3は、第3の抵抗器33の抵抗値である。
なお、第2の抵抗器32に流れる電流IR2は、バイアス回路用PNP型トランジスタ11のエミッタに生じる電圧が、電圧VBE1と減算用第1のMOSトランジスタ2のゲート・ソース間電圧VGSn1との和となるので、下記する式18で表される値となる。
IR2=(VIN−VBE1−VGSn1)/R3・・・式18
また、バイアス回路用PNP型トランジスタ11のコレクタ電流は、(IR2−Ibias1)となる。
しかして、この構成例においては、電流減算回路103の動作により、バイアス回路104からの電流Ibias1から電圧制御電流源102のフィードバック電流IFBを差し引いた差分の電流に比例した電流Ibias2を、トランジスタ回路105に出力して、出力トランジスタ1を制御することで、出力電圧が電圧検出回路101Bで設定された電圧に一定に維持されることとなる。
電流減算回路103による制御による出力トランジスタ1の動作の詳細は、先に図1、図2で説明した通りであるので、ここでの再度の詳細な説明は省略する。
次に、図1に示された基本回路構成例をより具体化した第5の具体回路構成例について図7を参照しつつ説明する。
なお、図1乃至図6に示された構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略し、以下、異なる点を中心に説明する。
この構成例は、特に、電圧検出回路101及び電圧制御電流源102の他の具体回路構成例として、電圧検出回路101C及び電圧制御電流源102Aの具体回路構成例を示したもので、他の具体回路構成部分は、図6に示されたものと同一である。
電圧検出回路101Cは、検出回路用第1及び第2のNPN型トランジスタ(図7においては、それぞれ「Qn1」、「Qn2」と表記)21,22と、検出回路用第3のNPN型トランジスタ(図7においては「Qn4」と表記)24を主たる構成要素として構成されたものとなっている。
検出回路用第1及び第2のNPN型トランジスタ21,22は、カレントミラー回路を構成するよう設けられたものとなっている。
すなわち、検出回路用第1及び第2のNPN型トランジスタ21,22は、各々のベースが相互に接続されると共に、検出回路用第1及び第2のNPN型トランジスタ21のコレクタと接続されている。
また、検出回路用第1のNPN型トランジスタ21のエミッタはグランドに接続される一方、検出回路用第2のNPN型トランジスタ22のエミッタは、検出回路用第1の抵抗器34を介してグランドに接続されている。
さらに、検出回路用第1のNPN型トランジスタ21のコレクタは、検出回路用第2の抵抗器35を介して、検出回路用第2のNPN型トランジスタ22のコレクタは、検出回路用第3の抵抗器36を介して、共に検出回路用第3のNPN型トランジスタ24のエミッタに接続されると共に、検出回路用第2のNPN型トランジスタ22のコレクタは、電圧制御電流源102Aの入力段に後述するように接続されている。
検出回路用第3のNPN型トランジスタ24は、コレクタが出力端子46に接続されたものとなっている一方、ベースは、第1及び第2の分圧抵抗器37,38の相互の接続点に接続されたものとなっている。
電圧制御電流源102Aは、電流源用NPN型トランジスタ23を用いて構成されたものとなっている。
すなわち、電流源用NPN型トランジスタ23は、コレクタが電流減算回路103の減算用第1のMOSトランジスタ2のドレインに接続される一方、エミッタは、グランドに接続されている。
そして、電流源用NPN型トランジスタ23のベースには、先の検出回路用第2のNPN型トランジスタ22のコレクタが接続されている。
次に、かかる構成における回路動作について説明する。
この構成例も、図6に示された構成例同様、電圧検出回路101Cと電圧制御電流源102Aは、バンドギャップ回路の構成を用いたものとなっている。
第1及び第2の分圧抵抗器37,38による分圧電圧をVABとすると、下記する式19により表される。
VAB=VOUT×RB/(RA+RB)・・・式19
ここで、RAは第1の分圧抵抗器37の抵抗値、RBは第2の分圧抵抗器38の抵抗値とする。
また、分圧電圧VABは、検出回路用第3のNPN型トランジスタ24のベース・エミッタ間電圧VBE4と、検出回路用第3の抵抗器36の電圧降下VR6と、電流源用NPN型トランジスタ23のベース・エミッタ間電圧VBE3とを加算した電圧として表すことができる(式20参照)。
VAB=VBE3+VBE4+VR6・・・式20
検出回路用第3の抵抗器36の電圧VR6は、検出回路用第3の抵抗器36に流れる電流により発生する。また、検出回路用第1のNPN型トランジスタ21と検出回路用第2のNPN型トランジスタ22の面積比率を1対nとすると、検出回路用第1の抵抗器34に流れる電流IR4は、下記する式21により表される。
IR4=VT×ln(n)/R4・・・式21
ここで、R4は、検出回路用第1の抵抗器34の抵抗値であり、VTは熱電圧で、式14に示した通りである。
検出回路用第3の抵抗器36に流れる電流IR6は、電流IR4とほぼ同じであるので、検出回路用第3の抵抗器36の電圧VR6は下記する式22により表される。
VR6=(R6/R4)×VT×ln(n)・・・式22
したがって、分圧電圧VABは、下記する式23により表される。
VAB=VBE3+VBE4+(R6/R4)×VT×ln(n)=2×VBE+(R6/R4)×VT×ln(n)・・・式23
そのため、出力電圧VOUTは、下記する式24により表すことができる。
VOUT=(1+RA/RB)×{2×VBE+(R6/R4)×VT×ln(n)}・・・式24
この式は、式16と同様であり、式16で説明したように出力電圧VOUTの温度特性を相殺させることができることを意味するものである。
電圧制御電流源102Aの電流源用NPN型トランジスタ23のコレクタからフィードバック電流IFBが流れ、電流減算回路103とトランジスタ駆動回路105、並びに、出力トランジスタ1の動作により、出力電圧VOUTは式24で表される値に保持されることとなる、
次に、図1に示された基本回路構成例をより具体化した第6の具体回路構成例について図8を参照しつつ説明する。
なお、図1乃至図7に示された構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略し、以下、異なる点を中心に説明する。
この構成例は、特に、電圧検出回路101の他の具体回路構成例として、電圧検出回路101Dの具体回路構成例を示したもので、他の具体回路構成部分は、図6に示されたものと同一である。
電圧検出回路101Dは、検出回路用第1及び第2のPNP型トランジスタ12,13と、検出回路用第1及び第2のNPN型トランジスタ21,22を有して構成されたものとなっている。
この構成例も、先の図7の構成例同様、電圧検出回路101Dは、バンドギャップ回路を適用したものである。
以下、具体的に説明すれば、まず、検出回路用第1及び第2のNPN型トランジスタ21,22は、各々のベースが相互に接続されると共に、その接続点は、第1及び第2の分圧抵抗器37,38の相互の接続点に接続されている。
検出回路用第1のNPN型トランジスタ21のエミッタは第4及び第5の抵抗器34,35を介してグランドに接続される一方、検出回路用第2のNPN型トランジスタ22のエミッタは、第4及び第5の抵抗器34,35の相互の接続点に接続されている。
一方、検出回路用第1及び第2のPNP型トランジスタ12,13はカレントミラー回路を構成するように設けられている。
すなわち、検出回路用第1及び第2のPNP型トランジスタ12,13の各々のベースは相互に接続されると共に、検出回路用第1のPNP型トランジスタ12のコレクタに接続されている。
また、検出回路用第1及び第2のPNP型トランジスタ12,13のエミッタは共に出力端子46に接続される一方、検出回路用第1のPNP型トランジスタ12のコレクタは、検出回路用第1のNPN型トランジスタ21のコレクタに接続され、検出回路用第2のPNP型トランジスタ13のコレクタは、検出回路用第2のPNP型トランジスタ13のコレクタ及び電流源用PNP型トランジスタ14のベースに接続されている。
次に、かかる構成における回路動作について説明する。
電圧検出回路101Dにおける第1及び第2の分圧抵抗器37,38による分圧電圧をVABは、図7に示された構成例と同様、先の式19により表される。
電圧VABは、検出回路用第2のNPN型トランジスタ22のベース・エミッタ電圧VBE2と、検出回路用第2の抵抗器35の電圧VR5との和となるので、下記する式25により表される。
VAB=VBE2+VR5・・・式25
検出回路用第2の抵抗器35に流れる電流IR5は、検出回路用第1の抵抗器34に流れる電流IR4と、電流IR4が検出回路用第1及び第2のPNP型トランジスタ12,13により構成されたカレントミラー回路で折り返される電流との和となる。
検出回路用第1及び第2のPNP型トランジスタ12,13により構成されたカレントミラー回路の電流比を1対1とすると電流IR5は、下記する式26により表される。
IR5=2×IR4・・・式26
検出回路用第1及び第2のNPN型トランジスタ21,22の面積比率を1対nとすると、検出回路用第1の抵抗器34に流れる電流IR4は、先の図7に示された回路における電流IR4と同じになるので、電圧VABは、下記する式27により表される。
VAB=VBE2+2(R5/R4)×VT×ln(n)}・・・式27
ここで、VTは、熱電圧であり、式14に示された通りである。
したがって、出力電圧VOUTは、下記する式28により表される。
VOUT=(1+RA/RB)×{VBE+2(R5/R4)×VT×ln(n)}・・・式28
この式も式16と同様に、バイポーラトランジスタのベース・エミッタ間電圧VBEと熱電圧VTの温度特性から第4及び第5の抵抗器34,35の抵抗値、並びに、検出回路用第1及び第2のNPN型トランジスタ21,22の面積比率1対nを調整することで、出力電圧VOUTの温度特性を相殺させることができることを意味するものである。
そして、電圧制御電流源102から電流減算回路103を経由してトランジスタ駆動回路105により出力トランジスタ1が制御されて、出力電圧VOUTを一定とする動作は、先の図5に示された回路の動作説明と同様となるが、式27で表される電圧VABが成立するように検出回路用第2のNPN型トランジスタ22のコレクタ電圧の動作点が定まり、それに応じて電圧制御電流源102によりフィードバック電流IFBが出力されることとなる。
なお、図6乃至図8で説明した3種類のバンドギャップ回路を適応した構成例においても、入力リップル除去比を高めることになることや位相補償が複雑となるないことのなどの利点は、図4に示された電圧レギュレータに図5の具体回路を適用した場合の回路について説明したと同様である。
回路安定化のための位相補償を複雑化することなく高いリップル除去比を確保が所望される電圧レギュレータに適用できる。
101…電圧検出回路
102…電圧制御電流源
103…電流減算回路
104…バイアス回路
105…トランジスタ駆動回路

Claims (7)

  1. 外部からの電圧が印加される入力ノードと、安定化された電圧が出力される出力ノードとの間に、入出力電位差の最小値が最小飽和電圧となるメイントランジスタが設けられると共に、前記入力ノードに印加される入力電圧に応じたバイアス電流を出力するバイアス回路と、出力電圧の変動を検出する電圧検出回路が設けられ、前記電圧検出回路の出力段は、前記電圧検出回路の出力に応じて定電流を発生する電圧制御電流源に接続され、前記電圧制御電流源の出力段は、電流減算回路の入力段に接続され、前記電流減算回路の出力段は、前記メイントランジスタの動作を制御するトランジスタ駆動回路に接続され、
    前記電流減算回路は、前記バイアス回路から供給される前記バイアス電流と前記電圧制御電流源の出力電流の差分に応じた電流を出力可能に構成され、
    前記トランジスタ駆動回路は、前記電流減算回路の出力電流を前記メイントランジスタの制御電圧に変換して前記メイントランジスタの動作を制御するよう構成され、前記トランジスタ駆動回路による前記メイントランジスタの動作制御により一定の出力電圧を出力可能としたことを特徴とする電圧レギュレータ。
  2. 前記電流減算回路は、カレントミラー回路を有して構成される一方、前記トランジスタ駆動回路は、抵抗素子を用いた電流・電圧変換回路を用いてなることを特徴とする請求項1記載の電圧レギュレータ。
  3. 前記電圧検出回路は、一方の入力端子に基準電圧が印加され、他方の入力端子に出力電圧が印加されるよう設けられた差動増幅器を用いてなることを特徴とする請求項1記載の電圧レギュレータ。
  4. 前記電圧検出回路は、一方の入力端子に基準電圧が印加され、他方の入力端子に出力電圧の分圧電圧が印加されるよう設けられた差動増幅器を用いてなることを特徴とする請求項1記載の電圧レギュレータ。
  5. 前記電圧検出回路は、検出回路用第1乃至第3のPNP型トランジスタを有し、前記検出回路用第1及び第2のPNP型トランジスタは、各々のベースが相互に接続されると共に、前記検出回路用第1のPNP型トランジスタのコレクタに接続され、前記検出回路用第1のPNP型トランジスタのエミッタは、前記出力ノードに接続され、前記検出回路用第2のPNP型トランジスタのエミッタは、検出回路用第1の抵抗器を介して前記出力ノードに接続され、
    前記検出回路用第1のPNP型トランジスタのコレクタは、検出回路用第2の抵抗器を介して、前記検出回路用第2のPNP型トランジスタのコレクタは、検出回路用第3の抵抗器を介して、共に前記検出回路用第3のPNP型トランジスタのエミッタに接続され、前記検出回路用第3のPNP型トランジスタのベース及びコレクタは、共にグランドに接続されてなる一方、
    前記電圧制御電流源は、電流源用PNP型トランジスタと電流源用カレントミラー回路を有し、前記電流源用PNP型トランジスタのベースは前記電圧検出回路の前記検出回路用第2のPNP型トランジスタのコレクタに接続され、エミッタは、前記出力ノードに接続される一方、コレクタは、前記電流源用カレントミラー回路の入力段に接続され、前記電流源用カレントミラー回路の出力段に、電圧制御電流を出力可能としてなることを特徴とする請求項1記載の電圧レギュレータ。
  6. 前記電圧検出回路は、検出回路用第1乃至第3のNPN型トランジスタを有し、前記検出回路用第3のNPN型トランジスのベースは、前記出力ノードにおける出力電圧を分圧した分圧電圧が印加可能とされる一方、コレクタは前記出力ノードに接続され、エミッタは検出回路用第2の抵抗器を介して検出回路用第1のNPN型トランジスタのコレクタに接続されると共に、検出回路用第3の抵抗器を介して検出回路用第2のNPN型トランジスタのコレクタに接続され、
    前記検出回路用第1及び第2のNPN型トランジスタは、各々のベースが相互に接続されると共に、前記検出回路用第1のNPN型トランジスタのコレクタに接続され、前記検出回路用第1のNPN型トランジスタのエミッタはグランドに、前記検出回路用第2のNPN型トランジスタのエミッタは、検出回路用第3の抵抗器を介してグランドに、それぞれ接続されてなる一方、
    前記電圧制御電流源は、電流源用NPN型トランジスタを有し、前記電流源用NPN型トランジスタのベースは前記電圧検出回路の前記検出回路用第2のNPN型トランジスタのコレクタに接続され、エミッタは、グランドに接続される一方、コレクタに電圧制御電流を出力可能としてなることを特徴とする請求項1記載の電圧レギュレータ。
  7. 前記電圧検出回路は、検出回路用第1及び第2のPNP型トランジスタと検出回路用第1及び第2のNPN型トランジスタを有し、
    前記検出回路用第1及び第2のPNP型トランジスタは、各々のベースが相互に接続されると共に、前記検出回路用第1のPNP型トランジスタのコレクタに接続され、前記検出回路用第1及び第2のPNP型トランジスタのエミッタは、共に前記出力ノードに接続される一方、
    前記検出回路用第1及び第2のNPN型トランジスタは、各々のベースが相互に接続されると共に、前記出力ノードにおける出力電圧を分圧した分圧電圧が印加可能とされ、前記検出回路用第1のNPN型トランジスタのコレクタは、前記検出回路用第1のPNP型トランジスタのコレクタに、前記検出回路用第2のNPN型トランジスタのコレクタは、前記検出回路用第2のPNP型トランジスタのコレクタに、それぞれ接続され、
    前記検出回路用第1のNPN型トランジスタのエミッタは、検出回路用第1及び第2の抵抗器を介してグランドに接続され、前記検出回路用第2のNPN型トランジスタのエミッタは、前記検出回路用第1及び第2の抵抗器の相互の接続点に接続されてなる一方、
    前記電圧制御電流源は、電流源用PNP型トランジスタと電流源用カレントミラー回路を有し、前記電流源用PNP型トランジスタのベースは前記電圧検出回路の前記検出回路用第2のPNP型トランジスタのコレクタに接続され、エミッタは、前記出力ノードに接続される一方、コレクタは、前記電流源用カレントミラー回路の入力段に接続され、前記電流源用カレントミラー回路の出力段に、電圧制御電流を出力可能としてなることを特徴とする請求項1記載の電圧レギュレータ。
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