JP2016009172A - 調光装置および区画部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】耐熱性に優れた調光装置およびこの調光装置を利用した区画部材を提供する。
【解決手段】調光装置10は、第1光制御パネル11と、第1光制御パネルと対面する位置に保持され且つ第1光制御パネルに対して一方向daへ相対移動可能な第2光制御パネル12と、を含む。各光制御パネルは、それぞれ、配向膜30と、配向膜上に設けられ且つ配向膜によって配向された分子を含む偏光子35と、を有する。各光制御パネルは、それぞれ、一方向に繰り返し配列された第1領域Z1及び第2領域Z2を含む。各光制御パネルにおいて、第1領域での偏光子の吸収軸d1の方向は、第2領域での偏光子の吸収軸d2の方向と交差している。
【選択図】図1

Description

本発明は、二つの光制御パネルを相対移動させることによって調光を行う調光装置に関する。また、本発明は、調光装置を有した区画部材に関する。
従来、透過率を変化させることが可能な調光装置が研究されてきた。一例として、液晶機構やエレクトロクロミズム等を利用した調光装置を例示することができる。この調光装置では、電圧印加により、透過率を連続的または段階的に調整が可能である点において有用である。しかしながら、電気配線や電源が必要であって高コストとなり、さらに、透過率の切り替えを瞬時に行えないといった不都合もある。
また、特許文献1〜5に開示された調光装置は、二つの面状材を一方向に相対移動させることによって透過率を変更することができる。各面状材は、一方向に繰り返し配置された偏光板を有している。一般的に、偏光板は、ポリビニルアルコールにヨウ素や二色性色素を吸着させてなる。ただし、このような偏光板は、耐熱性に劣る。このような欠点は、例えば太陽光を照射され続ける環境にて使用される調光装置において、重大且つ致命的な欠陥と言える。
特開平9−310567 特開2000−338451号公報 米国特許8310757(US8310757B2) 国際公開2012/092443号(WO2012/092443A2) 国際公開2013/112426号(WO2013/112426A1)
本発明は、以上の点を考慮してなされたものであり、耐熱性に優れた調光装置およびこの調光装置を利用した区画部材を提供することを目的とする。
本発明による調光装置は、
第1光制御パネルと、
前記第1光制御パネルと少なくとも部分的に対面する位置に保持され且つ前記第1光制御パネルに対して一方向へ相対移動可能な第2光制御パネルと、を備え、
各光制御パネルは、それぞれ、配向膜と、前記配向膜上に設けられ且つ前記配向膜によって配向された分子を含む偏光子と、を有し、
各光制御パネルは、それぞれ、前記一方向に繰り返し配列された第1領域及び第2領域を含み、各光制御パネルにおいて、前記第1領域での前記偏光子の吸収軸の方向は、前記第2領域での前記偏光子の吸収軸の方向と交差している。
本発明による調光装置において、前記第1光制御パネル及び前記第2光制御パネルの少なくとも一方が、紫外線吸収剤を含有していてもよい。
本発明による調光装置において、前記第1光制御パネル及び前記第2光制御パネルの間に、潤滑剤が設けられていてもよい。
本発明による調光装置において、前記第1光制御パネルの前記第2光制御パネルに対面する表面、および、前記第2光制御パネルの前記第1光制御パネルに対面する表面の少なくとも一方が、ハードコート層によって形成されていてもよい。
本発明による調光装置において、前記第1光制御パネルの前記第2光制御パネルに対面する表面、および、前記第2光制御パネルの前記第1光制御パネルに対面する表面の少なくとも一方が、反射防止層または防眩層によって形成されていてもよい。
本発明による調光装置において、
前記第1光制御パネル及び前記第2光制御パネルの少なくとも一方が、前記偏光子の前記配向膜とは反対側に積層された透明支持体を、さらに有し、
前記透明支持体は、すりガラスを含むようにしてもよい。
本発明による調光装置において、
前記第1光制御パネル及び前記第2光制御パネルの少なくとも一方が、前記偏光子の前記配向膜とは反対側に積層された透明支持体を、さらに有し、
前記透明支持体は、ガラスと、ガラス上に形成された防眩層と、を有するようにしてもよい。
本発明による調光装置において、前記第1光制御パネル及び前記第2光制御パネルの少なくとも一方が、前記偏光子の前記配向膜とは反対側に積層された樹脂製透明支持体を、さらに有するようにしてもよい。
本発明による調光装置において、前記偏光子の厚みは、2μm以上20μm以下であるようにしてもよい。
本発明による調光装置において、前記第1光制御パネルの前記偏光子と、前記第2光制御パネルの前記偏光子との間となる位置に、正のAプレート及び正のCプレートが設けられていてもよい。
本発明による調光装置において、
前記第1光制御パネル及び前記第2光制御パネルの少なくとも一方が、
前記配向膜の前記偏光子とは反対側に積層された基材と、
前記偏光子の前記配向膜とは反対側に積層された透明支持体と、
前記偏光子と前記透明支持体との間に配置され且つ前記偏光子と前記透明支持体とを接合する接合層と、をさらに有するようにしてもよい。
本発明による区画部材は、
領域を区画する区画部材であって、
上述した本発明による調光装置のいずれかを備える。
本発明による区画部材は、パーテーションまたは窓として用いられるようにしてもよい。
本発明によれば、耐熱性に優れた調光装置を提供することが可能となる。
図1は、調光装置を示す部分縦断面図である。 図2は、調光装置に組み込まれた光制御パネルを示す平面図である。 図3は、調光装置の作用を説明するための図である。 図4は、調光装置の作用を説明するための図である。 図5は、図2に対応する図であって、光制御パネルの一変形例を示す平面図である。 図6は、図1に対応する図であって、光制御パネルの他の変形例を示す平面図である。 図7は、図1に対応する図であって、光制御パネルのさらに他の変形例を示す平面図である。 図8は、光制御パネルの配向膜の作製方法の一例を説明するための図である。 図9は、光制御パネルの配向膜の作製方法の一例を説明するための図である。 図10は、図8に対応する図であって、光制御パネルの配向膜の作製方法のさらに他の例を説明するための図である。 図11は、図9に対応する図であって、光制御パネルの配向膜の作製方法の他の例を説明するための図である。 図12は、調光装置を含む区画部材の一例を示す斜視図である。 図13は、図1に対応する図であって、光制御パネルのさらに他の変形例を示す平面図である。 図14は、図1に対応する図であって、光制御パネルのさらに他の変形例を示す平面図である。 図15は、図1に対応する図であって、光制御パネルのさらに他の変形例を示す平面図である。 図16は、光制御パネルのさらに他の変形例を示す平面図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。図1〜図16は本発明による一実施の形態およびその変形例を説明するための図である。なお、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
なお、本明細書において用いる、形状や幾何学的条件並びにそれらの程度を特定する、例えば、「平行」、「直交」、「同一」等の用語や長さや角度の値等については、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈することとする。
以下に説明する調光装置10は、第1光制御パネル11及び第2光制御パネル12を含んでいる。この調光装置10では、第1光制御パネル11及び第2光制御パネル12の相対位置に依存して、第1光制御パネル11及び第2光制御パネル12の両方を透過する光の透過率を調整し得るようになっている。とりわけ、ここで説明する調光装置10は、以下において説明するように、耐熱性を改善するための工夫がなされている。
図1に示すように、第1光制御パネル11及び第2光制御パネル12は、そのパネル面が平行となり且つ少なくとも部分的にその法線方向に対面するよう、保持されている。また図3及び図4に示すように、第1光制御パネル11及び第2光制御パネル12は、第1方向daに相対移動可能となるよう、保持されている。図示された例において、光制御パネル11,12は、平面視において矩形形状となるように形成されている。そして、図2に示すように、相対摺動方向である第1方向daは、光制御パネル11,12の一対の側縁と平行となっている。なお、調光装置10は、第1光制御パネル11及び第2光制御パネル12とともに、第1光制御パネル11及び第2光制御パネル12を相対移動可能に保持する図示しない枠装置を含んでいる。
図2に示すように、各光制御パネル11,12は、それぞれ、第1方向daに繰り返し配列された第1領域Z1及び第2領域Z2を含んでいる。第1領域Z1及び第2領域Z2は、第1方向daに一定のピッチPで繰り返し配置されている。図1,3および4に示すように、第1方向daに沿った第1領域Z1及び第2領域Z2の配列ピッチPは、第1光制御パネル11と第2光制御パネル12との間で同一となっている。
図1に示すように、各光制御パネル11,12は、配向膜30と、配向膜30上に設けられ且つ配向膜30の配向規制力によって配向された分子を含む偏光子35と、を有している。ここで、偏光子とは、一方の直線偏光成分の光を選択的に透化し、前記一方の偏光成分とは直交する方向に振動する他方の直線偏光成分の光を選択的に吸収する吸収型の偏光分離機能を有した層を意味している。図2に示すように、第1光制御パネル11の偏光子35の第1領域Z1における吸収軸の方向d1は、第1光制御パネル11の偏光子35の第2領域Z2における吸収軸の方向d2と交差、とりわけ直交している。同様に、第2光制御パネル12の偏光子35の第1領域Z1における吸収軸の方向d1は、第1光制御パネル11の偏光子35の第2領域Z2における吸収軸の方向d2と交差、とりわけ直交している。
調光装置10に組み込まれた状態において、第1光制御パネル11の偏光子35の第1領域Z1における吸収軸の方向d1は、第2光制御パネル12の偏光子35の第1領域Z1における吸収軸の方向d1と平行になっている。また、第1光制御パネル11の偏光子35の第2領域Z2における吸収軸の方向d2は、第2光制御パネル12の偏光子35の第2領域Z2における吸収軸の方向d2と平行になっている。したがって、一方の直線偏光成分の光が、各光制御パネル11,12の第1領域Z1を透化することができ、一方の偏光成分の光とは振動方向が直交する他方の偏光成分の光は、各光制御パネル11,12の第2領域Z2を透過することなく当該第2領域Z2で吸収される。また、一方の偏光成分の光が、各光制御パネル11,12の第2領域Z2を透化することなく当該第2領域Z2で吸収され、他方の偏光成分の光は、各光制御パネル11,12の第2領域Z2を透過することができる。
図2に示された例において、各光制御パネル11,12の偏光子35の第1領域Z1における吸収軸の方向d1は、第1方向daに対し、時計回り方向を正として45°傾斜している。一方、各光制御パネル11,12の偏光子35の第2領域Z2における吸収軸の方向d2は、第1方向daに対し、時計回り方向を正として−45°傾斜している。ただし、図2に示された例に限られず、図5に示すように、各光制御パネル11,12の偏光子35の第1領域Z1における吸収軸の方向d1が、第1方向daと平行であり、各光制御パネル11,12の偏光子35の第2領域Z2における吸収軸の方向d2が、第1方向daに対して90°傾斜しているようにしてもよい。
以上のような第1光制御パネル11及び第2光制御パネル12の組み合わせにおいては、図3に示すように、第1光制御パネル11の各第1領域Z1が第2光制御パネル12のいずれかの第1領域Z1と対面し、且つ、第1光制御パネル11の各第2領域Z2が第2光制御パネル12のいずれかの第2領域Z2と対面する場合、第1光制御パネル11を透過した光は、第2光制御パネル12を透過することができる。より詳細には、第1光制御パネル11の第1領域Z1を透過した一方の直線偏光成分の光は、第2光制御パネル12の第1領域Z1に入射して、第2光制御パネル12の第1領域Z1を透過する。一方、第1光制御パネル11の第2領域Z2を透過した他方の直線偏光成分の光は、第2光制御パネル12の第2領域Z2に入射して、第2光制御パネル12の第2領域Z2を透過する。
一方、図3の状態から、第1光制御パネル11及び第2光制御パネル12が、第1領域Z1及び第2領域Z2の配列ピッチPだけ第1方向daに相対移動すると、図4に示すように、第1光制御パネル11の各第1領域Z1が第2光制御パネル12のいずれかの第2領域Z2と対面し、第1光制御パネル11の各第2領域Z1が第2光制御パネル12のいずれかの第1領域Z1と対面するようになる。この状態において、第1光制御パネル11を透過した光は、第2光制御パネル12を透過することができず、第2光制御パネル12で吸収される。より詳細には、第1光制御パネル11の第1領域Z1を透過した一方の直線偏光成分の光は、第2光制御パネル12の第2領域Z2に入射して、第2光制御パネル12の第2領域Z2で吸収される。また、第1光制御パネル11の第2領域Z1を透過した他方の直線偏光成分の光は、第2光制御パネル12の第1領域Z1に入射して、第2光制御パネル12の第2領域Z2で吸収される。
以上のようにして、図示された調光装置10では、第1光制御パネル11及び第2光制御パネル12の相対位置を第1方向daにずらすことにより、可視光を透過させる透過状態(図3)と、可視光を遮光する遮光状態(図4)と、に切り替えることができる。このように、図示された調光装置10では、第1光制御パネル11及び第2光制御パネル12を相対摺動させるだけで、容易且つ即座に調光を行うことができる。
以下、第1光制御パネル11及び第2光制御パネル12の各構成要素についてさらに詳述する。なお、ここで説明する調光装置10では、特に限定される訳ではないが、第1光制御パネル11及び第2光制御パネル12を同一に構成することができる。とりわけ、図1、図3及び図4に示された調光装置では、互いに同一に構成された第1光制御パネル11及び第2光制御パネル12が逆向きに配置されている。図示された実施の形態に関し、「第1」および「第2」との用語を用いることなく符号「11,12」を用いた記載や図示は、第1光制御パネル11及び第2光制御パネル12の両方に当てはまるものとする。
図1に示された調光装置10において、各光制御パネル11,12は、基材20と、配向膜30と、偏光子35と、接合層18と、透明支持体25とを、この順番で積層することにより、形成されている。図10に示すように、第1光制御パネル11及び第2光制御パネル12は、互いの基材20が向き合うようにして、配置されている。すなわち、第1光制御パネル11の透明支持体25および第2光制御パネル12の透明支持体25が、調光装置10の最外表面を形成している。以下、各構成要素について、順に説明する。
基材20は、透明支持体25とともに、配向膜30及び偏光子35を支持する層である。以下に説明するように、基材20は、配向膜30及び偏光子35を作製する際の基材としても機能する。基材20は、面内屈折率差の小さい透明材料を用いて形成される。一例として、厚みが40μm以上100μm以下の樹脂フィルム、とりわけアクリル樹脂からなるフィルムや、シクロオレフィンポリマーのフィルムなどを、基材20として用いることができる。
なお、図1に示す例では、第1光制御パネル11の基材20は、第2光制御パネル12側となる最表面を形成し、第2光制御パネル12の基材20は、第1光制御パネル11側となる最表面を形成する。しかしながら、図1に示された例に限られず、第1光制御パネル11及び第2光制御パネル12の少なくとも一方について、基材20の配向膜30とは反対側に、最表面をなす部位として適した性能を有する機能層21が、設けられるようにしてもよい。
図6に示された例では、第1光制御パネル11の第2光制御パネル12に対面する表面、および、第2光制御パネル12の第1光制御パネル11に対面する表面の両方が、それぞれ、機能層21によって被覆されている。機能層21としては、ハードコート層を例示することができる。ハードコート層は、基材20よりも耐擦傷性に優れた層であり、例えばJIS K5600−5−4(1999)で規定される鉛筆硬度試験で測定される硬度が、基材20よりも硬くなる層とすることができる。
また、第1光制御パネル11と第2光制御パネル12との間に空気層が存在する場合には、第1光制御パネル11と空気層との界面または第2光制御パネル12と空気層との界面での反射を防止すべく、反射防止層(AR層)または防眩層(AG層)として形成された機能層21を用いることもできる。この例によれば、反射による映り込みや二重像(ゴースト)の発生を効果的に防止することができる。したがって、図3に示された透過状態での、二枚の光制御パネル11,12を介した視認性を向上させることができる。反射防止層としては、基材20よりも低屈折の層や、可視光の最短波長(例えば380nm)未満のピッチで配列された微小突起を有する層を用いることもできる。防眩層としては、バインダー樹脂と、バインダー樹脂中に分散した粒子と、を含み、粒子の存在に起因した表面凹凸を有する層を例示することができる。なお、機能層21として防眩層を採用した場合、図4に示された遮光状態における漏れ光を拡散することもでき、当該遮光状態における遮光性または隠蔽性をより確実に確保することができる。
さらに、その他の例としては、耐電防止層として形成された機能層21を用いることもできる。
次に、透明支持体25について説明する。透明支持体25は、基材20とともに、配向膜30及び偏光子35を支持する層である。また、図1に示すように、透明支持体25は、配向膜30及び偏光子35を外方から保護する部位としても機能する。このような透明支持体25は、面内屈折率差の小さい材料を用いて形成される。一例として、厚みが1mm以上5mm以下のガラスを、透明支持体25として用いることができる。また、厚みが1mm以上5mm以下の樹脂板、例えばアクリル板を、透明支持体25として用いることもできる。樹脂板からなる透明支持体25は、光制御パネル11,12の軽量化の観点において優れる。
また、図4に示された遮光状態における遮光性または隠蔽性をより確実に確保する観点から、第1光制御パネル11及び第2光制御パネル12の少なくとも一方について、すりガラスからなる透明支持体25を用いることができる。すりガラスは、例えば通常のガラスに研磨処理を施すことにより作製され得る。図4に示された遮光状態における遮光性または隠蔽性をより確実に確保する観点において、透明支持体25のヘイズ値を20%以上85%以上とすることができる。ここでヘイズ値は、ヘイズメーター(村上色彩技術研究所製、製品番号;HM−150)を用いてJIS K7136に準拠した方法により測定することができる。また、すりガラスを透明支持体25に用いることに代えて又はすりガラスを透明支持体25に用いることに加えて、図7に示すように、第1光制御パネル11及び第2光制御パネル12の少なくとも一方について、透明支持体25の接合層18とは反対側に防眩層26を設けるようにしてもよい。
透明支持体25と偏光子35とを接合する接合層18は、特に限定されることなく、広く種々の既知の接着剤や粘着剤を用いることができる。
次に、配向膜30について説明する。図1に示すように、配向膜30は、第1配向部31a及び第2配向部31bを有している。第1配向部31a及び第2配向部31bは、第1方向daに繰り返し配列されている。各第1配向部31aは、光制御パネル11,12の一つの第1領域Z1を区画することになり、各第2配向部31bは、光制御パネル11,12の一つの第2領域Z2を区画することになる。第1配向部31a及び第2配向部31bの第1方向daへの配列ピッチは、光制御パネル11,12の第1領域Z1及び第2領域Z2の第1方向daへの配列ピッチと同一となっている。そして、第1配向部31aと第2配向部31bとでは、配向規制力が働く方向が交差、とりわけ直交している。
配向膜30は、例えばWO2013−054673A1に開示されているようにして形成することができる。具体的には、まず、偏光照射により光配向性を発揮する光配向材料と、光配向材料を溶かす溶媒と、を含有する配向膜形成用組成物を、基材20上に塗布する。次に、基材20上に塗布された配向膜形成用組成物を、例えば100℃で2分間加熱することによって、乾燥させる。以上により、配向膜形成用塗膜33が基材20上に作製される。
その後、図8に示すように、遮光マスク34によって、第2領域Z2に対応する第2配向部31bを覆った状態で、第1領域Z1に対応する第1配向部31aのみを露光する。この際、露光光としては、ある特定の方向に振動する第1の直線偏光成分PL1となっている。配向膜形成用塗膜33に含有された分子は、第1配向部31aにおいて、露光に用いた第1の直線偏光成分PL1の偏光軸に対応した方向に配向され、特定の方向に向けた配向規制力を発現するようになる。
次に、図9に示すように、遮光マスク34によって、第1配向部31aを覆った状態で、第2配向部31bのみを露光する。この際、露光光としては、第1配向部31aの露光に用いた第1の直線偏光成分PL1の振動方向と直交する方向に振動する第2の直線偏光成分PL2となっている。配向膜形成用塗膜33に含有された分子は、第2配向部31bにおいて、露光に用いた第2の直線偏光成分PL2の偏光軸に対応した方向に配向され、特定の方向に向けた配向規制力を発現するようになる。
以上のようにして、互いに直交する方向に配向規制力を発現する第1配向部31a及び第2配向部31bが第1方向daに繰り返し配列されているパターン配向膜30を、例えば60nm以上300nm以下の厚みに作製することができる。なお、以上の方法において、第1の直線偏光成分PL1及び第2の直線偏光成分PL2での露光を、1mJ以上30mJ/cm2以下での紫外線照射によって、実施することができる。
ところで、光配向材料としては、シス−トランス変化によって分子形状のみを変化させて配向規制力を可逆的に生じさせる光異性化材料と、偏光を照射されることによって分子そのものを変化させて配向規制力を不可逆的に生じさせる光反応材料と、に大別される。このうち、光反応材料は、配向規制力を不可逆的に生じさせ、熱的安定性および構造的安定性において非常に優れる。
光異性化材料からなる光配向材料を用いる場合には、第1の直線偏光成分PL1での露光方法を、上述の図8に示された方法に代えて、図10に示された方法を採用することができる。この方法では、まず図10に示すように、遮光マスク34を用いることなく、配向膜形成用塗膜33の全領域を第1の直線偏光成分PL1で露光する。図10に示された露光により、配向膜形成用塗膜33の全域に、第1の直線偏光成分PL1の偏光軸に対応した方向への配向規制力が、付与されるようになる。次に、図9に示すように、遮光マスク34によって、第1配向部31aを覆った状態で、第2配向部31bのみを第2の直線偏光成分PL2で露光する。この二回目の露光によって、第2配向部31bでの配向規制力が働く方向は、第2の直線偏光成分PL2の偏光軸に対応して、第1配向部31aでの配向規制力が働く方向と直交する方向へと変化する。この方法では、図10に示された第1の直線偏光成分PL1での露光を、10mJ/cmでの紫外線照射により実施し、図9に示された第2の直線偏光成分PL2での露光を、20mJ/cmでの紫外線照射により実施することができる。
また、光反応材料からなる光配向材料を用いる場合、第2の直線偏光成分PL2での露光方法を、上述の図9に示された方法に代えて、図11に示された方法を採用することができる。図11に示された露光方法では、遮光マスク34を用いることなく、配向膜形成用塗膜33の全領域を第2の直線偏光成分PL2で露光する。この露光により、第2配向部31bは、第2の直線偏光成分PL2の偏光軸に対応した方向への配向規制力を発現するようになる。その一方で、第1配向部31aは、第2の直線偏光成分PL2の偏光光に反応することなく、第1の直線偏光成分PL1の偏光軸に対応した方向への配向規制力を維持することになる。
なお、以上において、配向膜30を光配向によって作製する例を示したが、この例に限られない。遮光マスク34を用いたラビングにより、互いに異なる方向に配向規制力を発現する第1配向部31a及び第2配向部31bを有した配向膜30を、作製することも可能である。
次に、偏光子35について説明する。図1に示すように、偏光子35は、第1偏光部36a及び第2偏光部36bを有している。第1偏光部36aは、配向膜30の第1配向部31a上に配置され、第2偏光部36bは、配向膜30の第2配向部31b上に配置されている。すなわち、各第1偏光部36aは、光制御パネル11,12の一つの第1領域Z1に対応して位置し、各第2偏光部36bは、光制御パネル11,12の一つの第2領域Z2に対応して位置している。
偏光子35は、配向膜30の配向規制力により配向された分子を含んでいる。配向膜30が、第1配向部31aと第2配向部31bとの間で互いに交差する方向に配向規制力を発現するため、偏光子35の第1偏光部36a及び第2偏光部36bに含有される分子は、互いに異なる方向、とりわけ直交する方向に配向されている。各偏光部36a,36bは、分子の配向方向に対応した方向に、例えば分子が配向した方向に直交する方向に、吸収収軸を持つようになる。したがって、第1領域Z1に対応する第1偏光部36aでの吸収軸の方向d1と、第2領域Z2に対応する第2偏光部36bでの吸収軸の方向d2とが、互いに交差、とりわけ直交するようになる。
このような偏光子32,33の製造方法及び構成は、種々の公知な製造方法および構成を採用することができる。例えば、特開2006−285219号公報、特許4017656号公報、特開平3−54506号公報、特許第3755831号公報開示された偏光子を採用することができる。
また一具体例として、偏光子35は、次のようにして作製することができる。まず、配向膜30上に、平板構造の色素を含有する水溶液(オプティバ社製;N015)を塗布し、配向膜30上で自然乾燥させる。次に、15wt%の塩化バリウム水溶液に約1秒間浸漬させる。その後洗浄することによって、作製され得る。このようにして作製される偏光子35の厚みを、例えば2μm以上20μmとすることができる。なお、配向膜に水溶液を塗布する際に、配向膜にラビング及びコロナ処理を行ってもよい。
以上に説明したように、本実施の形態では、調光装置10が、第1光制御パネル11と、第1光制御パネル11と少なくとも部分的に対面する位置に保持され且つ第1光制御パネル11に対して一方向daへ相対移動可能な第2光制御パネル12と、を有している。各光制御パネル11,12は、それぞれ、配向膜30と、配向膜30上に設けられ且つ配向膜30によって配向された分子を含む偏光子35と、を含んでいる。このような配向膜30及び偏光子35は、ポリビニルアルコールにヨウ素や二色性色素を吸着させてなる広く普及した偏光板と比較して、熱的安定性において格段に優れる。また、本実施の形態による配向膜30は、ポリビニルアルコールにヨウ素や二色性色素を吸着させてなる広く普及した偏光板と比較して、基材20に対する密着性において優れる。したがって、調光装置10の熱的安定性および構造的安定性を向上させることができる。これにより、簡易な操作によって調光を実現し得る有用な調光装置10の用途を広げることが可能となる。
以上の調光装置10の用途としては、領域を区画する区画部材5に適用することができる。区画部材5としては、例えば、室内と室外とを区画する車両や航空機の窓ガラスの代替として用いることができる。
また、図8に示すように、調光装置10を、パーテーション6をなす区画部材5にも組み込むことができる。図8に示されたパーテーション6では、調光装置10の第1光制御パネル11が、パーテーション本体部7の開口領域7aの全域を覆うようにして、パーテーション本体部7に固定されている。一方、調光装置10の第2光制御パネル12は、パーテーション本体部7及び第1光制御パネル11に対して第1方向daに摺動可能となるよう、パーテーション本体部7に保持されている。
さらに、本棚の扉や、犬小屋の壁や屋根等にも、調光装置10を適用することができる。調光装置10の適用において、第1光制御パネル11及び第2光制御パネル12の一方を固定し、他方を摺動可能に保持するようにしてもよい。
なお、上述した一実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、図面を適宜参照しながら、変形の一例について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した一実施の形態と同様に構成され得る部分について、上述の実施の形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いるとともに、重複する説明を省略する。
上述した一実施の形態において、光制御パネル11,12の少なくとも一方に含まれるいずれかの構成用素に紫外線吸収剤が含有されていてもよい。一具体例として、基材20、接合層18及び偏光子35のいずれか一以上に紫外線吸収剤が、含有されるようにしてもよい。このような態様によれば、自然光に含まれる紫外線によって、光制御パネル11,12のいずれかの構成要素、例えば、配向膜30が劣化してしまうことを効果的に防止することができる。このような変形例によれば、ポリビニルアルコールにヨウ素や二色性色素を吸着させてなる広く普及した偏光板が紫外線によって劣化しやすいのに対し、優れた耐光性を調光装置10に付与することが可能となる。
また、図4に示された遮光状態において、斜めから入射する光が二枚の光制御パネル11,12を透過してしまうことを防止するため、第1光制御パネル11の偏光子35と、第2光制御パネル12の偏光子35との間となる位置に、正のAプレート及び正のCプレートを設けるようにしてもよい。このような変形例によれば、正のCプレートの側から正のAプレートの側へと進む光に対する補償機能を、調光装置10に付与することができる。このような変形例の一例が、図13〜図15に示されている。図13〜図15に示された例では、光制御パネル11,12の法線方向に対して傾斜した方向に進む光が、図4の遮光状態に保持された二つの光制御パネル11,12を、第1光制御パネル11の側から第2光制御パネル12の側へと透過することを効果的に防止することができる。
図13に示された調光装置10では、第1光制御パネル11の基材20の第2光制御パネル12側とは反対側の面上に、正のAプレート41が設けられている。そして、調光装置10の配向膜30と正のAプレート41との間に、正のCプレート42が設けられている。また、図14に示された調光装置10では、第1光制御パネル11の基材20の第2光制御パネル12側となる面上に、正のAプレート41が設けられている。そして、第1光制御パネル11の基材20と配向膜30との間に正のCプレート42が設けられている。さらに、図15に示された例では、第1光制御パネル11の基材20と配向膜30との間に正のCプレート42が設けられ、第2光制御パネル12の基材20と配向膜30との間に正のAプレート41が設けられている。
ここで正のAプレートとは、面内の遅相軸方向における屈折率n、面内の進相軸方向における屈折率n、厚み方向における屈折率nが、次の関係を満たす光学異方性プレートのことである。
> n = n
また、正のCプレートとは、面内における複屈折性をもたず且つ面内の任意の方向における屈折率よりも厚み方向における屈折率が大きくなっている光学異方性プレートのことである。すなわち、正のCプレートとは、次の条件を満たす光学異方性プレートのことである。
> n = n
さらに、図16に示すように、第1光制御パネル11と第2光制御パネル12との間に、潤滑剤45が設けられていてもよい。このような変形例によれば、第1光制御パネル11と第2光制御パネル12との相対摺動を円滑化することが可能となる。図16に示された例では、第1光制御パネル11の周縁と第2光制御パネル12の周縁との間に、密封構造46が形成されており、第1光制御パネル11と第2光制御パネル12との間の空間が密封されている。潤滑剤45は、密封構造46によって密封された第1光制御パネル11と第2光制御パネル12との空間に収容されている。潤滑剤45としては、グリースやオイルを用いることができる。
なお、以上において一実施の形態と当該実施の形態に対するいくつかの変形例を説明してきたが、当然に、複数の変形例を適宜組み合わせて適用することも可能である。
5 区画部材
6 パーテーション
7 パーテーション本体部
7a 開口領域
10 調光装置
11 第1光制御パネル
12 第2光制御パネル
18 接合層
20 基材
21 機能層
25 透明支持体
26 防眩層
30 配向膜
31a 第1配向部
31b 第2配向部
33 配向膜形成用塗膜
34 遮光マスク
35 偏光子
36a 第1偏光部
36b 第2偏光部
41 正のAプレート
42 正のCプレート
45 潤滑剤
46 密封構造
Z1 第1領域
Z2 第2領域

Claims (13)

  1. 第1光制御パネルと、
    前記第1光制御パネルと少なくとも部分的に対面する位置に保持され且つ前記第1光制御パネルに対して一方向へ相対移動可能な第2光制御パネルと、を備え、
    各光制御パネルは、それぞれ、配向膜と、前記配向膜上に設けられ且つ前記配向膜によって配向された分子を含む偏光子と、を有し、
    各光制御パネルは、それぞれ、前記一方向に繰り返し配列された第1領域及び第2領域を含み、各光制御パネルにおいて、前記第1領域での前記偏光子の吸収軸の方向は、前記第2領域での前記偏光子の吸収軸の方向と交差している、調光装置。
  2. 前記第1光制御パネル及び前記第2光制御パネルの少なくとも一方が、紫外線吸収剤を含有している、請求項1に記載の調光装置。
  3. 前記第1光制御パネル及び前記第2光制御パネルの間に、潤滑剤が設けられている、請求項1又は2に記載の調光装置。
  4. 前記第1光制御パネルの前記第2光制御パネルに対面する表面、および、前記第2光制御パネルの前記第1光制御パネルに対面する表面の少なくとも一方が、ハードコート層によって形成されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の調光装置。
  5. 前記第1光制御パネルの前記第2光制御パネルに対面する表面、および、前記第2光制御パネルの前記第1光制御パネルに対面する表面の少なくとも一方が、反射防止層または防眩層によって形成されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の調光装置。
  6. 前記第1光制御パネル及び前記第2光制御パネルの少なくとも一方が、前記偏光子の前記配向膜とは反対側に積層された透明支持体を、さらに有し、
    前記透明支持体は、すりガラスを含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の調光装置。
  7. 前記第1光制御パネル及び前記第2光制御パネルの少なくとも一方が、前記偏光子の前記配向膜とは反対側に積層された透明支持体を、さらに有し、
    前記透明支持体は、ガラスと、ガラス上に形成された防眩層と、を有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の調光装置。
  8. 前記第1光制御パネル及び前記第2光制御パネルの少なくとも一方が、前記偏光子の前記配向膜とは反対側に積層された樹脂製透明支持体を、さらに有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の調光装置。
  9. 前記偏光子の厚みは、2μm以上20μm以下である、請求項1〜8のいずれか一項に記載の調光装置。
  10. 前記第1光制御パネルの前記偏光子と、前記第2光制御パネルの前記偏光子との間となる位置に、正のAプレート及び正のCプレートが設けられている、請求項1〜9のいずれか一項に記載の調光装置。
  11. 前記第1光制御パネル及び前記第2光制御パネルの少なくとも一方が、
    前記配向膜の前記偏光子とは反対側に積層された基材と、
    前記偏光子の前記配向膜とは反対側に積層された透明支持体と、
    前記偏光子と前記透明支持体との間に配置され且つ前記偏光子と前記透明支持体とを接合する接合層と、をさらに有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の調光装置。
  12. 領域を区画する区画部材であって、
    請求項1〜11のいずれか一項に記載の調光装置を備える、区画部材。
  13. パーテーションまたは窓として用いられる、請求項12に記載の区画部材。
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