JP2016009043A - イメージセンサ、演算方法、および電子装置 - Google Patents

イメージセンサ、演算方法、および電子装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 遮光画素の配置の自由度を上げ、かつ、位相差を高精度で検出する。
【解決手段】 本開示の一側面であるイメージセンサは、縦横に配置された通常画素の間に遮光画素が配置されている画素部と、注目領域に存在する注目画素としての前記遮光画素の周囲のテクスチャを判定し、前記テクスチャに基づいて重み付け係数を設定する設定部(テクスチャ判定部32)と、前記注目画素としての前記遮光画素の画素値と、前記遮光画素の周囲の前記通常画素の画素値との相関値を演算する演算部(相関演算部33)と、前記遮光画素に対して演算された前記相関値に前記重み付け係数を乗算し、前記注目領域に存在する前記遮光画素の分だけ積算することにより相関度ヒストグラムを生成する生成部(位相差算出部34)とを備える。本開示は、像面位相差AFを備える撮像装置に適用できる。
【選択図】 図3

Description

本開示は、イメージセンサ、演算方法、および電子装置に関し、特に、像面位相差AF(Auto Focus)機能を実装する場合に用いて好適なイメージセンサ、演算方法、および電子装置に関する。
従来、オートフォーカスの一方式として像面位相差AFが知られている。像面位相差AFを実現する固体撮像素子には、画素信号を得るための通常画素に加えて、入射光を瞳分割するための遮光画素が所定の位置に配置されている。より具体的には、受光面の右側が遮光されている右側遮光画素と、受光面の左側が遮光されている左側遮光画素との対が複数直線状に配置されている。そして、遮光画素から得られる位相差に基づいてレンズの焦点位置が調整される(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−33975号公報
上述したように、右側遮光画素と左側遮光画素の対を配置する場合、画質劣化の低減と高精度な位相差検出を両立するためには、遮光画素の配置と位相差の検出領域の大きな制約があった。
本開示はこのような状況に鑑みてなされたものであり、遮光画素の配置の自由度を上げ、かつ、位相差を高精度で検出できるようにするものである。
本開示の第1の側面であるイメージセンサは、縦横に配置された通常画素の間に遮光画素が配置されている画素部と、注目領域に存在する注目画素としての前記遮光画素の周囲のテクスチャを判定し、前記テクスチャに基づいて重み付け係数を設定する設定部と、前記注目画素としての前記遮光画素の画素値と、前記遮光画素の周囲の前記通常画素の画素値との相関値を演算する演算部と、前記遮光画素に対して演算された前記相関値に前記重み付け係数を乗算し、前記注目領域に存在する前記遮光画素の分だけ積算することにより相関度ヒストグラムを生成する生成部とを備える。
前記生成部は、さらに、生成した前記相関度ヒストグラムに基づいて、前記注目領域に存在する前記遮光画素とその周囲の前記通常画素との位相差を検出することができる。
前記設定部は、注目画素としての前記遮光画素を中心として前記遮光画素の遮光方向に位置する通常画素列を生成し、前記通常画素列のテクスチャを判定し、前記テクスチャに基づいて重み付け係数を設定することができる。
前記設定部は、注目画素としての前記遮光画素を中心として前記遮光画素の遮光方向に位置する、前記遮光画素と同色の通常画素列を補間により生成することができる。
前記設定部は、生成した前記通常画素列のノイズを除去し、ノイズ除去後の前記通常画素列のテクスチャを判定し、前記テクスチャに基づいて重み付け係数を設定することができる。
前記設定部は、テクスチャ判定としては、ダイナミックレンジ判定、単調増加/減少判定、または飽和判定の少なくとも一つを行うことができる。
本開示の第1の側面であるイメージセンサは、前記注目領域を選択する選択部をさらに備えることができる。
前記選択部は、複数の区画に区分けられた画面のうち、ユーザによって選択された前記区画に基づいて前記注目領域を選択することができる。
前記選択部は、ユーザによって選択された前記区画上の同一の奥行きを有する領域を前記注目領域として抽出することができる。
前記演算部は、前記注目画素としての前記遮光画素の輝度値を補正し、補正後の輝度値と、前記遮光画素の周囲の前記通常画素の輝度値との相関値を演算することができる。
前記生成部は、生成した前記相関度ヒストグラムに基づいて、検出した前記位相差の信頼度を算出することができる。
前記画素部においては、受光面の第1領域が遮光されている第1遮光画素と、受光面の前記第1領域とは異なる第2領域が遮光されている第2左側遮光画素の一方が、遮光方向には疎に、かつ、画面全体に規則的に均等に配置されているようにすることができる。
前記画素部においては、受光面の第1領域が遮光されている第1遮光画素と、受光面の前記第1領域とは異なる第2領域が遮光されている第2左側遮光画素の一方が、画面全体にランダムに配置されているようにすることができる。
前記画素部においては、受光面の第1領域が遮光されている第1遮光画素と、受光面の前記第1領域とは異なる第2領域が遮光されている第2左側遮光画素の両方が、画面全体にランダムに配置されているようにすることができる。
前記画素部においては、受光面の第1領域が遮光されている第1遮光画素と、受光面の前記第1領域とは異なる第2領域が遮光されている第2左側遮光画素の一方が、遮光方向に直線状に配置されているようにすることができる。
前記画素部においては、受光面の第1領域が遮光されている第1遮光画素と、受光面の前記第1領域とは異なる第2領域が遮光されている第2左側遮光画素の両方が、対となって遮光方向に直線状に配置されているようにすることができる。
前記画素部においては、受光面の第1領域が遮光されている第1遮光画素と、受光面の前記第1領域とは異なる第2領域が遮光されている第2左側遮光画素の一方が、複数の列に配置されているようにすることができる。
前記画素部においては、受光面の第1領域が遮光されている第1遮光画素と、受光面の前記第1領域とは異なる第2領域が遮光されている第2左側遮光画素の両方が、対となって複数の列に配置されているようにすることができる。
本開示の第1の側面である演算方法は、縦横に配置された通常画素の間に遮光画素が配置されている画素部を備えるイメージセンサにおける前記遮光画素とその周囲の前記通常画素との位相差の演算方法において、前記イメージセンサによる、注目領域に存在する注目画素としての前記遮光画素の周囲のテクスチャを判定し、前記テクスチャに基づいて重み付け係数を設定する設定ステップと、前記注目画素としての前記遮光画素の画素値と、前記遮光画素の周囲の前記通常画素の画素値との相関値を演算する演算ステップと、前記遮光画素に対して演算された前記相関値に前記重み付け係数を乗算し、前記注目領域に存在する前記遮光画素の分だけ積算することにより相関度ヒストグラムを生成し、生成した前記相関度ヒストグラムに基づいて、前記注目領域に存在する前記遮光画素とその周囲の前記通常画素との位相差を検出する検出ステップと含む。
本開示の第2の側面である電子装置は、イメージセンサが搭載された電子装置において、前記イメージセンサが、縦横に配置された通常画素の間に遮光画素が配置されている画素部と、注目領域に存在する注目画素としての前記遮光画素の周囲のテクスチャを判定し、前記テクスチャに基づいて重み付け係数を設定する設定部と、前記注目画素としての前記遮光画素の画素値と、前記遮光画素の周囲の前記通常画素の画素値との相関値を演算する演算部と、前記遮光画素に対して演算された前記相関値に前記重み付け係数を乗算し、前記注目領域に存在する前記遮光画素の分だけ積算することにより相関度ヒストグラムを生成する生成部とを備える。
本開示の第1および第2の側面においては、注目領域に存在する注目画素としての遮光画素の周囲のテクスチャが判定され、前記テクスチャに基づいて重み付け係数が設定され、前記注目画素としての前記遮光画素の画素値と、前記遮光画素の周囲の前記通常画素の画素値との相関値が演算され、前記遮光画素に対して演算された前記相関値に前記重み付け係数が乗算され、前記注目領域に存在する前記遮光画素の分だけ積算されることにより相関度ヒストグラムが生成される。
本開示の第1および第2の側面によれば、遮光画素の配置の自由度を上げ、かつ、位相差を高精度で検出することができる。
本開示を適用した撮像装置の構成例を示すブロック図である。 画素部における遮光画素の第1の配置例を示す図である。 位相差信号生成部の詳細な構成例を示すブロック図である。 位相差を検出する領域を抽出する過程を説明するための図である。 遮光画素に対する通常画素列の生成を説明するための図である。 テクスチャ判定に基づく重み付け係数の設定を説明するための図である。 テクスチャ判定に基づく重み付け係数の設定を説明するための図である。 相関度ヒストグラムを生成する過程を説明するための図である。 位相差検出処理を説明するフローチャートである。 画素部における遮光画素の第2の配置例を示す図である。 画素部における遮光画素の第3の配置例を示す図である。 画素部における遮光画素の第4の配置例を示す図である。 画素部における遮光画素の第5の配置例を示す図である。 画素部における遮光画素の第6の配置例を示す図である。 画素部における遮光画素の第7の配置例を示す図である。 画素部における遮光画素の第8の配置例を示す図である。 画素部における遮光画素の第9の配置例を示す図である。 画素部における遮光画素の第10の配置例を示す図である。 画素部における遮光画素の第11の配置例を示す図である。 4画素共有型CMOSイメージセンサの構成例を示す回路図である。 積層型CMOSイメージセンサの構成例を示すブロック図である。
以下、本開示を実施するための最良の形態(以下、実施の形態と称する)について、図面を参照しながら詳細に説明する。
<本開示を適用した撮像装置の構成例>
図1は、本開示を適用した撮像装置の構成例を示している。この撮像装置10は、像面位相差AF機能を有するものであり、光学レンズ部11、レンズ駆動部12、イメージセンサ13、画像データ生成部14、および記録部15から構成される。
光学レンズ部11は、光学レンズ群、絞りなどから構成され、被写体像をイメージセンサ13の画素部21に集光させる。また、光学レンズ部11は、レンズ駆動部12からのフォーカス制御信号に基づいてフォーカスを移動させる。レンズ駆動部12は、イメージセンサ13から供給される位相差信号に基づき、フォーカス制御信号を生成して光学レンズ部11に出力する。
イメージセンサ13は、画素部21と位相差信号生成部22を有する。画素部21は、縦横に配置された多数の通常画素の間に遮光画素が配置されており、光学レンズ部11により集光された被写体の光学像に応じた各画素のRawデータを生成して画像データ生成部14および位相差信号生成部22に出力する。
図2は、画素部21における遮光画素の第1の配置例を示している。第1の配置例では、受光面の右側が遮光されている右側遮光画素41が、遮光方向(受光面の遮光されている部分を連ねた方向。いまの場合、右側が遮光されているので水平方向)には疎となるように、かつ、画面全体に規則的で均等に配置されている。第1の配置例によれば、画質の劣化を抑えつつ様々な撮像シーンでロバストに位相差を検出することができる。なお、画素部21における遮光画素の他の配置例については後述する。
図1に戻る。位相差信号生成部22は、画素部21からの各画素のRawデータを入力として位相差信号を検出し、検出した位相差信号をレンズ駆動部12に出力する。
画像データ生成部14は、画素部21からの各画素のRawデータに所定の信号処理を行うことにより、画像データを生成して記録部15に出力する。記録部15は、画像データを所定の記録メディアに記録したり、外部に出力したりする。
<位相差信号生成部22の詳細な構成例>
図3は、位相差信号生成部22の詳細な構成例を示している。位相差信号生成部22は、領域選択部31、テクスチャ判定部32、相関演算部33、および位相差算出部34を有する。
領域選択部31は、画素部21からの各画素のRawデータが表わす画面上で、位相差を検出する領域(焦点を合わせる被写体が写っている領域)を抽出する。
図4は、位相差を検出する領域を抽出する過程を説明するための図である。同図Aに示されるように、複数の矩形区画に区分されている画像上から、ユーザが指定する検出区画51を選択し、次に、同図Bに示されるように、選択した検出区画51の中で同一の奥行き(撮像装置10からの距離)を有する可能性がある領域52を抽出する。
なお、本実施の形態では、遮光画素を対として利用しなくてもよく、1個の遮光画素のみで利用できるので、画面を区分ける区画については、少なくとも1個の遮光画素を含んでいれば、そのサイズや形状に制約がない。換言すれば、ユーザに指定させる区画を、より細かく、より様々な形状に区分することができる。
同一の奥行きを有する可能性がある領域を抽出する方法について説明する。本実施の形態では、簡易的に同一の奥行きを有する可能性がある領域の抽出する方法の一例として、色情報およびエッジ情報を用いる方法を採用する。以下、同一の奥行きを有する可能性がある領域を、同一の奥行きを有する領域とも称する。
まず、同一の奥行きの領域は色が似ていること(すなわち、RGB値の割合が近い)、異なる奥行きの領域の境界にはエッジがあること(すなわち、輝度値の微分値が大きい)を仮定する。そして、選択された検出区画51の中でエッジ検出を行い、検出されたエッジにより囲まれている領域を特定する。さらに各領域内部の色が似ているか否かを判定する。ここで、領域内部の色が似ていると判定した場合、その領域を同一の奥行きを有する領域として抽出する。
さらに他の方法として顔認識技術などを採用し、該技術により個別に識別された領域も同一の奥行きを有する領域として扱うようにしてもよい。
図3に戻る。テクスチャ判定部32は、領域選択部31で抽出された領域52内に存在する各遮光画素に対応する通常画素列を生成する。
図5は、遮光画素に対する通常画素列の生成を説明するための図である。同図中央の遮光画素41に対する通常画素列を生成する場合、該遮光画素41を中心とする遮光方向の所定の長さ(同図の場合、9画素)の画素列に着目する。次に、着目した画素列のうち、遮光画素41の位置の色(同図の場合、G)と異なる色(同図の場合、B)の通常画素については、その近傍の遮光画素41の位置と同じ色(同図の場合、G)の通常画素を用いて補間する。また、遮光画素41についても、その近傍の遮光画素41の位置と同じ色(同図の場合、G)の通常画素を用いて補間する。これにより、遮光画素41を中心とする遮光方向の所定の長さの、遮光画素41の位置の色(同図の場合、G)の通常画素列が生成される。
また、テクスチャ判定部32は、生成した通常画素列に対してLPF(Low Pass Filter)処理などを行うことでノイズを除去し、ノイズを除去した通常画素列のテクスチャ判定を行い、その判定結果に応じて重み付け係数を設定する。
テクスチャ判定としては、具体的には、ダイナミックレンジ判定、単調増加/減少判定、飽和判定などを行う。
ダイナミックレンジ判定では、通常画素列における最大画素値と最小画素値の差(ダイナミックレンジ)が所定の閾値よりも大きいか否かを判定する。単調増加/減少判定では、通常画素列における隣接した画素間での画素値の微分値を算出し、常に微分値が単調増加を表す所定の閾値よりも大きいか、または微分値が単調減少を表し所定の閾値よりも小さいかが成立しているか否かを判定する。飽和判定では、通常画素列における画素値が所定の上限の閾値よりも大きいか、または所定の下限の閾値よりも小さいかを判定する。
これら3種類の判定結果により、通常画素列に明瞭な位相差が発現しており、その位相差を誤検出なく高い精度で検出できると考えられる遮光画素(に対応する通常画素列)に対して、位相差検出時の重み付け係数に大きな値を設定する。
具体的には、例えば図6に示されるように、画素値のダイナミックレンジが広く、画素値の変化が単調である場合には、位相差を誤検出なく高精度に検出できると考えられるので、重み付け係数として大きな値を設定する。また、反対に、例えば図7に示されるように、画素値のダイナミックレンジが狭く、画素値の変化が単調ではない場合には、位相差を誤検出し易いと考えられるので、重み付け係数として小さな値を設定する。
なお、テクスチャ判定としては、上述したダイナミックレンジ判定、単調増加/減少判定、または飽和判定の少なくとも一つを行い、その結果に基づいて重み付け係数を設定するようにしてもよい。
相関演算部33は、領域選択部31で抽出された領域内に存在する遮光画素毎に、感度補正を行い、感度補正後の遮光画素41とその近傍の通常画素(上述した通常画素列の補間前の画素列)との画素値(輝度値)の相関値(相違値でもよい)を演算する。
なお、相関値の代わりに相違値を演算するようにしてもよい。また、遮光画素の感度補正を省略してもよい。
遮光画素の感度補正について説明する。遮光画素は遮光されている分だけ受光量が少なく、近傍の遮光されていない通常画素に比較して輝度値が小さいので、遮光率に応じて輝度値をゲイン倍する感度補正を行う。各遮光画素の遮光率の参照方法は、事前に算出した補正テーブルを利用する方法、または補正テーブルを利用せずに近傍の平坦部の遮光画素の画素値に基づいて算出した遮光率を参照する方法が考えられる。
補正テーブルを利用する方法では、予め、無地の被写体を撮像した時の近傍の通常画素と遮光画素の画素値(輝度値)を次式(1)に適用して用いて、遮光画素の遮光率(=遮光画素の画素値/近傍の通常画素の画素値)を計算して補正テーブルを作成、保持しておく。
遮光画素の遮光率=遮光画素の画素値/近傍の通常画素の画素値 ・・・(1)
そして、感度補正時には、補正テーブルから遮光画素の遮光率を取得し、次式(2)を利用して感度補正後の画素値を算出する。
感度補正後の遮光画素の画素値=補正前の輝度値/遮光率 ・・・(2)
補正テーブルを利用しない方法では、注目している遮光画素の周辺の平坦部に存在する遮光画素を探索し、探索した遮光画素に対応する遮光率を式(1)により計算し、得られた遮光率を注目遮光画素の遮光率とみなし、式(2)を利用して感度補正後の画素値を算出する。
遮光画素と通常画素の相関演算について説明する。遮光画素の輝度補正を行った場合、遮光画素と通常画素の相関値として、図8の左側に示すように、遮光画素と通常画素の差分値(SAD値(Sum of Absolute Difference)、またはSSD値(Sum of Squared Difference)等)を算出する。
遮光画素の輝度補正を省略した場合、遮光画素と通常画素の相関値として、遮光画素と通常画素の内積値(NCC値(Normalized Cross-Correlation:正規化相互相関)等)を算出する。
図3に戻る。位相差算出部34は、領域選択部31で抽出された領域内に存在する遮光画素毎に演算された相関値に、テクスチャ判定部32で設定された重み付け係数を乗算して積算することにより、図8右側に示されるような相関度ヒストグラムを生成し、相関度ヒストグラムに基づいて位相差を検出する。
相関度ヒストグラムに基づく位相差検出について説明する。まず、図8に示されるような相関度ヒストグラムにおいて相関値が最大である(相違度が最小である)点の位置をピクセル単位で探索する。さらに、ピクセルをより細分化したサブピクセル推定によりサブピクセル単位で相関値が最大になっている点を特定する。この特定したサブピクセル単位の点と遮光画素位置との差分値を遮光画素と通常画素の位相差として検出する。
さらに、位相差算出部34は、相関度ヒストグラムの形状、値、積算された遮光画素数などに基づいて検出した位相差の信頼度を判定する。
なお、位相差算出部34から出力される位相差は、遮光画素と通常画素の間の位相差であるが、画像部21に右側遮光画素41の他に左側遮光画素が存在すれば、該左側遮光画素と通常画素との位相差も得ることができる。そして、右側遮光画素41と通常画素の間の位相差と、該通常画素と左側遮光画素の間の位相差を加算すれば、右側遮光画素41と左側遮光画素との間の位相差を得ることができる。
<位相差検出処理について>
次に、図9は、位相差信号生成部22による、遮光画素と通常画素の間の位相差検出処理を説明するフローチャートである。
ステップS1において、位相差信号生成部22は、画素部21から各画素のRawデータを取得する。ステップS2において、領域選択部31は、ユーザからの操作に従い、画素部21からの各画素のRawデータが表わす画面上で、位相差を検出す検出区画51を選択し、さらに検出区画51の中で同一の奥行を有する領域52を抽出する。
ステップS3において、テクスチャ判定部32は、領域選択部31で抽出された領域52内に存在する各遮光画素を1画素ずつ注目画素に指定する。ステップS4において、テクスチャ判定部32は、注目画素を中心とする遮光方向の通常画素列を生成し、LPF処理などにより通常画素列のノイズを除去する。
ステップS5において、テクスチャ判定部32は、ノイズを除去した通常画素列のテクスチャ判定を行い、その判定結果に応じて重み付け係数を設定する。ステップS6において、相関演算部33は、注目画素の輝度補正を行い、ステップS7において、輝度補正した注目画素とその近傍の通常画素との相関値を演算する。
ステップS8において、テクスチャ判定部32は、領域選択部31で抽出された領域52内に存在する各遮光画素のうち、注目画素に指定していないものが残っているか否かを確認する。注目画素に指定していないものが残っている場合、処理はステップS3に戻されて、それ以降が繰り返される。注目画素に指定していないものが残っていない場合、領域選択部31で抽出された領域52内に存在する全ての遮光画素に対する重み付け係数と、相関値が演算されたことになるので、処理はステップS9に進められる。
ステップS9において、位相差算出部34は、領域選択部31で抽出された領域内に存在する遮光画素毎に演算された相関値に、テクスチャ判定部32で設定された重み付け係数を乗算して積算することにより相関度ヒストグラムを生成する。ステップS10において、位相差算出部34は、生成した相関度ヒストグラムに基づいて、サブピクセル単位で位相差を検出し、ステップS11において、相関度ヒストグラムの形状、値、積算された遮光画素数などに基づいて検出した位相差の信頼度を判定する。
以上のようにして検出された位相差は、位相差信号として、レンズ駆動部12に供給される。
以上で、位相差信号生成部22による、遮光画素と通常画素の間の位相差検出処理の説明を終了する。
<画素部21における遮光画素の他の配置例>
上述したように、画素部21における遮光画素の配置は、図2に示された第1の配置例が好適であるが、他の配置であってもよい。
図10は、画素部21における遮光画素の他の配置例(第2の配置例)を示している。第2の配置例では、受光面の右側が遮光されている右側遮光画素71と、受光面の左側が遮光されている左側遮光画素72とが画面全体にランダムに配置されている。本実施の形態の場合、遮光画素は対となって存在する必要がないので、第2の配置例であっても問題なく位相差を検出することができる。
図11は、画素部21における遮光画素のさらに他の配置例(第3の配置例)を示している。第3の配置例では、受光面の右側が遮光されている右側遮光画素71だけが画面全体にランダムに配置されている。本実施の形態の場合、遮光画素は対となって存在する必要がないので、第3の配置例であっても問題なく位相差を検出することができる。
図12は、画素部21における遮光画素のさらに他の配置例(第4の配置例)を示している。第4の配置例では、受光面の右側が遮光されている右側遮光画素71が遮光方向(いまの場合、右側が遮光されているので水平方向)に直線状に連続して配置されている。本実施の形態の場合、遮光画素は対となって存在する必要がないので、第4の配置例であっても問題なく位相差を検出することができる。
図13は、画素部21における遮光画素のさらに他の配置例(第5の配置例)を示している。第5の配置例では、受光面の下側が遮光されている下側遮光画素81が遮光方向(いまの場合、下側が遮光されているので垂直方向)に直線状に連続して配置されている。本実施の形態の場合、遮光画素は対となって存在する必要がないので、第5の配置例であっても問題なく位相差を検出することができる。
図14は、画素部21における遮光画素のさらに他の配置例(第6の配置例)を示している。第6の配置例では、受光面の左下側が遮光されている左下側遮光画素91が遮光方向(いまの場合、左下側が遮光されているので右上がりの斜め方向)に直線状に連続して配置されている。本実施の形態の場合、遮光画素は対となって存在する必要がないので、第6の配置例であっても問題なく位相差を検出することができる。
図15は、画素部21における遮光画素のさらに他の配置例(第7の配置例)を示している。第7の配置例では、受光面の右側が遮光されている右側遮光画素71が複数の列に規則的に配置されている。本実施の形態の場合、遮光画素は対となって存在する必要がないので、第7の配置例であっても問題なく位相差を検出することができる。
図16Aは、画素部21における遮光画素の他の配置例(第8の配置例)を示している。第8の配置例では、受光面の右側が遮光されている右側遮光画素71と、受光面の左側が遮光されている左側遮光画素72が遮光方向の直線状に対となって密に配置されている。本実施の形態の場合、注目する遮光画素とその遮光方向に位置する通常画素を用いるので、このままでは通常画素が足りず、位相差を検出することができる。そこで、同図Bに示すように、注目画素としての遮光画素41の遮光方向に位置する画素の画素値を、それぞれの上下の通常画素の画素値を用いて推定し、位相差の検出に利用する。
図17Aは、画素部21における遮光画素の他の配置例(第9の配置例)を示している。第9の配置例では、受光面の下側が遮光されている下側遮光画素81と、受光面の上側が遮光されている上側遮光画素82が遮光方向の直線状に対となって密に配置されている。本実施の形態の場合、注目する遮光画素とその遮光方向に位置する通常画素を用いるので、このままでは通常画素が足りず、位相差を検出することができる。そこで、同図Bに示すように、注目画素としての遮光画素41の遮光方向に位置する画素の画素値を、それぞれの左右の通常画素の画素値を用いて推定し、位相差の検出に利用する。
図18Aは、画素部21における遮光画素の他の配置例(第10の配置例)を示している。第10の配置例では、受光面の左下側が遮光されている左下側遮光画素91と、受光面の右上側が遮光されている右上側遮光画素92が遮光方向の直線状に対となって密に配置されている。本実施の形態の場合、注目する遮光画素とその遮光方向に位置する通常画素を用いるので、このままでは通常画素が足りず、位相差を検出することができる。そこで、同図Bに示すように、注目画素としての遮光画素41の遮光方向に位置する画素の画素値を、それぞれの左上と右下の通常画素の画素値を用いて推定し、位相差の検出に利用する。
図19Aは、画素部21における遮光画素の他の配置例(第11の配置例)を示している。第11の配置例では、受光面の右側が遮光されている右側遮光画素71と、受光面の左側が遮光されている左側遮光画素72が対となって複数の列に配置されている。本実施の形態の場合、注目する遮光画素とその遮光方向に位置する通常画素を用いるので、注目画素としての遮光画素41と隣り合う遮光方向に位置する画素の画素値を、その上下の通常画素の画素値を用いて推定し、位相差の検出に利用する。
<本実施の形態であるイメージセンサ13の適用例>
本実施の形態であるイメージセンサ13は、表面照射型または裏面照射型のどちらに対しても適用できる。
また、本実施の形態であるイメージセンサ13は、3トランジスタ型または4トランジスタ型のどちらに対しても適用できる。
さらに、本実施の形態であるイメージセンサ13は、例えば、図20に示される4画素共有型CMOSイメージセンサ110のように、複数の画素でFDなどを共有するように構成されたCMOSイメージセンサに対して適用できる。
またさらに、本実施の形態であるイメージセンサ13は、例えば、図21に示されような、センサ回路152(画素部21に相当)が形成された基板151と、論理回路154(位相差信号生成部22などに相当)が形成された基板153が積層されている積層型CMOSイメージセンサ150に対して適用できる。
なお、本実施の形態であるイメージセンサ13は、撮像装置だけでなく、撮像機能を有するあらゆる種類の電子装置に適用できる。
本開示の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
なお、本開示は以下のような構成も取ることができる。
(1)
縦横に配置された通常画素の間に遮光画素が配置されている画素部と、
注目領域に存在する注目画素としての前記遮光画素の周囲のテクスチャを判定し、前記テクスチャに基づいて重み付け係数を設定する設定部と、
前記注目画素としての前記遮光画素の画素値と、前記遮光画素の周囲の前記通常画素の画素値との相関値を演算する演算部と、
前記遮光画素に対して演算された前記相関値に前記重み付け係数を乗算し、前記注目領域に存在する前記遮光画素の分だけ積算することにより相関度ヒストグラムを生成する生成部と
を備えるイメージセンサ。
(2)
前記生成部は、さらに、生成した前記相関度ヒストグラムに基づいて、前記注目領域に存在する前記遮光画素とその周囲の前記通常画素との位相差を検出する
前記(1)に記載のイメージセンサ。
(3)
前記設定部は、注目画素としての前記遮光画素を中心として前記遮光画素の遮光方向に位置する通常画素列を生成し、前記通常画素列のテクスチャを判定し、前記テクスチャに基づいて重み付け係数を設定する
前記(1)または(2)に記載のイメージセンサ。
(4)
前記設定部は、注目画素としての前記遮光画素を中心として前記遮光画素の遮光方向に位置する、前記遮光画素と同色の通常画素列を補間により生成する
前記(3)に記載のイメージセンサ。
(5)
前記設定部は、生成した前記通常画素列のノイズを除去し、ノイズ除去後の前記通常画素列のテクスチャを判定し、前記テクスチャに基づいて重み付け係数を設定する
前記(3)または(4)に記載のイメージセンサ。
(6)
前記設定部は、テクスチャ判定としては、ダイナミックレンジ判定、単調増加/減少判定、または飽和判定の少なくとも一つを行う
前記(1)から(5)のいずれかに記載のイメージセンサ。
(7)
前記注目領域を選択する選択部を
さらに備える前記(1)から(6)のいずれかに記載のイメージセンサ。
(8)
前記選択部は、複数の区画に区分けられた画面のうち、ユーザによって選択された前記区画に基づいて前記注目領域を選択する
前記(7)に記載のイメージセンサ。
(9)
前記選択部は、ユーザによって選択された前記区画上の同一の奥行きを有する領域を前記注目領域として抽出する
前記(8)に記載のイメージセンサ。
(10)
前記演算部は、前記注目画素としての前記遮光画素の輝度値を補正し、補正後の輝度値と、前記遮光画素の周囲の前記通常画素の輝度値との相関値を演算する
前記(1)から(8)のいずれかに記載のイメージセンサ。
(11)
前記生成部は、生成した前記相関度ヒストグラムに基づいて、検出した前記位相差の信頼度を算出する
前記(1)から(9)のいずれかに記載のイメージセンサ。
(12)
前記画素部においては、受光面の第1領域が遮光されている第1遮光画素と、受光面の前記第1領域とは異なる第2領域が遮光されている第2左側遮光画素の一方が、遮光方向には疎に、かつ、画面全体に規則的に均等に配置されている
前記(1)から(10)のいずれかに記載のイメージセンサ。
(13)
前記画素部においては、受光面の第1領域が遮光されている第1遮光画素と、受光面の前記第1領域とは異なる第2領域が遮光されている第2左側遮光画素の一方が、画面全体にランダムに配置されている
前記(1)から(10)のいずれかに記載のイメージセンサ。
(14)
前記画素部においては、受光面の第1領域が遮光されている第1遮光画素と、受光面の前記第1領域とは異なる第2領域が遮光されている第2左側遮光画素の両方が、画面全体にランダムに配置されている
前記(1)から(10)のいずれかに記載のイメージセンサ。
(15)
前記画素部においては、受光面の第1領域が遮光されている第1遮光画素と、受光面の前記第1領域とは異なる第2領域が遮光されている第2左側遮光画素の一方が、遮光方向に直線状に配置されている
前記(1)から(10)のいずれかに記載のイメージセンサ。
(16)
前記画素部においては、受光面の第1領域が遮光されている第1遮光画素と、受光面の前記第1領域とは異なる第2領域が遮光されている第2左側遮光画素の両方が、対となって遮光方向に直線状に配置されている
前記(1)から(10)のいずれかに記載のイメージセンサ。
(17)
前記画素部においては、受光面の第1領域が遮光されている第1遮光画素と、受光面の前記第1領域とは異なる第2領域が遮光されている第2左側遮光画素の一方が、複数の列に配置されている
前記(1)から(10)のいずれかに記載のイメージセンサ。
(18)
前記画素部においては、受光面の第1領域が遮光されている第1遮光画素と、受光面の前記第1領域とは異なる第2領域が遮光されている第2左側遮光画素の両方が、対となって複数の列に配置されている
前記(1)から(10)のいずれかに記載のイメージセンサ。
(19)
縦横に配置された通常画素の間に遮光画素が配置されている画素部を備えるイメージセンサにおける前記遮光画素とその周囲の前記通常画素との位相差の演算方法において、
前記イメージセンサによる、
注目領域に存在する注目画素としての前記遮光画素の周囲のテクスチャを判定し、前記テクスチャに基づいて重み付け係数を設定する設定ステップと、
前記注目画素としての前記遮光画素の画素値と、前記遮光画素の周囲の前記通常画素の画素値との相関値を演算する演算ステップと、
前記遮光画素に対して演算された前記相関値に前記重み付け係数を乗算し、前記注目領域に存在する前記遮光画素の分だけ積算することにより相関度ヒストグラムを生成し、生成した前記相関度ヒストグラムに基づいて、前記注目領域に存在する前記遮光画素とその周囲の前記通常画素との位相差を検出する検出ステップと
含む演算方法。
(20)
イメージセンサが搭載された電子装置において、
前記イメージセンサは、
縦横に配置された通常画素の間に遮光画素が配置されている画素部と、
注目領域に存在する注目画素としての前記遮光画素の周囲のテクスチャを判定し、前記テクスチャに基づいて重み付け係数を設定する設定部と、
前記注目画素としての前記遮光画素の画素値と、前記遮光画素の周囲の前記通常画素の画素値との相関値を演算する演算部と、
前記遮光画素に対して演算された前記相関値に前記重み付け係数を乗算し、前記注目領域に存在する前記遮光画素の分だけ積算することにより相関度ヒストグラムを生成する生成部とを備える
電子装置。
10 撮像装置, 11 光学レンズ部, 12 レンズ駆動部, 13 イメージセンサ, 14 画像データ生成部, 15 記録部, 21 画素部, 22 位相差信号生成部, 31 領域選択部, 32 テクスチャ判定部, 33 相関演算部, 34 位相差算出部, 41 遮光画素

Claims (20)

  1. 縦横に配置された通常画素の間に遮光画素が配置されている画素部と、
    注目領域に存在する注目画素としての前記遮光画素の周囲のテクスチャを判定し、前記テクスチャに基づいて重み付け係数を設定する設定部と、
    前記注目画素としての前記遮光画素の画素値と、前記遮光画素の周囲の前記通常画素の画素値との相関値を演算する演算部と、
    前記遮光画素に対して演算された前記相関値に前記重み付け係数を乗算し、前記注目領域に存在する前記遮光画素の分だけ積算することにより相関度ヒストグラムを生成する生成部と
    を備えるイメージセンサ。
  2. 前記生成部は、さらに、生成した前記相関度ヒストグラムに基づいて、前記注目領域に存在する前記遮光画素とその周囲の前記通常画素との位相差を検出する
    請求項1に記載のイメージセンサ。
  3. 前記設定部は、注目画素としての前記遮光画素を中心として前記遮光画素の遮光方向に位置する通常画素列を生成し、前記通常画素列のテクスチャを判定し、前記テクスチャに基づいて重み付け係数を設定する
    請求項2に記載のイメージセンサ。
  4. 前記設定部は、注目画素としての前記遮光画素を中心として前記遮光画素の遮光方向に位置する、前記遮光画素と同色の通常画素列を補間により生成する
    請求項3に記載のイメージセンサ。
  5. 前記設定部は、生成した前記通常画素列のノイズを除去し、ノイズ除去後の前記通常画素列のテクスチャを判定し、前記テクスチャに基づいて重み付け係数を設定する
    請求項3に記載のイメージセンサ。
  6. 前記設定部は、テクスチャ判定としては、ダイナミックレンジ判定、単調増加/減少判定、または飽和判定の少なくとも一つを行う
    請求項3に記載のイメージセンサ。
  7. 前記注目領域を選択する選択部を
    さらに備える請求項2に記載のイメージセンサ。
  8. 前記選択部は、複数の区画に区分けられた画面のうち、ユーザによって選択された前記区画に基づいて前記注目領域を選択する
    請求項7に記載のイメージセンサ。
  9. 前記選択部は、ユーザによって選択された前記区画上の同一の奥行きを有する領域を前記注目領域として抽出する
    請求項8に記載のイメージセンサ。
  10. 前記演算部は、前記注目画素としての前記遮光画素の輝度値を補正し、補正後の輝度値と、前記遮光画素の周囲の前記通常画素の輝度値との相関値を演算する
    請求項2に記載のイメージセンサ。
  11. 前記生成部は、生成した前記相関度ヒストグラムに基づいて、検出した前記位相差の信頼度を算出する
    請求項2に記載のイメージセンサ。
  12. 前記画素部においては、受光面の第1領域が遮光されている第1遮光画素と、受光面の前記第1領域とは異なる第2領域が遮光されている第2左側遮光画素の一方が、遮光方向には疎に、かつ、画面全体に規則的に均等に配置されている
    請求項2に記載のイメージセンサ。
  13. 前記画素部においては、受光面の第1領域が遮光されている第1遮光画素と、受光面の前記第1領域とは異なる第2領域が遮光されている第2左側遮光画素の一方が、画面全体にランダムに配置されている
    請求項2に記載のイメージセンサ。
  14. 前記画素部においては、受光面の第1領域が遮光されている第1遮光画素と、受光面の前記第1領域とは異なる第2領域が遮光されている第2左側遮光画素の両方が、画面全体にランダムに配置されている
    請求項2に記載のイメージセンサ。
  15. 前記画素部においては、受光面の第1領域が遮光されている第1遮光画素と、受光面の前記第1領域とは異なる第2領域が遮光されている第2左側遮光画素の一方が、遮光方向に直線状に配置されている
    請求項2に記載のイメージセンサ。
  16. 前記画素部においては、受光面の第1領域が遮光されている第1遮光画素と、受光面の前記第1領域とは異なる第2領域が遮光されている第2左側遮光画素の両方が、対となって遮光方向に直線状に配置されている
    請求項2に記載のイメージセンサ。
  17. 前記画素部においては、受光面の第1領域が遮光されている第1遮光画素と、受光面の前記第1領域とは異なる第2領域が遮光されている第2左側遮光画素の一方が、複数の列に配置されている
    請求項2に記載のイメージセンサ。
  18. 前記画素部においては、受光面の第1領域が遮光されている第1遮光画素と、受光面の前記第1領域とは異なる第2領域が遮光されている第2左側遮光画素の両方が、対となって複数の列に配置されている
    請求項2に記載のイメージセンサ。
  19. 縦横に配置された通常画素の間に遮光画素が配置されている画素部を備えるイメージセンサにおける前記遮光画素とその周囲の前記通常画素との位相差の演算方法において、
    前記イメージセンサによる、
    注目領域に存在する注目画素としての前記遮光画素の周囲のテクスチャを判定し、前記テクスチャに基づいて重み付け係数を設定する設定ステップと、
    前記注目画素としての前記遮光画素の画素値と、前記遮光画素の周囲の前記通常画素の画素値との相関値を演算する演算ステップと、
    前記遮光画素に対して演算された前記相関値に前記重み付け係数を乗算し、前記注目領域に存在する前記遮光画素の分だけ積算することにより相関度ヒストグラムを生成し、生成した前記相関度ヒストグラムに基づいて、前記注目領域に存在する前記遮光画素とその周囲の前記通常画素との位相差を検出する検出ステップと
    含む演算方法。
  20. イメージセンサが搭載された電子装置において、
    前記イメージセンサは、
    縦横に配置された通常画素の間に遮光画素が配置されている画素部と、
    注目領域に存在する注目画素としての前記遮光画素の周囲のテクスチャを判定し、前記テクスチャに基づいて重み付け係数を設定する設定部と、
    前記注目画素としての前記遮光画素の画素値と、前記遮光画素の周囲の前記通常画素の画素値との相関値を演算する演算部と、
    前記遮光画素に対して演算された前記相関値に前記重み付け係数を乗算し、前記注目領域に存在する前記遮光画素の分だけ積算することにより相関度ヒストグラムを生成する生成部とを備える
    電子装置。
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