JP2016008704A - 自動変速機の作動油熱交換システム - Google Patents

自動変速機の作動油熱交換システム Download PDF

Info

Publication number
JP2016008704A
JP2016008704A JP2014131505A JP2014131505A JP2016008704A JP 2016008704 A JP2016008704 A JP 2016008704A JP 2014131505 A JP2014131505 A JP 2014131505A JP 2014131505 A JP2014131505 A JP 2014131505A JP 2016008704 A JP2016008704 A JP 2016008704A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat exchanger
heat exchange
automatic transmission
hydraulic oil
valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014131505A
Other languages
English (en)
Inventor
長谷川 潤
Jun Hasegawa
潤 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2014131505A priority Critical patent/JP2016008704A/ja
Publication of JP2016008704A publication Critical patent/JP2016008704A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • General Details Of Gearings (AREA)

Abstract

【課題】運転条件によって直列配置と並列配置を使い分けることで、総熱交換性能の向上を図ること。【解決手段】変速機作動油と熱媒体を熱交換する熱交換器を備えた自動変速機1の作動油熱交換システムを前提とする。熱交換器として、第1熱媒体12と熱交換する第1熱交換器2と、第1熱媒体12とは別の第2熱媒体13と熱交換する第2熱交換器3と、を有する。第1熱交換器2と第2熱交換器3を、自動変速機1に接続される作動油熱交換回路A1に設定する。作動油熱交換回路A1に、第1熱交換器2と第2熱交換器3の配列を直列と並列に切り替える切替構造として、第1バルブ9と第2バルブ10と第3バルブ11を設けた。【選択図】図1

Description

本発明は、変速機作動油と熱媒体を熱交換する熱交換器を備えた自動変速機の作動油熱交換システムに関する。
従来、熱交換対象機器群の一つとして、自動変速機の作動油を冷却又は加熱するATF用熱交換器が記載された車両用熱管理システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−00946号公報
しかしながら、従来の車両用熱管理システムにあっては、熱交換対象機器群の一つとして、他の熱交換器と共に並列に配置されたATF用熱交換器の記載が認められるだけである。このため、油量収支が良好で圧力損失が過大になる条件では使用が制限されるし、油量収支が悪化する条件では熱交換性能が低下してしまう、という問題があった。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、運転条件によって直列配置と並列配置を使い分けることで、総熱交換性能の向上を図ることができる自動変速機の作動油熱交換システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の自動変速機の作動油熱交換システムは、変速機作動油と熱媒体を熱交換する熱交換器を備える。
前記熱交換器として、第1熱媒体と熱交換する第1熱交換器と、前記第1熱媒体とは別の第2熱媒体と熱交換する第2熱交換器と、を有する。
前記第1熱交換器と前記第2熱交換器を、前記自動変速機に接続される作動油熱交換回路に設定する。
前記作動油熱交換回路に、前記第1熱交換器と前記第2熱交換器の配列を直列と並列に切り替える切替構造を設けた。
よって、作動油熱交換回路に設けた切替構造によって、第1熱交換器と第2熱交換器の直列配置と並列配置が切り替えられる。
例えば、油量収支が良好な条件で2つの熱交換器で流量を分担する並列配置にすると、直列配置では圧力損失が過大となり使用できなかった大流量条件でも使用することができ、2つの熱交換器での交換熱量を増加させることができる。一方、油量収支が悪化する条件で上流側と下流側での2段階で熱交換する直列配置にすると、並列配置に比べて交換熱量を増加させることができる。
この結果、運転条件によって直列配置と並列配置を使い分けることで、総熱交換性能の向上を図ることができる。
実施例1の自動変速機の作動油熱交換システムを示す全体システム図である。 実施例1の作動油熱交換システムのATコントローラにて実行される熱交換器配列切替処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1の熱交換器配列切替処理にて用いられるATF油温条件及び油量収支条件による並列配置/直列配置選択マップの一例を示すマップ図である。 実施例1の作動油熱交換システムにおける第2熱交換器のバイパス配置でのATF作動油流れを示す作用説明図である。 実施例1の作動油熱交換システムにおける第1,2熱交換器の並列配置でのATF作動油流れを示す作用説明図である。 実施例1の作動油熱交換システムにおける第1,2熱交換器の直列配置でのATF作動油流れを示す作用説明図である。 実施例1の作動油熱交換システムでの直列配置と並列配置での総クーラー流量に対する交換熱量の関係を示す熱交換性能比較図である。 実施例1の作動油熱交換システムにおいて第1熱交換器と第2熱交換器の直列・並列切り替えと直列のみと並列のみによる油温上昇抑制効果の比較を示す油温特性タイムチャートである。 実施例2の作動油熱交換システムにおける作動油熱交換回路の構成を示す回路構成図である。 実施例3の作動油熱交換システムにおける作動油熱交換回路の構成を示す回路構成図である。
以下、本発明の自動変速機の作動油熱交換システムを実現する最良の形態を、図面に示す実施例1〜実施例3に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
実施例1における自動変速機の作動油熱交換システムの構成を、「全体システム構成」、「熱交換器配列切替処理構成」に分けて説明する。
[全体システム構成]
図1は、自動変速機の作動油熱交換システムを示す。以下、図1に基づき、作動油熱交換回路A1と熱交換器配列切替制御系B1により、全体システム構成を説明する。
前記作動油熱交換回路A1は、図1に示すように、自動変速機1と、第1熱交換器2と、第2熱交換器3と、油路回路4,5,6,7,8と、第1バルブ9と、第2バルブ10と、第3バルブ11と、第1熱媒体12と、第2熱媒体13と、を備えている。
前記自動変速機1は、図示しないオイルポンプからの吐出圧に基づき、コントロールバルブユニットによりライン圧PLや締結要素圧やプーリ圧等を作り出し、これらの油圧を用いて自動変速動作を行う有段変速機や無段変速機である。コントロールバルブユニットの下側には、変速機作動油(ATF)を溜めるオイルパンが設けられる。自動変速機1の変速機入力軸には、図示しないエンジンやモータ等の走行駆動源が連結されると共に、オイルポンプが駆動接続される。変速機出力軸には、図示しない駆動輪が連結される。
前記自動変速機1に接続される作動油熱交換回路A1に、第1熱交換器2と第2熱交換器3を設定している。そして、第1熱交換器2と第2熱交換器3の配列を直列と並列に切り替える切替構造を、第1バルブ9と第2バルブ10と第3バルブ11によるバルブ3個で構成している。作動油熱交換回路A1への自動変速機1の出口1aは、摩擦締結要素等の潤滑/冷却を行った後にオイルパン内に溜められた戻り変速機作動油に連通する。自動変速機1の入口1bは、オイルポンプがストレーナを介して変速機作動油を吸入するポンプ吸入系に連通する。
前記第1熱交換器2は、変速機作動油と第1熱媒体12を熱交換する熱交換器であり、第1熱媒体12としては、エンジン冷却水等が用いられる。すなわち、変速機作動油がエンジン冷却水より低温のときは、変速機作動油の油温を上昇させるウォーマーとして機能し、変速機作動油がエンジン冷却水より高温のときは、変速機作動油の油温を低下させるクーラーとして機能する。
前記第2熱交換器3は、第1熱媒体12とは別の第2熱媒体13と熱交換する熱交換器であり、第2熱媒体13としては、第1熱媒体12のエンジン冷却水路から独立に配管された冷媒パイプを介して送られる冷媒(水や空気等)が用いられる。
前記第1バルブ9は、外部からの指令により開閉駆動可能な電磁バルブ等により構成され、第1熱交換器2と並列な油路回路6に配置している。つまり、自動変速機1の出口1aと第1熱交換器2の入口2aは、油路回路4により接続されている。そして、自動変速機1の出口1aと第2熱交換器3の入口3aは、油路回路6により接続され、この油路回路6の途中位置に第1バルブ9を配置している。
前記第2バルブ10は、外部からの指令により開閉駆動可能な電磁バルブ等により構成され、第2熱交換器3と並列な油路回路5に配置している。つまり、第1熱交換器2の出口2bと自動変速機1の入口1bは、油路回路5により接続され、この油路回路5の途中位置に第2バルブ10を配置している。
前記第3バルブ11は、外部からの指令により開閉駆動可能な電磁バルブ等により構成され、第1熱交換器2と第2熱交換器3を結ぶ油路回路8に配置している。つまり、第2熱交換器3の出口3bと自動変速機1の入口1bは、油路回路7により接続されている。そして、第1熱交換器2の出口2bと第2熱交換器3の入口3aは、油路回路8により接続され、この油路回路8の途中位置に第3バルブ11を配置している。
前記熱交換器配列切替制御系B1は、図1に示すように、ATコントローラ21と、アクセル開度センサ22と、車速センサ23と、ATF油温センサ24と、ライン圧センサ25と、変速機入力回転数センサ26と、他のセンサ・スイッチ類27と、を備えている。
前記ATコントローラ21は、アクセル開度や車速等に応じて最適の変速比を得る変速制御以外に、ATF油温センサ24から取得される変速機作動油のATF油温情報に基づき、切替構造(第1バルブ9、第2バルブ10、第3バルブ11)の制御を行う。この切り替え制御では、変速機作動油のATF油温を、低油温領域と中油温領域と高油温領域に分けたとき、低油温領域において第2熱交換器3を迂回するバイパス配置とし、中油温領域において主に並列配置とし、高油温領域において主に直列配置とする制御を行う。さらに、ATF油温情報以外に、自動変速機1のライン圧PLと、自動変速機1の変速機入力回転数Ninを制御パラメータとして加え、第1熱交換器2と第2熱交換器3の配列切り替え制御を行う。ここで、ライン圧PLは、アクセル開度等により決まるドライバ要求駆動力が大きいほど高圧にするライン圧制御を行うことで、ライン圧PLが高いほどポンプ吐出量が多くなる。また、変速機入力回転数Ninは、変速機入力軸にオイルポンプが駆動連結されることで、高回転であるほど油量が多くなる。つまり、ライン圧PLと変速機入力回転数Ninの制御パラメータは、自動変速機1の油量収支の判断情報として用いられる。
[熱交換器配列切替処理構成]
図2は、ATコントローラ21にて実行される熱交換器配列切替処理の流れを示す(切替制御手段)。以下、熱交換器配列切替処理構成をあらわす図2の各ステップについて説明する。
ステップS1では、ATF油温センサ24からのATF油温Tatfと、ライン圧センサ25からのライン圧PLと、変速機入力回転数センサ26からの変速機入力回転数Ninを読み込み、ステップS2へ進む。
ステップS2では、ステップS1での必要入力情報の読み込みに続き、ATF油温Tatfが低油温閾値Tc以下であるか否かを判断する。YES(Tatf≦Tc:低油温域)の場合はステップS3へ進み、NO(Tatf>Tc)の場合はステップS4へ進む。
ここで、低油温閾値Tcは、変速機作動油の粘性が高い極低油温域と、粘性が低くなる中油温域と、の境界域の温度に設定される。
ステップS3では、ステップS2でのTatf≦Tcであるとの判断に続き、第2熱交換器3を迂回するバイパス配置とするバルブ指令を出力し、リターンへ進む。
ここで、第2熱交換器3のバイパス配置指令は、第1バルブ9を閉じ、第2バルブ10を開け、第3バルブ11を閉じる指令である。
ステップS4では、ステップS2でのTatf>Tcであるとの判断に続き、ATF油温Tatfが中油温閾値Tm以下であるか否かを判断する。YES(Tatf≦Tm:中油温域)の場合はステップS5へ進み、NO(Tatf>Tm:高油温域)の場合はステップS8へ進む。
ここで、中油温閾値Tmは、中油温域と高油温域の境界域の温度に設定される。
ステップS5では、ステップS4でのTatf≦Tmであるとの判断に続き、ライン圧PLと変速機入力回転数Ninと図3の中油温マップM1を用い、油量収支良好条件が成立しているか否かを判断する。YES(油量収支良好条件成立)の場合はステップS6へ進み、NO(油量収支良好条件不成立)の場合はステップS7へ進む。
ここで、油量収支良好条件が成立しているとの判断は、ライン圧PLと変速機入力回転数Ninにより決まる油量収支点が、図3の中油温マップM1(実線特性)の右側領域にあるとき行う。
ステップS6では、ステップS5での油量収支良好条件成立との判断に続き、第1熱交換器2と第2熱交換器3を並列配置とするバルブ指令を出力し、リターンへ進む。
ここで、第1熱交換器2と第2熱交換器3の並列配置指令は、第1バルブ9を開け、第2バルブ10を開け、第3バルブ11を閉じる指令である。
ステップS7では、ステップS5での油量収支良好条件不成立との判断に続き、第1熱交換器2と第2熱交換器3を直列配置とするバルブ指令を出力し、リターンへ進む。
ここで、第1熱交換器2と第2熱交換器3の直列配置指令は、第1バルブ9を閉じ、第2バルブ10を閉じ、第3バルブ11を開ける指令である。
ステップS8では、ステップS4でのTatf>Tmであるとの判断に続き、ライン圧PLと変速機入力回転数Ninと図3の高油温マップM2を用い、油量収支悪化条件が成立しているか否かを判断する。YES(油量収支悪化条件成立)の場合はステップS7(直列配置)へ進み、NO(油量収支悪化条件不成立)の場合はステップS6(並列配置)へ進む。
ここで、油量収支悪化条件が成立しているとの判断は、ライン圧PLと変速機入力回転数Ninにより決まる油量収支点が、図3の高油温マップM2(破線特性)の左側領域にあるときに行う。
次に、作用を説明する。
実施例1の自動変速機1の作動油熱交換システムにおける作用を、「熱交換器配列切替処理作用」、「熱交換器配列切替制御作用」、「並列/直列切替作用」に分けて説明する。
[熱交換器配列切替処理作用]
ATF油温Tatfが低油温閾値Tc以下の低油温域のときは、図2のフローチャートにおいて、ステップS1→ステップS2→ステップS3へと進み、ステップS3では、第2熱交換器3をバイパスするバイパス配置とするバルブ指令が出力される。つまり、作動油熱交換回路A1の第1バルブ9を閉じ、第2バルブ10を開け、第3バルブ11を閉じることで、第1熱交換器2のみを変速機作動油が流れ、第2熱交換器3を迂回するバイパス配置とされる。
ATF油温Tatfが、低油温閾値Tcを超えているが中油温閾値Tm以下の中油温域のときは、図2のフローチャートにおいて、ステップS1→ステップS2→ステップS4→ステップS5へと進む。ステップS5では、ライン圧PLと変速機入力回転数Ninと図3の中油温マップM1を用い、油量収支良好条件が成立しているか否かが判断される。そして、ライン圧PLと変速機入力回転数Ninにより決まる油量収支点が、図3の中油温マップM1(実線特性)の右側領域にあり、油量収支良好条件が成立していると判断されると、ステップS6へ進む。ステップS6では、第1熱交換器2と第2熱交換器3を並列配置とするバルブ指令が出力される。つまり、作動油熱交換回路A1の第1バルブ9を開け、第2バルブ10を開け、第3バルブ11を閉じることで、変速機作動油が第1熱交換器2と第2熱交換器3に分かれて流れる並列配置とされる。一方、ライン圧PLと変速機入力回転数Ninにより決まる油量収支点が、図3の中油温マップM1(実線特性)の左側領域にあり、油量収支良好条件が不成立であると判断されると、ステップS7へ進む。ステップS7では、第1熱交換器2と第2熱交換器3を直列配置とするバルブ指令が出力される。つまり、作動油熱交換回路A1の第1バルブ9を閉じ、第2バルブ10を閉じ、第3バルブ11を開けることで、変速機作動油が第1熱交換器2を流れた後、第2熱交換器3を流れる直列配置とされる。
ATF油温Tatfが、中油温閾値Tmを超えている高油温域のときは、図2のフローチャートにおいて、ステップS1→ステップS2→ステップS4→ステップS8へと進む。ステップS8では、ライン圧PLと変速機入力回転数Ninと図3の高油温マップM2を用い、油量収支悪化条件が成立しているか否かが判断される。そして、ライン圧PLと変速機入力回転数Ninにより決まる油量収支点が、図3の高油温マップM2(破線特性)の左側領域にあり、油量収支悪化条件が成立であると判断されると、ステップS7へ進み、ステップS7では、第1熱交換器2と第2熱交換器3を直列配置とするバルブ指令が出力される。一方、ライン圧PLと変速機入力回転数Ninにより決まる油量収支点が、図3の高油温マップM2(破線特性)の右側領域にあり、油量収支悪化条件が不成立であると判断されると、ステップS6へ進み、ステップS6では、第1熱交換器2と第2熱交換器3を並列配置とするバルブ指令が出力される。
このように、ATF油温条件と油量収支条件を用い、作動油熱交換回路A1に設けられた第1熱交換器2と第2熱交換器3のバイパス配置と、第1熱交換器2と第2熱交換器3の並列配置と、第1熱交換器2と第2熱交換器3の直列配置と、が切り替えられる。
[熱交換器配列切替制御作用]
図4は実施例1の作動油熱交換システムにおけるバイパス配置でのATF作動油流れを示し、図5は並列配置でのATF作動油流れを示し、図6は直列配置でのATF作動油流れを示す。以下、図4〜図6に基づき、熱交換器配列切替制御作用を説明する。
(バイパス配置)
まず、ATF油温Tatfが低油温閾値Tc以下の低油温域のときは、バイパス配置が選択され、図4に示すように、作動油熱交換回路A1の第1バルブ9が閉じられ、第2バルブ10が開けられ、第3バルブ11が閉じられる。
このため、変速機作動油の流れは、図4の太線矢印に示すように、自動変速機1(出口1a)→油路回路4→第1熱交換器2(入口2a)→第1熱交換器2(出口2b)→油路回路5→自動変速機1(入口1b)となる。
したがって、低油温域のバイパス配置においては、自動変速機1の出口1aからの変速機作動油が第2熱交換器3をバイパスし、第1熱交換器2のみに流れ、第1熱交換器2にて第1熱媒体12と熱交換され、自動変速機1の入口1bに戻される。このため、変速機作動油を2つの熱交換器2,3を流す場合に比べ、圧力損失が低下し、潤滑の必要な箇所に変速機作動油を供給することができる。また、第1熱交換器2がウォーマーとして機能するため、油路回路8を遮断することで、ウォーマーとしての交換熱量を上昇させることができる。
(並列配置)
ATF油温Tatfが中油温域で油量収支良好条件成立時、或いは、ATF油温Tatfが高油温域で油量収支悪化条件不成立時は、並列配置が選択される。よって、図5に示すように、作動油熱交換回路A1の第1バルブ9が開けられ、第2バルブ10が開けられ、第3バルブ11が閉じられる。このため、変速機作動油の流れは、図5の太線矢印に示すように、第1熱交換器2を通る流れと、第2熱交換器3を通る流れと、に分けられる。第1熱交換器2を通る流れは、上記バイパス配置での流れと同様である。第2熱交換器3を通る流れは、自動変速機1(出口1a)→油路回路4→油路回路6→第2熱交換器3(入口3a)→第2熱交換器3(出口3b)→油路回路7→油路回路5→自動変速機1(入口1b)となる。
したがって、自動変速機1の出口1aからの変速機作動油は、第1熱交換器2を流れる作動油と第2熱交換器3を流れる作動油に分岐し、作動油のそれぞれが第1熱交換器2にて第1熱媒体12と熱交換され、第2熱交換器3にて第2熱媒体13と熱交換される。そして、熱交換後の変速機作動油が合流し、自動変速機1の入口1bに戻される。
(直列配置)
ATF油温Tatfが中油温域で油量収支良好条件不成立時、或いは、ATF油温Tatfが高油温域で油量収支悪化条件成立時は、直列配置が選択される。よって、図6に示すように、作動油熱交換回路A1の第1バルブ9が閉じられ、第2バルブ10が閉じられ、第3バルブ11が開けられる。このため、変速機作動油の流れは、図6の太線矢印に示すように、第1熱交換器2を通った後、第2熱交換器3を通る。つまり、自動変速機1(出口1a)→油路回路4→第1熱交換器2(入口2a)→第1熱交換器2(出口2b)→油路回路8→第2熱交換器3(入口3a)→第2熱交換器3(出口3b)→油路回路7→油路回路5→自動変速機1(入口1b)となる。
したがって、自動変速機1の出口1aからの変速機作動油は、まず、第1熱交換器2を流れ、第1熱交換器2にて第1熱媒体12と熱交換される。第1熱交換器2により熱交換された後の変速機作動油は、次に第2熱交換器3に入り、第2熱交換器3にて第2熱媒体13と熱交換される。そして、第2熱交換器3による熱交換後の変速機作動油が自動変速機1の入口1bに戻される。
[並列/直列切替作用]
実施例1では、作動油熱交換回路A1に設けた切替構造によって、第1熱交換器2と第2熱交換器3の直列配置と並列配置を切り替える構成とした。
例えば、油量収支が良好な条件で2つの熱交換器2,3で流量を分担する並列配置にすると、直列配置では圧力損失が過大となり使用できなかった大流量条件でも使用することができ、2つの熱交換器2,3での熱交換による放熱量を増加させることができる。一方、油量収支が悪い条件で上流側と下流側での2段階で熱交換する直列配置にすると、並列配置に比べて熱交換による放熱量を増加させることができる。
この結果、運転条件によって直列配置と並列配置を使い分けることで、総熱交換性能の向上を図ることができる。以下、運転条件として、ATF油温条件と油量収支条件を用いた実施例1での並列/直列切替作用を詳しく述べる。
まず、ATF油温条件が同じで油量収支条件が変わるときの並列/直列切替作用を説明する。作動油熱交換回路A1に流れる変速機作動油が多く油量収支条件が良好なときは、図3において右側領域の油量収支となることで並列配置が選択される。一方、作動油熱交換回路A1に流れる変速機作動油が少なく油量収支条件が悪化したときは、図3において左側領域の油量収支となることで直列配置が選択される。すなわち、油量収支条件に着目すると、ATF油温が同じとき、油量収支条件が良好であると並列配置を選択し、油量収支条件が悪化すると直列配置を選択する。
したがって、油量収支の良好な条件では並列配置を選択することで、直列配置ではクーラー圧力損失が過大となり使用できなかった大流量条件でもクーラーを使用することができる。つまり、総クーラー流量が、図7の矢印C以上の領域(大流量条件)では、直列配置を使用することができない。これに対し、大流量条件で並列配置を使用することで、図7の破線特性に示すように、第1熱交換器2と第2熱交換器3のそれぞれの放熱量の和により、交換熱量を増加させることができる。
一方、油量収支の悪い条件では直列配置を選択することで、2段階の熱交換を用いた高い放熱量にてクーラーを使用することができる。つまり、総クーラー流量が、図7の矢印C未満の領域(小流量条件)では、直列配置(図7の実線特性)の交換熱量が、並列配置(図7の破線特性)の交換熱量を上回る。
次に、油量収支条件が同じでATF油温条件が変わるときの並列/直列切替作用を説明する。例えば、油量収支条件が、図3の中油温マップM1と高油温マップM2に挟まれたハッチング領域に存在するときには、ATF油温が中油温領域であると並列配置が選択され、ATF油温が高油温領域であると直列配置が選択される。すなわち、ATF油温条件に着目すると、油量収支条件が同じとき、ATF油温が中油温領域であると並列配置を選択し、ATF油温が高油温領域であると直列配置を選択する。
したがって、ATF油温に基づく熱交換器配列の切り替え選択は、図8に示すように、ATF油温が低油温領域であるとバイパス配置を選択し、ATF油温が中油温領域であると並列配置を選択し、ATF油温が高油温領域であると直列配置を選択する。これにより、並列配置と直列配置の双方のより高い放熱量を選択して放熱させることができ、ATF油温の上昇を抑えることができる(図8の矢印D)。つまり、直列・並列切り替え冷却システムの方が、直列のみの冷却システム、或いは、並列のみの冷却システムよりも、ATF油温を低下させることができる。
ここで、ATF油温が中油温領域で並列配置を選択する理由を説明する。ATF油温が中油温領域では、熱交換媒体と変速機作動油の温度差が小さい。よって、中油温領域で並列配置を選択すると、第2熱交換器3の入口3aを、直列配置時における第1熱交換器2の出口2bから自動変速機1の出口1aに変更することになり、第2熱交換器3の入口油温が上昇する。このため、第2熱交換器3内の熱交換媒体と変速機作動油の温度差を上昇させることができ、ATF油温が中油温領域では並列配置を選択することで、直列配置より高い放熱量とすることができることによる。
一方、ATF油温が高油温領域で直列配置を選択する理由を説明する。ATF油温が高油温領域では、熱交換媒体と変速機作動油の温度差が大きい。よって、高油温領域で直列配置を選択すると、第2熱交換器3の入口3aを、並列配置時における自動変速機1の出口1aから第1熱交換器2の出口2bに変更することになり、第2熱交換器3の入口油温が低下する。このため、第2熱交換器3内の熱交換媒体と変速機作動油の温度差を低下させることができ、ATF油温が高油温領域では2段階で熱交換する直列配置の選択することで、並列配置より高い放熱量とすることができることによる。
この結果、ある油温を閾値として走行制限するような車両においては、より高い走行負荷を与えることができるため、走行性能を向上させることができる。或いは、同一走行条件とした場合でも、必要な冷却デバイスの容量を削減することができるため、車両の低コスト化を図ることができる。
次に、効果を説明する。
実施例1の自動変速機1の作動油熱交換システムにあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(1) 変速機作動油と熱媒体を熱交換する熱交換器を備えた自動変速機1の作動油熱交換システムにおいて、
熱交換器として、第1熱媒体12と熱交換する第1熱交換器2と、第1熱媒体12とは別の第2熱媒体13と熱交換する第2熱交換器3と、を有し、
第1熱交換器2と第2熱交換器3を、自動変速機1に接続される作動油熱交換回路A1に設定し、
作動油熱交換回路A1に、第1熱交換器2と第2熱交換器3の配列を直列と並列に切り替える切替構造(第1〜第3バルブ9,10,11)を設けた(図1)。
このため、運転条件によって直列配置と並列配置を使い分けることで、総熱交換性能の向上を図ることができる。
(2) 切替構造(第1〜第3バルブ9,10,11)を、変速機作動油の油温情報に基づき制御する切替制御手段(ATコントローラ21)を設け、
切替制御手段(ATコントローラ21)は、変速機作動油の油温を、低油温領域と中油温領域と高油温領域に分けたとき、中油温領域において主に並列配置とし、高油温領域において主に直列配置とする制御を行う(図5,6)。
このため、(1)の効果に加え、変速機作動油の油温(ATF油温)が中〜高油温領域において油温を低下させるクーラー機能を発揮させることができると共に、中油温領域での放熱量の増加と、高油温領域での放熱量の増加を達成することができる。
(3) 切替制御手段(ATコントローラ21)は、低油温領域において、第1熱交換器2にのみ変速機作動油を流し、第2熱交換器3を迂回するバイパス配置とする制御を行う(図4)。
このため、(2)の効果に加え、変速機作動油の油温(ATF油温)が低油温領域において油温を上昇させるウォーマー機能を発揮させることができると共に、低油温領域にて潤滑必要箇所に変速機作動油を供給することができる。
(4) 切替構造を、作動油熱交換回路A1に設定した第1バルブ9と第2バルブ10と第3バルブ11によるバルブ3個で構成した(図1)。
このため、(1)〜(3)の効果に加え、3個のバルブ開閉の組み合わせにより、第1熱交換器2と第2熱交換器3の配列として、バイパス配置・並列配置・直列配置を切り替えることができる。
(5) 第1バルブ9を、第1熱交換器2と並列な油路回路6に配置した(図1)。
このため、(4)の効果に加え、第1バルブ9の開により並列配置を得ることができ、第1バルブ9の閉によりバイパス配置及び直列配置を得ることができる。
(6) 第2バルブ10を、第2熱交換器3と並列な油路回路5に配置した(図1)。
このため、(4)又は(5)の効果に加え、第2バルブ10の開によりバイパス配置及び並列配置を得ることができ、第2バルブ10の閉により直列配置を得ることができる。
(7) 第3バルブ11を、第1熱交換器2と第2熱交換器3を結ぶ油路回路8に配置した(図1)。
このため、(4)〜(6)の効果に加え、第3バルブ11の開により直列配置を得ることができ、第3バルブ11の閉によりバイパス配置及び並列配置を得ることができる。
(8) 切替制御手段(ATコントローラ21)は、変速機油温(ATF油温)に、自動変速機1のライン圧PLと回転数(変速機入力回転数Nin)のうち少なくとも一方をパラメータとして加え、第1熱交換器2と第2熱交換器3の配列切り替え制御を行う(図2)。
このため、(2)〜(7)の効果に加え、変速機油温条件(ATF油温条件)と油量収支条件に基づく適切な運転条件判断により、第1熱交換器2と第2熱交換器3の配列切り替え制御を行うことができる。
実施例2は、作動油熱交換回路を簡素化した例である。
図9は実施例2の作動油熱交換システムにおける作動油熱交換回路A2の構成を示す。以下、図9に基づき、実施例2の作動油熱交換回路A2の構成及び作用を説明する。
前記作動油熱交換回路A2は、図9に示すように、自動変速機1と、第1熱交換器2と、第2熱交換器3と、油路回路4,5,6,7,8と、第1バルブ9と、サーモバルブ15(第2バルブ)と、逆止弁14(第3バルブ)と、第1熱媒体12と、第2熱媒体13と、を備えている。
前記逆止弁14は、実施例1の第3バルブ11を置き換えたもので、変速機作動油を第1熱交換器2から第2熱交換器3に向かう方向に一方通行とする弁である。この置き換えができる理由は、実施例1の第3バルブ11は直列配置時に開けることになるが、第3バルブ11を開けた場合の変速機作動油の流れ方向は、常に第1熱交換器2の出口2bから第2熱交換器3の入口3aの方向になることによる。
前記サーモバルブ15は、実施例1の第2バルブ10を置き換えたもので、変速機作動油の油温に感応して開閉する弁である。この置き換えができる理由は、実施例1の第2バルブ10は、ATF油温が低温域と中温域では開放、高温域(直列配置)のときに閉じる開閉動作となるため、電子制御を必要としないサーモバルブに置き換えることが可能であることによる。ここで、第1バルブ9の作動条件、作動方法については、実施例1と同様である。なお、他の構成及び作用は、実施例1と同様であるので、説明を省略する。
次に、効果を説明する。
実施例2の自動変速機1の作動油熱交換システムにあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(9) 第3バルブを、変速機作動油を一方向に流す逆止弁14にした(図9)。
このため、上記(4)〜(8)の効果に加え、複雑なハード構成を不要とし、バルブ制御を行うことなく、簡素に冷却システムを構成することができる。
(10) 第2バルブを、変速機作動油の油温(ATF)に感応して開閉するサーモバルブ15にした(図9)。
このため、上記(4)〜(9)の効果に加え、複雑なハード構成を不要とし、バルブ制御を行うことなく、簡素に冷却システムを構成することができる。
実施例3は、作動油熱交換回路を簡素化した例である。
図10は実施例3の作動油熱交換システムにおける作動油熱交換回路A3の構成を示す。以下、図10に基づき、実施例3の作動油熱交換回路A3の構成及び作用を説明する。
前記作動油熱交換回路A3は、図10に示すように、自動変速機1と、第1熱交換器2と、第2熱交換器3と、油路回路4,5,6,7,8と、サーモバルブ15(第2バルブ)、3方向弁16(第1,第3バルブ)と、第1熱媒体12と、第2熱媒体13と、を備えている。
前記3方向弁16は、実施例1の第1バルブ9及び第3バルブ11という2つのバルブを統合する弁であり、第2熱交換器3の入口3aへの油路を、直列配置時には油路回路8に切り替え、並列配置時には油路回路6に切り替えるように構成する。なお、他の構成及び作用は、実施例1と同様であるので、説明を省略する。
次に、効果を説明する。
実施例3の自動変速機1の作動油熱交換システムにあっては、下記の効果を得ることができる。
(11) 第1バルブ及び第3バルブを、2つのバルブを統合する3方弁16にした(図10)。
このため、上記(4)〜(8)の効果に加え、作動油熱交換回路A3のハード構成を、実施例1の作動油熱交換回路A1に比べ簡素に構成することができる。
以上、本発明の自動変速機の作動油熱交換システムを実施例1〜実施例3に基づき説明してきたが、具体的な構成については、これらの実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1では、切替構造として、第1バルブ9と第2バルブ10と第3バルブ11を用いる例を示した。また、実施例2では、切替構造として、第1バルブ9と逆止弁14とサーモバルブ15を用いる例を示し、実施例3では、切替構造として、サーモバルブ15と3方向弁16を用いる例を示した。しかし、切替構造としては、並列配置と直列配置での第1〜第3バルブの開閉パターンが逆であるため、3位置切り替えのソレノイドバルブを1つ用いるような例であっても良い。また、3位置切り替えバルブと1つのバルブを組み合わせて、バイパス配置と並列配置と直列配置を得るようにしても良い。
本発明の作動油熱交換システムは、自動変速機を搭載した車両であれば、エンジン車、ハイブリッド車、電気自動車等に対しても適用することができる。要するに、変速機作動油と熱媒体を熱交換する熱交換器を備えた自動変速機の作動油熱交換システムであれば適用できる。
A1,A2,A3 作動油熱交換回路
1 自動変速機
2 第1熱交換器
3 第2熱交換器
4,5,6,7,8 油路回路
9 第1バルブ
10 第2バルブ
11 第3バルブ
12 第1熱媒体
13 第2熱媒体
14 逆止弁(第3バルブ)
15 サーモバルブ(第2バルブ)
16 3方向弁(第1,第3バルブ)
B1 熱交換器配列切替制御系
21 ATコントローラ(切替制御手段)
22 アクセル開度センサ
23 車速センサ
24 ATF油温センサ
25 ライン圧センサ
26 変速機入力回転数センサ

Claims (11)

  1. 変速機作動油と熱媒体を熱交換する熱交換器を備えた自動変速機の作動油熱交換システムにおいて、
    前記熱交換器として、第1熱媒体と熱交換する第1熱交換器と、前記第1熱媒体とは別の第2熱媒体と熱交換する第2熱交換器と、を有し、
    前記第1熱交換器と前記第2熱交換器を、前記自動変速機に接続される作動油熱交換回路に設定し、
    前記作動油熱交換回路に、前記第1熱交換器と前記第2熱交換器の配列を直列と並列に切り替える切替構造を設けた
    ことを特徴とする自動変速機の作動油熱交換システム。
  2. 請求項1に記載された自動変速機の作動油熱交換システムにおいて、
    前記切替構造を、変速機作動油の油温情報に基づき制御する切替制御手段を設け、
    前記切替制御手段は、前記変速機作動油の油温を、低油温領域と中油温領域と高油温領域に分けたとき、前記中油温領域において主に並列配置とし、前記高油温領域において主に直列配置とする制御を行う
    ことを特徴とする自動変速機の作動油熱交換システム。
  3. 請求項2に記載された自動変速機の作動油熱交換システムにおいて、
    前記切替制御手段は、低油温領域において、前記第1熱交換器にのみ変速機作動油を流し、前記第2熱交換器を迂回するバイパス配置とする制御を行う
    ことを特徴とする自動変速機の作動油熱交換システム。
  4. 請求項1から請求項3までの何れか一項に記載された自動変速機の作動油熱交換システムにおいて、
    前記切替構造を、前記作動油熱交換回路に設定した第1バルブと第2バルブと第3バルブによるバルブ3個で構成した
    ことを特徴とする自動変速機の作動油熱交換システム。
  5. 請求項4に記載された自動変速機の作動油熱交換システムにおいて、
    前記第1バルブを、前記第1熱交換器と並列な油路回路に配置した
    ことを特徴とする自動変速機の作動油熱交換システム。
  6. 請求項4又は請求項5に記載された自動変速機の作動油熱交換システムにおいて、
    前記第2バルブを、前記第2熱交換器と並列な油路回路に配置した
    ことを特徴とする自動変速機の作動油熱交換システム。
  7. 請求項4から請求項6までの何れか一項に記載された自動変速機の作動油熱交換システムにおいて、
    前記第3バルブを、前記第1熱交換器と前記第2熱交換器を結ぶ油路回路に配置した
    ことを特徴とする自動変速機の作動油熱交換システム。
  8. 請求項2から請求項7までの何れか一項に記載された自動変速機の作動油熱交換システムにおいて、
    前記切替制御手段は、前記変速機油温に、前記自動変速機のライン圧と回転数のうち少なくとも一方をパラメータとして加え、前記第1熱交換器と前記第2熱交換器の配列切り替え制御を行う
    ことを特徴とする自動変速機の作動油熱交換システム。
  9. 請求項4から請求項8までの何れか一項に記載された自動変速機の作動油熱交換システムにおいて、
    前記第3バルブを、変速機作動油を一方向に流す逆止弁にした
    ことを特徴とする自動変速機の作動油熱交換システム。
  10. 請求項4から請求項9までの何れか一項に記載された自動変速機の作動油熱交換システムにおいて、
    前記第2バルブを、変速機作動油の油温に感応して開閉するサーモバルブにした
    ことを特徴とする自動変速機の作動油熱交換システム。
  11. 請求項4から請求項8までの何れか一項に記載された自動変速機の作動油熱交換システムにおいて、
    前記第1バルブ及び前記第3バルブを、2つのバルブを統合する3方弁にした
    ことを特徴とする自動変速機の作動油熱交換システム。
JP2014131505A 2014-06-26 2014-06-26 自動変速機の作動油熱交換システム Pending JP2016008704A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014131505A JP2016008704A (ja) 2014-06-26 2014-06-26 自動変速機の作動油熱交換システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014131505A JP2016008704A (ja) 2014-06-26 2014-06-26 自動変速機の作動油熱交換システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016008704A true JP2016008704A (ja) 2016-01-18

Family

ID=55226395

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014131505A Pending JP2016008704A (ja) 2014-06-26 2014-06-26 自動変速機の作動油熱交換システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016008704A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021156310A (ja) * 2020-03-25 2021-10-07 マツダ株式会社 車両用冷却装置
JP2021156311A (ja) * 2020-03-25 2021-10-07 マツダ株式会社 車両用冷却装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021156310A (ja) * 2020-03-25 2021-10-07 マツダ株式会社 車両用冷却装置
JP2021156311A (ja) * 2020-03-25 2021-10-07 マツダ株式会社 車両用冷却装置
JP7445205B2 (ja) 2020-03-25 2024-03-07 マツダ株式会社 車両用冷却装置
JP7445204B2 (ja) 2020-03-25 2024-03-07 マツダ株式会社 車両用冷却装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102812219B (zh) 发动机的冷却系统
JP4759676B2 (ja) 複数のハイドロリック式のシフトシリンダを制御するための装置ならびにツインクラッチ伝動装置に用いられるハイドロリック供給システム
JP6346426B2 (ja) Egrガス及びエンジンオイル冷却装置とその制御方法
JP4196802B2 (ja) 冷却水回路
JP5505331B2 (ja) 内燃機関冷却システム
US9903422B2 (en) Method for operating a clutch transmission, clutch transmission
EP2795163B1 (en) System and method to control automotive powertrain component temperature
JP5331884B2 (ja) 自動変速機の油圧制御装置
US20140169994A1 (en) Dual clutch transmission
CN103562514A (zh) 流体控制系统
CN103635670A (zh) 冷却系统
JP4863384B2 (ja) オートマチックトランスミッションオイル冷却システム及びその制御方法
JP2016008704A (ja) 自動変速機の作動油熱交換システム
US11668389B2 (en) Hydraulic arrangement for a vehicle transmission
JP6528673B2 (ja) 油圧式作業機械の作動油温度調節装置
CN112127985B (zh) 驱动装置的冷却剂回路和运行冷却剂回路的方法
KR890000350B1 (ko) 공기조화장치
JP2004084882A (ja) トランスミッションの油温制御装置
JP2008309362A (ja) 空気調和機
JP2008267444A (ja) 油圧制御機構を備えたトランスミッション装置
WO2011111338A1 (ja) 冷却ファンの駆動回路
JP6580909B2 (ja) 自動変速機油の温度調節装置
KR101565167B1 (ko) 건설기계의 팬모터 제어시스템
JP6971721B2 (ja) 冷却水路系の制御方法
JP2018105588A (ja) ヒートポンプ